Topstoneな川と畑の美瑛グラベル三昧ライド

2024/9/28 Sat

消えゆく運命(さだめ)

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晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:86%,体感温度:16 ℃,風速:8.3 km/時,風向:N

先週の「NISEKO GRAVEL」および積丹ライドで泥&潮まみれになった我がTopstone
早急に洗車してやらねばなるまい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

ちょ,待てよ.

どうせ洗うなら,少し走ってからでもええんちゃう?

つーことで,出かけてしまったのが運の尽き,結局はグラベルを求めてうろうろ.自宅に戻って来たのは15時近く.
日没が迫る中,そこからあわてて洗車するはめになる,チャリダーあるあるムーヴをかます.

さて出発.このブログでも度々取り上げているルートをたどる.
自宅をスタートすると,まず田んぼ脇グラベル.

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国道を渡って河川敷に登るとすぐにグラベルが始まる.
ここから美瑛の入口まで,ほぼ全線をグラベルだけで移動できるのだ.

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おや? いつの間にか舗装化作業が進んでいる.
以前は荒れ気味だった道に重機が進入し踏み固められつつある.
走りやすいと言えば走りやすいが,ジャリ感がなく,面白みがない.

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どうやらパークゴルフ場への入口あたりを,まず固めている様子.
近い内に,この河川敷グラベルは消えてしまうのだろう.

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「NISEKO GRAVEL」のトークセッションにて,レジェンドライダーの三船雅彦さんが登壇された時,面白い話をされていた.

林道(グラベル)は,未舗装のままの方が維持費がかかる.
ゆえにあちこちの舗装が進行中.
ただし北海道は例外.
冬期間は積雪・凍結する,つまり使用しないため舗装を行わない.
しかし夏場は作業・生活道路となるため,きちんと整備される.
結果的に走りやすいグラベルが誕生.

とのこと.
こうした河川敷は舗装されても,まだまだ良質なグラベルだらけの北海道.
素晴らしすぎる.

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その昔,Kazchariは静岡の沼津に住んでいた.
伊豆半島にも信州にも遊びに行くのに適した地.
特に伊豆半島の林道はオフロードバイクで走り回った.
詳細はわからないが,今では関東住みの友人に聞くとかなりの林道が通行止めとか.オフ車や四駆が荒らしまわったせいやな.
まっ,北海道ではないやろけどな.

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今日は遠出しないので時間はたっぷりある.
できるだけ新規グラベルを開拓しよう.

少しでもチャリで走れそうな道には即侵入.

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ここは幹線道路を離れたJRの線路わき.
なんとかして踏み切りを渡らず横断できないかと,抜けルートを探すも...断念.それでも,こうした探索作業そのものが楽しい.

ロードでのライド時に気になっていた砂利道に入る.

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絶景が待っていた.
大陸というかヨーロッパ的.

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脳内BGMはベートーヴェンの田園交響曲
こうした隠れグラベルの発見が楽しすぎる.

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丘を越えるとなじみの道に.
線と線,点と点がつながる.
少し進むと「赤羽の丘」である.
いつもとは逆のルートから登る.

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特徴的な3本の木が見えてきた.
シーズンオフなのか,誰の姿もない.

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丘を降りて川沿いの道へ.
とっかかりはちゃんとした砂利だが,すぐに草刈りされていないワイルドな状態に.タイヤのドロを落としましょう.

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「明治の丘」から続くグラベルへ.
今度は林の中.
斜め方向からの日差しが,我がTopstoneを照らす.

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ここまで来たら向かうのは”あの”場所.
ガイドブックには載らない某農道.
まずはサイクリングロードを使って終点まで移動.
そこからのダウンヒルが最高.いつ走ってもハイテンション.

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腹が減ったのでいつものセイコマへ.
チャリをチェーンロックする場所.
座って食事をする場所.
いつも変わらない.

そういや,新コロで閉鎖されたコンビニのイートインがなかなか復活しない.
ずっとこのままなのだろうか?
今はいいけど冬が辛い.
台湾の巨大なイートイン・スペースが懐かしい.

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もう少し走る.
これまた気になっていた未知の道へ.
ここの風景も大当たり.

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にしても,グラベルライドはどうしてここまで楽しいのか.
問われても答えられないけど.

グラベル走行には舗装路と比較すると,約1.5割増しのパワーが必要とされる.
ようするに疲れるのだ.
そして大抵の人間は疲労が嫌いだ.
そこに喜びを見出す一部の変態を除けば.

既述したが,かつてKazchariはオフロードバイクで林道ツーリングを楽しんでいた.あの頃から30年ほど経ったが,今度はチャリで”わざわざ”不整地を走る.

想像していた未来とはまるで異なる.そして,まだまだやめられない.

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帰路につく.
消えゆく河川敷グラベルをもう一度走る.

国道を渡って踏切前.
珍しく汽車(ディーゼルなので電車ではない)に遭遇.
旭川と富良野を結ぶこの路線.
残念ながら,この線路が消滅する日もそう遠くない気がする.

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で,冒頭文にある通り,帰宅後は急いで洗車.
Topstoneは静かに次の出撃を待つ.

秋である.
落葉の森が形成されつつある.
Topstoneのイエローカラーは今の風景にぴったりだと思う(親バカ?)

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キメツとテノゲカ

2024/10/9 Wed

外科医が最も必要とされる場所

昼間,息子の通う小学校から電話があった.
授業中に突然腰が痛くなり,座ってられなくなったとのこと.
なんだかよくわからんが,仕事を抜けて迎えに行き,そのまま受診することにした.

学校に着くと,痛みでうなっているとかはなく,普通に会話し歩いている.
息子曰く,座ったり前かがみになると痛むらしい.

筋肉痛? それともまさかの内臓系?
うちの息子,週2,3回(ハードな)ラグビー練習してるしなぁ.
思いあたることだらけ.

とりあえず行きつけの小児科に連れて行く.
受付で症状を話すと「すいませんが,整形外科に行ってください」とまぁ門前...いや,仕方がない対応.
次に,Kazchariも通院歴がある某整形外科病院へ向かう.

レントゲンを撮ったり,簡単な問診の末,「おそらく筋肉痛でしょう.鎮痛剤と湿布出しときますね」で終了.とりあえず安心(そうか?).

で,会計のために待合室で座っていると,ふとテレビ下の本棚を見るとコミックの単行本が並んでいるのを発見.なぜか2作品のみ.

1つは言わずと知れた『鬼滅の刃』全巻.

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

うちにもあるのに手に取る息子.
まぁ,何回読んでも面白いわな.

その隣に並んでいたのが白背表紙の見知らぬタイトル.
カタカナ四文字だ.

「テノゲカ」とある.
うん? まさかの「手の外科」のこと?

テノゲカ (1) (少年サンデーコミックス)

「手の外科」とは,整形外科の中でも主に肘から先の治療を専門とする領域.
言うまでもなく手の機能は複雑で繊細.
解剖学的にも小さな筋肉,靭帯,神経,血管が入り乱れていて,損傷時の手術には最高難度なテクニックが必要な分野である.
マイクロサージェリー,つまりルーペを装着しながらの微細な血管や神経の縫合シーンを,ドラマで見たことがある人も多いだろう.

こんな感じのヤツである.

Spark 眼鏡式ヘッドルーペ 2.8倍歯外科手術手作業専用

最近はこうした医療系コミックも細分化してて,外科や精神科などのわかりやすい分野以外にもフォーカスをあてる作品が増えてきたな.
たとえば産婦人科医の『コウノドリ』とか.

コウノドリ(1) (モーニングコミックス)

一応,Kazchariもこの「手の外科」分野のリハビリに関わってきた身.
興味深く手に取る.

ふむふむ.
第一話は交通事故による右手前腕切断の再接合か.
監修がしっかりしているのか,解説が丁寧
これは勉強になるなぁ.

主人公(手塚一心)は”手”の天才外科医という設定なのだが,その理由付けに無理があるようなないような...

第一話のラスト,一心のテクに嫉妬した先輩医師たちが院長(主人公の養父)に,「なぜあいつだけガー」「我々の面子ガー」とクレーム直訴.

そこで院長が問う.

「整形外科医がもっとも必要とされている場所はどこだかわかるかね?」

答えは...戦場.

なんと,一心は18歳でフランスに渡り,医師?として数々の戦場に従軍し,傷病兵の治療をロクな設備もない過酷な環境で行ってきたのだったぁ!(お,おぉ...)
それを聞いた先輩医師たちは黙るしかない.

医師とセラピストでは立場が全然異なるとは言え,青年海外協力隊員だった頃,赴任先のジャマイカにて「ロクな設備ないし,医者もおらん」と文句ばかり言ってたKazchariも反省(ウソ).

と,一話まで読んだところで会計に呼ばれたので,以降どのように話が展開されるのか知らない.
もちろん主人公の過去が徐々に明らかになっていくのだろう.

単語のみだが,本編中に「作業療法」が出てくる.
となればリハビリ場面も描写されていると期待.
そう,手の外科のリハと言えば作業療法士の出番なのだ(理想はハンドセラピスト)

イマイチ知名度が低い我が職種.
このコミックが大ヒットして,アニメ化やドラマ化されば,一気にメジャーに...ならんか.

その昔(1996年)『君と出逢ってから』というドラマの脇役で段田安則さんが作業療法士を演じていたことがあったが,何の話題にもならんかったという前例もあるし.

こうした内容のコミックが,整形外科の待合室に置いてあるのも面白いが(先生の私物?),よくよく考えれば『鬼滅』と並んでいるのが実にシュール.
なんせあちらは鬼,鬼殺隊問わず,手やら足やらがバシバシ切り飛ばされる漫画である.このギャップよ!

