EMONDAな疲れないヒルクライム探求ライド

2025/5/31 Sat

Getting back to basics

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曇り.温度:17 ℃,湿度:73%,体感温度:17 ℃,風速:4.8 km/時,風向:E

近々とんでもない獲得標高のブルベが控えている.
その名も「BRM614もっと当丸コースター300km」

2025BRM614もっと当丸コースター300km

https://ridewithgps.com/routes/47731707より

300kmに対して獲得標高が5000mを越える正真正銘の山岳ブルベ.
1日のライドとしては,これまでに経験したことのない登りとなる.

https://ridewithgps.com/routes/47731707より

あくまでデータ上なので,実際はもう少し低いが,それでもねぇ...

実は昨年も,”もっと”がつかない「当丸コースター」にエントリしていたが,悪天候のためDNS.

カラダと機材への負担,それに安全を考えて,出発時から雨の場合は走らないようにしている.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

「ロードバイクで200や300なんて,あっと言う間に終わって面白くないぜ!」とイキり散らかし,ここ最近はファットやらBROMPTONやらグラベルロードを持ち出していたが,さすがに今回はヤバい.

ここは一発,飛び道具のEMONDAで走ってみることにした(あくまで内定)
ブルベでは初使用である.

いわゆる固いフレームなので疲労が蓄積しやすいが,300km走破は経験済み.

EMONDAなHIGUMA CYCLEで宗谷岬+稚内に行ってみたライド

平地巡行はともかく,連続する登りで脚力をどこまで温存できるか.
つーことで,今日はホームマウンテンたる旭岳をベースに「疲弊しない登り方」を考えるライドにした.

久々のEMONDA.
昨夜のうちにDi2を満タンにし,タイヤ圧を5Barに.
パナの紫TPUは優秀なのか,あまり抜けていなかった.

9時頃に自宅を出発.
いつもの忠別川サイクリングロードを使って,旭岳を目指す.

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「悠久富源」.いい言葉だね.
この写真を撮っている時,3台チームのローディが走って来た.
軽く会釈するが,知り合いではないようだ(たまにSTRAVAでつながってたりするけど).

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もしかしたら,この方々も旭岳狙い?
となれば,ペースメーカーになってもらいますか...と勝手な妄想(ひどい)
残念ながらサイクリングロードと道道の分岐点で,別方向へ行ってしまった.

Kazchariは直進して忠別ダムを目指す.
本日最初のヒルクライム.
タイムは考えず,ヒルクライムの基本である「引き足を使う」を実践.

うむ.悪くない.
推進力の要たる大腿四頭筋(大腿直筋)がさほど疲れていない.
いざという時に使える余力が残っている.

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やはり,ここはいい場所だ.
気が付けば今年も満水となり,湖底ライドの機会を逃してしまった.

旭岳クライムから忠別湖底ライド

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ダムを渡りきって反対側へ.

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すっかり植物が元気に.
それにつれ蟲どもも増えてきた.

まぁ,中には美しい神の創造物もいる.

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ミヤマカラスアゲハ.
本州では見られない蝶らしい.

その一方,北海道では「マイマイガ」が大発生中.

10年周期で再び?北海道で”最恐毒蛾”マイマイガが大量発生中!幼虫や鱗粉に触れると皮膚がただれる恐れ…あなたのマチは大丈夫?

実はKazchariも先日被害にあった.

いつの間にか首筋にマイマイガのグロテスクな幼虫がくっついていた.
手で取り除いたのだが,潜伏期間3日ほどで赤いぽつぽつとかゆみが発生.
今も寛解と悪化を繰り返している(病院に行くほどではない)

後悔しているのが,慈悲の心からその幼虫を外に逃がしたこと.
ブチ〇してやればよかった(国も駆除を推奨)

以前どこかで「蝶と蛾に違いはない.キレイかキタナイかだけ」という話を聞いたことがあるが,実はこれは大ウソっつーか,根拠なし.
学術的な違いもあるらしい(例外も多い).

チョウとガの違いについて

この文献では言及していないけど,幼虫の毒性にも違いはあるのだろうか?

Kazchariが地球上,歴史上でもっとも敬愛する作家ヘルマン・ヘッセは蝶の採集家としても有名だった.

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ダム湖に沿う道.
ここの林間は年中通してお気に入り.

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いつもの源水公園には寄らず,即,旭岳ヒルクライム開始.
この山は最初と最後だけ斜度高めなのが特徴.

もちろん,とばさず,当初の目的である「疲れない走法」を意識.
これまで読んできた数々の書籍や動画の内容を思い出す.

「軽めのギア」「体幹固定」「上体を起こす」「ハンドルグリップを握りこまない」「引き足」「サドル前荷重」「休むダンシング」「呼気を意識」などなど.

要は基本に帰るということ.
まぁ,いつもやってるっちゃあ,やってる...つもりやけどな.

旭岳には途中3か所ほど平坦~下りポイントがある.
そこではアウターに切り替えて,速度を稼ぐ.

てな感じで,意識高めで登ると(タイムはともかく)めちゃめちゃ楽に登れた.
暑くもなし,寒くもなしの適温に恵まれたせいかも.

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ビジターセンターへ.
ここではご褒美の赤コーラ,といきたいところだが,面白そうな製品があったので試す.実にヒルクライム後向きの成分.

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下りに備えてジレを羽織る.
少し下ると旭岳温泉の石碑.

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その正面にあるホテルには桜がまだ咲いていた.

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通常なら下るにつれ徐々に気温が上がってくるはずだが,今日はそうでもない.
日が少し陰ってきたか.

源水公園に立ち寄り,ボトルに天然ミネラルウォーターを汲む.

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時間的余裕はまだある.

先ほど,体得したかもしれない「引き足メイン走法」を確かめるため,道道1116号,通称「ユイの壁」も登ってみる.平均斜度10%を越える坂である.

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登り切る.確かにいつもより楽なような気がする.
まぁ,タイムは度外視だが.
で,爽快ダウンヒル.

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美瑛市街地まで移動して,いつものセイコマで昼食.

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食事を終え,出発しようとすると知り合いのMさん登場.
十勝岳の分岐まで登ってきたという.

あーそう言えば,今年はまだカミヒルしてねーや.
「もっと当丸コースター」は,言わば9月開催の『カミヒル』前哨戦.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

何を隠そう今年初エントリーとなる.
表彰台はさすがに無理ゲーだが,せめてベストタイムを狙いたいものだ.
プライベート走行ではない,レース・マジックに期待.

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帰り道,いつもの倉庫前で.

ご覧の通り,今日のライドではウネウネ直線番長ホイール(DRIVE HELIX 57D)のまま(カッコイイは正義).
決戦時には「BONTRAGER RSL37」にTPUと「AGILIST LIGHT」を組み合わせる予定.さらなる軽量化を目指す.

本日のまとめ.

最適解としては序盤は引き足を多用して,大腿四頭筋を温存すること.

そして前乗りも重要.
ただし,今のポジションでサドルの先っちょにケツをのせ続けるのは辛いので,サドルを前方に1cmほど移動してみる.

明日も試走するかな.

BROMPTONな深山峠の桜を愛でるライド

2025/5/9 Fri

桜の木,上から見るか下から見るか

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晴れ.温度:17 ℃,湿度:40%,体感温度:18 ℃,風速:5.2 km/時,風向:SSW

今週末は雨予報.
桜の見ごろは今日が最後かと,昼から有給休暇を取ってBROMPTONで出撃した.いい職場だ.

旭川近郊の桜の名所と言えば,まずは動物園隣接の旭山公園の名があがる.
ここは夜桜が有名.
他には神楽岡公園常盤公園がある.

旭川市の花見を楽しむ、桜の名所ガイド

Kazchariのお気に入りは聖台ダム
一週間前に訪れた時は全然開花していなかった.

EPICな望岳台とジャリジャリライド

そろそろ満開だろうと,当初はこの聖台ダムに向かうつもりだったが,SNSで『Cafe YAMAICHI』さんの「深山峠の桜,満開でーす!」との投稿を発見.
これは行かねばなるまいと,行き先をあっさり変更.

