2022/2/12 Sat
一体,どこ走ればええんや?
Overcast clouds, -12°C, Feels like -12°C, Humidity 83%, Wind 1m/s from W
毎回書いているような気もするが,今季の旭川は本当に雪が少ない.
印象的に季節が一ヶ月は前倒しされている.
つまり,3月半ばっぽい.
となると困るのがスパイクタイヤで走る場所.
自宅近辺は歩道こそ積雪があるものの,幹線道路は完全に乾いている.
天気は最高.
となれば,ハスラーに積んで雪のある場所へ.
そう,ヒルクライムで標高を上げるしか手段がない.
はい.
つーことで,いつもの湧水公園着.
相変わらず業者っぽい人たちが大量に水を汲んでいて大賑わい.
ここにデポしたということは...旭岳を登るということ.
ちなみに前回の記録はこちら.
出発したは良いものの,ご覧の通りむき出しの路面が続く.
ノーマルタイヤだとうれしいのだが,スパイクやしなぁ...
全行程約12kmのうち,だいたい3km付近の様子.
日陰や端には雪が残るものの,除雪車が削りまくったアイスバーン(&時々むき出しアスファルト)が続く.
スパイクと言えど,後輪カラ回りのノートラクション.
ただし天気は非常に良い.
前回は登れば登るほど悪化していったが,今日は逆.
旭岳山頂もくっきり見える.
旭岳温泉の建物群が見えてきた.
このあたりですら,ご覧の積雪量.
ゴールのロープウェイ乗り場まであと少し...は良いのだが,やたらに暑い.
額から汗がしたたり落ちて,サングラスがにじむ.
ロープウェイ乗り場に到着.
なんだか毎回毎回,建物周辺の同じ場所で写真を撮っているような気がするが仕方がない.
そして一部のスキーヤーやボーダーさん達に指さされるのも,いつもと同じ.
いずれにせよ快晴である.素晴らしい.
ビジターセンターに移動.
汗ぐっしょりのインナー,手袋を着替える.
自販機で神の飲料たる「赤コーラ」500ml缶,¥120を購入.
厳冬期のヒルクラでこれを飲みたくなるとは...
センター内のテーブルにて,日本人の道外観光客と(たぶん)東川在住のインドネシア人の方が談笑していた(もちろんマスク着用).
昼飯代わりの補給食を食べながら,その隣席の会話に耳をそばたてる.
それにしても,そのインドネシアの人,めちゃめちゃ日本語上手い.
日本のアニメが好きで,あちこちの聖地も巡礼済み.
かなりのツワモノとみた.
耳から学習でここまで日本語できるようになるねんなぁ.
Kazchariなんて,普段から洋画観まくって,あまつさえ英語圏に2年も住んでても,英語が全然身につかなかった.
6000人程度の町に日本人一人だったので”必要性”はあったはずだがダメ.
やはり,語学習得はセンスなのだろうか?
のんびりしてても仕方がないのでダウンヒル開始.
大丈夫なような気もしたが,念のたの電熱ベストも着用(結果的にアタリ).
そして一旦,ロープウェイ乗り場に戻り,”今日こそは”の「Insta360 ONE X2」を装着.
UTEBIT 強化版 関節式マジックアーム ダブルボールヘッド付き
Rakuby Crabプライヤー DSLRリグ液晶モニター用 1/4 インチ&3/8インチネジ穴付き
いつものフニャフニャ釣り竿クオリティの「3m自撮り棒」ではなく,120cmのしっかりしたタイプを持参.
まずは,クランプ経由でファットバイクのリアキャリアに装着.
これだけだと走行中の振動で間違いなく自撮り棒が倒れてくるので,マジックテープ2本を使い,ぐるぐる巻きでキャリアに固定.
これが大正解だった.
段差の激しい走行中も緩むことなく,安心感が半端ない.
モンキー125での運用もこの方式でOKやね.
ロープウェイ乗り場から撮影を開始する.
途中で停車して山バックのスチールを.
さて,ここからは「Insta360」動画からの切り抜き画像.
ホンマ,まるで後方から追いかけてくる自動追跡ドローンによる撮影っぽい.
デジカメ誕生から,ほんの僅かの合間に民生機がここまで進化するとは,毎回驚かされる.
ただ...この「Insta360」を毎回素晴らしいと書いてはいるのだが,やはり使いどころが難しい.
これまで「TG-Tracker」「GoPro」「LUMIX GH4」など,様々な動画機材を買ってて言うのも何だが,Kazchariは静止画,つまり世界を切り取った「写真」の方が好きかもしれん.想像の余地が多い分,何やらドラマを感じる.
最近買ったパソコンで動画編集にも挑戦している.
写真に比べると,膨大な手間と時間がかかる.
そして,編集のみならず,その鑑賞にも時間がかかる.
少なくとも動画撮影に必要な機材の購入はこれで最後かな...
はい.
そんな終活っぽい話はおいといて,ダウンヒルの件.
全く吹雪いておらず,太陽も見える天気の良さ,そして濡れた服を着替え,電熱ベストを着,アイスバーンゆえ速度を落として下るも...寒いものは寒い.
まぁ,体感温度マイナス20は逝ってるやろうしな.
むき出しの身体で下る以上,もはや何をしても無駄かも(おっと「そもそも真冬のヒルクライム自体がおかしい」という話はナシだ).
無事にデポ地点に帰還.
身体をガタガタ震わせながら,前輪を外してファットくんを積み込む.
これだけブチブチ言いながらも,またすぐに登りたくなるんやろな.不思議だ.
それにしても...これ以上降らない日が続くとスパイクタイヤで乗れる場所が,早々に消滅しそうである.