2023/10/29 Sun
あかときいろ
曇り.温度:12 ℃,湿度:81%,体感温度:11 ℃,風速:10.9 km/時,風向:NNE
現在,YouTubeのサンライズチャンネルにて『聖戦士ダンバイン』が毎週一話ずつ配信されている.
本放送は1983年.懐かしい.
Kazchariは高校一年生だ.
感想については別の機会で語るつもり.
今回はリードストーリーとして,ED曲『みえるだろう バイストン・ウェル』について.
歌詞にある「あこがれていた あかときいろの」が,単純に「赤と黄色」で良いのか論争が昔からあった.
あの名作詞家,井荻麟こと富野御大将なら一捻りあるはず...と,「赤と黄色」ではなく「赤朱鷺色」ではないか?という説である.
そう,無数の伝統色がある日本には実際に「朱鷺色」なるものが実在する.
「赤」がつくから「朱鷺色」よりはもう少し赤寄りか.
この説を後押しするのが,フェラリオが跳ねるED,その背景が正に「赤朱鷺色」のイメージ.
まっ,歌詞カード/サイトにはしっかり「赤と黄色」と書いてあるけどな.
この曲を聴くたび「赤朱鷺色」で脳内再生してしまう.
てなウンチクはともかく,遠征ライド二日目は,紅葉シーズン真っ只中,つまり「赤と黄色」の大沼公園に行ってまいりました(強引な導入).
例によって自然に5時半起床.
期待をこめてカーテンを開ける.
昨日と似た感じ.
路面は濡れているが,一部雲の隙間から青空も見える.
本日も雨には会わずに済みそうだ.
今日は午前中にライドした後,昼には旭川へ向け出発する予定.
つまり,この宿の温泉につかれるのも今だけ.
ならば朝風呂にin.
6時に浴室に行くと既に結構な人出だった.
7時に朝食会場へ.
今日は和食ビュッフェ.
期待していた「いくらかけ放題」などのスペシャルメニューは...なかった.
普通の茶碗よりも小さい器にえび,まぐろやサーモンをのせたミニミニ「海鮮丼」,他に「天丼」があるぐらい...残念.
そして昨日の洋食ビュッフェ同様のメニューがこちらにもそろっている.
値段に差をつける意味はあまりないように思われる.
これなら,名物の駅前の朝市に食べに行く方が良かったなぁ(少し後悔).
まっ,ビュッフェなので量だけはしっかり食べ,部屋に戻って荷物のパッキング.8時過ぎにチェックアウトした.
まずは道の駅「なないろ・ななえ」に向かう.
クネクネしている割には100km/h制限のデンジャラスな函館新道を通って,道の駅到着.
駐車場でTopstoneを降ろしていると,ひげをはやしたナイスミドルな方が「面白い自転車だねぇ」と話しかけてきた.
トライアスロンを趣味にされているらしく,チャリに関してもそこそこ詳しい.
函館在住で「〇〇峠がいいよう~」とかいろいろ教えてくれるのだが...旭川民には,そこがどこかピンときません.
お話好きなのは良いのだが...すいません.時間がないのでスタートさせてください.
つーことで出発.
素直に国道5号線を北上する.
いきなり登り.
先行していたグループローディを捉える.
トンネルを抜けると,右折して大沼公園に向かう交差点に到着.
なんとこの交差点,歩行者用の信号がない.
仕方なくクルマの信号に従って注意深く曲がる.
うーん.安全走行のためには,早いうちに右側に渡り,トンネル内歩道を右側通行する必要がある.
このルート,チャリの通行も多いはず.
ここは早急に改善してほしいポイント.
まずは小沼脇を通過.
雲が多く,天気はよろしくないまま大沼駅着.
地図(看板)があったのでルートを確認.
いつもの悪い癖で,ロクに下調べもせず行き当たりばったりライドなので,噂に聞く「サイクリングロード」の入口がわからない.
少し進むと公園のような場所(大沼公園駅)へ.
レンタルチャリ,スワンボートなどの貸し出しがある.
どうやら観光拠点のようだ.
浮島のような場所を橋がつないでいるが,「自転車通行不可」の看板がかかっている.なんとなく以前は通れたような雰囲気.
再度地図を確認すると,なんてこたあない.
単体のサイクリングロードは存在せず,車道の脇を走るタイプだった.
これなら見覚えがある.
歩道もといサイクリングロードは枯葉が積もっていい感じ.
ただしスリップの心配もある.グラベルロードで正解.
反時計回りなので左手に大沼.
景色の良いところでONE-STOP.
残念ながら駒ケ岳は,山頂が雲に隠れてすっきりせず.
その分,紅葉もしっとりと写る.
せっかくなので道路を離れてグラベルにも突入.
緑,もとい「赤と黄色」が濃い.
思い出の地,大沼公園キャンプ場着.
ここは道南方面を旅するバイカーに大人気.
いや,ライダーだけでなく旅人全般か.
2年前のGWにも息子と二人キャンプで来た.
その時は渡れた水門の通路には鎖がかかっていた.
アドヴェンチャー感があって面白かったけどな.
事故でも起きたか?
さて,周回道路に戻る.
レンタルチャリを何台かパス.
本格的なローディが数台,対向車線を走る.
後でSTRAVAを確認.もしかするとつながっている方々かも.
それにしても,この大沼公園,ただ周回するだけより脇道グラベルが面白い.
もうとんでもなく美しい.
「紅葉見ごろ」は伊達ではなかった.
仕事ついでとは言え,チャリを持参して来て良かったなぁ.
四季のうつろいを全身で感じ,それを愛でる.
もちろん,オートバイでのツーリングでもそういった楽しみ方はあったが,チャリにはまってからは,それらをよりダイレクトに感じるようになった.
特に今の時期,秋から冬にかけての寂寥感がたまらんのぉ(変態).
大沼をぐるりと回り,スタート地点の「大沼公園駅」に戻る.
昼近くになり,人が増えている.
そうか,日曜日か.
喧騒を抜けて帰りますか.
後はデポ地点の道の駅に戻るだけ.
ここからは快適なダウンヒル.
多少のデコボコも,さすがTopstoneだ,なんともないぜ!
さぁ,道の駅に着いた.
これで函館遠征ライドは無事終了.
昨日今日と,想像以上に楽しかった.
ここのところ連続で遠征ライドに出かけているが,やはり知らない(もしくはチャリ初)の道はひたすら楽しい.
ちょうど先日,ZwiftにてWatopiaの新コースが発表されたが,ヴァーチャル・ライドがいくら進化しても,やはり実走にはかなわんな(当たり前).
これまでは主にブルべで道内あちこちをライドしてたけど,飛行機輪行を含めて行動範囲をもっと広げてみようと思う.
大学生の頃からオートバイに乗っているKazchariは,ほぼ全ての都道府県を走破した(行ってないのは山口くらい).
かつての思い出の地を,今度はチャリで,つまり自力で走る.
しかも還暦近くになってから.
体力的に順序が逆のような気もするが,今の方が旅を,その瞬間を味わい尽くせる気がする.
人生の総仕上げやな.
さて,雪が降るまでもう少し.
その間,オートバイもチャリも楽しみたい...って,うん? 雪が降ったらファットの出番やん!