数十年ぶりに(紙の)月刊ホビージャパンを購入

2025/1/13 Mon

善いこととは続くこと

iPhone15 Pro

総合模型誌『月刊ホビージャパン』
Kindle Unlimitedの対象なので,電子版で購読しているが,昨年末,数十年ぶりに”紙版”を購入した.

理由は言うまでもない.
付録が欲しかったためだ.
よくあるガンプラのディテールアップパーツなどではない.

2024年11,12月の2号連続で「ホビージャパンMEMORIAL」と称する80年~90年代の特集記事をまとめた小冊子がついてくるのだ.
この冊子は電子化されないので,今回ばかりは紙版を買った次第.
特に11月号の「1980’s」は思い出深い.

時代はガンプラから波及したキャラクターモデルの全盛期.

色プラなんぞなく,基本的にパーツは一色成形かつ塗り分けが必要.
素組みでは似ても似つかぬ造形で改造が必須.
でもそれがひたすら楽しかった.

その手助けをしてくれたのが,これらホビージャパンの一連の記事.
見様見真似で手を付けたものの,どうしようもなくなって放棄したキットも多数.
高解像スキャンが素晴らしく,古い雑誌の復刻本にありがちな滲みなどはない.実に読み応えがあった.
プラモ作りに夢中だったあの頃が思い起こされる.

ホビージャパンについては,以前も記事を書いている.

『How to Build ホビージャパン』を読んだ

雑誌が売れなくなって久しいという.

生き残り策として,過剰な付録がつく傾向がある.
特にファッション系やアウトドア系の雑誌に顕著.
本誌ペラペラなのに対し,付録のせいでとんでもない厚さだったりと...今もそうなのだろうか? リアル書店にすらしばらく行ってない.

せっかく買ったホビージャパン,もちろん本誌も読む.

iPadの小さいモニタではなく,紙の大判,良いねぇ.
さすがにプロの作例は上手いのは上手い.
特に表紙のマラサイ.ゴテゴテディテールを廃したシンプルな造形.

ただ,もはや日常的にネットで個人の超絶作例を見てしまっているので,かつてほどの驚きはない.

そう,以前は一般のモデラーとプロの技術格差が激しかった.
今ではその差が限りなく小さくなっている.
むしろ,スポンサーや時間的な縛りがない一般モデラーの方がエグイ作例をガシガシ出してくる.
専門誌としての方向性,難しいやろな.

いわゆるガンプラ系YouTuberでは「ぷらばん」さんのチャンネルが一番好みだ.
特にレジン系の作例,その製作過程には狂気すら感じる.

マネする気すら起きない.ひれ伏すしかない.
失敗に失敗を重ねても,創意工夫で乗り切っていくというスポ根的面白さがある.
動画ならでは.この熱量は活字媒体では伝わらない気がする.

ゆえに,Kindle Unlimitedに含まれているから読んでいるけど,紙版を継続購読する意義は持てないなぁ.
それに後半の怒涛の美プラページはちょっと抵抗がある(偏見)

そういう意味においては,売れ筋のキャラ物の掲載を頑なに拒否する「モデルアート」の姿勢はスゴイ.経営は大丈夫なのだろうか?

それはさておき,相変わらず鎖骨骨折が治癒していないので,休日は家に引きこもっている.
映画みたり,本読んだり,ブログ書いたり...そして,積み/罪プラを崩す.
新コロやインフル感染時と行動パターンが同じやな.

まずはプレバン限定の『MG 1/100 ガンダムストームブリンガーF.A』.

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素組み後,成形色に「つや消しスプレー」を吹いてからの「ガンダムマーカー」汚し.最後に「水性シルバー」で尖凸部にドライブラシ.

ホンマ,最近のガンプラは,こーんなお手軽仕上げですんげーカッコよくなる.
40年前のKazchariが見たらどう思うだろう.
「手応えがない.これではまるで立体パズル」と憤るだろうか.
実際,ご同輩にはこういう思いの持ち主が多いとか.

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そう,Kazchariもこれで十分...とは思いたくない.
魔窟と化している屋根裏部屋からコンプレッサーを発掘すれば,全塗装に踏み出せるはず!(使えるのか?)
そやけど,新品のエアブラシもコンプレッサーも安くなったなぁ...(一般基準では安くありません)

おっ,そう考えるとプラモ作りって,ホンマに長く続けられる趣味やな.

よく考えればチャリを趣味にしてから20年に満たない.
オートバイは? 35年か.
こうしたアクティブ系の趣味はやがて身体的に不可能になる時が必ずやってくる.

しかし,プラモは”老眼”を除けばなんとかなりそう.
今も細かいパーツはメガネ無しで組んでたりするし.

...にしても,最近快晴が多い.
日本海側は寒波で大変らしいが,ここ内陸の旭川は極めて平和である.
この3連休も快晴が続いたので,出かけられなかったのがいと悔し.
今日なんて美瑛の丘,むちゃキレイやろうなぁ...

あれ? なんだかんだでガンプラ作ってるのはチャリ乗れないから?
まぁ,インドア&アウトドア,両方とも楽しみましょう.

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「行くべきではない旅行先」だそうな

2025/1/12 sun

人混みは苦手デス

「大阪出身です」と答えると「どうして北海道に?」と質問されることが多い.
「もちろん悪いことしたんでぇ,逃げてきたんですぅ~」と答えて笑いをとるまでがデフォルト.

どうやら,いわゆる「都会」から”わざわざ”「田舎」に引っ越しすることに違和感を覚える方が多いようだ(悪口ではない).

Kazchariは”いわゆる”故郷にこだわりはない.

気に入った場所であればどこでも良く,逆に合わなければ速攻で移動...というつもりで北海道(旭川)にも来た...はずだったが,20年以上経ってしまった.

少年少女らによる凶悪事件が続いたせいで,ヘル・シティだのなんだのと言われている旭川(/北海道)だが,いいトコですよ,ここ.
なんと言っても空が広い.
春夏秋冬が明確で,アウトドア好きなら夢のような土地だろう.
空港も駅もバスもある.
そこそこ都会なので最悪クルマが運転できなくなってもなんとかなる.

もうこのまま最後まで...かな(予断は許さない).

さて,新コロも落ち着いて数年経ち,海外に気楽に行けるようになった.Kazchariも昨年,久々に海外旅行を敢行.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

円安もあって日本に来る観光客も爆増.
結果,インバウンド(何度聞いても変な単語)によるオーバーツーリズムが問題となっている.
当地,旭川や美瑛も一大観光地である.
外国人運転とは限らないが「わ」「れ」ナンバーのクルマには要注意.特に冬場.

そんな中,年末に旅に関する面白い記事を読んだ.

「東京、京都は混みすぎ」「エベレストはゴミだらけで衛生も…」 アメリカの旅行ガイドが選んだ「行くべきではない旅行先」15選!?

要はオーバーツーリズムが問題になっている場所には行くな,っつー話.
記事の場所で,Kazchariが行ったことがあるのがバリ島,リスボン,そして京都&東京

うち【バリ島】には2回ほど行ったことがある.

最初は1993年頃かな.
内陸のウブドゥに2週間ほど滞在.
居心地の良い安宿,かつ毎晩どこかでケチャダンス他の催しがあって退屈しなかった.お気に入りの場所だった.