午後出発なので時間が無い.
自宅からの自走だと途中で挫折しそうだったので,ハスラーにBROを積み込む.
そして,いつもの「美瑛スポーツセンター」までワープ.

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BROを降ろして,ここから深山峠に向かう.
まずは美瑛川沿いの堤防へ.

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もう少し”光”が欲しいところだが,贅沢言うまい.
色々と構図を考えつつ撮る.

望遠でボケも狙うが,iPhoneだと限界が.
BROにはあまりスキマが出ないので「ポートレートモード」も使えるかも.
(スキマ=空間が広いとそこだけボケないので気持ち悪い画になる)

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堤防を後にする.
有名な「赤い屋根の家」が見える.
おそらく,美瑛の丘で一番写真に撮られている建物.

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地獄坂の沼崎道路を登って『YAMAICHI』さん前へ.
せっかくなのでソフトクリーム...と一瞬ココロ惹かれたが,ここで寄ってしまうと100億%目的地に到達しないと思われるため断腸の思いでパス.
「かみふらの八景」の写真だけにとどめる.

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国道を少し南下して「深山峠さくら園」着.
いつも脇を通り過ぎていた場所.
じっくりと散策するのは初めてである.

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桜の木が実際に生えているのは,国道より降りた場所.
まずは上から眺める.
想像よりも小規模(本数少な目)だったが,美しい.

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未舗装の道を慎重に降りる.
Topstoneなら平気だが,スリックタイヤのBROだと急斜面グラベルが怖い怖い.
パンクもしたくないしな.

今度は下から見上げる形で.
太陽の位置がちょうど良い.

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正直,桜の密度がもう少し欲しいが...
同じ場所に停めて,構図を変えて撮ってみる.

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国道に戻るのもあれなので,Google先生を信用してグラベルをそのまま走行.
走りやすく曲線が美しい田舎道.
また,楽しいルートを発見してしまった(BROなので,おっかなびっくりだけど)

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無事,舗装路に接続.
いくつかの坂を越え,デポ地に向かう.

「新栄の丘」にて,赤い屋根の家を今度は上から眺める.

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再び「望遠圧縮(ボケ)写真」に挑戦.
さっきよりは”ぽいっ”.
素直に一眼,持ってくれば? BROのおしゃれチャリダーなら.

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美瑛川沿い堤防に戻る.
時間帯が変わり,光の強さと向きが変わった.
今度は前ボケで.

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最後に駐車場横の神社(?)にて灯籠と桜の組み合わせ.
あぁジャポニズム.

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チャリ趣味を始めてから,季節の変化に敏感になった.
暑さ,寒さ,温かさ,涼しさ,風,雨,雪,そして匂い...

植物に代表される目の前に広がる景色の変化.
特に春の桜,秋の紅葉.

どこかが満開,最盛期になった聞くと観に行きたくなる.
たとえ毎年同じ場所,同じ景色であったとしても,それは永遠ではない.

名画『ブレードランナー』(1982).
レプリカント・ロイの最期のセリフが身に染みる.

おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。

誰もが固有の風景を記憶している.同じモノはない.
老年期の入口に立つKazchari.その思い出たちがひたすら愛おしい.

...と,少々辛気臭くなってしまったが,やっぱりBROMPTONはこんな感じのゆるポタが正しい運用ですね.

モンキー125,オートバイに乗るということ

2025/4/28 Mon

追悼

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モンキー125にバッテリーを取り付けた.
今年のオートバイ・ライフのはじまりである.

免許を取ったのは19歳の時なので,39年目のシーズンとなる.
この間,諸事情により乗れなかった時期もあったが,常にオートバイを(1台は)所有し続けている.

VT250F,VFR400-Z,NX-125,V45-MAGNA,XR-BAJA,そしてモンキー125.

見事にHONDA車ばかりである.

事故を起こしたこともあった.
違反も...まぁ,2回ほど白いオートバイにお世話になった(すいません).
それでも,今も,運よく生きている.

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本日は快晴.
久しぶりに海が見たくなった.
留萌方面に向かう.

エンジンに火を入れる.
モンキー125は快調そのもの.
国道12号の早い流れにもついていける.
原付二種は見た目よりもよく走る.

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小腹がすいたので,北竜の交差点にあるセイコマで小休止.
ここは場所が良いのでよく立ち寄る.
コーヒーとシュークリーム,グミ.
見事なコンビニ的おやつ.

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GWに入り,バイク事故のニュースが目に付くようになった.
「マス・ツーリング」「SS」「中高年」が危険の三因子(個人の感想です)

たいていはオーバースピードオーバーが原因のようだが,自分に過失がなくても,相手側に問題があることもある.

とりわけ衝撃的だったのが,岐阜の20歳の女性ライダーが右直事故で亡くなった件.

未明の交差点で右折トラックと衝突 直進しようとしたバイクの20歳女性が死亡 トラックの運転手を現行犯逮捕

界隈ではかなり有名人だったらしく,数名のYouTuberが動画で取り上げていた.
交通ルール上は確かに直進優先である.
だから,こちら(オートバイ)に非はない...と言い張ってもタヒんでしまえば意味はない.

今回の被害者は事故の30分前に山岡家でのラーメンをSNSにアップしていたらしい.誰も想像できないのが自分の人生の最期.

こんなカラダがむき出しの危険極まりない乗り物に,わざわざ好んで乗る以上,覚悟と慎重さが必要だ.
走行中は周囲のクルマ,そして運転手の視線や挙動に最大限の注意を払う.

若い頃より,寿命が近づいてきた今の方が,オートバイには気軽には乗れなくなった.
暑かろうが重かろうが胸部プロテクタは,今や必須の装備である.

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海まで行くつもりだったが,なんとなく予定変更.
さきほどのセイコマから南下し,富良野経由の周回コースとする.

昼食に良い時間.
ふと,何かの勘が働き赤平の市街地に向かう.

世間的には平日.
街に人の姿はほとんどない.いや,週末でも変わらない気もする.
海鮮系のランチボードが目にとまって停車.

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「貝だしラーメンと握り」のセット.なんと,このボリュームで¥990
物価高のご時勢に逆らったコスパ抜群のメニュー.
塩味のラーメンも,久々の回らない寿司も,ともに美味.
リピート確定やな.

Kazchariは食事にあまりこだわりがないので,旅先でもコンビニ飯で済ませることが多い.
美食の国,台湾ですらそうだった.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

そんなルーチンにのっかって,今日のような店に出会える機会を逃すのはもったいないな.
「生きることは食べること」と言ったのはソクラテスだっけ?

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店の周囲もまた閑散としている.
道内によくある静かすぎる街.眠っている街.
そしていつかは消えてしまうのだろう.

芦別を通り抜け,道道を使って上富良野方面へ抜ける.
チャリでも楽しいアップダウンの道.

このような絶景があたり前の日常.
道外に走りに行きたいと思わせない.

おっと,忘れてた.
旅の醍醐味は風景にあるのではなかった.
もちろん食事でもない.

旅先で出会った人々こそが最大の思い出.
それが唯一無二の体験となる.
気の合った人,合わなかった人,どちらも貴重な財産である.

そしてリチャード・バックの言葉がココロに刺さる.

「一人には慣れている.しかし一日でも誰か気の合った奴といると,もう一度始めから一人に慣れる努力をしなくてはならない」(イリュージョンより)

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美瑛に入り”一体いくつあるんだ”マイルドセブンの丘.
ここまで来るとチャリのトレーニングコースとかぶる.

複数言語で書かれた立ち入り禁止看板やら,広く拡張された駐車場やらで賛否両論の観光地化.
その最たる例は「青い池」
昔の寂れていた知る人ぞ知る的な頃が良かったと憂うの第三者だからか.

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本日の最終目的地はここ.

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「Hokkaider Base」である.
オーナーの小原さんが先日ご病気によって逝去された.

決して親しい間柄だったわけではない.
初めて訪れたのは3年前の5月.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

雑誌『OUTRIDER』の読者だったこともあり,小原さんがツーリングマップル北海道の取材および写真撮影をされている方だというのはもちろん知っていた.
互いに人気の(?)マイナーオートバイ「NX-125」のオーナーだったこともあり,話がはずんだ.

冬の臨時オープン時にもファットで訪問.
歓迎していただいた.

