Topstoneな東神楽グラベルライド~ジャングル・リベンジ

2024/6/23 Sun

ミドリの地獄ふたたび

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曇り.温度:16 ℃.湿度:100%.体感温度:16 ℃,風速:3.9km/時.風向:WNW

旭川自転車愛好会のイベント「東神楽グラベルライド」にまたまた参加.
先日の鷹栖町グラベルからの連投である.

Topstoneな鷹栖町グラベルライド

この時も書いたが,昨今の熊騒動のせいで一人でグラベルに行けなくなった.
だがしかし.多人数で行くと安心(そうか?).

それに知らないルートを案内してくれるのでホンマに楽しい(しかも参加無料)
リーダーのCさんに深く感謝である.

今回の集合場所は東神楽のパークゴルフ場.
いわゆる「ウパシの森」(冬限定)ですね.

ウパシの森ふたたび~ファットバイクに試乗!

家からは15kmほど.
自走も考えたが,集合場所のすぐ隣に常サウナの「花神楽」あり.
これはライド後,ゆっくり蒸されてから帰りましょう.

つーことで8時過ぎにハスラーで家を出る.
途中セイコマに寄って,補給食となるグミカロリーメイトを購入.

8時半頃,パークゴルフ場着.

何やら大会があるのか人で大賑わいだった.
駐車場の隅に“らしい集団”を発見.

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Cさんの他,前回もご一緒したSさん,それに初めましてのMさん(大学生),Kさん(自転車屋さん)の2名,これにKazchariを含め計5名が本日のメンバーである.

問題はe-Bikeが3台もあること.
今日も口内に鉄の味がしそうだぜい.

で,出発.
スタート後,すぐにグラベルというか田んぼのあぜ道に突入.

やはり土の感覚は良い.
やがて激坂を越えて,高原へ.
景色最高.

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さて,CさんとSさんはいつも通りe-Bikeで激走.
トレーニングを兼ね,できるだけ遅れないようについていく.
これって,インターバルトレ?

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一旦舗装路に出て有名な「赤羽の丘」へ.

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ここはよく来ます.
なんせ「ツーリングマップル」にも記載あるしな.

ツーリングマップル 北海道 2024

オートバイの姿もよく見る.

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春には桜が美しい聖台公園で休憩.

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2024年のGW総括!

次のグラベルに備えて補給タイム.
集合前にグミを買っておいて良かった.

さて,我がTopstone,例によってタイヤ圧は3bar.
グラベル走行という目的ではやや高め.
不思議なことに,走っているうちに自然に2barになって落ち着く.
それ以上は低くならないのでパンクではない.
不思議だ(チューブです)

少し休んだだけで次のグラベルへ.
正に波状攻撃.
今日はNISEKO GRAVELなみにハードかも.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

宇幕別方面へ向かい,途中から次のグラベルへ.
今度はいきなり斜度10%越えの直登=いわゆる心が折れる坂.
いやいや楽しい(変態)

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登り切ったと思ったら,つづら折れでまだ登る.
うひょひょ(変態)

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アップダウンを繰り返すとなんだか緑が濃くなってきた.

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ジャングルに突入?
どこかで見たような景色...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

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かろうじて道らしきモノは存在する.
クルマとは言わないがヒトが通っているのか? 山菜ゲッター?

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何が出てもおかしくない道を脱出し,少し開けた場所に出た.
そやけど,リーダーのCさん,よくこんな場所を見つけるなぁ.
”ぼっち”じゃ絶対無理.

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で,廃道寸前の坂を登りきると...非情にも電気柵.

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見渡したところ,どこにも抜け道はない.
まさかの引き返し=万策尽きたかと思いきや,作業中のトラクターが近づいてきた.
てっきり怒られると思ったが,なんと親切にも電気柵を外して通してくれた.
「よくこんな道来たね~ 自転車で山走ってるんだぁ~」と呆れ声.
ありがとうございます.

こっちはただの遊びなのに,お仕事の邪魔をして申し訳ありません.

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畑内を通らせてもらい,しばらく進むと見覚えのあるところに出た.
朗根内の交差点にある自販機まで移動.
補給タイムである...が,ゴミ箱がないので空き缶を捨てられない.
先月の八戸遠征が懐かしいぜ.

明徳小学校前から始まるグラベルに突入.
期せずしてここが本日のハイライトとなった.
激坂に次ぐ激坂.
サイコン読みで一時は20%越えの場所もあった.
蛇行しつつなんとか足つきなしで登りきる.

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周囲360°開けた風景.
いやいや家のすぐ近くにこんな場所があったとは驚き.

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頂上から下る道は2つ.
右は明らかに集落につながってそう.
左はさらに山奥へ.

さて,少々壊れたグラベル愛好者が選ぶのは...もちろん左である.

急坂を降りて,最初に現れるのが倒木.
大丈夫.下をくぐれば問題ない(そうか?)

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しばらくは道らしき道が続く.
さっきの道でもうこりごりだったのだが,またしても緑の地獄に迷い込んだらしい.
しかも,さっきよりもハード...

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やがて周辺の草が身長を越えてきた.

写真撮影などで停車すると先行者の姿が見えなくなる.
当然,後方にも人影なし.
チャリにはエンジンがついていないので静か.

すっかり忘れていたが,ここは羆の出没エリアである.
藪を抜けたらいきなり羆と対峙しても,全然おかしくない.

止まっているとクマ鈴も鳴らない.
時折,誰かのブザー音が聞こえる.

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困ったのが,こんな場所に紛れ込むとは思わず,半パンビブで来てしまったこと.ちくちく系の草や枝がむき出しの下腿や手指にスリ傷を作る.

そして出血.うぎゃぁ.

グラサンはしているものの,一番大事な目は守らねば.

そういやマダニは大丈夫なのか?

とかなんとか心配事が山盛りだが,どうしようもない.
「このまま進めばマシな道に出るはず」とのCさんのナビ感を信じて,藪コギしつつ進軍.ここはインパールか?

そしてついに...

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完全に道が無くなった.
決死の行軍もここまで.
悔しいが引き返すことにする.

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一度通っているので戻りは早い.
倒木箇所まであっと言う間.

先ほどの激坂を下り幹線道路へ.
やっと一息つく.

もう12時近い.
昼食の時間である.
当初予定していたカフェは満席(5名以上は予約推奨).

少し走ってWednesday cafe&bakeに移動.

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これまた満席近かったが,バラバラに座ることでなんとかランチにありつけた.
残り一食と言われた「ガーリックシュリンププレート」を注文.

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想像よりずっと美味し.リピート確定.

さすがに今日のライドはここまで...と思っていたが,なんとグラベルライドはまだ続く.
楽しい.楽しいが...ハードだ.e-Bike速えー.

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つーことで,食後のおかわりグラベル後,無事スタート地点に戻る.

事前に見たGPXだと「なんか知っているルートやな」と思っていたが,百聞は一見に如かず,全然違った.
まさかここまで充実したライドになるとは.

「グラベルバイクが推されているのはメーカーの陰謀.なぜならアメリカみたいな走って楽しい場所がない」という声もあるが,北海道,いや少なくともKazchariの住む旭川周辺は例外やな.
丘陵からガレ場からジャングルから,まだまだ知らないグラベルだらけ.
羆問題さえなければ,もっとディープに探検したいところである.

さて,こうしたイベントで知り合った方とSTRAVAでつながろうと思っても,e-Bike勢は利用していない人が多い.
まぁ,そうかもしれん.
普通に走っただけでセグメントのKOM取りまくることになるしな.
抗議メールがガシガシ送られてきそう.

旭川自転車愛好会の次のライドは「和寒近郊グラベル」とのこと.
これもぜひ参加したい.

いやホンマ楽しかった.
もちろん,サウナも堪能しましたよ.

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Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その2)

2024/6/15 Sat

焼肉と霧雨と

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晴れ時々曇り.温度:23 ℃,湿度:68%,体感温度:23 ℃,風速:9.5km/時,風向:SSW

その1はこちら ⇒ Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

まだ陽が高く暖かい.
特に防寒装備はせずにダウンヒル.

そこそこスピードも出てしまうが,ここは野生動物との接触事故頻発ゾーンである.
チャリだと鹿どころかキツネにぶつかっただけでも大惨事となる.
慎重に下る.リムブレーキやしな.

途中,Pikaさんの提案で「タウシュベツ川橋梁」に立ち寄ることに.
入口にチャリを停めて,100mほど森の中を歩く.
こういう時はやっぱりSPD

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ここから橋を眺めるのはKazchariも初.
あぁ,こんなに遠いのか.

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ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

音がして振り向くと鹿の親子がいた.

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熊だったらブルベどころではない.

幌鹿峠と糠平温泉との分岐点まで下る.

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糠平温泉街にある「ひがし大雪自然館」まで移動.

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トイレ休憩後にチャリまで戻ると,Pikaさんが悲鳴.
なんとリアタイヤがズル剥け.中の繊維が覗いている.
この状態だと,いつバースト,いやその前にスリップしても不思議ではない.

タイヤ交換後,それほど距離は走っていないとのこと.
メーカー名は伏せるが,ちょっと耐久性に難ありと見た.
もしくは...例の八戸の「呪い」が継続しているのか?

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

やはり,ブルべは信頼と実績の「Continental GP5000」が安心ですな.

2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 [並行輸入品]

以前に比べ値段が倍以上になったのが大問題だが.

そうそう,パーツ価格と言えば,日本への配送サービスがなくなってしまった“みんな大好き”「wiggle」が,いつの間にか国外配送復活.

wiggle

しかしながら以前に比べると品揃えが悪い上に高い.
上記「GP5000」の700×28cが2本でなんと120ポンド(+送料)もする.
海外から買う意味が全然無ぇ.

さて,現実に戻る.
まだまだ先は長く,Pikaさんの安全も気になるところ.
とは言え,ここでDNFするわけにも行かず(してもどうしようもない),次のPCを目指す.

やっかいなことに,この後,悪名高い“例の道”が控えている.
それは「芽登ダウンヒル」
快適走行の国道を左折して,まずは直登のヒルクライムから.

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いただき画像

そしていよいよ始まる地獄.
別に急坂とか砂利が浮いているわけではない.
何しろこの道,道路の継ぎ目の高低差が激しく,かつその間隔が短いのだ.
ようするに常にドッカンドッカンと下から突き上げがくる.

十勝方面にありがちなのだが,冬期間の地面凍結によりアスファルトが変形,こうした波打ち道路を作る.ここは特にひどい.

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今回は事前に知っていたため,腰を浮かせた“グラベル乗り”で衝撃を吸収しつつ走ったが,5年前の初見ではマジでびっくりした.
ランドヌールの中にも,ボトルが吹っ飛んだり,パーツが破損するケースが続出したらしい.

