アイスブルベ2025のお見送りと最新ガンプラ

2025/1/25 Sat

仮定法現在完了

いただき画像

ウインターライドシーズンin直後の負傷で,いくつものチャリイベントを逃してしまった.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

1つ目は年末恒例の「年忘れカミヒル」

2つ目は「びえいスノーサイクルフェスティバル」

嗚呼「第4回びえいスノーサイクルフェステイバル」...

そして,3つ目が本日開催の「アイスブルベ2025」である.

アイスブルベ2025

5年ぶりの開催.
その際の激闘はこちら.

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

今回は残念ながらエントリーできなかったが,せっかくの地元開催.
ここはお見送りに行かねば.

朝5時に起床.

洗濯物干しや朝食を終え,クルマにてスタート地点の東川「せんとぴゅあ」に向かう.
それにしても雪がない.
少し広めの幹線道路だとアスファルトむき出し.
まるで3月初旬の印象.
実際,ここ数日は降雪もほとんどない.
異常気象と言ってよいのでは?

苫小牧なんて,積雪ゼロと聞く.
ロード,乗れるやん.

ただし,こういう道は日陰がアイスバーンになってたりするので,かえってキケンかも...うーん,走りてぇ.

7時半頃着.
早速,O西さんを発見.
他にも昨年の「旭川⇒宗谷岬」「函岳」でご一緒したAさんや,ランドヌ札幌のKaba3,いつの間にか正式に(?)中の人になったT夫さんなど,見知っている方々に挨拶.

前泊組は昨晩,相当飲んでいたらしく「二日酔いだー」と笑いながら話されていた.ブルベ前日の宴会は,酒に弱いKazchariには無理やな.

ブリーフィングを経て8時.
いよいよ100km組出発.
ファットとMTB,半々くらい?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

眩しいくらいの好天.
これ,残雪がさらに解けて道路ザクザクやな.実に楽しそう.

iPhone15 Pro

で,その2時間後,10時には50km組出発.
前泊組のPikaさんも出走.こちらも「二日酔いだー」なそうな.スゴ.

「では,みなさんお気をつけて」と見送った後,クールに帰宅.

予想通り雪解けかなり進行.
スパイクタイヤの減りが心配.
外ライド復活は3月になると思うけど,その頃の路面はどうなっているのやら.

さて,午後からどうしますか?
先週映画見た勢いで買った,こいつでも作るか.

iPhone15 Pro

箱を開ける.

iPhone15 Pro

発売直後から話題の「箱を開けたら即ネタバレ」.
どこが?
Kazchariにはわからんかった.
で,ネットで検索.
こりゃ(老眼には)わからんわ.
もう1つのネタバレも...これではたして飛ぶ?(疑問)

冒頭数秒の衝撃に比べたらささいなバレやな.

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning-』を観た~開始0.5秒で泣ける

そんなネタバレうんぬんの前に,このパーツの細かさよ!
これホンマにHGか? まるでRG.BANDAI,脅威のメカニズム!

で,”裸眼”で細かいパーツを組み立てる.
ニッパーで切って,カッターで削って,サンドペーパーで磨く.
この単純作業がマインドフルネス.

iPhone15 Pro

昼になった.
作業を中断し昼食にする.
”休日と言えばインドア”のJK娘も部屋から出てくる.
昨晩のうちに焼いておいたお好み焼きをつつく.

Kazchariと娘.
この二人が揃えば観るモノは決まっている.

YouTubeに接続して『電磁戦隊メガレンジャー』,その最終回!

噂には聞いていたが,何この「ザンボット3」展開!
ずーっと,ヤキモキしてたDr.ヒネラーが人類を憎む理由もここに来てようやく開示.
これってネットの誹謗中傷やん.
シボレナ似の娘を出すなら,ユガンデ似の息子も出したらよかったのに(おらんわ).
反省した瀕死のヒネラーが久保田博士と和解して,おっさん二人が手を握り合い,「フッ,お前に抱かれて死ぬのも悪くないな...(ガクっ)」「鮫島ぁぁぁ!」もありか(なんか最近見た)

いずれにせよ,高校生戦隊にふさわしい大団円.
リアルJK3の娘も泣いていた.

次はいよいよ靖子がメイン脚本の『ギンガマン』
未視聴なので楽しみだ.