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

その後,正式にオープンとなり,夏は渡道するライダーで連日大賑わい.
すると足が遠のくのがKazchariの性格.
ここ1,2年はSNSの投稿を眺めるだけで訪問はしなかった.

今年の1月頃だったか,いつもの銭湯の脱衣所で小原さんを見かけた(たぶん).
心なしかやつれていた感はあったが,見た目はお元気そうだった.
声をかけようかと思ったが,そこは客とオーナー,こちら知っていても,向こうは覚えてないだろうなぁ...と何もしなかった.

小原さんはオートバイ事故でなくなったわけではない.
何かをなした人がいなくなったという事実は変わらない.

Kazchariも同世代の知人が徐々にいなくなっていく年齢(小原さんは2歳違い).
近いうちに順番が回ってくる.
まずは日々を悔いのないように生きよう.

そしてリチャード・バックのもう一つの言葉.

「やりたいことだけをだな,やり続けていくと,類は友を呼ぶの法則に従って,俺達から何かを学ぼうと思う人達を引きつける.そして俺達もまたその人達から何かを学ばなくてはいけない」(イリュージョンより)

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EMONDAな美瑛,雪の回廊ライド

2025/4/12 Sat

負けない

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晴れ.温度:8 ℃,湿度:75%,体感温度:11 ℃,風速:2.8 km/時,風向:NE

土曜日である.

この時期では考えられない最高気温19℃の予報.
これはチャリに乗るしかない.

セッティングのトラブル続きだった先週と異なり,新ホイールを装着したEMONDAはいつでも発進可能.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

もちろん,今日も新ホイールのインプレが主な目的だ.
100kmは走るつもりで,8時半に家を出る.

忠別川サイクリングロードは完全開通.
東川から先もご覧の通り.

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行きは強めの向かい風が吹いている.
さすがの「DRIVE HELIX」装備でもチャリはチャリ.
やはり風には弱い.
重くなったギアをガシガシと踏む.
これもまたトレーニングである.

以前のインプレでも少し書いたが,HELIXのリムはタイヤ幅より少し大きいというか,膨らんでいる.
こういうのって珍しい?
その分,落車したらリムの側面をがっつり削りそう.倒す時には慎重に.

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朗根内の小学校.
この一週間で一気に雪が消失.
撮影中,ワンボックスがそばに停車.
中から西洋人がわらわらと出てきて,「ワンダフォー!」とか言いながら鯉のぼりに大興奮していた.
日本だけの習慣やしな.もしかすると「ひな人形」よりマイナーかも.

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桜の名所,聖台公園もまだ人影なし.
満開時にはBROMPTONで来てみよう.ピンクカラーつながりで.

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置杵牛経由で美瑛に向かう.
「センチュリーライド」でもコースに組み込まれている長~い坂.
今年の開催はどうなるのだろう?

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さて,ここからは地図上では知っていたが,走ったことがない道に入る.
まっすぐ行けば,青い池そばの模範牧場につながっている.
これがまぁ,なんつーか8~9%をひたすら登る,ヒルクライム大好きチャリダー御用達コースだった.
ガードレールもなく,落ちたら終わり的な.

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しかも,頂上と思わせて,一旦下ってまた登るという仕打ちが3回くらい続く.
クルマの通行も皆無.
ひたすら自分との対話エリア.うーん,マインドフルネス.

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で,ようやく下り開始.
左右の道路に雪,そこに風が吹くと冷蔵庫 ⇒ 極寒...となるはずが,さすが季節外れの陽気.
下りでもジレなし,指出しグローブで問題なかった.

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下りきったところで分岐点.
どちらに向かう?
もちろん,山(自然村)方面へ向かった.

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ここの道が素晴らしく,乗鞍や知床には全然かなわぬが,十分雪の回廊っぽい.

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天気も良く,白と青のコントラストがベネ.
おまけに寒くない.

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模範牧場を経由して望岳台ゲートに到着.
しっかり通行止め.

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ただし.4/24の午後にはオープン予定.
さすがにその日の訪問は無理だが,週末の土曜日はチャンスかも.
今日みたいな天気だと最高だな.

ちなみにこの日の友人のSTRAVAログを確認すると,旭岳の方は既にロープウェイ乗り場まで登攀可能なようだ.ヒルクラ練も強化せねば.

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道の駅「ビルケの森」でトイレ休憩.
峠を越えて上富良野方面に抜ける.

爽快ダウンヒルで日新ダムまで.

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走行を再開し,カミフ方面に向かってノロノロと漕いでいたところ,その脇を猛スピードで追い抜いていくチャリを確認.

「うわっ,ガチ勢や!」と一瞬驚くが,メタリック・チェレステなチャリと,Morthenのウェアにどうも見覚えがある.

あ,あれは,昨年様々なライドでご一緒したEさんだ!

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

一声かけようとペダルを踏みこむが,スピードに乗ったEさん,速い速い.
それに時折,強めの横風が吹き,ディープホイールなEMONDAが流されてしまう.危ねぇ危ねぇ.

そんな感じで脚を緩めると全く追いつかん.
平坦になって,Eさんが減速.よーやっと追いつく.

ここに来て人違いやったらどうしようかとも思ったが,ちゃんとご本人でした.
今シーズン初乗りとのこと.

せっかくなので,お昼をどうするのか相談.
「Cafe Yamaichi」を提案するが,まだ腹が減っていないということで,チャリダーらしくしばらく走って,カロリーを消費してから行くことに.

となると,一撃必殺のヒルクラでしょう!

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と,カミフ名物「ラベンダー公園」でのタイムアタック!を画策するが,残念ながら閉鎖中だった.
で,元々の目的地であるセイコマまで移動.
空腹なKazchariはここで昼食とする.Yamaichiはデザート用にとっておこう.

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HOTCHEFの「親子丼」と「ガラナ」という道民セット.
相変わらず美味し.

ちなみに「DRIVE HELIX」のラチェット音は相当うるさいらしく,Kazchari通過後は通行人が「何事?」と振り向くらしい(Eさん談).

しばしの休憩後,Yamaichiを目指す.
最後に待つのは,もちろん沼崎道路のヒルクラだ.

汗だくでクリアし,今シーズン2度目のYamaichi.
そして汗だくのおっさん2人はパフェを注文するのであった.

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他のサイクリストの姿はなし.
Kazchariらの到着少し前には,Nさん他が来店していたそうだが.

シンゴさんを交えて3人で談笑.
興味深かったのは,学生さんとおぼしき男2,女2人のグループがテーブルで食事をしていたが,びっくりするぐらい会話の声が聞こえてこない.
聞こえるのは食器のカチャカチャという音のみ.
4人とも黙々と食べている.
まるで新コロ真っ盛りの時の様.
大きなお世話かもしれんが,もっと会話を楽しもうや(← 老害).

その傍らで,おっさん達が「ガンダムの新作」がどうとか,「戦隊」がどうとかしゃべりまくっているという,ちょっとアレな光景だった.
美瑛,上富良野の観光施策を憂いつつ16時頃,Yamaichiを後にする.

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五稜経由での帰り道,十勝連峰をバックに白鳥の群れ.

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実に画になる.肉眼の方がキレイだったけど.

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美瑛在住のEさんと別れ,自宅まで走る.
予定通り全行程ほぼ100kmで帰宅.

ちょうど,庭で息子が友達とケンカ中.
いいねぇ,男はそういう経験を積んで成長するモノだ(← 老害2).
適当なところで鞘に納めさせて解散.

EMONDAについた泥をサッと洗車する.

夕方はこれまた息子の友達がKazchari家に来訪.
何でも,将来海外に行ってみたいという夢があるらしく,Kazchariの話を聞きたいとのことだった.もちろんアポあり.
客人には「関西風お好み焼き」をふるまうのが,Kazchari家の作法.

テレビでは2004年にヨメさんと一緒に行った「地球一周旅」のビデオを流す.
我々自身がこの映像を見るのも約20年ぶり.
あぁ,何もかもみな懐かしい...

で,本日の100km走を終えての感想.

まだ脚が全然回らん.

誰のせい?