おまけに長い.
いつ終わるとも知れぬ波状道路.
ようやく記憶にある道路が少し狭くなる場所に到達.
「そろそろ終わるはず」と思いきや,今度は工事中でジャリの上に鉄板が敷いてある.

いただき画像

雨が降ってなくてよかった.
前方に黒い生き物を発見.
まさか...子熊!? ⇒ 猫でした.ただし黒猫だったので不吉.
その後は鉄板なしのグラベルになったりと,やはりハードな道だった.

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国道に合流.
段差がマシになった道に,一同「ようやく文明社会に戻ってきた」と安堵.

さすがに国道は交通量多め.
確かこの付近に道の駅があったはず,と休憩を提案.
それは廃止された道の駅「足寄湖」

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その昔,高台にあるレストランで食べた「鹿肉シチュー」が美味かった記憶がある.
それにしてもこの旧道の駅はレイアウトが悪すぎる.廃止も止むなし.

さて,次のPCはまだ先.
暗くなる前に急ぎましょう.
ありがたいことに追い風マジック継続中.
果てしなく続く直線道路を高速巡行.

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徐々に夕闇が迫る中,本別町着.
時刻は19:00になろうとしている.
PCに寄る前に夕食に.

Google先生におすすめを訊く.

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営業中かどうか不明な道の駅をうろうろしたりと,町内をしばし徘徊.
なんだかんだで「COWKING」という焼肉店に決定.

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どうでもよいがこの「COWKINNG」「ガオキング」に聞こえて,脳内にアニキの歌う「百獣合体!ガオキング」がリピートして困る.

ブルベ中に焼肉? 通常ではなかなか考えられないメニューではある.
3人とも「カウキングカルビ焼定食」(¥1,650)を注文.
幸いなことに一人分ずつ皿に分けられた肉が出てきた.

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さらに七輪焼きである.美味し.
これは良い.
タンパク質でパワー回復.
アルコールが飲めないのが残念だが,まだまだブルベは続くのだ.

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夕食タイム終了.
店の外に出る.
すっかり夜だ.それに肌寒い.
ウインドブレーカーとレッグカバーを装着.

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すぐそばの【PC2:184km地点 セイコーマート本別店】へ移動.
5年前のブルベではここで夕食を摂った.

缶コーヒーを購入.
町を離れ,いよいよ本格的な夜間走行に突入する.

店の外でKさんが一言.

「霧雨ですね」

確かに.
三国峠で会ったTraceの人たちも「帯広は霧で大変でした」と言っていた.
やはり,峠を境に天候が異なるようだ.

いずれにせよ,まだレインウェアを着るほどではないと判断.

チャリの前後ライトを点灯.
フロントは「OLIGHT RN1500」を最小ルーメン(300)で.

OLIGHT(オーライト) RN1500 自転車ライト

リアはキャットアイの単4電池仕様の「OMNI5」

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5

ヘルメットにキャットアイの「HL-EL145」,リアにBikeguyを付ける.

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン 前照灯 JIS規格 800カンデラ HL-EL145

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト 防水 強力発光

信頼と実績のギアたちである.

ここからはしばらくKさんを先頭に走る.
本ブルベで最も寂しい地域である.

町と町の距離が遠い.
街灯もほとんどない.
振り向くと完璧な暗闇が広がる.
夜間なのに鳥の声が響く.

雲に覆われているのか,月も星も見えない.
晴れていれば頭上には満天の星.気分は宇宙の旅...なんやけどなぁ...残念.

霧雨がやがて小雨に.そう,明らかに雨に変わった.
路面も濡れている.
先ほどの芽登よりはマシだが,十勝クオリティの凸凹道路,油断すると水たまりに突っ込む.

こんな夜でもメリットはある.
ライトのおかげで後方から迫るクルマに気付きやすいのだ.
ゆえに危険な路肩ではなく,センターライン寄りを走れるしな.
メンバーとのおしゃべりもしやすい.

そんな暗闇の田舎走行中,前方に光が見えた.
クルマのハイビームにしてはまぶしくないし,光量も小さい.
横ではなく,前後に並んでいるようだ.
それになかなか近づいてこない.

そう,まさかのチャリ集団だった.
こんな時間,22:30過ぎに走るチャリと言えば...ブルベに違いない.

すれ違いざま互いに「がんばれぇ~」とエールを送る.
立ち止まらないのが“らしい”.

後で調べたところ,おそらく「炎上上等シャーマンズ」というチーム.
よりによってこの名前...だから雨なのか.

我々とは逆回り.
てことはこれから三国峠越え!? タフだ.

しばらく進んでPCでもなんでもない「セイコーマート士幌店」にピットイン.
暖をとる.
そう.もはや完璧に雨.予報が悪い方に外れた.

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ウインドブレーカーでは対応できず,レインウェアに着替える.

モンベル U.L.サイクルレインジャケット

まさかこのような事態になるとは予測できず,レインパンツは持参せず.
ただし最強の対雨天グッズ,「オールラウンドソックス」を着用.
脚部の濡れは仕方がないが,少なくともシューズ内の防水は完璧である.

モンベル GORE-TEX オールラウンド ソックス

少し停まるだけでカラダが冷える.
早く動かして熱を産生しなければ.

一山超えて軽快にダウンヒル.
道の駅「しほろ温泉」への道道で右折に気付かずミスコース.
Kazchariが気づいてダメージを最小限に抑える.

Flèche走破のコツで気づいたことがいくつかある.

まずメンバーの「脚が揃っていること」が最重要.
ペースが異なるランドヌールに追いつくのも,合わせるのも大変.

次に「ルールに精通していること」
かなりややこしいので,経験者がリーダーを担うべき.

我がチームはPikaさんが先日,東京にてFlècheを経験済み.実に助かる.

そして...できれば「コース周辺の地理に明るいこと」
先ほどのミスもそうだが,コース経験者もしくは地元出身者がいるとかなりの確率でリカバリが効く.
これは手前味噌ながらKazchariの役割.
その強みがこの先の最終局面で生かされることになる.

で,とりあえずここでのミスを回避し,鹿追へ向かう.

遠くに見える鹿追は街灯の数も多く,まるで砂漠の中のオアシス.
プライベートやブルベで何度も訪れているので,コンビニの位置も把握している.

ところが...ルート通りに進むと,道の駅やコンビニのある中心街をスルーしてしまう.
街外れでそれに気付いたKazchari,一旦停止して二人と相談.
少し戻ってセブンで休憩するか,それともこのまま進んで次のPCである新得を目指すか...

Pikaさんの「残り16kmです.このまま行きましょう」との意見.
進軍を決意する.

長いようで短いようで長い16km.
しかも山越えだ.
雨も止まない.

それでも漕いでいればいつかは目的地に着くのが世の理.
新得町の明かりが見えてきた.

久々の信号ストップ.
新得のセブンイレブンと言えば,昨年,Kaba3ともオートバイ試走時に立ち寄ったな.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

確かこのあたりにあったはず...
だが,なじみのセブンイレブン看板が見当たらない.
右折してしばらく進むと新得駅.
そこを過ぎて道は暗闇の中へと入っていく.

こ,これは確実に通り過ぎている.
Uターンし,先ほどの信号まで戻る.
そして目を凝らすと...角にあったのは,消灯して闇にたたずむ【PC3:269.8km地点 セブンイレブン新得町南店】の姿であった...

(その3)に続く  Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

2024/6/15 Sat

夏は扉を開けて

https://ridewithgps.com/routes/45735841より
https://ridewithgps.com/routes/45735841より

晴れ時々曇り.温度:23 ℃,湿度:68%,体感温度:23 ℃,風速:9.5km/時,風向:SSW

話は昨年12月にさかのぼる.
ブルベで何度かご一緒した函館のPikaさんから「今度のFlècheで一緒に走りませんか?」とのお誘いを受けた.

Flèche?

「確か,360kmぐらい離れたところから,24時間内にとある集合場所を目指すチームブルベやんなぁ?」程度の認識.

ちゃんとした説明はこちら ⇒ Fleche Japan規定の補足説明

こりゃ思った以上にルールが細かい.
理解がイマイチ追い付かないまま,ルート作成に関してはPikaさんに丸投げ.
本番では走行中のサポートにまわる所存でありますッ <(^^)

今回の集合地点=ナイスプレイスは旭川.
そこで,旭川からの距離を調べてみた.
函館まで高速使って436km.
遠すぎか.
八雲までならちょうど360km.
うん.そこまで輪行してスタート.旭川を目指す感じかぁ...と勝手に想像.

ところがPikaさんの計画では,ランドヌ札幌のブルベ「旭川400」をベースとし旭川発着で調整する予定とのこと.
なるほど.その手があったか.こりゃ旭川市民としては助かる.
それに「旭川400」は以前走ったことがあるので土地勘あり.

BRM824旭川400km(その1)

大雪山系をぐるっと一回り.

Flèche(矢)というより,ブーメランなコースやな.

昨年はランドヌ札幌の中の人,kaba3ともオートバイで走った.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

つーことで参加決定.
当初は函館組3人,旭川組2人の5人構成だったが,諸事情により出走者は3人になった.これはFlècheの最低参加人数.
以後,一人でも欠ければDNSかDNFである.ヤバい.

チーム名は「おだってるJAPAN」となった.

そして6/15.出発の朝を迎えた.
快晴である.
長袖のブルベジャージと,下は半パンビブで良いでしょう.
ウインドブレーカーと,念のためにレインウェアも持っていきますか(大正解).

スタート地点の「セイコーマート神楽岡通店」は自宅から5kmほど.
チャリ自走のため8時過ぎに自宅を出る.

前日のDOMANEくんの最終整備&洗車の際,前後に雨よけフェンダーを取り付けた.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

だが安物のペラペラ,もしくは2点留めのせいかめちゃめちゃ安定感が悪い.
できれば無しで走りたいところだが,雨天時に迷惑をかけては...とそのまま走行.

信号ストップの際に確認.
案の定,斜めに歪んでいて下手すればタイヤに接触しそう.
うーむ.どうすれば...と思い悩みつつ,セコマ着.

既にチームリーダーたるPikaさんが到着していた.
なんと,フェンダーなしである.

「予報だと雨降らないらしいので外しちゃいました」

なんのこっちゃ.
ならば,ということでKazchariも取り付け基部だけを残してフェンダーをオフ.
問題はその外したフェンダーをどうするか,である.

とある事情でやむなくDNSとなったOさんが,スタート時に見送りに来ると言っていたので,預かってもらう? それとも時間はまだあるので一旦帰宅?

