2024/9/29 Sun
峠と紅葉とオートバイ
好天の日曜日.
昨日はチャリでグラベル三昧.
脚が少々お疲れモードなので,今日はモンキー・ツーリング.
当初はブルベ「旭川400」をなぞるルートを考えていたが,普通に走って10時間近くかかる.出発時間を考えると少々無謀なので,三国峠までの往復とした.
この時期の大雪山系と言えば紅葉の最盛期.
さて,今日はどの様な感じだろう.
本州からのライダーは,この時期になるとかなり減る.
大阪在住の頃のKazchariもそうだった.
日中はともかく,朝晩の冷え込みに耐えられなくなってくる.
特にキャンプ時は辛い.
出発前に空気圧をチェック.
ロードバイクほど厳密に管理はしていないが安全のために.
現在の走行距離は約8000km.
そろそろリアタイヤの交換時期か.
トップケースには,いつも通りお風呂セットをin.
とは言え,入浴後に冷えるのは困りもの.
オートバイの弱点やね.
気分が乗れば入りましょう.
さぁ,出発.
ナビ代わりのSIMなしiPhone7.
Amazon Musicの楽曲をダウンロード(オフライン再生)して,インカムで聴いているが,しばらく使っていなかったせいか,認証(?)のため,一度サイトに接続しろとの指示.
時すでにお寿司.
家から遠く離れてしまっている.
仕方がない.
今日は音楽なしで,風とエンジンの音を愉しむことにする.
オーソドックスに国道39号を使って上川方面へ.
道内ライダーのシーズンはまだ終わらない.たまにヤエー.
地味な外観&高梨沙羅の実家経営(今も?)&人出不足で閉店したもののすぐに復活で有名なセブンイレブンで休憩(属性多し).
チャリと違ってカロリーや栄養はあまり考えなくても良いはずが,結局いつもと似たようなメニューを選んでしまう.
野菜生活スムージー,美味し.
やたらに長くデンジャラスな銀河トンネルを越えて,大函に寄ってみる.
旧線路や旧道跡が見える.
この林道,走ってみたいなぁ.
うん? 自転車はダメとは書いていない(ダメです).
徐々にクルマが増えてきた.
のんびり走るクルマが先頭で渋滞が始まる.
(メーター読みの)制限速度を守るのは”正義”だが,後続車からのプレッシャーによく耐えれるものだ,と思ったりなんかしちゃったりして.
案の定,数台のSSが猛スピードで追い抜いていく(ダメです).
分岐にてダムを越え,三国峠方面へ.
紅葉シーズンによる通行制限中の高原温泉を通過.
この熊だらけで有名な撮影スポットに行くには,シャトルバスに乗り換える必要がある.
今日はオートバイなのでさほど気にはならないが,標高が徐々に上がっていく.
この道を通るのは6月の「Flèche」以来か.
Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)
そういや「Flèche」って完走メダルはないのだろうか?
かなり日が経つものの何も届かない.
まぁ,思い出として楽しかったから別にええけど.
それにしても,さすがオートバイである.
チャリと違って,あっという間に三国峠に着いた.
駐車場はクルマやバイクでごった返している.
好天かつベストシーズンだけのことはある.
人がいなくなったタイミングでいつもの看板前記念撮影.
遠くにマス・ツーリングのハーレー軍団が登ってくるのが見える.
さて,ここからどうする?
基本的にチャリ感覚で距離と時間を換算するクセがついてしまっている(時速25km/h).
それゆえか予測時間よりも早く峠に着いてしまった.
このままUターンして上川に戻るのはもったいない.
いっそ,士幌側に下りて狩勝峠周りで帰る?
少し悩んだ後,とりあえず士幌側へ向かうことに.
せっかくなので絶景を見ながら橋上を走らないとね.
下り終えた後もしばらく進むが,帰宅時間のことを考えて冷静さを取り戻す.
さすがに「旭川400」のトレースは無理無理無理.
モンキーで夜間走行なんぞしたくないし.
三国峠へターン.
駐車場はスルーしてトンネルをくぐる.
そういえば近くにグラベルに入る道があったはず.
少し寄ってみますか.
グラベルと紅葉.映えますなぁ.
これくらい整備されていると,モンキーで問題なく入っていける.
今年の紅葉にはベストなタイミングで来れた感.
さて帰りますか.腹も減ったし.
ここのシラカバ群,お気にいり.人工的やけどな.
上川の町を越えて,昼食はいつもの「山の食房」へ.
ポークチャップ...ではなく,今日はとんかつ定食.美味し.
で,家を目指す.
愛別あたりで少し寄り道.
本日も無事故で帰宅できた.
オートバイの免許を取ったのは19歳の時.
つまり38年間,ライダーを続けている.
この間,日本不在などのブランクがなかったわけではないが,常にバイクを1台は所有している.
今ではチャリ趣味に金や時間などのリソースを費やしているが,オートバイをおりる気はまだない.
チャリと同じ道を走っても違う感覚で景色が見える.
不思議なものだ.
オートバイ・ツーリング時は周囲の環境に目が向けがち.
チャリのライドでは,自分の内面に注意が向く.肺,心臓,筋肉.自分の生を感じる.
方向性は異なるが,いずれもマインドフルネス.
今,この瞬間に集中し,かつ楽しむ.
言うまでもなくオートバイは非常に危険な乗り物.
チャリと同じ2輪車=不安定だが,絶対スピードが速い分,オートバイ事故の方がダメージが大きいと思われる.
自分が細心の注意を払っていても,相手のミスで死ぬこともある.
マスコミや世間の注目度が高いためか,クルマよりもオートバイ事故の方が報道の割合が多い気がする(そしてコメント欄が大荒れ).
「相手が悪くても死ぬのは自分」がオートバイ.
Kazchariも長いライダー歴の中,事故ったことも転倒したこともある.
その時の傷もまだ残っている.
今,こうして普通に生活できているのは偶然.
ゆえに,今日という日を無事に楽しく過ごせたことに感謝.
あっ,温泉入ってないわ.今からサ活へGo!