EMONDAな春の陽気に誘われてライド

2024/4/14 Sun

何が違うのか

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晴れ時々曇り.温度:11 ℃,湿度:75%,体感温度:10 ℃,風速:4.3 km/時,風向:SW

日曜日である.
今日も快晴&気温も上昇するようだ.
絶好のサイクリング日和である.

昨日は充電切れで動かせなかったEMONDA
無事充電完了.
気のせいか一世代前のDi2より“持ち”が悪くなったような気がする.
距離だけでなくギアチェンジの頻度も影響するはずなのでなんとも言えんけど.

つーことで,EMONDAの今季初出撃である.

しばらくアップライトポジションのチャリばかり乗っていたので,この前傾ポジションは新鮮.
ハンドル幅も380mmなので狭い.
道路のジャリや水たまりに気を遣いつつ進む.

多くの地元チャリダーのお気に入りスポットで撮影.

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短足のKazchari,ハンドル位置を目一杯下げてもサドルはこの高さ...シクシクシク36.

撮影後,4人組のロードバイク・グループが走ってきた.
(たぶん)知り合いじゃない人たち.
会釈する.

Kazchariも参加する6月のFlèche Hokkaido」の詳細が徐々に明らかになってきた.
(とは言っても,各種手続きは函館のPikaさんに任せきりなので.恐縮しきり)

現状4名での出走となる.
参加メンバーとやり取りしているのだが,やはり通常のブルベとは色々と異なるようだ.

1つはフェンダーの取り付け.
集団走行(ドラフティング含む)ゆえ,雨天時の後続車への水撥ね配慮.
日本ではそうでもないが,海外のイベントだとフェンダーなしはむっちゃ嫌われるそうな.

400km近く走ることになるので機材はDOMANE
こいつにはフェンダーをポン付けできるダボ穴なんぞない.
いわゆるアス・セーバーでは意味がない.

そこで,もうじきセールのAmazonで検索.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

これとかどうだろう? 簡易過ぎる?
テストが難しいね.
一番良いのは当日に雨が降らず無用のグッズになること.

他にはチーム戦ゆえの時間管理の厳しさ.
ブルベの場合,PCに到着したかどうかはレシートの打刻時間でチェックされるのだが,チーム内で15分以上のズレがあると認定されないとか.

うわっ,いつもぼっち走行のKazchari,大丈夫だろうか?

で,この後もぼっちでいつものコースを.
美瑛の丘はいわゆる丘陵コース.
登りと下りを繰り返す.

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後でSTRAVAを確認すると,いくつかのセグメントで自己ベストを更新している.
めちゃめちゃがんばって踏んだ記憶はない.
身体機能が急に伸びるわけはないので,やはりマシンの力によるところが大きいと思われる.さすがEMONDAである.

美瑛市内から青い池まで続くサイクリングロードへ.
相変わらず美しい道だ.

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ただし,残り1/3ぐらいで雪に阻まれてストップ.

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並走する道道に回れば池まで行けそうだが,特に「池」にこだわりがないのでUターン.

代わりに例の農道を爽快にダウンヒル.

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補給のために美瑛のセイコマに立ち寄る.
シュークリームとコーヒーで休憩(カロリー補給).

SNSを確認すると,”上富良野のルイーダ酒場”ことYAMAICHIさんが投稿されていた.
アスパラ人気に押されて魯肉飯があまり出ないこと.
そのせいなのか,特別メニューとして「アスパラパスタと魯肉飯」のセット販売が告知されていた.
これは行かねばと,YAMAICHIへ向け出発.

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沼崎の坂を「はぁはぁぜいぜい」と登ってYAMAICHI着.

目当てのセットをオーダー.

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後から来たチャリダーを交えて台湾話などなど.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

カミヒルも今季初登りの人が徐々に増えてきているようだ.
来週あたり行っとく?

で,国道の西側(裏側)を通って帰路につく.

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15:00頃帰宅.

気が付けば100km越え.
思えば台湾でも毎日ほぼ100kmぐらい走ってたけど,やはり快速マシーンのEMONDA,疲労感が全然違う.余裕.

ただ,フレームの固さのせいか,脚への負担はそこそこ.
それに,ポジション的に頸の後方にも違和感.
まっ,シーズン初めなのでじきに慣れるでしょう.

アマチュアには意味がないだのと,なんだかんだ言われるけど,やはりハイエンド・ロードバイクは乗っているだけで満足感が高い.
それが継続へのモチベーション.

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台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

2024/3/22 Fri

どことなく懐かしい

OLYMPUS TG-5

晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

さて,腹も満たされて水も補給した.
走りますか.

Google先生の指示通り,またしても幹線道路を離れる.

ふと「〇〇福徳宮」という看板を見つけた.
なんと,〇〇にはKazchariの名前が入る.
「宮」とは日本で言うところの寺.
「そんな地名もあるのか」と,面白そうなので立ちよってみることに.

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どうやらこのあたりは「〇〇」という地区らしく,お寺だけでなく「〇〇公園」も発見.
バスの停留所名も「〇〇」.
世界広しと言えど,まさか自分と同じ名前の場所を見つけるとは.
漢字圏ならではやね.
偶然,偶然のすんげー確率.
なかなか得難い経験をした.

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幹線道路に戻ると,ルーフやバックにチャリを固定したクルマを何台も見かける.

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この付近で何かの大会が開催されるのだろうか?
そういや明日は土曜日だ.

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あまりに暑いのでセブンにピットイン.

アイスとジュースを買ってベンチに座ると,隣に座る台湾人が話しかけてきた.
おそらく「今日は暑いねぇ~」と言ってきたと思う(空を指さしていたので).
この方,色黒で非常にホリが深かった.
いわゆる「原住民」と呼ばれる人なのだろう.

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この「原住民」という言葉,日本人には”未開の民族”っぽく聞こえて抵抗があるかもしれないが,侮蔑的な意味はない.

日本語の「先住民」と同じニュアンスで使われている.
ただ,中国語で「先住民」だと「絶滅した民族」になってしまうらしい.

台湾の中央山塊には原住民が多く住んでいるという.
これから出会いが増えそうな気がする.

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東海岸(台東)方面への分岐に到着.
左の高架道路を進むと最短距離になる.
南端を目指すKazchariはもちろん直進する.

海岸に時折点在する変なオブジェ.

「そういや三脚もってたわ」と久々に自撮り.
期せずして翼...ではなくツインテール写真になった.

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このあたりでは一番大きい街,恒春(Hêng-chhun)を通過.

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なぜかゴーカート場がたくさんある.
戦場っぽいオブジェとか恐竜の装飾.
後で聞くところによると,ファミリー旅行先としてメジャーな場所らしい.

ゲストハウスの他,ダイビングショップも点在.
潜ります? いやいや今回はパス.

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そして墾丁

今日のうちに「南端まで行って帰って来る」という計画は時間的に断念.
素直に予約した宿に向かいませう.

しかあし,例によってGoogle先生のナビが超絶わかりにくく,指示通りに進んだらコテージだらけの大規模リゾートに進入してしまった.
どう見ても不審者である.

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なんとかそこを抜けだすと墾丁のメインストリートが現れた.
今度こそ到着ぅ...と思ったが,肝心の宿が全然見つからない.

仕方なく,マッサージ店で暇そうにしてたおばちゃんに尋ねる.
さすがリゾート地.
英語が完璧に通じる.
通じたところで,道を聞いて走り出すがやはり見つからない.

計3人ほどに道を聞く.
全然見つからないので,”途上国あるある”の「わからんから適当に指さしとけ」的な扱いを受けているのかと,すっかり不信感(みなさん,すいません).

うろうろしていると,チャリ一台がやっと通れる通路を発見.
まさかと思い進入すると,ようやく宿を発見.

ケンティン ホステル (Kenting Hostel)

いやぁ,苦労した.
白ペンキのいかにもリゾートなホステル(Agodaの写真は盛り過ぎだ)

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受付のねーちゃんは英語ペラペラ.
ただし,困ったことに宿泊代はキャッシュのみ
うげー,これで手持ちの現金がなくなった.

トイレやシャワー,明日の朝食の場所(離れた食堂),チェックアウト時の注意点を聞く.
部屋はまぁまぁ.
使い道がよくわからないロフトがある(後で助かった).

残念ながら洗濯機がない(ゲストは使えない)ので「コインランドリーに行け」と言う.量も少ないので手洗いしますか.

シャワーを浴びて落ち着いたところで洗濯開始.

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足洗い場の水道を拝借.
怒られなかったので無問題.
幸いバスタオルも2枚,それにドライヤーがあるのでいつもの乾燥方法が使えそう.
それにロフトもあるので”巻き巻き作業”もしやすい.

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走行データのSTRAVAへのアップやら何やらを済ませて外へ.

すっかり日が落ちて外は暗い.
いや,暗いだけでなく寒いぞ.一旦宿に戻りウインドブレーカーを持ち出す.
3月の台湾は1日の寒暖差が激しい ← 要注意.

先ほどの細い路地を抜けてメインストリートに出ると...いきなり夜市のにぎわい
さすが台湾随一のリゾート地.
西洋人観光客がうじゃうじゃ歩いている.
地元民より多いくらい.
それにエロいっつーか,セクシーな衣装のおねーちゃんがアルコールを提供している屋台(?)も散見.
一方でちゃんとしたレストランもある.

この雰囲気はどこかで...台湾というより,懐かしのタイのカオサンっぽい.
だいぶ小規模やけどな.

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さぁ「メシ食うで」とあちこち見ていると,珍しく英語表記の看板を掲げた食堂を発見.それに一皿100元程度とそれほど高くない.海鮮もある.
ここにしよう.

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豚肉とイカの炒め物と白飯をオーダー.

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味は良いのだが,昼と違って今度は量が少なかった(やはり予測が難しい).
それに...辛い

台湾旅行は楽しいのだが,難点が2つある.

