Topstone&EMONDA,二日連続で落葉ライド

2023/11/4-5 Sat-Sun

ノリクラーベ.

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陽気が続く北海道.
週末の土日もしっかり晴れた.

まずは4日の話.
この日は前日に息子と泊まったふとみ銘泉 万葉の湯を7時過ぎにチェックアウト.

札幌芸術の森野外美術館~謎解きイベントで撃沈

おかげで6時から開く朝風呂に初めて入ることができた.
普段はブルべのスタート時間に合わせて早朝に出るものでして.
サウナが稼働していないのは残念.

隣接するセイコマで朝食.

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そのまま国道275号を走って帰宅した.
この国道は2か所ある住宅地のS字カーブがDanger Zone
事故多発地帯なので要注意.

予定よりも早く帰れた.
これだけ天気が良いのだ.
“洗車前の”Topstoneでふらっとグラベルライドへgo!

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曇り.温度:9 ℃,湿度:67%,体感温度:7 ℃,風速:11.7 km/時,風向:WNW

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iPhone11 Pro これぞグラベルロード!

旭川は紅葉最盛期を過ぎ,落葉へ.

帰宅後はしっかりとTopstoneの洗車.
水洗いで函館ライド時の塩分を流し,チェーンに注油(遅いわ).

Topstoneな函館遠征ライド(恵山編)

で,この夜は『ゴジラ-1.0』を映画館に観に行った次第.

『ゴジラ-1.0』を観た~時代やな

さて,明けて日曜日である.
この日も快晴.

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晴れ時々曇り.温度:5 ℃,湿度:73%,体感温度:4 ℃,風速:5.1 km/時,風向:S

本日のバイクは久々のEMONDA
ここのところTopstoneばかりだったので,乗り味が実に新鮮.

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下りが楽しい某農道.
本日は写真撮影のクルマが多め.
この道もそろそろメジャーになってきたかな.

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いただき画像
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遠くに見える木々がふわふわとして柔らかそう.

ふわふわと路面上から数ミリ浮かんで走っているようなTopstoneに対し,こいつはがっちりと路面を追従.
ちょっとした斜度や荒れにも敏感に反応.
軽くてレスポンスが素晴らしい.

ただし...やはりフレーム剛性が(Kazchariには)高すぎるのか脚にくる.
そのせいか,ライド後半にはしばらく鳴りを潜めてていた右膝の腸脛靭帯に違和感発生.

ヒルクライム時はフロントを早めにインナーに落とし,いつも以上にハイケイデンスで回す.
この方が登れる気がするのだが,これも膝には良くないのだろうか?

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例年より暖かいと言っても,そこは11月.
昨日よりも寒い.

ウェアはロングタイツビブ&長袖防寒防風ジャージ.
それにもう長指グローブが欠かせない.

アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

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足元は厚手のソックス一枚.
ロードバイクのシューズは通気性優先で,つま先やら底面に“穴”が開いている.
今日はさすがにつま先が冷えた.

シューズカバーもしくは,トゥカバーを装着するのが一般的だが,昨年からの最適解はずばりオーバーソックス.

GORE-TEX オールラウンド ソックス

モンベルのこいつが手放せない.
高いだけのことはある.
もちろん降雪期はこいつだと不十分だが.

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あちこち寄り道しながら美瑛市内へ.
いつものセブンイレブンで昼食.
まだ外(店先)で食える.

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これ以上冷えると昼はレストランかな.

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100km越えと1000mアップの両タスクを完了するため,帰宅ルートでは大雑把に遠回り.

それでも明るいうちに帰宅.
ウェスでフレームとタイヤをさっと拭いて室内保管.

シャワー後,リカバリのためのプロテイン.

飲みやすいホエイプロテイン ボディウイング (バナナ, 3kg)

やはりバナナ味に限る.
そやけどプロテインも高くなったなぁ...

チャリライフの充実にかかせない,今年からシェイクダウンの2台.
両方とも美しく,そして楽しい.

まだ雪の便りはない.
もう少し乗れるか.

Topstoneな函館遠征ライド(恵山編)

2023/10/28 Sat

大地と海を貫いた時

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晴れ時々曇り.温度:12 ℃,湿度:87%,体感温度:11 ℃,風速:7.7 km/時,風向:NNE

就寝時間は遅かったが,そこは安定の体内時計.
いつも同様6時前には目覚める.

カーテンを開ける.

路面は濡れているものの,現在,雨は降っていない.
天気予報を確認.
昼以降40~60%の小雨予報.

十分だ.

ネットでの宿泊予約時は”食事なし”にしていたが,昨今こうした観光地のホテルは朝食にやたら力を入れていると聞く.
旅先ホテルでコンビニ飯もアレなので,昨日のチェックイン時に朝食ビュッフェを頼んだ.

このグローバルビュー函館の朝食ビュッフェは洋食か和食の選択式.
それぞれ¥1,320,¥1,980と料金が異なる.
2泊するので,今朝は洋食,明朝は和食にしてみた.
昨夜は居酒屋で海鮮三昧だったのでちょうど良い.

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洋食という割には,ちゃんと白飯とみそ汁もおいてある.
和食との区別は何なのだろう?

あれかな.

(値段の高い)和食ビュッフェには噂に聞く「イクラかけ放題」サービスがあるのだろうか...じゅる.明朝が楽しみだ(と期待していた時期がKazchariにもありました)

今日はカロリー大量消費予定.
ここぞとばかり食べまくる(これが後で困ったことに)

さて,食事後,部屋に戻りウェアに着替える.
先日のナイタイ高原ライドと同じ装備.

Topstoneなナイタイ高原ライド

気温一桁~対応の起毛ウェアである.
少し暑いかも.

さて,行き先は?

事前に函館圏におけるおすすめサイクリングロードを検索.
当初は「函館200ブルべ」のトレースも考えたが,この時期の夜間走行は避けたい.

で,以下のサイトの「函館オーシャンビューライド」をチョイス.

北海道のサイクリストに聞く! おすすめコース

Topstoneをハスラーから降ろしてセッティング.
そして出発!
うーん,やっぱり未知の道はわくわくするねぇ(クルマで走ったことはあるけど).

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いきなり道を間違えて駅方面に.

やはり町中走行は苦手だ.
特に函館は市電が走っているせいか,作りがややこしい.
路肩スペースもあまりない.

少し迷った後,ようやく正規ルートの海岸沿いへ.
早速面白い建物を発見.

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この荒木飛呂彦によく似た幕末の偉人に関してはヨメさんがうるさい.ここの写真を送信しておく.

しばらくは海岸の国道沿いを走行.
歩道が広く,自転車通行可表示もあるが,車道を走る.
左折してやや狭い道へ.

草に覆われたサイクリングロードを発見.
どこに続くのかわからないが,ダンジョン風で面白い.

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走行中,何かが顔にバシバシ当たる.
まさかまさかの雪虫だった.
そういや,昨日高速でえらい目にあったことをすっかり忘れていた.

サングラスのおかげで目は守れるが,口は?
マスクを持ってこなかったことを後悔(その後は気にならなくなった)

右手に「トラピスチヌ修道院はこちら」の看板が出ていた.
函館には何度か訪れているが,ここは初めてである.
チャリならば渋滞や駐輪に困ることはなかろうと向かってみる.
けっこうな坂を登ると,それはあった.

当然,入場料をとられるので外から撮影.
遠すぎてよくわからん.

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サイクリスト的には修道院前にある公園の紅葉が気にいった.

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アップダウンを繰り返し,ようやく都市部を脱出.
クルマの通行も少なくなり,遠方の山の黄色や赤が映えてきた.

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それにしてもiPhoneはよく写る.

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橋の上から見下げると...紅葉の渦.

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北海道では,雪が降る前にあちこちで一斉に工事が行われる.

今回困ったのが2km近いトンネルが信号待ちの片側交互通行になっていたこと.
もちろん,先にクルマに行かせ,猛スプリント
トンネル出口で待っているであろう対向車線のクルマに迷惑をかけないように暗いトンネルの中,とばすとばす.
幸い下り基調だったので,それほど待たせなかった...と思われる(ああ日本人).

川汲公園とやらが見えてきた.
テントが見える.
キャンプ場なのか?

小川沿いの雰囲気良し.
こういう石ころだらけの場所にもさっと入っていけるのが,グラベルロードの良いところ.

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トイレだけ借りて道路に戻る.
川汲の日帰り温泉施設が見えてきた.
周辺の紅葉が素晴らしい.

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後で調べてみると,この日帰りの方の川汲温泉,かなりクセ強め.
話のネタに入ればよかった?

川汲温泉明林荘の極上アルカリ性単純泉を日帰り入浴で堪能

前半戦の山ライド終了.
海岸,というか漁村に出る.

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先ほどとは雰囲気ががらりと変わる.
こりゃオススメコースだけのことはある.
メリハリが楽しい.

このあたりが一番活気づくのは早朝なのだろう.

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これでも国道.
元々道がなかったところに,岩肌を削って道を通す.
より通行をスムーズにするためトンネルを掘る.
そして旧道が見捨てられるっつーか,地元民の生活道路となる.
その道が味わい深い風景を生み出している.

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時折見かける,断崖絶壁への強引な補強工事の跡.
まるで要塞か宗教施設の様.異世界感マシマシ.

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ここもトンネル迂回道路.
行き止まりだったが,岩肌に洞窟らしきモノが見える.

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全長2.6kmの長いトンネルを通過.
ちょうど前方から自転車ガチ勢のトレインが迫ってきた.
手を振り合う.
本日すれ違ったサイクリストは彼らのみ.

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ここのトンネル脇の旧道は通れず.
密漁予防のために柵が.

道にたまに落ちているウニの殻.
あれはカラスの仕業らしい.
クルマにわざと轢かせて中身を食べるのだとか.