それにしても,こんなコミックがあったとはな.
全く知らなかった.
GEOでレンタルしているようなので借りに行くか(買えよ)

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

2024/9/23 Mon

トンネルが長すぎて多すぎる

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晴れ.温度:13 ℃,湿度:75%,体感温度:13 ℃,風速:11.4 km/時,風向:NE

昨日の「ジャリ感」がカラダから抜けきれぬまま,5時過ぎに目が覚めた.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

相変わらずショート・スリーパーやな.
体調は悪くない.
脚もそれほど疲れていない.
今日がレースなら前日に入念にマッサージするところだがな.

MYTREX マイトレックス REBIVE マッサージガン

ただし気になるのが耳の痛み.
別に中耳炎とかではなく,ウレタン耳栓による穴の圧迫痛である.
そろそろアイマスクを含め,睡眠グッズの見直しが必要な時期かも.
以前,レビューを書いた「Anker A10」も,どうにもイマイチで,結局ヤフオクで売ってしまった.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

懲りずに新型の「A20」にチャレンジ?(高い!)

Anker Soundcore Sleep A20

さーて,本日の予定は?
昨日とは異なり一日中快晴予報.
このまま帰宅するのはもったいない.

せっかくの遠征ライド.
滅多に来ないこの地域を楽しみましょう.
とは言え,ニセコ・倶知安エリアは...とりあえずええかな.

そこで思いだしたのが,エントリーしながらも雨でDNSしたブルベ「BRM711当丸コースター300」.

もちろん,300kmを丸々トレースする時間も根性もないので,神恵内を起点に積丹半島をぐるっと時計周り,古平から当丸峠を越えて戻るというルートを考えた(一部しかかぶってないやん).
うむ.いけるいける.楽しそうだ.

思えばオートバイやクルマではなく,このルートをチャリで走るのは初である.

行き先が決まれば話は早い.
昨日同様に朝風呂に入りココロとカラダのスイッチを入れる.
ローソンにてコーヒーを購入.
パンとおにぎりの朝食後,パッキングして7時過ぎにはチェックアウトした.

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ナビによると神恵内まではクルマで1時間ほど.
意外に近い.

道の駅があるものの,その手前の市街地でクルマをデポできそうな場所を探す.
地図で確認すると「村立漁村センター」の駐車場がよさそう.
祝日だし,この広さなら迷惑にならないだろう.
ちょうど当丸峠からのダウンヒルの終着点になるし.

で,8時頃無事現着.
Topstoneを降ろす.

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暑くもなく寒くもなくいい気温.
長袖インナーに夏ジャージの昨日と同じ組み合わせである.

もちろん海が左手となる時計回りで出発.
まずは道の駅「オスコイ!かもえない」を目指す.

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海岸の漁村を通るため気分はすっかり島ライド.
昨年走った「利尻島」を思い出す.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

いずれにせよ,初めて走る道はワクワクするねぇ(オートバイと同じ景色だけど何かが違う).

やがて道の駅「オスコイ!かもえない」に到着.
ここは台風被害により,2004年から2010年までの6年間,閉鎖されていたことがある.いわば幻だった駅.

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本日,2024年の再訪ではデジタルスタンプをGet.
めったに来れない場所なので貴重だ.

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道の駅を出るとすぐにトンネルが現れる.
ここを皮切りにトンネルが続く.
そう,このルート最大のネックはこれ.
2km級のトンネルが何個も続く.

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チャリでのトンネル走行は言うまでもなくデンジャラス.
後方からの追突事故や前方からのライトのまぶしさ,路面状況の把握(穴ぼこ,濡れ)が困難なことによる転倒,そして寒さ.

思えばこの積丹半島,車道で一周できるようになったのが1996年と,ごく最近.断崖絶壁を迂回するためには多数のトンネルが必要なのだ.

以下のサイト,こだわりのトンネル愛&旧道愛が素晴らしい.

積丹1周旧道旅1

幸運なことに,積丹半島は気象条件の厳しさゆえ,逆にメンテが頻繁なのか,照明・路面とも良好なトンネルがほとんどだった.

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トンネル通過しつつも,しばらくは平坦路が続く.
向かい風なので抵抗激しく,疾走感はイマイチ.

やがて前方に「神威岬」が見えてきた.
とりあえずの目的地である.
久々のヒルクライム.
さすがに昨日今日では脚が重い.

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で,何年ぶりかの神威岬.
駐車場ってこんなに広かったっけ?

いずれにせよ休憩.
トイレもある.
そして自販機の隣には...ででん! ゴミ箱もあるッ!
ここはリアルゴールドを買わずにいられないッ!

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さて,岬の先端(女人禁制の門があるところ)へは,結構な距離を歩く必要がある.

余談だが,その昔(35年ほど前)に訪れた際,先端のローソク岩を見るためのルートは「山」と「海」の2か所と聞き,Kazchariはよりハードな海ルートを選んだ.
たぶん山ルートは今の遊歩道.

この海ルートは心霊スポットとして当時から有名.
一旦,海岸沿いまで降りて,岩に開けられたトンネルを通るのだが,このトンネルやっかいなことに途中で2か所が90°に曲がっている.
つまり,距離は短いものの,完全に光が閉ざされて漆黒になる瞬間があるのだ.
「ライトを持参すれば良い」との意見もあるが,この暗闇でライトを照らすと何やら見えてはいけないモノが見えるとか...

で,当時21歳のヤングなKazchariは,手で壁を伝いながら,なんとか海岸に出た.その時の写真がこれ.

フィルム写真のスキャンなので,解像に関してはご勘弁.
後に聞いたところでは,そのトンネルは「念仏トンネル」と言われていたそうな.ヤメテー.

つーことで,おっさんになった今では,そんな冒険はしない.
それどころか山ルートすらもたるい.
SPDシューズとはいえ,できるだけ歩きたくない,チャリと離れたくないのが正直なトコロ(チャリダーあるある)

つまりこの駐車場にて岬巡りは終了.
クールに去るぜ.

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先ほどまで苦しめられた向かい風は,進行方向が変わったのでややマシ.
これまた懐かしの道営野塚野営場.なぜに道営?

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国道ではなく道道913を走る.
積丹岬に通ずる道である.
なんとなく「巨神兵」な岩.

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島武意,幌武意? どこかで聞き覚えが...
ああ,昔ダイビングで来たな,この辺.

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さて,同じような風景が続くこの道.さすがに食傷気味.
腹も減って来た.
寿司屋や海鮮専門店がちらほら現れてきた.
ここは思い切って,ウニ丼,逝く?
ありゃ.よく考えたら現金は¥3,000ほどしか持ってない.
個人店では電子マネーが使えないことが多いし.海鮮系は厳しいかなぁ...

美国を少し超えた頃,「海鮮」「ラーメン」「カレー」などのノボリが見えた.これなら¥3,000あれば大丈夫か,と入ってみることにする.

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みはらし荘」という名の宿だった.
入口のガラス戸には見慣れた「PayPay」ステッカーが.
なんや電子使えるやん.

ビューテラスがおシャな建物だが,席に通されメニューを確認.
それがこれ.

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ウ,ウニがこの値段.
さすがに厳しい.しかし,PayPayが使えるなら...
ここで店のスタッフから「すいませ~ん.もうウニ切らしちゃって,他のでお願いします」とのお達し.
ほっとしたような残念なような複雑な気分.

「仕方なし」と他のメニューをチェック.
あらためて見るとどれもこれもエグイ値段.
隅の方に¥1,980の「磯丼」を発見.
うん.これにしよう ⇒ 注文.

それにしても...すんげー物価高騰やな.

ウニ丼は確かに美味い.だがウン万円,ウン千円払ってまではなぁ...
20年ほど前,チリのサンティアゴの朝市で「ウニ丼」を注文したことがある.

2004/7/8撮影
2004/7/8撮影

この量で確か¥1,000しなかったような...
現地の人はあまり食べないらしく,日本人が注文すると,黙って醤油とワサビが出てきた.
まぁ,量多すぎ&大味であまり美味くなかったような記憶がありおりはべりいまそかり.

同時期,日本でも稚内だったか,せいぜい¥3,000くらいで食べたかなぁ.
いずれにせよ,もう手が出ない.この値段なら高級焼肉にするね.

とまぁ,そんな思い出にひたっていると,やってきました我が「磯丼」

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ほほぉ,これはなかなか.
「活」を売りにしているらしく,食材のツヤが違う.
もちろん,むっちゃ美味い.こんなのでいいんだよ.
この宿,不思議なことにネパール・カレーも推している.なぜ?

つーことで大満足.
妥協してコンビニ飯にしなくて良かった.

腹も膨れたところで出発.
古市市街に入り,海岸を離れ,いよいよ山中に入っていく.
当丸峠越えのスタートである.

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道道に入ってすぐに見かけたコスモス畑.
写真撮影(構図)のためにはサイドスタンドが便利だが,このTopstoneはカーボンフレームなので装着不可.気にしない人も一部いるけど.

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で,当丸峠だが,これがまぁ,結構ダラダラと登る.
休む箇所がほぼない.
ゾンビ走法にてココロを虚無にし,ひたすらペダルを回す.

ケツが痛い.
ダンシングで荷重を逃がす.
こういう時って音楽があるとええね.
交通量もほぼ皆無だし.
骨伝導イヤホン,持って来ればよかった.

Shokz (ショックス) OpenRun 骨伝導イヤホン ワイヤレス Bluetooth5.1

先ほどチェックしたGoogle Mapから,頂上までの距離を計算.
しかし,覆道やらドームトンネルが続いて,頂上らしきモノがなかなか見えてこない.

Kazchariの頭にある「当丸峠」と言えばこれ.

