ファットなBRM911旭川200km(その3)

2022/9/11 Sun

同行二人.私の好きな言葉です(誤用)

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【81.7Km:PC3 セイコーマートけんぶち店】

そこそこ空腹だが,ここまで来たのなら次の目的地である幌加内でそばを食うことにする.
距離と時間を考えると,ちょうどお昼時になるだろう(伏線)

つーことで,ここでの補給はおにぎり2個ファンタで済ませる.
それで十分では?という声も聞こえてきそうだが,チャリダーのカロリー消費は半端ないのだ.
どれだけ食べても全く太らない...と言いたいところだが,そうでない方もチラホラ.不思議だ.

自転車はむしろ太る?!筋肉太りでもないのに体重が増える理由

補給を終えて出発する頃,ファットバイクのOさんが到着.
このパターンがほぼPCごとに続く.

200mほどの折り返しルートなので,同じくファットなKaba3ともすれ違う.
が,この後,Kaba3はとんでもない悲劇に見舞われてしまう.

道道を離れて,美瑛っぽい風景の丘コース(農道)へ.

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美しい.
ある意味,このブルベのクライマックスである.
GWに開催されることが多いブルベなので,同じ場所だが風景が異なり新鮮.

2018年に初めてここを走った時は,この時点でもうボロボロやったなぁ.
「まだ100kmもあるんか...」と絶望しかなかった.
今日はファットにも関わらず「もう100kmしか走れません!」と筋肉体操マインド強め.壊れてしまった.

丘を登りきるとダウンヒル.
あちこち砂が浮いているが,ファットなら無問題.

道道251号で幌加内へ向かう.
クライマックスの次は少々退屈な道.
オマケにやや向かい風.
さらには脚の疲労も徐々に重なって,ペダリングが辛くなってきた...いや,キツくても楽しい!
ぐわぁ~ミニベロの人に抜かれたぁ!

長々と続く坂を登りきり,幌加内町に入る.
折り返しコースを間違わないように右折すると,また坂...
誰も戻ってこないなぁ...とやや不安になるが,無事通過チェックポイントに到着.

【113.2Km:通過チェック1 幌加内湖公園キャンプ場】

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クイズの答えを確認し,湖沿いにあるキャンプ場にてトイレと水の補給.
折り返しで,またまたOさんとすれ違う.

現在12時過ぎ.
今日は日曜日.
幌加内の飲食店(そば屋)はそれほど多くない.

導き出される答えは...長蛇の列.

一応ブルベ中なので時間制限を考慮すると,(そばは)食えないかもしれん,と心配になった.
確かセイコマもなかったよなぁ...

国道につながる交差点で左折.
最初に目に入った「あじよし食堂」
のれんが出ていて営業中だが,人も並んでないし,クルマも2,3台しか停まっていない.
おお,これはラッキーとファットで乗りつける.

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のれんをくぐる.
結構空いていて拍子抜け.
ぼっちなのでカウンターに座る.
天ぷら定食などをガッツリいきたいところだが,さすがに油モノは避け「かしわそば」を注文.

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美味しゅうございました.

実はKazchariが食べている間に,ブルベ中の人も含め,お客さんがゾロゾロやってきて待ち時間が発生.

いやいやホンマにラッキー.
天気だけでなく,食に関してもブルベの神様に愛されているなぁ...感謝.

店を出て,しばらく走るとOさんの姿が.
話しかけると,「そば」は食べられなかったとのこと.
有名なバスターミナルのそば屋さんはなんと90分待ちだとか.

代わりにAコープで「”特製”チキンカツ弁当」を食べたとのこと.それはお気の毒に...あーいやいや,そうですよねぇ.幌加内で,あえて「そば」を食べないってのが”通”の嗜みですよねー(棒)

つーことで,この後,しばらくOさんと同行.
「1300」あるある話で盛り上がる.

その他のネタとして,来年の「トカプチ400」のウワサを聞く.
何やらルートを逆転して,先に南部(平坦コース)を走り,後半つまり夜間に幌鹿・三国峠を周るようにするらしい.うわ,キツ.地獄や.
夜の鹿アタックは大丈夫なのだろうか?
ひょっとして,来年は400ブルベの100周年記念?
あーでも300の記念メダルはもう手に入らないからコンプリは無理やなぁ.

いずれにせよ,幌加内から深川(多度志)までの約30kmはコンビニが存在しないプチ飢餓地帯.
さらに毎回向かい風に悩まされる区域である(今回はそうでもなかった).
ここをOさんと会話しながら走れたのは非常に助かった.
ありがとうございます.でも「かしわそば」は美味しかったです.