その20年後の2013年.
別の島へ行く際のトランジットとしてデンパサールに滞在.
確かに交通渋滞が酷かったが,オーバーツーリズムかと言うと,まだそうでもなかったような.もう10年前か.

【リスボン】はポルトガルの首都.
2004年に訪問.首都とは思えない静かな町だったような印象.
つまり今は激混み状態?
ヨーロッパ人は海鮮料理をあまり好まないらしいが,ポルトガルは別.
「タコのマリネ」が美味かった.

日本におけるオーバーツーリズム関連のニュースで毎回取り上げられるのが【京都】である.
以前の職場で,枚方から電車通勤していた.
丸太町で降りていたが御所には行ったことがない.
次の職場は京阪黄檗駅だったが,これまた近くの平等院には行ったことがない.
ついでに言うと,金閣寺や清水寺も嵐山も小学生の頃に1度行ったっきり.
まっ,地元住みだとそういうもんだ.
先斗町の裏小路などの雰囲気は好きだったけど.

京都で働いていたのも25年ほど前になる.
祇園祭やらの行事の時はバカ混みだったけど,普段はそうでもない.
ただし,夏は地獄のムシ暑さ.
今だと当時の比ではないだろう.よく行くなぁ.

次は【東京】
すいません.全く魅力を感じない.
仕事やら何やらで仕方なく行く場所.
海外でも,首都は空港や大使館などで事務手続きのために滞在するという認識.それは東京も同じ.

つーことで,リストに載っていない場所で,Kazchariセレクトで「行くべきではない場所◯選」を上げようかと思ったけど,ネガティブ情報を発表しても,ただの悪口(単なる主観).
ここはやはり「おすすめの場所」を書く方が良いでしょう.

一応年代順に並べた.
旅情報はすぐに古くなる,かつ,あくまでKazchari視点.

————————————————-

【ヴァナラシ(インド)】

1990年訪問.
初インド.もちろんヴァナラシは外せない.
ホーリーの日に「久美子ハウス」に滞在するという古き良きインド旅.
インドと言えば,やはりこことカルカッタ(コルカタ).

【ダラット(ヴェトナム)】

1993年訪問.
内陸の避暑地で,イチゴが美味かった.
人も穏やかで親切な人が多かった.
そういや「ヴェトナム日記」は長期休載中.
まだダラット着いてねぇや.

旅の回顧録~1993年のヴェトナム(1)

【コモド島(インドネシア)】

1993年と2014年の2回訪問.
ウリはもちろん「コモド・ドラゴン」なる大トカゲ.
想像以上に近くで観察可.
ちなみに観光客も襲われることあり,毒キバなので噛まれたらヤバイ.
実はコモド島の真骨頂は海(ダイビング)!
島の南北で生物相がガラリと変わる.

【モルディブ】

1994年&2016年訪問.
一度目は南インド旅行のついでに渡航.
何も知らずに空港で宿=リゾート島を決めたら,ドイツ人御用達の島だった.
ここで初めてダイビングを体験.まるで「いきなりクラウン」.
ただし,海中よりも白い砂浜に青い空の風景が印象的.正に地上の楽園.

次はダイビング・クルーズで.
ダイバー憧れの地ではあるのだが,モルディブに関しては,正直,島でのんびりする方が性に合っていた.

【コスメル(メキシコ)】

2004年訪問.
ダイビング目的で訪れたが,レンタルバイク・ツーリングも楽しい.
対岸のプラヤ・デル・カルメン,イスラ・ムヘーレス.ベリーズも含めて,ユカタン・エリアはどこも素晴らしい旅先.
人も親切だし(多少アバウトだが),何よりメシが美味い.
ダイビングならアシカで有名な太平洋側のラパスもMuy Bien!

【イースター島(チリ)】

2004年訪問.
小学生の頃「世界の七不思議」系の本を読んで以来,ずっと憧れ続けていた約束の地.期待以上の場所だった.
意外にも見どころはモアイだけではなかった.
つーか,南北に長いチリは見どころが多すぎる.

【ウシュアイア(アルゼンチン)】

2004年訪問.
世界最南端の町...と言いたいところだが,有人村としては対岸のプエルト・ウィリアムズ(チリ)が最南端らしい.
チャリやオートバイでの南北縦断旅人にとっては,今も変わらず,ここが旅の始まり,もしくは終着点のはず.

何に驚いたって,こんな南の果にも「おたくショップ」があったこと.
今では日本のアニメ・漫画コンテンツが世界中で人気なのは自明だが,既に20年前ですら,こんな最果ての町にまで浸透済みだったのだった.

【レンベ(インドネシア)】

2013年訪問.
ここは町というよりダイビングスポット.
泥濘地の浅瀬が特徴で,マクロ(小生物)好きなら必ず訪れるべき.
ダイナミックなドロップポイントのメナドと組み合わせると尚良し.
やっぱりこういう一粒でニ度美味しい的な場所はベネ.

【波照間島(日本)】

2018年訪問.
フェリーの欠航があまりに多く,訪れるには運と時間と度胸が必要な離島.
その分,日本と思えない異国情緒あり.
宿も食堂も予約必須(少ない).
波照間を訪れるべき最大の理由はゆみんとぅきというレストラン.
ここのハンバーグは,人生ベストの美味さ.

【高雄(台湾)】

2024年,直近の海外旅.
チャリ旅なので島中を縫うように走ったが,滞在した町では高雄がベストだった.

台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

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旅の醍醐味は「点」ではなく,「線」もしくは「面」にあると思う.

「点」は,有名観光地を訪ねて写真を撮って即移動,みたいな旅.
「線」は,目的地に行くまでの道程を楽しむ旅.
「面」は,とある場所にしばらく滞在して生活してみる旅.

有名な場所,風景を見るだけならネットで検索した方が早い.
ベストな気象条件かつ,たいてい発色あざやかに加工してあるので,理想かつ想像通りの画が見れる.動画が良いならNHKのBSで十分だろう.

ただし,ヴァーチャルだと「匂い」だけは体験できない.
ギミックとしてモニターからインドの匂いを噴射されても困るだけ.
こればかりは現地に行ってみないと.
12種の脳神経のうち,嗅神経だけが大脳直結=嗅脳として独立している(ヒトでは退化してしまったけれど).
ゆえに強烈に感情を揺さぶり記憶に残る.

もう一つ大事なのは現地人との交流.
もちろん,温かい交流だけとは限らない.
騙されたり,からかわれたり,最悪の場合,傷つけられたり...負の感情も含めて旅.

そして「面」の旅だと,ここを挙げねばなるまい.

【番外:セント・アンズ・ベイ(ジャマイカ)】

2002~2004年まで滞在.
人口6,000人の町に,ただ一人の日本人.
そらまぁ,いろいろありました.
ただ,人生において稀有な経験だったことだけは確か.

「行くべきではない場所」という記事から始まったけど,最終的には己で判断すべきという結論(当たり前).
自分に合うか合わないかは行かないとわからない.

そう,世界中どこでも,誰とでも,最後は相性がモノを言う.

中途覚醒が困る~問題解決行動を考える

2025/1/11 Sat

健康のためなら

本来,冬は一年の中で,最もよく眠れるシーズン.
気のせいではない.
日照時間減少 ⇒ メラトニン増加など身体の生理機能のおかげ.