言うまでもなく,EMONDAHELIXの能力を全然引き出せていないKazchariのせいだ.
これからブルべ,レースを含め,いろいろなチャリイベントが控えている.

それらをモチベーションにゆっくり仕上げていきますかと,決意する春.

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EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

2025/4/6 Sun

トラブルの果てに

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曇り.温度:7 ℃,湿度:60%,体感温度:8 ℃,風速:4.4 km/時,風向:S

すっきりしない天候を理由に引き伸ばしていたEMONDA+Newホイールライド
いよいよ決行の日が来た.

そのホイールは「EliteWheels Drive Helix 57D CS」

Drive Helix 57D CS

リムが波形,いわゆる流行りのウネウネ
一世を風靡した同メーカーの軽量ホイール「Drive 40D」と違って各種レビュー少な目.
インフルエンサーにあんまりバラまかなかったのかなぁ...(おっと)

さて,いつも通りの6時に起床.
朝食を済ませ,出発の準備.

EMONDAを玄関まで降ろす.
定番のGP5000は空気圧を5BARにセット.
最近は少しずつ低めにしている.

まだ気温はヒトケタ.
お気に入りの「おたふくインナー」にdhbジャケット.

起毛タイツに長指グローブ.

足元は久々にクリートのロードシューズだ.
寒さ対策のためトゥカバーをかぶせてと...あれ,棚にない.どこにやった?

前シーズン終了時にどこかへしまったようだが...探し回ること約30分.
なぜか倉庫内の収納棚にオートバイ用品と一緒に片付けていた.
何してんのやら...

出発が遅れてしまった.
さぁ,いくぜ.
サイコンのスタートボタンを押し,右足のクリートをはめるために,ペダルを少し逆回し.

ガチャ.

えっ? なぜかハブが回転せず,チェーンがたわむ.
前方,つまり踏み込む方向には普通に回ってトルクがかかる.
少し走ってみる.
ギアチェンジにラグがある.
そして,走行中もペダルを逆回転すると,やはりチェーンがたわんでステーに接触.

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「こりゃあかんわ」と一旦帰宅する.
ネットで原因を調べるが,よくわからない.
テンショナーの破損? 調整ミス? 考えたくないがハブの初期不良?

灰色の脳細胞を働かせる.

いきつけの自転車屋さんへ持って行く?
いや,春先の忙しい時期に社外販売パーツの持ち込みなんて,迷惑この上ない.
しかもこいつは「Drive Helix Evolution Hubs」という独自機構なのだ.

このホイールはEliteWheelsの正規取り扱い店であるトライクルさんで購入した.
メールで問い合わせ? 送り返して見てもらう? うわっどっちも面倒だ.
何より,今日のライドはどうする?

やっちまったか?

いや,ここは冷静に原因を考えてみよう.
ハブそのものをいじる技術も根性もないので,とりあえず新品のリアスプロケットを一旦取り外す.
そして,元々のホイールである「BONTRAGER AEOLUS RSL37」に付けていたスプロケと交換してみる.

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せっかく外したのでついでに清掃.
黒いスペーサーの位置,間違えないように.

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で,HELIXに再度装着し試走してみる.
すると...なんという事でしょう!
普通に逆回転できるし,チェンジする際のたわみもない.

そして,新品のスプロケは「RSL」に取り付ける.
試走すると,こちらも問題なし.

これらの事象から導き出される答えは...スプロケの取り付けミスか? 組み合わせがズレたまま固定してしまったのかも?

なんだか知らんが,とにかくよし.

作業1時間のデッドリーミスだが,これで走りには行ける.
心なしか,前輪のディスクブレーキから異音がするけど(伏線)

向かうは昨日BROMPTONで走行確認済みの忠別川サイクリングロード.
そして勝手知ったるダムへ駆け上がるルート.

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先ほどのトラブルもあり,スタート後もしばらくは恐る恐る乗っていたが,徐々にインプレする余裕が出て来た.

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まず,外見.
これはもう,文句なくかっこいい.
単に波形というわけではなく,横方向の厚みもある.

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少しミャクミャクっぽい(そうか).
そうそう,何かと悪評の大阪万博だが,ミャクミャクのデザインは割と好きだったりする.

2025大阪・関西万博のロゴマークッ!

もう一つの特徴は軽量・高剛性がウリのカーボンスポーク
見た目や触った感じはほぼ金属.
平たいゆえに,手持ちのスピードセンサーを装着できないが,GPS計測で対応.

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「DRIVE」ロゴも,「D」シリーズと異なり「HELIX」の方がデザイン性アップ.
ゴールドの斜線もかっこいい.
注文時はブラックにしたが,途中で変更を申し出た.正解だった.

製造・販売元が増えて性能と耐久性がアップ,ついでに値段がこなれてきたTPUチューブ.
ここは信頼のPanaracerのムラサキ.

バルブ長85mmを選んだが,飛び出し具合からすると65mmでもいけそう.
思えば,最初期のオレンジ色の憎いヤツ,Tubolitoは高くて空気抜けが早くてパンクしやすかった.隔世の感.

『Tubolito』の修理

次は走り.
カーボンスポーク+TPUのせいか,見た目より軽い.
計測こそしていないが,手に持った感じ,ブチルの「RSL」とほぼ変わらない.

ただし乗り心地はガチガチ.
路面の荒れを拾いやすい.

もちろん平坦,無風もしくは順風だと速い速い.
踏んだら踏んだだけ進む.
期待通りだ.

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さてヒルクラ
確実に重さを感じる.
ダンシングもやりにくいっつーか,リズムに乗せにくい.

もちろん一番の問題はエンジン,つまりKazchari側にある.
ZWIFTにしろ,外ライドにしろ,最近,緩い走りしかできなかったためか完全に脚が鈍っておる.
大腿四頭筋の売り切れが早い.
もっと脚を育てないと,ホイールの素性の良さに負けてしまう.

そして...「RSL37」に比べると明らかに横風に弱い.
ウネウネが横風をいなすみたいな宣伝もしていたはずだが,それは大げさ.

まぁ,これらの気になる点を凌駕するカッコよさがあるので,とにかくヨシ(しつこい)

つーことで,東川町到着.
ダムへの最短距離を外れてクルマの少ない裏道へ.

この頃から,本日2番目のトラブルが気になり始める.
それはフロントディスクローターの音鳴り.

ディスクブレーキの特徴として,ローターに汚れがついたり,雨で濡れていたりすると,ブレーキをかける度に「キ~!!」と絶叫音が鳴りひびく.
しばらくすると鳴りやむこともあるが,消えない場合はクリーナーで洗浄が必要.

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今回も出発前にさっと塗布.
しばらくは静かだったものの,効果が切れたのか,ブレーキ周辺から「シュッシュキィィィ~」となんとも言えない音が連続で聞こえてくる.
困ったことにブレーキレバーを握る,握らない関係なしである.

「ブレーキパッドのあたりが悪い? いわゆる片効き? しばらく走っていれば調整されて消えるっショ!」

...と気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.
20kmほど走行するも全く変化なし.むしろヒドくなっている.
そのキィキィ音がストレス.

いいや,限界だ.治すね!

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つーことで,人気のない山間部でオペ(修理)を敢行する.
早速ネットに接続し,Google先生に対処法を相談.
ブレーキパッドの片効きを調整するには...

「キャリパー調整用マウントのネジを緩めて,ブレーキレバーを握ればヨシ」

とあったので早速実行.

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LEZYNの携帯工具が形状的に使いにくかったが,なんとかネジを回せた.
レバーを握る.
この方法で大正解.
見事にキャリパーの位置が調整されて音が消えた.

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異音がしないことがこれほど気持ちよいとは.

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ところで...ここはどこだ?
夏も走ったことがない未知の道.
山奥まで緩斜面が続いている.

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行けるところまで行くつもりだったが,路面が徐々に荒れて来る.
いつグラベルに変わってもおかしくない.
そろそろ凍結が心配.

ファットTopstoneではないのだ.
ここまでにして引き返しますか.安全第一.

ようやく,本来の目的地であるダム方面に進む.

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すぐにセグメント開始.
既に脚がかなり疲れているが,少し踏んでみる.

あー着いた.

