BROMPTONな四国一周ライド Day1:松山~ちょいしまなみ~四国中央

2025/11/8 Sat

チャリの聖地へ

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晴れ.温度:12 ℃,湿度:77%,体感温度:9 ℃,風速:13.0 km/時,風向:E

Day0はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day0: 旭川~松山

朝6時に起床.
BROMPTONで運ぶ荷物の最期の取捨選択.
この時の選択が後の運命を良い方に...分けたのか?

もっとも悩んだのが着替え.
ジャージ2枚,長袖インナー2枚,ビブ2枚,部屋および外出着としてTシャツ2枚,パンツ2枚の布陣.

初日は「納沙布岬1200ジャージ」を着て,北海道愛をさりげなく主張(イミフ).

これらを圧縮袋に詰めてフロントバッグに入れる.
洗面セット,常備薬,サンダル,チェーンルブ,工具,モバイルバッテリーも持参.

全てのパッキングを終え,ジャージに着替えて朝食へ.

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まぁ,よくあるメニュー.

8時前,部屋からBROを出す.
不要品は輸送箱に放り込んでフロントに預ける.
行きと帰りを同じホテルにすると,この技が使えてベネ.

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さぁ,出発.
まずは始まりの地である愛媛県庁を目指す.

路面電車の走る町.好きだ.

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実はこのフル装備での走行は初めて.
27.5リットルの大容量フロントバッグの重量は持った感じで7kg近くはありそう.

前部にそれだけの重さがかかれば,かなりふらつきそうなものだが,そこはBRO
バッグはフレームラック直付けのため,走行にそれほど影響を与えない.
頑丈なスチールフレームの直進安定性が素晴らしい.

数百メートルで県庁着.
四国一周モニュメントでの撮影を敢行.

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変なところに派手なクルマが停まっている.
どうやらPRカーのようだ.

休日&早朝のため周囲に人がおらず,撮影を頼めなかった.
まぁ,自撮りで良いでしょう.

ちなみに「台湾一周」のスタートは「松山駅」
これも偶然の一致なのか,オブジェはオレンジ色.

2024年3月17日撮影

さてここからは,基本的に公式コースをトレースしつつ時計回りで走る.

四国一周の証明となる道の駅を通過するため好都合なのだ.
ナビサイコンの「bryton S500」には日ごとに分割したルートをインストールしてあるが,公式だと11日で周る設定となっている.

今回,Kazchariの旅程は正味8日間
ゆえに1日の走行距離をこれより延ばす必要がある.

その公式のスタート地点はどうやら道後温泉.
遠回りになりそうなのでいきなり無視.
県庁を出て今治を目指す.

言うまでもなく松山市は大都会.
信号坂の連続攻撃をお見舞いされる.

なぜか土曜日にもかかわらず,クルマも学生さんのチャリも多い.
なかなかストレスフルな走行となったが,ブルベではないのだ.
時間制限はない.焦っても仕方がない.

それにしても...久々の関西,いや西日本の道路.
交通マナーがめちゃめちゃである.

まずクルマによる追い抜きの際のチャリとの間隔が異常に狭い.
煽られているわけではないが,いつひっかけられても不思議ではない.

当然クルマ同士の車間も狭い.
渋滞地帯で突然の衝撃音.
ほら,いわんこっちゃない.オカマ事故を目撃.

そしてオートバイ.
北海道と違って,こちらのオートバイは右車線どころか路肩を使って左側からもクルマに追い越しをかける.
要はすり抜け文化マンセーである.

これでは命がいくつあっても足りなさそうなので,チャリ通行可の表示があれば積極的に歩道を走ることにした.

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このデカ・バッグ,確かに走行中は安定しているが,停車時は要注意.
ハンドルをスタンドと反対側に切って安定感を確保.
それでも油断すると倒れそうになる(最終的に2回倒した).

緊張感のせいか腹が減ったのでローソン・ストップ.

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走行再開.
陽が昇るにつれ,徐々に暖かくなってきた.
長袖インナー+夏ジャージおよび短ビブの組み合わせで十分な気候.

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海が見えて来た.
このように歩道が広く実に走りやすい.
さすがサイクルツーリズムを前面に押し出している愛媛県である.

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やがて四国一周認定クリア条件の道の駅「風早の郷 風和里」に到着.
スタンプをゲットするのだ.

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記念すべき第一スタンプ.

一周認定のためには,公式チャレンジパスに記載されている道の駅(29か所)全てをクリアする必要はない.
愛媛県の場合,県内3か所を押せばよいとなっている.

これがよくできていて.松山から北方面には2か所しかない.
つまり一周して南側で3か所目に立ち寄る必要があるのだ.

注意点はもう一つ.
このスタンプは施設の開業時間しか押せない.
早朝や夕方以降は到着してもゲットできないのだ.
タイムマネージメントが重要である.

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で,愛媛と言えばみかん(≒ポンジュース)である.

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「愛媛では蛇口からポンジュースがでてくる」という都市伝説を現実化したのがこのシステム.空港にも設置してある.

残念ながら無料ではなく,お値段は少々高く1杯¥360.
当然,ケチケチKazchariは買わないっつーか,普通に瓶入りの方が安くね?

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先に進む.
快適な歩道は姿を消し,狭い車道を走ることに.
怖い怖い.
台湾でも装着したが,やはりバックミラーは必須装備.

ただしところどころ,海側に無理やり張り出した歩道も散見される.
グレーチングの下は海である.

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四国名物,お遍路さんの姿も見かけるようになってきた.
昔のような笠+白装束のガチスタイルはほとんど見かけず,トレッキングウェアで固めている人が多い印象(特にガイジン)
より機能的になったのだろう.

下の建物は交番.味わい深い.

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工場萌え.
この写真を撮った後,バランスを崩してBRO倒れる.
縁石でフロントフォークにキズがついてしまった...シクシクシク36.

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海洋公園のオブジェ.
どことなく台湾の港湾沿い.
どこも似たような造りになるのか.

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今治着.
うむ.なかなかのハイペースだ.
今日は距離稼げそう.香川まで行けるかも...と思った時期がKazchariにもありました.

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しかあし,ついつい見つけてしまったのがこの看板.
し,しまなみ海道だとぉ! 尾道だとぉ!

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今回全く行くつもりがなかったしまなみ海道
ちょっとだけやぁ~ちょっとだけやぁ~橋をちょろっと見るだけやぁ~

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あっ,某コミックで見た事ある坂や!

しゃーないなぁ~坂を見ればスイッチが入るんはしゃーないなぁ~クライマーやしなぁ.

らせん状の坂をぐるぐると登り,見えて来たのは巨大なブリッジ.
おぉ,ここがサイクリストの聖地,しまなみか!

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うぉーこれはスゴイ.
とんでもない景色が広がる.
好天も相まってテンションマックス.

コース上はもちろんキープレフト.
景色に見とれていたら,知らずにセンターを割ってしまい,前からきたチャリダーに謎の言語で怒鳴られてしまった.
すいません...ぐらい超絶で非日常.

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よくわからんけど,謎の料金所.
馬島に下りるか下りないかのジャンクション.

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大島到着.
ここで一旦,橋から降りる.
3~4%の勾配.
こりゃ確かに普段から乗ってない人は登るのしんどいわ.
クライマー的には大好物やけど.

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大島にある道の駅「よしうみいきいき館」着.
12時になった.

これ以上進むと尾道まで行ってしまう.
あくまで目標は四国一周.今日はこれくらいにしといたるわ!

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おいしそうな海鮮物が並ぶが,いかんいかん.
落ち着いてしまうと旅の目的を見失う.
思い切り後ろ髪を引かれつつ,走って来たルートを戻る.

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この先,あちこちで見かけるお地蔵さん的オブジェ(違いがわからん)
そういや北海道では見ない.

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先ほどのスロープを登り返す.
これ11月やからいいけど,真夏だと地獄の暑さが予測される.

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しまなみ海道の何が面白いって,原付,しかも二種(~125cc)まで通行可能だということ.
つまり我が「モンキー125」も走れるのだ.
もちろんチャリ / 歩行者とは別の道が用意されている.
実際,2人乗りの原二が爆走しているのを見た.