ところが,新年明けてから,いや,鎖骨を骨折したあたりから就寝中に1,2度,目が覚めるようになってしまった.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

覚醒の原因は「尿意」と「ノドの乾き」.
これらが意識に昇ってくると...もうアカン.
カラダを起こし,1階のトイレまで降りる.

時刻は2時,もしくは4時頃が多い.
幸い,ベッドに戻ると再就寝可能.
トータルの睡眠時間は6時間ちょいを確保できているので,日中,眠くて起きてられないっつーことはあまりない(ゼロではない)

ただ,この状況が健康に良いわけないので,その原因と対策を考えてみた.

令和の時代,困った時にはAIに質問である.
早速,Geminiに聞いてみた.

Q.中途覚醒の原因は?

A.ストレス,生活習慣の乱れ,身体的な要因,精神的な要因,薬の副作用,加齢,環境要因,食事

で,Kazchariの現状にあてはめると...

【身体的要因】

言うまでもなく骨折のせい.鎖骨バンドによる拘束感,および寝返りができない状況.
片手でハンドルを支えてZwiftしているが,ケガの前に比べると明らかに負荷が少ない=疲労しない.

【加齢】

これはどうしようもない.良い方に解釈すると「少ない睡眠時間でも疲労回復に十分」かもしれない.実際,うちの子供らは毎晩アホみたいに寝てるのにいつも「眠い.眠い」とうるさい.

【環境要因】

これが一番の原因かも.
音や光に悩まされることはないが,寝るギリギリまでネットしてブルーライド浴びまくり.
それに加え,加湿器どころか,室内干しの衣類の乾燥のために,除湿機を使ってたりする.
要は寝室が乾ききっているのだ.
これに口呼吸が加わって,口内が乾いて張り付く.

そして起きてしまう.

さしあたり,手っ取り早い解決方法としては,寝る前のPC断ちと,そして寝室の乾燥をなんとかすることやな.

新コロの時に買った加湿器はリビングで使用中.
新規購入するのももったいないので,かしこいKazchariは考えました.

「そうよ,除湿機の水タンクを使えばいいのよ」

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昼間,空気中や洗濯物から吸い取った水分を夜間,枕元に置いて加湿に使う.
なんてエコロジー,なんてSDGs!
これって濡れタオルを置くより効果的では?
...と,自分の発想に感動したKazchariは,その夜,しっかりと実行.

さて結果は...えー,しっかりと3時頃に覚醒してしまいました.ちくしょうめっ!

やっぱりちゃんとした加湿器,買おうかな.

充電式なのが良い.
騒音はどうなのだろう?
こういうのって消耗品(給水芯)のコスパが気になるな.

いやいや,世間ではインフルも大流行中.
睡眠のためだけではなく,その予防にも役立つか.

その他の睡眠グッズと言えば,ずーっと気になっているのがこれ.

実は以前,旧モデルの「A10」を買って失敗した経験がある.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

この「A10」はヤフオクで処分したので,今は手元にない.
アプリを経由してもアラーム機能がないのが致命的.

新型の「A20」では,再生時間の短さなど,他の弱点も改善され評価も上々.
さらにAmazonではダブルポイント(?)キャンペーンのおかげか,現状最安値...ホンマ悩ましい.

健康の3大ポートフォリオ,「食事」「運動」「睡眠」のうち,「運動」の配分が低下している今,「睡眠」に投資するリバランスが必要かもしれん.

ただし,来たるべき「納沙布1200」の時には.今の眠りの浅さが武器になるかも...(なりません)

ジャパングランドネ 2025北海道1200納沙布岬

眠れた気になっているのが一番キケン.

それ言っちゃうんや~批評家目線に要注意

2025/1/9 Thu

Who decides?

先日,家族と出かけたとある飲食店.
その店の壁には額装した写真が数枚飾られていた.

解像度からして,おそらくレンズ交換式カメラ,つまり一眼で撮られた写真と思われる(スマホかもしれんけど)

ただ,どう見てもプロが撮影,もしくは販売サイトで購入した写真ではない.
はっきり言うと素人レベル.

例えば,海に沈む夕日の写真.

太陽をど真ん中にした日の丸構図にも関わらず水平が取れていない.
左端に岸壁が写っているが,逆光なので真っ黒,かつ占有面積も広すぎる.
雲が多い上,全体的に彩度も低く,露出も暗く,光条もない.

もう一枚は奥に寺の門,前面に桜が満開の縦構図.

こちらはピントがおかしい.
前ピン(桜)でも,後ピン(門前の人物)でもない.
言ってみればパンフォーカスなのだが,なんとなく中間にある桜の枝にピンが来ている.
f値を全く気にしていないため,何を主題にしたいのかさっぱりわからない.

これらの写真には「何も考えずに撮っている」という共通点がある.

Kazchariには,ダイビングがきっかけで,写真を本格的にやりたくなり,ネットで調べまくり,機材をそろえて勉強し,撮りまくっていた時期がある(あくまで趣味の範囲だが)

そんな折に見つけたプロからのアドバイス.
そのいくつかがココロに残っている.

【待つこと】
やみくもに撮るのではなく,ここぞという瞬間まで待つこと.
目の前の風景は刻一刻と変化している.ベストを狙え! 特に光だ!

【普通の目線で撮るな】
立姿勢でファイダーを覗く.つまり自分の目の高さで撮ると,ありきたりの画にしかならない.手を伸ばしてのノーファインダーや,地面スレスレからのあおり構図も撮れ!

【同じ場所で数パターン撮れ】
デジカメ時代になって最大の変化.撮影枚数を気にすることがないので,同じ被写体でも構図やf値を変えたり,縦位置,横位置の両方で撮っておけ!

要は,いずれも「考えて撮れ」ということ.

「適当に撮った写真を人前にさらすなんて信じられん!」...という上から目線な解説を食事中の家族の前でしたところ,白けた視線を浴びたのは言うまでもない.

ヨメさん曰く「誰もそこまで考えて撮らんし,何よりそんな目で他人の写真を見ている人なんておらんわ」

...はい.正にその通りです.

ただ,KazchariのDNAを色濃く継ぎ,将来的には映像関連の仕事に就くことを考えている娘だけは,こうしたウンチクに耳を傾けてくれるのだが...

で,本題はここから.

少し前,Kazchariも加入していた某SNSのグループにとんでもない投稿があった.
とあるメンバーさん,自分で撮った写真をアップした上で,

「このグループの方々がアップする写真には残念なモノが多い.構図や色味が全然ダメ.もっと考えながら撮ると良くなりますよ!」(意訳)

と,大炎上必至の上からコメント.

いや,もうびっくりした.
思ってたとしても,そして事実だったとしても,それ言うたらダメでしょう.

下手すると個人への誹謗中傷を越え,“世界”を敵に回す発言.
ちなみに写真専科のグループではありません(ここ重要)

どれだけ正論であったとしても,「何を」ではなく「誰の」が重視されるのが世の常・人の常.
リアル空間での気心知れた身内に対してならまだしも,見ず知らずの相手にねぇ...よくやる.

荒れる(荒れそうな)スレは気が重くなるので即効でグループを抜けた.
その後,どうなったのか知りません.