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それにしても...全然登れなくなっている.
骨折による冬場の走り込み不足を如実に感じる.
ZWIFTをだらだら漕いでるだけじゃあかんかったか.
心肺機能より,脚の売り切れが何しろ早い.
ランジ,スクワットの下肢トレが重要.

そして,モチベのためにヒルクラ大会へエントリー.
やはり,今年はカミヒルデビューか.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

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ダウンヒル開始.
それほど寒くない.

昨日のリバースルートで,美瑛町に向かう.
鯉のぼりの小学校を通過.

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遅い昼飯はいつものセイコマで.
ワイヤーチェーンでフェンスとつなぐ.

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店内にいる間,強風が吹いたのかいつの間にかEMONDAが転倒.
幸いにも,ワイヤーのおかげで宙づり状態になっていた.
今日はピンチがぎりぎりで回避されるイベントが多い日だ.

ライド中はおすすめできないザンギ弁当.美味し.

さて,帰りますか.

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美瑛の丘を走行中,ちょうど背中から太陽があたる,つまり正面の道に自分のシルエットが映る時間になった

明らかに乗車姿勢が崩れている.
元々,右肩がやや上がっているアンバランスな体形ではあるのだが,目の前のシルエットはなぜか左より右肩が下がっている.
意識して上げないと,左右の高さが均一にならない.
これは骨折後の固定期間が長かったことによる筋力低下なのか?

先ほど「ダンシングがしにくい」という感想を書いたが,もしかしてケガの前とは異なる姿勢の影響?(こじつけ)

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自宅まで残り10kmほど.
いつものお気に入りスポットで撮影.

補給ミスなのか,ここにきて猛烈に腹が減って来た.
少しふらつく.脚に力が入らない.
筋力だけでなく代謝機能も落ちているのか?
イデのなさしめる業だというのか?
ジェルは持参しているが,ええい,このまま帰ってしまおう!

無事帰宅.
シャワー前に洗車.
この季節のライド,フェンダー付きのBROMPTONと異なり,やはりEMONDAは汚れやすいっつーか,汚れが気になる.

「そういや昨日サウナ行ってねーや」と『花神楽』へ.
やはり週一はサ活しないと,休んだ気がしない.

蒸されながら考えた.

ようやくロードシーズン(も)in.
ゆるポタ専科にはまだ早い.
今年も記録を更新したい.
調子を取り戻すためには追い込むだけでなく,計画的に負荷とレストのバランスを取らなあかんね.

それにしても...トラブルとその解決が連続.
やたら充実したライド日だった.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

2025/4/5 sat

ブル練日和

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曇り.温度:5 ℃,湿度:62%,体感温度:4 ℃,風速:9.0 km/時,風向:WSW

本日はサイクリストの「ルイーダ酒場」こと,「café Yamaichi」の開店日である.

cafe Yamaichi

さらには,高額なBROMPTON「T-Line」(チタンフレーム)をバキバキに(主にハンドル周り)チューンしたO西さんも,SNSで訪問を匂わせている.これは,こちらもBROMPTON「Paris Edition」で迎撃せねば失礼にあたるだろう.

相変わらず春になり切れない天気と気温.
ただし,先週と比べるとセーター一枚分減らすことができた.
バラクラバも不要.いつものキャップとネックゲーターで対処する.

BROMPTONの装備はRECマウントの「Ride on Bag」
さすがの容量で使い勝手ベネ.
ウインドブレーカー,セーター,インナーグローブ,電動ポンプがすっぽりと入る.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

前回のライドで感じたが,フレームアタッチメントに付けるタイプのデカバッグは,幅広な分,空気抵抗がエグイ.
完全なゆるポタや旅行の際は便利だが,そこそこ走りたい時は遠慮したい.

タイヤの空気圧を4BARにして10時頃出発.
ノーマルチューブは米式バルブだが,次回チューブ交換の際には仏式に変えたいところ.

まずは美瑛方面を目指す.

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路肩のジャリもだいぶ減ってきたが,パンクリスク回避のため走行可能な場所は歩道を走る.
そう,あくまで”ゆるポタペース”で.
ゼーゼーハァハァな汗だくライドはBROMPTONに似合わないぜっと(と,踏みたくなるところをグッと抑える).

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ただ,今日の目的の1つは距離を稼ぐこと.
100kmは走りたい.

というのも,そろそろブルベ・シーズンがスタートする.
うち何本かはBROMPTONで出たい.

ブルベにあたって一番気になるのは,そのどっかり座った垂直ポジション.
どう見てもケツ負担増
ロードのような前傾姿勢だとつま先⇒ペダルに荷重できるので,ケツはあまり痛くならない ⇒ ガチ走りする方がラクな理由.

ファットでのブルべ参戦はキツかったなぁ.
TTバーがなければ詰んでた.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

ピンディングじゃないので,引き足が使えない=ペダリング効率が低下...って,だからそこまで考えるとBROMPTONに乗る意味がないって.

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てなことを考えながら,五稜周りで上富良野を目指す.
基本登りルートだが,12速だと問題ない.

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今回気付いたのが右(内装)は基本的に2速で,左(外装)での調節が快適な走行であること.

しかあし,どうにも「内装2,外装3」の組み合わせの調子が悪い.
ギアが上手くかみ合わない(時がある).
もちろんワイヤー引きなので自分で調整できる,すべきなのだろうけど,新車ゆえの伸び代もあるし,落ち着くまでもう少し待ちますか.
こういう時,通販購入は困る(翌日ライドの伏線か)

雲のスキマから太陽がたまに除く.
チャンスである.
BROMPTONを止めて撮影タイム.

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やっぱり,いい所に住んでるなぁ...とつくづく実感.
最高・最強のサイクリング環境である.

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なんだかんだで12時前に「Yamaichi」さん着.
店の前には既にロードバイクが4台ほど.
つーか,チャリダーしか客がいねぇ.さすがだ.

シンゴさんにご挨拶.
お客の二人(Aさん,Tさん)は顔なじみ.
「もうじきO西さんも来るよ」とのこと.ビンゴでした.

今季初の来訪ということで,ベーシックに「魯肉飯」を注文.
ベジタリアンやカレーなど,メニューが拡張されていた.

いただき画像

「T-Line」の値段をバラすなど,本人不在で盛り上がっていたところ,O西さん登場.
店内に入る前に,すかさずKazchari号をチェック.
さすがである.
つーか,BROMPTON乗りなら誰だってそーする.Kazchariだってそーする.

さて,食事もそこそこに,早速「T-Line」をみんなでジロジロと品評会.
泣く子も黙るチタン製である.「P」に比べるとフレームもフォークを太くていかつい.
細部の作りもやや異なっている.

さて,O西号にはさらに特徴が.
そう,超長距離ブルベ対応のコックピット周りがエグイ.

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もう,何がなんだか...
TTバーのアダプターは3Dプリンターで自作したとのこと.尊敬.
トイやプラモ界隈もそうだが,素人の作成技術の進歩がすさまじいな.

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試乗もさせてもらう.

カタログ上,「P」と「T」の重量差は約3kg.
チャリでこの重量差はかなりのものだが,O西号はこのコックピットと,外付けバッグのおかけか,乗った感じあまり変わらん.
坂に行けばわかるのだろうか.
本当の(ノーマルの)「T」って,どのくらい軽い?

それにしても,シートの上げ下げだけで,全く体格の異なる人間が,サッと乗れてしまうのがBROMPTONのスゴイところ.
これ一台あると家族全員が乗れる.

装備の話やら小ワザ集,今後のブルベ参戦の話をしつつ1時間ほど滞在.
(普通の)お客さんも増えてきたので出発しますか.
ロードのお二人とO西さんとは別ルートで美瑛の中を通りつつ,ノルマである残り70kmをポタリングすることに.

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いつものコースへ.
冬期閉鎖道路の開通状況を確認しつつ“ゆるポタ”

完全に雪が融けきる前に,MTBで泥グラベル遊びもいいかもしれない.

白金に向かう一本道を町方面へ.
そして,“あの農道”が走れるかどうか確認.

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だらだらと続くヒルクラを終えて...見事,開通していた.早い!

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この道,「BRM517美瑛の丘300」でもルートに組み込まれている.
ただ,町からの登りルートとなっているのでキツイなぁ.
直登なので正直,ダウンヒルの方が楽しい.