思いついたのは,息子の宿泊合宿のために,ちょうど家を出た頃のヨメさんに託すこと.
電話をしたところ通り道なので寄れるという.正にドンピシャ(死語).

次に函館から参加のKさん登場.初対面である.

その後,到着したヨメさんにフェンダーを渡した後,Oさんがやってきた.
ブルベカードの確認などでわちゃわちゃしていると,出発時間である9:00が近づいてきた.
まずはスタート地点のレシート入手である.
チーム戦ゆえ,レシートの打刻は3人同時でなければならない.

Pikaさん情報によると,メンバーの一人がトイレに行っていることに気付かず,他のメンバーが先に買い物.15分違いのレシートになったところ,ゴール受付時に「失格」となった事例があったそうな.怖っ.

RPGのキャラのようにレジに並んで,9:00打刻のレシートをGET.
いよいよ旅立ちである.

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この時は「まっ,400ブルベみたいなもんでしょ」と軽く考えていたKazchari.
まさか,この後に阿鼻叫喚な地獄が待っていようとは...

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まずは市内を抜けなければならない.
ようするにいくつもの信号坂を越える.
25km/hほどのペースで先頭でひっぱる.
明らかにぼっち走行時よりペースが遅い.

「そうそう,ブルベはこういうのでいいんだよ.タイムアタックなんて考えちゃダメです」← どの口が...

当麻を過ぎて高速の下をくぐる.
完璧にいつもの練習コース.

ちなみに一緒に走るKさんだが,本日のコースは完全に初見.
同じ北海道と言えど,函館と旭川はまるで景色が異なるので実に楽しいという.
そうそう,こんな天気は滅多にない.
この先の三国峠が楽しみである.

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ちなみにKさんのバイクはサイズが小さい.
明らかに体格に合っていない.
なんでも親戚からのもらいものらしい.
ロードバイクの場合,小さい分にはステム長やらサドル長でなんとかなるが,がっしりしたKさんには窮屈そうに見えた.
娘さんが自立したら新車に買い替える予定だそうな.
うむ.誰かと違って父親の鑑やな(チャリ4台にオートバイ1台...)

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さて上川に到着.
時刻は11時過ぎ.
混む前に,人気店『よし乃』に入りますか.

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『よし乃』と言えば「みそラーメン」
今や一杯¥1,000である.
3人分を頼む.
そういや,昔は(なぜか)「漬けマグロ」が自動的についてたなぁ.

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食後,すぐ隣にある【PC1:48.8km セブンイレブン上川町店】に移動.

ここを右折すると「旭ヶ丘ヒルクライム」の会場.
今年はパス.前日の山岳ブルベ「当丸コースター300」のせいだ.

さて,ここからは約50km先の三国峠を目指す.

今日は風に恵まれていて,予報だと行きも帰りも追い風.
期待しすぎると外れた時の(心の)ダメージがでかいが,今のところ完全に追い風である.
層雲峡まであっという間であった.

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レースでも,通常のブルベでもないので,PCではない「セブンイレブン上川層雲峡店」にてまたまたピットイン.
この地味カラーなセブン.
昨年7月に人出不足につき一度閉店したが,復活の声が多かったのか5ヶ月後に再び開店.
これってめずらしいパターンでは?
元々はスキージャンパー高梨沙羅の実家が経営していたが,現在は層雲峡のホテルが運営しているそうな.

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カーブを曲がってすぐの立地なので,ブレーキによる追突事故が心配...なのはKazchariだけ?

さて出発.
この国道39号の最大の難所である「銀河トンネル」着.
2019年の「旭川400」ではランドヌールが,トンネル内でクルマに追突されている.

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全身反射素材+赤色ライトをガシガシ付けているチャリをはねるとは,どんだけ注意散漫やねん.
つーことで,事前の話し合いにて安全を考慮し,歩道をゆっくりと走ることにした.
道交法上も問題ないはず.

自転車も歩道を走っていいの? 通行が認められる4つのケースとは

そもそも歩道に歩行者なんぞいない.
ただし,暗いトンネル内は凸凹で,縦溝にタイヤを取られること数回.
落車はシャレにならん.

トンネルを抜け,北見方面との分岐.

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もちろん帯広方面へ右折.
ダム上にて記念撮影.

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もう一つの短いトンネルを抜けていよいよ斜度が上がる(アップダウンあるけど).
と言ってもこちらからの登りはかなり緩やか.
2~3%,たまに6%か.
晴天の中,景色を堪能しながら漕いでいると,あっという間に最終トンネルに.
ここを抜けると三国峠である.

まだ14時前.
カフェもオープンしている.

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ここで帯広からのTrace組と接触.
この後,層雲峡に下って本日は終了(宿泊)とのこと.

...な,なんだと??
こちらはまだ17時間以上残しているというのに.

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Trace組を見送った後,食事の提供が終わった三国峠カフェにて休憩.
ここは思い切って「サクラカフェラテ」¥750をオーダー.

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贅沢の極み.

水汲み場で水を補給.
そしていつもの看板で記念撮影.

いただき画像

なかなかこの天気はない.
日本でも有数の絶景.
初見のKさんは元より,ブルベで何度も来ているはずのPikaさんも感動していた.

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さていよいよダウンヒル
十勝エリアに突入である.

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(その2)へ続く ⇒ Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その2)

Amazonスマイルセールでのお買い物~チャリ関連ばかり

2024/6/17 Mon

生活をより豊かに

iPhone15 Pro

ほぼツキイチで開催されるAmazonのポイントアップセール.
6月は「スマイルセール」というよくわからない名称だった(ネタ切れ?).
つーことで色々購入.ほぼチャリ関連.

【トレーニングベンチ】

iPhone15 Pro

部屋が狭くなるのでこの手のグッズは増やしたくなかったが...日本製にひかれて買っちった.
格安商品のためか想像よりも軽く,安定感はあまりない.
Kazchariは小柄で軽いからいいけど,重量級の人にはおすすめできない.
組み立ても特にねじ止めなどは必要なく,角度調整のためのピンを三か所に挿すだけ.

ただし費用対効果は抜群.
昨年5月の落車後,チャリに乗れない時期に始めたのがこれ.

毎朝1年以上続けている.
おかげさんで肩こりや腰痛がなくなった.
そしてこのベンチのおかげでレッグレイズの負荷が段違いにアップ.
股関節伸展位からの開始となるため,むっちゃキツイ...が楽しい.

他の利用法も考えていきたい.

【日本企業】トレーニングベンチ インクラインベンチ ダンベル ベンチ 角度調節 組立超簡単 折り畳み式 収納便利 フラットベンチ マルチシットアップベンチ 腹筋 背筋 シットアップ 耐荷重300KG 筋トレ 家庭用 日本語説明書【メーカー保証:2年間】

【シマノ サイクリンググローブ】

iPhone15 Pro

サイクルウェアの中で一番の消耗品はグローブでは?
常に汗を吸い,摩擦に耐えているから.

昔はウェアに合わせてハデハデ系のモノを買っていたが,最近の流行にすっかり乗せられて,ブラックまたはダークブルー系を選ぶようになった.
今回は少しだけ安くなっていた世界のSHIMANO製
Sサイズでぴったり.

安全のためにはグローブ必須だと思うが,たまに素手でブラケット握ると妙に気持ちよかったりする.不思議やな.

シマノ(SHIMANO) サイクリンググローブ エアウェイ グローブ 22年モデル

【アンダーアーマー アンダーウェア】

iPhone15 Pro

サイクルジャージの下にはアンダーウェアを着ている.
吸汗即乾のためだ.
特にヒルクライム後のダウンヒルで,ウェアが汗を吸ったままだと...地獄.

これまで色々試したが,半袖はfinetrackのスケスケ.
長袖はパールイズミの半スケが機能的に満足.

特に長袖は疲労につながる日焼け防止になる.
それに水をぶっかけることによる気過冷却作用に期待している.
元々,長袖も2着所有していたのだが,台湾一周旅の際,壁に接触して大きく破れてしまった.
修繕もうまくいかず泣く泣く破棄.

で,代用として,以前からYouTubeの「コスパch」でよく紹介されているこいつを購入.

野球 アンダーアーマー ベースボール ウェア ヒートギア アーマー コンプレッション ロングスリーブ クルー アンダーシャツ クルーネック 丸首 長袖 1358646 UA

色々と効用が書いてあるが,一番気に入っているのは...値段だ.
お試しはまだである.

【電動ポンプ】

iPhone15 Pro
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ついに買っちった.
思い出せばその昔,5年ほど前かな.
一応自転車用と名だたれた,発売されたばかりの「電動ポンプ」を購入したことがあるが,何しろ大きく重かった.
20000mAhのモバイルバッテリーほどのサイズ.
ロードバイクだと,とても持ち運ぶ気にはならなかった.
それに最大で5Bar程度が限界だったような...
つーことで,ヤフオクですぐに売却.

で,時代は変わり,小型軽量・高性能で評判のこいつにしたわけだ.
実際に先月,Pikaさんが使っているのを見た,というのもある.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

確かにそのサイズや性能には文句なし.
特にセカンドグレードの「AS2PRO」は表示パネル付きなのが良し.

値段だけがネックだったが,セールで安くなっていたタイミングで購入.
普段は公式が最安だったが,円安のおかげでAmaが逆転.

CYCPLUS 自転車 空気入れ 気圧表示 MAX 120PSI 携帯 電動ポンプ 携帯ポンプ 小型 電動空気入れ 米式仏式英式バルブ対応

運用上で気になるのが,従来の手動ポンプとの共用.
電動だけだと故障時などに不安だし,電動はチューブ組み込み前のちょい入れが難しい.
「結局ポンプも捨てられへんのか」が残念ポイント(とされる).

まぁ,ここは考えようやな.
思い切って電動だけの人も多くなってきているようだ.
いずれにせよ,グラベルライドブルベなどの荷物が多少増えてもかまわない場合で重宝.

【フェンダー】

iPhone15 Pro
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これは今度の「Flèche Hokkaido」対策.
雨天時にトレインを組んで走る際,後方の方の迷惑にならないように...装着するのが本場欧州でのマナーらしい.
我がブルベマシン,DOMANEにママチャリの様なフルサイズが付くかどうかわからんかったので,おしゃれなハーフサイズで.
効果なかったらどうしよう.

※ その顛末は次回のブログにて

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

【スパイスセット】

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チャリとは無関係の調味料セット.
これまでキャンプ用に老舗の「ほりにし」&「マキシマム」を購入していた.

何にかけても料理も美味くしてしまうので,キャンプ時のみならず,普通に食卓に鎮座している.
(使いすぎたのか)こいつらがそろそろ空に.
別のテイストも試したいということで3種セットのこいつを購入.