いつまで登っても,この写真の場所が出てこない.
するとドーム状トンネルの反対車線側にぽっかりと穴.
「展望台Pはこちら」とある.
ハイスピード+カーブ箇所なので,対向車に注意しつつドームを出る.

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iPhone15 Pro このあたりが写真の峠?
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おお,なんだこのバビルの塔感.

こんな人里離れた場所にとんでもない建築物.
まぁ,ここまで延々とトンネルでカバーし続けないと,通行止めになりまくる道なのだろう(たぶん).

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とかなんとか,言っているうちにいつの間にかダウンヒル開始.
おお,これが「当丸コースター」の真意か,と思いきや本番では登る方向が逆ななのねん.どちらからでも楽しめそう.

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いやいやすんげー絶景だ.

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さすがに途中で寒くなって,持参したウインドブレーカーを羽織る.
次々に現れるカーブをクリア.
下り基調を激走.実に走り応えのある道だ.
デポ地点まではあっという間.

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いやぁ,走った走った.天気も最高.
昨日の「NISEKO GRAVEL」もこれくらい晴れてたらなぁ.

とはいえ,グラベルロードだと,ヒルクライムが重くてキツい.
今日みたいなコースはもちろんEMONDA向きだな.

ハスラーではロード2台積みは厳しい.
おっ,ちょうど気になるクルマが...

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Topstoneをハスラーに載せて帰路につく.

時間があるので,例によって常宿の『万葉の湯 ふとみ銘泉』に立ち寄る.
ゆっくりと”サ活”.これで3日連続.

昨日,今日と結構な激闘だったが,グラベルも積丹ブルーも海鮮もダウンヒルも全て楽しめた充実の休暇だった.

なんてパラダイスな人生.全てチャリのおかげ.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

2024/9/22 Sun

ドMの祭典

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曇り.温度:10 ℃,湿度:85%,体感温度:9 ℃,風速:6.8 km/時,風向:NE

前編はこちら ⇒ NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

朝4時起床.

走行距離125kmのEX-LONGコースは6時半スタート.
1時間前には会場のニセコ駅には着いておきたい.
駐車場とニセコ駅はやや離れている.

起きてすぐ,目覚ましがわりにサクっと入浴.
(ほぼ)いつでも入れるのがこの宿の良い所だ(開放時間15:00~10:00).

敷地内のローソンにホットコーヒーを買いに行く.
外は思ったより寒くない.

一応起毛ジャージも用意してきたがこれなら不要.
夏ジャージに長袖インナーとレッグウォーマー,出発までウインドブレーカー.
グローブも指出しで大丈夫そう.

2日前までは降水確率も70%と高かったが,徐々に下がり昨日は40%,今朝だと10%になった.
素晴らしい.晴れ男復活か?(雨の日に走らないだけでは?)

まだ暗い中,ハスラー発進.
出発時間の早いEX-LONG参加者向きとされる「ニセコ町民センター」に向かう.

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ぞくぞくとクルマが集まる.
Kazchariの隣のレンタル軽は兵庫からの参加者.
昨夜の最終便で千歳着.少し仮眠してニセコに着いたばかりらしい.

この後もイベント中,いろんな人に話しかけたが,本州からの”初”参加者ばかりだった.
みなさん一様に「寒いっすねぇ」との発言.
そらそうだ.いまだに本州では30℃越えの日々だそうな.

で,準備を終えてスタート地点に向かう.

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そうそう今年のコースは以下の感じ.
やや南寄りのグラベルがメイン.
前半から中盤にかけて登りやグラベルがかたまっている.

公式サイトより

昨年は大判の地図をもらえたが今回はなし.
あれはデカくてけっこうかさばった.
代わりに各エイドに全体マップがペタペタと貼ってあった.

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このマップ写真を撮っていたことが,後にKazchariを救うことになるとは...

で,出発20分前に並びを入れる.ブリーフィング開始.
レースではないがそこそこ漂う緊張感.

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さて,6時半になった.
125kmのグラベルイベントなんて,普通の人は走りません.
そう,どMの祭典が今,始まる.

出発直前にウインドブレーカーを脱いだ.
スタート直後は少し寒さを感じたが,最初の坂道でココロのエンジンに火が付く.すぐに暖かくなり,汗ばんできた.
続く足慣らし的なグラベルで少し踏む.

だが,すぐに反省.

先はまだまだ長い.
昨年は少々飛ばし過ぎで,景色などをあまり楽しんでいなかったような気がする.
今回はゆっくり行きましょう...と誓ったはず.

で,グラベル『RIDLEY KANZO GRAVEL HILL』登攀中,出てきたのが...

【NAMBAウォーターエイド(13.8km)】

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文字通り水やスポドリの補給ができます.
塩タブとチョコレートも置いてあった.
1つずつ食べるのも面倒なので,両方を口に放り込む.
うん? これはいわゆる”甘じょっぱい”味でなかなか絶妙.
ようするにイケル.今日はこの組み合わせで勝利をつかむぜっ.

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ダウンヒル中,前後に人影なし.
ぼっち参加なので走行中の写真を撮ってくれる人はいない(今年はフォトサービスの人をほとんど見なかった)
意識的に停まってバイクのみ,もしくは自撮りしないと記録が残らない.

動画?

振動対策やらバッテリーが気になるので今回も持参しなかった.

ただし,このグラベルを抜けた後にたまたま話しかけた広島のSさん.
胸GoProでがっつりと撮影中で,早々にYouTubeにアップ.
なんとKazchariとの会話シーンが結構長めに収録されてた.

全然気づかなかったけど,以前からちょこちょこ動画を拝見させていただいてました.⇒ Grumpy Bike Shop

さて,舗装路で一山超えるとお次は『Cannondale GRAVEL TOYOURA』.
ここの目玉は...そう渡渉(川渡り)である.

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冷てぇ.ASSセーバー(やっぱり)効果なし.
さらに登っていくと現れたのが,出ました.グラベルイベント名物の「謎ソファー」である.
アメリカ発祥のグラベル文化だそうな.発想が面白いね.

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昨年はEX-LONGのみに設置されていたが,今回はスタート地点およびコース途中の3カ所に設置されているそうな.
うち,Middleは1カ所,Longは2か所,そしてEX-LONGは3カ所全てを周ることになる.

一緒に到着した方と撮影しあった直後,団体さんがご到着.
撮影待ちの大渋滞となった.
さすが大人気のソファーである.映えるしな.

Kazchariは行かなかったが,ソファーの向こう側には素晴らしい展望が広がっているそうな.ただ,天気がなぁ...(それに道民には見慣れ...ゲホ)

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舗装路に戻り,しばらく走ると【トヨウラエイドステーション(32km)】に到着.
ここでいただけるのが「いちごまんじゅう」「ホタテクラムチャウダー」である.
さすが名産のホタテ.想像以上にゴロゴロ入っていた.美味し.
(遅めに到着すると売り切れ状態だったとか...ヤバ)

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トイレを済ませて出発.
前方を走るフルサスのMTBに追いつく.
フレーム形状から判断して「E-Bikeですか?」と話しかける → 違ってた.
東京から初参加の方でした.
しばらく走りながら会話するが,やはり車種が違うのでペースが合わず「先に行ってください」と送り出される.

すんません.

やはりチャリは自分のペースが大事.余計に疲れますよね.
まぁ,この後のエイドで何度かお会いすることになるけど.

先行して,次のグラベルへ.

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途中で一時舗装路になったりしたが,このイベントの目玉グラベル『川上道有林特別エリア』に突入する.

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この「NISEKO GRAVEL」のために特別開放しているコース.
普段は閉鎖.勝手に走ってはいけません.

しばらくはガレた登りだが,途中からふわふわの草むらグラベルへ.
こういう道,好きだ.

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またしても現れる渡渉.やはり冷たい.

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このあたりはたまたまぼっちライド.
静寂が支配する.良き時間.

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グラベルを終えた後の舗装路にて,先ほどから一緒だったグレーシャツ軍団のトレインに加わらせてもらう.
グラベル&MTBの組み合わせなのに30km/h後半でかっとぶ.
違いない.この人たちはガチ勢だ(まぁ,EX-LONGな人はそもそも...)

で,【タチカワエイドステーション(58km)】着.

エイドで休憩中,先ほどのグレーシャツ軍団の1人から「あれ?もしかしてHANAZONO出てました? 最後一緒に走ったかも」
はいはい.思い出しました.
Kazchariより1つ順位が上のTさんでした.そらグラベルも速いわ.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その1)

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このエイドでは「ほおずき」「トマト」が提供される.
「へぇ,ほおずきって食べれるんやぁ」と思いつつ,そのまま口に放り込む.
そこへスタッフから「ほおずきは皮を剥いて食べてくださ~い」との声かけが...ありゃりゃ.
味は...ぶどうっぽい? 意外に甘かった.

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で,次のグラベルに向かう.
またしても登りきると【RHYTHMウォーターエイド(65km)】が.

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ここで以前からの知り合いである.豪脚のJさんと遭遇.
今回はMiddleコースでの参加.
「脚力的にもったいないすよ~」と煽る煽る.
そう,EX-LONGの参加者はここまででやっと半分=Middleの総走行距離を既に走り切っているのだ.

補給もそこそこにダウンヒル.
めずらしく踏切.

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一旦舗装路に出て『BEAR HUNT GRAVEL』へ.
不穏な名前だ.

とっかかりから荒れた路面&激坂...これだ,これ.これぞNISEKO GRAVEL!
...と喜んだけど,すぐにいつもの割とキレイなグラベルに.まぁ,そうやろね(ハードな状況を喜ぶクセはヤメロ)

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ここの下りで少々問題発生.