一つは言うまでもなく排ガス.

もう一つは,食堂で水が出ないこと.
確かにビールでもジュースでも店で買えばいいんですよ.
時々は買っているけど,もちろん(日本同様)コンビニや商店で買うより強気の価格設定.

「飲食店での水はタダ」という意識が根付いている日本人は,どうしても「モッタイナイ」が先行してしまう.
世界標準的には「サービス過剰でノーチップ」な日本がレアなのだが.

で,我慢することになるが,今回のように辛い料理だと辛い.
味わうより,かきこむようにして食べてしまう.

周りを見渡すと不思議なことに,飲料がないまま食事している人もけっこういる.
結局は慣れの問題なのだろうか.

ちなみに外からの持ち込みはX,もしくは5元ほどのチャージが必要な場合がある.
ガイジンなので何も言われないこともあるけど.

てな感じで食事を済ませて通りに出る.
口の中がヒーヒーするので,甘く冷たいモノが欲しい...
おっ,ここは...

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少々高いが,台湾スイーツの魅力には抗えない.
で,注文.

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ででん!
「綜合鮮果」180元!
やぱり巨大だが美味し.
食い終わった時,むっちゃ寒かったけどな.

さぁ,腹も落ち着いたし散歩.

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iPhone15 Pro なぜか海人

ホンマ,iPhoneはよく写る.
夜間撮影でここまで撮れるなら一眼いらんな(芸術性を求めなければ...だが).

夜市のにぎわいはまだまだ続くが,一人旅のKazchariはクールに宿に戻りますか.

ありゃ.せっかくの夜市なのにまーた屋台メシ食ってねーや.
まぁええか.”グルメ”にあまりこだわりがないのだ.

それよりも問題は明日の予定.

最南端周りだと今回の旅の最長距離を走ることになる.
それに山越えもあるため獲得標高もエグくなりそう.
さーて,どう戦い抜くかな.

激闘が確実視される「Day7」へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

iPhone15 Pro この看板で「ケンティン・ホステル」と認識しろと?

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

2024/3/22 Fri

Go Go リゾート!

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

Day5はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

今日は走る.
できれば台湾最南端まで行っておきたい.

なぜなら明日の天気はかなり怪しい.
強風マークがついている.

ただ,アプリごとに予報がバラバラ.
きっと良い方に外れるだろう.
なんつってもKazchariは晴れ男なのだ(キリッ)

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

宿泊地は墾丁(Kĕndīng)
いわゆる最短最速の「環島」から外れたオプションコースとなる.
時間があればこその旅程.

朝食後出発.
本当にいい宿だった.
今後も高雄に来ることがあったら,この宿一択やな.

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大都会だけになかなか脱出できない.
廃線跡のサイクリングロードをつないで走る.

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大型車の交通量が多い道路だが(区画された)二輪走行レーンがあるだけで安心感が違う.

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高雄空港を通過.

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MRTで街中とつながっている.
こちらを旅の拠点にしても便利だろう.

途中で変わったスクーターをみた.
やけにスピードが遅い(チャリで抜いた)
不思議に思いつつ確認すると,なんとリアに補助タイヤを付けて4輪化,
さらには車椅子もサイドに積んでる.
もはやクルマで良いのでは?

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工場エリアを抜ける.ぐっと田舎化.

南に向かうにつれ,気温がどんどん上昇中.
幹線道路は面白くないので,懲りずにGoogle先生に頼る.
すると...

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ここは一体どこなんだ?

どうにかラビリンスを抜けだし,とあるファミマで休憩.

ホンマ,コンビニの存在はありがたい.
「環島」がこれだけメジャーなのは,コンビニの多さ=便利さも要因にあるような気がする.他の国ではここまで流行らないかも.

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ホテルの朝食で食べきれなかった肉まんとコーラで補給.
なぜか店内でイヌが寝ていた(めずらしくない).

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これも台湾の日常.
動物にやさしいというか何というか...

そういやここまでの旅では,吠えまくる犬に3回くらい追いかけられたな.
海外旅行で何が怖いってやはり病気だろう.
特に日本では絶滅した感染症群.
犬の場合は狂犬病だ.

台湾では2013年に狂犬病地域から削除されたようで,噛まれたところで大丈夫...って,うんなわけあるかい!

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海沿いに出た.
あちこちの壁に書いてある「南無阿弥陀仏」は何の冗談だ?

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とある公園の横を通る.
説明の看板に「乃木」の文字を見つけ,緊急停車.

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なんと,乃木希典将軍 台湾上陸地点(今は公園)だった.

幹線道路からはかなり離れている.
チャリ旅でなければ絶対に気が付かなかった場所.
つーか...これだけきれいに整備して残していることに驚き.
よくも悪くも日本との強いつながりを感じさせる.

しばらく進むと,枋寮郷(Fāngliáo)に到着.

今や世界中あちこちにある巨大地名オブジェがここにもある.
これ見つける度についつい記念写真を撮ってしまう.旅人の性ですな.

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台湾人の団体さんが写真の撮り方で大騒ぎしていたので,英語で「撮りましょうか?」と話しかける.
すると大喜びで「謝謝!」との返事.

おばちゃんがチャリに挿した日の丸を見て「リーベン?」と聞いてくる.
そこからはさらにテンションアップ!
Kazchariのピン写真を撮ってもらった後は集合写真.
何台のカメラで撮ったことやら.
こういった記念碑的なところだと,だいたいこのパターンやね.

こういう時,スマホは便利だ.
みんな使い方わかってるしな.
一眼カメラを渡すと,たいていの人はビビるし,腕を伸ばして液晶を見ながら撮るのでブレたり,構図が歪んでいることが多い.

つーことで挨拶して先に進む.再見.

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広い道路に出た.
日本のごとく,大規模ドライブインが点在している.

さて,派手派手ドライブインにピットイン.
昼メシにする.

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Googleレンズを駆使し「チャーハン」「ワンタン麺」を注文.

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いや,これ多すぎやろ.
ホンマ,多すぎたり少なすぎたりと量がわからん.
値段だけでは判断できない.

基本的に中華圏の人って大勢でいろんな種類の料理を頼み,みんなで取り分けて食べてるイメージがある.
「ソロ飯」がレアなのかもしれない(たぶん).

それでも,サイクリストは「全ての摂取カロリーを0にする特殊能力」を持っているので平らげてしまった.
余裕余裕と思ってたら後から入って来た台湾人のおっちゃんが,山盛りのカモ肉と焼きそばを注文してた.
すんげー食欲.

そしてマスターらしき人から1リットルの水の差し入れ.
ありがたい.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

ボトルに残っていた水で顔を洗い,腕にかけて冷却(効果的).
もらった水をボトルに入れて,さぁ出発.

しつこいようだが,マジで暑い.
3月でこれなら夏はどうなる.
タヒぬぞ,これ.

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Day6(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

2024/3/21 Thu

おもしれー街

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晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:60%,体感温度:20 ℃,風速:9.9 km/時.風向:SSW

Day4(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その2)

朝6時に起床.
時差が1時間あるのに...体内時計恐るべし.
今日はこの「環島」初の休息日なので非常に気が楽.

1階に下りて朝食(ビュッフェ式).

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西洋風なホテルの雰囲気と異なり,メニューは中華寄り(パンもあるけど).
おかゆ&甘い謎肉,それに肉まんが美味し.

さて,食べ終えて部屋に戻る前に今夜の宿泊代をクレカ決済.
連泊のせいか,さらに値下がり.
素晴らしい.今日も風呂に入れる.

それはさておき今日は高雄散策の日.
ちなみに「タカオ」ではなく「Gāoxióng」と読む.
「タカオ」のままだと,どうしてもツンデレ・メンタルモデルが頭に浮かぶなぁ(町の名前と重巡に関係はない).

休息日と言えど,バスや徒歩ではなくチャリに乗るのがサイクリスト.
結果的にこれが正解だった.

事前にkindle版『地球の歩き方 台湾』をiPadにダウンロード済み.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

この旅に出てから初めて読む.
さぁ,まともな観光の始まりです.

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結論から言うと,この高雄という街,かなり気に入った.

何しろアートが爆発している.

西洋と東洋,過去と現在と未来が共存している街.
そこをフリーダムの象徴たるチャリで駆ける.
タイムマシンもマルチバースも不要.
ここ高雄には全てがあった.

つーことで,まずは「駁二芸術特区(The Pier2 Art Center)」へ.
モダンが爆発.

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ところで現在の我が愛車,SURLY TOURING BIKE
パニアは付けたまま(外すのが面倒)だが中身は空.
元々重量があるため,あまり軽くなった気はしない.
ただし,クロモリフレームの特徴なのか安定感が抜群.
初日からまるで違和感なく乗れているが,やはりサドルを自前にしたのが正解だったかも.

セラロイヤル(SELLE ROYAL) R.e.med(リメッド) サドル ブラック/ブラック

ようするにこのチャリ...ものすごく気に入った.
旅用にクロモリフレームのチャリが欲しくなったなぁ(ヤバイ)

野外展示の現代美術を堪能した後は,湾に沿って移動.

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OLYMPUS TG-5 なんだこれは!?
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すると目前にひときわ目立つデザインの建物が.

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まるでキングジョー.
成田亨がデザインしたレトロフューチャー的建造物.
それが目の前にある.

海音館と言うそうな.

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他にも変なデザインの建物だらけ.

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港にもアート.

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それに路面電車がおしゃれ.
枕木ではなく芝生に埋め込まれたレールの上を走る.

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それに歩道との境目もない.
そう,まるで井上直久先生のイバラードの世界.

イバラード物語: ラピュタのある風景

余談だが,井上先生はKazchariの高校時代の恩師だ(美術).
その後,先生は画家として活躍.
ジブリの目に留まって『耳をすませば』の劇中劇の背景を担当することになったスンゴイ方である.