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帰りは追い風であっという間にスタート地点に戻ってきた.
また来るぜ,しまなみ.あばよ.

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コースに戻り,しばらく走る.
さすがに腹が減った.
もうなんでもいいからっつーことでセブンイレブンに.
まるでブルベ.食事というより補給.

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さて14時である.
そろそろ今宵の宿を決めよう.
台湾ではagodaを使っていたが,昨今,そのやらかしが色々と発覚.
信用が地に落ちている.
つーことで,Yahooトラベルで検索.

日没時間は17時.
残り3時間だと行けて四国中央市ぐらいか...って四国中央市って何?

いわゆる平成の大合併で誕生したらしい.
ちなみに,川之江市・伊予三島市・土居町・新宮村が旧自治体名.
やはりこちらの方が馴染む.

いくつか並ぶ宿に「AZ HOTEL」があった.
九州や四国のロング・ブルベの宿泊先としてよく聞く名前だ.
格安な上,悪い話は全く聞かない.
これは一度泊まらねばなるまい.

【公式】AZホテルチェーン

無事予約.次の目的地を目指す.

道の駅「今治湯ノ浦温泉」着.

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スタンプゲット.これで愛媛はあと1つ.
四国は温泉地が少ない.
この旅の途中,温泉付きの宿とか泊まれないだろうか...
台湾の温泉宿,最高でした.

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

このまま幹線道路で向かうものと思いきや,新居浜付近で突如コース変更.
海岸沿いを離れて内陸に向かうことに.

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暖かいを通り越して暑い,
こんな時には熱いブラックコーヒーとアイスの組み合わせ.
おやつですね.

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徐々に宿までの残り距離が縮ってくる.
あぁ,今日も終わりか.しまなみも走ったし,充実した一日だったなぁ...つるかめつるかめ(誤用)

だがしかし,最後の最後に超級山岳が用意されていた.

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登れど登れど全然山頂が見えてこん.
せまる夕闇.
「しまなみ」という余計なルート(さっきは褒めてたのに)を走ったおかげで,終わりかけの脚.
いやぁ,辛かった&辛かった.

それでも回せばいつかは終わるのが坂.
絶景の頂上に立つ.

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後は快適なダウンヒル.
フロントライトをスイッチオン.
予定の17時を少し越え,やや郊外にある「AZ HOTEL愛媛土居インター店」に到着.

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もうフロントのスタッフからして感じが良い.
チャリで来たとみるや,部屋を1階に変更してくれたり,チャリの持ち込みももちろんOK.
ちゃんとタイヤを拭くタオルまで用意してくれる.
他,設備の説明も親切丁寧で好感しかない.
こりゃブルベ民に人気なのもわかる.

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周辺にレストランの類はない.
ファミマまで1kmほど.
チェックイン後,BROに乗って買い出しに行く.
夜もコンビニ飯か.やれやれ.

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後で気づいたが,AZにもバイキング形式のレストランが併設されている.
バイキング方式で¥1,200程度.安い.こっちにしたらよかった.

つーことで寝床も決まってまったりとした時間.

本日の走行距離は100km越え.
たが,想像よりもカラダのダメージは少ない.
「薄野200」でひどかった肩周囲のコリがほぼない.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

これはPハンドル効果だろう.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

さて,明日の天気はと...あ,雨100%!?

その2へ続く.

EPICなGLT:ゴールデンラーチトレイルMTBライド-2025

2025/10/12 Sun

合宿2日目 ~ 激坂リベンジ

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曇り.温度:8 ℃,湿度:80%,体感温度:7 ℃,風速:7.6 km/時,風向:SE

合宿1日目はこちら ⇒ EPICなHIGUMA CYCLEで開陽台ライド

ここは佐伯農場:マンサードホール.
困ったことになかなか寝付けなかった.

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3シーズンシェラフにインナーシーツ.
それに備え付けの毛布をかぶせる.
これで寒さはしのげたが,問題はやはり敷布団.
マットレス1枚は薄い.
北見での悪夢再びか...己の繊細さが憎い.

と,嘆いても仕方がない.
寝不足でのイベント参加なんてこれまでも何度もあった.
いざスタートすればアドレナリン全開で問題なし.
レースじゃねぇし.

昨日ご一緒したK原さんは本日はお仕事ということで離脱.
ゴールデンラーチトレイル(GLT)は,K野さん,T橋さん,Y田さん,Kazchariの他,本日到着のO野さん,H名さんが参加.
計6人で走る.

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夜露を避けて,チャリは室内にて保管.
映画の1シーンの様で何かカッコいいぞ.

ウェアは長袖インナーに起毛ジャージ.
ビブにレッグウォーマーである.
グローブは指出しで粘る.

朝食後,HIGUMA号にチャリを積載してスタート地点まで移動.
トレイルは基本的にここからの下りなので,既にそこそこの標高.寒い寒い.
昨年の温かさが恋しい.

ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加

そんな寒気に負けじと,いよいよ2025年のGLTライドのスタートである.

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序盤は普通の林道.
走りやすいダブルトラックの道が続く.

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ヒグマとの遭遇を避けるため,できるだけ集団で走る.
気のせいか,常に見張られているような気がしないでもない.
分岐も所々にあるので,どう考えても一人で走るのは危険な道.
プライベート走行は絶対ダメです.

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最初の林道をクリア.
軽量MTBの我がEPIC,昨年のファットくんより楽しいぞ.
とは言え,ここまではグラベルロードでも十分走れます.

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徐々に道幅が狭くなりアドベンチャー感が増してくる.

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そして現れる倒木.
風が強い日が続いたゆえ.
コース上,幾度となく遭遇する.
佐伯さんが頻繁に森に入り,出来る限り整備してくれたそうな.
ありがたし.

倒木はチャリを担いで上からパス,下をくぐる,迂回するなど様々なパターンで乗り切る.
同じ林道ツーリングではあるが,オートバイだとこうはいかない.重過ぎる.

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このトレイルの名称由来,ラーチ=カラマツ林を貫く直線道.

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残念ながら天候も相まって,写真ではあまり映えない.
つーか,今年の北海道は全体的に紅葉の色づきがイマイチな気がする.
夏が暑すぎた?

いただき画像
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下の写真は倒木を避けてのう回中.
こういう面倒くささが楽しくて仕方がない.
チャリ,中でもMTBによるトレイルライドは日常を忘れさせ,冒険心をくすぐってくる.

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このころから雨がポツポツと...
レインウェア忘れた.
まぁ,本降りにはならんでしょ.

で,第一エイド着.
ここには登山する人のために駐車場や山小屋,トイレがある.

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HIGUMA号が舗装路を使って先回り.
佐伯農場で作られたパンを展開.

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これがめっちゃ美味い.
そらそうだ.
ハードなグラベル走行とこの寒さでエネルギー消費はかなりのもの.
例えばこいつはあんことホイップの激甘セットだが,いくらカロリー摂取しても足りない.

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固くしまったグラベルを爆走.

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この標識から先はシングルトラックに.
クルマは入れない.
山あり谷あり川ありのGLTの真骨頂はここから.

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激坂ダウンヒルは腰を目いっぱい引いて後輪荷重.
こういう時,ドロッパーシートポストは便利だ.

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より深く静かに森の中に.

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出ました.
GLT名物の崖降ろし.
さすがにチャリに乗ったままでのクリアは無理.
協力しつつ安全に一台ずつ下ろす.
電動ファットが重い.

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続いて川渡り.
H名さんがファットタイヤの洗浄中.

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さすがに乗車したまま渡る猛者はいない.

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怪しいキノコが生える大木.
なんでも,毒キノコの割合は意外に高くなく,”知っていれば”食用にできるモノはたくさんあるそうな.
この”知っていれば”=”区別がつけば”が重要だが.
よく言われるのが最初のチャレンジャーの勇気.

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トレイルに時々現れる鐘と標識.
「あなたがここに来たことをクマに知らせましょう」とある.
まぁ,そういう場所である.