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しばらく進むと「水無海浜温泉」への分岐.
時間もあるし,往復8km行ってみよう!

それに...きっとアレがあるはず.そう,トイレである.
朝食の暴食が祟って,ちょっとお腹が重い.

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それでも良い構図を見つけてはついつい停車.

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灯台に到着.
ついでに公衆トイレも発見して一安心.

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激坂を下ると「水無海浜温泉」着.

せめて足湯を...と思ったが,えー見事に満潮で入れませんでしたぁ.

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元来た道を4km戻る.
そう,この海岸線はまだ一周できないのだ.
北海道に残された数少ないフロンティア.
初めて北海道に来た時(1988年)は,三国峠が未舗装で積丹半島も周回道路がなかった.
ここもやがてつながるだろう.

ちょっとした山越え後,恵山との分岐.
寄ってみたいところだが,時間がない.次回に期待.

そのまま道の駅「なとわ・えさん」着.

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時刻は13時を越えている.
腹が減った.

施設の施設内にうまみち食堂 菜の花がある.
情報を検索するとかなりの人気店.
数十分か待つかなぁ...と思いきや,ここはぼっち特典.
カウンターに即座れた.

メニューも豊富かつ安い! マジか.

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明日の朝が和食ビュッフェということもあり,ここは軽く「潮騒塩ラーメン」をオーダー.これで¥1,100! 美味し.

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ご馳走様でした.
ちなみに各電子決済対応.
また来ます.

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さて函館へ向け出発.
ここまでの道のり同様,できるだけ海岸沿いを走る.
変化があって飽きない.

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なぜだかわからんが拘束された家.
強風対策? 保つのか?

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山肌に写るのは津波発生時の避難階段.
あちこちにある.
かなり急なので,足の悪い高齢者とかは登れるのだろうか?

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次の面白ポイントはこの看板.
本州っつーか,青森近し.

今年は諸事情でキャンセルしたブルベ「十和田クラシック200」

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

先日の利尻島ライドでフェリー輪行スキルも手に入れたので,来年は100億%参加!

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

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徐々に陽が落ちてきた.
それに風も出てきた.
波が高くなる.

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地方の特殊図案マンホール.
函館は五稜郭+色付き.

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久しぶりにセイコマを発見.
小腹が空いたので立ち寄る.
限定メニューの「余市産ナイアガラサイダー」「アップルパイ」のリンゴセット.美味し.

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函館山のシルエットが徐々に近づいてくる.
ゴール間近を実感できるホンマに良いルーティングだ.

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今日の〆として,宿泊ホテルではなく函館駅まで走る.
ここをゴールとする.
さすがに暗くなってきた.

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それにしても,紅葉の山,風情のある漁村巡りと,メリハリの効いた楽しいライドだった.

宿に戻ってTopstoneをハスラーに収納.
軽くシャワーを浴びて夕食にでかける.

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函館名物と言えば...

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これでしょう!って,この雑な盛り付け...
そう”みんな大好き”「ラッキーピエロ」である.

「チャイニーズチキン&チーズハンバーグセット」を注文.
見た目はアレだが美味し.

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やはり,この独特のセンスがなんとも...

宿に戻りお楽しみのサ活
なんだかんだで今日は100km越えライド.
昨夜の寝不足と相まって,眠気マックス.
22時には就寝.

今日も素敵に生きたので,深い眠りにつくことができるでしょう...

このアレンジverもまた良い.
明日も函館を走るっ!

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Topstoneなナイタイ高原ライド

2023/10/22 Sun

秋と冬のあいだに

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晴れ.温度:7 ℃,湿度:66%,体感温度:3 ℃,風速:21.4 km/時,風向:WSW

朝5時に起床.
カーテンを開ける.
とりあえず雨は降っていない.
だが曇天.

北海道は「でっかいどう」なので,地域(支庁)によってまるで天気が異なる.
特に中心部の大雪山系を境に,旭川(上川)と帯広(十勝)の天候は変化することが多い.

旭川の降水確率70%に対し,十勝エリアは10%と,ほぼ晴れ予報.
これは遠征ライドに行くしかない.

この決断をした際,チャリにとって重要な,とある情報の確認を怠ったのが後で響いてくる...

朝食後,6時半頃にクルマで家を出る.
ハスラーに搭載するのは昨日に引き続きTopstoneである.

Topstoneな紅葉グラベルライド

雨後のグラベル走行を楽しんだ後なので,泥だらけだった.
昨日のうちにざっと水洗いし玄関内で乾燥.
そいつをクルマに積み込む.

旭川から十勝方面に抜けるルートは2つある.
三国峠か狩勝峠越えかのいずれかである.

距離はほとんど変わらない.
所要時間も,ともに3時間弱である.

ただし,前者の方が難易度がやや上.
山間部凍結の情報が届く昨今,より標高の高い三国峠は凍結している可能性がある.

つーことで行きは三国,帰りは狩勝で戻ることにした.

まずは国道39号および愛別から無料高速を使って上川まで.
さすが早朝.
渋滞もなくスムーズに進む.

層雲峡が近づくにつれ,徐々に景色が変化.

紅葉した木々に雪がかぶさる.
秋と冬の間の,この時期ならではの風景.

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路肩に一時停止して撮影.
クルマを降りてじっくり撮る方が良かったかな.

除雪センターでトイレ休憩.

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出発.
そして三国峠への登りが始まると路面もガチガチに凍結していく.

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この状態だとノーマルタイヤでは走行不可.危なすぎる.
毎年のこととは言え,懐かしい風景が戻ってきたなぁ...

頂に近い長いトンネルを抜けると風景激変...とはいかなかった.
三国峠のパーキングは御覧の積雪.

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なんと「三国峠café」は,今季まだ営業中だった.

クルマから降りるもサンダルだと滑って危険.
SPDシューズに履き替える.

三国峠屈指の撮影ポイントまで歩く.
よくある構図だが,道路が真っ白.
まるでスタッドレスタイヤのCM.

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なかなか見ることのない美しい景色だ.寒いけど.

さて,慎重に十勝側に下る.
晴れ間が広がってくる.
道路や木々から雪がなくなり,普通の“秋の”風景に.

このギャップが面白い.
三国峠がからむブルべの際,たびたびお世話になる防災センターで休憩.
天気のギャップがスゴイ.

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紅葉真っ盛りの糠平温泉街を抜けて,いよいよ士幌エリアへ.
クルマをデポするのは道の駅「しほろ温泉」の予定.

ゴミ箱未設置のため,ブルべ民の間で評判の悪い某コンビニでコーヒーと肉まんのおやつ.
このあたりはコンビニ不毛地帯なので,ちょこちょこ補給するのが吉.

道の駅「しほろ温泉」着.
温泉旅館プラザ緑風と併設.
これまた十勝発着もしくは通過するブルべの際,深夜に訪れることが多い場所である.

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時刻は10時前.
所要3時間弱で雨や雲から逃げてきたイメージ.

早速,Topstoneを降ろしてセッティング.

本日はあまりグラベルライドをしない予定なので,リュックは背負わず,オルトリープのサドルバッグ(中)に予備チューブや防寒着を詰め込む.

さて,ここから向かうのは「ナイタイ高原」である.
かつてオートバイで訪れたような,そうでないような...
いずれにせよ,チャリでは初.

「ナイタイ高原」では,毎年夏にヒルクライム大会が行われている.
Kazchariは参加したことはないが,2023年大会は雨天中止だったそうな.
来年は...日程があえば.

ステムにiPhoneを取り付け,Google先生を起動する.
行き先を「ナイタイ高原牧場」にセットすると,3パターンのルートが表示される.
ここから約30km.
国道などの大きな道を通らないルートを選択.
さぁ,出発しますか.

道の駅を出て,いきなり登りで笑う.

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ヤギの放し飼い?

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それにしても徐々に雲が多くなってきたのが気になる.
気温が下がってきた.
そして,いかにも十勝っぽい開けた道路に出ると...強風が襲ってきた.

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そう,出発前に確認を怠ったのは,この風速に関してである.
ルート的にジグザグしながらナイタイ高原に近づいてはいくのだが,結果的に向かい風,追い風,横風がすべて混じることになった.

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追い風時はともかく,向かい風時は正に地獄.
速度も20km/hを切ってしまう.
さらに十勝平野のド直線+緩急が続く丘がカラダとココロをじわじわと削ってくる.

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チャリの敵,寒さと風.
雨こそ降っていないが,これが続くならわざわざ遠征してきた意味が...

「いや,これはこれで良いトレーニング.わが同居人ミトコンドリアも喜んでおるわッ!」

と,マインドセットをチェンジ!

そうこうしているうちに,道の駅「かみしほろ」着.
新しい? 初めて来た気がする.

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昨今,車中泊時のマナーが問題として取りざたされることが多いが,この道の駅は逆にウェルカムのようだ.
敷地内にキャンピングカースペースまで用意している.

グルメ系ショップも充実しているようだが,トイレだけ借りて即出発.

ひたすら漕いでいると,ようやく「ナイタイ高原」の看板が見えてきた.

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同時に,目的地が同じと思われるクルマやオートバイも増えてきた.
彼らの後を追えばよいのねん.

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ここから7kmの登攀か.
もしかしてヒルクライム大会はここがスタート?

別にタイムアタックするわけではないので(Topstoneです),のんびりと登る.

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やがて,Google先生が左側の小道に曲がれと指示してきた.
「うん? 他のクルマは広い道を直進していくけど,こちらの方がチャリ向きなのか?」と勝手に解釈.
指示に従って左折した.
ここが地獄の入口とは知らずに...

曲がるとすぐにGarmin先生のクライム・プロがピコッとスタート.
一旦大きな山を越えてから,登り返し,そのままゴールまで登りが続くレイアウトになっていた.