「バロンのくれた物語」の物語―映画『耳をすませば』より (ジブリ THE ARTシリーズ)

港を離れて市街地に向かう.

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腹が減った.
目にとまったのは「摩斯漢堡(mósīhànbǎo)」ことモスバーガーである.
さすがの観光地,久々に英語が通じたぜ.

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レジ横に目立つマークがあったので,新たなチャレンジとして「LINE-Pay」を使ってみた.
日本でクレカ情報を登録済み.
「(アプリ上で)使用場所を日本から台湾に変えてください」との指示があったが,起動すると勝手に変更されていた.
あっさりと支払い完了.
悠遊カードとかクレカよりよっぽど手軽やん.
購入履歴も確認しやすいので,これ以降,コンビニでの支払いもLINE-Payに切り替えた(コンビニでは使えないというブログも散見されるが,普通に使えます)

バーガー,ポテト,紅茶のセットで200元(約¥900).
やっぱり高けーな.

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お次は,昨日も通った蓮池潭
ぐるっと回ると...中華爆発! バーンチャイナバーン!

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嫌いじゃないね.こういうのも.

高雄まで来て,西洋人の姿をやたらに見かけるようになった.
さすが台湾の第二都市,一大観光地である.

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いわゆる市内の見所は周ったので,いよいよ本日のお楽しみである.
この旅最大の目的の一つである「芒果雪花冰(máng guǒ xuě huā bīng)」,つまりマンゴーかき氷を食べに行く.
『歩き方』に高雄の老舗店が掲載されていた.
ナビを起動して無事到着.

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例によって,膨大なメニューの数だが,“超人気”とあったヤツを指さし注文.
115元だったかな.

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席に案内されてしばし待つ.
出てきたそれは...

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超人気も頷ける巨大さ.
腹冷えそう.
たぶん,こういうのって複数で取り分けて食べるのが標準やろな.

しかあし,そこはサイクリスト・ストマック
十分な運動+暑さのおかげで常にカロリー&水分不足.
こいつも最後までおいしくいただけました.

マンゴー,日本で食うと高いしな.
実は「ふるさと納税」で注文済みなので届くのが楽しみ.

それにしてもこの旅は楽しい.
「こんなに人生楽しくて良いのだろうか?」と不安になるほど楽しい.

さて,あまり乗りすぎると休息日にならないので程々にして,ゆっくりと宿に帰還.

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レセプション前にて,英語を話すちょんまげスタッフに呼び止められる.

スタッフ「今日も泊まるんだよね?」

Kazchari「ああ,昨日Agoda経由で予約した.ちゃんとスタッフのにーちゃんの前で予約ボタン押したで.朝,クレカでもう払った」

ス「なんかわからんけど,お前の名前で予約が二人分入っている」

K「へっ? なんで?」

昨日いたスタッフのミスなのか,Agoda側の問題なのかわからんが,確かに2人分予約状態になっている.
スタッフと交渉し,一人分は無事(ノーチャージで)キャンセルできた.

Agodaは便利やけど,まだ改善してほしい点がある.
一番困るのは,宿泊料の支払い方法がバラバラなこと.

1)予約時点で登録済みのクレカ引き落とし
2)現地到着時にてクレカ支払い
3)現地到着時に現金払い

1)は問題ない.

2),3)に関しては,クレカ決済可能なのか,現金のみなのかは行ってみないとわからない.事前に宿に直接メールで問い合わせても,返事がある場合とない場合がある.
それにノーショー(こっちの都合でキャンセル)した場合,登録済みのクレカから自動的に引き落とされる(つまりデポジット)仕組みになっている.

今回の「Single Inn」は2).
もし1)だったら,このダブル予約でややこしいことになっていたかもしれん.
で,この支払いシステムが後にとんでもない事態を引き起こすのだが...

部屋に戻ってアホほど撮った写真のバックアップ作業.
その間にお楽しみのスーパーお風呂タイム.

2階の浴室に下りる.
脱衣所に左肩から胸にかけて,がっつり彫り物の台湾人にーちゃんがいた.
洗面器がないことにとまどっている様子だったので「シャワー使うしかないで」と英語で教える.
こちらが中国語ができないので気付いたのか「ジャパン?」と聞かれ,「Yes」と答える.
後はカタコトの日&英会話.
この方,野球選手らしい.

「日本に行ってみたいけど,刺青があると風呂に入れないんだろ?」と聞かれた.

まぁ原則そうなっているけどなぁ.こんだけ旅行者が増えるといちいち断ってられんやろなぁ.実際,近所のスーパー銭湯でも割と見かけるしなぁ」と答える.

確かに台湾人は男女問わず彫り物を入れている人が多い.
こんな記事を見つけた.

「刺青(タトゥー)はファッション!?」…台湾人と日本人の価値意識

一方,大陸では禁止らしい.

中国でのタトゥー文化や意識とは?~中国のタトゥー事情を紹介します~

18時になったので再び外出.
今度は歩きで「世界で二番目に美しい駅」とされる美麗島駅へ.

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まず駅名がいい.
コンコースのステンドグラスが有名.
どこをどう切り取っても絵になる.

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確かにこれは美しい.
一見の価値はある.さすがアートな街だ.

工事中だったので,光の演出ショーみたいなのは見られなかったが十分満足.

ちなみに世界で一番美しい駅はベルギーのアントワープ中央駅らしい.

【世界一美しい駅】大聖堂のような駅、いったいどこ?「これが駅ですか?! 」「あの時計の裏に違う世界がある」

テイストが全く異なるので比べるのはおかしい気がするが.

さて,どうしようもなく腹が減ってきた.
本当はこの後,夜市で食べるつもりだったが,屋台料理の前にちゃんとしたモノを...(と考えたKazchariがアホでした)

駅地下レストランっぽいところで牛肉麺水餃子を食べる.
それなりに量はあるものの280元もした.うむ,高い.

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もはや日本より高いのでは? 場所のせいかなぁ.

で,地上に出て有名な六合国際夜市へ.

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雰囲気めっちゃいい.それに...割と安いし,何よりも美味そう.
LINE-Payが使える店もあったりする.
うーん,むっちゃ後悔.ここで少量多種にて食べたらよかった。

立ち並ぶ屋台の裏側に「日本薬品~」と描かれた店を見つける.
ドラッグストアだ.
ちょうど日焼けによる唇の痛みがMAX.
リップを購入しよう.
いつも使っている「メンソレータム」が115元.
よくわからんメーカー品が89元...どっちも高いって.
結局後者を購入した.

で,肝心の夜市だが,もはや固形物が入るスペースはないので,本場のタピオカミルクティーを買う(65元)

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味は...まぁ普通.

それにしても,あらためて物価の高さを感じる.
ただ,日本と同じと考えると台湾の宿や食事のクオリティの高さは別に驚く必要はないかもしれんな.
国は違えど等価交換が成立している.
ゆえにそれほど不満はない.
これがヨーロッパやアメリカだと,同等のサービスで日本の3,4倍はしそう.

30年前に東南アジアを貧乏旅行していた頃は,安さ=正義だったし,実際安かった.
エアコンのない灼熱地獄の部屋でなんとか寝ようとしていた頃に比べると今はって...そうか,こちらの考えが変わったんやなぁ.
「金で快適を買う」ことに抵抗がなくなった...これが年を重ねたということか(大げさ).

宿へ戻る大通りにはやたら語学教室の看板がある.
ほとんどが「英(米)語」「韓国語」「日本語」だ.

台湾のことがマンガで3時間でわかる本

帰国後に読んだこの本によると,台湾でも小学校から英語教育があり,1996年からは高校にて第二外国語教育の実施が開始されたらしい.
2020年の調査では13言語中,50%以上の学生が日本語を選択したとか.

おや?

その割には,なぜかこの旅,英語もしくは日本語が流暢な台湾人にめったに会わんぞ.
なぜ? たまたま?

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入国後,初めて”観光”した気がする.
よい休息日だった.

Day6(その1)へ続く.

Topstoneな鷹栖,雪の回廊ライド

2024/4/7 Sun

鷹栖の実力

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晴れ.温度:12 ℃,湿度:60%,体感温度:11 ℃,風速:18.3 km/時,風向:S

昨日に引き続き快晴!
今日もまた,雪溶け水と路肩のジャリに配慮してグラベルロードで出撃.
もうこいつ一台でいいんじゃね?(EMONDAの立場は...)

いつもなら美瑛-上富良野方面(YAMAICHI詣)に行ってしまうところだが,新規ルート開拓のため久々に鷹栖方面に向かう.

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環状1号を抜け,幌加内に向かう道道72号線へ.
道路は完全に乾燥.

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追い風も相まって快走.

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とある橋の上で休んでいたら,前方から見覚えのあるシルエットが...
地元の最速チャリダーKさんだった.
まぁ,いつも鷹栖で練習されているので不思議ではないけど(STRAVA調べ)
何やらインターバルトレーニング中っぽく,挨拶もそこそこに,もう一人の方と橋上でUターンして去っていった.やはりガチ勢はすげーな.

さて,今日はどこまで行くか.
昼飯にはまだ早い.
とりあえず江丹別方面に北上してみる.

この付近は懐かしの「2019年アイスブルベ50km」のルート.
その際の写真チェックにもなっていた「若者の郷」看板.

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ここから峠方面に向け,キレイに除雪された道が伸びている.
行ってみるか.

期待通り見事な雪の回廊
交通量も少なく,排ガスにまみれていないため,雪が真っ白.

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絶景の連続でなかなか先に進めない.
そら乗鞍やら知床に比べたらしょぼい「雪の回廊」かもしれんが,何より人がいないのが良い.

「♪ひとり~ひとり~カムイぃ~(カムイぃ~)」なんて歌も聴こえてくるってもんだ.

