たらればのジロとリカバリーライド

2023/5/28 Sun

いろいろ反省

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曇り.温度:21 ℃,湿度:50%,体感温度:21 ℃,風速:15.1 km/時,風向:SSW

今年の『ジロ』が終わった.

2週目までの,何か盛り上がらなかった『ジロ』が,3週目に入ってようやく本気出したっつー感じ.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

逆転のジロと『水魔』の話

特に第20ステージの狂気の激坂TTはスぺクタブル.

Gを破り,3年前のツール大敗北の雪辱の果たしたのはログリッチ.
誰もが声にならない声を上げたチェーン落ちからの激走.
すごかった.
シングルでも落ちるねんなぁ.
正に「逆転のジロ」の面目躍如.

感動的だったのが,総合下位グループのゴールシーン.
観客を煽る煽る.ウィリー!
この地獄のようなレースを乗り切ったという安堵感と満足感にあふれる表情が清々しい.
近年,こんなゴールは見たことなかった.

そして第21ステージ,ローマでの最終スプリントにて,まさかのカベンディッシュが優勝!

ゴール後のインタビューで知ったが,元チームメイト(SKY時代&同国人)のGがリードアウトする約束(?)をし,それが見事に結実した.
いやいや,なかなかないで,こんな展開.

アッカーマンの落車シーンは痛々しい.
ついこないだ経験したとこやし.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

ようするに(伝説の2018年ほどではないけど)面白く,興奮した第三週でした.

それでも...「たられば」を想像せずにいられない.

もし,天気が良かったら...
もし,レムコが陽性にならなければ...
もし,ガンナとゲイガンハートがリタイヤしなければ...
もし,チマコッピの第13ステージが短縮されなかったら...
もし,GがTTでヘルメットを交換していなかったら...(これは変わらんか)

一番の問題は山岳バトルがあまり見られなかったこと.
仕方ないとは言え,ちょっと,もったいない大会という印象やね.
さぁ,一ヶ月休んで次は『ツール』だ!

それはさておき,日曜日のライド.

昨今めずらしく天気予報が良い方に外れ,朝から快晴.
これは出かけねば.

あくまで主観だが,数ある天気サイトのうち「tenki.jp」が全然あたらんと思っているのはKazchariだけ? このサイト,いつも悲観的な天気予報ばかりする.

さて,グラベルを走り回ってドロだらけのTopstoneはお留守番.
本日はEMONDAで出撃.

Garmin先生の電源を入れると「今日は休息日」と表示.
仕方がない.
山はやめて平坦路にするか.

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熊が出たとか出ないとかで,近郊のサイクリングロードが一部閉鎖となっている.神居古潭方面は...大丈夫そう?

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出ました! クマ目撃看板! うん?令和3年? 古っ!
この先,草木でやや路面が滑りやすい.そっちの方が要注意.

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神居古潭着.
天気も良いし,結構な観光客.
チャリの押し歩きとは言え,橋を渡って旧駅舎前まで行くのははばかられる.

では,このままUターンして帰宅?
それはもったいない.

せっかくなので,深川市内まで移動.
「旭川200ブルベ」のルートで帰ることにする.

ファットなBRM911旭川200km(その3)

Garmin先生曰く「休養せよ日」なのであまり登らないルートを選択したつもり.
ゆえに,ここまで獲得標高は200mもないはず.

このまま平地で帰れるはずと思い込み,全く補給せずに,店も自販機もまったくない湯内方面へ向かってしまった.

これが見事に失敗.

思いのほかカロリーを使ってしまい,旭川手前のトンネルに入る寸前でハンガーノック.
ジェル補給で救命.
あるあるやね。

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市内に入ってからは,サイクリングロードを通って家を目指す.

前方から来た高校生のチャリを避けようと,進路を変えると,またしても土塊を踏んで車体がふらつく.
ヤバイ.ト,トラウマが...

その後,なんとか無事に帰宅.