ネット,いやSNSが普及して以来,毎日毎日,どこかで炎上騒ぎが発生している.
不適切(非ホワイト)発言はもとより,相手が見えない分,マウントとったとられたと大騒ぎ.
ニュースになるのは著名人だけだが,一般人レベルだと日常茶飯事だろう.

ネット空間では,相手の顔が見えない分,自我が肥大化し暴走しやすい.

Kazchariも個人見解の日々の戯言を,ブログという形で発信しているわけで,よくよく気を付けようと思ふ.
ブログはSNSと異なり,垂れ流しでないだけリスクは低め,と勝手に思っている(甘い)

とは言え,自分の作品への論評は欲しいし,質の向上には欠かせない.
少し前,イチローの発言が話題になった.

イチローも警鐘を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」

今の時代,誰かに批判されても「Thank you for your advice」(ニッコリ)と返せるメンタルの持ち主は相当な自信家.それには何より“実績”が必要.

そんな人にワタシハナリタイ.

ネコに噛まれて

2025/1/8 Wed

かまってあげる

物心ついた頃には,ネコがそばにいた.
幼児期のKazchariと一緒に写っている写真がけっこうある.

今から30年ほど前,実家には(何代目かの)2匹のネコがいた.
三毛ネコの「みう」と白ネコオッズアイの「るう」である.

印象に残るのはメスネコの「みう」.
捨てネコだった「みう」は,子ネコから育てたにも関わらず,なぜかやたらに凶暴で,飼い主にさえ,いつも「シャア!シャア!」と唸っていた.

そんな「みう」ではあったが,なぜかKazchariの就寝時にはいつも布団に潜り込んできた.
意外にも家族の中では一番好かれていたのかもしれない.ネコの基準はよくわからない.

そして,忘れもしない1995年1月17日.

早朝,まず「みう」が飛び起きて,Kazchariに爪を立てつつ,布団から飛び出して家の外に出ていった.
その後,あの激しい揺れがやってきた.

Kazchari家は本棚が倒れた程度で済んだものの,停電回復後のテレビで見た震源地の被害状況には絶句した.

外ネコでもあった「みう」は,しばらく戻ってこなかった.
この家だけが揺れていると思ったのかもしれない.

やがてKazchariは結婚して家を出,さらには日本を出て実家を数年間不在にした.
帰国して実家を訪れると「みう」の姿はなかった.

ある冬の朝,家の外に設置してあった洗濯機のそばで冷たく横たわっていたという.海外にいたKazchariへの連絡はあえてしなかったそう.

一説によるとネコはタヒぬ前に姿を消すらしい.

死ぬ前に姿を消すのは本当? 猫の老化と亡くなる前の変化を知って看取りに備える

記事によると,さすがにネコには「タヒ」を理解するだけの知性はそなわっていないそうなので,「みう」の行動は,老いにともなう低体温ゆえの寒い場所へ移動という極めて本能的な行動的となるのだろうか.

とっくに15歳は越えていたので,平均的なネコ生と言える.

「みう」の没後,しばらくして白ネコの「るう」も天寿を全うした.
最後まで仲の悪い二匹だったな.

いずれにせよ,今もネコ好きなのは変わらない.
飼ってこそいないが,旅先で見かけるとついつい追いかけてしまう.

ましてや人懐っこいネコに会えれば大当たり.
観光そっちのけで,その子と戯れているだけで満足だ.

そんな旅先ネコの中でも歴代最高だったのが,イースター島のゲストハウスにいたこいつ.

OLYMPUS C5050Z / 2004年7月撮影

イスに座っていると膝どころか頭の上までよじ登ってくる.
そして“ふみふみ”攻撃.たまらん.ネコ好き瞬殺である.

さて,かようにネコ好きなKazchariなのだが,先日,不穏な話を聞いた.
知人の知人,要は他人だが,とある60代の男性がネコに噛まれたことが原因で,もうじき亡くなるかもしれないというのだ.

ちょ,待てよ.

狂犬病ならわかるが,ネコでもそんなことがあるのか?

ネコに「噛まれて死ぬこと」はあるのか

なんと,“ある”らしい.
種類はたくさんあるが,中でも「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」の発症時の致タヒ率は驚愕の30%! 新コロですら0.6%程度なのに.

ちなみに他の30%を越えるような疾患には「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」がある.通称「人食いバクテリア」.怖すぎやろ.

まぁ,感染することはまれだと思われるので,それほどビクビクする必要もないかもしれんけどな.

かねて指摘されている通り,新コロ期間中,我々は感染対策をし過ぎたという説がある.
結果,ウイルスや菌を取り込まなさすぎたために,免疫システムがかなり弱っている.
以前は平気だった“敵”にも負けるかもしれない.

免疫獲得という面からすれば,清潔な環境で育ちすぎるのがよくないのは自明.
大人よりも新コロ期の子供たちの将来が懸念される.

とは言え,ネコは人のココロに平安をもたらしてくれる存在.
Kazchariとしては,再び飼いたい気持ちもあるが,ヨメさんや子供らはアレルギー持ち.

実際,以前,娘が旅先でネコと触れ合った後,目が腫れあがってエラい目にあった.Kazchariもここのところ触れていないので,反応が出るかもしれん.

つーことで,残りの人生で今後,自宅でネコと暮らすことはない気がする.
旅先で戯れるだけにしますか.

在りし日の「みう」

新年から江戸ざんまい~暴れん坊なべらぼう

2025/1/5 Sun

意図せず連続

かつてないほどダラダラ過ごしたお正月.
仕方なしに映像コンテンツ漬け.
それがようやく明日から仕事始め.例年より少しうれしいのが不思議.

最終日は時代劇2本を鑑賞.
まずは,4日にテレ朝系で放送されて話題になった『シン』もとい『新・暴れん坊将軍』

新・暴れん坊将軍

放送後の評判を聞いて,TVerで配信版を観てみた.
いまや絶滅危惧コンテンツの民放時代劇.
その昔は『水戸黄門』『遠山の金さん』『必殺仕事人』とかはよく観てたなぁ.

これらに共通するのは「勧善懲悪」「お約束」からの安心・安定のワンパターン
だからお年寄りに受ける.最近の“衝撃展開”は少々やり過ぎ感あり.

で,17年振りの新作という『新』だが,予想以上に面白かった.

テーマはお世継ぎ問題.

史実を参考に吉宗の長男の家重(ジャニ?)には障害(脳性麻痺)がある設定.
言語不明瞭で片手麻痺.
一方,次男(本当は三男)の宗武は文武両道な”ゼンカイザー”だ.

吉宗は「長男継承の決まり」通り,家重を時期将軍にするつもりだが,宗武を推挙する家臣も多い.
さらには尾張徳川藩主の傾奇者”GACKT”までもが将軍の座を狙っている.
そこに漬け込み,戦乱の世の再来を目論む商人と老中&旗本の悪役連合...という構図.

城内では話せないうつけ者のフリをしていた家重だが,実は密かに言語訓練を続けており,その甲斐あって流暢に話せるようになっていた.

それだけにとどまらず,西洋式短剣レイピアの使い手にもなっていた! なんつー便利設定.

そして父の吉宗同様,江戸城を抜け出して街を徘徊.
会話を市中で学んだためか,なぜかべらんめぇ口調に.
まさかと思うが,家重で続編,作らへんよなぁ...

もちろん『暴れん坊』なので,クライマックスの”成敗な”殺陣シーンを経て最後はキレイに大団円.