細かなアップダウンを繰り返し,管理小屋のような場所まで登る.

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ロッジがあった.
調べてみると格安で泊まれる穴場スポットらしい.

旭川市江丹別若者の郷施設

風景もまた素晴らしかった.
いやいや,今回の江丹別ー鷹栖方面ライド,完全にナーメテーターやったわ.
近場にこんな場所があったとは.
また来よう.

丘をおりて幹線道路へ.
いよいよ昼食ポイント探し.

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鷹栖町と言えば,激ウマバーガーのモゥーちゃん家が有名.
ここから約15km先.
ナビをセットして走り出す.

ところが今度は完全に向かい風.
全くスピードが出ない.20km/hを切る.

それでも,あの”地獄の”宗谷岬よりマシなんだよなぁ...

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

雪解けが進んだ河川グラベルにもひかれるが,とりあえずカロリー補給を優先.

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鷹栖町の中心にある交差点にて,再度食事処を検索.

うん? ラーメン屋? こんなんあったっけ?

つーことで向かったのが住宅街にポツンとあるヘイワダイナマイト」.
ウルトラマン風のロゴデザインやな.

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ちょうど昼時なので「混んでたらパス」と思いきや,クルマが2台しか停まっていない.
つーことで入店.
メニューと組み合わせの多さにとまどうが,ラーメン屋における個人的定番メニュー,味噌ラーメンとミニ丼を注文.
すると,ラーメンにのせるチャーシューの部位まで聞かれた.さすが“肉”に力を入れている鷹栖町だ.
で,ほどなく出てきたのがこれ.

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おっ,おお.
まぁ腹が減ってるので食えるのは食えますよ.
そやけどあれやね,既に1000kcl近く消費しているサイクリストだから食える.
楽にクルマやバイクで来てたら,このカロリー爆発はヤバい.

...と,思ってしまうのは,Kazchariがもう年だからかなぁ.
とりあえず,ずっとこんなコッテリ系が食えるカラダでいたい.

味は保証します.美味しいです(少し辛め).
それにイマドキにしては安い(¥1,080).

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さぁ,帰りますか.
先ほどの摂取カロリーが気になって直行せずに遠回り.

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いくつかのポイントで雪中行軍.
これもまたチャリの愉しみの一つ.

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新しい場所,食べ物を発見&経験するライドが一番楽しいね.

台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その2)

2024/3/20 Wed

ややこしいねん

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晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:49%,体感温度:17 ℃,風速:3.6 km/時,風向:N

Day4(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

補給完了(?).
再び自行車道に戻る.

iPhone15 Pro 旧駅舎

廃線跡から一旦,通常の道路へ.
この寺は非常に立派.これくらいが落ち着くな.

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と思いきや,そこはGoogle先生,突如グラベルへご招待.
ここ,どう見ても果樹園内の農道.

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怪しい(楽しい)と思いつつも進むと,今度はこんな細っそい橋を渡れとなっ!

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もうね,Google先生が全力で笑わせにきているとしか思えない.

それにしても今日は暑い.
南下につれ,気温も湿度も上昇傾向にある.

そのせいなのか,今日は途中で事故りかけた.
高架道路からのダウンヒル中,緩いカーブを曲がりきれず,ブレーキをかけながら,コンクリの壁に右肘をすりすり.
幸い落車はせず無事に停車.
インナーの肘部分が破れたが軽い擦過傷だけで済んだ.
完全に気が抜けていた。
なんだかんだで疲労が溜まっているのだろう。

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そろそろ休憩&昼食が必要.
偶然見つけたローカル食堂.

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おばちゃんが清掃中だったが,ジェスチャーで食べれるかどうか聞いたところ,OKとのこと.いただきます.

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指さし注文しようと思ったが,ぶっかけ系ではなかったので難しい.
すると,おばちゃんがメニューを出してきてくれた.
...わ,わからん.

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助けて,Google先生~(レンズ発動!
ここで再びおばちゃん登場.
「これとこれのセットで100元.これにしなさい」的なアドバイス.
あぁ,サービスセットなわけね.わかりました.

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ル―ローハン(?)と牛肉スープ.
量は少々物足りなかったが美味し.

最後に記念撮影.ごちそうさまでした.

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道路沿いに檳榔(ビンロウ)の販売店が増えてきた.

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ビンロウと言えば,石灰と混ぜてくちゃくちゃ噛んで,道路上にペッと血のようなツバを吐き出すアレやんなぁ?
タバコのような嗜好品で,覚醒作用があるとか.
東南アジアパプアニューギニアでもよく見た.

このあたりは名産なのだろうか?
色々と品質にランクがあるようで面白い.
上級だとトビ具合が違う?

そうそうこれだけ堂々と売られているのに,道端に赤いシミを見かけない.
どうやら,台湾では販売はともかく,道路へのツバ吐きは禁止されているそうな.

ビンロウ

そういや地下鉄(MRT)も飲食一切禁止だし,後で知ったが路上飲酒もダメらしい(イートインならOK)
食のマナーに関しては,なかなか厳しい台湾である.

なんだかんだで大都会,台南に突入.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
iPhone15 Pro 大ロータリー
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交通が落ち着いたところで発見した「全家便利商店」に飛び込む.

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アイスで休憩.
「ガリガリくん」「爽」もあるが,輸入アイスは高い.
ついつい選んだこの韓国品も高かった記憶あり(値段忘れた)

冷房の効いたイートインでLINEを立ち上げると,Kazchariに先行して台湾一周中のPikaさんから衝撃の報告が.

前日に最南端はクリアしたものの,本日は風が強く,輪行にて手前の街に引き返したとのこと.
強風かぁ...全然考えてなかったなぁ.
最南端に行くには襟裳岬同様の心構えが必要ということか.

で,その列車も輪行袋がないと乗せてくれない車両だったとか.
Kazchariは輪行袋なんて持っとらん.

そして,例の花蓮-宜蘭間ルート.
それこそ輪行袋なしで乗せられる「サイクルトレインは早めに予約した方が良い」とのアドバイス.

これまたノープランだった.
まだ先の話なので,せめて前々日あたりには予約を考えよう.

で,ようやく高雄到着ぅ.

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めちゃめちゃ交通量の多い幹線道路をクリアし,高雄の有名観光地「蓮池潭」が見えてきた.

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夕日がキレイだ.

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Google先生の指示通り,やたら狭い商店街を通り,予約していた「Single Inn」を発見.
「今日も無事ゴール!」と安堵したものの,嫌な予感.

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なんと,この宿は地下にあるのだ.
それも急な階段を下りないと受付に行けない.
ようするに荷物満載のチャリを運べる環境にない.
「やっちまったか...」と,逡巡していると,階下から旅行者風の若者が上がって来た.

Kazchari「この下がホテル?」

若者「そうだよ」

K「マジか.自転車がおろせない」

若「とりあえずここに置いといたら?」

おっしゃる通り.
で,自分だけ階段を下りてレセプションへ.
例によってパスポートとスマホの予約画面を見せる.

スタッフ「あー,この予約はここじゃないよ」

げっ,またか.

K「ちょっ,待てよ.じゃあオレが予約したホテルはどこ? まさかの台北?」

ス「いや,すぐそこ」

いや,だからぁ,もうチェーン店とか,同じ名前のホテルはやめてくれ.
心臓に悪い.
で,かようなデジャブ体験を経て,ちゃんと予約したホテルを発見.

シングル イン カオション ステーション (Single Inn – Kaohsiung Station)

交差点の角に立つ,見た目はやたらに狭いホテルだが,その中身がスゴかった.
なんとまさかの大浴場付きなのだ.

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マジか.

そう,沖縄同様ホテルにせよ民宿にせよ,シャワーのみがデフォルトな台湾.
日本人にとって浴槽,しかも大浴場につかるということ以上の疲労回復手段は存在しない.

1階のロビーは狭く,チャリは倉庫に.
荷物運びを手伝ってくれようとするが,いやいやそこまで親切にしてくれなくても大丈夫です.

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客室は8階.
エレベーターで上がろうとするも「8」のボタンが反応しない.
スタッフがとんできて,使い方を指導.
そう,このエレベーターはカードキーをかざさなければ動かない構造なのだ.
セキュリティー面も安心.

エレベーターを出ると下駄箱があって,スリッパに履き替える.
シングル部屋も狭いながら清潔.
久々に窓もある.

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びっくりなのは,館内専用のTシャツ&短パンまで!
枕元には耳栓も.

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早速,洗濯物をかかえてランドリーへ.
宿によっては順番待ちも発生するが,幸い誰も使ってなかった.

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そしていよいよ久々の大浴場へ.

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スリッパ置き,脱衣場,トイレ,そして浴室とに日本のビジホと変わらない作り.
熱めの湯.ちゃんと循環させているようだ.
これ絶対に日本人設計やな(のれんに「ゆ」やし)

まぁ,1点だけ違和感があるとすれば...なぜか洗面器がない.

とまぁ,これほどの充実装備で宿泊料金は朝食付き¥2,500.ありえん.
これはもう,旅の疲れを癒すべく連泊決定.
で,入浴後,レセプションに赴く.

K「ここむっちゃええなぁ.明日も泊まるわ.今ここで予約するのとAgodaを通すのとどっちがいい?」

ス「Agodaでいいよ」

K「よっしゃ,この画面でええな? 予約ボタン押すでぇ」

ス「OK,OK」

というやり取りを経て無事予約.
Agoda最高!(と思ってた時期がKazchariにもありました)

さぁ,明日の予定も決まったし,食事に出かけますか.
夕食は夜市...は明日の夜にして,今日は宿周辺のローカル食堂に行くつもりが,申し合わせたように21時で閉店.そういや嘉義もそうやったな.