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ぬかるみ地獄.
乗ればタイヤが空転.
歩けばシューズが泥に埋まる.

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激坂アタックポイント.
昨年のファットでは無念の足つき.
軽量EPICならなんとか...無理でした.

単純にテクがない.
この翌日,それをさらに思い知らされることになる.

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一度国道に出て第2エイド.
再びパン補給.
森の中では気にならなかったが,結構な雨.

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しばしの休憩後,メインイベントであるモアン山へ.

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ここからが入口.
MTBもOKとあるが,急坂過ぎて登り切ることは不可能.

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Kazchariは昨年同様,早々に諦めて足つき.
K野さんとY田さんはかなりのところまで登っていく.
特にY田さんはMTB初心者とのこと.スゲー.才能の差か.

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確か昨年もこのゲート手前でファットを放棄.
残り山頂まで徒歩で登った気がする.

だが,今年は軽量クロカンなEPICである.
3~4kgは軽いはず.
がんばって山頂まで押し上げますか(斜度20%越え)

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つーことで,押しまくって山頂着.
チャリとは違う筋肉を使うので疲労困憊.

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少し下った先に展望エリア.
人工的ではあるが,規格的で美しい風景である.

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そしてへっぴり腰のダウンヒル.
途中で後輪がロックしてスリップ⇒足つき.
ホンマ,下手クソだ.
まぁ,昨冬のアレがいまだに尾を引いてるのは間違いない.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

つーことで下山.
楽しいトレイルライドはまだまだ続く.

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写真では伝わりにくいが,ここも林間を縫っての高速ダウンヒルエリア.
我がEPICの性能が発揮できる場所だが,怖い怖い...のだが異様に楽しくハイテンション.
そしてまたやらかすのが人の業かも...(一応クリア)

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牧場横をハイスピードのアップダウンで駆け抜ける,有刺鉄線デスマッチゾーン.バランスを崩して右側に落車するとエライことに.

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一旦国道に出た後,最後のトレイルへ.

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一応,こうした標識があちこちにあるが,地図,GPSデータ,もしくはガイドなしだとまず迷うと思われる.
まぁ,勝手にこのコースを走る人がそうそういるとは思えないけど.
補給場所の類は一切ない.

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久々に開けた農道グラベル.
普段走っている道に近い.
このトレイルの道は,ホンマ,バリエーションに富む.
ゆえに飽きない.

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粋な佐伯農場(ゴール)まで残り2kmのオブジェ.
あぁ,もう終わってしまうのか...

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とは言いつつ,ダメ押しとばかりに川渡り,激坂が続く.
まだ油断はできない(何に?).

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驚いたのは,この荒れ荒れ区間まで佐伯さんが,ボロボロのスーパーカブでお迎えにいらしてたこと.
いくら慣れ親しんだ自分の私有地とは言え,急坂,ヌタヌタの道は並のテクニックで走れる場所ではない.感嘆.

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つーことでキャンプ場を抜けて無事ゴール.
昨年と同じ場所.

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2024年10月13日撮影

あれ? こうして見ると紅葉具合が全然違う.
やはり今年は遅いのか?

つーことでゴールしたので,改めておシャな佐伯農場内を散策.

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ここは無人パン屋さん.
今日の昼に食べたのはここの商品.
娘さんが朝3時に起きて焼いてくれたそうな.

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小川をはさんで対岸はキャンプ場.
なんと通年営業.
最近は冬キャンパーが増えて来た気がする.
各種装備が発展してきたから? それとも某アニメの影響か.

うろうろしてたら,Potaさんから昼食が準備できたとのお声掛け.
農場内にあるこれまたおシャなベーカリーレストラン「牧舎」にお邪魔する.

ベーカリーレストラン牧舎

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バジルスパゲティとパン.美味し.

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宿舎,マンサードに戻り着替えシャワー.
その後はいよいよ,サイロを改造したサウナ体験である.
もちろん,これも佐伯さんの手作り.ホンマ,すごいわ.

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こんなこともあろうかと海パン持参.
薪によるドライサウナ.
室温は50~60℃と,一般のサウナに比べると低めだが,それでもしっかり汗はかく.
ちゃんと水道水による浴槽も用意されている.
横にベンチもあるので,外気浴も可能だが,さすがに寒かった...

ということで,この後は1階にてBBQ大会.
あれだけ食べたのに腹が減るのはライドあるある.
久々にアルコールも入って酔いました.

このGLT,当初「今年は9月にしようか」という話もあったそうだが,佐伯さん曰く「その時期は暑すぎるのでは?」とのこと.
そうやね.
今年はイマイチだったけど,紅葉が始まるこの時期の方が良いかも.寒かったけど.

倒木をくぐり,崖を下り,川を渡る.
シングルトラックとダブルトラック.
そして激坂チャレンジ.

今もカラダが覚えている.欲している.
来年も走りたい.

日本では,こうしたトレイルはあくまでハイカーが主役.
MTBは締め出される傾向があるが,本場ヨーロッパではこれらが共存しているとのこと.
さらに言うなら馬も走る.

特に官製トレイルだと,ハイカー優先が顕著.
もちろん歩行者の邪魔をするような暴走MTBは論外だが,そういう輩はごく一部であろう.
人力で回したタイヤが自然体系やトレイルそのものを破壊するとは考えにくい.
要はトラブル発生時の解決が面倒なのだろう.

その点,佐伯さん達が整備したこのトレイルに文句を言える輩はいない.
ゆえに国内唯一無二の魅力的なコースとなっている.

かように極めてプライベートなコースなので詳しいルートは開示できません.
どうです? 走りたくなってでしょう?

そう思った方は来年の「HIGUMA CYCLE」さんのツアーに参加するか,佐伯農場に問い合わせを!

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合宿3日目に続く ⇒ EPICな神の子池トレイルライド

秀岳荘「BROMPTONミーティング北海道2025」に参加(その1)

2025/9/27 Sat

時には星の下にて

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晴れ.温度:21 ℃,湿度:56%,体感温度:22 ℃,風速:13.0 km/時,風向:WNW

本ブログでも度々登場する”BROMPTONマイスター”O西さんを誘い,秀岳荘(白石店)主催の「BROMPTONミーティング北海道」に初参加した.

毎年道内各地,場所を変えて開催.
今年で第21回となる知る人ぞ知る歴史あるイベントである.

ルート変更【かなやま湖】BMH/ブロンプトンミーティング北海道2025のお知らせ

今年は南富良野の「かなやま湖」が会場.

自宅からは約90km.
日帰りで十分往復可能な距離だが,せっかくなので前日入りしてキャンプすることにした.

現地のかなやま湖畔キャンプ場は,昨年のGWに息子と利用したことがある.

2024年のGW総括!

ロケーション最高かつ入浴施設も併設.
フリーサイトの利用料金はそこそこ(大人1名¥1,000)

気になる点としては,湖に向かって傾斜している土地なので,テント設営に適した平地を探すのが大変なこと.
就寝時のカラダの傾きが気にならない人は無問題.

土曜日の朝.
BROMPTONとキャンプ用具一式をハスラーに積み込む.

途中,富良野にてラーメン.美味し.

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食事中,O西さんに連絡.

「今,富良野でラーメン中です.O西さんのロンリーナイトを邪魔したいので,隣にテントを張ってもよいですか? ダヒャダヒャ」

と,一応お伺いをたてる.

だってさぁ,O西さんも久々のキャンプらしいしぃ,元々は山屋さんだしぃ,ひとりテントでウィスキーちびちび系かもしれへんやんかー(偏見).

ここは大人のマナーとして要確認である(文体がおかしい)

まぁ,特に気を遣う必要はなく,なんとなーく「15時頃現地集合.サイト探し」で話がついた.

で,なんだかんだでKazchariは13時過ぎに現着.
O西さん到着前に買い出しライドを済ませましょう.

早速BROをセットアップ.

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キャンプ用具をどれほど積もうが,BROならスキマに収納できる.
管理棟にて受付を終える.

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もちろん明日の「ミーティング」は受付の人もご存じだった.

さて,今から向かうのは10kmほど離れた幾寅の市街地.