さて,Yamaichiで食べた昼食は完全に消化してしまったようだ.
腹が減った.
美瑛のセイコマで小休止する.

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甘い物が超美味い.
寒くなって来たのでウインドブレーカーを着用.

裏道こと朗根内経由で東川を目指す.

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途中,校庭の鯉のぼりが有名な小学校脇を通る.

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季節やな.

サイクリングロードはまだ雪が残るようなので,道道を使って東川へ.
ここはいつも,たいてい追い風.
Ave30km/h付近で爆走.すごいぜ,BROMPTON!

東神楽からは忠別川サイクリングロードを通って無事帰宅.
最後の最後に雪壁が立ちふさがるのも,この時期ならではの風物詩だ.

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つーことで,きっちり100kmライドでした.
パンクしなくて良かった.

ロード初心者の最初の壁は「100km」と言われる.
そこそこ乗りなれると,ゆるポタの代表格みたいなBROMPTONでも,割と楽に走れますな.
ポジションゆえ,いつもより少々腰に来るものの,ケツの痛みはほとんどなし.
実はこのC17サドルって,(高いだけに)すごい逸品なのでは?

BROOKS CAMBIUM C17

冬のチャリイベント情報が続々と

2024/11/12 Tue

アツイ闘いが待っている

そろそろ雪の足音が聞こえてきそうな今日この頃.
変〇チャリダーのみなさま,いかがお過ごしでしょうか.

この時期になると,オートバイライダーの姿をめっきり見かけなくなる.
雪はまだ降らずとも山道やトンネル,橋上は凍結の危険性がある.
景色も地味.
そして...寒い.寒すぎる.
うちのモンキーも冬眠の時を待っている(まだバッテリー外してないけど)

SUPER NATTO 全自動12Vバイクバッテリー充電器

さて,チャリはどうだ?
ロードはオートバイと同様の理由で冬眠間近.
直ぐにスパイクタイヤをはいたMTB/ファットの出番となる.

そこで現在,Kazchariが参加予定の冬期チャリイベントを紹介.

まずはこれ.

【年忘れカミヒル大会】

2024年12/30開催決定(なのか?)
旭川チャリ界重鎮,ヤマタケ氏主催の年末恒例ヒルクライム.

まずは道内最高地点,凌雲閣の駐車場までクルマで.
そこからチャリでダウンヒル.
チェーン装着場からターンして約10kmのヒルクライムを敢行.
ゴール後は温泉と昼食会が待っている.

そんな昨年の様子はこちら.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

大盛況でした.
思い起こせば2019年の第1回大会(?)は5人ほどだったな...

色々覚悟しないと“危険が危ない”イベントなのは確か.
既に口約束でエントリー済み.

【第4回びえいスノーサイクルフェスティバル】

第4回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

2025年1月19日(日)開催決定!
これまた第1回大会から連続参加中.
昨年の記事はこれ.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

いやもう,前回大会はひたすら寒かった.
朝の気温が-20℃越え.
鼻の頭が凍傷でもげるかと思った.

既にエントリー済み.
さぁ,「EPIC」「ファット」かどっちで走る?

そして最後にとっておき.

【Randonneurs札幌 2025アイスブルべ】

2025アイスブルべ

♪ 帰ってきたぞ~ 帰ってきたぞ~
もちろんランドヌ札幌さん主催で2025年1月25日開催.
コースや距離などの詳細は未発表だが,東川発着とのこと.
まさかの「きとろん」発?
いずれにせよ,久々の復活が素直にうれしい.
前回は2020年.100kmコースを走った.

アイスブルベ2020(100km)

日中の天気はおおむね良好.
ゴール間際に吹雪.
東川の町中からキトウシまでの直線道路と最終ヒルクライムが辛かったなぁ.

そう,長丁場となるアイスブルべでは天候の良しあしが難易度に直結する.
時間内完走者1名という地獄...いや伝説の2017年とか(Kazchariは不参加).

アイスブルべ2017★当日★

そんな久々の超絶楽しいイベント,もちろん参加予定である.
12/14,エントリー開始だ.

以上,現在参加予定の冬チャリイベント3選でした.

OLYMPUS TG-5

Topstoneな十勝岳紅葉&カレーライド

2024/10/5 Sat

グラベルロードは万能なのか

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晴れ.温度:13 ℃,湿度:88%,体感温度:13 ℃,風速:13.8 km/時,風向:NW

チャリ趣味&SNSのおかげで,あちこちに知り合いが増えた.

毎年十勝岳の凌雲閣で行われる「十勝岳紅葉祭り」に知人のGTO氏がカレー店を出店されるとのこと.
これは行かねばなるまい.

第53回十勝岳紅葉まつり

「上富良野十勝岳クライム」こと通称「カミヒル」は,この地域,いや北海道でもっともエグイ登り.
今年は何度登った? 5回ぐらい?
いずれにせよ,毎回気合いを入れて登る山である.

となれば,通常チャリのチョイスは我が軽量登攀決戦自転車EMONDAになるわけだが,昨夜の雨で路面が濡れている&明日(6日)は別口のグラベルライドが控えているということで,”汚れてもいいや”的判断でTopstoneをハスラーに積む.最近,一番出番が多いなぁ.

メッセージでGTO氏に連絡をとった所,10時開店とのこと.
逆算して9時に登り始めればいいか...というのはトラタヌ.
そんなレース強度で登れるわけがない.

結局ダラダラと準備をし,Topstoneをハスラーに積んで,カミヒルのスタート地点である日の出公園に着いたのは9時半頃だった.

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快晴である.

駐車場には,これまた登りまくりのIさんがいた.
同じくGTO氏のカレー店に行くとのことで「一緒に登りましょう」と声をかけるが,TさんやSさんと待ち合わせし(これまた知り合い)10時出発予定とのこと.

Kazchari的には息子の送迎義務もあって,早めに帰宅したいが,10時までは残り15分ほど.待たせてもらいますか.

つーことでしばらくすると,帯広からのTさんがやってきた.
ブルベやらなんやらでよくご一緒するENIWA RACING所属.

EMONDAなカミヒル,ENIWA RACINGのみなさんとライド

常にスカーフを巻いているおシャな方である.
グラベルライド時は,確か先代Topstoneに乗っておられたような...

もう一人,上富良野の重鎮Sさんは...都合によりキャンセルらしい.

結局,Iさんを含む3人でカレーを食べに...いや,凌雲閣を目指すことになった.

計測地点を越え,いつものチェーン装着場までは談笑.
Tさん,近々上富良野に引っ越すそうな.
確かに魅力的な街である.

いただき画像

チェーン装着場を過ぎると,Kazchariのヒルクライム病が炸裂.
ケイデンスを上げてスピードアップ.
おかしい.
今日はグラベルロードだし,ゆるポタのはずだが...
カラダが言うことを聞かん(だから病気).

で,ここからは一人旅.
例によってペダリングと呼吸を意識しながら回す.

なんと,雨がポツリポツリと降ってきた.
ついさっきまで快晴だったのに.
とかく山の天気は変わりやすい.

あれ,つい最近も同じような経験をしたような...

EMONDAな雨のカミヒルライド

分岐を越えて,いよいとゴールまで2km.
お祭りのせいで,いつも以上にクルマが集まっている.
駐車場に入り切らない路肩駐車の車両も増えてきた.
この時期の名物である.

霧雨の中,ようやくのびしょ濡れゴール.
それはともかく寒いって.

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凌雲閣横のベンチに移動.
ルーティンなら,ここで赤コーラなのだが...飲めるかい! 凍えてタヒんでまうわ!

そして,ご覧の通り,真っ白で眺望ゼロ.
ウインドブレーカーを着こみ,IさんTさんの到着をしばし待つが,今日に関してはここはデスゾーン.
GTO氏のカレー屋さんに移動しよう.だ,暖房が入っているハズ.

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少し下った旧山荘(?)がGTO氏のお店.
知っていたから看板を見つけたが,あまりに目立たないので素通り客が多そう.

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男気あふれる一品勝負.

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店内に入る.
ワンオペと聞いていたので,かなり待たされるかと思いきや...なんとお客さんゼロ!