なぜか,BMWのGS系などの巨大なアドヴェンチャーバイクが多数進入.
「ノースアイランドラリー」って,この時期だっけ?

チャリと言えども,グラベルのダウンヒルはかなりのハイスピード.
それに路面状況によっては右側を走ることになる.
で,バイクは当然キープレフト.
正面衝突の可能性がある.

まぁ,レースではないし,コースを閉鎖してのイベントではないので,どちらが優先とかではないが,危険な状況ではある.
もし,バイク側も何かのイベントだとしたら,さすがに事前に連絡を取り合っているはず.まぁ,朝のブリーフィング時にそんな話はなかったので,ただのグループツーリングかもしれんけど.

そんな折,一台の「1200GS」がコースアウトして路肩の溝につっこんでいるのを見た.
一応「大丈夫ですか」と声をかけたが,GSはおそらく車重300kg越え
2人でどうにかなる話ではない.
そこへ仲間のライダーが戻ってきたので,Kazchariは先行.
ありゃ,ついこないだも似たような経験したなぁ...

ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド

で,【ナコマエイド(82km)】着.

エイドでは,さきほどのオートバイの話題で持ち切りだった.
幸い事故の報告はなかったようだ.

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昼も近いし,そろそろ炭水化物,もしくはたんぱく質を...と思っていたが,残念ながらここも「ぶどう」「バームクーヘン」他の軽食.

エネルギーが足りぬ.

そう,確かに「NISEKO GRAVEL」は楽しいイベントなのだが,走行距離の割に絶対的に提供される補給食が足りない.
ここはぜひ改善してほしいところ.

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エイド出発.
ここでKazchari,痛恨のミス!
EX-LONGのコース案内看板を見逃して,左折すべきところを直進してしまったのだ.
そのまま走り続けたが,全然次の標識は現れないわ,前後に参加者の姿が見えないわで,さすがにおかしいと気づく.
でも,どこでミスったかわからん.
そこでスタート時にコース全体図を撮っていたことを思い出し,現在地を確認.
引き返して,事なきを得た.
往復4kmほどのデッドリーロス!

幸い平坦なので,すぐに正規のコースに復帰.
無事案内看板を発見.ほっ.

次のグラベル『Cannondale GRAVEL RANKOSHI』に突入.

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はい,ありましたの隠しソファー.
EX-LONG参加者だけが眠れる特権.

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ここでは有名ブロガーのすくみずさんに遭遇.
今年も動画をアップされていた.ちなみにサムネはKazchari撮影(のはず).

このコースは確か昨年も走っている.
となると...あの道が来るはず.
そう,山に向かって真っすぐ伸びる超高速ダウンヒル!

ちょっとシャレにならない速度が出る.
昨年でもっとも印象的で脳裏に焼き付いていた風景を,この日も体験することができた.

あまりに気持ち良すぎて脳汁ドバドバ(ようするにドーパミン)
停まるのがもったいなくて写真はありません.
あれは”ココロの風景”だからいいんだよ(意味不明).

で,舗装路を走ってお次は河川敷の【SKYE WAY】.

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まっ,いつも走っている河川敷グラベルですな.草多め.
Middleの参加者をガシガシ抜いていく.

そんな中,途中で坂を登る小学生くらいの男の子を見た.
TREKのCheckpointかな.
抜き際に年齢を訊いてみる.
うちの息子と同い年(小6)だった.

ほほぉ,つまり,うちのアホ息子もこのイベントで走れんことはないわけやな.
来年は勝手にエントリーしたろか.もちろんEX-LONGで ⇒ 毒親か

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エイド着.『らんらん公園エイドステーション(104km)』である.

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ここでようやく待望の炭水化物が.
「梅おにぎり(漬物付き)」と名産の「赤肉メロン」である.
美味いことは美味いが,いかんせん量が...仕方がない.自前のエナジージェルで補給するか.

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ここにもソファーあり.
人が少なくなったところで,他の参加者に撮影を依頼.
これで3つ,コンプリートである.

そういや,ソファーのすぐそばに有名YouTuberの「けんたさん」がチームで固まっていた.画面で見るよりデカい人だった.

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さて,いよいよ残り20kmである.
この距離の中,どれだけグラベルが含まれているのだろう.

『HAVE A GOOD TIME,POC GRAVEL』に突入.

確かこの次のグラベルだったかな?
とんでもない斜度+深ジャリ
慣れていない人,体力のない(枯渇した)人は,ここでチャリを押すはめになる.
最後の最後にキツイのもってくるねぇ.こういうの好きだ.

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最後のグラベルを終えると,”ニセコ名物”黄色い橋が見えてきた.
つまり,ゴールが近い.

お疲れ様でしたぁ.
昨年はラストがアレだったので,アレと比べるとまだまだ余裕.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

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ゴール受付を済ませる.
その場で,抽選会(くじ引き)があったが,たぶん残念賞.
NISEKO GRAVEL刻印入りのメガネ拭き...おっ,おう.

この後,ブース徘徊中に小耳にはさんだ情報によると,上位の景品には,なんと来年の「NISEKO GRAVEL参加チケット」があったらしい...うらやますぃ.

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さて甘酒をもらったり,Topstoneをジェット洗車した後,ようやく腹ごしらえの時間.だが,ブースで使える¥500券をクルマに忘れてきたことに気づいた.

仕方がない.

坂込みで往復4km.駐車場まで取りに行きますか.
で,戻ってきて買ったのが...

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クラシックダブルバーガー.
美味いことは美味いが金券を使っても¥850...ゆえに飲み物(コーラ)は途中の自販機で購入してきた.お祭り価格やな...

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時刻は15時を越えた.
ステージトークなどのイベントはまだ残っているものの,一刻も早く風呂(サウナ)に入りたかったので退散することにする.
さらば「NISEKO GRAVEL 2024」
また来年だ.も,もっとハードなヤツを...ハァハァ(変態より)

で,再び駐車場へ向かうが,途中で突然の大雨.
激コギするが結構濡れてしまった.
会場は大変なんとちゃうか?

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Topstoneをハスラーに積む.

本日向かうのは「サウナイキタイ」で目星をつけていたまっかり温泉
ここからそれほど距離は離れていない.すぐに着いた.

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何か記憶にある建物だ.
おそらく20年ほど前にオートバイ・ツーリングで一度訪れている.

大人¥650.安い.
さて,サウナ評である.

サウナ:☆☆★★★ - 5~6人で満員になる狭さ.なかなかの高温.特に上段は10分が長い.
冷水浴:☆☆☆★★ - 狭い.2人が限度.水もぬるめ.自分で水栓を開閉.
外気浴:☆★★★★ - 目前に羊蹄山がドーンとそびえる.ただしビーチチェアどころか,2人掛けのベンチしかない.

さすがハードなライド後,サウナが気持ち良い.

で,一旦宿に戻る.
昨年と異なり後泊もするので楽だ.

さて,腹が減ってきたところで夕食へ.
ちょっと刺激物が食べたくなって,これまた昨年も訪れたカレー屋さんへ.

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チキンスープカレーをオーダー.
辛いのは(少し)苦手なので,中辛にしたが,これがまぁ,辛いのなんのって.
おまけにスープの器も常に固形燃料で温め続けているのでHOT&HOT
汗がダラダラ流れる.何か本日2度目のサウナの様.
ヒィヒィ言いながら完食.
何か,カラダから不純なモノが出て行った...気がする.

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で,ホテルに戻る.

もちろん,もう一度風呂に入って加齢臭...もといカレー臭を除去.
いやぁ,昨年よりマイルドだとかなんだか言ってますが,やっぱり疲れた.
ここに来てどっと睡魔が.

今日もステキに生きたので深い眠りにつくことができるでしょう.ZZZ

遠征ライドは明日も続く.

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ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド

2024/9/16 Mon

ジャリの記憶

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曇り.温度:13 ℃,湿度:87%,体感温度:12 ℃,風速:6.1 km/時,風向:SW

♪チャラチャララッチャッチャ~
前日の雨の滝めぐりライドを終えたKazchariは無事に朝を迎えた.

ファットな仁宇布滝めぐり,HIGUMA CYCLE便乗ライド

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無事? 疲れているはずなのに,なぜか眠れなかった昨夜.
根が神経質なのか,枕が変わる,もしくは集団雑魚寝は相変わらず苦手なのかもしれん.
国内外を問わず,旅先でぐっすり眠れた感はあまり持てていない.
出発後,一週間,二週間と過ぎて,旅が日常に変わりつつあると,そんなことはないのだが...(優雅だ)

で,熟睡感のないまま,6時過ぎには目が覚め,起きることにした.
なぜか「GARMIN INSTINCT 2X」の睡眠の質は「普通」.
あてになるのかならんのか.

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

まぁ,元々ショートスリーパーゆえ,経験上,寝不足でもそれほど身体パフォーマンスに影響はない(はず).
今日の激闘に備えるぜっと.

朝食は昨日のうちに買っておいた菓子パンと「カップヌードルカレー味」
濃い.レース前だと絶対に摂らない食事内容だ.

さらにはYさんから挽きたてのコーヒーもいただく.ありがたい.
9月中旬にもなると北海道の朝はかなり冷える.
外部が一桁気温になるのが普通である.

さて,朝の補給&軽量化完了.

9時出発にそなえ,コテージから温泉横の駐車場に移動する.
そこへ日帰り参加の旭川最強クライマー,Iねーさん到着.

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中古で買ったらしいが,どう見ても新車にしか見えない真っ赤なMERIDA製グラベルバイクにて参上.タイヤは38cくらいか.
Kazchariのファットをはじめ,他がMTBだらけなので,グラベルタイヤが細く,頼りなく見えてしまう.いかんせん“あの道”やしな.