ほぼ湖岸沿いを走る平坦道.
レーパンもジャージもなし.
ここに来たまんまのTシャツ,半パンで走る(メットはかぶりますよ)
この上なくベストな気温で,涼しくて汗もほとんどかかない.

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あっという間に10km走破.
買い出し前に映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999)のロケ地である「幌舞駅」=「幾寅駅」の見学でもしますか.

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鉄道員(ぽっぽや)

うちのヨメさんが健さんの大大ファンで,それこそ任侠映画時代の日本刀を握った大判ポスターを部屋に貼っている(とは言えヤクザ系は観たことがないらしい).この『鉄道員』も公開時,二人で劇場で観た.

旭川に引っ越した後,最初の冬に訪れたのがこのロケ地だった.

2005年3月20日撮影
2005年3月20日撮影

幾寅駅っつーか,根室本線富良野ー新得間は2024年に廃止.
今や汽車が走る風景を見ることはない.

撮影時のセットが今でも保存されている.

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展示館となっている駅舎内には入らず,主目的である買い出しへ.
幾寅にはセイコマもセブンもあるが,ここはホクレンショップでしょう.
安くて品揃え豊富.

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20%オフの見切り品を買いあさる.
それにしてもBROの積載能力にびっくり.
パック肉2,2リットルの水,缶チューハイ3,ポテチ,総菜パン,カップヌードル,アイスパックなどなど,これらの食材をフロントバッグに詰めても余裕.

ロードバイクで運べる量ではない.
しかし,BROの場合,バッグはメインフレーム直付けなので,走行中も恐ろしく安定しているのだ.

ホンマ,よくできている(空気抵抗は除く).
これで11月の四国一周時の安心感が上がった.

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15時に間に合わせるべく激コギ.
明日のイベントで通過するはずだった「鹿越大橋」は工事中.

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この橋は黄緑のペイントが美しく,下から見上げた構図が実に素晴らしい.

かなやま湖(閉鎖中)行ってきたライド

で,予定通り15時過ぎにキャンプ場帰還.
メールを送ると,O西さんは”思い出の”落合駅を散策中らしい.
「先にテントを張る場所を見つけといてください」との指令を受けた,

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「かなやま湖畔キャンプ場」は広大なものの,既述したように平地が少ない.
前回も良い場所を見つけるのにかなり苦労した.

Kazchariのキャンプ歴は40年ほどと長い.
その間,身に着けた良いテントサイトの条件として「平らであること」の他に,「駐車場から離れていること」「窪地でないこと」「トイレと炊事場の中間点」「ファミリーテントのそばは避ける」などがある.理由は...まぁ,想像つくわな.

しばしうろうろ.
そしてようやく理想の場所を見つけた.

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テントを張って中で横になる.OKだ.
より快適な寝床にするため,コットエアマットを設置.

作業中,O西さんも到着.
予定通り隣にテント設営.山屋さんらしい超軽量の「GORE LIGHT」だった.
雪山以外で地面の上に張るのは久しぶりとのこと.さすがである.

O西さんもBROをテント脇に駐輪.通りかかった明日の参加者に声をかけられる.うむ.やはり何名かはこのキャンプ場に泊まっているようだ.

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入浴センターは小規模.混む前に行くのが正解(¥500)
さすがにサウナは設置されていないが,それは仕方がない.

風呂あがり,O西さんは肉の追加購入のためクルマで幾寅へ.
Kazchariはキッチンの準備,と言っても普段から家で使っているコンロを用意するだけだが.

O西さんが戻ったので,さっそく乾杯.
飯は炊くのと後始末が面倒なのでパック飯を温める.
白米どころかパック飯ですらいつの間にか値段が上がっていてびっくり.

iPhone15 Pro

今さら目隠しに意味があるのかないのかはさておき,酒が進む.
アテは各種「味付き焼肉」を「もやし」と炒めるだけ.
だが,これだけで実に美味いのだ.

いただき画像

食べ過ぎて,飲み過ぎて,話し過ぎて,笑い過ぎて,写真撮り忘れ.
気が付いた時には,〆の「ホルモン焼き」しか残っていなかった.
味付きではあるが,追加で魔法のアウトドアスパイスである「ほりにし」も投入.

iPhone15 Pro

美味さ100倍.
まぁ,キャンプ飯は何食べてもたいてい美味い.

思えば,ここ数年はソロ,もしくは家族キャンプばかりだった.
かつてオートバイで日本中を回っていた頃は,キャンプサイトで偶然隣りになったライダー他と,よく一夜限りの宴会したものだった.

今回,初対面ではないないものの,同年代かつ同趣味であるO西さんと飲んで騒いで”あの頃”の感覚が蘇った.

それに...やはり,キャンプは良い.
たまには土の上,星の下で食べて寝ないと魂が干からびてしまう気がする.

iPhone15 Pro

ただし,9月末の北海道の夜はかなり冷え込む.
ある程度予測していたので,ダウンジャケット長靴を持参してきたが,さすがに氷入りのチューハイだとカラダが震える(アル中ではありません)

そこで登場するのが,O西さんが持ってきたワインを暖めた「ホットワイン」

先にチューハイを飲んでいるので,いわゆるチャンポン.
翌日の頭痛を始めとする二日酔いが心配だったが,ホットにしたことでアルコールがとび,ぶどうジュース化.
特に無問題.新たな知見だ.

何か気持ちくなって,もはや明日のミーティングはどうでもいいような...(おいおい)

iPhone15 Pro

既にかなり酔っているので,対象も構図もめちゃくちゃな本日最後の一枚.
キャンプ場のマナー的に21時前には宴会終了.
歯を磨いてトレイに行く.

ランタンの光が届かない場所で空を見上げると満天の星.
明日も晴れそうだ.

(その2)に続く.

福毛が生えた

2025/7/30 Wed

来いッ!プッチ神父!

左前腕掌側,ちょうど時計バンドの少し手前に1本だけ毛が生えていた.

現在,約4cm.
場所が場所だけに全く気がつかなかった.
最初は抜けた髪の毛が張り付いているだけかと思い,つまんでひっぱったところ痛みがあった.ちゃんと生えているのだ.

通常,成人の腕毛は1日に0.2~0.3mm伸びるという.
間をとって0.25mmとした場合,4cmになるには160日かかる計算.
これまで,よくもまぁ気が付かなかったものだ.

これは面白いと,早速ヨメさんに報告.

「それは福毛(ふくげ).絶対に抜いたらアカンで」

ああそうなんや.
Kazchariの認識では,主に乳首周りから生えたりとか,土台がホクロだったりとか,高齢者の異常に長い眉毛なんかが「福毛」だと思っていた.

せっかく自らのカラダに起きた怪異(?)である.
早速Google先生に「福毛」について尋ねてみた.

まずは検索結果にびっくり.
トップにはスピリチュアル系のサイトばかりが学ぶ.
Kazchariが知りたいのは,あくまで生物学的な発生機序なのだが.

まっ,ええか.
とりあえず,そのスピ系記事の内容をまとめると,

- 福毛はその珍しさから,昔から縁起が良いものとされてきた.
- 抜かずに大切にせよ.
- 福毛が生えた場所によって,それぞれ異なる幸運の意味がある.

眉毛:金運や宝くじ運のアップ
手掌:金運,チャンス到来
腕:困難な物事の解決,才能開花
首:健康運の上昇
胸:愛情運の上昇
背中:高次元の存在からの守護
腹部:健康運の上昇

...とりあえず「背中」の高次元の存在って何?

要するにどこに生えようが,縁起物に変わりはないらしいので,無理に抜かないようにしよう.つーことで放置決定.

で,今度はGemini先生に科学的な言説を尋ねてみた.
結論から言うと,科学的根拠はまだ解明されていないらしい.

仮説としては...

- 毛周期の異常:通常の体毛には「成長期」「退行期」「休止期」という毛周期があり,一定のサイクルで抜け替わる.福毛は,この毛周期が何らかの理由で異常をきたし,本来抜け替わる時期なのに延々と伸び続けてしまう.
- 遺伝:親に福毛がある場合,子にも同じ場所に福毛が生えることがある.
- 老化: 老化が進むにつれて福毛が増える傾向がある.