CM前のGACKTの無駄な筋トレシーンがツボ.
まるで某埼玉系映画のノリ.

ネットでも話題になった日本酒タワー~江戸のホスト描写.
関西弁のチャラ男を演じるのは“仮面ライダーセイバー”だ.

GACKTもディケイドの主題歌歌ってたし,特撮ヒーロー祭り.
そういや上さまもオーズと共闘してたしな.

劇場版 仮面ライダーOOO(オーズ) WONDERFUL 将軍と21のコアメダル コレクターズパック【Blu-ray】

お次はNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』

べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

吉宗の将軍在職期間は1716年から1745年.
次の家重が1745年から60年.

そして『べらぼう』の舞台となる10代将軍家治の治世は1760年から.
期せずして続きの時代を描いたドラマを連続で鑑賞することになった.

主役は”トッキュウ4号”と,またしても特撮ヒーロー.
今でも栄一役だった”メテオ”と区別がついていないのは内緒だ.

それはともかく,こちらも面白かった.

綾瀬はるかのスマホ案内から始まったので,てっきりコメディ&メタ路線なのかと思いきや,吉原舞台の中身はなかなか壮絶.

ネットで話題のAV女優を起用した全裸タヒ体.
理不尽に殴られまくる主人公.
田沼意次と言えばの賄賂.

そう,第1回からエロ・暴力・金という,どこぞのVシネ展開.
日曜8時の放送にしてはNHK攻めてます,つーか,今やNHKしかできない.
当然だが『暴れん坊』よりもセットや衣装が豪華だ.

それにしてもこれから1年間,このテンションで行くのか?
それともBPOや世間に負けてマイルド化してしまうのか.

保守派(戦国幕末)と女性と子どもにはウケなさそう...(誰が観るのだ?)
とりあえず視聴継続.

それにしても,『暴れん坊』も『べらぼう』も,200年の時を越えて世相を反映しているねぇ.
前者はホストの売掛問題,後者は規制のがれの◯春...
いつの世も人の欲は変わらぬ.

楽しいコンテンツが多すぎて,何を観るかの選択に迷う現代社会.
限られた時間をどう配分していくかが,考えどころ.
昔の作品も,変化した今の感性で見直したいしな.

『ウシジマくん一気見スペシャル』は見たらあかん

2025/1/3 Fri

怖いもの見たさ

人気作ゆえ,その存在はもちろん知っていた.

ラーメン屋や散髪屋に置いてあったコミックをさらっと読んだことはある.
内容はだいたい知っているし,会話でネタ扱いしたこともある(他にも『カイジ』とかも).

その漫画は『闇金ウシジマくん』

闇金ウシジマくん(1) (ビッグコミックス)

年末年始恒例企画なのか,その『ウシジマくん』のコミックに声優さんが声をあてた”一気見スペシャル”なる動画がアップされていた(公式です)

何巻分になるのかわからんが,1エピソードで3時間半くらいある.
ヒマつぶし目的なら人生の無駄遣いだが,見る価値は...ある.
普通にコミック買って読むほうが早いけど.

今回読んだ(見た)エピソードは以下の2つ.

「フリーターくん編」

35歳のフリーターが主人公.
薄っぺらい見栄と自己否定感の同居がリアル.
中盤の「何よりも自信が欲しい」というココロの叫びが印象的.
しかしまぁ...(一応)豊かな経済大国と言われる日本で,よくもこれだけ地獄が続くもんだ.正に蟻地獄.
どこで間違えた?
ただ,最終的にはなんとなく希望がある終わり方...(そうか?)

Kazchariも,大卒後に入った会社を3年ほどで辞めて,アジア放浪の旅に出た.
帰国後に専門学校に入り直して,国家資格を得たことで,いわゆる氷河期だったにも関わらず社会復帰できたが,一歩間違えれば,この主人公のような人生になったかもしれない.
そう,”たまたま”運が良かっただけなのだ.

「洗脳くん編」

問題はこちら.
いやはや強烈過ぎる内容.
ホンマ,正月から読むもんとちゃうなぁ.
これだけヒトを鬱にする漫画もなかなかない.
読み終えた後の心身の疲労感がスゴイ.

下手なホラー映画よりも数百倍恐ろしい.

登場する人物は「フリーター編」と異なり,経済的にも人間関係的にもそこそこ恵まれていた.

そこへ現れた稀代のメンタリス...いや詐欺師の口車によって,どん底まで転落していく.
ヒトの脆さを極限まで見せつける漫画やな,これ.

クライマックスのウシジマくんのセリフ,

「誰かを守りてぇなら強くなれ」

「意志のない奴は悪い人間に利用されっぱなしだぞ」

「自分を救えない奴は他人なんか絶対に救えないぞ」

が至極名言.
ただし,このセリフが刺さる人間は,最初からこんな引き返せない状況には陥らない(はず).

「桐野夏生の『OUT』を読み終えた後の脱力感に似ているなぁ」と思ったら,なんと実話ベースとのこと.

北九州監禁殺人事件

なんとなく聞いたことがある事件だが,詳細は知らなかった.
Wikiで読むと,むしろ元ネタの方がエグイ.
あまりにも凄惨すぎて,”他人の不幸報道”が大好きなマスゴミも,報道に二の足を踏むほどだったそうな.ゆえに知名度がやや低め.

ノンフィクションで書籍化もされているが,読むのに強靭な精神力が要りそう.

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―(新潮文庫)

単に「頭の悪い人たちの自業自得話」ではなく,「自分や家族がいつ落ちるかわからない穴があちこちに空いている」「「欲」はいとも簡単にヒトを狂わせる」と認識すること.

それがこうした胸糞話をあえて読む理由.
実際『ウシジマくん』動画にも「人生の教材になる」というコメントが散見される.

他のエピソードも公開されているが,”今年は”やめとこ.
もう十分落ち込みました.
これ以上,読む/見るのはメンタル的にヤバイ.

にしても...年始早々にこんなエグイ動画を公開してくるとは...ついついクリックしてしまったじゃあないか!(操作されてます)

正月らしく,ガンプラでも作って魂の浄化を図ろう.
そして,バランス取るためにこうした書籍も読む.

ダライ・ラマ365日を生きる智慧

今年も残り362日.丁寧に生きましょう.

スパイ(?)映画2本~『M:I デッドレコニングPART1』と『劇場版 SPYxFAMILY CODE: White』

2024/1/2 Thu

スパイとは?

ヒマだーッつーか,(チャリで)出かけられないのが辛い.
やっぱりヒトは動物,動いてナンボやな.

カラダが鈍りまくっていく...と,嘆いても仕方がない.
ヨメはんと子どもらは3人で初詣に出かけたので,リビングの大型テレビがフリー.ここは大音響で映画鑑賞ですな.

まずは『M:I デッドレコニング PART1』

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]

劇場公開時は見逃してしまった.アマプラでは未だに課金要.

『PART2』の公開も近い(2025年5月)というのに,早くフリーにしてほしい...と思ってたら,洋画のネトフリにはあった.さすがだ.

最近の作品ゆえ,前回の『サスペリア』のようなあらすじ&ネタバレ全開ははばかられるので,ざっくりとした感想のみで.

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『M:I』の1作目は1996年の公開.うわ,もう29年前か.