いただき画像

つーことで出発.
まずは国道を南下.
昨日同様,ロードの端っこツアーのようなハイスピードトレインにはならず,のんびり回してウォームアップ.

やがて有名な「函岳34km」看板を左折する.

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ここからグラベル開始まで4.5kmは舗装路が続く.
ファットの轟音タイヤノイズがあたりにコダマする.

我々を抜いて行く荷物満載のオートバイの姿もよく見かけた.
ビッグオフやハンターカブならまだしも,SSやネイキッドであのジャリは危険では...と懸念(ここ伏線).

で,懐かしの函岳山頂へと続く「道北スーパー林道」入口に到着.

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登りに備えて各自装備のチェック.
気温も上昇中.こりゃ熱くなるな.
長い長いグラベル・ヒルクライムのはじまりです.

いただき画像

いつものペースで登る.
上体を起こし,呼気2回リズムを意識.
グラベルの場合,ロードと異なるのはダンシングがあまりできないこと.

フラットならまだしも,函岳名物の深ジャリゾーンでは後輪が空転する.
さらに軽すぎるギアもダメ.
多少重い方がジャリへの食いつきが良い.

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それにしても,やはりファットなタイヤで正解やったな.
この食いつきのおかげで車重の不利を完全に相殺.

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先行するKazchari,「頂上まで20km」という絶望看板が見えたところで一旦休憩.後続を待つ.

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さすが,HIGUMA CYCLEに参加される方は猛者ぞろい.
既にグラベルライド3日目にも関わらずお元気だ.

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(明言は避けるが)メンバーの平均年齢は相当高いはず.
しかあし,この登りをこのペースで登りきる.
メンバー各人の体力は一般人のそれをかなり凌駕していると思われる.
そしてチャリの持つ可能性,つまり人力を最も効率的に推進力に変える仕組みにあらためて感心する.
とは言え,さすがのIねーさんもグラベルバイクの細タイヤによるジャリ登攀に苦労されているようだ(それでも速い)

そしてまだまだ続く登り.

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クルマやバイクからの励ましがうれしい.

気温はかなり上がってきたが,水切れになるほどのノドの渇きはなく,ちょうどいい感じ.
何より前回よりも快晴.森が林が美しい.

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この後もつかず離れず,抜いたり抜かれたりを繰り返し,完全なぼっちライドになる時間はあまりなかった.
そのせいなのか,3年前の登攀時よりも良いペースで,分岐点の加須美峠に着いた.

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ここで一旦休憩.
最後の10kmクライムにそなえて栄養補給.

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普段はリュックを背負わないKazchariだが今日は例外.
さすがに食料が多い.
何かあっても何も手に入らない場所なのだ.

さて,いよいよ最後の踏ん張りどころ.

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1台クルマに抜かれて,しばらく走ると,そのクルマと先行していたKさんが停車しているのが見える.
対向車線には転倒したとおぼしきオートバイが...
ライダーがフロントフォーク付近をいじっていた.コケたか?

あくまで想像だが前方から来たクルマに対して下り急ブレーキ,前輪をジャリに取られて転倒かな.
車種はおそらくYAMAHAの「XSR900」

やはり,ネイキッドでまともに走れる道ではない.
ネット上では「SSで登りましたぁ」などの記事も散見されるが,それは「腕に覚えがある」という条件があってこそ.
決めつけはよくないが,もう少し情報収集してから走るべきだった...なーんてエラそうなこと言っていますが,転倒なんて何が原因で起こるかわからない.
チャリもオートバイも自立できない,不安定で危険な乗り物なのである.

しかあし.「とりあえず行ってみよう」の冒険心やヨシ.
まぁ,無防備なチャリで熊だらけのジャリダウンヒルやってるチャリもたいがいな存在.

ライダーは無傷のよう
「大丈夫ですか.お気をつけて」と一声かけて前進する.

そしてやってまいりました.
このコース最大のハイライト.
上富良野以上のジェットコースターポイントである.

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爽快この上ない.

アタック日を今日にして大正解.
これだけ天候に恵まれた函岳はまれだろう.

やはりチャリは快晴の下で走るに限る.
今年は雨のおかげで様々なイベントをキャンセルしたが,久々に大当たり.
晴れ男復活か!(たまたまです)

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で,写真撮影やらなにやらで停車してたので,頂上の小屋には3番手で着.
うむ.懐かしい.

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ここにはしっかりとトイレがある.
ただし水道は通ってないのか,タンクの水で流す方式.
ここで昼食.

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エネルギー枯渇気味だったので,ほぼ食べきる.
まぁ,できれば「肉」が食いたいところだがそれは無理な話.

中にはこの小屋で一夜を明かす猛者もいるとか.
表ではライダーがコーヒーブレイク中.

いずれにせよ,めったにないと思われる良い天気.
Kazchariも補給(昼食)を早々に終え,懐かしの頂上を目指す.

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絶景である.
日本海も見える.
オホーツク海も見える.
利尻島どころか礼文島も見える.

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いただき画像

前回はぼっちだったが,今回は仲間がいるのでこういう写真も撮れる.

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うれしはずかし青春ジャンプ.

ひとしきり大騒ぎした後,ウインドブレーカーを着たまま下山開始.
ここは極太タイヤの真骨頂! ヒャッハー! と行きたいところだが,やはりMTB勢に次々と抜かれる.
おかしい.
マシン差? 体重差? それとも腕の違いか.

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まぁ,どちらにしてもここで落車するわけにはいかん.
ファットですら深ジャリ突入時には前輪がとられ,コントロールを失いかける場面があった.
慌てず急いで正確にな!

そんなダウンヒル中,登りで見かけたオートバイがまだいた.
相変わらず始動しないのか,他のライダーとともに点検中.

とあるモトブログで「落車したのでJAFを呼んだ」という記事を見たことがあるが,いずれにせよ電波が怪しい,かつレッカー車ってここまで登ってきてくれるのか?
Kazchariに特殊な修理スキルはないので,無事を祈ってスルー.

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途中,先行していたKさんやらEさんやらによる写真撮影を経て分岐点へ.

先ほどのオートバイもどうやら動けるようになったようで,オフ車に先導されて走り去っていった.

時間があれば,これまた様相が異なる歌登側のダウンヒルを楽しみたいところだが,デポ地への帰還時間が遅くなるので,登って来た美深側に下りることにする.

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下り基調とはいえ,多少のアップダウンあり.
さすがに疲れているなぁ...

途中,例の落車オートバイが再びストップしていた.
結局,同行していたオフ車のライダーが街に行って牽引ロープを購入することになったらしい.大丈夫なのか?

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で,なんだかんだで出口(ゴール)へ.
先着者のみなさんがいたので,“ツールドフランスなヤツ”のハンドル投げ.

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ファットはやはりデカいな(Kazchariが小さいだけでは).

で,後は来た道,つまり国道を逆戻り...と思いきや,Kさんの小技がきいて河川敷から戻る.
15時過ぎ.無事生還.

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うむ.天気に恵まれたおかげか,前回より充実した「函岳アタック」だった.
年中行事にしたいくらい(そうか?).

ちなみに3年前の”ぼっち”アタックはこちら ⇒ おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

つーことで,HIGUMA CYCLEのみなさんに別れを告げ,帰りましょう.
本日も”サ活”したいところだが,昨日入った「びふか温泉」は外気浴ができないのでパス.
帰り道で未踏のサウナは...サウナイキタイ起動!

おお,この遊湯ぴっぷがよさそう.

で,着きました.

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久々の評価表.

サウナ:☆★★★★ - 2段20人は座れそうで広い.ロウリュウなし,TVありが残念やけど,たまたま放送してた未来予測検証番組の「空飛ぶクルマ」編が面白かった.

水風呂:☆☆★★★ - サウナ室を出てすぐ.狭い.せいぜい2人か.ぬるめ

外気浴:☆☆★★★ - 中庭風.天井があるものの風が通る仕組み.露天風呂が気持ちよい.

3セット終えて,休憩室へ.
さすが祝日.
家族連れで大盛況.
食事処もあるが,ラーメンやうどんなどの軽食しかなかったため,旭川まで戻ることにした.ワシは肉が食いたいんじゃぁ!

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もちろん行き先はみんな大好き「かつや」である.

帰宅時は既に真っ暗.
洗車はあきらめて,泥&埃まみれのファットはそのまま車庫へ.

そやけど,やはりグラベルではなくファットをチョイスして正解やったな.
こいつはまだまだ(冬以外でも)戦える.

これにて9月の連休第一遠征ライド終了.
いよいよ来週は1年ぶりのグラベル祭りだーッ!

ファットな仁宇布滝めぐり,HIGUMA CYCLE便乗ライド

2024/9/15 Sun

雨の森林浴

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晴れ時々曇り.温度:14 ℃,湿度:89%,体感温度:14 ℃,風速:7.4 km/時,風向:NW

さて,いよいよ特別な週末がやってきた.
15~16日にかけての遠征ライドである.

これまで2回ほど「端っこライド」でお世話になったHIGUMA CYCLEさんのツアーに便乗,つまり現地集合での参加となる.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

EMONDAなHIGUMA CYCLEで宗谷岬+稚内に行ってみたライド

今回の行き先は美深の函岳
30kmほど砂利道を駆け上がった先には360°の大パノラマが待っている.
日本海もオホーツクも,その両方が拝める.
ただし,天気が良ければ...の話.

ゆえに,15か16日のどちらか晴れの日を狙ってのアタックとなるのだが,15日の予報は「雨のち晴れ」なので,「晴れ」の16日に決定.
15日は廃線跡を使った「トロッコ王国」付近,つまり仁宇布周辺の滝めぐりツアーに参加することになった.