【万福】匠のスパイス3種類各1本ずつ3本セット (オリジナル・ガーリック・うまからワサビ)

意外にワサビ味がお気に入り.
この手のスパイスはAmaでも膨大な種類が販売されている.
色々試したいところ.
高いけどね.

以上,今月のお買い物でした.

Topstoneな第7回キトウシ国際サイクリング

2024/6/9 Sun

復活2年目

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曇り.温度:16 ℃,湿度:81%,体感温度:16 ℃,風速:7.1km/時,風向:S

東川の名物イベント『第7回キトウシ国際サイクリング』が開催された.
新コロ明けの昨年から通常運営.
つまり¥3,000の参加費で食べ放題のBBQが楽しめるという,道内1,2位を争うコスパ最高イベントなのだ(あぁ中札内)

昨年の第6回にも参加した.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

別にチームを組んでいるわけではないが,今年も同僚と学生数名でエントリー.
これをきっかけに,若人を自転車沼に引きずり込むのだぁー(成功例なし)

当日はキトウシ森林公園まで自走.
8時からの受付に間に合わせるべく,6時40分頃に家を出る.
もちろんトレーニングを兼ねたチャリのチョイスはTopstoneだ.

やや雨が心配な天気だが,余裕で到着.
「お城まで1本登っとく?」と『きとろん』のある高台まで登るが,城へのルートが開くのは9時からだった.

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8時前に会場in.
スタッフ,参加者を含め知人の姿を散見&挨拶.

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そんな中,ちょっとうれしくない噂を収集.

1)丘のまちびえいセンチュリーライドが今年で終了

今年9/8の第15回が最後らしい.
なにやら農家さんからの苦情が多いとか...
わからんでもない.
ここ数年は不参加だが,かつては第1回から数年連続参加していた.
その際,作業中のトラクターと参加者のトラブルも見たしな.
「オホーツク」と違って町全体で歓迎しているムードもない(らしい).

最近はインバウンド客の畑踏み入れ問題もあるし,とうとう堪忍袋の緒が切れた感.
大会自体も,60km+100kmの2日間開催だったのが,最近は1日だけになるなど縮小傾向だったしな.
集団走行がダメと言うなら,せめて新コロ禍で実施された「スタンプラリー」を復活してほしい.

過酷!びえい CYCLE STAMP RALLY 2021 ライド!

2)Cannondale Japanがなくなる

Cannondaleが日本から撤退.つまり総合窓口がなくなるらしい.
現在の新しい引き受け手を模索中とのこと.
ユーザーへの影響は?
もはや新車が買えない? メンテ,特にLeftyのような特殊機構は誰が?
全く予断を許さない状況.
昨今,TREKやスペシャのような巨大メーカーでさえ,常にセールを行っている.
やばいねぇ.

TREKが事業縮小とのこと

自転車業界がヤバいことに

以上,あくまで“噂”である.
公式からの発表がないので,むしろデマであることを望む.

さて,人が集まって来た.
自分もチームに合流.
8時半の開会式を待つ.

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スタートを待つ高級車がエグイ.
何も知らない学生たちに「あのPのつくチャリは200万コース」「あれはホイールだけで〇〇万円」「あのRで始まるウェアは〇万円」と余計な情報を教えまくる(これがチャリ趣味を避ける要因では?).

9時になった.
Aコース1班から出発.やがて我々の時間が来た.

昨年は曲がりなりにも学生のサポートをしながらゆっくりと進んだが,そうなるとタイムアウト⇒回収車もしくはコース短縮の憂き目に会いかねんので,すぐに見捨てる(これもチャリ趣味を避ける要因では?)

忠別ダムへの登りだけ踏むつもりだったが,ダメですね.
あまりにペースが遅いと脚がむずむずしてくる.
で,徐々にいつもの巡航ペースとなりゆっくりと前方へ移動.

やがて昨日お会いしたENIWA RACINGの方々を発見.
挨拶する.

で,いよいよ発電所で左折.徐々に登りが始まる.
色々話しているうちにSTRAVAのセグメント,緑の橋から始まる「忠別ダム管理棟ショート」にて,Canyon乗りのMさんに昨日のカミヒルでのリベンジを挑むことになった(無謀).

こちらのハンデはもちろんグラベルロードであること.
Mさんは...これまた初見の坂であること.

結果は...やはり残り200mぐらいでちぎられました(そらそうだ)
リベンジ果たせず.ぐぬぬぬ.

※ ゆるポタイベントでの競争行為はマナー違反です.良い子はマネしてはいけません.

いつものダム管理所前で補給(牛乳,バナナ,まんじゅう).
天気予報が良い方に外れ,快晴である.

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同僚と学生を待つ.
ところが,いつまで経っても学生が現れない.
4人のうち1人だけ登ってきた.

どうやら学生の内1名は10kmも進まないうちに足つりDNF.
残り2名は超スローペースにて到着が遅れそうとのこと.
やはり初心者にはキツいか(これがチャリ趣味を...(以下,略))

元々いた班が出発の合図.
これまた知人のNさんがエスコートリーダーだった.
ダムを渡って対岸へ.
天気が良い.
まぁ,いつも来ているので見慣れた風景だけど.

対岸に渡ってしばらくするとNさんがスピードアップ.
ダムから一緒に出発した参加者が次々に脱落していく.

Kazchariは...そらもうヤバい.
ガチ勢Nさん&エアロロードの組み合わせは強力無比.
必死のパッチでついていく.

これまたいいトレーニングだ.
鉄下駄ホイールに44Cのブロックタイヤで緩斜面を踏み込む.
これは何かの養成ギプスか.

トンネルを抜け,これまたおなじみの天人峡着.

そこでNさん一言「いやぁ,ついてきてもらって助かりました.エスコートスタッフが単独で走ると怒られるんですよぉ」

な,なるほど.
Kazchariはセルフで地獄を作っていたわけね.

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出発式では工事のため入れないとされていた「足湯」も入れるらしい.
数名が利用していた.

地元のKazchariはパス.
やはり,ここは冬に来て,ワビサビを感じつつしんみりつかるのがええねぇ...

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帰りが極寒やけど.

ファットな冬の天人峡ライド~ぽかぽか

つーことで,ここからUターン.
下り基調となる.
またまたENIWA RACINGさん達のグループ(トレイン)を発見したので,こっそりと後ろにつかせてもらう(いわゆる無賃乗車)

快適な走行後,右折して旭岳...へは登らず「湧水公園」へ.
そこを過ぎるとミネラルウォーターの工場があるのだが,その周辺に何やら不穏な雰囲気.

警察車両および救急車が停まっていた.
事故のようだ.
自転車も数台あったので参加者どうしの接触? 落車か?

詳細はわからずじまいだが,やはりチャリは危険な乗り物やな.
カラダを守るのは発泡スチロール製のヘルメットのみ.

以降は全体的にスピードダウン.
河川敷のサイクリングロードを,ENIWA RACINGのMさんと話しながらゆっくりと会場に戻る.

ゴール.
水とおにぎりをもらう.
同僚と学生をしばし待つ.

12時半,ほとんどの参加者が戻った後,いよいよBBQ開始.
ホルモン美味し.
クーラーボックスに入れてきたノンアル飲料が大正解.

しばらくして抽選会が始まる.
足つった学生がお菓子をGet!
夫婦で参加した同僚の方が『きとろん』の入浴券とお酒をGet!

肝心のKazchariは...(今年も)何も当たりませんでしたぁ~!
何か不正の匂いを感じるぞ!(晴れ男だがクジ運悪し)

で,全日程を終えて解散.
雨が降る前に自走で帰りますか.
それにしても快晴で良かった.

6月第二週は土日とも期せずしてグループライドになった.
自由過ぎる“ぼっち”ライドもいいけど,こういうのもベネ.

台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

2024/3/29 Fri – 30 Sat

Last Bicycle Home

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曇り.温度:22 ℃,湿度:85%,体感温度:23 ℃,風速:6.8km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

早朝の九份は静かだ.

iPhone15 Pro

久々に朝食付き.
階下に降りる.
ビュッフェではなく,ワンプレート式だった.

iPhone15 Pro

味はまずます.ようするにクセがないということ.
つーかオシャレすぎへんかこれ?
固定のトーストとサラダプレートの後は,フリーぶっかけのルーローハンで〆.

iPhone15 Pro

食事しながらagodaアプリを開くと,もし今晩(金曜日)この宿に泊まるなら現状¥20,000越えになっていた.やっぱり高級宿やん.

で,その高級宿でトラブル発生.
Kazchariはクレカ支払いの度にE-mail通知が届く設定にしている.
昨日受信したメールを確認すると,キャッシュで払ったはずのこの宿の代金(約¥6,000)が,なぜかカードでも引き落とされている.

おかしい.

こちらの勘違いかと思い,宿名の漢字表記とアルファベット表記を何度も確認.
間違いない.これは二重請求やな.
早速,agodaにメールで問い合わせてみる(日本語対応).
おそらく証拠の書類などの提出は帰国後になるかと思い,昨日はもらわなかった現金払いの領収書を宿のスタッフに書いてもらう.

※ 後日談:何度か面倒くさいやり取りの後,無事リファンド.宿とagodaの間に仲介業者がいるらしく,そこのミスとのこと.

さて,本日はいよいよチャリ走行最終日.
泣いても笑っても,今日は台北に戻り,チャリを返却する必要がある.

パッキングを終えて重量級のチャリを慎重に階下まで下ろす.

iPhone15 Pro

まだ人通りの少ない老街.
セブンイレブン出口まで押し歩く.

iPhone15 Pro この時間でないと撮れない画
iPhone15 Pro やけたなぁ...
iPhone15 Pro

登りに登ったこの道,今朝は快適にダウンヒルをこなす.
さらば九份.
ここは夜が美しい.

iPhone15 Pro

そして最終日もしっかり快晴.

ここからゴールの松山駅まではたった39キロしかない.
それでこの旅も終わる.

今日は急ぐ必要はない.

iPhone15 Pro

今日も今日とて信頼と実績のGoogle先生.
指示に従って進むと桜を発見.
日本(北海道)より一足も二足も早い.

iPhone15 Pro

これが見たかった.

そんなGoogle先生も,いつも通りにスタンド攻撃を開始.
国道を避けて脇道を案内してくる.

iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

ホンマ,チャリで走っていて楽しい所だ.

iPhone15 Pro

川沿いのサイクリングロードにはしっかりと「桜花歩道」の名がついている.
桜を愛でる風習も日本由来か.
ちょ,待てよ.桜花って確か...

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

世に言う「メタルクワガタ(亜種)」ってヤツやね.
台湾にもしっかりある.
パニア付きだとホンマに通れんぞ.