キッチンのGTO氏に挨拶.
「お客さんいませんけど,大丈夫なんですか?」
時刻は12時少し前である.

GTO氏⇒「いやぁ,看板小さかったですかねー.Kazchariさんが第一号ですよ!」

喜んでいいのだろうか?
もちろん,パキスタンカレーを注文(しかできないけど).
パキには行ったことがないので,どんなカレーなのか想像つかない.

【お肉ホロホロ】スパイスの香りを楽しむパキスタンカレー

そう,確かにこのレシピ通り,肉がホロホロと崩れる.
かなり長時間煮込むようだ.美味し.

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しばらくして,IさんTさんも入店.
もう少しゆっくりしたいところではあったが,既述の通り家族関係業務があるので早々にお暇.

さぁ,地獄のダウンヒルの開始だぁー.
明らかにウインドブレーカーだけではキツイ.それにグローブは指出しだ.

一刻も早く標高を下げるべきだが...紅葉が美しくて一旦停車.
ここはいわゆる14%坂.
あっ,フロントバッグの口が開いたままやった.

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分岐点を超えて,ここは「心折坂」
ダウンヒルだと折れません.サイコーにハイッってヤツだ.
うむ,だいぶ気温・体温が上がって余裕が出てきた.

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デポ地の駐車場に着くとこの快晴!
山の天気は恐ろしいのぉ.

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短い時間だったが,実に内容の濃いライドだった.
これはヒルクライムならでは.

グラベルライドも同様にコスパいいかな.
そう,明日はジャリジャリのグループライドの予定.

今日のカミヒルをSTRAVAで確認すると,計測区間で1時間3分とグラベルロードにしてはまずまずのタイム.
坂でも砂利でもよく走る.
おまけにleftyのキモカッコイイデザイン.
ホンマ,ええチャリやな.

EMONDAな雨のカミヒルライド

2024/8/18 Sun

試走ではないけれど

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晴れ.温度:23 ℃,湿度:79%,体感温度:25 ℃,風速:9.0 km/時,風向:NNW

今朝も雨スタート.
ホンマに予報があたらない.
そして,昨日同様に小雨化して...止んだ.

昨日もヒルクライムに行ったことだし,今日は久々にモンキーで...と,一瞬考えたが,やはりチャリに乗ることに.

なんだかんだで行き先は十勝岳に決定!
ちょうど一週間後の25日には,カミヒル大会が開催されるし(出ないけど)

第8回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

未エントリーなので,試走というわけではないが,自宅からではなく,約束の地(いくつあるんだ)日の出公園でクルマをデポし,そこから登ることにした.

途中のセイコマで補給.
水,ミニジャムパン,鉄分入りスムージーを購入.
クルマなので水は2リットルを買っても問題ない.

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カゴメ 野菜生活100 Smoothie(スムージー) ベリー&ざくろスムージー 330ml×12本

このシリーズ美味い.
明らかに糖分過多だが大丈夫.あっという間に消費できる.

上富良野まで国道275号を南下.
困ったことに雨が降ったりやんだりとすっきりしない.
一時は途中で帰ろうかと思うほどの本降りに.

まぁ,行くだけは行きますか.
10時半頃,日の出公園着.

試走チャリダーであふれているかと思いきや,誰もいない.
それっぽいクルマは数台停まっていたので,既に出発した後なのだろうか?

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EMONDAを降ろす.
タイヤのエアは6Bar
以前は7Bar入れていたが,最近のトレンドに合わせてやや低め.
やはり1Barだと違いがわからんな.
本当はもっと低くても良いらしいが,パンクが怖い.

今日は記録更新のガチ登りのつもりなので,シューズを決戦用の超軽量ジロに.
片足150gという奇跡の一足.
なんで絶版なんやろ?
ボロボロの中古がフリマで高額取引されていたりする.

さて出発.

計測開始地点まではゆっくりとウォーミングアップ.
うーむ,気のせいか脚が重い.こりゃあかんかも.
昨日の比布ライドの疲れか.

Topstoneなはじめての比布いいながめ台ライド

本番なら3本ローラー持参しているところ(出ないけど)

途中で先行するグラベルロードの女性をパス.
並びぎわ,「こんにちは~」と声をかけるが,びっくりさせてしまった.
黙って抜くのも変だし,難しいね.

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計測ポイントの小屋,そしてチェーン着脱場を越え,ペースを少し上げる.
最初のカーブを曲がる頃,路面の濡れを確認.
そして...残念ながら降って来た.

ああ,またチャリが汚れるなぁ.帰ったら洗車が待っている.

誰かが言っていたが,「EMONDAはヘッド周りからのフレーム浸水がひどく,雨中走行後はフォークを抜いてサビなどを確認した方が良い」とのこと.
うん.面倒くさい.

毎年,ロードバイクのオフシーズンとなる冬場には,ショップにオーバーホールを頼んでいる.

DOMANEの今期オーバーホール完了!

天候に関係なく長距離を走っているブルベ・マシン,DOMANEを分解・清掃してもらっているが,そろそろ購入3年目になるEMONDAを預ける方が良いのだろうか?

オーバーホール代は1回¥30,000ほど.
さすがに2台依頼する余裕はない.

標高が上がるにつれ,雨だけでなく霧も出てきた.
下って来るチャリも数台.
サングラスも曇る.

ALTALIST(アルタリスト) KAKU SP1(カク エスピー ワン) PHOTOCHROMIC(調光レンズ) Smoke Gray Frame Blue Mirror Lens Photochromic(調光)

一方で徐々に脚の重さが解消.
やはりウォーミングアップは重要やな.

直登の「心折坂」まで来た.
10年以上前,初めてカミヒルした時,ここで絶望のあまり足つきした記憶がある.
今では全く問題ない.真冬でも登る.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

当時とはマシンが異なるとは言え,重量差はそれほどないはず.
ヒルクライム,いやサイクリング用にカラダが最適化したとしか思えない.

やはり自転車は不思議な乗り物だ.
若かったあの頃の方が明らかに体力は上のはず.
なのに,年齢を重ねた今の方が確実に楽になり,かつタイムも伸びている.
こんなスポーツは他にない.
人生の終盤にこのような趣味に出会えてよかったと心から思う.

...とかなんとか考えているようで,実際のところはゾンビ走法
目の前の斜度をこなすのに,それどころではない.

「前荷重」「引き足を使う」「呼吸リズム」の基本をキープしつつ回す.

そして運命の分岐点に.
カミヒルはここからが本番.

霧はますます濃くなり,景色どころか次のカーブすら見えない.

そんな中,前方に点滅する自転車のリアライトを確認.
荷物を背負い,蛇行しながら登っていく方がいた.
声をかけてパス.
クライマックスのカミホロ荘を越えた後も,2台ほどチャリを抜く.
お仲間かな?

凌雲閣のゴールライン直前にも蛇行チャリ一台.
最後のひと踏ん張りで,このチャリもパス.

どうやら,この時に知らずに叫んでいたらしく,たまたまゴール地点にいた知り合いのIさんに,後から指摘される.お恥ずかしい.

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そこそこ良いタイムで登れたと思ったが,後にSTRAVAで確認すると53分52秒の歴代2位だった(ベストは4年前の53分14秒)

本番ならさらなる軽量化,入念なウォーミングアップ,そして何よりレースというアドレナリン吹き出しシチュエーションによるさらなるタイムアップが期待できよう(出ないけど)

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停まるとやはり寒い.
もはや儀式化している凌雲閣での赤コーラ.
350ml缶は売り切れ.
500のペットはキツイのでリアルゴールドを.

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長居は無用というか危険.
ジレを着て下山.
そう言えば前回苦しめられたアレルギー症状は出なかった.

EMONDAなカミヒル,ENIWA RACINGのみなさんとライド

やはり何かの花粉に反応したのだろうか.

分岐まで下る.
距離が足りないのと,カラダを動かして暖まりたかったので,右折して望岳台方面へ.
標高が低くなるにつれ,霧も晴れ,気温も上がってきた.
何よりうれしいのが太陽.
体力ゲージが回復するのがわかる.

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白金温泉街を通過し,道の駅「ビルケの森」でトイレ休憩.