車幅は1.5車線.
ところどころ陥没があるものの道路コンディションはそれほど悪くない.
ただし...長い.
7%以上,ところどころ10%越えの坂が延々と続く.
それに加えて強風である.

展望が開けたところでは風にあおられっぱなし.

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絶望的なのは...到達点がさっぱり見えないこと.
確かに初見の地ではあるが,Garmin様がここが「ナイタイ高原牧場」と示す箇所は,ホンマに坂の途中っぽい.

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標識や建物の類は一切なかった.
まぁ,周りの景色全体が「牧場」ということなのだろう.

あれ?
SNSやら雑誌でよく見かける「NAITAI TERRAS」のオブジェはどこに?
ひょっとして,さらに上方に見えるあの銀色の建物がそうか?(←そうでした)

ようするにKazchariの完璧なミスっつーか勘違い.
「ナイタイ高原牧場」と「ナイタイテラス」はてっきり同じ場所と認識していたのだ.
で,Garmin様の導きのままに,ここまで登ってきたという次第.

では,その「ナイタイテラス」に行くには?
まさか,来た道を戻って,登り直し?
さらにGarmin様に尋ねる.
どうやら,このまま登攀を続ければ,テラスには行けるようだ.残りは2.4kmである.安堵.

もちろん戻るのではなく,こちらを選択.

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激坂を登りきり,ようやく平坦へ.

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絶景である.

直進して「ナイタイテラス」の駐車場へ.
ゲートが施錠してあったので,テラス側からの車両進入はできないようだ.

それにしても,ようやくの到着.
ここまで気合い入れて登ってきた甲斐のある景色が広がっていた.

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ただし...当然のごとく寒い.
風も強い.
日曜だけに人も多い.

このテラス,ソフトクリームが名物らしいが,この気温ではとても食べる気にならない.

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ロンリーなスピードチャリダーはクールに去るぜ.
もちろん,ウインドブレーカー,長指グローブで武装してからな.

久々の長指グローブ.
親指と人差し指がオープンになるこいつがオススメだ.

防寒グローブ アウトドアグローブ【秋冬・2本指出し設計・裏起毛で高い保温性能】

それに,何より気に入っているのは...値段だ.

いわゆるチャリ専用品だと,絶対にこの値段では買えない.
ハンドルカバーと併用すればマイナス20℃での走行も無問題.

さて,上着を着たとは言え,下り時,寒いのは寒い.
ガタガタ震えるカラダ,飛び散る鼻水,涙でぼやける視界...
どう考えても,夏向きやな,ここ.

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つーことで,ダウンヒル終了.
ここからは平坦で道の駅に戻るだけ.

道の駅に戻れば,暖かい温泉とサウナが待っているんだ...

ところが...平坦なのに全然パワーがでない.
なんだこれ?
よもやよもやのハンガーノック!?

そう,このあたりはコンビニ不毛地帯.
それにテラスでも何も食べなかった.
補給のタイミングを完全に逸している.
パワー枯渇のピンチ.

コンビニがありそうな市街地はまだまだ先.
もう限界と,農家の倉庫脇にチャリを止める.

このまま力尽きてしまうのか,Kazchari?

んなこたあない.ちゃんと補給食は持参している.
Topstoneのフロントバッグから,カロリーメイトとエナジージェルを取り出す.

大塚製薬 カロリーメイト ブロック フルーツ 2本×20個

日本新薬 WINZONE(ウィンゾーン)エナジージェル

いやぁ,補給食の元祖,パサパサのカロリーメイトが,これほど美味く感じられるのは初めてである.

さて,まるで顔を交換した〇ンパンマンのごとくよみがえったKazchari,残り14kmを快調に飛ばす.

ふとサイコンを見ると,ディスプレイに赤枠およびチェッカーフラッグマークが付いている.
それに,距離計が全然増えない.

こ,これって終了ボタン押した時の表示やん!
いつの間に押した? 覚えがない.

あわててストップ.
ここでもう一度スタートボタンを押せば,計測は再開されるようだが,この時は気がつかず,一旦ログを終了させてしまった.

で,ここからゴールまで再計測.
うーん,かねてよりこの「Garmin Edge1040」の不安定さには定評があるなぁ.
知り合いの中には,腹が立って下位モデルの「850」に乗り換えた人もいるほど.

ガーミン(GARMIN) Edge 1040 ソーラー充電対応モデル(Solar)

困ったもんだ.
バッテリーの保ちは超一級やけど.

で,Google先生もGoogle先生.
最短ルートを案内してくれるのは良いのだが,お約束のグラベル突入もあり,これはこれで,そのサービス精神が楽しい(Topstone乗車時に限る)

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で,なんだかんだで道の駅に帰還.
時刻は13時45分頃だった.

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とりあえず温泉併設のレストランの営業時間をチェック.
こういう所って,昼営業後,休憩することが多いのだ...って,まさにここがそうだった.ラストオーダーは14時とある.

あわててクルマに戻り,チャリを積み込み,入浴の準備をして...いや,もう慌てるのもめんどい.
食事は別の所で取り,風呂とサウナだけこちらに入ることにする.

早速,Google先生に近くのレストランを尋ねる.
すぐそばにあるではないかっつーかそこしかない.

早速,Topstoneで乗り付ける.
入口のドアにメニューがあった.
ピザとサンドイッチがメイン.
それにコーヒーにこだわりがあるお店のようだ.

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正直,白メシと肉が食いたかったが,ここは「カツサンド」にしよう.
メニューに「ボリュームあり」と書かれているし.

店に入ると年配のマスターが一人で,接客と調理をしておられた.
決めた通り一番ボリュームがありそうな「カツサンド」と,ここの地名の入った「下居辺コーヒー」にする.

この漢字が読めなくて「しもいべ?,それとも,しもきょべコーヒー下さい」と注文.

ご主人から訂正が入る.
「しもおりべ」と読むらしい.
フィンランドの伝説のスナイパー「シモヘイヘ」っぽい響きである(知らんがな).

ログハウス風の店内は雰囲気良し.
もちろん薪ストーブが炊かれている.

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NHK-FMからはクラシック音楽.
「どろぼうかささぎ序曲」とは渋すぎる.

出てきた「カツサンド」は確かになかなかのボリュームだが,寒風ヒルクライムを含む70km走破後のチャリダーにはやはり...正直,白メシが欲しい.
この店も昔は定食系を出していたようだが,今は軽食オンリーになってしまったようだ.

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味そのものはベネ.

で,店を出てクルマに戻る.
Topstoneを積み込んで,いざ温泉&サウナである.

大人¥500.安い.

サウナは2段.
通常の湿式.それほど暑くなく標準.
サウナ室を出てすぐ隣に水風呂.18℃との表示.2人用かな.
露天に続くドアもすぐそばなので動線よし.

お客さん少な目.
サウナ室ではずっとゴルフ中継.

屋内の高温湯はともかく,露天風呂が少しぬるめ.
隣で入っていたおじさんも「もう少し熱くないとな」と愚痴っていた.

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サウナ3セットを終え,あがる.
休憩室で「リアルゴールド」を飲み干す.
さぁ,ここから3時間のドライブが待っている.

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クルマに戻り,車載しているYupiteruのナビを起動.
三国峠まわりしか表示しない.
これから暗くなるのに凍結道は嫌じゃ.

で,Google先生だと,ちゃんと狩勝峠ルートも推薦.
やはりこっちやな.

そう,鹿追-屈足といった「ここからなら,どう考えても狩勝越えでしょ?」という地点でYupiteruのナビを再度起動したところ,なんと自宅までの距離がGoogle先生より20kmも長い.どうなっとんねん?

思えばこのナビも購入して9年.
当然データ更新していない.
その間も新道がどんどん開通するわけだが,ここまで精度が落ちるものだろうか?

これからはGoogle先生頼み=スマホナビで十分かもな.
そんなにギガくわんし.

それにしても.この帰り道(夜道)は鹿,タヌキ,キツネ,猫の飛び出しオンパレード.
びびったぁ.

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DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その4)

2023/10/16 Mon

雨の予報で帰るダケ

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その3はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その3)

久々に目覚ましなしでの起床.
と言っても車中泊である.
熟睡とは行かず,5時頃自然に目が覚めてしまった.

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予報された雨は降っていない.
稚内駅でトイレ.気温なんと13℃である.

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となれば,せっかく稚内まで来たのだ.
もう少しチャリで走りたいところ.
残念ながら雨雲レーダーによると2,3時間後には降るらしい.

仕方がない.

途中で温泉&サ活しながらゆっくり帰宅しますか.
海沿いを走ったので洗車もしたいしな.

車中泊は撤収が非常に楽.
かさばるエアマットの空気を抜いて丸めるだけ.

昨今,キャンプ場でもテントを張らずクルマで寝る人が増えているそうな.

わかる.

テントの設営とヴィジュアルを楽しみにしないと,あんな手間のかかる作業はやっとれんな.
チャリやバイクだとさすがにテントを張る必要があるけど.

寝袋は家で干すのでそのまま丸めて後部座席.

ターミナル近くのセイコマで朝食.

一昨日と同じルート(国道40号)で帰るのは面白くない.
距離的には遠回りになるが,オロロンラインで帰りますか.

個性的な日帰り湯も並んでいる.

抜海を過ぎて荒涼たる風景になる頃.ついに雨が降り出した.
ワイパー作動.
平日のせいか,前後にクルマの影なし.

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ちょうどiPodから流れるは小林旭の『熱き心に』
思わず涙がこぼれる.

https://www.youtube.com/watch?v=PTmFeMVNbCA

いやぁ,やっぱり最強の旅ソングの一翼を担うね.
これって「昔の恋人を忍ぶ歌」という解釈で間違いではないだろうけど,それ以上に旅三昧の若かった自分を思い出す歌でもあるよなぁ.

やがて,文字通りバケツをひっくり返したような暴雨となる.
まさに自然によるむき出しの暴力.