スタート地点は高広パーキング.
自宅からは約120km.2時間強の距離である.

9時集合に対し,朝食時間もろもろを考慮して5時半頃に家を出る.
出発時の天気は...やはり雨.
着く頃には止むでしょう.

さて,今回のチャリはファットバイク
3年前の函岳ライドの記憶をたどると,相当な深ジャリだったことが思い出される.
グラベルのタイヤだとダウンヒル時,少々キケン.

おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

それに,翌週には「NISEKO GRAVEL AUTUMN」が控えている.
落車して自身やチャリを壊したくないのだ.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

そして,今回は車中泊の可能性もあるため,コットやらエアマットを持参.
トランク,後部座席に余裕がないのでファットは前後輪を外して積む.
うむ.こちらの方が安定している.

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国道40号を北上.
和寒のローソンにておにぎりとコーヒーの朝食.

小雨が降り続いている.
それに,寒い.
長袖インナーに半袖ジャージ,ビブにレッグカバーという装備だが,生地の厚い,起毛ジャージの方が良かったかも,と後悔.

士別,名寄を越えて美深のセイコマまで移動.
本日分の補給食を購入する.

のんびりしすぎ? 8時半頃に目的地の高広パーキング着.
ファットを降ろす.
先着1名.
「旭川-宗谷ライド」にてご一緒したAMさんだった.
AMさんはこだわりのクロモリMTBで参加.
なんと高校の頃に買ったものだそうな.なんという物持ちの良さ!

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次にAZさん登場.
KONAのファットだ.
初対面だが初対面ではない.
STRAVAで相互フォローをはじめ,実は毎冬の「びえいスノーサイクルフェスティバル」でほぼ同順位を争っている仲なのである(勝手にライバル化).

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

しばらくすると,HIGUMAバスおよびEさんのピックアップも到着.
これでメンバーが揃った.

いよいよ出発.

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背景に既に滝が2本.
このパーキングは,トロッコの折り返し点の前にある.
そのすぐそばから最初の滝に行く予定が...いきなりの通行止め.
幸先いいのか悪いのか.

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道道,つまり舗装路をしばらく移動.
さすがに今回はMTBとファット.
いつものアホみたいな巡航速度ではなく,極めて平和.
それでもファットタイヤの爆音ノイズが山間にこだまする.

グラベル入り口を発見.
進入する.

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当然だが,路面は湿ってヌタヌタ.
実にファット向けの道.楽しい.
で,最初の「激流の滝」着.

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見切れているが,どこが激流なのかわからん.

ちなみに雨のグラベル対策として,ファットにはロード用のASSセーバーを付けているが,正に気休め.小さすぎて全く役に立っていない ⇒ ケツが冷たい.

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さて,道はまだまだ奥に続いている.
既に携帯の電波は飛んでいない.
GPSで進路を確認しつつ進むが,通行可能かどうかは未知数.
やはりグラベル散策はこうでなくては(ただついていくだけだが).

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立派な橋がある.
排水溝の落ち葉や泥が片付けられていたので,人の通行は(たまに)あるのかもしれん.

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気持ちの良い直線路に出る.

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またしても橋.
プレートに「コタンバシ」とある.
コタンとは村のこと.
うむ.これはもしかして集落に抜ける橋なのか?

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甘くはなかった.
道は消失.ただの空き地になった.
はるか昔は集落があったのかも.
これ,一人で来てたらホラー案件やな.

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来た道を戻る.
よく見ればこの橋,人やクルマが通った形跡なし.

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グラベル入り口からこの行き止まりまではずっと登り基調.
ということは...この帰り道は下りのハイスピード!
めちゃめちゃ楽しい!
だがしかし,容赦なく飛び散る泥!
顔や上半身が御覧の有様に.

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舗装路に戻る.
リアフェンダーは極小,フロントフェンダーは昨年割れてから取り付けていない.

ゼファール(Zefal) フロントフェンダー DEFLECTOR LITE ブラック XLサイズ 2553

で,結果的にカラダの前後泥だらけ.もちろん顔も.
50代おっさん,はしゃぎ過ぎだ.

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さて,一旦駐車場に戻り後半戦へ.
まずは旧仁宇布駅に寄る.
ここがトロッコの発着点.

トロッコ王国美深

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懐かしい.
昔,家族と来て,しっかりトロッコに乗ったなぁ.
息子はもういたっけ?

で,ここで昼食タイム.
全員泥だらけゆえ,室内にて腰を落ち着けての飲食はあきらめた.
小屋の外で焼き鳥とたこ焼きの販売があったので「たこ焼き」(¥500)をチョイス.なぜか青のりがのってないが...まぁ良いでしょう(関西人はうるさい)

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食べ終わったので散歩.
トロッコの塗装,派手だ.

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「美幸線」の一駅として活用されていた頃の備品が並ぶ.

国鉄美幸線

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次のグラベルを探して山の中へ.
分岐で右に行けばパラダイス(グラベル).

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主催のKさん夫婦.
自由人かつタフだ.
この夏だけで道内何Km走るんやろ?

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文字通りの「雨霧の滝」
謎の「女神の滝」
そしておなじみの自己責任表示

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ミネラルウォーター汲み場.
写真ではわからんが,結構降って来た.
ここでメンバーで進むか戻るかの挙手(「どちらでもいい」が多くて草)
⇒ 進むことに決定.

まっ,あまり寒くないし,泥だらけのチャリがキレイになるかも...(なりません)

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で,さらに1kmほど進むとあるのが「雨霧の滝」
これが実に見事な滝で,まさに今日のハイライト.
雨ニモマケズ走った甲斐がありました.

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いただき画像

メインの滝の隣にももう1本流れていて,実に画になる.
ピーカンよりも,こうした小雨の方が雰囲気があって良い.

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少し戻るとクルマ用の駐車スペース.
そこから小道を歩くと「女神の滝」があるそうな.

うーん,歩きか...という声もあったがせっかくなので行ってみる.
これがまた...長い.
そらそうだ.山道の300mである.
割と本格的な登山道.
SPDシューズも滑るぜ.

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苦労した割には,小規模な滝.
今日はさっきの「雨霧」がベストやな.

で,例によって帰りのグラベルを快走ダウンヒル.
舗装路では,Eさんがウィリーに失敗して落車するというトラブルもあったが,無事にデポしたパーキングに戻る.

空はすっかり晴れ渡っている.
さきほどの滝めぐりが幻だったかの様.

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このパーキングにはトイレがある.
そこの水を使ってさっと洗車.キレイになりました.
まぁ,明日もグラベル三昧なのですぐに汚れてしまうわけだが.
チェーンへの注油だけは念入りに.

ワコーズ CHL チェーンルブ 浸透性チェーン用防錆潤滑剤 A310 180ml A310

ふと,隣を見るとEさんがピックアップの荷台にMTBを直乗せ.
まだ数台乗せられそうなので,ファットの輸送を頼んでみる.
快く承諾していただけた(タイヤ外さずに済んだ)

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今日は美深のコテージに宿泊して「ジンパ」の予定.
アルコールやら明日の朝食,補給食を購入するため,美深市内のスーパーに寄る.

ドアの「引く」「弓K」に見えて脳が混乱(疲れているのか?).

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美深キャンプ場着.
車中泊ではなく,なんとかコテージにin.

夕食開始まで1時間半.
隣接する「びふか温泉」にてサウナを無事3セット.

びふか温泉

残念ながら外気浴スペースがないので,冷水浴後も汗がひかない.
これでは”ととのい”が来ない.惜しい.

6時ぴったりにコテージに戻る.
既に「ジンギスカン」が用意されていた.

まず話題にのぼったのが「どうしてジンギスカン鍋の形はこうなのか?」である.
確かどこかで「羊=モンゴル=チンギスハーン.ゆえに,そのモンゴル軍の兜の形状から」と聞いたことがあるのだが,他の道民メンバーは知らないと言う.
Kazchariもあやふやだったので改めて調べてみる.

知ってるようで知らないジンギスカン鍋♪そのひみつをご紹介します

違ってた.

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もう一品.「煮込みジンギスカン」
ええ,肉が余っていたもので...美味し(っつーかジンギスカンはジンギスカンな味).

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つーことで楽しい夜は更けていく.
ただし,この団体の平均年齢はかなり高い.
9時過ぎ,そうそうに宴は終了し,みな寝床につく.

そう,このツアーは明日が本番なのだ.
地獄を楽しみな.

いただき画像

EMONDAな倉沼ゲートからのチョボライド

2024/9/8 Sun

今日も大盛況

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晴れ.温度:27 ℃,湿度:49%,体感温度:28 ℃,風速:14.8 km/時,風向:WSW

午前中は息子の習い事の付き添い.
その間,車内もしくは外にチェアを出して読書.
暑いけど.

謝るなら、いつでもおいで: 佐世保小六女児同級生殺害事件

「誰のセリフ?」かと思いきや...そういうことか.
あまりにも重くやりきれない事件内容と家族の崩壊.
もっとも恐ろしいのは「ネバダたん」がネットミーム化していること.
炎天下で読む本とちゃうな.のどが渇く.

さて,3時間弱で練習は終了.昼飯の時間である.

息子の要望で「山岡家」に行くも,さすがの日曜12時.
駐車場は既に満車で待ち行列.
旭川に越して以来,“待つ”という行為への耐性がすっかり低くなったKazchari.
昼食は昨夜の残りのハヤシライスを自宅で食べることにして,夕食を「山岡家」にする取引を息子に持ち掛け,無事,dealした.

で,帰宅⇒昼食終えてさぁライド.
EMONDAを出す.

行き先は“今だけ”な「チョボチナイ」こと道道1116号である.
とは言え,先日訪問したばかり.

