2024/3/25 Mon
あ,ありのまま 今日起こったことを話すぜ!
な,何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった...
Googleのルーティング通り走っていたと思ったらいつの間にかジャングルに迷い込み道が消えていた.
灼熱地獄の中,頭がどうにかなりそうだった...催眠術とか超スピードとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ.
日の丸1号やボトルのフタをなくすとか落車するとか枝葉で全身傷だらけになるとか,これまであったことのねぇ恐ろしいものの片鱗を味わったぜ...
晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:82%,体感温度:22 ℃,風速:6.3 km/時,風向:SSW
前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day8 知本温泉~池上
時を数時間前に巻き戻す.
6時前に起床.
昨夜のうちに買っていたジャムぱんとジュースの朝食をもそもそと.
このホテルの名前「Ikegami Tanabe Cabin」の由来は結局わからずじまい.
昨日,おばちゃんに翻訳ソフト経由で訊いてみたが,明確な回答がなかった.
まっええか.日本人がオーナーだったとかそんな理由だろう(たぶん).
おばちゃんは別の部屋に住んでいるのか,会わないままチェックアウト.
カギを部屋に置いて出発する.
雨は降っていないものの路面がかなり濡れている.
そういえば,この旅,出発してから一週間以上経つが,雨にあたったのはたった1日.
それも2,3時間のみ.
ふっふっふ.晴れ男の面目躍如である.
ほら,雲が晴れて後ろの山もキレイに見えてきた.さらばだ池上.
と,思った瞬間,どしゃぶりに.
なんてこった.
あわててガソリンスタンドのトイレに駆け込む.
レインウェアを着用.
パニアやリュックにカバーをかけて再度出発.
しばらく走ると...止んだ.
ヌグフルキルヤムの法則かよ!
暑いのでどこかの駅前でキャストオフ.
本日も目的地,花蓮までの距離は短め.
よってGoogle先生の指示通りに走っても大丈夫.
うん.こんなモロ工事中の道に案内されるのも慣れた.
国道に戻る.
何やら藁製のゴリラオブジェ発見.これもアートか.
隣にはいわゆるアンブレラスカイ.
ちょっと地味?
まぁ,こんな感じで寄り道しつつも順調に進む.
国道に並走するサイクリングロードも例によって快適そのもの.
なんだこれ.
残念ながら工事中につき,何度か迂回させられる.
それにしても...天気が良いっつーか,良すぎる.
さっきの雨は何だった?
快晴を通り越して暑い...もうすっかり真夏.
安心の環島1號線標識.この道で間違っていない.
工事区間を越えて再びサイクリングロードへ.
ヤマト艦内の通路的矢印.
無常にもがっつり通行止め.
この壁の向こうには橋がある.
手を伸ばして,壁の向こうを撮る.
むっちゃキレイな道が続いてるやん.
つーか,チャリ専用道にここまで気合を入れるのが台湾の恐ろしいところ.
国道に戻るとすぐにコンビニを発見.
補給に立ち寄る.
店の前に荷物満載のチャリが...
そして店内に持ち主もいた.
ノースキャロライナ出身のアメリカ人,Jさん.
読み通り環島中だった.
久々のネイティブとの英会話.
実に聞き取りやすい.
また,こちらの拙い発音もちゃんと推測しながら聴いてくれるので会話が弾む.
ただ「台湾の前は台湾をサイクリングしてて...」とわけのわからないことを言う.
「なんやろ,台湾の別の地域のことを言ってるのか?」と思っていたが,後でSTRAVAを確認すると台湾の前はタイをサイクリングしてたらしい.
「TAIWAN」と「THAILAND」の区別がつかなかったわけやね.
つーことでJさんは南下,Kazchariは北上する.
結局,この旅で会って話した環島中のチャリダーは彼だけだった.
さて出発.
しばらくはおとなしく国道を進む.
このまま素直に走っていれば花蓮まではあっという間だったはず.
舗装のしっかりした国道は確かに快適だが,何しろ面白くない.
Google先生が例によって脇道を示してくる.
はいはい.そっち行きましょう!
ほほぉ,グラベルですか.
たまにはいいですね.
お次は...牛?
ええ,まぁ北海道から来ているので懐かしいと言えば懐かしいですけど,ホントにこの道で大丈夫? すんごい激坂なんですけど...
ぬおお,これは美しい.
まるでベトナムの水田地帯のようだ.
Google先生,絶景あざす!
えっと,何かかなり奥地まで来ましたけど,このまま進んで大丈夫なんでしょうか?
道は...(スマホを覗きこむ),あっ,続いてますね.
少々グネグネしていますけど,峠を2,3個越えると国道につながってますね.
うおっ,またしても結構な坂...えっ?
どこだここは?
Day9(その2)へ続く.