視界が極めて悪くなる.
ハスラーのワイパー全開でも追いつかない.

ライトをONにして速度を落とす.
どこかに停車して雨をやりすごそうかと思ったが,場所が場所である.
身を隠すものは何もない.

後方からトラックが迫る.
あおられたわけではないが,少し左に寄って先に行かせる.
危険&危険.

面白いのは海のかなたに浮かぶ利尻島.
なぜか島には日が差していた.

オトンルイの風車に近づく頃,ようやく小ぶりに.

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道の駅「てしお」で休憩.
トイレ休憩でもしますか.

道の駅に時々あるおもしろ自販機に気づく.

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天塩産の乳製品が多数.
残り1つとなっていた「パンナコッタ」を購入.
¥480となかなか高価だが,こういうのは意外においしかったりするのよねん.

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...えー普通でした.
いや,とりあえず試して正解.

さて,ここでアプリ「サウナイキタイ」を起動.
本日のサ活場所を決める.
近辺で興味をひかれたのは道の駅「風Wとままえ」併設のとままえ温泉
十分日帰り圏内ではあるが,ちょうど帰り道にあるということもあり,ここに決定.

10:30開館に対し,9:30着.
うん.1時間待つか.

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iPadで読書して15分ほど経つ.
少し気になるのが,工務店のトラックが続々とやってくること.
それに工具を腰の周りにぶらさげた職人さんの姿も目立つ.

そして観光客っぽい人が建物の中に入るもすぐに出てくる.

「こ,これはまさか...」と思い,Kazchariも確認へ.
すると...

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がーん.なんてこった.パンナコッタ.
年中無休の施設の,たった2日間の休館日にあたってしまうとは...

ドアが開くと気づく看板.
せめて外に掲示してくれてたら,すぐに出発しててんけどな.

それにしても困った.
ここから近く,かつ魅力的な温泉と言えば...

おおそうだ,霧立峠を越えて,道の駅ほろかない併設のルオントはどうだろう.最近リニューアルしたと聞く.

となれば話は早い.出発.

なんか毎回書いている気もするが,この霧立国道こと国道430号線.
これだけ変化のない道をよくもチャリで走るもんだ.
まだ内陸から海に向けての方が下り基調で楽しいかな.

で,長々走った末,ようやく国道239号に合流.
南下すると目的地の「せいわ温泉ルオント」到着.
今度はちゃんと営業してました.

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これまでも数回入ったことがある施設だが,サウナは初めて.
Kazchari好みのガス式である.
水風呂への動線も良し.
で,外気浴.

リニューアル前の内装はあまり記憶にないが,最大の変化は露天風呂にあった.
大き目の浴槽の他,やや離れたところに小さめの浴槽が作られていた,

名付けて「雪見露天風呂」

そうこのあたりは道内でも屈指の豪雪地帯なのだ.
雪山に囲まれつつ入浴する趣向なのだろう.
残念ながらまだそのシーズンではない.
お湯すらはられていなかった.

仕方なく浴槽の縁に座ってカラダを風にさらす.
おっと,小雨が降ってきた.

もう一つの露天浴槽はちゃんとお湯がはってあるのだが,虫対策なのかどうかしらんが,黒い蚊帳状のネットが天井から垂れ下がっている.

正直,無粋である.
おそらく「湯船に虫が浮いている」などの苦情があったに違いない.
知らんけど.

ルーティンの3セット後に上がる.

ちょうど腹が減ったので併設のレストランへ.
幌加内なので「そば」が有名なのだが,もう少しボリュームが欲しくて「生姜焼き定食」を注文.
でてきた盛り付けがおしゃれで驚いた.

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美味し.

さぁ,あとは少し南下後,左折して山越え.
和寒からはいつもの40号で帰宅である.

暗くなる前に帰宅.
とりあえずDOMANEくんを洗車.
一息つく.

それにしても今回,2泊3日で実に充実したライドを楽しむことができた.
なんなら1泊2日でも利尻ライドは可能やな...ってそれはむなしいか.

つーことで,今度はオンシーズンに上陸し,ちゃんとウニ丼食べよう.

おや,宅配便が来た?
こ,これは!

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留萌からのふるさと納税返礼品!

今回の利尻ライドでは海鮮モノに無縁だった.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その3)

2023/10/15 Sun

最高にハイな後半戦

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曇り.温度:17 ℃,湿度:72%,体感温度:17 ℃,風速:13.2 km/時,風向:SSW

(その2)はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

さて,ご夫婦に挨拶して出発.
同じルートなのでどこかで会うでしょう.

アップダウンが続く.

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左手に「白い恋人の丘」という表示があった.
久々のヒルクライム.はい,喜んで.

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全くノーチェックだったが,北海道銘菓の一つ「白い恋人」の缶に描かれた山は利尻富士らしい.それと同じ風景が見える場所とのこと(と後から知った).

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...うん.雲で山頂が隠れていますね.

次は右手に「オタトマリ沼」
晴れた日には逆さ富士になるという.
そう,晴れた日には...うん.今日は雲だ.

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左側に「仙法志御崎公園」の表示.
ここも奇岩が並ぶ名所らしいが,「なんか行ってもなぁ...」とモチベーションが上がらない.

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結局Uターンして島一周の幹線道路に戻る.

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写真だと明るく写っているが,実際はかなり暗い...
雲が多すぎるのだ.

そうこうしているうちに利尻町に入る.
以前からの疑問.
どうしてこんな小さい島で自治体が2つ?

インドネシアとパプアニューギニア,ハイチとドミニカ共和国のように隣国,隣町,隣家の仲が悪いのはよくあること(その例でいいのか?).
ゆえに合併できないのだろうと勝手な妄想.

湧水ポイント発見.
それほど暑くないので,ボトルの水も十分残っているが,ここは賞味タイム.

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美味し.
気が付くとKazchariの後ろに,ポリタンを3つほど抱えたおじさんが.
湧水ポイントあるあるやね.

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しばらく進むと,「熊岩」「人面岩」の表示.

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うん.どこがそうなのかわからんっつーか,わざわざ岩の上に看板を立てる時点で無粋というかなんというか...

とまぁ,文句ばかり言っているようだが,人力を最も効率よく推進力に変換するロードバイク,未知の道を漕いでいるだけで喜ばしい.

さて,今回の利尻島,その最大の目的は22年前に滞在した沓形キャンプ場を訪れること.

なんとなーく見覚えのある町に到着.
そうそう,このホテル利尻の温泉に入った入った.
で,その建物の角を曲がると...おお,何もかもみな懐かしい.

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2001年9月撮影

さすがのシーズンオフ.誰もいない.
この炊事場もトイレも,そして小ぶりな灯台も驚くほど変わらない.
こんな気象条件の激しい土地で変化がないことに驚く.
しばしノスタルジーにひたる.

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出口付近に料金看板が...

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一泊¥500? 前も有料だっけ?

さて,腹が減った.
町内にセイコマがあるものの,さすがに連続コンビニ飯はパス.

そこに食堂が目に入った.
おお,ここが島では数少ない,今日開いている店の一つか.

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DOMANEを街灯に施錠して入店.
満席近かったが,幸いカウンター席に座れた.
メニューを見る.
店の外観からは想像つかなかったが,一応ラーメン&中華料理店のようだ.
最後のあがきで海鮮モノを探すが...やはりない.

壁に「利尻ホタテラーメン」の写真が貼ってあったが...

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ここはあきらめて「味噌野菜ラーメン」に.
昼時とあってかなり待たされたが,出てきたラーメンには満足.美味し.

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さて,店の外に出た時点で既に13時過ぎ.
次の稚内行フェリーは14時45分発.
もしそれに乗るのなら,残り1時間半ほどのライド時間となる.
輪行作業を考えると出航20分前にはターミナルに着いておきたい.

いっそ,16時のフェリーにする?
いや,それだと時間を持て余しそう.

つーことで,14時半のフェリーに間に合わせるため,これからはやや駆け足となる.

ここからフェリーターミナルのある鴛泊まで直線距離で12kmほど.
DOMANEなら余裕で間に合うのだが,出発時に見た山にかかる橋が忘れられない.
だが,そこに至るサイクリングロードをたどると遠回りとなる.

間に合うか?

地図を見るとサイクリングロードは,沓形から少し戻った場所がスタートらしい.
ふむ.ここからは時間との闘い,TTモードに脚を切り替える.

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森林公園からスタート.
ここからすでに非常に整備された道.
完全に自転車用.

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適度にカーブもあって飽きない.
既に落葉がはじまっていて美しさもあるが,カーブに吹き溜まっている箇所もあるので要注意である.

快調に飛ばしていると,前方に先ほど会った大阪からのご夫婦が.
「こんにちは~」と挨拶して一気にパス.
結局この日会ったサイクリストはこのお二人のみだった.

さて,このサイクリングロード.
これで完成なのか,まだ拡張するのかはわからんが,時々島一周の幹線道路と合流する.
ゆえに,少し接続がわかりにくいところもあるが,それを差っ引いてもチャリだけのために,よくぞこんな道を作ってくれたと感動.

その白眉はこちら.

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ドーンっと利尻富士.
そう,昼飯を食べている間に青空が.
時折雲が切れ,利尻富士の山頂も拝めるようになった.
日差しも出てきてまぶしさすら感じる.

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いや,もう贅沢は言うまい.

この美しさにもかかわらず,クルマはもとより,オートバイも走れない.
徒歩では長すぎるっつーか,普通に登山ルートに行くだろう.

ようするにこの道は実質サイクリストだけの道.
ホンマすごいわ.

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山の風景だけではない.
途中で海岸沿いも走る.
変化に富む.

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島の約三分の一を占めるサイクリングロードだが,ちょうど利尻町と利尻富士町に半分ずつまたがっているのが面白い.
うん? 先ほどの考察と違って,実は互いに協力的なのか?