その後,「ジークアクス」組み立て作業再開.

iPhone15 Pro

まだ途中.
見れば見るほど面白いデザインだ.
エヴァに似ていると言われればそうなのだろうけど,やはり違う.
特に脚部はこれまでにない構造.
ロボデザインって,もうネタ切れかと思ったけど,センスのある人のアイデアって無尽蔵やな.
宇宙世紀のMS...ではないけどな.

作業を覗いた息子曰く「浮いてるパーツが多い」.確かにその通り.

さて,来年こそはアイスブルベに出たいけど,開催されるのだろうか?

最近,様々なイベントが(主に人手不足で)中止に追い込まれている.
行けるときには行く,その姿勢の重要性を富に感じる今日このごろ...

iPhone15 Pro

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

2025/1/21 Tue

峠を越えて

https://ajhokkaido.jp/cpns12k2025.htmlより

時に1月20日午後9時.
「ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬」のエントリーが開始された.

ジャパングランドネ 2025北海道1200納沙布岬

前回の“開催”は2020年
この時は無事エントリーできた.
話によると15分で枠が埋まったらしい.

だがしかし.
この年から世界中が未曽有のパンデミック体制.
残念ながら中止となってしまった.

『2020年北海道1200km納沙布岬』延期…

あれから5年.もう5年!?

ついに「納沙布1200」が帰って来たぞ.

8時半からスポーツエントリーのサイトを開いて,”峠越え”の臨戦態勢.
もしものF5連打の準備はできているゼット.
それに,先日の「びえいセンチュリーライド」の会場でO西さんから聞いていたスポエンの下書き機能を使って準備万端だ.

で,定刻.

あっさりとAグループ(4:00 Start 〜 8月14日(木) 22:00 Finish)でエントリー完了.

¥39,000の参加料に対し,クレカ手数料が¥2,000越えなのが解せんが.
他に,オダックスジャパンの会員番号が入力できないというトラブルも発生(運営に連絡⇒解決)

この参加料,一見高いように思えるが,昨今のホテル代高騰の折り,仮眠所の設置がありがたい.ごく短い眠りのために数千円払うのはもったいない.
正直,仮眠所設置がなければ参加は見合わせていた.
「オホーツク1300」の時のように7時間くらい眠れたら元取れるけど(寝すぎ).

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

無事のエントリーできたので,次は作戦会議(ざっくり篇)だ.

まずはハード面.

ここは「オホーツク1300」の経験が生きるはず.
マシンはもちろんDOMANE
もう67.000km越えのロートルだが,馴染みに馴染んだポジション.
バッグのサイズ,配置など,あまり悩むことはない.
とりあえず,基本はこれ.

対1300ほぼフル装備試走ライド

次に距離に関して.

よくよく考えると,600越えのブルベの経験は2本しかなかったりする.

2019年:BRM810宗谷600
2022年:RM812北海道オホーツク1300

この時より年は食ったが走力は上がっている...と信じたいトコロ.
まぁ,基本的に仮眠所を目標に1日300km走ればええねんな(適当)

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8/11 丘珠ふれあいセンター⇒北見自然村休養センター:340km

8/12 北見自然村休養センター⇒納沙布岬⇒別海町町民体育館:293km

8/13 別海町町民体育館 ⇒北見自然休暇村センター⇒清水町農業研修会館:315km

8/14 清水町農業研修会館⇒丘珠ふれあいセンター:212km

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ありゃ? これで計算すると,1,160kmしかない.
まぁ,Googleマップ計算やし,細かい迂回ルートをあわせて1,200kmになるんやろね.

いずれにせよ,まだまだ先の話.

今後の情報収集で計画を詰めていこう(根室市納沙布会館の使い所とか)
悪天候やと計画通りにはいかんやろしな(伝説の2014年大会).

つーことでひたすら楽しみである.
今年最大のチャリイベントかな.

まずは鎖骨骨折治して,トレーニング開始!
話はそれからだ.

寝ホンの逆襲~「Anker soundcore sleep A20」を購入

2025/1/16 Thu

神経質か

iPhone15 Pro

大阪の実家は,すぐ隣が田んぼだったこともあり,夏の夜は一晩中,蛙の声が響き渡っていた.
自然音であることと,規則正しいリズムのためか,すぐに慣れてしまったが,泊まりに来た友人は「うるさくて眠れない」と言っていた.
今では田んぼではなくアパートになっているけど.

