2022/9/11 Sun
ココロはロンリー.気持ちはファット.
2022年版「BRM911旭川200km」は定刻通り7時にスタート.
みなさん,一斉に走り出すのかのと思いきや,なかなか動かない.
ここは一発,ド目立ちのファット軍団出撃ということで,壮大なタイヤノイズを撒き散らしつつ,先頭を獲る(誇張表現).
まぁ,すぐにSさんを始めとするガチ勢に追い越されたけどな.
公園を出て自宅へと戻るコースをたどる.
イベント参加中というだけで,いつもとは風景が異なる気がする.
やはり感情は視覚認知に影響を与えるなぁ.
東川に向かう直線道路.
ファット3台のうち,ここまでずっーとKaba3がひいていたので,マナー的に「そろそろ交代せなアカン」と先頭に出る.
そして,空気抵抗を減らすためTTポジションへ.
巡航速度が上がる.
そう,先月の「旭川100kmサイクリング」で実感した通り,ロングライドではファットにTTバーは必須なのだ.
安物の中華アルミ製だが極めて丈夫.
軽量化のため前後切断し,計10cmほど短縮している.
SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32
だがしかし,結果的にこの先頭交代が,序盤にしてファット軍団の協調を崩すことになってしまった.
すんません.
【15.9km:PC1 セブンイレブン東川北町店】
100周年記念大会ということもあり,今回は大人数の参加となった.
ブリーフィングでも,お店に迷惑をかけないこと(ただでさえ目立つ蛍光ベスト)が周知され,混んでいる時は,少し進んだセイコマのレシートでもOKとのお達しがあった.
現状ほぼ先頭グループで,空いていたため,そのままセブンで買い物.
まだ腹も減っていないし,水もボトルに残っている.
エナジーゼリーのみ補給.
5分も滞在せず次のPCを目指す.
結局,ロードでもファットでも行動パターンは同じやな.
キトウシ横の激坂をダンシングで登り,一気にダウンヒル.
そのまま勢い余って,桜岡方面に突入しようとするが,後ろから来たロードの人に「道,間違えてますよ」と教えてもらう.
いつものクセでついつい.
2022年の最新コースでは,別のルートで当麻に向かう.
ここに激坂が用意されていた.
従来の「高砂温泉ラスト坂」の代わり?
ちょうどこの坂の登攀中,これまで様々なチャリイベントで一緒になったIさんと会う.
BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その1
Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)
「1300」の思い出を話しつつ,しばらく並走するが,Iさんはロードバイク.先行していく.
こんな感じで複数の参加者に抜かれたため,次のPCこそ混んでいるのでは?と思い,愛別の橋のそばにある公園にてトイレを済ませる.ついでにボトルに水を補給.
ブルベ序盤のあるある戦略やね.
【46.7km:PC2 セブンイレブン愛別町店】
実際にはさほど混んでおらず,おにぎりとエナジージェルだけ購入.
店頭で休んでいると,先に到着した参加者がメカトラで困っていた.
どうやら陥没穴に前輪がつっこんだようで,Di2のバッテリ基部(?)が壊れたらしい.
「1300」でも改めて感じたが,北海道の道路状況は決してよくない.
過酷な環境のため損傷が激しく,また広大すぎて補修が追いつかないのだろう.
特に有名なのが「低温ひび割れ」.
一定の間隔で現れる横方向のクラックである.
サス付きのクルマやオートバイではそれほど気にならないが,カチカチのロードバイクだと,これがまぁガッツンガッツンと地味に身体にダメージを与えてくる.
Kazchariのロードバイクは振動吸収,乗り心地に定評のある“パリ・ルーベマシン”Domaneだが,こいつですら「低温ひび割れ」にはストレスを感じる.
だが! 本日はファットバイク.
この格段の乗り心地の良さ!
前後リジットにもかかわらず,ボヨンボヨンのタイヤ圧(1.0Bar)のおかげで快適走行.
その他,ファットバイクのブルベ使用には利点も多い.
- 砂利が浮いていても気にならない(田舎のカーブ).
- キックスタンドが付いているのでどこでも停車可能(カーボンロードだと☓).
- アームレストに手を置いてママチャリポジションが取れる(着座位置の自由度が高い).
- ローギアがでかいので激坂が楽.
- 何しろ目立つ(通行人や対向するチャリやオートバイに2度見される).
一方デメリットは...車体が重いことと,タイヤの転がり抵抗がとんでもないこと.
しかあし,このデメリットのは「トレーニング用として極めて優秀なマシン」と捉えることもできるのだぁ!
まぁ,最近連続参加したグラベルイベントのおかげで「グラベルロードが欲しい病」に罹患中なのも事実なのだが.
やっぱり速さ“も”欲しいなぁ.
とかなんとか妄想している場合ではない.
今のブルベに集中.
ファットでは未知の距離.
稼げるうちに距離を稼ごう.
国道40号に入る.
交通量は多いし,路肩は狭いしで嫌な道だ.
塩狩峠まで踏ん張って,後は下り基調.
途中,パンクで停車中の参加者グループの姿を見る.
ロードと違ってファットのパンク修理は大変.
あのバカでかくて重い交換用チューブは持参していないので,パッチ対応になる.
まぁ,あまりパンクする気はしないけどな(油断大敵).
SCHWALBE(シュワルベ) 26×3.5/4.8(ファットバイク)用チューブ 仏式 40㎜バルブ 13J-SV 2本セット [並行輸入品]
パナレーサー パンク修理 イージーパッチキット RK-EASY
剣淵の市街地へ.
あわよくばここで昼食を...とも考えたが日曜の昼間なのに,店が開いている気配がない(まだ早い?).
北海道の小さな町はどこもこんな感じ.
いや,北海道っつーか日本に限らんな.
昼下がりの気怠い雰囲気の静かな町は,これまでも何百回と通過してきた.
【81.7km:PC3 セイコーマートけんぶち店】
これまた毎度おなじみのセイコマけんぶち着.
ここで全行程の半分…には足りない(今年は少し短い).
それにしても天気が良い.
「1300」に引き続き,ホンマ,今年はブルベの神様に愛されているなぁ...
(その3へ)