2023/10/27 Fri
ETCと雪虫の罠
長かった新コロ特別体制が緩和され,2019年以前の状態に戻りつつある.
Kazchariの業務もそう.
道内各地の病院訪問業務がここ数年できなかった.
世間にやや遅れ,それがようやく解禁.
久々の遠隔地,函館出張の任務が下った.
函館へは旭川から道央自動車道を使って450km,約7時間の距離がある.
もちろん,高速やガソリン代,宿泊代は職場が負担してくれるのだが,せっかくの遠征である.行って何もせず帰ってくるだけでは面白くない.
つーことで自主的に滞在を1日伸ばして函館ライドを堪能することにした.
※もちろん職場の許可はいただいております.
まずは金曜日.
朝8時半自宅を出発.
ここでまず懸念事項発生.
うちの職場では出張費の清算に(当然)領収書が必要.
高速道路を使った際には,ネットの「ETC利用照会サービス」を利用して,利用履歴(料金)をプリントアウトして提出することになっている.
ご存じの方も多いと思われるが,このシステム,少々問題があって,15ヶ月間サイトへのログインがない場合,サービスが強制解約されるのだ.
それもあってか,ログイン催促を装った詐欺メールが横行している.
メールの真偽を調べるのが面倒&新コロのおかげで出張中断,と完全放置していたせいで,いつの間にかマジで解約されていた.
出張前に確認を試みたが,当然のごとく旧IDでアクセス不可.
あわてて再登録するもなぜか以前のメールアドレスでは受け付けてくれない.
どうなっとんねん!
で,ただいま調査中(サポート電話が全然つながらん).
ちなみに高速料金だが,
旭川鷹栖IC-札幌IC ¥2,740/¥1920(休割)
札幌IC-札幌南IC ¥320/¥220(休割)
札幌南IC-大沼公園IC ¥4,930/¥3,450(休割)
合計¥13,580.
これが自費になるのは辛すぎる.
もちろんETCを使わず現金払いするとその場でレシートがもらえるので無問題なのだが,ETCの快適さを知ってしまうと料金所でいちいち止まるのは誠に面倒.
さて,金曜日の天気予報は曇り.
気温やや高め.
本日はクルマによる移動なので,それほど天気に左右されないのだが,途中で本日ほど雨を望んだ日はなかった.
そう,一昨日あたりから大問題となっている「雪虫アタック」である.
いやいやひどいひどい.
一般道でさえフロントガラスにぶつかって飛散.
群れに突っ込むとまるで大粒の雨に当たったような音がする.
こいつがやっかいなのは,通常の昆虫以上に油分を含むため,ウォッシャー液によるワイパー清掃もほぼ無意味.
走るたび,雪虫との衝突が増える度,視界がどんどん悪くなっていく.
札幌を過ぎて千歳-輪厚付近で結構な雨.
これで多少はキレイになったが,すぐに止んでしまった.
SA,PAで停車するたびに,たまたまクルマに積んでいた(献血でもらった)ウェットティッシュで拭く.想像以上にキレイになる.
ただし時間の問題.
出発すると,あっという間に元の木阿弥.
これを3回ほど繰り返す.
不思議なのは,スポーツ系やプリウスなど,フロントガラスがスラントしたクルマはあまり被害を被っていないこと(気のせい?).
ガラスが立ったハスラーなどのミニバン系と比較すると,同じ道程を走ってきたとは思えないキレイさ.
やっぱりフロント部の形状って,こういう時に差が出るのー
さて,長距離移動のお供と言えばギガ消費を全く気にせずに済むiPod.
今日も今日とて一人アニソン絶叫ライブ.
音痴だのなんだのと揶揄するモノはいない.
※ 高速走行中の攻殻の『Rise』は危険
ただし,この個人ライブ,ドラレコには当然録音されているわけで...いろんな意味で事故後,回収されるとヤバい.
昼飯は有珠山SAで.
この函館までの道程には有名なデンジャーゾーンが存在する.
具体的な地名の言及は避けるが,道民なら誰もが知っているあの区間である.
そこのエリア近づくと,変形するクルマに乗ったガタイの良い二人組のにーちゃんによる“公的な〇ツアゲ”を警戒し,誰もが先頭車両にならないよう牽制が入るのが面白い.
Kazchariのハスラーは,様々な駆け引きの末,単独走行にはならず,競走馬の搬送トラックと白いベンツの間に挟まれて走行.
絶大な安心感のままクリアした.
で,アポの時間に無事間に合い,仕事をちゃっちゃと終える.
『HOTEL GROVAL VIEW 函館』にチェックイン後,飲み会に参加.
市電を利用して移動.
地元にない乗り物は新鮮だ.
それにしても,本州に近いせいか,函館の町は北海道っぽくない.
狭い土地に人,モノ,食料,宗教,和人,アイヌ,西洋など様々なモノが凝縮している感.
まぁ,14世紀以降,ましてや松前藩の時代にはこのあたりは和人が進出してたしな.
それにしても...先々週に尋ねた利尻島の”海鮮モノ日照り”と違って,函館の充実感は素晴らしい.
函館名物の市電も終電を過ぎていたので,徒歩で宿まで帰ったら23時を越えていた.
さらにそこからサ活.
天然温泉が肌にピリピリ(やや刺激系).
結果,就寝時間は実に深夜1時.
明日はお楽しみのライド日なのに,起きれますか? 大丈夫ですか?
天気予報は...えっ? 雨のち曇り!?