結婚後に引っ越したアパートは,交通量の多い道路に面していたこともあり,一晩中クルマの走行音が聞こえていた気がする.
眠れるには眠れたが,決して静かな環境ではなかった.

時は巡り,今は旭川の戸建てに住んでいる.
環境は非常に良い.騒音に悩まされることはない.
まぁ,冬の時期は早朝から作業する除雪・排雪車に起こされることもあるが,そんな日はまれである.

そんな快適なはずの旭川ですら,睡眠の浅さに悩んでいると先日記事にした.

中途覚醒が困る~問題解決行動を考える

その記事の最後にAnkerの「寝ホン」の紹介をした.

睡眠状況改善策の一環として,イマイチだった「A10」の後継機である「A20」の購入を,ずっと悩んでいたが,Amazon新春セール後のやたら高いポイント還元+ダブルポイントキャンペーンによって最安値を更新.
実質¥12,000ほどになったのでポチってみた.

ガジェット系インフルエンサーの評価も高かったしな.
届いたので早速試用してみる.

iPhone15 Pro

ケースは高級感漂うスライド式.
カラーはベージュ.イヤホン本体も同色である.

iPhone15 Pro

ケースには同時購入したサードパーティー製のシリコンカバー(¥700)を装着.少し重くなるが,ストラップが付けられるのでヨシ.

iPhone15 Pro

「寝ホン」の最大のキモは装着者の耳の形状に合うか合わないか.
そのためイヤーウイングとカップが多数附属している.

iPhone15 Pro

一度サイズが決まれば,他のサイズを使うことはないので,もったいないと言えばもったいない.
面白いのは同サイズのカップでも音の通過性に差がある.
いずれにせよ,「スポンジ耳栓」のような完全密閉は無理なので,どちらにしても音は入ってくる.

Kazchariはミクロマンなので,とりあえずウイングもカップも最小サイズにする.
「まるで何も付けていないようだ!」と言いたいところだが,そんなわけない.
もちろん,常用の「スポンジ耳栓」の圧迫感に比べると違和感なし.

例によって説明書を見ずにスマホとペアリング.
プログラムのアップデートと再起動を経て,設定を色々いじってみる.

Ankerにはイヤホンやスピーカー用のアプリが存在する.
これを経由しないと選曲やアラームなどの細かな設定ができない.

イコライザー機能もあるが,「寝ホン」に音質は二の次で期待もしていない.

本体でもタッピングで操作可能.
デフォルトだと,

右を2回 ⇒ 再生/一時停止
右を3回 ⇒ 音量アップ

左を2回 ⇒ モードの切り替え
左を3回 ⇒ 音量ダウン

となっている.
1回だけのタップだと,何も反応しないのがよく考えられている.

で,そのアプリだが,正直インターフェースがわかりにくい.
一番わからんのがサウンドの選択.

「AI Brainwave Audio」
「ホワイトノイズ」
「サウンドスケープ」

と,ざっくり3パターンある.
波や風などの自然音の他,いわゆるヒーリング系の音源など種類も豊富...っつーか多すぎ.

しかも,Wifiではなく本体にダウンロードが必要なものがあったり,睡眠モードだと聞けないものがあったり,聴く方法がまちまち.
このあたりの操作が直感でできると良いのだが...えっ? わからないのはKazchariの問題?(説明書読めよ)

つーことで,ここまできたら次は実用テスト.
睡眠導入音の雨音,つまり「rain」の停止まで1時間,いつもの起床時間朝6時にアラーム曲が鳴るようにセットして眠りについた.
おやすみなさいzzzz

♪チャララララッチャッチャ~

おお,久しぶりに途中覚醒せずに5時半に起きたぞ.
まどろみの中,6時のアラームを待つ ⇒ 無事に鳴る.
適当にセットしたけど,無事に機能を果たせた.
これで安心.

もちろん就寝中に耳から外れることもない.

機能の一つである睡眠ログを見ようと思ったけど,なぜか記録されていなかった.どこかで設定ミスったかな.

ちなみにGarmin Connect様のスコアだと73点と,いつもより高いスコア.
つまりよく眠れているということ.
「寝ホン」による睡眠導入音の効果,恐るべし(そうか).

結論:前回購入した「A10」より使い勝手向上.買って良かった.

iPhone15 Pro

普段使いよりも期待しているのが,来たるべき『納沙布1200』対策.