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一人での入店が厳しそうな高級焼肉店しか開いてない.
裏通りをぶらぶらしていると見つけたのが,インドネシア料理店.
看板のメニューを見ると「BAKSO」(肉団子)とか「AYAM GORENG」(ヤシ油で揚げたチキン)などの懐かしい名前が.
これはこれは...台湾でインドネシア(印尼)料理,いんじゃあなーい?

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店内に入り,明らかにオラン・インドネシアなおばちゃんに「Ayam Goreng ada?」とかます.
中国語は話せないし,おそらく英語も通じないのだ.それなら最初からこれ.

当然,インドネシア語話者と思われてしまい早口での返答.
海外旅行あるあるやな.

「アダー.ここで食べるんか?」と言っているのがなんとなく分かった.
頷くと厨房に引っ込んだおばちゃん.Kazchariも席につく.

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厨房から大笑いの声は聞こえるが,しばらく経っても料理が全然出てこない.
オーダーが通ったかどうか気になって,店内にいた従業員らしいおっちゃんに,翻訳アプリを使って確認を試みるが,首を横にふるばかり.
その時,おばちゃんが皿にのせたAyamを持って出てきた.

あれ? Nasi(ごはん)は?

すると後ろから若いにーちゃんが日本語で「メシハココ」とジャーを指さすナイスアシスト.

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本場の味でなかなか美味かった.

そう言えばこの裏通りではベトナム料理店もよく見かけた.
移住者が経営しているのだろうか?
ベトナム料理も美味い.
やはりアジア飯はどこもかしこも美味い.

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Day5へ続く.⇒ 台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

2024/3/20 Wed

天国にはまだ先があったッ!

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晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:49%,体感温度:17 ℃,風速:3.6 km/時,風向:N

Day3(その2)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その2)

嘉義出発時,気配を感じて振りむくと女の子の赤ちゃんが日の丸に興味津々で,触ろうとしていた.
その子とお父さんに挨拶して出発.

今日も脚の調子が良い.
つーか,日本にいる時より明らかに体調が良い.
やはり旅は人を健康にする.

今日もGoogle先生のお導き通りに進む.
すると,またしても(良い意味で)とんでもない道へ.
それは路面電車の廃線跡を利用したサイクリングロードである.

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もちろん歩行者&自行車専用.
とんでもないクオリティだ.
こんな道をたまたま(ではないが)発見,走れるのがチャリ旅の醍醐味やな.

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しかも,途中にはなんとネコ・ゾーンがある.
右を向いても左を向いてもネコだらけ.
(ネコ好きにとって)ここは天国ですか?

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ホンマ,サイクリング環境が日本とは段違いだ.
田舎は言うに及ばず,大混雑の都会でも,車道1車線,隣にバイク&チャリの二輪レーン,そして路肩(駐車スペース)が標準.
それにスクーターは二段階左折が徹底してる.

要は圧倒的に道が広い.
これは中華社会において,自転車が圧倒的な数だった頃の名残りなのだろうか?
路肩皆無の札幌市内を走るより,はるかに安全である.

信号もそれなりにあるが,大阪駅前のごとく変わるまでのカウント表示がされる.これでせっかちさんも安心だ.

それに,チャリの走行ラインは割と自由.
もちろん車道を走ることが基本なのだが,広めの歩道ではちゃんと自転車レーンが存在するし,シェアサイクルの「YouBike」は歩道を自由に走っている(本当はダメ?)

ただ致命的な欠点がある.
それは...排気ガス.

特に都市部.
臭いも相当だが,明らかに空気がよどんでいる.
やたら古いクルマ(どこ製?)が黒煙を吐きながら走っているし,2ストスクーターもまだまだ現役.
Kazchariは特に問題なかったが,呼吸器系が弱い人は辛いかも.
台湾人のマスク着用率が高いのは新コロだけでなく,排ガス対策も兼ねているのでは?

一方でテスラや電動バイクの類もかなり見かけたので,ちょうど入れ替わりの時期かも.
”本当に環境対策になっているかどうかあやしい”電気自動車の是非はともかく,数年後に再訪したら空気がキレイになっているかもしれんね.

OLYMPUS TG-5

基本的にキレイな台湾だが,裏道にはこうしたゴミが堆積してたり...日本も同じか.

さて,本日もGoogle様による“拷問”の時間です.
例によってチャリにとって最適なルートを押し付け...いやガイドしてくれるGoogle先生.
今日もそのスタンド能力がさく裂.
気が付けば幹線道路を離れて脇道散策.面白いけどな.

iPhone15 Pro ここで犬に追いかけられた
OLYMPUS TG-5 なぜか装飾過多な橋が多い
OLYMPUS TG-5 古い長屋風の民家
iPhone15 Pro 広大な堤防脇
iPhone15 Pro 堤防の上も走れます

とにかく道にヴァリエーションありすぎで飽きない.
幹線道路だけでない「環島」の愉しみ.
時間に余裕がないと無理やけどな.

iPhone15 Pro テーマパークではありません
OLYMPUS TG-5 ここ,通らせますか?
OLYMPUS TG-5 左上の家に注目

あまり人の姿を見かけない.
暑いしな.

このあたりから顔の日焼けがひどいことに.
とりわけ唇.
乾燥して裂けてしまい,口を大きく開けると出血.
こんな時にはリップクリームだが...持ってくるの忘れた.

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またしても廃線跡のサイクリングロード登場.
今度はサイドにヤシの木というトロピカル風味.
いやもう,走っているだけで感動.

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延々と走り続けてしまう.このままではハンガーノック
ちょうど旧踏切地点を通過中,ちらっと「全家便利商店」の看板が見えたのでピットイン.

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補給のために立ち寄ったはずなのに,なぜか無糖・ゼロカロリーのドリンクを買ってしまう...アホや.
まぁ,なるべく日本にない商品を選んでいるので.

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走っているだけで笑顔こぼれる台湾.高雄はまだか?

Day4(その2)へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その2)

台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その2)

2024/3/19 Tue

ついに折れる

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曇り.温度:16 ℃,湿度:87%,体感温度:16 ℃,風速:13.0 km/時,風向:N

Day3(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その1)

サイクリングロードは確かに快適なのだが,人里離れた道を走ることが多いために補給困難というデメリットがある.
昼近くにナビで「コンビニ」や「レストラン」を検索しても,周りに何もなかったりする.

この地域も同様だったが,川沿いにアーケード,奥に町っぽい場所があらわれた.

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Google先生にも「カフェ」表示があったので休憩がてら行ってみることに.

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うむ.カワイイ.
けど...食事はできなかった.
例によって,店員のおねーちゃんには英語が全く通じなかったので,ボードにあった「蜂蜜緑茶」(35元)を指さし注文.

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「氷はヤバイかな」と思ったが,やはり冷たいモノが欲しい.

この店もネコモチーフだらけだが,台湾ではやたらにネコを見かける.
しかもたいてい太っている.
これは大事にされている証拠やね.
扱いがヒドイ国だとガリガリなネコだらけ.

犬のガタイも良いけど,こいつらは怖い.

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店頭のベンチに座り,緑茶の冷たさと静けさを味わう.
刻が止まった感.
蝉の声は...聞こえないけど,脳内で反響している.
駄菓子屋に通っていた子供の頃にタイムリープ.

空腹だけどもう少しがんばりますか.

OLYMPUS TG-5
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幹線道路に出た.
「全家便利商店」発見! 迷わず飛び込む.

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例によって広大なイートインでゆっくりと食事.
日本のコンビニは未だにイートイン閉鎖中のところがほとんど(北海道だけ?).
そろそろ解禁してはどうだろうか?

ただ...マスクに関しては台湾人の着用率は日本人以上.
もちろん着用は任意ではあるが,これには驚いた.

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さて,嘉義まであと少し.
この頃には日差しがすっかり強くなってきた.

信号待ちの間に,なんてこたない風景を撮る.
こういうのが後で良い思い出となる.

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たぶんここは「六斗市」

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たぶんここは...水族館?
そういやこういう施設に全然立ち寄ってないな,今回の旅.
台湾の大地を走り回るだけで絶賛満足中.

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遠目に「一瞬,桜か!」と思ったけど,全然違った謎の植物.
植物などの生態系に興味があると,外国旅行がさらに面白くなると聞く.

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何度も踏切を越える.
台湾の鉄道は島をぐるっと一周しているので,いざとなれば輪行ワープできる.
輪行袋が必要な場合と不要な場合がある.

今回のKazchariのレンタル品に輪行袋は含まれていません.
心配な人は持参を.

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嘉義の街に到着.
ちょうど小学生の集団下校時間.

前方に停車しているスクーターに注目.
ほとんどの人がダウンジャケットを着ている.
いくらバイクとは言え,暑くないのか?

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後方に見えるのは嘉義大学の門.
国立大学だそうな.
留学生の受け入れにも積極的.
どうだ,うちのアホ息子.台湾の大学なら学費サポートするぞ.

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16時半,なんだかんだで市内中心にある宿に到着!

Back Home Hotel / 洄嘉居行旅

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宿泊客だろうか,人がたくさんいる.
レセプションで並んでいると,別のお客さんから「わたし,先」と日本語で注意された.
すんません.気づきませんでした.

そう,受付のねーちゃんがワンオペで明らかにオーバーワーク.
明らかに人が足りてない.

ようやくKazchariの番.

ねーちゃんの第一声「ニッポンジンデスカ?」で,やっと日本語ができる受付に会えたと思ったkazchariが甘かった.
他の説明は全部中国語.英語は通じない.
翻訳アプリを立ちげるのも面倒なので,中英日のちゃんぽん(+身振り手振り)で理解を試みる.
無事チェックインできたのでヨシ.