昨日,衝撃のデビューを飾ったTopstone.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

すっかりその実力にほれこんでしまったが,我が主役機であるEMONDAもやっぱりいい.
軽さと加速力は圧倒的.
うちの新入り,2台ともお気に入り.
古参のDOMANEファットも加えて,これぞハーレム,一夫多妻.

夜は息子のリクエストで久々に「山岡家」へ.

支払いが現金のみでなく,電子決済が導入されていた.
これは助かる.進化したな.

一方,JAF会員サービスの煮玉子が中止になっていた.
そう,なぜか北海道はここ最近タマゴ不足.
セイコマに朝から並びを入れる人もいる.

夜はジロ最終日の中継を視る.

JSPORTS実況のNさん,ちょっとミスがひど...いや面白かった.
ローマ市内周回レースなのに「今,先頭が味の素スタジアム前を通過しましたぁ!」は言い間違いにもほどがある.
夜遅かったし,疲れている?
ああ,元々サッカー中継が本業か.ひっぱられたな.納得.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

2023/5/27 Sat

夢のユニオン

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晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:67%,体感温度:18 ℃,風速:17.4 km/時,風向:SW

ちょうど一週間前に納車された,我がNewマシン『Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty』
実走のための準備やら何やらを経て,本日ようやくシェイクダウンと相成った.

まずは最大の懸念事項である携帯工具類,ようするにポンプとチューブについて.

Topstoneには,Canonndale独自のライト制御システム「SmartSense」なるものが用意されている.
対応ライトに対して電力供給やら,車接近探知用レーダーの設定などをスマホで設定できるらしい.
なかなかなハイテク装備で面白いっちゃあ面白いのだが,何しろ高価.
フル装備だと概算で5諭吉くらい逝きそう.

つーことでそんなもんはパス.
で,その取り付け基部には付属ベルトを通す溝がある.

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ここに予備チューブを取り付けるのが一般的な活用法.
早速,Amazonにて購入.

パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm)

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デカイ.
確かに,せいぜい28cまでのロード用に比べると,グラベルタイヤは太いのが当たり前だが,KazchariのTopstoneは44cという極太.

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通常チューブと比べると長さは変わらんが...

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幅が全然違う.
ツール缶に入れたらかなりの体積を占有しそう.
ゆえに,このストレージにくくり付ける運用法は悪くない.

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付けてみた.ぴったりである.
劣化や損傷を防ぐためラップを巻いた方がいいのだろうか?

そこに普段ファットバイクに装着しているツールボトルを移植(中身そのまま).

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うーん,なんかしっくりこんな.
長すぎる上に下部にあるチューブのおかげで,若干浮いてしまっている.
ボトルの切り欠きにひっかからない.
グラベルの振動で抜けてしまうかもしれん.

つーことで...

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こんなこともあろうかと,これまたAmazonで小型のツールボトルを買っておいた.

Z BOX S ツールボックス ゼファール(Zefal) 7086 Sサイズ 0.5L ブラック

中身をそのまま移し,ケージにさしてみると...

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なんということでしょう!
いわゆるシンデレラフィット.
完全にツールボトルの蓋の上部でひっかけられる.
さすがに携帯ポンプは入らないので外付け.

では,この装備でいきますか.
まずは近所のグラベルへ.

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第一インプレッションは...何この楽しい乗り物!?

ここまでの舗装路や坂をロードバイク並みの高速巡行.
手動でLeftyサスをアクティブ化し,躊躇なくグラベル突入!
速い速い.

ファットバイクがいかに重いのかがわかる.
それに前後のサスがカラダに優しい.

ガレている場所はやや不安だったが,44cタイヤで(今日のところは)無問題.

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昨夜の雨から想定し,付けててよかったass saver.

Coollooda 自転車用フェンダー

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新車だが,これがグラベルロードの宿命.
少し進んで河川敷ダートへ.

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「さぁ踏むで~」と思ったその時,道を横切るケダモノが...

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シカでした.デカい.

その後も狂喜乱舞しながらTopstoneの走りを楽しむ.
いつものファットに比べ,Aveで3~4kmは速い.
これがカーボンフレームの実力とでも言うのか!?