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しっかり「みちレポ」でスタンプも.
上富良野のデポ地まで戻るために,「ビルケ-カミフ」ルートを走る.
この道,何が良いって,頂上を越えたら基本的にずっと下り.
正に快走.

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上富良野市街地に戻って来た.

せっかくなので「昼食前にもう一本!」ということで,ラベンダー公園をかけあがる!
ありゃ? タイム遅すぎ.ゴールライン踏んでなかったか?

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昼食のため,以前立ち寄った「第一食堂」に寄ってみるが...駐車場は満車で長蛇の列.
店内キャパからいっても,相当な待ち時間が見込まれるためパス.
ここは素直にセイコマでしょう.

で,いつもの「かつ丼」

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日の出公園に戻る.

EMONDAをハスラーに積み込む.
時間はまだある.”サ活”に行こう.

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もう十数年以上行っていないが,すぐそばに「フラヌイ温泉」がある.

フロンティア フラヌイ温泉

ここは31℃の低温泉が有名.
いつまでも入っていられる.
不思議なことにあがるとカラダはポカポカ.

肝心のサウナはイマイチ...っつーか,外気浴ができない構造.
サウナ目的で訪問するのはナシやな.

で,帰宅.

早速,雨に濡れたEMONDAを洗う.

先日の「HANAZONO」以来,これまで以上にこいつが好きになった.
ようやく馴染んできた.走らせ方がわかってきたのだろうか.

第13回ニセコHANAZONOヒルクライム(その1)

そしてカミヒル
今の走力だとコンスタントに55分切りはできそう.
となれば,次は50分切りが目標やな.

カミヒルの公式サイトにはリザルトが掲載されている.
富士ヒルのごとく,プラチナやらゴールドのくくりがある.

今のKazchariの場合,シルバーとなる.
プラチナは45分切りかぁ...残された時間でいけそう?
無茶だ(ちゃんとエントリーして走れ).

いよいよ,“アレ”に手を出す時が来たか...(予断を許さない状況)

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EMONDAなカミフうろうろライド~ヒルクライム練?

2024/6/22 Sat

軽さは正義なのか

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曇り.温度:19 ℃,湿度:89%,体感温度:19 ℃,風速:6.6km/時,風向:WSW

蝦夷地もすっかり梅雨入り(たぶん).
週末の天気予報もよろしくない.
本日土曜日は曇り一時雨.
少し迷ったがアクティブレストが重要.
天気がもつことを願って,EMONDAをラックから降ろす.

「旭ヶ丘ヒルクライム大会」をスキップし「HANAZONOヒルクライム」にエントリー.せっかく遠征するならできるだけ上位を目指しましょう.

ニセコHANAZONOヒルクライム

本番は8/4開催.まだ一ヶ月以上余裕がある.
その間,何をするのか?

ロードバイクというスポーツは不思議なもので,筋トレはした方がいいだの,しない方がいいだの,シートはどこに座るかだの,グリップの握り方はこう,ポジションがどうたらこうたらで,日々もめている(誰が?).
ここまで正解がないスポーツは珍しいのでは?

ヒルクライムに関しては,機材もライダーも軽ければ軽いほど良いとされる.
その言葉を信じて,ヒルクラマシンのEMONDAではなく,昨年の「旭ヶ丘」では可能な限り軽量化したエンデュランスロードのDOMANE(6.9kg)で出場.

2023旭ヶ丘ヒルクライムアタックと愛山渓二次会ライド

現行のDOMANEはゴツいので,ここまで軽量化は無理だろう.
ちなみにEMONDAは決戦仕様で7.6kgだった.

まぁ,この時の大会は出走前にちゃんとローラーでアップしたりしたしな.
順位はアレだったが,少なくとも自己ベストを更新できたのはうれしかった.

この合法ドーピングも効くでぇ.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

あれから1年.さらにEMONDAを乗り込む.
結果,STRAVAセグメントの自己ベストをいくつか更新.
EMONDAに慣れたのか,それとも身体が鍛えられたのかわからんけど.

そういやDOMANEEMONDAには明らかな違いがある.
前者はリアの最大ギアが28T,後者は30Tである.
そのおかげかカミヒルのラスト2kmの激坂エリアはかなり走りやすくなった.
脚が残せている(ベスト記録はまだDOMANE使用時)
うん? トレーニングとしては28Tの方がいいのか.

まぁいいや,HANAZONOにはEMONDAででましょう.
「旭ヶ丘」より距離が長く斜度は緩い.
ここは半分エアロなEMONDA向きっぽい.

つーことで出かける.
坂がくれば,色々乗り方を変えてみる.
まずは,美瑛入り口の定番倉庫にて.

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先週の「Flèche」で通った道を逆走.
気になる箇所をチェック.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その4)

行くか戻るか協議していた箇所付近.
やはり美瑛川を越えて市街地に抜ける道はグラベルのままでした.
マシンがTopstoneなら突入ルート.

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これまた以前から気になっていた謎の施設.
調べてみると車中泊専用エリア.

RIJIN HILLS BASE

なんか高くね?

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このまままっすぐ直進して国道に出ると「YAMAICHI」さんあり.

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せっかくなので,このあたりのジェットコースターエリアを散策.
10~12%の楽しい坂が連続.
サドルの座る位置を確認したり,引き足を意識したり,ペダルに体重乗せたガシガシ走りと,知っている”ヒルクラのコツ”を色々と試す.

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やっぱりいい景色だ.
ロードに乗るヨロコビ,ここに極まれり.

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こちらの国道をはさんで西側エリアにはあまり来なかったけど,楽しいね.

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たんぽぽが咲き乱れるエリアへ.
人工的でない美しさがある.

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にしても,このド派手なカラーのEMONDA,自然の中でもなぜかしっくり(そうか?).

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カミヒルチャリダーの約束の地(いくつあるんだ?)日の出公園へ.
さすがに登る時間がないので,代わりに公園展望台にタイムアタック.
ヒルクラ練にふさわしい.
後で確認するとSTRAVAセグメント6位! よい感触.

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下る.
ラベンダー最盛期.

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いい構図を探す.
無理な倒し方をしたせいか,右ハンドルバー先端につけたバックミラーを紛失.

ビーム (The Beam) ドロップバー用サイドミラー 国際特許 CORKY [コーキー] バーエンドミラー

既に下り終えて道路に出た時に気づいたが,一方通行なので戻れない.
仕方なく激坂クライムをもう一度.
こちらもなかなか良いタイム.
うむ.早いうちにフロントをインナーに入れ,引き足を使い,前の筋肉は後半にとっておく,この踏み方が今のところベストのようだ.

一周回って無事ミラー発見.
小ねじを緩める必要があるが,ドライバーがない.
家帰ってつけよ.

腹が減ったので美瑛まで戻る.

途中で有名な赤い屋根の家が見える場所を通過.
そろそろ塗り直した方が...いや,観光客が増えてしまうだけか.

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セイコマで昼食後,いつもとは異なり聖台公園経由で帰路につく.
牧草ロールのある風景.ザ・北海道.

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「就実の丘」は観光客だらけ.

立ち止まらずすぐにダウンヒルへ.ヒャッハー.
ヒルクラ練というなら登り返せば? いや,まぁその腹が重くて...(ダメだこいつ)

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旭川空港入り口.
次にここを使うのはいつだ?(予定なし)

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ポン川沿いのサイクリングロードを快走...と言いたいところだが,前方からクルマが走ってきてびっくり.油断大敵.
いや,農作業車ならともかくセダンが走るのはおかしいのでは?

途中,この細い橋を渡って反対側へ.

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で,15時過ぎに帰宅.
先週行けなかったサウナへGo.

これからしばらくは「HANAZONO攻略」の研究やな.
ブログやら動画のチェックも大事だが,やはり実試走は欠かせない.
今回は前々日にinするつもり.

色々と情報を集めてみると,チップ計測なので不要な位置取り,変なかけひきは必要ないようだ.
どのクラスだろうがマイペースで走ればいい(本当?).

つーことで,ひたすら登って色々試しましょう.
答えは自分のカラダとEMONDAくんに訊くのが一番.

機材ドーピング?
うっ,ボーナス払いの誘惑が...