OLYMPUS TG-5

こうした道は「基隆(Keelung)」まで続く.

基隆は別名「雨都」と呼ばれているらしく,台湾屈指の多雨地域らしい.
だが,本日は御覧の天気.
(自称)晴れ男の完全勝利である.

OLYMPUS TG-5

サイクリングロードや幹線道路を行ったり来たりで基隆を無事通過.

OLYMPUS TG-5

元々線路が走っていたであろうトンネル.

iPhone15 Pro

めちゃめちゃ雰囲気が良い.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

徐々に台北に近づく.
道が入り組んでくる.
これは落書きではなくアート?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

密集しすぎ.
端の建物,歪んでへんか?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
OLYMPUS TG-5

高架下のスクーター墓場.
将来のEVの姿か.

iPhone15 Pro

台北市内.
「松山駅」の表示も出てきた.
ゴールはもうすぐ.

旅が終わりの脳内BGMはやはりこの曲.

イメージはインドを走る列車なのだが,こうした長い旅の終わりにもぴったりだ.目頭が熱くなる.

OLYMPUS TG-5

すっかり都会である.
安全を考慮し,自行車走行可であれば歩道も走る.

そしてついに...

iPhone15 Pro

12時17分.
懐かしの「台湾一周0kmモニュメント」到着ぅ.

叫び出したいところだが,ここは文明国.
通報されそうなのでヤメタ(嘘).

さて,ここは自撮りだけでなく,自分とチャリとモニュメントの写真が欲しい.

iPhone15 Pro

ここは駅前である.
忙しそうに歩く方々から撮影してくれそうな人を探す.

ここで興奮気味だったせいか選択を誤ったかも...
とあるおばちゃんに(英語で)撮影を頼んだところ,もうこれ以上はないほどパーフェクトに嫌そうな顔.

しかも,調子に乗って「WRYYYYYYYYY!」ポージング.
本人は「ハイッ!」だが,おばちゃんの冷たい視線を感じる.

iPhone15 Pro

「謝謝」と言ってもニコリともされず.
こちらもすっかり申し訳ない気分になった...ホントすいません.

何かここで終わってしまうのも消化不良なので,深呼吸した後,今度は慎重に人選び.
ちょうど,男の子を二人連れた女性が近づいてきた.
そのお母さん,Kazchariの存在は全く気にせず,子供さんとモニュメントの写真を撮り始める.

これはジャストタイミング.
「この人だっ!」と声をかけて撮影を頼む.

で,撮れたのが本記事のサムネ写真.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

チャリだけでもない,Kazchariだけでもない.
これからの台湾を背負うであろう子供たちとのショット.
実によろし(ただの自己満)

このお母さん,都会住みのせいか英語が流暢.
お子さんたちは双子で,日本のことが大好き.
将来,行ってみたいという.
やはりアニメの影響かな.こういう時,何か渡せるおみやげがあると良かったなぁ(ゴール直後の高揚感が続いている)

丁重にお礼を述べて別れる.

さて,延長戦と言うべきか,ライドはまだ終わらない.
MathewBikeに行かねば.

iPhone15 Pro

初日に走った河川敷のサイクリングロードにのる.

それしてもこのオレンジ色のSurlyはよく走ってくれた.

荷物満載の中,パンクすらもなく約1000キロをノートラブル.
荒れた舗装路は元よりグラベルも楽勝で走破.
直進安定性も良く,ヒルクライムもそれほど...重すぎない.

天気に恵まれたということもあるが,つくづくレンタルで正解だったと思う.
特にあのジャングル...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

あそこがDOMANEだったと思うとゾッとする.
下りでは落車したしな.

iPhone15 Pro

なぜか川の色がターコイズ.まるで青い池のよう.

Mathewbikeのすぐそばまで来た.
返却前にセブンで昼食.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro 嘉義風味鶏飯

そして真のラストランへ.
Mathewbikeに戻ってきてしまった.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

相変わらずあっさりしているおにーさん.
仕事は早い.
自前のサドルやペダルをちゃっちゃと取り外し,店のモノは店に返す.

[セラロイヤル] サドル 2354HRMA10034 ブラック/スカイブルー 145mm×長さ約280mm

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500

この2つのアイテムには本当に助けられた.

iPhone15 Pro

旅する前の姿に戻ったSURLYは,静かに次のオーナーを待つ.

OLYMPUS TG-5

総走行距離は1,166km.

最後に台湾一周完走証明書をくれた.
特にログの確認をするわけではないので,正式ではないMathewBike独自のモノのはず.

にーちゃんに別れを告げ,トランクを引きずって(キャスター破損)士林駅まで歩く.

iPhone15 Pro

サイクルジャージのままMRTに乗る.
日本だと少々はばかられるが,台湾ではチャリもそのままMRTに乗せられる,つまりピチピチジャージがいても特に珍しくない.

悠遊カードの残金使い切り作戦.
台北駅で桃園空港行きに乗り換える.

本日,つまり最終日の宿はここ.

バックパッカーズ ホステル 桃園空港 (Backpackers’ Hostel Taoyuan Airport)

空港に一番近い安宿である.
とは言え,羽田のように空港内にあるわけではなく,やや離れた場所にある.

桃園空港駅着.

OLYMPUS TG-5

問題はここから宿にどうやって行くか.
どうやら歩いていける距離ではないようだ.
バカでかいトランクもあるし.

Google先生はバスを示しているが,そのバス停がどこなのかさっぱりわからん.
そこでインフォメーションカウンターのお姉さんに聞いてみる.

英語で話しかけると,たどたどしい日本語で「そこに行くならタクシーがいい」との返事.
空港のタクシーカウンターなら安全で大丈夫と,入国ゲート前まで行けと指示される.

なるほど.それがベストやな.もはやケチる理由はない.

タクシーカウンターでは,これまた親切な人に乗り場まで案内.
定額の180元で,あっという間に宿に着いたが,さすがに徒歩の距離ではなかった.
チャリなら無問題って...もうSURLYはない.

さて,本日の宿「バックパッカーズホステル桃園空港」の話.
めずらしくagodaの写真との乖離があまりないおシャな内装である.
ご主人も流暢な英語で意思疎通に全く問題ない.
アメリカンな雰囲気からして,向こうに住んでおられたのだろうか(想像).

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

明日のフライトは早い.
2時間前チェックインを考えると,ここを4時半には出発する必要がある.
流しのタクシーが捕まるとは思えない,かつ電話番号も配車アプリも使えないので,ご主人に手配してもらうことに.
早朝のため,ハイヤー扱いとなり250元.まぁ,これは前情報通りだった.

シャワーを浴びてドミルームに戻ると茶髪の若者が1人.

iPhone15 Pro

てっきり台湾人だと思い,英語で明日の早朝アラームについて謝ると,実は日本人だった.
名前はH君,19歳.なんとKazchariの1/3である.

2泊3日の初海外旅らしい.主に台北と台中を旅した.
この彼,めちゃめちゃ聞き上手で,おじさん,すっかり旅の思い出を語りまくってしまったよ.

今回の旅がめちゃめちゃ楽しかったらしく,バックパッカー旅にはまりそうとのこと.
うむ.いい事だ.
人並の幸せは遠のくかもしれんけどな(言い過ぎ).

H君も明日帰国するというので,先ほど予約したタクシーをシェアすることにした.

話し込んでいるとすっかり外は暗くなった.
で,その彼と夕食へ.
本当は桃園市内の夜市に行くつもりだったらしいが,ここからはかなり遠い.

宿の近くにセブンもあるので,レベルが高いという(Kazchariの感想)コンビニ弁当を食べることに.

iPhone15 Pro 最後の晩餐

彼には(ク〇ソ不味い例の)サロンパス味ドリンクと,”みんな大好き”20元のプッチンプリンを勧める.
ちなみに彼が選んだタイ式ぶっかけ弁当はむっちゃ辛かったらしい.

宿に戻る.

iPhone15 Pro

おそらく仮眠しかできないと想定しつつ横になる.
この宿,最大のウィークポイントはベッドにカーテンがないこと.
泊まる場合はアイマスクと耳栓必携である.

H君の話によると,このドミにはもう1人台湾人(琉球大学留学中)が泊まっているらしいのだが,まだ出かけている.
深夜,うつらうつらしていると,その彼が戻ってきた.
スマホのライトをつけ,スーツケースを開けてガチャガチャとうるさい.

作業を早く済ませてほしいので,「電気つけてもええで」と英語で伝えるも通じない.
ならばと,日本語に切り替えても通じない.
おかしい.琉球大学に通ってるのではなかったか?

つーことで,熟睡できない台湾最後の夜.
そういやレビューにあった旅客機の爆音は気にならなかったな.

そして3月30日土曜日.最終日の朝を迎える.

きっちり4時半に起きて出発準備.
玄関に迎えのタクシーの停車する音が聞こえた.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

これにて2024年の一大イベント,台湾一周ライドが終了.

人生は選択の連続.それを痛感した二週間だった。
まさにリアルRPG.
これほど楽しい遊びはない.
だから旅はやめられない.

ありがとう台湾.
そして,そこに住む全ての人々に謝謝.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その4)

2024/5/20 Mon

一戸から九戸まであるが四戸はない

iPhone15 Pro

曇り.温度:19 ℃,湿度:70%,体感温度:18 ℃,風速:6.9km/時,風向:SW

前回はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

ここはコンフォートホテル714号室.
またしても鼻づまりで早朝に目覚めた男がいた.

昨夜は多めのアルコール摂取だったが,特に二日酔いなどの症状はない.
むしろ体調良好(鼻を除く)
旅に出ると健康になる法則が今回も発動中.

浴槽に湯をはり朝風呂.
実に反エコロジーだ.

時間はたっぷりあるので,混みあう時間(開場直後)を避けて朝食へ.
Oさん発見.
Kazchariと同じく,今日13時発のフェリーで苫小牧に戻る.

本日の予定を聞くと,すぐ近くの温泉施設に行くという.
早速検索すると,ちゃんとサウナもある.
素晴らしい情報だ.
フェリー出航までの時間の潰し方として最適である.

部屋に戻り荷物を片付ける.
短い距離とは言え,固いサドルのチャリに乗るので,レーパンとジャージを着用.

「後で取りにくるから」と,荷物を預けてチェックアウト.
二晩お世話になりました.来年も利用する?

iPhone15 Pro

例の巨大な歩道橋で線路を渡る.
Google先生の指示に従って進むと,目的地の熊ノ沢温泉まであっと言う間だった.

iPhone15 Pro

駐輪場には見慣れたOさんの(キックスタンド付き!)ピナレロがあった.