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冬季閉鎖中だった新開ゲートももちろんオープン.
ここに登るまでの坂もやはり楽.
手前に「クマ目撃情報」の看板があったけど...(一応クマベル付けてます)

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正に新緑グラベル.
出発時の曇りから時折,陽が差す.

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撮影用自立スタンドはいつもの「めだたんぼー」

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

サイドスタンドを付けたいところだが,カーボンフレームなのでNG.
気にしない人もいるようだが.

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変態装備のLefty.
新車らしく,余計なグリスがはみ出てきた.

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SHIMANOのグラベル用コンポGRX
新コロ時にはなかなか入荷しなかったらしい.
これまた新車ゆえか変速スムーズ.
ワイヤでこれならDi2だと...アカン,よだれが.

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程よいアップダウンの後は,楽しいダウンヒル.
タイヤとサスの性能が試される.
いつかのように転倒は避けたいけど.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

慎重に下る.
いやいや,むっちゃ安定してる.
ファットバイクとそん色なし.楽しい.
これは「愛山米飯林道」のダウンヒルも...クマがなぁ.

以下,このグラベルで一番画になる水際ポイント.

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林道を抜ける.

何かが足にあたる.
ツールボトル脇に付けた携帯ポンプだ.
チャリから降りて確認するとケージのマウントがグラグラしている.ネジが緩んだようだ.

グラベルを走ると何かが壊れたり,なくすのはよくある話.
携帯ツールを使って,マウントとポンプを外しておく.

自転車用小型携帯工具を新調~『TOPEAK MINI 20 PRO』

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ここもお気に入りポイント.

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河川敷ダートに復帰.
そのまま美瑛方面へ向かう.

ここのダートも毎年短くなっている.
舗装化を嘆くのは一部の変態だけだが.

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美瑛の名所「赤羽の丘」
これまでもファットで何度か来ていたが,やはり軽快さが全く違う.

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これで天気が良ければ...まっ,近いのでまた来よう.

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これまで入ったことがなかったグラベルにちょこちょこ進入.
時には行き止まり.
それもまた良し.

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いい汗かいた.
美瑛市街地の知る人ぞ知る,格安自販機で最強の栄養ドリンクを補給.

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ちょうど昼時.
ここまで来たら...サイクリストのルイーダ酒場こと,あの場所へ.
晴れてきましたな.

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少し時間をずらすとお客さんがおらず,注文しやすい.
もちろん,Yさんスペシャルである.美味し.
ほぼ同年齢のマスターSさんと,人生の残り時間について談義.

平均寿命は80歳らしいけど,いわゆる健康年齢は75歳ぐらいだろう.
Kazchariもアクティブに動けるのは後20年ぐらい.
つまり,この美しい季節を存分に楽しめるのも残り20回...
だからKazchariは,乗りたいチャリを買って乗る(無理はしてません).

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Kazchariの次に入ってきたお客さん,ある意味ウラメニューを注文.
魯肉飯と魯肉麺のダブル大盛りセット!
すんげー量.
なかなかない注文なので値段も決まってないらしい.

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そのまま帰るものなんなので,つーかどこまでも走れる,もとい「走れ」と要求してくるマシンなので遠回り.

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道の駅「ビルケの森」を経由して自転車道へ.
少し美瑛市内に進むと面白い分岐が.

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右は通常の舗装された自転車道.
左は...ごらんの通りグラベル
なんて新設設計!
オン志向,オフ志向どちらのニーズにも対応するとは!
恐るべし,美瑛!(違うと思う)

もちろん,TopstoneなKazchariはグラベルを選択! うおーっ!

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右の舗装路を走るチャリダーに変な目で見られつつ爆走.
いやいや,どちらも走行可能な万能マシン,それがグラベルロード!
実に楽しい.

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まっ,そんなサービスロードもさすがに長く続かない.
舗装路に戻る.
振り向くと十勝岳連峰.