やっぱり最後のヤツか.
だとしても,不思議なのは福毛には「金(茶)色や白色が多い」という記載.
なぜかKazchariのは真っ黒である.

もしかすると,これはただの毛ではなく...スタンド能力の発現!?(厨二)
ストーン・フリーか! 歴代主人公最弱の能力だけど.

こういう時には素直に「福毛は幸運をもたらすもの」と捉えることにしよう.

吉兆に期待するものの,元々,十分に幸運な人生である.
生きてるだけで丸儲けだし,さらには日本に生まれただけでSSRである.

iPhone15 Pro

オークションにて興味深い体験をした~壮大な心理戦

2025/7/26 Sat

ひさびさにチャリ以外のネタ


昨今,終活の一環として家の中の不用品をガシガシとオークションに出品中.
特に以前からコレクションしていた「ライダー」「ガンダム」などの完成品フィギュア類を手放している.
転売ヤーではないので,格安スタート.

それでも当時の定価,モノによってはそれ以上の価格で売れていく.
とは言え,さほど儲けにはなっていない.
展示棚はすっかり寂しくなったが,Kazchari亡き後の家族の手間を考えると悠長なことは言ってられない.

それにしても世の中不景気と誰が言った?
なんだかんだで趣味にかける情熱(=金)は別腹なのだろう(オマエモナー)

出品の際には色々と戦略を立てている.

もちろん「商品状態に嘘はつかない」ことは大前提として,

・ 本人確認済み
・ シリーズ物はセットで出品
・ 送料込み
・ 鮮明な写真
・ ちゃんとした梱包
・ 24時間内の発送

プラス裏技として「終了時間を日曜日の深夜にする」も実行.
翌朝の仕事を考慮して就寝寸前に焦って入札してしまうことがあるらしい(マジ?)

以上のルールで,これまで300点近く出品.
評価も100%「非常に良い」をキープしている.
そんな堅調なオク・ライフなのだが,先日ちょっとしたトラブル(?)に見舞われた.

先月のこと.
屋根裏部屋を掃除中に見つけたトイを出品することにした.

それは世界的に知名度の高い,とあるシリーズ物のフィギュアである.
日本製だが国内未発売.
手元にあるのはいわゆる並行輸入品.
正確な購入価格は忘れたが,¥10,000程度だったように記憶している.

もちろん未開封.
暗所保存のためケースに褪色やキズ,ヘコミもない.
様々な角度から写真を撮り,開始価格を送料込み¥5,000とした.
説明には「未開封ゆえ,シールやパーツの劣化はご容赦ください」と記載済み.

最終的に¥20,000で落札.
早々に代金も振り込まれたため,梱包して発送した.

評価をいただいて無事取引終了...のはずだった.いつも通りならば.

先方に商品到着後,メッセージが届いた.

落札者:「早速の配送ありがとうございます.開封痕がありますが,未開封品で間違いありませんか?」

な,なんだと?
そんなわけなかろう.
これってもしかして,少し前に話題になった中抜き詐欺!?

返品めぐり「メルカリ」で利用者トラブル 何が…?

とりあえず弁明.

Kaz:「並行輸入品ゆえ,税関で開けられたかもしれません.少なくとも私は開けておりません」

と返答.これで納得してもらえるかと思ったが,しばらくして...

落札者:「明らかに開封された痕跡があります.未開封品であることを条件に落札しましたので返品します.返金していただきたく存じます」

なにぃー!
こちらが詐欺師扱いされてむかついたが,状態を直に確認できない以上仕方がない.
それに向こうも向こうでこちらを疑っているのだろう.
自分で撮った写真を確認したが,指摘されたテープ痕などはわからなかった.

既に入金-発送済み段階なので,運営は何もしてくれない.
反論の証拠がない以上,返品に承諾した.
「返送先を教えてくれ」ということなので,躊躇したもののこちらの住所も伝えた.

いずれにせよ,ここで取引中止になると,システム手数料やら着払い代金などこちらに損害が出る.概算で¥4,000ほどか.

まぁ,痛手は痛手だが,同時に相手の人間性にも興味が出てきた.
そこで思い切って尋ねてみた.

Kaz:「好奇心からお尋ねしますが,こうしたなかなか市場に出ないレアな商品を高額で落札されたにもかかわらず,本体の状態も確認せずに返品されることに驚きました.失礼ながらお聞きしますが,代行購入者様なのでしょうか? もちろん返品対応はきちんとさせていただきます」

そう,代理購入者であれば依頼主の要望に沿う必要がある.
ゆえに未開封完品にこだわっているのかもしれん.
だとしたら納得いく.

すぐに返事があった.

落札者:「純粋に未開封品が欲しかっただけです.それに重量も軽く感じたので疑念を持ちました.貴方様も開封されていないとのことでしたので,開封してしまうと状態が変わり,ご迷惑をおかけすると思いましたので送っていただいたそのままの状態で返送します」

うーん...潔癖症
それとも中身はどうでもよくて外箱状態で飾る派
だとすれば,見ず知らずの相手と取引するオークション市場への参加,辛くないのだろうか?

ただし,後半の文章には誠実さも感じられる.
きっと複雑なメンタリティの持ち主なのだろう(※個人の感想です)

しばらくして返送品が届いた.
もしかの時の証拠とするために動画撮影しながら開封.

さて,商品の状態は...確かにメインの開口部分はともかく,目立たない位置が数カ所テープで貼られていた.
写真には写っておらず,出品時には全く気が付かなかった.

商品価値が下がってしまうことを覚悟の上でテープを切って開封.
中身は...ちゃんと完品だった.

落札者に最後のメッセージを送る.

Kazchari:「ただいま返却品を受け取りました.この度はご迷惑をおかけいたしました.取引の中止手続きをさせていただきます.開封いたしましたが中身は完品でした.ご参考までに」

嫌味かな.

それにしても今回は良い勉強になった.
今後は出品前の事前チェックを念入りに.
そして,商品説明も後で変な言いがかりをつけられないように,微に入り細にわたり丁寧に書こう.

実際のメッセージのやり取りはもう少し多かった.
その交流の中でこちらを信頼していただき「やっぱり受け取ります」に心境が変わることに期待したが,それはかなわなかった.

先週,一緒に走ったO田さんはオークションのやり取りで知り合った仲.

BROMPTONなBROMPTONと天人峡ライド

上記のトラブルの話をすると「メッセージの内容で信頼できる人かどうかある程度判断できるんですけどね~」とのこと.Kazchariもそう思います.

いっそ,このブログを紹介し読んでもらって,こちらの人となりを判断してもらうべきだったか?
いや,かえってヤブヘビだったりして.

それにしても,世の中いろいろな人がいるものだ.

4回目のGQuuuuuuX,劇場体験

2025/6/20 Fri

beyond the time

iPhone15 Pro

毎週異様な盛り上がりを見せる『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』

地上波の放送は火曜深夜.
良い子のKazchariは,そんな遅くまで起きていられないので,翌水曜日に早起きしてAmazon Primeで視聴.

機動戦士Gundam-GQuuuuuuX

毎回何かの仕掛けがあって驚きの連続.

(一応)原作なしのオリジナル作品のため,先の展開が全く読めない.
常にネット考察勢の想像の1歩先をゆく.
もう,これ以上のネタはないやろ,と思いきや...なんじゃこれぇぇぇ!の連続.
ゲルググ(笑),リック・ドム,サイコガンダム,ハンブラビ,ギャン,黒い三連星,バスク,ギレン,セシリア...そしてとうとう白いアイツ

思えば,初日に行った劇場先行上映の衝撃がすさまじかった.

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning-』を観た~開始0.5秒で泣ける

結局,来場者特典の「DESIGN WORKS」が欲しくて3度,劇場に足を運んだ.

その後,通常放送・配信が始まったわけだが,劇場では感動したという同年齢の友人は「登場人物に魅力がなくて脱落しそう」「もっと大人の鑑賞に耐えうる内容にしてほしい」と酷評.