それはともかく,道内でもなかなかない絶景ロードを堪能.
個人的にはエサヌカ以上.
どこもかしこもフォトジェニックなので,あちこちで止まってしまう.

あれ? 時間やばくね?
いっそ,16時のフェリーで...という考えが頭をよぎる.
ぐわーむっちゃ中途半端やぁ.

とかなんとか考えつつ,フェリーターミナルのある鴛泊わきを通過.
いよいよ,例の橋へのヒルクライムに突入.

思ったより斜度はない.
キツい場所でもせいぜい6%程度か.

そらそうだ.基本的にガチ勢ではない一般サイクリスト向けなのだ.

それでもGarmin先生のクライム・プロが「ピコッ」と作動.
自称クライマーを追い立てる.
「もしかして,セグメント? KOM狙えるかも...」と勝手な妄想.
どこそこ踏んで,憧れの橋&山頂到着ぅ!

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絶景である.
それにしてもこの自転車専用道,この橋も含めて廃線利用ではなく,マジで新たに作った?
何度も書くがありがたい話である.

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このような橋を4つほど渡り,いよいよダウンヒル.
時刻は14時前.
結局14時45分のフェリーに乗ると決め,やや焦る.

こういう時って事故るのよねぇ...って,コーナー枯葉だらけやし.
慎重かつ大胆に下る.

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ようやく「野塚」側ゴール着.
とりあえず一周+αを走り切った満足感&達成感よ!

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さて,ここからは下ハン握って海岸沿いを激踏み.
14時10分頃,無事ターミナルに着いた.
これで一安心である.

名残惜しいが輪行袋にDOMANEくんを収納.
既にチケットは持っているので,乗船口前で待機.

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礼文からの寄港便なので,利尻で降りる人を待って乗船.
往路とは別の船だった.

iPhone11 Pro
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いやぁ,それにしても楽しかったなぁの利尻ライド.
天気やコースに左右され,前半の静かなライドからの一気に駆け上がる後半.
まるでベートーベンやブラームスの交響曲のような一日だった.
苦悩を通じて歓喜に至ったぜ(大げさである)

函岳中止に伴い,急遽決めた旅だったが,島に来て,そして,この時計回りのコースにして良かった.

そして湧き上がってきたのが「他のシーズンも訪れてみたい」との思い.
春と夏と...冬もファットで走れるのか?

職場の同僚によると7月初旬の利尻・礼文の風景は花に覆われ“ラピュタ”の様相らしい.
それは是非見てみたい.
ついでに,ちゃんと「うに丼」も食いてぇ.

フェリーは16時15分,まだ明るいうちに稚内に帰還した.

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道の駅に戻って,DOMANEくんをハスラーに積み込み,昨夜同様『ヤムワッカナイ温泉』へ.
良質の温泉とサウナを堪能し,食事も済ませる.

iPhone11 Pro 石焼ビビンバ
iPhone11 Pro 単品ザンギ

後は,マッサージチェアを使ったり寝転がったりしながらコミック三昧.
最後にひとっ風呂浴びて,閉館時間に合わせて退去.

道の駅に戻って今夜も快適に車中泊.
こんなに贅沢して良いのだろうか?

控えめに言って,最高に『ハイ!』ってヤツだァァァァ

iPhone11 Pro 天国へ

(その4へ)

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

2023/10/15 Sun

シーズンオフで少々寂しい前半戦

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曇り.温度:17 ℃,湿度:72%,体感温度:17 ℃,風速:13.2 km/時,風向:SSW

(その1)はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

夜中に何度か目覚める.
枕が変わると眠れないのはよくあること.
結局,深い眠りにおちそうな4時30分,バイブアラームで起こされるのもよくある話.
ショートスリーパーなので無問題(そうなのか).

もそもそと起き上がり,DOMANEくんのセッティング.

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利尻島行フェリー一便の出航時間は6時45分.余裕余裕.
いや,輪行袋に入れる時間を考慮すると早めな行動が吉.

まず悩んだのがウェアの選択.
クルマ移動なので数種類持ってきた.
Kazchariは用意周到なのだ.

天気予報によると「曇りのち晴れ」で降水確率は10%.
日中最高気温は18℃ほど.
おっ,この時期にしては驚異的に暖かい.
現状の5時ですら,すでに10℃はありそう.

とは言え,さすがに半袖半パンはないだろうと,メッシュインナーの上にやや厚めの長袖ジャージとビブ+レッグウォーマーとする.
防寒具はいつものパールイズミのストレッチジャケットを持参.

[パールイズミ] ストレッチ ウィンドシェル 2300

念のため,長指グローブもサドルバッグに入れる.
もちろんエンド金具や,スプロケカバーを一緒に巻いてぱんぱんになった輪行袋も忘れない.

こんなもんかな.
まぁ何かあっても,ここは日本.
なんとかなるでしょう.

出発.
ここでサイコンを起動させると,GPSで海上移動の軌跡も記録されるので面白いかと思ったが,さすがにやめた.
スタートボタンを押すのは島に着いてからやな.

まずは,セイコマで朝食の買い出し.
昨夜の3時開店の店まで行かなくても,ターミナルすぐそばのセイコマも既にオープンしていた.

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早朝から結構な人出.
コーヒーとおにぎりを購入.
フェリーに持ち込む.
セイコマの何がいいって,レジ袋無料なところ.
こういう時助かる.

フェリーターミナル着.

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さぁ,輪行袋展開&収納!
おや? このマンホールは...

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防波堤ドームの図柄だけにドム.しかも黒い三連星.
幸先いいぞ(なぜ?)

練習の甲斐あって,10分もかからず収納完了.

「手荷物は無料のはず」とドキドキしながらカウンターで手続き.
はい.ちゃんと人だけの運賃で済みました(¥2,660).

「往復ですか?」と聞かれたので帰りの分も購入.特に割引などはない.
便指定は不要だが,当日のみ有効なので島に泊まる人は要注意である.

この時点でまだ6時前.
ここまではスムーズ.

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待合に人は少ない.
もう観光シーズンも終わりっぽい.
もちろんチャリ持参はKazchariのみ.

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と,思っていたら旗を持った人を先頭に団体さんがぞろぞろと.
少し先に出航する礼文行のフェリーに乗るようだ.
礼文と言えば「花の島」
この時期,まだ何か見れるだろうか?

乗船開始.

チャリ持参のKazchariは車椅子も置ける広めの優先座席スペースに案内される.

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定刻に出航.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

島までは約2時間.
最近はどこもかしこもFree-Wifiが利用できる.
スマホがあるので退屈はしないが,このiPhone11,さすがにバッテリーがやばい.みるみる減っていく.
「15」なぁ...高ぇ.

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波はおだやか.
天気も良い.

島が近づく.
利尻山が目立つが,そのふもと近くに白い橋が見える.

iPhone11 Pro  写真だと見えないか

あれは何?

車道かと思いきや,どうやら自転車専用道の一部のようだ.
こ,これは走らねば.

フェリー着岸.
下船してカウンター付近にて情報パンフレットを探す.
この2点をゲット.

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ただ一周するだけなら迷うことはないが,それだとたった61kmしかない.
3時間もかからず回ってしまう.
時間いっぱい,できるだけ寄り道する.
帰りの便は14時半か16時半.どちらにするか決めずに走り出す.

ターミナル玄関で輪行解除!

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建物の裏に回ってありがちな記念撮影.

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電光掲示板の気温表示はなんと18.2℃
実に快適.

Garmin様のスイッチをon.
これでSTRAVAに新たな地図を刻むことができる.楽しい.

島めぐりのサイクリングは2018年の波照間島以来か.
今回は利尻島.極端にもほどがある.

ゆっくりスタート.
もちろん海が左側になる定石ルート.

しばらくは,よくある北海道の海岸沿いの風景.
残念なのは天気.
雲が厚く,海の色も映えない.

それどころか...げっ! 小雨!?

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しばらく進むと「姫沼」の標識が.
ついでに「斜度14%」とある.
自称クライマーとしては登ってもいいけど...パスして先に進む(逃げた).

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やや向かい風の中,海岸沿いをひたすら漕ぐ.
なんとなく絵になりそうなところで停車.

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島を一周するバスも走っているが,一日の本数は異常に少ない.
4本しか表記されていなかった(十分なのか?).

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この付近で前方から消防車,パトカー,救急車がぞろぞろとやってきた.
「どこかで火事?」と思いきや,秋の防災運動のパレードだった.
こんなに出張っていて良いのか?

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石に色を付けたり,文字や顔を描く謎のストーンアート(?)があちこちに.

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晴れていれば右手に利尻富士がどーんとそびえているのだが,雲でずっと山頂が隠れている.

やがてちょっとした規模の鬼脇地区に入る.
先ほど手に入れたパンフに「〇ァミリー〇ート」と書いてあったので,「マジか?北限の〇ァミ〇じゃね?」と思ったら...

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個人商店でした.商標的におK?

少し進むと,全道民のオアシス,セイコマ鬼脇店発見!
小腹がすいたので補給することにした.

店の前にはチャリが2台.
おお,上陸してはじめてサイクリストに会った.

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大阪からのご夫婦.
稚内inで旅行中.
島でレンタルバイクを借りたそうな.
ちょっと変わった形状.
さすが島.錆が目立つ.

同年代のご主人は,最近ロードを始めたとのことで,KazchariのDOMANEくんに興味津々.
「輪行袋に入れると手荷物扱いでフェリー無料」に驚いていた.

店に入る.
おにぎり,弁当コーナーがからっぽ.
日曜日は作っていないとの表記.
仕方なく,缶コーヒーと豚まんを購入.

ここにたどり着くまでも,ほとんど人がいなかった.
開いている店も少なかった.