入浴料は¥480.安い.
一応平日なのだが,既に結構な人.
地元民の風呂って印象.

小ネタだが,青森県は人口10万人当たりの銭湯数が23.2軒(2019)と全国一位らしい.
風呂好きの県民性なのだ.
加えて,塩分摂取量も日本一.
以前,ラーメンに醤油をかけて食べる映像を見たことがある.

この2つが揃うと悪い予感しかしないが...まぁいいでしょう.

さて,カラダを清めた後は早速サウナ室へ.
入室時にメガネは外すので,視力ガタ落ち.
ヒトやモノの位置関係は大丈夫だが,判別はできない.
Oさんらしき人影に挨拶.おそらくご本人だったと思う.

ガス式で室温は相当熱い.
もちろん3段目に座って10分.
いつものように1セット目はなかなか効くぜ.

ここのサウナ室は初めて見るつくり.
ドアが2つあり,一つは浴室,もう一つは屋外(露天)に面している.
水風呂も内と外,両方にある.
なんやろ? 夏と冬で使い分けるのだろうか?

両方の水風呂に入ったが,それほど冷たくはない.
露天設置の「ととのいイス」の数は多く,外気浴難民になることもなかった.
温泉の質も申し分ない.

うむ.これはなかなか良い場所だ.
値段も安いので家の近所にあれば一軍昇格やね.

数年前から続くサウナブームとやらで,どこの施設も混んでいるという.
“ととのい”の正体である自律神経のリセット.
その効用を説く言説が多いのは確かだが,同時にサウナに批判的な意見も目に付くようになってきた.

「サウナで体調がととのう」はウソである…心臓血管外科医が心配するサウナに潜む4大リスク

とりあえず意識して水を飲むようにしよう.
持ち込みペットボトル禁止の施設も多いが,あれはどうなんやろね.
ウォーターサーバー(飲料水蛇口)の位置もサウナ評価のポイントやな.

かくいうKazchariもサウナーになったのは2年ほど前から.

「健康になるためにサウナを利用する」のではなく,「健康だからサウナを楽しめる」と考える方が良さそうだ.

さて,3セット終えて露天につかっていると,雨がポツポツと降って来た.
予報では午後から雨となっていたが早まったか.

そそくさと上がってレーパンとジャージを着る.
汗だくになるほど乗っていないので無問題.

この時は辛かった ⇒ ファットなオソウシ温泉,地獄のデスライド!

本降りになる前に,荷物を受け取りにホテルに戻る.
リュックを担いで急げや急げ.

Google先生にフェリーターミナルまでの道を尋ねる.
最短ルートを選択.
ありゃ? 一昨日と違う道?
まぁええか,こちらの方が近いのなら...

iPhone15 Pro

グラベルやんけ! 帰国しても「ザ・マップ」発動かよ!

結局,見覚えある幹線道路に戻り,相変わらずの凸凹路面と狭い路肩,すぐ脇を走るトラックに怯えながらフェリーターミナルへ.

iPhone15 Pro

さらば,八戸! ♪チュワッチュワ~

建物前で輪行準備.

iPhone15 Pro

乗船手続きを済ませる.

iPhone15 Pro

ばたばたしていて,昼食の時間を逃してしまった.
仕方がない.
フェリー内の冷食にするか.

12:00過ぎに乗船開始.
往路と異なり,平日だけに人が少ない.
ほとんどがトラックドライバーのようだ.

iPhone15 Pro ウニ飯

Oさんを発見.
Oさんは温泉の後,八食センターに寄って刺身と白飯をGet.
優雅に海鮮丼をキメておられる.
いつも思うが素晴らしい行動力だ.

だが,この時にとんでもない告白.
センシティブな内容のため詳細は省くが,なんと手に巻いているApple Watchが心臓の異常を検知.
そのデータをSNSにアップしたところ,知人の医師から「受診した方が良い」というメールがバシバシ届いているというのだ.

これはなかなか衝撃的.
KazchariとOさんの年齢はさほど変わらない.
ともに,チャリを含め,普段から活発に運動している.
持病もない(と思う).
それでも...やはり老いにはあらがえないのか.

もし,KazchariもApple Watch愛用者なら,同じように異常検出されることもあるのだろうか.

スポーツ心臓

それにしてもスゴイ時代になったものだ.
インタラクティブにデータがやり取りされるようになれば,主観ではなく客観的に体調不良を教えてくれるし,今は何を食べろとか,どれくらい運動しろとか全部指示されるようになるだろう.
極論としては,データが送られてこない=いつ死んだのかもわかるようになる.

日本のApple Watchで「心房細動履歴」が利用可能に

まぁ,今でもほぼそんな感じか.
我がGarminも心電図こそ採れないものの,心拍やら睡眠データを常に記録してるしな.
次のモデルチェンジかソフトのアップデートでAppleに対抗してくる可能性は高い.

ガーミン(GARMIN) Instinct 2X

いずれにせよ,Oさん(の心臓)が深刻な状況でないことを祈るばかりである.

海を見ながらkindleで読書.
眠気に襲われて,船室で横になる.

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夕食も冷食で.

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「蟹クリームスパ」.うーむ.なかなかあなどれん味だ.

せっかくなので入浴もしてみる.
予想以上に良いお湯で,むっちゃ気持ちよかった.
オーシャンビューの景色も最高である.

やがて定刻の20:15,苫小牧港入港.

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そそくさと下船し,クルマにチャリを積み込む.
20:30.ようやく旭川への帰路につく.

「オトナの修学旅行」と称されるにふさわしい,楽しく充実したブルベ(旅)だった.

それにしても,昨日のPikaさんの機材トラブルといい,Oさんの件といい,もしかしてこれは”あのスポット”に行ってしまったばかりに起きた怪奇現象なのか?

現状,Kazchariに何も起きてはいない.
もしかして『ファイナル・デスティネーション』パターン?

ファイナル・デスティネーション(2000) (字幕版)

運命からは逃れられないのだろうか...

なーんて言ってますが,楽観的なKazchariはケセラセラ.
次の遠征ライドはどこに行こうか?

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オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

2024/5/19 Sun

ミドリの中を走り抜けて

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曇り.温度:20 ℃,湿度:50%,体感温度:20 ℃,風速:18.4km/時,風向:SW

前回はこちら ⇒ オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その2)

ここはコンフォートホテル八戸714号室.
鼻づまりのせいで早朝5時に目覚めた男がいた.

青森に来ても花粉症からは逃れられんのか.
そっと鼻スプレーを一吹き.

[Amazon.co.jp限定]【第2類医薬品】PHARMA CHOICE アレルギー専用点鼻スプレー ベルダサポートAG点鼻薬 30mL

あんまし使いたくはないのだがな.

例によって浴槽に湯をはり朝風呂.
脚の疲れは...あまりない.

ブルベを終えて,今日は完璧なプライベートライド.
目的地は新緑が美しい奥入瀬渓流.
快調に元気に走れそうだ.

6時半,朝食会場へ.既に多くの方がいた.

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そう言えば,釧路のコンフォートは朝食5時半スタートやったな.
ブルベ中でもがっつり朝食が摂れるめずらしいホテルとして有名.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

同じチェーンでも,朝食時間は所在地ごとに異なるようだ.

同じホテルに宿泊されているPikaさん発見.
今日,青森から新幹線で函館に帰るそうな.
ならばということで,奥入瀬まで一緒に走ることになった.

8時半頃ロビー集合.

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Kazchariはルートノープラン&カラダの大きさからPikaさんに引いてもらう(いいのか?)
まずは新郷村にあるというキリストの墓を目指すそうな.

そう,ゴルゴダの丘で磔になったとされるキリストは,身代わりにされた弟のイスキリ(!)だった!
キリスト本人は(なぜか)日本に逃れていたのだったぁ!...って,ちょっと待てい!
「イエス・キリスト」って,姓と姓の区別がなく「イエスであるキリスト」もしくは「キリストであるイエス」だったような...
まぁ,こまけぇこたぁいいんだよ.

そうそう,青森にはミステリースポットが多いのだ.

Kazchariのお気に入りは,なんと言っても遮光器土偶
なぜかあの時代に宇宙服が!
ミクロマンコマンド3号,持ってたなぁ...

https://muuseo.com/hiroyuki.takahashi/items/149より

国道との合流付近にて,なんと同じく奥入瀬を目指していたO西さんを偶然キャッチ.
Flècheメンバー再集結である.
3人で聖人の遺体,もとい「墓」を目指すことにする.SBR!

途中のローソンで小休憩.

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やや向かい風の中「キリストの墓」着.
途中がとんでもない激坂で面白い.

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色々とこじつ...いや説明看板があって,ふむふむ.
あぁ...ま,まぁ,そうなんすねぇ(棒).

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奥に資料館の様な建物を発見.

しっかり『ムー』関連グッズが紛れていて面白かった.

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地球の歩き方 ムーJAPAN: ~神秘の国の歩き方~

さすがに(有料の)入館はせず,代わりに賞味期限の近いヨーグルトを半額でGet.美味し.

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係りのおばちゃんに色々と話を聞く.
専任ではなく,持ち回りで受付をしているそうな(つまりアルバイト).

そして,6月には「キリスト祭」が開催.なんと60回!

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建物前の広場にてみんなで踊るそうな...って,これは『死霊の盆踊り』

死霊の盆踊り HDリマスター版[Blu-ray]

確かに夜霧にまぎれて迷い込みそうな場所にあると言えばある.

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さて,予想以上に楽しめた「キリストの墓」を後にして一行は十和田湖を目指す.

国道454号は地図を見ても想像できるグネグネ坂.

ここまでさんざん引いてもらって楽してたKazchari.
激坂エリアに突入すると「すいません.先行かせてもらっていいっすか?」と,嫌われるチャリダーの鬼畜プレイ.さすが(自称)サイコパスだ.

ガシガシ登ると,とりあえずの峠に道の駅「しんごう」があった.

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一旦休憩.
キャンプ場やら,その他の娯楽施設があるが,さすが本州.
なかなかのお値段.

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休憩後出発.
坂はここで終わりではなかった.
まだまだ続く.
山だねぇ.

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秋田県突入
国内旅やけど,国境越えっぽくて楽しい.

ようやく山頂らしき地点に.

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当初はここでお二人を待つつもりが,あまりに何もないし,羽虫にかこまれるわで退散.早々にダウンヒルし,ふもとで待つことにする.

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少しだけ登り返しがあるものの,ここも素晴らしい道.
正にミドリの中を走り抜けてく”ガンダムカラーのDOMANE”ってなもんだ.

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十和田湖が見えてきた.
ちょうど丁字路に公衆トイレがあった.
うむ.待つのに良いポイントだ.
15分ほど経過でお二人到着.