もう何度も通っているルートなので,自販機の場所は把握している.
いい加減ノドが乾いた頃,ロードの人が停車していた自販機前にピットイン.

てっきり参加者かと思ったら一般のサイクリストでした.
しっかりブルベにお誘いしておきました.

うれしいことにこの自販機,最近ドはまり中の「ファンタプレミアオレンジ」が入っていた.

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やっぱり愛されているぞ,Kazchari.

補給も済んで,こここからは「TTポジション」かつ「気分はファン・アールト」走法で激踏み.
”みんな大好き”多度志のセイコマもパスし,一気に深川市内を目指す.

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【161.1Km:PC4 ローソン深川市役所前店】

ここも馴染みのPC.
冷たいものが欲しくなり「アイスクリーム」やら「キャラメルマキアート」やら「エナジージェル」を購入.腹は大丈夫なのか?

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しばらくするとOさんも到着.
ここで衝撃の情報.
なんと「Kaba3のファットバイクが爆発した」というもの!
テ,テロなのか? それとも違法改造のモータードーピングでもしてたのか!?
(真相は気温上昇でタイヤの内圧が上がり,チューブレスタイヤのビードがリムから外れた...らしい)

ちょうどスタート時,Kaba3から「チューブレスにすればいいのにぃ~軽くなるよぉ~」という”悪魔のささやき”を受けていた.
もうKazchariは一生チューブします.

Oさんは「回収が必要じゃないの?」と心配されていた.
(その後,修復し再スタートしたとの追加情報.さすがだ)

さて,残り40kmちょい.
どういう道かは熟知している.
最後の正念場である.

【179.4km:通過チェック2 上湯内ダム石碑】

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今回は写真だけでなくクイズ付き.
しっかりと答えを確認し,そそくさと出発.

だいぶ日が落ちてきた.
ロードだったらもうゴールしててもおかしくない.
やっぱり時間かかるなぁ.
脚のダメージもかなりキテいる.
幸い,持病の腸脛靭帯炎はここまで発症せず.

まぁ,ツラいと言っても,この時に比べれば...

ファットなグラベルミーティングライド

湯内峠を越えるとトンネルが見えてきた.
心なしか紅葉が始まっているような,いないような...
夏も終わりだね~

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ここのトンネルを越えると,旭川まで続くご褒美ダウンヒル! ヒャッハー!

下りきる頃,前後ともライトを点灯する.
大好きな夜間走行開始...と言いたいところだが,ゴールはもうすぐそこ.

【203.7km:ゴール ローソン旭川神楽5条店】

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ロードの人と一緒に無事ゴール.
いやーなかなかキツかった(けど楽しい).

ちょうど”謎のファットバイカー”の方も少し前にゴールされていたようだ.
せっかくなので話しかける.

Kazchari「TREKのファットって珍しいですよねぇ.ところでなんでファットなんですか?」(←オマエが聞く?)

ファットの人(Nさん)「これでブルベ走るの初めてなんですよ」

Kazchari「ひょっとして,ロードで200出るのに飽きたとか...」

Nさん「ええ,まぁ...」

Kazchari「そうですよね.何か”縛り”が欲しくなりますよねぇ」

誰もが通る道なのだろうか?

と,エラソーなことを言っているKazchariですが,次回のブルベはロードで出ようと思います.ファットで200kmは楽しい(けどキツい).

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自宅からの距離がプラス5kmされている.
朝7時発だったので,グロスの完走タイムは11時間か.
まぁ,だいたい予想通りやね.

ゴール受付のため神楽岡公園へ戻る.

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暗闇の中,わちゃわちゃ.
先程は秋の気配うんぬんと言っていたが,ここで蚊の猛攻を受ける.
きっと汗臭いおっさん達のせいだ.
もちろんKazchariの背中に付けた「おにやんまくん」は暗闇では役立たずだ.

ボールペンを借りて各PCのタイムとクイズの答えを記入.
¥1,000を払って,100周年記念メダルをGet!

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さて,知り合いのみなさんと再会を誓って,自走で帰路につく.

しんどいだの,ツラいだのと言ってますが,間違いなく疲労感=達成感.
これがクセになって,またエントリーしてしまうのだろう.

つーことで,地元開催に敬意を払って(?)ファットバイクで参加した2022年版「旭川200」
これまでより獲得標高が増えたような気もするが,きっと気のせいでしょ.
向かい風地獄にはならなかったけど,ファットにとってはさすがに長距離.
TTバーのおかげでだいぶ救われた.
幌加内にて,待ち時間無しでそばが食べれたのは,ホンマに奇跡としか言いようがない.

一緒に走ってくださったランドヌールおよび運営のみなさん,どうもありがとうございました.

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夜間走行で使用したライトたち.

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