もしかしてと,セイコマの店員さんに「ひょっとして島の食堂とかってやってないです?」と尋ねてみる.

「ええ.利尻の観光シーズンって9月で終わりなんですよ.海が荒れて漁もあまり行かないし.それに今年は観光客が増えて,団体向けの仕出しとかで精いっぱいなんですよ.ラーメン屋さんとかならやってるかも...」

とのこと.

まぁ,ある程度予測はしていたけど...なんてこった.
こりゃ,目当ての海鮮類はあきらめた方がよさそうだ(調べてから行け)

(その3へ)

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DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

2023/10/14 Sat

思い出の島と輪行準備

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最近,お楽しみイベントにフラられまくりのKazchari.
懲りずにまたしてもフラれる.

本来であれば,この週末は美深に遠征.
翌日グラベルロード(Topstone)で函岳山頂を目指すつもりだった.
そう,2年前のライドの再現である.

おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

その函岳への林道は,8月21日から10月11日まで配電線工事のため通行止め.
それが解除され,冬期閉鎖までのわずかな期間に紅葉の林道を楽しむつもりだったのだが...なんと,今年は10月12日から即閉鎖とのお知らせが!

なんじゃそら!
結局8月末からは登れなかったっつーことか.
通行止めは10月末からと思いこんでいたが甘かった.

つーことで「函岳ライド」は次年度に変更.
とは言え「キャンプ+ライド熱」は冷めず.
週末の15日は天気も良いようだし,これはライドに出かけねば損である.

で,地図を眺めたり,計画していたが断念した場所はないかで再検討.
そこに浮かんできたのが...「利尻島一周計画」である.

そう,今年のGW前半.
あの事故さえなければソロで道北・稚内行を考えていた.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

そのリベンジを果たす時がついに来たのだァ!

思えば,まだ大阪に住んでいた2001年9月.
ヨメさんとの北海道ツーリング中に利尻・礼文に立ち寄った.
利尻島の沓形キャンプ場に3泊ぐらいしたかな.
すぐ隣に日帰り温泉ホテルがあって実に便利だった.
釣り目的の長期滞在者に「ちゃんちゃん焼き」を振舞ってもらったりと実に楽しかった.

2001年9月撮影
2001年9月撮影

北海道に越した後も,稚内には何度も行く機会があった.
しかし,利尻島を遠目に見ながらオロロンラインを北上しつつも,実際に渡島することはなかった.
やはりフェリー乗船という手間が足を遠ざけていたのだろう.

今回は完全にプライベートな旅.
“面倒くさい”を越えて実行することが満足感につながるのだ!
行くぞ,利尻島!

稚内まではハスラー.
フェリーには乗せない.
運搬料金が高すぎる.

島にはチャリを持っていく.
オートバイのように車両甲板に乗せることも可能だが,その場合は当然料金がかかる.

しかあし,ここでチャリならではの裏技が...そう,輪行である.
輪行袋に入れてしまえば手荷物扱い,つまり無料となるのだ.

Kazchariがチャリ趣味を始めたのは2006年.
恥ずかしながら,今まで輪行袋を使った経験がない.
機会がなかったのだ.

ちなみに輪行袋やエンド金具などは,はるか昔に購入済み.
ブルべのためである.

ブルべの場合,途中で走れなくなる,つまりDNFになっても,運営は何もしてくれない.
自力で出発地点まで戻る必要があるのだ.
電車はもとより,タクシーやバスを使う場合にもそのまま載せるわけにはいかない.
「汚れるから」と拒否されても文句は言えない.
ゆえにお守り代わりに毎回輪行袋を持参しているのだが,幸いこれまで使った経験はない.
つまり新品のままである.

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋

その輪行袋を解放する刻がついに訪れた!

出発前夜に輪行袋パッキングの練習を実施.
Kazchariは用意周到なのだ.

手持ちのエンド金具はリムブレーキ用.

オーストリッチ(OSTRICH) エンド金具 [リア用] エンド幅130mm ロード向け 110mm対応

必然的に持参するチャリはカラダに馴染みまくったDOMANEとなる.
まずは前後輪を外し,スプロケやチェーンにカバーを付ける.

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行アクセサリー [フリーカバー] 大サイズ MTB/34T対応

マルト(MARUTO) チェーンカバー RS-C750 シルバー

輪行袋を展開し,付属のバンドや肩掛けひもを取り出す.
まずは自己流でエンド金具を装着,ホイールをフレームにくくりつけて袋に入れてみる.

あれ? おかしい.

縦型収納のはずがなぜか横型っぽい広がり.
それにホイールの固定も緩くグラグラする.

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ここは素直に先人の知恵を借りることにする.

いろいろ見たが,これが一番わかりやすかった.

「けんたさん」と言えば,先日「NISEKO GRAVEL AUTUMN」の動画をアップしていた.

ゲストライダーとして呼ばれ,Kazcahri同様,Exロングコースに参加したはずだが,全く見かけなかった.
この動画を見て納得.
確かに周辺でも落車している人けっこういたな.
この手のファンライド(?)としては難易度高めやな.やはり.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

で,この輪行練習に時間をかけ過ぎたおかげで,他の準備ができなかった.
大丈夫か?

で,就寝.
土曜日の朝,いつも通り6時に起床.

家事のルーティンをこなし,DOMANEをガレージ前で洗車&整備.
室内使用だと駆動系もあまり汚れないな.

クルマに積み込み,出発したのは10時過ぎとやや遅め.
ここから稚内まで約260kmある.

国道40号を使った最短ルートを選択.
休憩もそこそこに走り続ける.

昼飯も音威子府のセイコマだ.

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15時過ぎに目的地のヤムワッカナイ温泉 港のゆに到着した.

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この施設,2007年に開業したが,新コロによる客足減で2020年に廃業.
その後,市の援助を得,経営者が変わって昨年再オープンした.

以前から興味のあった施設である.
これまで稚内の温泉と言えば,町はずれの稚内温泉 童夢しかなかったからだ.
(有名なライダーハウス兼の銭湯『みどり湯』も有名)

さて,リニューアルした『ヤムワッカナイ』
実に素晴らしい施設だった.
まず料金が¥680と安い.
それにJAF会員サービスで施設内食堂のドリンクバー無料.
カードおよび各種電子決済化.
旅の間はこれが助かる.

ロッカーナンバー指定方式.
退出時に返却する.

3階にある脱衣室,浴室とも広くて清潔.
ホンモノ温泉なので,床がヌルヌルする.
油断すると転ぶレベルである.

肝心のサウナ室は熱源が見えない方式なので,ロウリュウ不可.
席2段でやや熱め.

入口すぐそばに水風呂.
3人は入れるので待ち時間なし.

港が見える露天風呂も広く,外気浴が心地よい.
通常タイプのイスが4脚ほど.
リクライニングな“ととのい系チェア”は浴室内のみ設置.

いつも通りの3セット終了.
これなら何時間でも入ってられそう.

2階に降りるとこれまた広大な休憩室.
食堂も併設.

iPhone11 Pro ザンギ定食

そして...困ったことにコミックも超充実.
あかん.ここは人,いや旅をダメにする施設や...

結局,上質なアニメ化により一部界隈で人気爆発中の『葬送のフリーレン』,刊行中の全10巻を読み切ってしまった.

葬送のフリーレン

閉館は22時.
その少し前に再入浴する.

iPhone11 Pro

さて,今夜は道の駅「わっかない」で車中泊である.

いつも通り明日の朝食の買い出しのためセイコマに寄る.
駐車場にクルマを止め,ドアをよく見ると謎の表記が.

このセイコマ「稚内1条通店」の営業時間3:00~2:00とある.
意味がわからない.
ようするに1時間だけ休んで搬入と陳列か.
さすが港町の店,といったところか.

「こりゃ,明朝フェリーに乗る前に暖かいモノ食えるな」と何も買わず,道の駅へ向かう.

駐車場の角がちょうど空いていた.
寝心地改善のためWAQコットを車内に設置.

WAQ 2WAY キャンプ コット 静音 軽量 折りたたみベッド 耐荷重150kg ハイ/ロー切替可能 (オリーブ)

なんてこった.
デカ過ぎて助手席の幅に入りきらない.

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ミスった.
昔買った別の安物コットだとぴったりだったので油断した.
仕方なく,コットなしでいつものエアマットを敷く.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

このマット,確かに8cmの厚みはあるのだが,寝ていると徐々に空気が抜けて前席と後席間のわずかな段差が腰にあたる.
寝床づくりには,まだ改善の余地があるなぁ.

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思えば車中泊は『トカプチ400』の音更以来.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

あの時は暑かった気がする.

しかあし,今は北海道北限の10月.
その対策として,マイナス対応のごつい冬用シェラフを持参したが全然寒くない.
今でも確実に10℃以上ありそう.

これならいつもの3シーズン用シェラフでちょうどよさげ.
明け方の低温が少し心配ではあるけど.

つーことで明日に備え,22時半頃眠りにつく.
もちろん,アイマスク&耳栓着用で.

(その2)はこちら ⇒ DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その2)

Topstoneなカミフグラベル走行会ライド

2023/10/8 Sun

よみがえる感動

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晴れ.温度:10 ℃,湿度:75%,体感温度:8 ℃,風速:8.6 km/時,風向:N

自転車趣味,特にロードをやめてしまう理由の一つに「走る場所がなくなった」があるそうな.

確かに自宅スタートの場合,脚力にもよるがせいぜい片道50kmぐらいだろう.
さらに走りやすい道,楽しい道で条件を絞ると,いつも同じ場所を走ることになる.
結果,ロードに乗り始めて数年もしくは数か月でめぼしい道を走りつくしてしまう.

その解消法として,電車やクルマでの「輪行」という手段もあるが,家スタートにひと手間加わるだけで,腰が重くなってしまうのが人のサガだろう(そうなのか?).

