2024/1/10 Wed
住んでみないとわからない
時に2024年1月.
トイレのカレンダーを張り替えた.
例年はバイク屋さんでもらうオートバイのレースカレンダーを貼っていたが,その店があえなく閉店となり,今年は違うものに.
2024年は灯油配送店からいただいた北海道地図カレンダーとなった.
精神と時の部屋にてこいつを眺め,これまでの,そしてこれからのブルべに思いをはせるのだ...
地図そのものはごく一般的なモノ.
特徴的なのは空きスペースに道内各市町村の2022年現在の人口が表記されていること.
それが興味深かったので軽く紹介.
まずは「市」のトップ5から(概算).
1位:札幌市 196万人
2位:旭川市 32万人
ここで既にエグイ人口差.
3位:函館市 24万人
4位:苫小牧市 17万人
5位:帯広市 16万人
次に下位の3自治体.
33位:三笠市 7626人
34位:夕張市 6697人
35位:歌志内市 2739人
いわゆる旧炭鉱都市が並ぶ.
中でも歌志内市は“日本で一番人口が少ない市”としても有名.
1948年頃は人口が4万6000人だったため「市」としてギリギリ認定.
それが今では2700人である.市制として成り立つのか?
この「5万人以上」基準でいくと,第16位の登別市(4.9万人)以下は全部アウト.
ただし④の「当該都道府県の条例で定める都市的施設、その他の都市的要件を備えていること。」で無理やり維持している(たぶん).
次に「町」と「村」である.
トップ5は以下の通り.
1位:音更町 4.3万人
2位:七飯町 2.8万人
3位:幕別町 2.6万人
4位:中標津町 2.2万人
5位:新ひだか町 2.1万人
えー,第103位の天塩町(2777人)で歌志内市の人口を越えてます.
個人的に面白かったのは美瑛町(9514人)より上富良野町(9990人)の人口がやや多かったこと.ちなみに美瑛町の人口密度は13.2人/㎢.上富良野は42.2人/㎢である.
そして札幌周辺には人口の多い「市」も多く,圧倒的な都市圏を形成.
道経済の一極集中というヤツやな.
人口が多いと住みやすいのだろうか?
教育と医療が充実しやすいのは確実.
結果,北海道に移住するなら「札幌周辺」もしくは「雪の降らない胆振地方の海岸沿い」とよく言われる.
ここは我が旭川も周辺自治体と合併し,巨大化すべき(本気で思っていない).
東川町,東神楽町,鷹栖町と合体.がんばって深川市も取り込みますか.
これで人口42万人だー(怒られそう).
昨今,道外からの移住者にダントツ人気なのが「東川町」である.
今朝,こんな記事を見つけた.
東京との土地価格の違いは100倍近く…北海道・東川町で感じた、広い庭のある暮らしの醍醐味
「拠点は東京」かつ「草取りは人に任す」など,ええとこどりのブルジョア生活やなとは思うけど,四季折々の自然の素晴らしさについては概ね同意.
例によってコメント欄がネガティブ.
読解力に難がある,もしくは本文を読んでいなさそうなのは論外として,何人が実際に訪問・滞在しての感想なのだろう.
なぜか旭川と一緒くたにし「あの辺は豪雪地帯なので済むのが大変.移住はありえない」と即断するものが多い.
ジモティからすると「東川」「東神楽」の除雪レベルはとんでもなく高いけどな(走ればわかる).
ところで,Kazchariは在住20年になるが,旭川って客観的に「豪雪地帯」なのか?「青森とか新潟の方がエグイのでは?」という印象.
そこでファクト・チェック.
人口10万人以上の豪雪都市ベスト5 ~上位には意外な都市もランクイン~
...すいません.
年間降雪量基準だと,立派に豪雪地帯でした.
ただし家の造りや除雪システムを含め,対策も進んでいるのであまり感じないのかも.
道外の人や昔ながらの住民にとっては,想像としても実感としても「豪雪地帯」なのだろう.
つーことで,雪に関しては(周りが思うほど)困っていないKazchari家でした.
雪かき作業も冬の筋トレ.