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さて,ここ数日Agodaで予約しまくっているせいなのか,知らぬ間にVIP会員となっていた.
どうなるかというと異様に安いバーゲンセールが突然オファーされるのだ.
本日の宿もやたらに広いシングルルームで¥3,000を切っていた.
ホテル側も空室を出したくないので,どんどん値段を下げていく.
そこをタイミングよく捕まえるとかなりお得だが,まるでギャンブルやな.

チャリはロビーに置かせてもらう.
ここから部屋まで荷物を運ぶのだが,パニアを外さず必要なモノだけを1回で運ぶコツを身に着けたゾ!

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で,部屋がこれ.
ペプシ缶のようなものはイスである.
枕元の電話も変.
どう見ても部屋に不釣り合い.

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不思議なことにシャワールームにカーテンがなかった.
トイレ併用の浴室,びしゃびしゃやん.

しかもこのホテル,洗濯機がないらしい.
うーむまさかの手洗いか.
例によって窓もないので外干しもできない.

いずれにせよ,汗だくのウェアは洗わないとクサイ.人権が欲しい.
そこでKazchari家に代々伝わる30分洗剤漬け&3回すすぎで対応する.

アルファックス AWAT(アワット) シャカシャカウォッシュバッグ 6Lサイズ 洗濯袋 洗濯バッグ 旅行 アウトドア 防災グッズ 37×62cm AP-437918

アタック ZERO ワンパック 液体洗剤 10g ×7パック 旅行用 小分け

幸い大き目のバスタオルが2枚あったので,絞ったウェアを挟んで圧縮吸水
ビブのパッドなど乾きにくいところはドライヤー.
これで朝に着れる程度には十分乾く.

一息ついたところで夕食へ.
宿の立地がよく,周辺はいい感じのお店だらけ。
庶民と高級の間っぽい店が並ぶ.
さすがに連続コンビニ飯は気が引けるので,今晩はちゃんとした食堂に入ろうと思う.

すると,1つ問題が...手持ちの現金がないのだ.
残り200元ほど.

仕方がない.
コンビニATMで下ろすかとセブンイレブンへ.

空港と違ってパーフェクトに中国語表記のみ(本当は英語にできるけど)
漢字から操作を類推...できるかー!

そこでGoogleレンズの翻訳機能発動.
それでも操作方法を間違ったのか,何かのエラーが出てカードが出てこない.
まっまさか,こんなところでカード吸い込み事件発生か!

慌てて店員を呼ぶが,やはり英語での疎通不可.
ついに互いのスマホの翻訳機能を介して会話.
そうこうしているうちに,操作時間のタイムアウトになったのか,カードが吐き出された.
よ,良かったぁー.

ついでに店員さんに引き出しの方法を訊いてみる.
曰く「あなたのクレジットカードでは現金は引き出せません」との返事(翻訳アプリ).

な,何ぃー!

確かに全てのATMがカード引き出しに対応しているわけでないと聞いたことはあるけど...
セブンであかんのか...(と,これは後にKazchariの誤解と判明)

いずれにせよ,現金がないと困る.
一旦,外に出てスマホで「台湾 コンビニ ATM」で検索.
「なんや,この手順でええんや」と,別のコンビニで再度引き出しに挑戦.
あっさりと,2,000元get.

先ほどのセブンでの出来事は何だったんだ...

で,21時の閉店間際だったこの店に飛び込む.

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指さしで注文しようかと思っていたら,店員さんが日本語メニューを持ってきてくれた.謝謝.
で,「黒ゴマ汁なし麺」

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「カニ焼売」を注文.

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美味し.

腹もふくれたところで少し散歩.
台湾は閉店時間が全般に遅め.
たとえばこの「MERIDA」のショップ,22時近いこの時間もまだやっている.

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外から覗いただけだが,今思えば中に入れば良かった.
いかにもな台湾限定品のボトルとかジャージとかあったかもしれんのになぁ.

で,宿に戻る.

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コンビニで買った明日の朝食.
黒っぽい缶は台湾製のコーヒー.好みの味だった.

おっと,プロテインは就寝前に飲みます.
なぜかこのプロテイン,後の旅では見つけることができなかった.嘉義限定品?

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こうして嘉義の夜はふけ,Day4へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その2)

2024/3/17 Sun

ウェアとコンビニとホテルと

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晴れ.温度:27 ℃,湿度:66%,体感温度:28 ℃.風速:8.5 km/時,風向:WNW

Day1(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

お約束の出発前記念写真を撮った後,「いざ」と一漕ぎ.
すると,後方から「Hey!」と声が.
MathewBikeのにーちゃんだった.
手にはKazchariのリュックを持っている.
ぐわ,いきなり忘れ物か.ハイテンションにも程がある.

さて,前回はメカ関連の紹介だったので,お次はウェア類について.
まずは,先ほど忘れかけたこいつから.

【リュック】

MALEROADS サイクリングバッグ

これまた長年愛用しているコスパ最高なリュック.
小型で細身だが意外に容量多め.
チャックオープンでさらに拡大も可能.
荷室の仕切りも多く,かつ取り出しやすい.
おまけにレインカバーとヘルメットホルダー(ネット)も付属している.
さらには背中との間に厚めのクッションがあって,風が通るようになっている.
今回はこのリュックに命の次に大事なパスポートをin.
ようするにこれを無くせば旅も終了(なのにいきなり忘れた).

【ヘルメット】

iPhone15 Pro

今や絶版となってしまった「OGK KABUTO FLAIR」
やはりこの軽さとフィット感は素晴らしい.
長距離走行ゆえ,肩や頸への負担は減らしたい.
「オホーツク1300」の時同様,軽量化のためメガネ+バイザー付きメットにしようかと,当初は考えていたが,レンタルにしたおかげで荷物を増やせる,つまりコンタクトレンズとその洗浄液を持参可能になった.ゆえに極軽の「FLAIR」にした次第.

【アイウェア】

(フェリー) FERRY スポーツサングラス ミラーレンズ フルセット専用交換レンズ5枚 ユニセックス 7カラー

OAKLEYのような高価なモノではなく,これまたコスパ最強のこいつにした.
この手の中華グラサンは豊富な交換レンズが特徴.
その中から冬ライドでも使っているブルーレンズを装着.
調光レンズではないが,快晴でも夜間走行でも全く違和感がない.
ようするにKazchariの「目」に合っているのだろう.
後はまぁ,値段が値段だけに壊しても無くしても気にならないのが良い.

【ジャージ】

iPhone15 Pro

半袖ジャージ2枚とビブショーツ2枚.
目立つようにできるだけ派手な柄にした.
CYCOLOGYのトリコロール柄と,外国人ウケを狙ったDECOJAの「桜富士」である.

後者はAmazonでもまだ購入可.

[デコジャ] サイクルジャージ 半袖 桜富士 (27110) サイクルウエア ロードバイク UV

こんなに高かったかなぁ? 値上げ?

ビブショーツは“みんな大好き”dhb(ううっ...)と,パールイズミの極厚3Dパッド
ケツ痛対策は超重要.
ガチ勢でない環島挑戦者が,ケツの痛みに耐えきれず,途中のデカトロンでパッド付パンツを買ったという動画もあったな.

ビブは洗濯後,乾きにくいという欠点が指摘されるが,解決方法はある.
それは後のエピソードにて.

【インナーウェア】

finetrackの半袖スケスケとパールイズミの長袖スケスケの2枚を用意.
実際はほぼ後者のみ使用.
写真のように初日こそ半袖だったが,強烈な日差しに「こりゃあかん」と2日目以降は長袖にした.
日焼けは疲労に直結するのだ.
ちなみに顔と脚の日焼け対策はサボったので後々エライ目に.

【ソックス】

(アールエル ソックス)R×L SOCKS 自転車 バイクソックス TBK-300R[メンズ]

これまた初日こそ「ルコックスポルティフ」のショートソックスだったが,以降はお気に入りの「R×L SOCKS」にした.
分厚めなので洗濯後乾きにくいが,履いとけば自然に乾く(えっ?).

【グローブ】

ジャージのトリコロールに合わせ「ルコックスポルティフ」とWiggleで買ったグローブ.
台湾は道が日本よりキレイなので振動も少なく,なくても問題なし(落車時のケガ回避にはなる)
ただ,前者は途中で手掌側がボロボロに破れてしまったため廃棄した.
そんなに使った覚えはないけど経年劣化かな.

他にも一応「ウインドブレーカー」とか「ジレ」「レッグカバー」も持参した(パニアに入れた)けど,結局使わずじまい.
今回走った3月の台湾は上記の服装で「快適」or「少し暑い」という,実に快適なコンディションだった(あの日を除けば…だが).

さて,こんな装備で走りだしたわけだが,MathewBikeさんを出てすぐの橋の脇から河川敷のサイクリングロードに入る.
ここから松山駅までは約10kmである.

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今日は日曜日.
サイクリングロードには家族連れや散歩中のお年寄りも多い.
もちろんサイクリストも.

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台湾でのチャリは右側通行.
すぐに慣れたが,とっさの時に左側によけようとするクセは抜けないな.

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やがて聖地「松山」駅着.
もちろん「まつやま」ではなく「Siông-san」と読む.

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「漢字圏の旅は意味がわかるからEasy」という声もあるが,一方で「発音バイアス」もある.
中国語としての発音・読み方がどうしても覚えられないのだ.

旅の途中「どこから来て,どこに行くのか?」という質問を何度もされたが,読み方がわからんので答えられない.
筆談ならOKだろうが,紙とペンなんぞ持ち歩いとらん.
場合によっては漢字を知らない西洋人の方が,地名をすぐに覚えるのではないだろうか.

モニュメント前ではお約束の写真撮影.
自撮りだけではなく,全身が入る写真も欲しいところ.

誰に頼むか?
歩いていたおばちゃんに適当に頼んだが,終始迷惑そうな表情でいたたまれなくなった.
変に見切れている構図の写真ではなかったが,もう少しコミュニケーションが取れる方が良かったなぁ...(贅沢言うな)

さぁ,正真正銘ここからが一周のスタート.
もちろん,右手に海を臨む反時計回り.