さて,かれこれ20年近くチャリ趣味を続けているKazchariだが,確かに家の周辺道路は走りつくした.

ただしッ! Kazchariのメインフィールドは日本有数のサイクリングエリア,美瑛や上富良野である.
その美しい風景は飽きようがない.

「人の手が入った人工的な風景」という批判もないわけではないけどな.
だからこそ,土おこしや種まきで季節ごとの変化が生まれているとも言える.

そして,最初はロードだけだったKazchariも,ファットバイクを入手後は冬道やグラベルを走るようになった.

さらには今年,グラベルロード,Topstoneの購入で舗装路の移動速度が爆上がりし,より遠くのグラベルを探索したり,帰宅時間を気にせず,ふと見かけた荒れた道にガンガン突入できるようになった.

そして,ファットでは得られなかった高速走行や前後サスによる下りの安心感&疾走感...最高である.

そう,ロードに飽きることなく,さらにはグラベルライドも加わったことにより,楽しみは無限大.
未来永劫,この地に飽きることはないだろう(なんのこっちゃ).

つーことで,日々個人的に新グラベルを散策中ではあるが,そこに飛び込んできたのが,旭川自転車愛好会&吉田輪業のコラボ企画だった.
上富良野町,日の出公園を起点に40kmほどのグラベル・ライドな走行会だという.
普段ぼっちのKazchariも,これは参加せずにいられまい.

ブルべもそうだが,他者がひいたルートには,作成者の想いがこもっている.
それを追体験するのはなかなか面白い.

ましてや今回はグラベル.
Google先生などのメジャーなマップには表示されない道もあったりする.

集合時間は10/8,AM10時.
当日の朝,Topstoneをハスラーに積み込み,9時少し前に家を出る.
車中では,ガチライドに備えていつものドーピング(なぜに?).

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

9時半過ぎ,日の出公園着.
“らしい”クルマが数台.

Kazchariの隣の方もロードバイクをおろして準備中...ロード?
うん.別にここに集合したチャリすべてがグラベルに行くわけではない.
むしろカミヒルする方が多いと思われる.

今日のライド終了時,余裕があったら凌雲閣まで登るか(と,軽く考えていた時がKazchariにもありました)

さて,KazchariもTopstoneをセットアップ.
走行会参加者を待つ.
そして10時前,総勢9名がそろった.

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特にこれといったブリーフィングもなく,もそもそと出発.
グループライドと言えば,例の事故が思い出される.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

注意散漫にならないよう,全方位に警戒を怠らず...と言いたいところだが,まぁ走り出したら適当やな.
タイヤの太いTopstoneやし,少々の障害物ではコケないはず.

やがて坂に差し掛かる.
少し踏みますかぁ...って,げっ,リーダー兼ガイドのCさん速い!
そう,CさんのマシンはE-BIKEなのだ.
当然のようにチギられる.

この後に続くグラベル走行でも同じように坂で後れをとるが,考えてみれば良きペーサーだ.トレーニングにぴったりである(何かちがう).

で,見覚えのある分岐点から第一セクター(グラベル)に突入通過.
やっぱり楽しい.
ダムにて一旦停止.

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幹線道路を少し離れただけで極上のグラベルが待っている.さすがカミフである.

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森を抜け,やがて開けたポイントまで走る.
これまでもいろんなイベントでご一緒した”ぬこ所長”と話しながら.

”ぬこ所長”はMTBで.
ブロックがやたら高いタイヤを履いている.
「車重があるので登りがキツイ」と言いつつ,その分下り爆速.
これまた楽しそう.

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それにしても天気良し.
遠くに見えるは十勝岳.

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もちろん絶好の撮影ポイントなので,みな止まる.
Kazchariもそうする.

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油断していると泥ヌタが出現.
「ぎゃあッ」と叫ぶが,顔は笑っている.

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農道なので,たまにトラックが前からやって来る.
ビートの収穫シーズン.
積み込み作業中のトラックをしばし待つ.

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すると,前方から農家の方が手招き.
「ここの横,通ってっていいよぉ~」とのこと.
寛容&親切で助かる.

畑に不法侵入する連中のおかげで,目の敵にされがちな我々を含む部外者(観光客).
こうした配慮に甘えるのではなく,畑や農作物へのダメージを最小限にするよう心掛けねば.

で,続く直線のアップダウンを快走!

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十勝岳に向かってぐいぐいと進軍.
前方に見える蛇行した道が何気にイイ.

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やがて見えてきたのが巨大な砂防ダム.
工事開始は昭和44年とある.
いつか起きるかもしれない十勝岳大噴火に備えての設備だが,まるでエヴァの世界.

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本日のサイクルジャージはreric.
ジャマイカ推しのデザインが気にいって,数年前に購入した.
日本メーカーなので品質に問題なし.
だが,先日たまたま公式サイトを除くと「サイクルアパレル事業休止」のお知らせ.

reric公式サイト

びっくりした.
他のサイトでニュースになっていないか検索したけど,どこも誰も取り上げてなかった.
ようするに売れてなかったんやろなぁ...

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砂防ダムがある枯れ川沿いをまだまだ北上(登り).
参加者の疲労↑ そしてグチ↑
それでも顔が笑っているのが,グラベルの,いやチャリライドの素晴らしい所.

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ここの通行止め箇所は通らず,さらに登る.
E-BIKEペーサーに必死にくらいつく!

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ここが本日の最高到達地点とのこと.
なかなかの坂でした.いい汗かいた.

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後続の方々を待つ.

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当然,ここからはご褒美ダウンヒル開始!
NISEKO GRAVELでの快感が頭に思い浮かぶ!

振動を逃がすため,サドルから腰を浮かし,クランクを水平に保つ.
膝を直角に曲げるが,それを維持するのが困難.鍛え方が足りん!

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しばらく進むと,ようやく見覚えのある場所が.
そう,「JR北海道かみふらの森」の入り口に到着.

ファットな十勝岳&迷いグラベルクネクネライド

そうそう,あの時はここからファットで進入した.
別の日にはモンキーでも来たな.
それでも走りつくしたとは言えない広大なエリア.

そのリベンジを果たす日が来ようとは.
とは言え,まだまだ未開拓の場所がありそう.

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この橋を向こうに渡ると舗装路.
それは面白くない.
対側の日新ダムにつながるグラベルを選択.

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少しずつ木々が色づき始めている.
あくまで印象だが,今年は紅葉が遅め.
猛暑のせい?

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さて,日新ダムを渡って一旦幹線道路に出る.
すぐに次のグラベルへ進入.
Cさんのルーティング,ホンマに素晴らしい.

たとえそこに待ち受けているのが17%の激坂であったとしても...

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ここも未知の道.
クルマの轍を伝ってダウンヒルするが,なんと電気柵で通行止め.
道はむこうまで続いているのに.

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さすがに柵を乗り越えて進むわけにはいかない(危険やろ).
かと言って,今下った道を登るぅ? ありえん.

すると,Eさんが「少し戻ったところに分岐ありましたよ」と発言.

戻ってみると...

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うん,確かに左側にも道らしきものが...廃道?
実は先遣隊(Cさん)の調査により,こっちが正しいルートであることが判明.
遭難は免れた.
いやいや,冒険ですなぁ.

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で,目的地である美瑛放牧酪農場(美瑛ファーム)」に到着ぅ!

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ただの草地に見えるが,ここが駐輪場(とある).
スタンド付きしか想定していない雑さ.問題なし.

iPhone11 Pro

ここでの目的は...

iPhone11 Pro

ソフトクリームである.
コーンで¥500という高級品.
しかし,その値段にふさわしい美味さ!

iPhone11 Pro

それにしても画になる場所だ.
数年前に来たことがあるが,こんなにキレイな場所だっけ?

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すでに13時を過ぎていた.
ハードなライドによるカロリー消費が激しい.
とてもじゃないが,ソフトクリーム1つでは足りぬ.

つーことで昼飯である.
相談の結果,ここからほど近いYAMAICHIさんへお邪魔することに.

iPhone11 Pro

オーダーしたのはいつもの「Yさんセット」(裏メニュー?).
麺と飯.最高である.

さて,食後の帰り際,ご主人のシンゴさんに「例の計画」について相談.
そう,シンゴさんと非常に深い関係にある国に関することを色々と尋ねる.
非常に有益な話が聞けた.
うん.こりゃ行くしかないな.

YAMAICHIさんは10月いっぱい営業中とのこと.
シーズン中,もう一度お邪魔したいものだ.

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「沼崎の坂」を下りて,デポ地である日の出公園に向かう.
もちろん,まっすぐに帰るような無粋な走行会ではない.
最後の最後までグラベル三昧!

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JRの線路脇砂利道から,どこか懐かしい夕焼けの田舎道へ.
子供の頃,ひたすらチャリで走り回っていた頃が想起される.
あぁ,ノスタルジィ...

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ラストグラベルを終え,舗装路を少し走り,無事スタート地点に帰還.

だいたい走行距離40km,獲得標高700m.
ちょうど,これを3倍すれば,先日の「NISEKO GRAVEL Exロングコース」と同じメニューとなる.
えっ,今日の3倍? よう走ったなぁ...

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

iPhone11 Pro

それにしても...基本はぼっち好きのKazchariだが,今日の(グラベル)グループライドは実に楽しかった.

ストイックで求道的なライドではなく,わいわいガヤガヤなゆるポタに,たまーに回帰してみるのも悪くない(えらそうだ).
いや,今日のライドは全然ゆるくなかったけどな.

Kazchari家,ふるさと納税に手をだす

2023/10/4 Wed

財テク?

問題山積みの日本.
現状の”何もしない”政府には全く期待できないので,自分の未来は自分で守るしかない.

某マッチョライオン学長曰く「資産形成には「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」力が必要」とのこと.