Topstoneなチョボチナイはじめライド&アンテナの後日談

ゆえに今回は「裏チョボ」とも呼ばれる倉沼(もしくは瑞穂)ゲート側から向かうことにした.
このルート,表と何が違うのか?
風景.そして斜度が違う.こちらの方が緩やか.

いつもの忠別川サイクリングロードを通って東川町へ.
キトウシに向かう直線道路から,自販機+ゴミ箱設置の商店にて右折する.
徐々に山が深くなる.

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ここも稲穂の波.
世間の米不足が嘘のよう.

そういや,そろそろ「ふるさと納税」の選定時期.
「冷凍ハンバーグ」「マンゴー」は鉄板として,3点目以降は...やはり「米」

そのまま直進すると「倉沼ゲート」が見えてきた.
緩斜面から始まって少しづつ斜度が上がっていき,途中で平坦があるなど,どこかに似ているなぁ...うん.HANAZONOのプロフィールっぽい(そうか?)

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その3)

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で,東川ゲート.
ここから1116号が始まる.

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タイムアタックは狙ってないのでのんびりと.
対向車線からは何台もオートバイがやってくる.
さすがは大人気ロード.

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途中にある旭岳の「ニセ金庫岩」のごとき「ニセ嶺雲橋」
初心者は間違うかも(間違えません).

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ようやく嶺雲橋が見える.
天気も良くて絶景.

で,無事到着.
今日も大盛況.
あーなんか,違う季節の風景も観たいなぁ.
真冬に歩きで潜入している人もいるはず...(妄想)

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写真を撮ったらそそくさと退散.

ダム側は急坂,急カーブの狭小路.
前を走る大型バイクに追いついてしまう.オラオラオラ(ダメです)

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ゲート着.
このまま左折して帰るのはもったいないので,右折してダム湖をぐるっと回るルートを取る.

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この写真も一眼っぽいなぁ.
ホンマ,iPhineはよく撮れる.こりゃコンデジは売れんわ.

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ダムの上はトンボとバッタが大乱舞.意図せずにプチ虐殺.
秋だねぇ.

ダウンヒルしてサイクリングロードへ.
もう何十回と通った道だけど,やはり飽きない.
ホンマ,チャリはいいねぇ.
乗っているだけで喜びがこみあげて来る.

先日,自転車系YouTuberの「まさ」が面白い動画を上げていた.

既に初心者ではないKazchariだが,あらためて気づかされることあり.

特に「仲間いないからやめる? そんなヤツはなからやめとけ」はその通り.
ディープサウスこと岸和田人らしいダイレクトな言い回しだが,これは真実.

ぼっちライドができない,いやぼっち”も”楽しめないのは...もったいない(個人の感想です)

ソロライドは貴重なマインドフルネスの時間.
デジタルをデトックスし,己との対話を極めるのだぁ.

自転車がもたらす解放感の特徴は何か? マインドフルネスとの関連を考える

グループライドもそれはそれで楽しいけどな.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

で,1日の〆は息子との契約通りに,♪ラ~メンの山岡家~

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Topstoneなグラベルバイクはグラベル走ってナンボライド

2024/9/7 Sat

脚に刺激を.心に潤いを.

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曇り.温度:19 ℃,湿度:70%,体感温度:19 ℃,風速:9.0 km/時,風向:SSW

朝はやや冷えるものの,今日も気温上昇の予感.
昼からは息子の送迎業務があるので,午前中のみのライド.

9月はグラベルイベントが多い.
まずは15日.久々に函岳アタック

おっさんの夏休み(2)~激闘!函岳登頂ライド

「HIGUMA CYCLE」のKさんプロデュースである.
ガチガチのグラベルライドなので,もちろんTopstoneかなぁ...と考えていたが,あらためて自分の書いた記事を読み直すと,ファットバイクの方が向いているような気がしてきた.

特に分岐から頂上への深ジャリエリア.
オートバイもコケまくっている.
確かにTopstone44Cタイヤでもキツイ印象.
特にご褒美ダウンヒル! これを満喫するためにはファットの極太タイヤの方が楽しめそう.
これまた予断を許さない状況である(意味不明)

そして,翌週22日には,待ってましたの「NISEKO GRAVEL AUTUMN」が控えている.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

こちらはグラベルロード一択.
Topstoneはこちらに備えて温存すべきか?(これまた意味不明)

まぁ,いずれにせよ,今日どうするかである.
脚に土の刺激を入れるため,がっつりグラベルに行きたい気分.
時間的に近場の「雨紛-共栄エリア」に出かけることにする.

このエリアは実に魅力的で,今日のような時間がない日のトレーニングにぴったり.
激坂あり,グラベルあり,平坦直線のTTセグメントまである.
ついでに入浴施設(高砂温泉)もある.

モンキー125,高砂温泉サウナレビュー

ちょっとした丘陵なのだが,その山中にも民家が点在しているので,冬場も”適度に”除雪が入る.
ようするに一年中遊べる,チャリダーにとってパラダイスなエリアなのだ.

てなわけで,Topstoneで出撃である.

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まずは,以前からなんとなく気になっていた未知のグラベルに突入.

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どこにつながるのか全く謎.
しばらく進むと道が消えて畑に変わった.

仕方がない.ここまでか.

基本的にグラベルも誰かの所有地.
あくまでご厚意で走らせていただいているのだ.
追い出されても文句は言えない.

電熱柵があったり,通行止め看板があるところは絶対に越えない.
そう,結果的に本日のライドでは行き止まりを引き返すパターンが多くなった.

坂を登って,頂上付近で脇道へ(説明が難しい).
ここは真冬でも除雪されているのでファットでもよく来る.
もしかしたら夏は初かも.

冬期通行止めのグラベルが先に延びている.
これは行かずにいられないッ!
電柱が立っているので,この先にも民家があるということだろう.

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意外に眺望良し.

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民家を一軒発見.
そこを過ぎると電柱が消えて深い森の中へ.

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さすがに怖くなってきた.
そう,ヒグマの登場である.
ここんとこ,またしても衝撃映像が続いたし.

Topstoneには熊鈴を付けているものの,先日の講習会にて「連続して鳴る音は警告音と認識されにくい」という話を聞いたので,時々「ホォ!ホォ!」と声を出すことにした.

ファットな占冠村ヒグマライド2024

うむ.結構恥ずかしいぞ.
やっぱ,電子ホイッスル買うか.

RICHJOLY 電子ホイッスル

「いや,スプレー一択っしょ!(高いけど)」とかなんとか自問しているうちに,頂上らしい地点に到着.
ダウンヒルが始まり,やがてサイドに電気柵が現れた.
これは「集落が近い,もしくは作業している人がいる」そして「たまにヒグマが現れる」ことを意味しているのでは? 要は安全圏ではない.

ヒャッハーとダウンヒルしていると,ちゃんとした道に出た.
ここはどこだ?

まぁ,いずれにせよ面白い道だったのでUターンして今度は登ってみることにした.とりあえずヒグマもいなかったしな(懲りてない)

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途中,先ほど下っている時に気になった喫茶店(?)のような建物の前で停車.
営業しているのか廃墟なのか...
後でネットを確認すると,何やらとんでもない店だったようで...

斉藤牧場内「茶房 空空(からから)」

できるだけ最新の記事を探したが,上記で2011年.
もしまだ続いているようなら一度“体験”してみたい.

一度通った道なので景色を眺める余裕あり.
雰囲気の良い場所だ.

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で,本線に戻る.
本線とは言え,ところどころ舗装が剥がれていて,決してキレイな道ではない.脇にグラベルを見つけたら進入してみる.
すると...

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思いもよらない絶景が現れる.
こんな経験をさせてくれるグラベルロードはやっぱり楽しい.

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なぜか日本では,グラベルロードで走るところがない(のでつまらん)とかなんとか言われがちやけど,一杯あるやん(←北海道だからです)
むしろMTBの方がクローズドなコースに行かないと楽しめないんとちゃう?(偏見)

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山中なので水たまりもある.
帰宅後の洗車必須.

結局,ここも行き止まりだったので本線に戻る.
やがて未舗装になるが,交通量があるせいか,引き締まっている.

iPhone15 Pro なぜか一眼っぽい
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これまた冬場は積雪で通れない道に進入するも...ゲートで行き止まり.

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こういう道も期間限定でええから,開放してほしいなぁ.
ヒグマに遭ったらサヨナラやけど.
「NISEKO GRAVEL」みたいにイベント化したら面白そう.

さらに進んで,別の分岐を進む.
ここも...

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行き止まりだった.ちっ.

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ところどころ橋がかかる.
その下を流れる川の水のきれいなこと.

癒されたい人に!「森林浴」がストレス解消にいい理由って

ホンマ,心が潤いますなぁ.
ここんとこ,ロードでもグラベルでもやや飛ばし過ぎてた感もあったが,今日ぐらいはのんびりと.
いや,今日だけじゃなく,次の「函岳」「NISEKO GRAVEL」もゆっくり楽しく走りませう(ホンマ?)

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お次は造成したての田んぼ脇グラベル.
ここも見事に行き止まりでした.

で,交通量の多い道道にようやく合流.
子供用遊具施設である「わくわくエッグ」方面へ.

そして富沢地区着.
冬はクロカンコースの入口がある.
数年前まで,シーズンの終わりかけにファットバイクやMTB向けにコースを開放してくれていたのだが,いつの間にかなくなってしまった.残念.

富沢クロカンコースふたたびライド

実に楽しいライドだったので,是非とも再開キボンヌ(死語)

さて,そんなコースだが今は当然のごとく雪がない.
砂利のグラベルを登っていく.
積雪期とは風景がまるで異なるが,見覚えのある建物がチラホラ.
もしかして,このまま冬と同じ絶景コースが走れるかも...