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まずは先ほど出発したMathewBike,つまり士林方向に少し戻ることになる.
先ほど同様に人多め.
それにしても,この走りやすさはなんだ?
幅も路面状況も極めて良好.
日本よりはるかに美しい.

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野球のグランドも多数.
そうそう,台湾では野球が一番人気のスポーツなのだ.

公衆トイレもあちこちにある.

サイクリングロードが終わると,いよいよ街中ライドへ.
スクーターの海に飛び込むが,噂よりも走りやすいという印象.
まぁ,交通状況に関してはおいおいレポート.

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サイクリングロードを出たり入ったりしつつ快走.
だが,このまま走り続けていても補給箇所がない.
食堂やコンビニなど,一旦,堤防のサイクリングロードを降りて補給地点を探す.
セブンイレブンを見つけた.

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さぁ,悠遊カードの出番だ.
「焼きそば」と水を補給.
せっかくの旅先なのだ.
できるだけローカルな食事を楽しむべき...と言いたいところだが,台湾のコンビニ弁当,やたらにレベルが高い.
それに水の補給も同時にできてベネである.

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さて,その弁当の特徴だが「牛角」だの「ボンカレー」だのといった日本企業とのコラボ製品の他,「台南風」「嘉義風」など,台湾各地域の名物風味の弁当などバラエティに富んでいる.
味も良い.日本とのコラボ商品もこちら風の味付けで微妙に違う.
値段もだいたい100元前後(¥450).屋台や食堂メシとそれほど変わらない.

指示すればチンしてくれるのだが,やたらに長時間暖めるので,手で持てないくらい熱くなる.

でも,安心して下さい.

「イートインする」と告げるとお盆,もしくは持つための段ボールの切れ端をくれるのだ.
そして,台湾のコンビニのイートインスペースはどこもかしこも広大.
中には2階がまるまるイートインな場所もある.
当然トイレ付.
紙こそ流せないものの,ちゃんと清潔なところが多い.
こりゃ,この旅で何度も立ち寄らざるを得ない(実際そうなった)

ただ,コンビニで困ることもある.
台北を離れ,地方に行くと英語がまるで通じなくなる.
商品を選び,レジに持っていくと,まず中国語で「jkdsbfknsjkfefbui?」と聞かれる.
何を言っているのかさっぱりわからん.

で,雰囲気や経験から類推.

(1)レシートは必要ですか?

(2)袋はいりますか?

(3)ここで食べますか?

(4)温めますか?

(5)悠遊カードの残金が足りません.

たぶん上記のうち,どれかであろう.
特に(1)は,翻訳アプリで提示してきたから間違いない.
そう,こちらが中国語がわからないと気付くと,さっとスマホを取り出す店員も多かった.

結構重要なのが(5).
悠遊カードは確かに便利なのだが,残金がわからないのだ.
会計時に表示される額を覚えておかなければならない.
ゆえに,旅も後半になると,クレカLINE PAYを使うようにした.
なぜか,こいつらだと(1)も言われなくなる.

で,食事しながら今日の目的地を決める.
なんとなく都会の雰囲気のある「新竹」がちょうどいい場所にある.
「しんちく」ではありません.「Xinzhu」と読む.

現時刻は14:00.新竹はここからちょうど60km.
3時間かかるとして17:00着の予定か.
ちょうど良い...と軽く思った時期がKazchariにもありました.

DOMANEEMONDAならAve.20km/h走行なんて余裕だが,今日はレンタルの激重クロモリ+荷物のSURLY
とてもその速度では走れない...と少し考えればわかるのだが,やはり今日は判断力が鈍っているようだ.

いずれにせよ,新竹行きを決めたので次は宿の予約.
Agodaアプリを立ち上げる.

ドミはこりごりなので,検討の結果ゴールデン スワロー ホテル(Golden Swallow Hotel)のシングル(¥4,148)を予約した.
この時点でクレカ支払いまで済んでいる.
ホンマ,便利な世の中になったなぁ.

宿の予約もそうだが,今回の旅はナビやら翻訳アプリ,電子決済,カメラに至るまでスマホに頼りまくり.
「スマホを落としただけなのに」がマジ・ホラーになってしまう.
実際,スマホを壊したり紛失したらこの旅は詰む.

いやホンマ,昔はどうやって旅行してたんやろ?(今ではありえない)
もちろん,スマホ旅のデメリットもあるが,それは今後の記事で考察に上げていく予定.

さて,そんなスマホのGoogle先生を使って,新竹へのルートを検索する.
もちろん“自転車”の最適ルートを表示してくれるわけだが...この時は気づかなかった.
「最適」≠「最短」であることを.
それに...得てして,そのルートが今も走行可能かどうかはわからないということを.
具体的には,Google先生,幹線道路から離れてこんな道を紹介してくれます.

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うん.日本の田舎ですね.のどかだ.
この後,15%越えの激坂をお見舞いされました.

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陽が落ちる.

ついに夜間走行に移行する.
フロントフォークとシートポストに付けたメーカー不詳のライトをon.
ついでに日本から持参したOLIGHTの「SEEMEE30」も点滅でon.

OLIGHT(オーライト) SEEMEE30 C 自転車ライト 30ルーメン テールライト

新竹市の夜の喧騒に突入する.
曲がったり,真っ直ぐ行ったりを繰り返し,駅のすぐそばにあるホテルに到着.
やたらにキンキラキン.
「金燕」なので「ゴールデンスパロー」なのね(その後,英語と漢字表記で迷う事案多数)

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海外でその日にネット予約した宿へのチェックインは初めてだが,特に無問題.
でも,このホテル何か違和感が...休息?

Kazchariの後に入って来たカップルが受付で交渉している.
どうやら「今日は空室がない」みたいなことを説明されているようだ.

あっ,ここってそっち系のホテルなのねん(察し)
最近では日本でもラブホが格安ホテルとして,インバウンド客にも使われるようになってきたらしいが,台湾では日本以上に普通のホテルとの境目があいまいなようだ.

カギをもらって部屋へ.
おお,なかなかキレイではないか.

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おや,枕元にあるこれは...

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さてこのホテル,1階のホールには洗濯機と乾燥機があり,なんと無料で使えるのだ.
早速汗だくのジャージ&ビブ,昨日来ていたTシャツとパンツを放り込む.
シャワーを浴びて,新しいTシャツに着替える.
ようやく台湾一日目のライドが終了.

本日の走行距離114km.出発が遅かった分,予定より走り過ぎたかな.
まだ先は長い.のんびり行きましょう.

STRAVAへのログアップも完了.
写真とコメントを付ける.
いやぁ,スゴイ時代やな.

落ち着いたので外へ食事.
なんでも,ここ新竹の駅は日本統治の時代そのままらしく,実に重厚なデザイン.確かに渋い.

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何か路上ライブ的なパフォーマンスが行われていた.
半袖で出かけたが,結構寒い.
昼と夜の寒暖差が結構ある.

疲れていたので(ほぼ徹夜明け),食堂を探して歩き回るのも面倒.
ふと,目の前に「すき屋」が...吸い寄せられるように入店.
「甘鶏肉丼」的なものを注文.

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ここはいったいどこなんだ.

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宿に戻るとちょうど乾燥まで終了.
明日のライドに備えて早く寝ましょう.

おっと,脚のケア&セルフマッサージを忘れずに.

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さぁ明日はどこまで行こうかなっと.(Day2へ続く)

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台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

2024/3/16 Sat

人生サイコーの旅へ

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いよいよ出発である.

超ピュアホワイトな職場と家族の理解のおかげで,この年度末のドタバタ時期に振休&有給を駆使し,一気に2週間の自由を確保した.まずそこに謝謝.

うむ.毎年,このくらい休めるなら夢の南米再訪も十分可能やな(ええ加減にしなさい)

行き先は台湾
しかも(ほぼ)全旅程を自転車で走る.
世界中あちこち行ったが,このスタイルの旅は初.

台湾訪問そのものは10年ぶり.
前回は2014年1月に3泊4日の(Kazchariにしては)弾丸ツアー.

乳幼児を連れての家族旅行だったため移動範囲が限定されていた.
訪問先は台北動物園九份ぐらい。
さすがの南国も雨の1月はひたすら寒かった思い出がある.
そんな短い旅でも台湾には他国にない居心地の良さは感じた(特に子供に対する親切)
しかしながら,Kazchariの旅はその後,海外ダイビングツアーが中心となり,台湾は行先候補からは外れていた.

そして新コロ禍到来.
その間,どこにも行けずチャリ熱が急上昇.
ブルベやら何やらで北海道はほぼ走りつくした(言い過ぎ).
となれば道外,いやいっそ海外ライドが候補に上がってきた.

色々調べると,目にとまったたのが「環島」なるもの.
国内外のサイクリストに台湾島一周が流行中らしい.
台湾そのものも,その勧誘に力を入れている.
いくつもの記事や個人ブログ,YouTubeを見つけた.

これは面白そう.

バスや列車などの公共交通機関を使うバックパッカー旅も悪くはない.
とは言え,団体ツアーほどではないが意外に自由度がなかったりする.
時間に縛られたり,結局は目的地と目的地,つまり「点と点」を結ぶ旅である.
観光地ではない名もなき場所を尋ねることは難しい.

そんな中,思い出に残るのが2009年の「ボルネオ島縦断ツーリング」
実に楽しかった.

ボルネオ島縦断ツーリング

地に自らの足で自由に線を描いていく.自転車の旅はこいつに近い.

通常の「環島」は約1000km,つまり1日100km走行換算で10日かけるのが標準らしい.
二週間だとかなり余裕.
焦らずにあちこち停滞&寄り道したい.