本当の自由を手に入れるお金の大学

人生を大いに楽しむ「使う」力には自信があるが,今回は「守る」に関する行動,すなわち「ふるさと納税」のお話.

ふるさと納税とは,本来自分が住む自治体に納める税金を,気に入った別の自治体に寄付し,代わりに返礼品をもらうシステム.
払った寄付金分は税額控除される.その上限は年収によって異なるものの,寄付金から¥2,000分を引いた額が控除される.

まっ,ようするに税金の納付先をスイッチするだけで好みの特産品が送られてくるということ(適当).

税金がからむ話なので手続きが面倒かと思いきや,知れば知るほど超簡単.
「ワンストップ特例制度」なるものがあり,それを活用すれば居住地の役所や職場に申請することも,確定申告も不要となる.

ふるさと納税とは?

ただし,寄付金集めのために,額に見合わない返礼品を設定したり,各地の特産とは言い難い商品を用意するなど,本来の目的(地方応援)の主旨とはかけ離れ,過剰な競争になっている面もあった.

で,とうとう国(総務省)から物言いがつき,今年の10月より返礼品のルールが厳格化.

ふるさと納税が10月から改悪?

9月のネット界隈はこの話題で持ち切り.
で,このBig Waveに乗り遅れまいと,長年悩んでいた「ふるさと納税」に手を出してみることにした.

参考になるかと,職場で尋ねてみると意外に使っている人が多かったりする.
ちなみにふるさと納税の利用者数は,最新のデータで約890万人.
もしかして株式投資している人よりも多い?

つーことで,まずはポータルサイトに登録.

年収を入力し寄付金の上限をチェック.
何せ初めてなので,人気ランキングから好みの商品を選ぶ.

そう,どこの自治体とかはなく,どうしても返礼品で選んでしまうのが人のサガ.
それが既述の暴走を招いたわけだが.

事前に調べたところ,やはり食品系が鉄板とのこと.
お米なんて,なんぼあってもいいですからねぇ.
ただし,肉や海鮮は冷凍で送られてくるので,頼み過ぎると家の冷蔵庫のキャパでは入りきらない悲劇もあるらしい.

なるほど.

こういった情報は貴重だ.
つーことで悩みに悩んで選んだのが,以下の5品(5自治体).

1)熊本県高森町:国産百花はちみつ1kg

2)沖縄県八重瀬町:完熟マンゴー約2kg

3)北海道留萌市:鮭いくらしょうゆ漬け400g

4)佐賀県吉野ヶ里町:佐賀牛入り黒毛和牛ハンバーグ150gx12個

5)茨城県境町:お米4種食べくらべ20kg

なぜ5自治体かと言うと,先ほどの便利システム「ワンストップ特例」が使える上限だから.

届くのが楽しみだ.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その1)~前泊編

2023/9/22 Fri

期待以上だッ!

iPhone11 Pro

今日はニセコ(倶知安)への移動日.
いつも同様,朝6時起床.

昨夜,Topstoneの最終装備をチェックしたところ,知らずにとんでもない事態が発生していたッ!

サドルバッグに予備のチューブ(新品)とハンドポンプを入れていたのだが,先日のグラベルライドにおける激しい振動のせいでこすれてしまい,チューブに穴が空いていた.
もちろんチューブは裸のままではなく,サランラップで巻いていたのだが...甘かったようだ.

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さて困った.

パンクが多いという「NISEKO GRAVEL」では,走行中,予備チューブを2本は持ちたいところ.
そやけど「700 X 44c」ってメジャーなサイズなのか?
専門店でなくても入手可?

パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm) 0TW740-45LF-NP

当然Amazonは間に合わない.
頼みの綱のクランカーさんは11時開店.
他の店だと遠回り.
仕方がない.
ニセコまでは札幌近郊を通るわけやし,どこかに専門店もあるでしょう.

と,Topstoneおよび荷物をハスラーに積み込む.
今回はホテル泊なので装備が少なくて良い.

Topstoneも前輪を付けたまま,ハンドルを90°曲げて助手席と後部座席の間に収納.楽だ.
そしてゴムバンドで4方向から固定.
これで大丈夫でしょう.

8時半頃出発.
家から目的地まではだいたい240kmくらいか.
チャリだと10時間弱.思ったより近い(全く,ブルベ脳ってヤツは)

国道12号を走って滝川で左折.
札幌への一般道最速ルート,国道275で南下する.
そのスタート地点であるセイコマで一旦補給.

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いつもの常宿ふとみ銘泉 万葉の湯へ向かう交差点,セブンイレブンで右折し,石狩方面へ抜ける.

幹線道路走行中「いきなりクルマが増えたなぁ」と思ったらコストコ渋滞だった.

そろそろかとGoogle先生で「自転車屋」を検索.
ここからだとサイクルベースあさひ手稲前田店が近い.

「さすがにチューブくらい,どんなサイズも売っているでしょう」と立ち寄る.
さすが平日.他に客はいない.

用品コーナーをチェック.
「700の44でフレンチバルブは...ありゃ? ま,まさか置いてない!?」
Panaracerは元より,名もなきメーカー品すらなかった.

おいおい.
そういや昨年も「サイクルベースあさひ千歳店」で,サドルに付けるマッドガードを買えなかった経験をした.

ファットなグラベルミーティングライド

同じ自転車というカテゴリーではあるが,Kazchariの趣味嗜好とサイクルベースさんの品揃えの方向性が合わんようだ...と絶望.

かろうじて見つけた無印「700X~43」(¥900)のチューブを片手に,店員さんに使えるかどうか確認する.

すると「44用ですか? ちょっと在庫見てきますね」とバックヤードへ.

なんと! ちゃんとシュワルベの「44」対応のものが出てきた.
GJだ,あさひ.
ただし,さすがにシュワルベ.値段も¥1,700した.

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これで一安心.
国道5号に入り,小樽-余市方面へ.
このルートも久しぶりだが...色んな意味でサーキットやな...怖っ.

観光客でごった返す小樽運河を脱出.
少し進んで,セイコマ小樽塩谷店で昼食.
定番のカツ丼.
この店,元々は反対車線にあったはず.

さて,ここから内陸に入り一気にニセコ...じゃなかった宿泊地の倶知安を目指す.

途中で道の駅「あかいがわ」で停車.

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ここの道の駅はめずらしくゴミ箱を設置している.

本州からの旅行者が困るのがゴミ捨て問題.
道の駅は元より,コンビニすらゴミ箱の設置がない場合がある.

ましてや郊外の自販機の横にあるなんてことは,レア中のレア.
もちろん,家庭ごみの不法投棄問題もあるやろうけど,この方法って結局,商品の売り上げを妨害していると思うけどな...と,チャリダーは思う.

ようやく倶知安に到着.

滞在先のホテルがどの様な外見なのかさっぱり想像がつかなかった.
宿泊代の安さからして,アパートを改造した小さくて古い建物...と想像.

そのせいか,気づかず通り過ぎてしまい,ナビに「戻って下さい」と怒られる.

そう,その建物は想像を遥かに越えたデカさ.
郊外のパチンコ店並の駐車スペースに,工場か倉庫のような2階建ての建物.
それが今日と明日の宿泊地トリフィート ホテル&ポッド ニセコだった.

その敷地内にはローソンまである.
おまけに隣はマックスバリューだ.
便利過ぎる.

入口近くに駐車して受付へ.
「どこの高級ホテル?」っぽいロビーで,何か狐につままれた感.

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フロントでチェックイン.
カードキーと室内ロッカー用の鍵を渡される.

作務衣,タオル,それにアメニティも充実.
ランドリーも自販機もある.
もちろん24時間出入り可能.

一番の驚きはその宿泊料金.

今回,じゃらんで予約したのだが,なんと1泊¥3,770!
その後,FUN RIDE参加のため,追加で連泊予約した際は,なぜかキャンペーン中で¥2,770!
天下のニセコエリアでこの価格.
信じられん...

あくまでインターナショナルでハイソでセレブなのはニセコであって,倶知安はそれほどでもないということ?

そうそう,肝心の居室はこんな感じ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

部屋の広さは3畳ほど.
ドアは施錠不可でアコーディオンカーテンのみ.
言うなればカプセルホテルの上位互換ver.
どこかに似た作りと思ったら,羽田空港のファーストキャビン羽田ターミナル1とそっくりやな.
こちらの方が広い気がする.

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ちなみに個室も用意されています.

いずれにせよ大満足.
“ニセコエリア”に来る際の常宿に即日認定.

フロントでも言われたがエアコンがないのが少し気になる.
もちろん今は問題ないが,先月の猛暑時はどうやったんやろな.

さて,落ち着いたところで温泉にでも行きますか.
この宿にも大浴場はあるのだが,肝心のサウナがない.

そこでサウナイキタイで検索.
おお,ニセコの駅前に綺羅乃湯という温泉があるじゃあ,あーりませんか.
しかも¥600.

「行きましょう,行きましょう」とハスラーで出発.

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肝心のサウナは7名定員と少し狭い.
そやけど外気浴も可能やし,室内のヒノキ風呂が心地よく2時間ほど滞在.

次は夕飯.
確かに宿の近く,倶知安市街には「山岡家」などのチェーン店が並んでいるが...せっかくの旅先,ここでしか食べられないものを選ぼう.
「同じことをするくらいならタヒんでしまえ」と岡本太郎も言っている.

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やたらカントリーデザインなニセコ駅を後にする.
帰り道,カリー屋を発見.
「そういや最近ナンとか食ってねーや」と,ここで食事することに決定.

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タージ・マハル ヒラフという店だった.
先ほどチェーン店を避けると書いたばかりだが,ここってチェーンやん!
ま,”本格的な味”で良か...ったけど(本場よりは美味い)

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つーことで8時前にはホテルに戻る.
そして寝る.
いよいよ明日は前哨戦のFUN RIDE!