本シリーズにしてはオープニングシーケンスが地味.
潜水艦のメンバー,誰がトムの変装なのかとずっと考えてた.

本編開始.
もうね,シリーズが長すぎてキャラの相関関係がよくわからない.
チームの2人はともかく,誰が誰を殺してて,それがいつのシーズンで,理由は何だっけ?

ヴィランのガブルエルって誰だっけ?
主要な女性キャラが3人ほど出てくるけど,グレースは新キャラだとして他の2人って何者?

ラストの列車シーンからは急に脚本が雑に.
なんでパラグライダーが用意されてんの? 見つけるのも偶然すぎる.
東洋系の女殺し屋,いつどうやって車両の端まで? さらに大人2名を引きずり上げる体力が残っているとは思えないケガ(しかも実はタヒんでないとか).

「まぁ,こまけーことはいいんだよ」な大バジェット作でした.

観光客だらけのヴェネチアのカーアクション撮影とかよく許可とれたな.
BMWから黄色のフィアット500(ルパン!)に乗り換えるシーンがあるのだが,演出上てっきり右ハンドル車にすると思ってた.
一昔前なら日本車やったはず.

そやけど...仕方ないとは言え,(トムも含め)役者がみんな年寄りばかりなのはどういうこった.
もちろん撮影上はスタンドダブルなんだろうけど,高齢者の殴り合いを見せられても,何かイマイチ.

そういや最近,アクション系の新しいスターって生まれていないような.
Kazchariのようなオールドファンは往年のスターが出るだけで喜ぶかもしれんけど,業界には新陳代謝が必要.

ストーリーの根幹は「デジタル(AI)よりもアナログ」
これって『TOPGUN』でも言ってたトムの映画撮影ポリシーと同じやん.

ちなみにデジタルはハッキングなどのソフト的な面だけではなく,ハード的にもヤバイらしい.

記録メディアの寿命ランキング

『PART2』でどこまで掘り下げるのやら.
にしてもトムさん,スパイなのに素顔出し過ぎでは?

次は『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White

スパイつながりで,最近配信になったこれを視聴.
アニメも全シーズンクリアし,原作も既読っつーか全巻買ってます.

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

こっちもざっくり感想.

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今回の劇場版は原作者が全面的に協力しているそうで,非常に手堅い仕上がり.
要はよくも悪くもTVシリーズと同じノリ.

見ごたえのあるラストの飛行艇バトルは明らかに『未来少年コナン』のギガントのオマージュでしょう.
「ヨルvsターミネーター」も含め,制作者が気合い入れて描いている感が伝わる.

ただし,どう考えても◯ンコネタで引っ張りすぎ.
変な妄想パートも含め『クレヨンしんちゃん』かと思った.

そもそも原作は連載開始時では年少の読者をターゲットにしてなかったと思う(母役=殺し屋はあえりえない).
アニメ化によって予想外に低年齢層にウケたため,劇場版ならではの緩和措置か.

それにしても,悪役とその部下はいつどうやって飛行艇から脱出したのだろう? 謎である.

これまた「まぁ,こまけーこと」はともかく楽しめました.

で,ここからは原作の話.
14巻時点で未だに獲得したステラの数が1つとは...『キングダム』並に展開が遅い.いや,70巻を越えても1国すら統一できていないあっちよりはマシか.

まだまだ先は長そうだが,勝手に最終回を予想.

何らの事件によって,ロイドはスパイ,ヨルは殺し,アーニャはテレパスの能力をそれぞれ失い,普通の家族として末永く暮らしましたとさ...にはならんか.
昨今のホワイト社会だと,ヒトを殺めた人間にはそれ相応の罰が必要...という考えが主流.
となると,互いの正体・素性を知った上でのバッドエンド,もありうる.
そういやアーニャの出生の秘密みたいなエピソードに入りそうやしな.

もしくは最近多い「あれから数年後」パターン.
ある事件の後,ロイドとヨルは行方不明.
平和になった世界で,アーニャと次男は結婚して子どもに恵まれている.
ある日,アーニャは路上で初老の夫婦とすれ違う.
既に能力を失っているため,何か胸騒がするが,誰かはわからない...

つーことで,変装が便利過ぎるスパイ(?)映画2本でした.

やはりスパイ物だとダニエル・クレイグの『007』シリーズが好み.
ストイックな内容もいいが,毎回オープニング映像が素晴らしい.
特殊アイテムや変装シーンがほとんどない武闘派スパイやな.
もう,ダニエル主役の新作はないけど,次の007はどうなる?

1977年のホラー映画『サスペリア』を観た~大晦日の夜に

2025/1/1 Wed

思い出補正?

さて大晦日の夜のこと.
階下ではヨメさんと子どもたちが「紅白」観ながら熱唱中.

Kazchariは部屋にこもってAmazon Prime Videoで映画を物色.
年末年始にふさわしいハートフルな映画とは真逆のこいつをチョイス.

それは,ホラー映画の金字塔『サスペリア』(1977)だっ!

サスペリア (字幕版)

48年前の映画ゆえ,いまさらネタバレ警報は不要と思われるが一応注意.

この映画には有名な要素が2点.

1つ目は「決してひとりでは見ないでください」という,一世を風靡した名コピー.
そやけど...実は一人で観たほうが良い?
そこまで怖くないっつーか,ツッコミどころ満載なので.
いや,逆に誰かと笑いながら観るのが正しいか(ホラー耐性がある人に限る)

2つ目はBGM.
一度聴いたら忘れられない不気味な音楽.
劇中でも「何かヤバイことが起きそうな時」に流れる.

以下,あらすじというかストーリー.

主人公はスージーという名のアメリカ人.
ドイツのバレエ名門校に入学するために,ニューヨークから飛行機に乗ってやってきた.空港から物語は始まる.

暴風雨の中,タクシーがバレエ学校に到着.
玄関ドアから若い女性が突如現れて「秘密...アイリス」と叫び,そのまま立ち去ってしまう.
その後,スージーがインターフォンで来校を告げるも,なぜか「そんなん知らんし」と拒絶される.
途方に暮れたスージーは街の(?)ホテルへ.

視点が変わって,先ほど学校を出ていった女学生パット
友人のアパートに駆け込み,悪態をつきながらも泊めてもらうことに.
窓の外に何かの気配を感じて覗き込むと...闇に光る目!
突然毛だらけの腕に顔をガラスに押し付けられて,パット変顔大会.
そして,無理やりベランダに引きずり出されたパットは,その謎の訪問者に胸をナイフで刺され,ステンドグラスから吊り下げられて縊タヒ.
彼女の友人もガラスや鉄骨が顔やカラダに突き刺さってタヒぬ.何がどうなった?

ここまでが導入.
例のBGMおよび,学校の壁の色,それに友人のアパートの部屋.変な壁紙と主に赤を基調とした極彩色.耳と目に不穏感MAX!

...とは言ってもそこは50年近く前の映像.演出上の狙いなのか限界なのか,肝心の血の色が鮮やか過ぎて不自然.絵の具感が...

翌日,学校を再訪するスージー.
学内は怪しい人物だらけ.
副校長,主任教師,盲目のピアニスト,下男パブロ,アルバート少年などなど.
パッドの死を受けて警察の聞き込みも始まっていた.
スージーも昨夜の玄関での出来事を警官たちに話す.