まぁ,わからんでもない.

肝心の主人公3人の影が薄すぎる.
特にトー横キッズ並みに後先考えないJK主人公の行動.
あれにおっさんが共感できたら,それはそれでヤバい(保護者がカワイソスギル)

総集編のような駆け足脚本のせいで,各キャラの掘り下げが全くなされないままガシガシ進んでいく.

根幹のタイムリープマルチバース設定も今や...全然目新しくない.

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観た~そう来たか!

...といった欠点は多々あれど所詮エンタメである.
ファーストリアル視聴世代(ほぼ還暦)にはたまらん内容なのは否定できない.
楽しませてくれればよかろうなのだァァァァッ!!

これに関してはネットで面白いことを言っている人がいて「GQXは原作の再現ではなくて,原作の感動を再現している」と表現していた.
同意.

それが,ついに11話ですよ.

強引すぎるZパロ(舞台シーン)やシャアの魔法少女風変身にも大爆笑したが,なんつってもラストのRXー78-2の登場!

『めぐりあい宇宙』の冒頭,ドレンの「スワメルか!?」からの,「♪パパパパーン!」からの,やたら目が座ったアムロ(ガンダム)の襲撃同等の鳥肌モノ.

肝心のお話の方は,次の12話で最終回っぽいので,強引にまとめるためか,炭治郎もかくやの説明セリフのオンパレードで少々げんなり.
まるで『シン・エヴァ』みたい...あっ,同じ監督か.

オタ相手の商売が異常に上手な財団Bとカラー.
なんと,ここに来て劇場版の再上映を発表!
来場者特典は「DESIGN WORKS 3」だとぉ!?

そして...これ,映画の最期に,2期とか完結編の劇場版製作決定とか,そんな話あるんじゃね?

こ,これは,行くしかないじゃないか!

つーことで,金曜日の午後から有給を取り,のこのこと近所のイオンシネマに出かける.
もちろんネタバレ回避ため,YouTubeやXは開かないっ.

新情報の衝撃をまっさらの脳で受け止めるのだっ!

(90分後)

鑑賞終了.

えーと...何の...発表も...匂わせも...ありませんでしたぁ!

¥1,000(株主優待)払って設定資料集を買ったら,サブスクで配信中のアニメが大スクリーンと良音響で鑑賞できた...ということにしといたるわ!
4回目やけどな.

iPhone15 Pro

でも,本当に12話で終わり? もったいない.

『想星のアクエリオン』~作り手と視聴者

2025/4/11 Fri

念心,合体,Go!

iPhone15 Pro ヤケがひどい

2025冬アニメ(?)が続々と終了.
配信で視聴していた作品の1つがこれ.

想星のアクエリオン Myth of Emotions

アクエリオンシリーズの新作である.
中身は...モロにエヴァのパク...いやリスペ...後追いだった(なんでもいいや).

一世を風靡した『新世紀エヴァンゲリオン』

極めて狭い世界で謎が謎を呼ぶ展開.理不尽に戦わされる中学生(14歳),無口な戦闘美少女,謎の少年,聖書モチーフ,味方組織の暗躍と裏切り,肉体を捨てて魂で融合...主人公がそれを否定.

以降,こうした設定をまんま踏襲したアニメが何本作られたことやら.
『ラーゼフォン』『ガサラキ』『ファフナー』とか...
面白い作品もあれば,そうでない作品もあった.

で,その始祖『エヴァ』もついに完結.
ロボアニメ自体が衰退し,ジャンプ的価値観「友情・努力・勝利」を前面に押し出す作品が増えた.

そこへいきなり発表されたのが『想星のアクエリオン』である.

エヴァ風味と言えば,最近では『シン・仮面ライダー』もまんまだったけど,あれは自家製だから...

『シン・仮面ライダー』を観てきた~やりたい放題

さて『想星のアクエリオン』だが...すまん.
いつ面白くなるのか期待している間に終わってしまった.
世間的な評価も芳しくなかったようだ.

Kazchariは第1作『創聖のアクエリオン』(2005)を本放送時に全話視聴.
賛否あるが,Kazchariは賛派.

創聖のアクエリオン

一見,入念に練り込まれたプロットに見せかけて,バカバカしさ全開.
どれだけピンチになろうとも,”何もかもわかっている”不動genの一言で特訓⇒解決.
よくわからない熱血や降ってわいた必殺技で強引に決着をつける.
そして,クライマックスでかならず流される“あの”主題歌.
ある意味,古き良きロボアニメのテイストをまとっていた.
前世設定は...まっ,ええか.

そして,なんつってもロボのカッコよさである.
たぶん,アクエリオンの企画ってロボデザ先行.ストーリーは後付けだろう(想像).

で,当時,DX超合金買っちった.
メカデザイナーの河森さんが,レゴブロックを組みながら考えたリアル・ゲッターロボとも称される,3機の組み換え合体.

iPhone15 Pro

ゲッターと違って「上半身+下半身+バックパック合体」だが,何が凄いって,合体後にソーラーは赤,マーズは青,ルナは緑がちゃんとメイン配色になるところ.

各形態のプロポーションも素晴らしい.
それぞれの手首もちゃんと格納され,見えないようになっている.
もちろん無限パンチ付き.

ただし,ソルとマーズの合体ジョイントが貧弱かつ後方荷重過ぎて自立は難しい.派手なポージングやブンドドには全然向かない.

勢いで番組後半に出て来た強攻型も購入.

iPhone15 Pro

この頃から財団B,驚異のメカニズムに拍車がかかってきたような気がする.

で,その期待を背負っての2作目『アクエリオンEVOL』(2012).

アクエリオンEVOL

何万年後かの一応ファーストの続き?
全話視聴したはずだが,ほとんど覚えていない(特に後半).
前作主人公アポロの前世は,実は〇〇だったという真相に「なんじゃそら」とお口アングリルしたことは覚えている.
ただし主題歌は菅野よう子+AKINOつながりで今でもよく聴く.

3作目『アクエリオン ロゴス』(2015)は最初の2,3話切り.

アクエリオンロゴス

主人公の見た目および言動があまりに気持ち悪いのと,2機合体になったアクエリオンがかっこ悪い.何より菅野よう子離脱が痛い.

で,人気下降気味の中,発表されたのが『想星のアクエリオン』

まずは衝撃のキャラデザイン.
これまでと比較して極端にデフォルメ化.
まるで『パワーパフガールズ』のごとし.

かなり物議をかもしたが,Kazchariはこうした挑戦そのものは嫌いではない.
無難路線よりはずっと良い.
ただし...内容が伴っていれば,だが.

あえて,こういうデザインにしたことに意味があるのかもしれない...と思っていた時期がKazchariにもありました ⇒ 特になかった.

過去編(?)に出て来る前世の有翼族はリアル路線で全員フルCG.
本当に2025年制作?と言いたくなるほどちゃちい.

OPで誰が誰の転生なのかさらっと紹介.確かに髪の色や形に名残がある.
てっきりアクエリオンに乗る,もしくは合体するとリアル路線に変更するとか...はなかった.
キャラデザが異なる意味は何だった?

舞台は江の島.
とある中学校にて,コンピュータにより選出されたエレメント(アクエリオン搭乗適合者)が訓練を受ける.
各エレメントは「恐怖」「愛情」「共感」など人に必要な感情が,どれか1つ欠けている.
謎の空間から”敵”が現れる.
目的は杭を打つこと.
一地域(?)につき,3本打たれるとそこが...どうにかなるらしい(よくわからん).

それにしても戦闘シーンの緊張感やカタルシスの無さはどうしたものか.
恐ろしく無味乾燥.初代の熱さはどこへやら.
合体後の操縦席では3人が突っ立てるだけ.

CGアクエリオンは頭部デザインとカラーを除き,ほぼ初代準拠.
動くのは動くが,セル画のような迫力皆無.
ひたすらに弱い演出は謎.

3機の組み換え変形にも特に必然性がない.
トドメを刺す前に敵が杭を打って逃げていくパターン.