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そろったので奥入瀬渓流の入口,子ノ口を目指す.

十和田湖の遊覧船乗り場がある.
天気も良く,湖面もキラキラと輝いている.
各自チェーンやら,突起物にバイクを立てかけて撮影大会.

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そうそう,今回は一人じゃないので,旭川チャリ界隈で有名な「Aポーズ」で撮影してもらった(まだまだやな).

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ここでアクシデント.
Pikaさんのバイクが風にあおられてディレーラー側に転倒.
変速不具合になってしまった.

手持ちの工具で復旧を試みるPikaさん.
メカに弱いKazchariは,特に手伝えることがないので,その整備時間に売店のきりたんぽを注文.

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それほどこだわりのない食材なのだが,焼いてしょうゆをぬっただけのきりたんぽが激うまだった.鍋に入れて煮込むよりこっちの方が良い.

結局,変速がスムーズにいかず,いくつか入らないギアがあるらしい.
場所が場所だけに進むしかない.

ここに来て,レンタルE-bikeをやたら見かけるようになった.
たぶん.それが正しい観光手段.
わざわざ八戸から自走で山越えて来るところではないわな.

つーことで,ほぼ30年ぶりの奥入瀬観光スタート.

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日曜日なのに観光客もクルマの数も少なく,人がいない写真をたくさん撮ることができた.
贅沢言うならスマホではなくセンサーサイズが大きな一眼が欲しいところではある.重量がなぁ.

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あちこちで停車しつつ写真を撮る.
前方に先行したお二人が停車していた.
何か様子がおかしい.
なんと,Pikaさんが今度はパンク! いやぁ,今日は完璧にバッドディですな.

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PikaさんTPUチューブを使用されている.
やはりパンク耐久性はイマイチなのだろうか.

個人的にはヒルクライム大会の決戦用以外では使いたくないな.
さらにはポンピング中にチューブのバルブを折ってしまうなどトラブルが続く.

ここまでアクシデントが続くと,何かこの近辺の怪しげなパワーを感じざるを得ない.先ほどの「キリストの墓」で少々バチあたりな行動をしたせいか(気のせい...です)

無事修理完了.
期せずしてFlèche時のトラブル回避練習になってしまった.

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さらに数か所で停車しつつ,渓流反対側の入口に着.
耳に入るのはほぼ中国語.台湾のみなさんかな?

パンクトラブルもあり,少々遅れながらも目的地の食堂桂月着.
Kazchariは全く知らなかったが,伝統の「十和田クラシック」では,昼食ポイントとして有名な店らしい.

だがしかし,入口には無常にも「本日終了」の札が...

あれ?
その札の下には14:30まで営業とある.
現時刻は14:15.
まだ,時間があるではないか.

ここでO西さんが直談判.
すると...なんということでしょう!
何やら特殊な交渉術を用いて,昼食にありつくことができた.
O西さんと食堂のみなさんに感謝(ただし,むっちゃ嫌そうな顔をされたらしい)

そしてこれが「牛バラ焼き定食」(¥1,100)だぁー! 美味し.

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「十和田クラシック」の際は,ここからさらに登るそうで,ここがDNFポイントになりがちとのこと.
確かに悩む.これだけ食うとハラ重そうだし.

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本日は迷わず下りの国道102号を選択.
Pikaさんも(八甲田越えの)青森行きではなく,七戸からの新幹線に旅程を変更された.

下り&追い風基調であっと言う間に十和田市に.
ここでPikaさんとはお別れ.来月よろしくお願いします.

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O西さんと国道4号を南下し,元々の合流地点で国道454号に接続.
一路,八戸を目指す.

鉄道をまたがる巨大な歩道橋でヒルクライムを堪能し,ホテルに無事帰還.

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距離129km,獲得標高1,329mと,なかなか走りごたえのあるライドでした.
うん.青森,色々と楽しいぞ.

夜はO西さんと,昨夜行けなかった居酒屋で打ち上げ.
普段はぼっちで旅することが多いのでこうした店には入りにくい...っつーか,入っても色々種類を頼めないのでもったいない.

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地元ならでは創作料理,ビールと少々の日本酒.
気さくな店員さん,楽しいトークと充実した夜宴でした.

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おっ,ホンマ修学旅行みたいやな.
だがしかし,この時...

(その4)へ続く.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

2024/5/17 Fri

はじめての本州ライド

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2024年のブルベ第2戦はランドヌ札幌さんのBRM518あまちゃん200
その名の通り,某国営放送の超人気朝ドラのロケ地をめぐる旅となる.

発着地点は青森県八戸市.

まずは旭川から苫小牧までクルマで移動.
苫小牧西港フェリーターミナルにクルマをデポ,輪行袋に入れたロードバイクを担いで23:59発のフェリーに乗船,翌朝7:30八戸港着.
輪行解除し,スタート地点となる八戸駅に8:30頃到着という算段である.

17日の金曜日は有給休暇を取得.
午前中にDOMANEの洗車と整備を行う.

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うちのDOMANEくん,普段はZWIFT専用機.
つまり室内でしか乗っていないのでさほど汚れてはいない.
Di2の充電も済ませてある.
洗車&注油後は輪行袋に収納.

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昨秋の「利尻島ライド」以来の輪行だけに,細かい作業がすっかり頭から抜けていた.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

で,動画を見て復習.

おお,少しずつ思い出してきたぞ.

オーストリッチ(OSTRICH) 輪行袋

OSTRICH(オーストリッチ) エンド金具 [リア用] エンド幅135mm

マルト(MARUTO) スプロケット&ブレーキローターカバー RS-S570 シルバー

MARUTO(マルト) チェーンカバー RS-C750 シルバー

今回,ホイールをフレームにくくりつけるゴムバンドを新規購入.

マルト(MARUTO) りんりんバンド(3本)RS-KF620 黒

輪行袋付属のへなへなバンドよりずっと使いやすい.おすすめ.

これまでチャリをハスラーに乗せる時は「リアと助手席のシートを倒し,前輪だけを外して横向きに寝かせる」もしくは「助手席と後部座席の間に90°曲げた前輪を入れて立たせる」ようにしている.
今回は袋入りなので,リア席にそのまま積載.
ブレーキ時に前方へつんのめらないように,ゴムバンドで固定した.
うむ.すっきりだ.

昼食後の12時過ぎに出発.
ケチケチマンのKazchariは,高速道路なんて使わない.
下道指定で170km.近い.チャリでも行ける(距離感おかしい)

国道12号で南下.
滝川のSSで給油を試みるが,そこにスタッフのおねーさんが登場.
ENEOSアプリの登録キャンペーンとやらで,今,入会すると本日リッター8円引き!という甘言につられてスマホをポチポチと操作.
詳細は省くが,この手続きが超絶ややこしく(クレカ登録やらVポイント連携やら),何度か挫折しそうになるが,おねーさんに励まされつつ完遂.
登録記念にボックスティッシュを6箱もくれたので,全てヨシ.

ENEOS公式アプリ

いやホンマ,なんでもかんでもアプリの時代やね.
登録しまくるのはええけど,交通事故やらで本人が突然召されたら,残された家族は解約すんの大変やろな.特にサブスク系は永遠に引き落とされ続けるわけやし...
いかん,いかん,不吉なことを考えるのはよそう.

岩見沢で左折して国道234号へ.
途中のセイコマで休憩.
おやつの時間だ.

シュークリームおよび最近ドはまりしている「コロロ」を,と思いきや,全て売り切れ.ぐぬぬぬ.

UHA味覚糖 コロロ グレープ ソーダ マスカット 佐藤錦 4種 各2個 計8個

代わりに酸っぱい系グミを買った.
余ったらブルベの最中に食すのにちょうど良い.

この頃から雨が降り出すが,幸運なことに肝心の明日,明後日の青森は晴れ予報だ.

南下を続けて道の駅「ウトナイ湖」で2回目の休憩.

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すぐに苫小牧着.
この道,懐かしいぞ.

BRM610きのこの山300km(その0)

時刻はまだ16時.
フェリーターミナルに直行して延々と待つなんてアホなことはしない.
乗船前にサウナと夕食を済ませるのだ.
これが本日のメインイベント.

「サウナイキタイ」で検索.

ターミナル近くのなごみの湯着.
入浴料¥950か.
建物が古いわりに強気の値段設定やな.
で,公式サイトにて詳細をチェック.
休憩所が狭いな.時間をつぶすのが難しいかも...

おや,(サウナイキタイで)その下にあるのは...
料金は同じ.そして...このコミック量はっ!

つーことで,ここから10kmほど離れたほのかに滞在場所を変更する.

で,17時前に「ほのか」着.

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無料の館内着に着替え,まずはサウナ4セット.
うむ.(マジで)高温サウナ,(塩壺ありの)ミストサウナともにヨシ.
温泉もホンモノだ.
食事は...もうちょっと量が欲しい(写真サギとまでは言わないけどな).

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で,コミックコーナーへ.

さすがに「万葉の湯」グループにはかなわんが,なかなかの品揃え.
『チ.』を最終巻まで読む.

チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)

そやな.見方を変えれば白も黒も正義も悪も過去も未来も真実も嘘も存在せーへんのかもな.誰もがその時々の常識もしくは信念で行動している.だからGなんて...(おっと,誰か来たようだ)

22時過ぎに「ほのか」を出て,フェリーターミナルに向けて出発.

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ここで要注意なのが駐車場の選定.
「最大¥500」ルールのあるTimes第二駐車場に停めないと,後でエライ目にあう.何度も看板を確認して無事に駐車.

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ハスラーからDOMANEおよび,着替えの入ったリュックを降ろす.

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ターミナル建物前で輪行準備中のサイクリストを発見.
「もしかして“あまちゃん”ですか?」と声をかける.
なんと,北海道ランドヌの重鎮,Nさんだった.

ネットで予約済みではあるが,もちろん乗船手続きが必要.
輪行袋に入れたチャリは手荷物扱いでちゃっかり無料.素晴らしい.

後でわかったことだが,チャリを分解せずそのまま車両甲板に乗せると,料金(¥3,100)を取られるだけでなく,下船時間も遅くなることが判明(クルマが先なので).今後もフェリーは袋一択やな.

無事手続きを済ませて待合室に.
FreeWifiが使えるため,早速「ジロ・デ・イタリア」を視聴.

それにしても,ポガチャル強すぎ.

ここまで無双されるとレース全体がつまらなくなりそうなものだが,なぜかそうならない.
そして彼の場合,その人柄のせいか現地でも反感の声はほとんど聞こえてこないらしい(一時期のフルームとかひどかった...)