晴天を越えて暑くなってきた.
標高稼ぎ&さらなる絶景を求めて,某農道へ.
少しだけ登ると後はずっと下り.
もちろんディスクブレーキ&極太タイヤの安定感.
楽しすぎる(何回目?)

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美瑛市内をパスし帰宅の途へ.
かついで渡る踏切を渡って...

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千代ヶ岡のセイコマで補給っつーか,おやつ.
クーポン50円引きの「リアルゴールド」とプリンを購入.
知らないうちにサイクルラックが設置されていた.
ありがたい.

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〆の河川敷グラベルを爆走.
このくらいの路面が一番面白いかも.

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つーことで無事帰宅.

いやあ,それにしても楽しかった.
これまでもファットバイクでグラベル走行を楽しんでいたが,もう感覚が全然違う.
イベントにも参加したけど,みんなこんなんに乗ってたんや...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

ファットなグラベルミーティングライド

ゆっくりとグラベルを楽しむだけならファットバイクでも問題ないが,そこまでの移動が大変.
クルマを使わない時は,相当の距離を我慢して走行する必要があった.

激走!愛山米飯林道ライド

苦肉の策として,TTバーを装着.
かなり巡行が楽になり,100kmイベント,200kmブルベに出たりもした.

ファットな100kmサイクリングin旭川

ファットなBRM911旭川200km(その1)

もちろんこれらも楽しい思い出..,っつーか達成感はあった.

そやけどTopstoneの乗り味を知ってしまった以上,もう夏のグラベル/林道/ダートは,それにグラベル探索にファットバイクを使うことはないかも...ぐらいの衝撃だった.

正直,DOMANEからEMONDAに乗り換えた時の違いはあまりわからなかった.
一応,比較記事を書いたけど,無理矢理感が...(汗)

Myロードバイクの乗り比べ~EMONDAとDOMANE

今回は明らかに違うね.
ホンマ,いい買い物をした.

今後のKazchariマシンの使い分けはこんな感じ.

EMONDA:舗装路のロングライド&ヒルクライム

DOMANE:ZWIFT&ブルベ

FATBOY:通勤,買い物,そしてスパイクはいての冬ライド!

TOPSTONE:もちろんグラベル! もしかしてこの快適さなら...ブルベ(300~)もいけるかも?

それにしても...形といい,カラーといい,機能といい,何かチャリに対して求めていた全ての条件を網羅している夢のマシン,それがTopstone
うん? 標準装備のドロッパーシートポストは...いらんかったかな.

次のグラベル・ライドが待ちきれませんわ.

異形~Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty

2023/5/23 Tue

やってみせろよ,レフティー!(ツダケンボイスで)

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鳴らない...ではなくて,止まらないチャリ趣味.
ついにグラベルロードバイクを購入!

その名も『Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty』(以下TC2)だ.

Topstone Carbon 2 Lefty

ロードバイクはTREK,ファットバイクはSpecialized,そしてグラベルと,これでアメリカ3大バイクメーカー制覇!(で?)

一度は在庫なし,入手不可と言われたTC2.
しかあし,今年の3月頃だったか,各メーカーの入荷が徐々にスムーズになってきて,納期未定だったモデルの記事がネットや雑誌にちょこちょこ載るようになってきた.

そこで旭川のCannondale取り扱い店と言えば...の「はっとりスポーツ商会」さんに出向き,情報収集.

はっとりスポーツ商会

当初は7月入荷予定だったのが,目当てのイエローは5月末とのこと.
ボーナス支給とのからみもあるので一瞬躊躇したが,「何とでもなるはずだ!」と,思い切って契約した.

まさか,その後,娘の「歯科矯正代」という大トラップがやってくるとは知らずに...(これからが地獄だぞ

つーことで,そのTC2が無事入荷,組み立て完了したとの連絡を受け,5/20の土曜日に引き取りにいくことにした.

そして先日の『TREK TCT5000』との別れがあったわけだ.

SAYONARA with Memory~TREK TCT5000

土曜日は朝から大雨.
チャリの積み込み作業はレインジャケットを着ながら行う.

「はっとり」さん着.

