2022/5/21 Sat
なんて素敵なノワール.
Scattered clouds, 22°C, Feels like 22°C, Humidity 46%, Wind 6m/s from S
朝から快晴.
息子の習い事送迎業務のため,一日フリーとはいかない.
それでも無理やり乗る時間を作るチャリ・ジャンキー.
フランス(Zwift)を少し走る.
自宅から5kmほど離れた公民館へは,通常クルマで通っているのだが,今日は息子とともにチャリで行くことにした.
Kazchariはファット.息子はTREKの20インチのキッズバイクである.
ヤツも身長が伸びてきたのでサイズがだいぶ小さくなってきた.
サドルを目一杯上げる.
「とーちゃん,足が地面につかない」
「アホ.効率的なペダリングにはこの高さがええんや.止まったらサドルの前にお尻をズラしてやな...」
と,徐々に洗脳中.一歩間違えば虐待だ.
24をとばして,26インチにステップアップ,つまりKazchariのスペアバイクに乗せたい.その練習も兼ねている.
ゆっくり走っているつもりでも,いつの間にか息子置き去り.
脚力の差というより,道草しまくる息子.
急げ! 11時集合やで.
ギリギリ到着.
1時間後に迎えに来ると告げ,河川敷へ向かう.
手頃な東屋ベンチを見つけ,外読書.
これが今回の目的.
絶賛,読書中なのがこの本.
佐藤究著『テスカポリトカ』.
まだ半分ほどなので感想を述べるのは早い気もするが,いやぁこれは面白い.
元々,船戸与一などの国際系クライムノベルが大好物なので,この本も実に刺さる.
前半の舞台となるメキシコやインドネシア.
何度か旅したが,ウラ社会がこれほど恐ろしいものだとは.
いや,この本の内容が事実に即しているなら,日本のウラも凄まじい.
壮大に勘違いしている利己的な善意ほど恐ろしいものはない.
読書中,隣接するサイクリングロードをガチ勢っぽいローディが駆け抜ける.
風切り音もしくはラチェット音しか聞こえない静かな空間.素敵やん.
花粉症のおかげで目が痒く,鼻が詰まっていることを除けば...だが.
さて,時間になった.迎えに行くか.
息子をピックアップし,旭川のローカルペーパー『ライナー』に掲載されていた近くのラーメン屋へ.
元居酒屋,夜は焼肉屋.
赤と黒の装飾が,なんとなく先程のノワール小説の舞台を思わせる.
息子は「醤油ラーメン」.
最近はキッズではなく,通常サイズを注文するようになってしまった.末恐ろしい.
Kazchariは「塩油そば」.いわゆる汁なし混ぜそば系.
メニュー記載的に推している味のようだ.
ボトルに入っているのはレモン汁.
『ライナー』のクーポンで小ライス付き.
感想.
うん.Kazchariは汁ありの方が好みということを改めて認識.
息子は歴代第4位の味(ということはイマイチ口に合わなかった?).
食後,おまけにゼリーをもらったので「3位にする」と発言.いい加減なランキングだ.
行きとは別ルートで帰宅.
相変わらずゆっくり解説の息子.
いつか”勝負”できる日が来るのだろうか?
そう言えば,某SNSの自転車グループの投稿で「87歳です.いつも登っている10%の坂で初めて足をついてしまいました」という投稿を見つけてびっくりした.
十分でしょ.
つーか,Kazchariもこの登攀力,いつまで維持できるだろうか?
最後に近くのケーキ屋さんでソフトクリーム(¥350).
いやいや,誘惑に負けて毎回こんなん食ってたら,すぐに10%が登れんようになるでぇ.