2025/5/3 Sat
某Mapの罠ふたたび

曇り.温度:14 ℃,湿度:62%,体感温度:11 ℃,風速:15.7 km/時,風向:SSE
GWも後半戦に突入.
本日は息子をラグビーの遠征合宿地に送るために朝から遠軽へ.
天気予報は雨だったが,一部のアプリは昼から晴れると言っている.
こんな時には良い方に考えましょう.
あわよくば今日のイベントを遠征ライド化するのだ.
ハスラーに息子の荷物とBROMPTONを積み込む.
いや,ホンマに気軽.BROの面目躍如である.
旭川から遠軽までは(ファッキンな)高規格道路を使って2時間半ほど.
GWにしては交通量少な目.
北海道は広いので人気の観光地でなければこんなものでしょう.
つーことで集合時間の1時間前に現着.
息子をコーチに預け,Kazchariはクールに去るぜ.
天気は良い方向に推移して晴れてきた.
計算通り!
ライド前に腹ごしらえである.
Google先生で近くのレストランを検索.
おお,すぐ近くにやたらと評判の良い洋食屋がある.
つーことで向かう.
さすがに人気があるのか,初っ端に「40分ほどお待たせしますが,よろしいですか?」とけん制.待ちます待ちます.
で,20分ほど待たされて出てきたのがこれ.

エビクリームパスタのセット(パン・サラダ付き).確かに美味し.
ただし値段が...ホンマ,最近は外食する度,”贅沢”という罪悪感を持ってしまう.
あれ? つい最近「生きているうちに食も楽しむ」とかなんとか書いてなかったっけ?
それはともかく,食事を終えたKazchariは道の駅「まるせっぷ」に向かう.
そしてBROMPTONをリフト・オフ.

この降着...ではなかった,折りたたみ姿勢も萌える.
BROはいいぞぉ.
丸瀬布でデポしたは良いものの,行先をまだ決めていなかった.
漠然とキャンプ場を走る機関車でも見て,最後に温泉入って帰るか...ぐらいのプラン.
ちょうど良いところに観光看板あり.
「なになに,大平高原」とな?
これは,おいしそうなヒルクライムの予感.

つーことで出発.
目的の高原は,キャンプ場のさらに奥にある.
まずは平坦路を爆走,と言いたいところだが,ここ数日同様に風が強い.

まだまだ緑が少ない北海道の春.
本日もBROは絶好調.
オートバイ以上に人車一体感が強いのがチャリ.
バイオセンサー搭載も過言ではない.

デポ地から10kmほどで「丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場」着.
ここは園内を蒸気機関車が走っていることで有名.
Kazchari家も十数年前に利用したことがある.
その後のキャンプブームのためなのか,当時に比べるとかなり整備&拡張されている感.
以前はもっと木が生い茂っていた気がするのだが...

何より完全予約制になっていたことに驚き.
敷地内に日帰り温泉施設や昆虫館もあるし,良い場所ではある.

今日の目的地はここではなく,さらに奥.
後で立ち寄る予定の温泉施設『ポッケの湯』を発見.

見たところ,駐車中のクルマの数は非常に少ない.
キャンプ客は敷地内の温泉を利用するとみた.これはラッキーかも.
で,ここから登りが始まるはずだが...

道を間違えてグラベルへ.迷い道もまた楽し.
で,正規ルートを進むと見えてきたのが『マウレ山荘』.

「どこが”山荘”やねん!」とつっこみたくなるオシャな欧州風リゾートホテル.
宿泊料金はさすがに高いが,ランチと温泉だけならそうでもない.まぁ,ピチピチ汗だくなおっさんが一人で来る場所ではないわな.
入口のオブジェだけ撮影して,いよいよ「太平高原」へのヒルクラ開始.
少々うざったいGarmin様の「クライムプロ」機能は切ってあるので,この先どこまで登るのか,斜度はどれくらいなのかさっぱりわからん.

「熊注意」の看板があちこちに.
ありゃりゃ,そういや熊の出没もシーズンinやな.
熊鈴を忘れたので,コーナーの度にベルを鳴らす.
激坂らしい激坂もなく,5~7%の淡々とした登り.
12速BROだと楽勝.
STRVAのセグメントにもなっていない(マイナー過ぎるか).
それでも全然頂上が見えてこないことに焦る.
「高原」と名乗る以上,開けた風景が広がっている...はず.

ようやくそれっぽい場所に到達.
ここが「太平高原」のようだ.まぁ...うん,高原やな.
強風のせいでサイドスタンド使用不可.

さて帰りますか.
Google先生によると,来た道を戻らなくても,このまま進めば国道に出れるようだ.
ちょうど,前方から乗用車も走ってきた.行ける,行ける,行けるはず.
しばらく進むと案内標識発見.
下に落ちている標識が国道方面を指しているが...この落ちている方向でいいのか? ズレてない?

で,この標識&Google先生も示してる方向へ進む.
長いダウンヒル.
たどり着いた場所は...見事にグラベル!
これBROどころか,乗用車でも厳しいやろ.

なんか,台湾でも同じ経験をした記憶が...
時間があれば「フッ,ちょっとした冒険だな」となんとかうそぶきつつ突入していたかもしれんが,昼過ぎスタートだったために風呂の閉館時間もある.
正しい道を探すのも面倒.
結局,来たルートを引き返すことにした.完全敗北.
登り返しがキツイぜ.
高原からは,慎重かつ慎重にダウンヒル.
不安定な(クイック過ぎる)小径車,最大の苦手ポイントやな.
寒いし.
で,『マウレ山荘』まで戻る.
ここからは平坦かつ追い風を受け,ロード並みのアベレージでデポ地の道の駅まで激走.全ては(サウナを含めた)入浴時間確保のためである.

BROをクルマに載せて,さぁ,先ほどの『ポッケの湯』に行きますか.
閉館まで1時間半を残して”サ活”スタート.
浴室に入るも「ありゃ,サウナ室がない!? やっちまったか!」と焦る.
実は,この施設のサ室は外に別小屋として設置されていたのだ.
「おお,これはこれは」と評価爆上がり.
室温も高めで好み.
10分後にサ室を出て,同じく屋外に設置されているヒノキ浴槽の水風呂につかろうとするが...なんと,お湯っつーか,ここも温泉だったァ!
なんと水風呂は存在せず,水シャワーのみ.
うーん,先ほど爆上がった評価が...
イスも2脚しかないので,混んでいると取り合いになりそう.
別小屋サ室は素晴らしいけど,他の部分もこだわって欲しいなぁ...惜しい.
つーことで18時の閉館ギリギリまで滞在し,丸瀬布を後にしたKazchariであった.ちゃんちゃん.