あぁ,ここで悪玉(副校長やら主任教師)に目をつけられたわけやね.

同級生らも曲者だらけ.
そしてやたら金に細かい.アメリカ人への皮肉?
最初は学外に住む先輩のアパートに同居する予定が,レッスン中に体調不良後,なぜか寮に強制入居.
怪しい医師の診察後「鼻血出たからワイン飲め」という謎理論で,しばらく流動食とワインの生活となる.

あぁ,ここで悪玉に監視下に置いておこうとされたわけやね.

この学校の寮部屋は変な作りで,隣室ともドア一枚でつながっている(たぶん).
で,スージーは隣のサラ(解説役)と仲良くなる.

ある夜,寮の各部屋に天井から大量のウジ虫が降ってくるというとんでも事件発生.
この映画,最大のキモチワルポイント.
何かの呪いかと思われたが,屋根裏の食料(?)が腐敗してウジが大発生したらしい.
仕方なく,寮生は全員ホールでベッドを置いて一晩過ごすことになる.
ここでスージーはサラから,旅行中と言われている校長の特徴的なイビキがカーテンの向こうから聞こえると言われる.
よくわからん.どういう状況?

あぁ,ここでボスキャラが幽体離脱して,スージーとサラに自分の存在を意識させたわけやね(たぶん違う).

翌朝.アルバート少年が,玄関先に結わえてあったピアニスト(ダニエル)の盲導犬に噛みつかれる事案発生.
主任教師が大激怒し,ダニエルが解雇される.
ダニエルは「こんな呪われたところ出て行ってやる」と捨て台詞を吐きながら退出.
このセリフによって「彼は何かに気づいていたこと」が悪玉にバレ,その夜,呪いによって操られた盲導犬がダニエルの喉を噛み切る事件が起きる.

サラはスージーに,以前パットから変な話を聞かされて,メモを託されたとを告げる.
そしてこの学校には謎の部屋があり,先生方(スタッフ)は夜な夜なそこで集会を開いているのではと推理.

あぁ,学校内でそんな話したら全部筒抜けやん.

だが,肝心のスージーはワインに入っている薬によって意識朦朧中.
サラの話も理解できない.
何者かの気配を感じたサラは部屋を出て屋根裏へ逃げ込むが,例の”光る目”よる待ち伏せを受ける.
命からがら鍵付きの部屋に逃げ込むが,ドアの外からナイフでカチャカチャと鍵を開けようとする追跡者.
適当な物で台を作り,高窓から脱出するサラ.
転落した先には細い針金だらけの謎の部屋.有刺鉄線(鬼畜!)かと思いきや普通の針金.
サラはその針金にからんで動けなくなる(なぜ?).
で,何者かにナイフで刺さてタヒぬ.

翌日,スージーは教師からサラが出ていったと告げられる.
不思議に思ったスージーは,サラの友人だった精神科医を訪ねて,これまでの出来事を相談.
別の教授の話を統合すると,そのバレエ学校はギリシャから来た「マルコス」という謎の人物によって創設された.
神学校も兼ねていた学校は評判となり大成功.
だが,一方でマルコスは魔女ではないかという噂もあった.
ある日火事が発生(放火?)してマルコスが焼タヒ.
学校はマルコスの教え子らが(魔女の力ともども)引き継いだ...らしい.
教授はスージーに「信じますか?」と尋ねるが,彼女は「まさか」と懐疑的.

あぁ,アメリカンやから,こんな話は信じないねんな.だから最後勝てたかも.

学校に戻るスージー.
なぜか自分以外の生徒はバレエ団の公演を見に行き誰もいない.
これはスージーを今夜亡き者にするための悪玉の策略か.
覚悟を決めるスージー.
薬の入ったワインや食べ物を捨て,サラの残した歩数のヒントで校長室までたどり着く.
おっと,その前にコウモリに襲われるイベントもあったな.既に悪玉には気づかれていた?

校長室は絨毯敷のため歩数のヒントが使えるのはここまで.
部屋を見渡し,パットの言葉「アイリス」から仕掛け扉を発見する.
怪しい廊下を通り抜けると,副校長やら教師などスタッフ一同が集会を開いていた.
「あのアメリカ娘を消せ!」とタイムリーな会議中.

ビビるスージー,後ずさると廊下の隅に切り刻まれ,手首を杭で打たれたサラのタヒ体を発見.
よく,ここで悲鳴を挙げないもんだ.
だが,さすがに悪玉連中に気配を気づかれ,パウロがライターを持ってこちらにやって来る!

奥の部屋に逃げ込むスージー.
カーテン越しに聞き覚えのあるイビキが聞こえる.
そう,実ははるか昔にタヒんだはずの校長兼創設者,魔女ことマルコスがそこにいたのだぁ!

男前のスージーは壊れたガラス細工の破片を手にカーテンを開けるが,そこには誰もいない.
マルコスの声が響く.

「はっはっはっ,アメリカ娘よ,よくここまでたどり着いたっ! ワシを倒す前に貴様の力をみせてもらうぞ!」(意訳)

とかなんとか,RPGのボスキャラのようなセリフとともに,タヒんでいたはずのサラが起き上がりスージーに襲いかかる,いや短い距離なのになかなか襲ってこない.
ここはゾンビ風ではなく,バレエダンサーなのだから踊りながらとかの演出が欲しかった(別にいらん).

ど,どうするスージー!

だが,その時,不思議なことが起こった.

雷によって見えないはずのマルコスの”輪郭”が光で浮かび上がった(なぜ?).
スージーは狙いを定めて,ガラスの破片をマルコスの喉を突き刺す!

全身やけどの姿をさらしたマルコスは大絶叫!
同時に副校長や教師,パウロの悪玉チームも何故か血まみれに.
やがて館内の家具や備品が飛び散りまくり,壁にヒビが入り,火事が発生.
マルコス・パワーのぼ,暴走!?

崩れゆく建物を脱出するスージーだが,なぜかその顔は満足げ.怖いわ.

で,エンドロールで映画は終わり.

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この映画の公開は1977年.Kazchariは10歳である.

さすがに劇場では観ていないはず.
となると,テレビの洋画劇場かな.
たとえ昔でも21時台に流すのは無理な内容だが,どうだろう?
もしくはレンタルビデオか?

いずれにせよ,何らかの方法で観たことだけは覚えている.
いや,正確にはラストの燃え盛る建物をバックに,主人公がやたら清々しく去っていくシーンだけかな.

で,今観ると...
うーん.なんか中途半端なアドヴェンチャーゲームを見せられた気分.

脚本が支離滅裂で行き当たりばったり.
ミステリーとしても弱い.「犯人はヤス」(意外性)もない.

何しろ,なぜ被害者が殺されるのかがわからない.
誰も学校の秘密にはっきりと気づいていないし,誰かに訴えようとしたわけでもない.
そもそも呪いによって病気にしたり,動物を操ったりできるのに,直接手を下して警察沙汰にするのも謎.

バレエ要素はなんだったのか? 神学との関連は?
せめて,この世ならぬ不思議な振り付けダンスシーンがあって,生贄を捧げるとか,タヒ者を蘇らせる儀式のような場面が欲しい...って,それは『死霊の盆踊り』

肝心のホラー,スプラッタ要素は...
まぁ,当時はこれが最大級の表現だったのだ.

