2024/3/27 Wed
友達の友達は友達
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前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息
昨夜は割と眠れた.
さて今日はどうする?
宿のチェックアウト時間は10時.
列車の発車時刻は14時半.
かなり時間がある.
とりあえず近くのセブンに朝飯を食いに行く.
イートインでコーヒーを飲みながら,ふと思いついた.
上富良野の「ルイーダ酒場」兼「台湾観光案内所」であるヤマイチのシンゴさんから紹介されたUさんに会いに行ってみるか.
Uさんは台湾人男性と結婚され,ここ花蓮でホテルを経営されている.
ちなみに花蓮紹介のYouTubeにも出演.
出国前にメッセージを送り,花蓮滞在時は立ち寄るつもりだったが,いかんせん予定が組めない旅.
数日前にagodaで予約しようとした際には,安い部屋は既に満室.
一泊¥10,000越えの高級部屋しか空いていなかったため断念した経緯がある.
もちろんノーアポで訪問するのは失礼なので,ダメ元で「今から伺いたい」旨のメッセージを送る.
すぐに返事があった.
「ぜひ寄ってって」とのことで図々しくもお邪魔することに.
お客さん対応のため,お昼過ぎにはホテルにいるそうな.
となれば,こちらも早々にチェックアウトし,その時間まで花蓮ライドすることにしますか.昨日は雨で全然動けんかったしな.
例によって受付に誰もいなかったのでカギをデスクに置いておく.
台湾の民宿はこのシステムが多くて,管理人が常駐しておらず,何か用がある場合はメールか電話をする必要がある.
英語ならともかく,中国語で電話なんて無理ゲーやな.
さて,今回は前日よりも南側の海岸地帯を目指すことにする.
町中をゆっくりとチャリ散歩.
そこはかとなく漂うオキナワ感.
ちなみに台湾だと沖縄は「琉球」と表記されている.
海浜公園っぽいところに向かうつもりが,左手にサイクリングロードの入り口を発見.
「行ってみろ」という声が聞こえて進入する(幻聴?).
これがまたジャングルを抜けて海岸沿いに至る素晴らしい道.
やはりチャリ大国はあなどれん.
まぁ,天気が残念ではある.
この道を北上すると,昨日の”ゲージュツ”エリアにたどり着くはず.
撮影中,例によって散歩中のおじさんが「撮ってやろうか?」と話しかけてくる.
ここぞとばかりに自撮り.
いい表情やねっつーか,この人,亡くなったうちのじーちゃんに似ている.
海岸お散歩ライド終了.
約束の時間に間に合わせるべく「VIEW HOSTEL」に向かう.
ZWIFTの「MAKURI ISLAND」に出てきそうなお店.
ようするに勘違いしたジャポニズムだが,台湾だとリアルに存在する.
海鮮系かな.
プラモランナー風のゼロ戦オブジェ(?)
こんな感じで町中に面白いモノが点在するので止まってばかり.
ようやくたどり着いた.
フロントにUさんがいて出迎えてくれた.
泊り客でもないのにうれしいね.
ロビーのソファに座って談笑.
もちろん,Uさんの台湾生活のことやらKazchariの旅の話など,話題が尽きない.
中でも面白かったのが,台湾人であるご主人の自転車愛.
控えめに言って...〇〇である(ホメ言葉).
つーか,年中隙あらばチャリにまたがっている話やらなんやら聞いていると,どうしても他人とは思えない.
奥さん(Uさん)は少々呆れ気味のようだが共感しかない.
「人生の99%の問題はチャリが解決する」
「毎晩1時間はZWIFTしないと寝付けない」
「ベッドの脇にローラー台に設置したチャリが置いてある」
「夕食時はアルコールの代わりにプロテイン」
「冬山ダウンヒル最高!」
「100kmは短距離」
などなど,サイクリストには常識だが,一般人には理解しがたい発言だらけのKazchari.
残念ながら本日は不在のご主人だが,もしおられたらどれほど話が盛り上がったことだろう.
楽しい時間はあっという間に過ぎる.
昨日の停滞時間に連絡すればよかったと少々後悔.
列車の出発時刻まであと少し.
出発前に「食事をしましょう」ということで,HOSTELすぐそばのローカル食堂へ.
左上の野菜の煮つけっぽいのが美味しかったなぁ.
台中以来,久々に誰かとの食事.
ごちそうさまでした.
お礼を言って花蓮駅に向かう.
「確か改札は2階にあったはず」と,エレベーターに乗り込む.
チャリを乗せるのに十分な広さ.さすがだ.
面白い画が撮れた.
月台=プラットフォーム.
うん.下手に漢字を知っていると,どうしても馴染めない.
もう一度エレベーターにのせて月台へ降りる.
14時半発の自強号が既に停車していた.
Day11-2へ続く.