2024/7/26 Fri
私は,一度だけ,悪夢を見ましょう(ホンマ?)
久々に自転車に一目ぼれした.
それが国産ミニベロ「iruka」である.
開発ストーリーを読む.
たまたま乗ったミニベロ(DAHON?)に魅了された方が起業し,10年かけて開発したらしい.
何はともあれ,そのデザインと発想が素晴らしい.
なだらかな曲線美のフレームで「iruka」のネーミングもぴったりだ.
ミニベロには「折りたたみ可」と「不可」の2タイプがある.
持ち運びや収納を考えた「可」が一般的だが,折りたたむことによるフレーム剛性低下が関係しているのか,「不可」タイプの方が走行性能は高いようだ.
「iruka」は画期的な方法でこれを両立させた.
なんとメインフレームの中心に穴(溝)を設け,そこに後輪を通す仕組みにしたのだ.
そして,フロントフォークがなんとLefty!
いや,C社ではないので「片持ち式」と呼ぶべきか.
この構造だけでメシ3杯いけるな.
折りたたみ時は少々複雑な機構でフォーク側へ.
強度は...まぁ,大丈夫なのでしょう.
いずれにせよ,唯一無二の構造.
ミニベロ代表格である「BROMPTON」には,収納時のコンパクトさや重量では負けるようだけど.
自転車の印象を決めるのは形状よりもそのカラー.
「iruka」に現状カラーオーダーシステムはない.
となると,既存で一番好みなのは「メタリックブルー」かな.
ディスクブレーキもうれしいポイント.
それに,シンプル機構ながらリアにはサスもついている.
折りたたんだ状態は,まるでATの降着姿勢ではないか!
(手動だが)ローラーダッシュも可能ッ!(違う)
停車時に後輪を折りたたむのが面倒な場合,Tyrell用のサイドスタンドがまんま装着できる(公式推奨).買うね.
専用のオプションも充実している.
畳むとメインフレームの穴にすっぽりはさまる専用輪行バッグの他,極め付きはトレーラー.
「旅に行け」と囁いてくる.
これを「ロマン」と言わず,なんと言おう!
ところがぎっちょん(死語).
メジャーなミニベロと比べると,驚くほどレビュー記事,動画が上がっていない.
人気があるのかないのか,いずれにせよマイナー好きのKazchariに刺さる.
ほぼハンドメイドみたいなプロダクトなので,耐久性やらパーツ供給が気になるっちゃあ気になるけどな.
ラインナップは2種類.
タイヤが細く8速仕様の「S」と,ポジションがアップライト,太めタイヤで5速仕様の「C」である.
両者の比較動画もある.
ガチ勢のKazchariだとやはり「S」かな.少し高いけど.
つーことで,買わない理由が見当たらない「iruka」である.
以前は同じく国産メーカーの「Tyrell」が気になってたけど,考えを改めました.
だがしかし.前回の記事で書いたこのホイールもやっぱり欲しい.
さらに言うなら,こいつも欲しい.
なんたる偶然.
これらのアイテム,3つとも¥25万前後とほぼ同価格.
Kazchari財団的には,安すぎず高すぎず,これが一番悩ましい価格帯なんやろね(欲しい対象が世間とズレてます).
まっ,とりあえず冷静に,かつ冷静に...