TC2の特徴や操作に関する簡単な説明を受ける.
よく考えればまともなサスペンション付きチャリは初めてである.
体重ごとの適切な硬さがあり,エアで調整するそうな(へぇー).

そして目玉のレフティーフォーク

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もう,他のどれにも似ていないこのシステムに一目ぼれで買ったようなもん.
アンシンメトリカルなこの不安定なフォルムがたまらん!

この構造だと,前輪を簡単に外せると思いきや,実は逆で,ヘキサレンチだけでは外せず,BBに使うような特殊工具が必要らしい.
そんなもん持ってへんし,何より携帯できる大きさではない(たぶん).

前輪が外せないとなると,どうやってクルマに積んだらええんやろ?
それに輪行時は?(後輪を外す?)

とりあえず,「今日,どうやって持って帰ろうか」と悩んだが,スタッフさん曰く「ハスラーだったら,助手席倒せば,前後ホイール付けたままで乗りますよ」との提案.
えっ,そうなん? ⇒ ハンドル90度曲げたら確かにすっぽり収まった.

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帰宅.
とりあえず2階の廊下まで持って上げる.
乾燥で10kgちょい.
ロードよりは重いが,ファットほどではない.
室内保管しやすい.

さて,この日までヨメさんにはTC2の購入を秘密にしていた.
さすがに形状が異なるし,何より下取り車のブルーに対し,今度はイエロー.
「そやけど自転車に興味ないし,もしかしたらバレへんかも...」と思ってたら...はい,すぐバレました.

さて,日曜日&月曜日は名古屋から来道した友人をアテンド.

月曜日にファットでお城クライムを一発決めた後帰宅.

せっかくSPDシューズを履いているので,TC2を外に出してポジション出し&試走,

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ペダルは『SHIMANO XTR』グレード.

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シマノ(SHIMANO) PD-M9100 SPDペダル 付属クリート/SM-SH51 IPDM9100 ブラック

タイヤは『WTB Raddler TCS Light 700x44c』

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完全にオフ寄り.

サドルは贅沢に『フィジーク』

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そのサドルを5cmほど上げた.
ショップでは「キングピンサスがあるので,これ以上は下げられない」とのことだったが,逆で上げる方向でよかった.
しかもドロッパーが標準という,ホンマほしい装備てんこ盛りのチャリである.

ロードに比べ,ハンドル位置が高くて近い.
舗装路ならコラム抜いて,ステムを長くしたいところだが,グラベル走行を考慮すると,まずこのポジションでの試走が必要やな.

グラベルバイクのポジションの目安。ロードバイクと比べると、ハンドル位置はどれくらいになるのか?

こういうのも個人差があるので,こうした記事を参考にしながら試行錯誤要.

さらには前輪にはセンサーが標準で付いている.

iPhone11 Pro

キャノンデールホイールセンサー&アプリのご紹介

公式アプリと連携させると,距離や速度,さらにメンテナンス時期まで教えてくれるらしい.
なんやこの至れり尽くせり感!

そして,夕方からは室内に持ち込んで,いよいよ,TC2のカスタムに取り掛かることに.
ようするに外せるモノを外し,剥がせるモノを剥がし,付けられるモノを付ける時間である.

iPhone11 Pro

【外せるモノ】

後輪軸にある謎の透明円盤

iPhone11 Pro ニッパーで破断

ホイールの反射板

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【剥がせるモノ】

「Made in Taiwan」などのシール類

【付けたモノ】

- サイコンマウント
- ベル
- ライト
- バックミラー
- ネームシール
- ボトルゲージ
- ネームシール

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

これで今週末は実走デビューやな.
脳裏に砂利と草の道を駆け回るKazchariの姿が浮かぶ.

それにしても...今回Cannondaleのバイクを初めて購入したが,そのしっかりとした作りにびっくりした.

例えばバーエンドキャップ.
ただねじ込むだけでなく,ちゃんとボルトを回して止めるタイプだったりする.

これで,秋の「ニセコグラベル」参戦待ったなし.
練習しよ.