さて,出発前日はまたしても衝撃展開の『勇気爆発バーンブレイバーン』および笑いと涙のミックスが至高の『不適切にも程がある』を観てから眠りについた.

続きは台湾にて視聴予定.

朝4時頃,尿意のために目覚める.
いかんいかん.緊張もプラスされての早起きクセか.
二度寝を決めて6時起床.

いつもの朝ルーチンをこなし,ヨメさんに空港まで送ってもらう.
全然親父らしくない親父の長期不在.
子ども(特にアホ息子)の成長にどう影響するか...て全然気にしていない.
頼むからケンカだけはヤメテ.

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今回のフライトはTigerAir
LCCである.
とは言え,競争のない旭川.
料金は全然安くなかった.往復で10万近かった.

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フィリピンのダイビングツアーと同じ値段...って,すいません.昔の話でした.今はありとあらゆるものが高騰中.
新千歳発着にすればキャリアも選べて料金も安かったと思われるが,やはり地元出発の手軽さには変えられぬ.

ちなみにフライト時間は約5時間だ(時差-1).
LCC最大の懸念事項だったチャリ運送を,現地レンタルに変更したので気分が楽.

それでも意外に荷物が多くて,いつもダイビング旅で使っている大型のトランクを使用.なんだかんだで16kgになった.

チャリがレンタルなので何をどのくらい持っていけばいいのか不明.
念のためと色々詰め込んだが,そのいくつかが後にKazchariを助けることになる.
「ミニマムが正義とは限らない」ことを実感した.

ヨメさん都合で,13:30出発に対し,旭川空港には9時と早めの到着.
チェックインカウンターが開くまで2時間以上ある.
ふっふっふ.ここはクレカ,ゴールドカードの出番である.
ラウンジにてフリードリンク片手にくつろいでいればあっという間だろう...と考えていた時期がKazchariにもありました.

空港のラウンジは保安検査場の向こう側にしかない.
つまりチェックイン後にしか使えないのだったぁ.
なんか空港使うのも久々なので構造をすっかり忘れてたな.

仕方がないので普通のベンチに座りiPadでkindle三昧.
最近続編の連載がスタートした『テルマエ・ロマエ』を読み直す.

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

今思えば,Kazchariの心境は主人公ルシウスと同じ.
(チャリに関する)交通行政やITは,日本の方が何倍も優れている...という思い込みが完全に覆される旅となった.

11時頃にTigerAirのチェックインカウンターに向かうと,既に結構な人.
当然だがほぼほぼ帰国する台湾人.

大声の中国語が飛び交っている。
英語だと多少は聴き取れるが,さすがに中国語は無理.
既に異国感覚.

チェックインを済ませて昼食.

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かつて旭川の道の駅になった「あさひ屋」さんの唐揚げ定食.美味し.

出国検査を済ませる.
結局,国際線ではラウンジは使えず...ぐぬぬ.

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LCCなので飲み物は有料.
ゆえに搭乗前に購入する。
旅慣れた人は空のペットボトルや水筒を持参し給水機で補給.
そういやKazchariもそーしてたな.LCCに限らず.
今回はその方式を度忘れ.
久々の海外旅なのでいろんな感覚が鈍っているようだ(伏線).

自販機があった.
が,なんとCoke-Onが使えない.
札しか持っておらず,一気に小銭が増えてしまった(泣).

で,搭乗開始.

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離陸数時間後に出てくる機内食は事前申し込み.
「シーフードミックス炒め米粉」である.割と美味し.

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現地時間17:35.定刻にて桃園国際空港着.

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何が重要ってまずはネットですよネット.
許可が出るやいなや,機内にてtrifa接続.
無事,電波が立ち,一瞬で現地時間に補正されて感動.

ギガ節約のため,空港内フリーWifiに接続.
ここで登場するのがMillenVPN
決してアマプラが観たいわけでなく,接続の安全確保のためである.
少々設定が面倒だったが完了.
仕組みがよくわらんが,使えればなんでもよかろうなのだぁ(これが後で悲劇を生むことになろうとは).

顔写真と指紋を記録され,入国審査通過.
ターテーブルで預け荷物もGet.
ここまでは順調.

とりあえずATMにて現金3,000元を引き出す(約¥13,500).
さすが空港ATM.懸念していたカード吸い込み事件は起きなかった.

ここからは台湾地下鉄(MRT)を使って宿へ向かうのだが...あれ? 何か大事なことを忘れているような...
そうそう,TAIWAN the LUCKY LANDの抽選だ.

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到着口の目の前にある抽選会場に戻る.
タブレットにQRコードをかざしてゲームスタート.
画面上方から落ちてくるボールを選ぶ.
大当りなら5,000元分のギフトカードをGetできるのだ!

事前の台湾系YouTuberから「スタート後一番最初に落ちてくるボールを選べば必勝!」との情報を得ていたので,実行してみた.
結果は...見事にハズレ.おい!

傷心のままMRT桃園駅まで歩き,台湾旅行の必需品悠遊カード」をGet.
駅の券売機で1,000元チャージ.これでMRTの乗り降りがスムーズとなる.

列車に揺られること40分ほどで台北駅着!
悠遊カードをかざして無事改札通過.こりゃ便利だ.

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ここまではKazchariの旅は快調ロプロス.
6番出口を目印に地上へ.

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早速Google先生を立ち上げて,宿の場所を調べる.

あれ? おかしい.

ナビが全く機能しない。
地図は表示されて自分の位置はわかるが,全然ナビゲートしてくれない.
まさか壊れた!? スマホが壊れただけなのに旅が終了!?

再起動してもダメ.
あせっても仕方がないので「赤い門」が目印との情報だけで,そちらに歩き出す.

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全然目立たない看板を見つけ,エレベーターで上がると,そこは初日の宿May Rooms Taipei Main Station

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「21時までにチェックインしてくれ」との要望に対し,19時半にたどり着いた.
流暢な英語のにーちゃんに,説明を受ける.
今回の旅,初日と最終日だけこのホテルを予約した.
当初は自分のチャリをSciconバッグで移送し,旅行中はそのSciconを預かってもらう必要があったためだ.
幸い,この宿は事前交渉で置かせてもらうことになっていた.
まぁレンタルチャリに計画を変更した今となっては,意味のない話なのだが.

部屋は男女混合ドミトリーである.
宿泊代はシーズンや予約タイミングによって変動するが,今晩は¥3,300ほどだった.
安くはない.

さて,久々のドミであるが,昔に比べるとみんな静か.
新入りが入室してきても,目もくれずスマホ画面を凝視している.

トランクを置いて食事に出かけることにする.
この時,とんでもないことに気づく.
桃園空港駅で買って1,000元チャージした悠遊カードが見当たらない.
どうやら先ほど改札を抜けた際,ポケットに入れたつもりで,実は落としていたことに気づかなかったようだ.
ガーン.単純計算で「100+1000-160」元ということで940元(¥4,230)をいきなり紛失! シクシクシク36.
「LUCKY LAND」抽選のハズレといい,今回の旅は初日からつまづきの連続...ヤバい,ヤバすぎるぞ.

外に出たら出たで,やはりGoogle Mapのナビが起動しない.
まぁ,遠くに行くわけではないので”今は”困らないが,明日以降どうする?

嘆いていても仕方がない.
明日は明日の風が吹く...ということで,周辺を見渡すとなぜかカメラ屋さんだらけ.
昔のアキバや日本橋のような電気店街なのか?
ガイドブックにも載ってそうやな.

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まずは空腹を満たそう.
記念すべき初現地食はこれ.

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地元食堂の魯肉飯とスープだ(80元).
少し辛め.
そうここで海外旅行での常識を思い出す.
基本的にドリンクは別売りなのだ.水を持参しなかったことを後悔.

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さて,食事後,ダメ元で駅方面まで歩くことにする.
どこかで自分の購入した悠遊カードが落ちていないかと期待して...(諦めが悪い)

ここでナビが効かない理由にようやく気づく.
どうやらVPN接続したままだと上手く働かないらしい(たぶん).
WifiとVPNを切断したら,ちゃんとGoogle Mapが起動してくれた.
「理解してないモノを適当に使うとロクなことがない」とイデオンで学んだはずやねんけどな.

駅まで歩くものの,当然カードが落ちているわけはない.
偶然にも1,000元入ったカードを拾った人の幸運を祈りましょう.アーメン(なんでや)

構内のファミマで悠遊カードを再購入し,再び1,000元をチャージ.もう無くさないように.ただし,今思うに買う必要はなかったなぁ.

時間もまだ早いので先ほどの電気店街に戻り散策を再開.

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旅先では路地裏に惹かれる.
危険な香りはまるでしない.

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ファミマにて早速,悠遊カードを使って水とジュースを購入.
台湾のコンビニはどこもかしこもイート・インスペースが広大.
完全に日本は負けている.

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宿に戻り就寝の準備.
ここに限らず台湾のホテルは全般的に遮音性が高め.
ただエアコンの作動音が響き,電子機器のLEDがまぶしいので,いつも通り,耳栓とアイマスクは必須やけどな.

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飛行機の長時間移動,そして徒歩により疲れているはずなのに...全然眠れない.
「こんなところで神経質になってどうする? 明日からチャリ旅やぞ!」と,考えれば考えるほど目が冴えてしまう.
ようするに今日の出来事を反芻,および明日以降の旅程に対して緊張しているのだろう.

眠れないものだから,尿意も頻繁に意識上に上がって来る.

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結局「上段のベッドからハシゴを降りてドアをゆっくりと数回開けてトイレを済ませて戻る行程」をほぼ1時間ごとにするハメになった.
トイレの窓から外を見ると,深夜にもかかわらずクルマとスクーターが走り回ってる.
さすが首都.眠らない街なのだ...などと感心している場合ではない.こっちは眠らなければ.

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なかなかにハードなDay0である.

Day1に続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)