で,あのヒロイン二人の扱いは? 葬式の意味は?
おそらく別の世界線の同一人物という設定だと思われるが,過去と現代という元々の構成にマルチバースという横軸をからめたためか,話が超絶わかりにくくなっている.

いや,話がややこしいのはまだ良い.
それこそ『エヴァ』『イデオン』はその日の放送が終わる度に友達と「あーでもない,こーでもない」と考察大会を開いたものだ.
しかし『想星』の提示する世界や謎に全く興味が持てなかった.
それが楽しめなかった最大の理由か.

そもそも副題の「Myth of Emotions」とは「感情の神話」.
このアニメ「感情」をテーマにしているわりに,ヒトの感情に対する考察があまりに浅いということ.
各人が欠けた感情とやらを取り戻したら,個性が消滅することにならへんか? あっ,それで人類補完計画(モドキ)なわけか.

...と,まぁ,ビッグタイトルなシリーズを手掛けることになったクリエイターのみなさんの努力の結晶を,我々視聴者は無責任にけなしまくるわけだが,こうした行動に一石を投じたのが,同クール放送の『全修。』だったと思う.

全修。

前半部分を視聴して記事を書いた.

『全修。』が面白い

この時に思っていた予測だと,過去の名作,特に作画表現において革新的な作品へのリスペクトで押し切る路線かと思ったら大外れ.

『滅びゆく物語』の視聴者かつ大ファンであった主人公(ナツコ)が,時を経て作り手=中の人となる.
そして,物語世界に入り込むという,文字通りの当事者となったナツコが,その大好きだった作品の「全修」を行うという話だった.

オリジナルの『滅びゆく物語』の鳥監督が言う,

「ハッピーエンドだけがエンタメと思うなよ」

おそらく,鳥監督はあえて世間の期待から外れた作品を送り出すことで,己の芸術性を表現したかったのだろう.
得てして世間の多数派は安心・安全・安定の予定調和を求めるものである.
ましてや昨今,自分の感情が揺さぶられることを嫌う人すら出てきているそうな.

『映画を早送りで観る人たち』を読んだ

しかし,シンのクリエイターとは大衆迎合に甘んじるような人たちではない.
「同じことを繰り返すならタヒんでしまえ」と岡本太郎も言っている.

自分(視聴者)の好みはともかく,ここは一つ,作り手が見せたかったモノはこれだ,と一旦受け取める必要がある.
その上で「全修」するもしないも自由.ナツコはプロになって全修した.
そして『シン・滅びゆく物語』を我々が観るという12話だった.

つーことで,『想星』も再評価される日が来るかもしれない.来ないかもしれない.誰かが「全修」するかもしれない.
作り手の維持や挑戦が感じられなかったので,”ない”だろうなぁ...

生成AIで◯◯風が流行中

2025/4/3 Thu

クリエイティブとは

AIの進化が加速している.
人類の英知を軽々と越え,我々を支配し『マトリックス』『ターミネーター』ワールドになる日も近い...かも.

Kazchariの業務上,さしあたっての実害として,学生へのレポート課題があげられる.
近頃,どうにもコピペを越えて「AIやろ」的な文章が散見される.
もちろん証拠はないが,普段の文章能力を知ってるとなぁ...
採点困難っつーか,課題としての意味をなしていない.
まぁ,うちの小学生息子でさえ,Gemini使ってパワポの資料を作ってたりするけど.

マイケル・A・オズボーンが2015年に発表した『未来の雇用』では,アメリカの全702種のうち将来消えゆく職業として以下を上げていた(英文ゆえ文献によって差異あり).

銀行員,スポーツ審判,不動産業,ショップ店員,保険審査員,動物飼育,電話オペレーター,給与係,スーパーのレジ打ち,娯楽施設の案内

いわゆるルーチン,前例主義,そして感情交流を伴わない職業が並ぶ.
要はAIやロボットで置き換え可能ということだろう.
一方で,以下の職業は残るとした.

レクリエーションセラピスト,メカニック/修理工/施工業者,緊急管理取締役,メンタルセラピスト,聴覚訓練士,作業療法士,歯科技工師/義肢装具士,医療ソーシャルワーカー,口腔外科医,消防士

AI(メカ)そのものの修理や人との交流が重視,および創造性や柔軟性が必要な職業が並ぶ.
しかしながら,この発表より10年が過ぎ,様相が変化してきている.
作家や画家,音楽家などの純粋なクリエイター職の立ち位置だ.

対話型のAIは元より,生成AIが猛威を振るっている.
いわゆるフェイク画像のような迷惑行為もあるが,肖像権や著作権が厳格になった昨今,生成AIで作られた作品は商用的にも使い勝手が良いのだろう.

最近,話題になっているのが,自画像や有名な写真,ミーム画像をジブリ風に変更する機能である.

ChatGPTの新機能で「ジブリ風」AI画像の生成が大流行 激しい議論のなか、海外では宮崎駿の過去の発言が再び注目される

世界中で賛否両論だそうな.
実のところ「パクリ」と「〇〇風」の境目はあいまい.
全ての芸術は模倣から始まると言っても過言ではない.
「トレース」して「自分の作品」にするのはさすがにアレだが.
個人的には有料機能だし,露骨過ぎて使ってみたいとは思わんけど.

で,これに関して面白い実験をした人がいた.

世界一著作権にうるさいと評判の某ねずみー社
「この写真をねずみー風にして」と入力したところ,「できません」と,見事にはじかれたらしい.
「ジブリ風」は今のところ野放しであることを考えると...この機能の開発者も,さすがにねずみーにはビビってるということか.

Kazchari的には「〇〇風文体変換機能」の方が興味深い.
数年前にはこういう本が一部界隈で話題になった.

2017年発刊.
こういう“遊び”は相当前から存在する.

そういや,こんな人もいたな.

AIを使った文体の〇〇風をネタにしている動画配信者もいる.
それは狂気じみた深堀り解説で,いつも楽しく視聴させてもらっている『セリフと演出から読み解く機動戦士ガンダム解説』である.
何せ「テム・レイ」や「カテジナ」のワンテーマで2時間語りつくす方なのだ.
この主さんが先日,富野風文体,つまり富野節で遊んでいた.

笑えた笑えた.
で,Kazchariもやってみたくなった.

最近気になる独特な文体の作家と言えば...沢木耕太郎でしょう.

紀行文はそうでもないが,スポーツ関連記事は“沢木節”が光る.
今は何をされているかよくわからない乙武さんも,一時スポーツライターを主軸に活動されていたはず.その文体がモロに沢木風だったこともあった.

で,Geminiさんに「沢木耕太郎風にブルベを解説して」と頼んでみた.

———————————————————

ブルベ。それは、己の限界を試す、孤独な旅路だ。
スタートラインに立つ者たち。彼らの瞳には、遥か彼方のゴールだけが映っている。しかし、その道程は、決して容易ではない。
夜の闇、容赦なく降りつける雨、そして疲労という名の重い足枷。自然という名の巨大な壁が、彼らの行く手を阻む。だが、それ以上に、彼らを苦しめるのは、己の内なる声だ。
「もうやめろ」
「限界だ」
「お前には無理だ」
そんな囁きが、絶えず彼らの耳元で繰り返される。それでも、彼らはペダルを踏み続ける。なぜか?それは、彼らがブルベという名の旅人だからだ。
旅人は、常に孤独だ。集団で走っていても、彼らは己との戦いを強いられる。風を切る音、呼吸の荒さ、そして心臓の鼓動。それらだけが、彼らの世界を構成する。
しかし、その孤独こそが、彼らを強くする。己と向き合い、己に打ち勝つ。その先に、ゴールという名の達成感が待っている。
だが、達成感を手にした者も、そうでない者も、やがては旅を終える。ブルベという名の旅を。そして、彼らは新たな旅へと出発する。
人生という名の、終わりのない旅へ。

———————————————————

お,おう...
この句読点の多さがまさに沢木風.
そして何が何でも「旅」というワードを入れずにはいられないようだ.
ちなみに「ブルベ」を「ロードレース」に入れ替えてもほぼ同じ文章だった.