いつもニコニコ笑いつつ「戦略?駆け引き?温存?そんなの関係ねー.ゴールまで競争しようよ,競争!」的なノリが面白過ぎる.
まるでリアル真波くんだ.そういやアホ毛も共通.

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とかなんとか時間をつぶしていると乗船時間.
飛行機の3倍くらい長いタラップ(パッセンジャーボーディング・ブリッジ:PBBというらしい)を歩いて「二等寝台A」まで(¥8,100).
ブルベ出走前はちゃんと寝たいのよ.

案内室前のホールでは,チャリを甲板に積んだらしい,ブルベ参加者のMさんO西さんが早速ビールを飲み,くつろいでいた.

さて,出航である.
ちょうど日付が変わった.
寝ますか...

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(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その2)

2024/3/28 Thu

最後の試練?

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晴れ時々曇り.温度:20 ℃,湿度:83%,体感温度:21 ℃,風速:6.6km/時,風向:W

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day12 礁渓温泉~九份(その1)

順調に海岸沿いを北上するKazchari.
ナビ上に三貂角灯台という表示が出てきた.
高台にあって景色がよさそうだ.
たまには道を外れるか.

ただし...灯台までの道が激坂!
平均10%を越える坂がダラダラと続く.
ま,まぁたまには脚に刺激を入れんとな.

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と,強がってはみたものの,ぜぇぜぇと必死のパッチで無事登頂.
台湾人にも人気の場所なのか,多くの人がいた.
なんとなくアート爆発な気配.

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特別な感慨もなく,そそくさとダウンヒル.
そやけど,ようこんな坂登ってきたなぁ,
きょうはもうヒルクライムはええわ~(甘かった)

OLYMPUS TG-5

幹線道路に戻り,再びGoogle先生の案内で進む.
すると海沿いの小さな港町へ.

変なオブジェの写真を撮っていると,例によって台湾人のおばちゃんに声をかけられ自撮り大会.これも日の丸効果か.

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にしても,これは何のオブジェだ?
男性ダイバーが持っているのはアワビなのか?

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おばちゃん達と別れてさらに進む.
あれれ~,どこかで見たキャラだけど,なんだか(等身が)おかしいぞぉ~

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何か日本の温泉街っぽい交互通行.
時間があれば,この先も行ってみたいものだ.

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これまた沖縄にありそうな樹木の奥にある家屋.
おや,雨が降ってきたぞ.

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それほど強くはない.
レインウェアの着用は面倒くさい.
なので,屋根がある近くのお寺でしばらく雨宿り.
派手だねぇ.やはり小乗仏教風.

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小雨になったので,レインウェアを着ることなく発進.
小さな町に入る.
どうやらここを起点に山方面へのサイクリングが盛んなようで,レンタルサイクル屋が点在.

この小径タイヤで後方過重のタンデム車,まともに漕げるんやろか?
あっ,電動か.

OLYMPUS TG-5

腹が減ったのでコンビニ飯&(クセになる)サロンパス炭酸

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分岐地点にある観光センター.
ここから九份に向かうには山ルートと海ルートがある.
距離も短く,登攀も楽そうなのは山ルート.
でも,海ルートも捨てがたい.

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地図を見ながら考えていると,おばちゃんが英語で話しかけてきた.
その後Kazchariの雰囲気や日の丸を見て日本語にチェンジ.

サイクリングツアーガイドの仕事をしているということで,日本にも何度か行ったことがあるそうな.
カスイチ,つまり霞ヶ浦一周アテンドもしたとのこと.

で,九份に行くことを告げると,海沿いを進んだ先にあるサイクリングルートをおすすめされた.
了解.行ってみます.

で,行ってみると...

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とんでもなく立派なつり橋.
クルマは通れないので,チャリと歩行者専用.
相変わらず金の使い方がおか...いや,スゴイわ.

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しばらくジャングルライド(あの時とは異なる).
そこを抜けるとまたまた漁村に出た.

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では,Google先生の指示通り,九份へのヒルクライムを開始しますか.
ぐ,ぐぬ,こ,これはなかなか...エグイ斜度ではないか...

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軽く10%を越える坂(最大16%)を5km近くは漕ぐ.
ようやくピークにある分岐着.
この先のグネグネを越えると,九份近くの幹線道路に(地図上では)出るはず.

と,ところが!

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がーん!見事に通行止め!
あぁ無情!
つーか,ここに来てまたしても「ザ・マップ」発動かよ!

通行止めの理由は書かれていない.
崖崩れ?
まぁ,クルマが通れなくてもチャリなら行けないことはないはず!(←懲りてない)

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

...やめとこ.

せっかく登ったのに...傷心のままダウンヒルして海岸沿いに戻る.

OLYMPUS TG-5

御覧の通り,台湾にしては狭い道が続く.
そう,列車に乗って回避した海岸ルートもこれに近い状態のはず.
大型トラック多し.トンネルもあり.
風景は美しいものの,逃げ場がない.

リア・ライトを全点灯して,必死に自己の存在をアピール.

OLYMPUS TG-5

ようやくまともな九份へのルートを発見(もちろん登る)
さすがにこちらは大丈夫だろう...大丈夫なんやぁ? 誰か大丈夫と言って!

OLYMPUS TG-5

遠くに見えるは崖に作られた町,いや正確には鉱山跡に作られた町,千と千尋な九份! ここからだと,なかなか絶望的な距離と高さである(残り3.8km)

OLYMPUS TG-5

ぜぇ,ぜぇ...さっきよりはマシだが,長くて暑い.
おっ,10年前に来て見覚えのある道が見えてきたぞ.

Google先生の道案内だと,宿はこの階段を上った先にある...って,か,階段だとぉ!? 「ザ・マップ」の攻撃はまだ続いていたァー!

覚悟”を決めて,チャリを持ち上げて階段を押し上げる.
観光客から奇異の目を向けられる.視線が痛いぜ.

OLYMPUS TG-5

中間に踊り場があるので一旦休憩.

ちょうどそこにあるカフェのおねーさんがキレイな英語で「一体何してんの?」とあきれて声をかけてくる.

Kazchari「(ぜぇ,ぜぇ)いや,あの,その,こ,このホテルに行きたいねんけど,この階段を上った先にあるねんなぁ?」

おねーさん「まぁ,行けることは行けるけど,そこなら下に降りて道路を通って,コンビニの横から入った方が早いわよ」

な,なにィー! またしてもGoogle先生にヤラれたのか?

せっかく登った(押し上げた)階段だが,おねーさんの助言に従い,降りることにする.ううぅ,ついさっきも同じことをしたような...

つーことで,一般観光客に迷惑をかけつつ,階段を降りて再び道路へ.
つづら折れのカーブを必死にヒルクライム.

そしてこれまた見覚えのあるセブンイレブン,その脇から老街へ進入する道を発見.そう,ここだ!

まだ観光客でごったがえす細い通路を,チャリを押しつつ歩く.
まぁ,その隣を原チャがクラクションを鳴らしつつ爆走していくわけだが.

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で,ようやくたどり着いたのがここ.

九份九重町民宿(Chiu Chunt Dint Inn)

おお,マジで老街のど真ん中にある.
なかなか良い立地だ.
レビューにあった「荷物が重いと大変」な方は,先ほどの階段から来たのでは?

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普段は一泊¥10,000を越えることの多い高級宿だが,今夜は¥6,000程度で泊れた.
ただし支払いはキャッシュオンリー.
なけなしの台湾ドルで払う.そう,確かに払ったのだ.(伏線)

一階はカフェ.部屋は2階.
もちろん細い階段でしか行けない.
スタッフのにーちゃんに「チャリは2階に上げて」と言われる.おいおいまたかー.
「無理無理無理ーっ!」とダダをこねる.

あわてたにーちゃん「オ,オレも手伝うし」と,二人して激重のチャリを2階まで運ぶ.
これでようやく終わり...なのか?

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部屋も浴室もなかなかキレイ.
ランドリーがないので久々に漬け洗い.

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今日もハードな一日(無駄な登りが多かった).
せっかくの九份.本来であればすぐさま観光に出かけるべきなのだが,しばし休憩.
それに今回は”夜の”散策が主目的なのだ.

やがて陽が落ちる.
窓から見える老街もすっかり人が減った.
そろそろ夕食に行きますか.

そういえば,先ほどチェックインの際,ドリンクのクーポン券をもらった.
「食事をすれば使用可」とかなんとか言ってたな.

せっかくだから使ってみるか.

ところが...このクーポン券,食事ではなくドリンクを1杯頼めば,もう1杯無料という変なクーポンだった.
なんじゃそりゃ.
ようするに一人旅向けではないっつーことか.

こりゃあかんと,外に行こうかと思ったが,メニューを見ると「カニ雑炊」的なものがあった.
美味そうだ.
仕方がない.一人でドリンク2杯飲みますか.

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うむ.味はまぁまぁっつーか普通.
よくも悪くも観光客向けな無難な味(値段は高い).
ドリンクは「タピオカミルクティ」「エスプレッソ」
全部平らげて腹が(水分で)たぷんたぷん.

このカロリーは歩いて消費しましょう.

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やはりいいねぇ.この雰囲気.
まずは一番高い所に行きますか.

登った.遠くに海が見える.

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遠方に見えるのが,提灯がいっぱいぶら下がっている有名な建物.
九份の観光写真でよく被写体にされている.
露出・HDR・彩度加工バリバリやけど.

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時間の経過とともに人が減り,店が閉まり,静寂の刻がやってくる.
街の中心にも民宿点在.

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下の写真.
多少角度や位置が違うけど,この辺りからの構図が有名.
スマホだとこんなものか.暗すぎたかな.夕方の方が良い.
ちゃんとしたカメラだと,もっとキレイに撮れそうだ.
まぁ,ありきたりの写真を撮っても仕方がない.
ココロの目(記憶)が何より大事(写欲が減ったなぁ...)

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ここからが今夜のお楽しみ.
あえて寂しい路地を歩くツアー.人影が徐々に減る.

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もう人の姿も消え,声も聞こえない.
何かが出てきそう.
これがいい.

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迷路のような街をさまよい,中心地に戻る.
さすがにこの辺りにはまだ人がいた.
泊り客? 台北からの夜ツアーもあるのか.

前回同様,提灯がキレイだ.

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あらためて老街(魔界)への入り口となるセブンイレブンへ.
この写真,まるで合成の様.

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10年前には日本語表記を結構見かけが,かなり減った気がする.
宿の前のこの食堂は親切表記.
メニューがひたすら美味しそう.
こっちにしたら良かった.安いし(←こんな後悔ばっか)

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つーことで,夜の九份を堪能.
この街はやはり夜が良い.

Day13へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day13 九份~台北

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