で,気になったのはドイツが舞台なのに,誰もドイツ語を話さないこと.
つーか,その前にイタリア人監督のイタリア映画やのに,なぜドイツ?
「言語にこだわる映画は名作」の原則から外れている.

『13人の命』を観た~知識と経験

資本・市場の関係かな?

何やら文句ばかりなので良かった点もいくつか.

スージー役のジェシカ・ハーパーさん.
飛び抜けて美人というわけではないが,大人でもなく少女でもない不思議な雰囲気.
当時で28歳!?
今もご存命です.

そして,やはり外せないのが美術関係.
建物内外装の模様と色.これってもちろんセット?
こんなとこ住んでたらおかしなるわの派手さ.

そしてライティング.
赤が印象的.
また,これから襲われるサラにずっとグリーンのライトが当たっている.
そうした細かい演出がベネ.

これがイタリア人ならではの美的センスってヤツか.

つーことで,40年以上前に観た記憶あいまいな映画を見直すのも悪くない.
思い出補正に気づくことが多そうやけど.

そういやこの映画には『2』もある.

どうやら,こいつは訳アリで,無印の大ヒットによって監督の過去の無関係な作品を『2』ということにして上映したそうな.
こっちは観たことがない.

そして,無印の方は2018年にはリメイクされている.

サスペリア(2018)

なんか...どういうリメイクだ,これ? 現代舞踊?
まぁ,いわゆる名作ホラーってリメイクされがちやな.
機会があればこっちも観てみよう.

ちなみにオリジナルの『サスペリア』はアマプラ配信は終了してしまったので,Blurayはこちら.

ちなみに正月の朝,口笛でサスペリアのメインテーマをエンドレスで吹いていたら,ヨメさんに「気分が悪くなるからやめろ!」と怒られた.

さすが,50年経ってもホラー屈指の名旋律は名旋律...いや違う,単に下手で不快になるからだそうな.シクシクシク36.

今年のライドまとめ~2024年(その2)

2024/12/31 Tue

I wish you all the best in the new year

前日に引き続き,2024年の月ごとのベストライドを選定.

その1はこちら ⇒ Day22:鎖骨骨折3週間と今年のライドまとめ(その1)

【7月】

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

知る人ぞ知る,Kさん主催の「HIGUMA CYCLE」の端っこバスツアー.
早朝に札幌もしくは旭川などの都市部を出発し,宗谷岬や襟裳岬,函館を目指す.距離はだいたい300kmか(13~14時間).
現地到着後はお風呂と食事.
その後はバスにチャリを積んで,出発地まで送り届けてくれる(もちろん距離に応じて参加費用発生).
で,深夜に解散.

基本的にグルメも休憩も最小限.ひたすら”走り”を楽しむストイックなツアーである.ゆえにそこそこの脚力が求められる.
今後は参加者の裾野をどうやって広げていくかが課題だそうな.

強度高めのトレーニング(トレイン含む)で,達成時の満足感が非常に高い.
来年も参加したい.

【8月】

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その1)

地元開催の「旭ヶ丘」「カミヒル」をスキップし,かの有名な「HANAZONO」にエントリー.
表彰台には及ばなかったものの,まずまずの成績.
事前に「ENIWA RACING」のみなさんから,レースに関してアドバイスをいただいたのが助かった.
やはり何事も情報が大事.
来年リベンジを果たしたいところだが,その翌週に”あれ”がスタートするので,難しいかも.

【9月】

ファットな激闘!アタック函岳,HIGUMA CYCLEのみなさんとライド

「HIGUMA CYCLE」さんのグラベル三連戦ツアー.
その2日めと3日めに参加.メインイベントはこの「函岳アタック」だッ!
国内最長レベルのロングダート.しかもずっと登り,かつ路面も深砂利で走りごたえ十分!
Kazchariにとっては2度めの挑戦.
前回同様ファットをチョイス.
天候に恵まれて楽しいライドだった.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

9月はもう一本.
昨年に引き続き2年連続の「NISEKO GRAVEL AUTUMN」
スタート地点もコースも変わって新鮮な気分.

Ex-Longコースは「125km/2300mUP」という相変わらずのエグさ.
ご褒美の登りゴールではなくなったのでマイルドっちゃあマイルド化.

日本最大のグラベルイベントだけあって,(エイドでの補給食の少なさを除き)今年も非常に楽しめたのだが,2025年は本業の都合上,参加困難っぽい.
またコース変えてくるのだろうか? なら残念.

いただき画像(今年からフォトサービス無料!)

【10月】

ファットなゴールデンラーチMTBグラベルライド2024に参加

これまた「HIGUMA CYCLE」さんで「中標津ゴールデンラーチトレイルツアー」に参加.

季節的に「黄金色に染まるカラマツ林」を駆けるグラベルライド.
一個人が整備したトレイル・ルートを利用したイベント(有料)なので,詳細な情報は紹介できないが,それはもう美しく楽しい経験だった.

今回も「ゴールデンラーチ」の前後日も走るグラベル三連戦.
主に摩周湖周辺のグラベルを走り尽くす.

事前に「グラベルロードだとキツい」というアドバイスを受け,Topstoneでなくファットで参加した.
それはそれで正解だったが,別の参加者の,とあるMTBを持たせてもらったのが運の尽き.
翌月,Kazchariはとんでもない暴挙に出る.

【11月】

EPICな砂川からの刺客を迎えてのグラベルライド

このライドを含め,10月末から11月にかけてはグループライドへの参加が多かった.
思えば,2024年はブルベやイベントを除くと”ぼっち”ライドばかりだったKazchariが,グループライドの楽しさに目覚めた年だったのかもれない.
気分はすっかり某キャンプアニメの主人公.

【12月】

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

よくも悪くも,いや,めちゃくちゃ”サイアクな”ライド.
このアクシデントがなければ今頃...と悔やんでも仕方がない.

でも,思うんですよ.
あの場所に行くまでのルートは本当に美しかった.

白い丘と青い空.いてつく空気と静寂.
「この大地にただひとり感」を思う存分味わう,正にマインドフルネス.

そして運命のダウンヒル.
前輪コントロールを失い,倒れゆくファットと自分.

青空が見えた.
肩から異音が聞こえた.
ヘルメットが地面に接触.

もしかしての話だが,打ちどころが悪ければ,即タヒ,もしくは意識を失っていても仕方がない.
場所が場所だけに,しばらく発見されなくても不思議ではない.

なのに,こうやって曲がりなりにも日常生活を送れているのは...フッフッフッ,やはりこのKazchariはツいている!(そっちかぁ!)

あらためて考えると,

2023年は落車で膝を裂傷

2024年は落車で鎖骨を骨折

あ,あかん,2年連続でチャリで負傷してるやん!
しかも,両方ともコケるはずがない場所.

まさに「身構えていなかったから死神が来た」パターン.
2025年は緊張感を持って走りませう(何度目の決意?).

てなわけで,これにて2024年のブログも終了.
ボケ防止で始めたこいつも早6年目.
PVも収益も全然ですが...いや,そんなこたぁどうでもよいのだ.

経験したこと,考えていることを常にアウトプット.
それこそが生きている証.

2025年はどんな年になりますことやら...あぁ,早くサウナ行きてぇ.

OLYMPUS TG-5 2024年12月7日撮影