さて,芸術系の大学に進学した我が娘.
具体的に,これという将来のヴィジョンはないらしいが,どの様な職に就くのだろう.
その職がAIに乗っ取られてなければ良いけどな.

テクノロジーの進化は止められない.
となると大事なのはただ一つ.
リテラシーのみ.

今度はFatal error!~慌てず騒がず

2025/3/28 Fri

災いは忘れた頃にやってくる

ブログ開設6年目.
これまでもエラーによって閲覧できなくなったことが2回ほどある.

びびったぁ!~WordPress「Parse error syntax error~***」!

このように,プログラムド素人でもGoogle先生(経由で人の知恵)の助けを借りればなんとかなる(あれ?その昔,KazchariはOSのプログラマだったはずでは...)

しかあし,こうしたエラーは忘れた頃に再び襲来する.
そして,その修復が超めんどくさい.

今朝もいつも通りこのブログを立ち上げる.
記事のリライトを行う.

ログオフ前,「plug-in更新」の指示に気づいたので何気にポチ.
更新終了を受けて,別の画面に移ろうとすると...久々に出ました白画面!

な,なにぃ!
Fatal = 致命的だとぉぉ!

これまでは「Parse error:syntax error」だったので初めて見る表示である.

あぁ,これで我がブロガー人生も終焉か...
収益とかは全然やったけど,楽しかったよ...って,ちがーう!
まだだ,まだ終わらんよ!

とりあえず,この「Jetpack」というplug-inが悪さをしていることはわかる.

Jetpackとは何か?
サイトのセキュリティ,パフォーマンス管理など多数の機能を持つ超有名plug-in.

Jetpack について

WordPressでブログ運営している者には必須ツールと言われている.
ゆえにKazchariも最初から導入している.

エラー時に行うことはただ一つ,FTP接続で直接サーバーに入って,このplug-inを削除すること.

窓の杜「FFFTP」

ここからの手順は「Parse error:syntax error」の時と同じ.
めったに使わないFTPホスト名,ユーザー名,パスワードを必死で探す.

この裏ルートから潜入している感.
ちょっとしたハッカー気分.
BGMはもちろんこれだ.

なんかかっこいいぞ(アホです)

サーバー侵入成功.
悪さをしている「Jetpack」を探し...いや,エラーコードをよく見ると「Jetpack-Boost」とある.
なんじゃこれ? こんなんアップデートした覚えないで.

WordPress 向けの最も簡単な速度最適化プラグイン

要はJetpackの追加武装みたいなもんか.
文字通り,これを入れるとスピードが爆速になるとか...ウソを言うな!
勝手にインストールして,うちのブログをぶっ壊しやがって! おせっかいナンバーワンか!

つーことで,この極悪plug-in「Jetpack-Boost」を削除.
無事「Kaz-チャリ-えとせとら」が復活した.ちゃんちゃん.

いつの間にかややこしくなった

2025/3/27 Thu

アラ還の戯言

先日,来場者特典目当てに3度目の『GQuuuuuuX』鑑賞してきた.
イオンシネマ,平日20時の回で観客は5人.さすが旭川だ.

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning-』を観た~開始0.5秒で泣ける

エンドロール後に30秒ほどの特典映像が追加.
ドムが重機動メカみたいな3本足に! ドム・マック?もしくはドム・ルブ?

で,設定資料集第二弾をGet.

カントクがやりたい放題の冒頭パートはテレビで(そのままの形では)放送しないことが言及されていた.

そして,後の公式発表で地上波放送が全12話であることも判明.短ッ!
宇宙世紀全体を包括するのではなく,あくまでマチュの周辺話およびシャアの復活に留めるのだろうか?
まぁ,楽しみではある.

それはさておき,毎度思うのがイオンシネマのチケット購入のややこしさ.
はっきり言って超面倒くさい.

まずチケットカウンターが無人なのはデフォルト.
端末が数台並び,そこで購入する.

あらかじめネットで座席予約&チケット購入し,端末で発券だけという手段が一番簡潔なのだが(シネプレックスはこのパターン),幸か不幸かKazchariはイオンの株主.

優待の一つに,上映時間関係なく1本¥1,000で観れる特典がある.
困ったことに,それを事前にネット上で手配できないのだ.
で,リアル端末前では行うことが山ほどある.

1)映画と上映時間を選ぶ
2)座席を選ぶ
3)株主カードをスライド
4)スマホでイオンシネマのサイトにアクセスする
5)ポップアップで注意事項が表示されるので消す
6)「ワタシアター」にログインし,QRコードを読み込ませる
7)支払い方法の画面からクレカを選ぶ
8)クレカをスライドさせる(なぜかタッチ非対応)
9)駐車券が必要かと聞かれるのでYES
10)端末からチケットと明細が発行される

なんと,映画1本観るのに,ここまでの操作が必要なのである.
もし,Kazchariがガイジンなら途中でめげそう.
いや,ガイジンならずとも高齢者にキツくないかこの手間?

一番解せんのは,端末で駐車料金免除用のQRレシートが発行されると思いきや,それは後でもぎりのスタッフに再度申告して,入手しなければならない.なんだこのシステム?

「ワタシアター」も公式サイトからログインする必要があるし,年間¥400の有料会員にならないとメリットがない.せいぜい鑑賞履歴が見れるだけ.

もう少し,シンプル化できないものか.

次は『万葉の湯』
ここも私学共済加入者特典にて,“以前は”無料で入場できた.
今は...

1)受付で特典チケットと保険証を提示
2)公式LINEを立ち上げ,会員バーコードを提示(なぜか開くのが遅い)
3)たくさん届いているクーポンが使えるかどうかチェック
4)(なぜか)手数料¥300を払う
5)ロッカーキーと貸しタオルをもらう
6)作務衣を棚に取りに行く

あー,こっちはイオンよりましか.

で,次はKazchariではなく,ヨメさんの体験.

娘の引っ越し荷物を送るため,ヤマト運輸に出向いたところ,専用アプリである「にゃんPay」で支払うと割引が受けられると聞き,さっそくインストール.

にゃんPay

ところが,現金でのチャージができず銀行からの入金が必要と判明.
しかもうちのメインバンクである「ゆうちょ銀行」は未対応とのことでパニック.

なんだかんだで,別の銀行口座から入金して事なきを得たらしいが,
この手間と時間の浪費はなんだ,と相当ご立腹.
そもそも他のPayみたいにコンビニや店では使えないそうな.

世の中のキャッシュ・レス化が進行して,軽量大好きチャリダーとしては,大いにその恩恵にあずかっているわけだが,払う段はともかく,そこに至る準備やら付随するサービスとの連携はまだまだやなっつーか,ややこし過ぎる.

そういや,ファミレスや居酒屋で増えている「スマホ注文」も不評らしい.

賛否両論ある“飲食店のスマホ注文” 通信料とバッテリー残量懸念の声「客にタダ乗り」

「人出不足」と「客かかえこみ願望」への対応なのだろうけど,効率化を狙ったかわりに,“体験の質”を低下させているような気がしてならん.

「だったら何事も現金一括.クーポン,ポイント,割引,通知,全無視で生きていけば?」

と言われれば,そうなのだが,その覚悟はない.
人は損することに敏感なのである.

Kazchariの祖父母はそれぞれが商売人.
商店街(市場)で時計屋とパン屋を営んでいた.
学校帰りや週末はよく立ち寄り数時間を過ごした.

あの頃の市場の雑踏や喧騒は今でも目と耳に残る.
東南アジアを旅する際,なんとも言えない懐かしさを感じるのは,この幼年期の思い出が強烈だからだろう.
そこには,確実に人と人との交流があった.
「サービスやモノを買う」という目的や結果は同じでも,その過程や質はここ数十年で急激に変化した.
コスパ・タイパを推し進めた結果,誰得の状況になったのだろう?

まぁ,この状況は進むことはあれど,戻ることはない.
こちらが適応していくしかないのだろう.

そういや大阪の実家に住むうちの親父(85歳)は,「使わないから」と,契約していたスマホを手放したらしい.
それでも問題なく生活しているそうな.