ニセコグラベル

現在,Cannondaleはセール中.
同じ形状のアルミフレーム(+カーボンフォーク)の『Topstone 4』がなんと¥148,500!

Topstone 4

気楽にグラベルを楽しみたいのなら,どう考えてもこちらの方がコスパ優秀.

アルミだろうが重かろうが「何とでもなるはずだ!」

しかあし! 目で見ていじって楽しめる変態装備の数々,この第五世代モビルスーツっぽいコテコテ『TC2』の圧倒的なカッコよさよ!(※個人の感想です)

以上『閃ハサ』成分やや多めでお送りしました.♪一筋の光へ~

『閃光のハサウェイ』を読んでみた~第二部以降を勝手に予想

iPhone11 Pro

SAYONARA with Memory~TREK TCT5000

2023/5/21 Sun

始まりの一台

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時に2006年.
Kazchariは”メタボ”と診断された.

ウエストサイズではなく,超音波による内診の結果であった.
それまでの立ち&動き仕事,しかもロクに食べなかった海外暮らしから一転,帰国後はデスクワーク中心になったのが原因であろう.

「こりゃいかん」と運動を始めることにした.

相手が必要,かつあまり唆られない球技系は選択肢にない.
筋トレ? 筋肉はつくけど痩せるのか?(当時は知識がなかった)

「そや!自転車はどないだ?」と,何かがきっかけで思いついた.

知り合いに自転車趣味の人はいなかった.
雑誌やらネットで少しだけ知識を仕入れて店(クランカーさん)に行った.

どうやらTREKというアメリカメーカーが有名らしい.
よくわからない製品はビッグネームにしとけば安心だろう.

店頭に置かれている車種に満足いかず,カタログを見せてもらう.
ハデハデなカラーリングの中,ブルーにシルバーのラインが入っただけのシンプルなグラフィックが気に入った.

「この7って何やろ? ランス・アームストロング? ああ何か名前だけ聞いたことがあるような...ツール・ド・フランス7連覇!? そりゃすごい」

程度の知識であった.

結局,取り寄せでこのフルカーボン・ロードレーサー「TCT5000」を購入.

¥280,000.当時は(今も?)立派な高級車である.
1週間で納車となった.

その間,ヘルメットやらウェア,シューズなどの用品をそろえる.
おっと,ペダルも最初からSPD-SLにした.

初めてのロードバイクは何しろ軽くて速かった(平地に限る).
それにホリゾンタルなフレームが美しい.
気のせいか,今のバイクよりもカーボンの作りが頑丈な気もする.

基本的な乗り方や暗黙のルール,マナーは全て独学.
週末は美瑛の丘を走り回り,慣れてくると朝練(20km)もするようになった.

やがて「美瑛センチュリーライド」「そらちグルメフォンド」「中札内グルメフォンド」などの,やや緩めなイベントに参加するようになった.

冬は乗らなかった.
圧倒的に負荷が足りないので,健康面への影響はあまりなかったが,悪化もしなかった.

重要なのはココロへの効果だろう.
自分が自分のカラダを操作しているという充実感が楽しい.

やがて10年が経過.

そろそろ新車が欲しくなり,2016年に「TREK DOMANE SLR」を購入.
ブルベヒルクライムZWIFTなど,より沼...おっと趣味にのめり込むようになった.

自転車趣味が人生を鮮やかにしてくれた.
その基礎を作ってくれたのは,まぎれもなくこの始まりの一台,「TCT5000」だった.

STRAVA上のデータで16,855km.
記録前にも10,000km以上は走っているはず.
晩年はほぼギア固定(変速不可になった)で3本ローラー専用マシン.

つまり,すでに主役機ではなくなっていたこいつが,本日,永遠に手元を離れることになった.

自転車という,世界で一番楽しい趣味を教えてくれた「TCT5000」

「ありがとう」...それしか言葉が見つからない.

iPhone11 Pro

...そして,迎えたニューマシン.

iPhone11 Pro

おや,このマークは?
視力検査?