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そう都合良くはいかず,残念ながら通行止めだった.
で,引き返す.

道道と並行する川の河川敷グラベルへ.

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見事な稲穂が続く.
旭川もご多分に漏れず,スーパーでは米不足なのだが,こういう風景を見るとすぐに解消されそう.

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そのまま帰るのももったいないので,再び山を登る.
長々と続くヒルクライム.
我慢の後には楽しいダウンヒル.
しかもグラベル!

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ストロークは短いものの,一応前後サス付きのTopstone
こうした砂利のダウンヒルでも安定.
うーん,函岳もこいつで行けそうかなぁ...

最後に丘の上の教会に立ち寄る.

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別にクリスチャンでも何でもないのだが,以前からチャペルまでの激坂が気になってたもんで登ってみた(最大14%でした).

環状線経由で家まで戻るつもり.
途中で河川敷に下りるが,ついこないだまで通れていた道が...

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なぜかゲート封鎖
おいおい,ここ通られへんかったら,むっちゃ遠回りやねんけど.
この先,ほんの数10mで通常の道路に出る.何の嫌がらせだ!?
だから旭川はヘル...(以下自粛)

てな感じで帰宅.
泥だらけになったTopstoneを洗車.
昼食・洗濯を済ませた後,息子を習い事まで連れていく.
いやぁ,今日も楽しかった.

やはり用途の異なるタイプのチャリを数台保持するのがええね.楽しみが軽く3倍増.
思えば,昔はオートバイもオン(VFR400Z~V45MAGNA)とオフ(NX125~XR250)の両方持ってたな.
舗装路もダートも全てが遊びのフィールドだった.

オートバイは排気量の違いだけでなく,エンジン形式(V型4気筒と単気筒)で乗り味も全然違う.
チャリのエンジンは自分の心臓と脚.
ロードとグラベルではペダリングが微妙に異なるのだが,スピードを楽しむ前者,テクニックを駆使する後者.ともに爽快.

ともに極上の快楽を与えてくれる存在.
そら,やめられまへんわ.

息子の怒り

2024/9/6 Fri

窮屈じゃあないか?

今朝の出来事.

先日書いた通り,スーパー戦隊にドはまりしている我がJK3娘.
常にiPhoneを持ち歩き,サブスクで「スーパー戦隊主題歌全曲集」を聴いている.

スーパー戦隊シリーズ45作品記念主題歌BOX LEGENDARY SONGS

小音もしくはイヤフォンからもれ聴こえる音楽に,ついついつられて歌うKazchari.今朝は『マスクマン』だ.

♪きィー! きィー! おーらぱ~わぁ~!(猿叫)

それを聴いた娘やヨメさんから「歌詞は同じだけど別の音楽が聞こえる」「いつも聴いてるくせに,どうしてそこまで音程はずれるかなぁ~」といじられるのが,Kazchari家のルーティン.

そう,このKazchariはとんでもなく音痴なのだ.
いやご時世的に「歌唱に不自由な人」と言うべきか.知らんけど.

いずれにせよ完璧に自覚はしている.
なのでカラオケなんぞ行かん!(バイクやチャリの時はよく歌ってます)

音痴を治す方法!音痴になる原因はこの3つだった・・・。

いつものことなので別に気にしてはいないのだが,このやり取りを聞いていた息子がなぜか大激怒.

「そんな風に人をバカにしたらダメ!」

これは別に「かわいそうなとーちゃんをかばおう」とか,そんな殊勝な心掛けではなくて,単純に昨今の「人を馬鹿にするのはダメです.いじめにつながります.ダメゼッタイ」的な教育のたまものだろう.

家族だろうが,目上だろうが,教師だろうが他者をけなす行動は許さないッ.
特に一生懸命な人を批判するのはダメ.互いにリスペクト.それが正義.

うーん.どうなんやろ...
そらその方が互いに気持ちの良い世界かもしれんが,親しい間柄でのいじりいじられ関係で育ってきた関西人のKazchariには...無理やな.

北海道に越してきて以来「吉本新喜劇」を見ることはほとんどなくなったが,「ぶさいく」「ちび」「鼻が長い」などの言葉飛び交う,昔のノリは許されなくなってんのかな?

それに誹謗中傷っつーか,一方的な批判や非難はともかく,「良い所は良いけど,ここは改善した方が...」と言った批評までもが封じ込められそうな雰囲気.
それではヒトも創作物も発展しない,伸びない,成長しない.

教育とは恐ろしい.
ましてや信念として固定化されていまうと,世の中を渡るのに不利になるような気がする.

人の本能を無視した代表例として,昨今猛威を振るうポリコレ問題がある.

ポリコレの正体 「多様性尊重」「言葉狩り」の先にあるものは

Kazchariにゲーム趣味はないが,現在『CONCORD』というFPSが大炎上中.

開発8年の期待作『CONCORD』がサービス中止

莫大な予算と年月をかけて開発したゲームが,わずか2週間でサービス停止とのこと.
その原因は上記の記事や,多くの時事系YouTuberも取り上げているが,まず指摘される「キャラデザインがひどすぎる」に完全に同意.
よくもまぁ,ここまで非魅力的なデザインにできるものだ.
そしてそれが採用されてしまう.

(一般的な)美人,美男の”白人”はまず排除.
一方,不思議なことにポリコレを意識しているくせに,なぜかアジア人もいない(この辺りは本音駄々洩れ).

で,そのデザインのひどさを指摘されたデザイナー(白人男性)は「俺たち白人はこれまで特権階級ゆえの利益を享受してきた.存在しているだけで罪がある.これからはマイノリティーが輝く時代だ」(意訳)とかなんとか言っているそうな.
いわゆる批判的人種理論っつーやつやな.

経済的に成功した欧米のセレブは,次に社会的名声を求めるらしい.
結果的に極端なリベラル的思考(ようするにポリコレ)に陥りがちという考察がある.
「ワタシは非差別主義者.弱者の味方よ.素晴らしい人間でしょ」と思いたいそうな.

もちろん,差別やいじり(≒いじめ)が良いとは言わないけど,互いに了承している仲のやり取りであっても,第三者が「自分が不快だから」と全否定するのはいかがなものか,と思う.

まぁ,息子には「様々な考え方があるということを否定しない」という思考の大切さ,および「全員が(お前に)やさしいわけではないし,フラット過ぎる世界は面白くない」と,オヤジの考えを話していこう.

その上で,どういう生き方を選ぶのかは息子次第だ.

ケラを見た

2024/8/30 Fri

スーパーなヤツ

先日のこと.
チャリで信号待ちをしていると道路上に動く物体を発見.

茶色で小型の昆虫だった.
Gではない.そもそも旭川にGはいない(たぶん).
コオロギにしては細長い.

「まっ,まさか,あいつは!」

そう,「ケラ」だった.

ケラ,もしくはオケラと言えばとんでもない能力の持ち主として有名.

歩く,飛ぶ,泳ぐ.

そしてこれが真骨頂.
土に潜る.

英名で「Mole cricket」,つまり「もぐらコオロギ」とはナイス・ネーミングである.
機能美の塊のようなデザイン.

ただし益虫とも害虫とも言い切れない存在らしく,「虫けら」の語源になったとか.
ようするにどうでもいい存在?(諸説あります)

そんなケラが炎天下の交差点をこっそりと渡っていた.
こいつにとって最もふさわしくない場所だ.
クルマに轢かれるなよー.虫取り子供に見つかるなよー.

Kazchariの幼少期,田んぼは最高の遊び場だった.

水をはっている時期にはカブトエビを捕まえた.
こいつは雑草を食べたり,泳ぎまわることで稲に空気を送るという益しかない生き物.
農家の方があえて放流することもある.
卵の状態で越冬するので翌年も現れる.

秋から冬の稲がない時期には,雑草を土塊ごと引っこ抜いて様々な生物を見つけた.
その中でもケラがお気に入りだった.

軽く握ると,前肢をつかって指の間をこじあけようとする.
その時のくすぐったい感覚は今でも覚えている.
さすがに飼うことはなかったけど.

で,その大好きなケラに久々に出会えたことを興奮気味に若者(20歳)に話すと,「知ってはいますが,見たことはありません.それに虫は苦手で...」との冷めた反応.
つまんねーヤツだな(この考えが老害)

さらには,うちの息子(11歳)に「ケラって知ってるか?」と聞くと一言「知らん」
「このままじゃいかん」と,そのスーパーな性質を必死に説明するも「ふーん」と冷めた表情.

つーことは,最近の子供にとって『手のひらを太陽に』の歌詞は一部意味不明なのか?

新コロ禍を境に清潔志向・安全志向がますます加速.
子供らに与えた影響は小さくない.
手洗い,うがい必須程度ならまだしも,土遊び,泥遊び,水遊びあげくには遊具を使った遊びも禁止.
あげく他人との接触,会話も制限.

結果的に,自分以外の物的・人的環境への興味を失ってしまっているのでは?

最近,「子供の体験格差が問題」という記事をよく見かける.
金銭的事情によってアミューズメントパークに行ったり,習い事ができないみたいな話はさておき,何より回りの自然環境に目を向けよ.

暑い,寒い,痛い,かゆい,辛い,怖い,危ない...でもそれを乗り越えたら快感.
不愉快な自然との身体的・精神的闘い.これこそがシンの体験.
まぁ,ようするに「チャリに乗れ」といういつものオチなわけだ.

とにかく自転車に乗れ!

来年は中学生になる息子.
先日「入学祝いにチャリとノートパソコン,どっちが欲しい」と聞いたところ,即答で「パソコン」とのこと.

あー,聞かなかったことにしよう.