ジャパングランドネ 2025北海道1200納沙布岬 開催

エントリー峠を無事越えられたら...という話ではあるのだが,このロングブルベでは仮眠所が設置される.

仮眠所では短く深い,つまり質の良い睡眠の確保が求められる.
かつ,起きたい時に起きることも必要.
今回購入した「A20」は,その強力な武器になるだろう.

他にも健康ランドの雑魚寝や,安宿のドミトリー.それに深夜便の飛行機でも使えそう.

それにしても,Ankerの商品開発力には驚かされる.
思いついたらすぐに商品化し,販売後に問題を指摘されれば即修正もしくは即廃番.このフットワークの軽さは素晴らしいと思う.

最近では「OLIGHT」(ライト)「ELITE WHEELS」(ホイール)など,中華ブランドの商品をよく買うようになった.
実際に使ってみて,かつての「安かろう悪かろう」のイメージはかなり払拭されつつある.もちろん,モノによるのだろうけど.

つーことで,せっかく買った「A20」,いろいろいじって使いこなせるようにしよう.

変わる風景

2025/1/15 Wed

今はもうない

美瑛をホームライドエリアとするKazchariにとって,衝撃のニュースが飛び込んできた.

人気のシラカバ並木を伐採へ 観光客密集し通行に支障 オーバーツーリズムが問題 北海道美瑛町

このシラカバ並木自体には名称はなく,「セブンスターの木の隣」と呼ばれてたりする.
美瑛の丘をチャリ,またはオートバイで通過する際にはかなりの頻度で立ち寄っている.
これまで写真もずいぶん撮ったなぁ.何しろ画になる.

確かに新コロ前後の混み具合はすごかったが,近くに広めの駐車場もあるし,「クリスマスツリーの木」に比べればはるかにマシ.

記事には「日陰のせいで農作物に影響が」とかあるけど,それほど密集して生えているわけではない.
やはり観光客の畑への無断立ち入りが第一要因やろな.
農作物に害をもたらす細菌の侵入は農家にとっては命取り.
実際SNSには,季節関係なく周辺の畑に大量の足跡が残されている写真がアップされている.

そして,何より驚いたのは,この記事がアップされた翌日には,本当に伐採されてしまったこと.
超スピーディ.つまり,かなり前からの決定事項だったのだろう.
ネット上では「残念」もしくは「オーバーツーリズムめぇ」という怨嗟の声が渦巻いている.

「美しい風景の消失」というセンチメンタリズムはともかく,冷静に考えると,この並木に限らず,美瑛の丘そのものが自然の産物ではなく人工的に作られたものなのは確か.
原野だった場所を,入植された方々が苦労しながら切り開いた.
歴史をさかのぼると江戸時代から開拓がはじまっていたとのこと.

歴史

連なる山々を背景に,丘陵に沿った畑の四季それぞれの表情を美しいと感じるのは余所者,部外者だけか.

件のシラカバ並木も後から植えたか,周りの木を切ってできた機能前提な風景だろう(防風?).

要は,今回の伐採は自然破壊でも何でもない.
個人が自分の庭の手入れをしただけ,とも言える.
「景観ガー」と,周りがとやかく言うのはお門違いかもしれない.

2016年にも,同じく観光名所だった「哲学の木」が伐採されている.
既に老木だったらしいが,最終的には地主の方が観光客に業を煮やしての決断だったようだ.

以前,美瑛某所で働いていた知人の話によると,どうもお役所と農家のみなさんの仲はあまりよくないらしく,観光政策に対する意見がチグハグだそうな.

いずれにせよ,未来永劫,あの風景がなくなってしまったのは事実.
そして,シラカバ並木がなくなったところで,美瑛を訪れるインバウンド客が減ることはないだろう.日本,絶賛バーゲン中やしな.

見たいモノ,場所があるなら,行きたくなるのが人間.
好奇心は発展の原動力.
(マナーはともかく)合法なのだ.旅行者に文句言っても仕方がない.
受け入れ側の工夫が先手.

Kazchariがこれまで訪れた外国では,たとえ途上国であれ,ダイビングエリアにしても,その他の国立公園にしても,日本よりもかなり”管理”されていた気がする.
ガイド,事前レクチャー必須とか,期間限定とか,もちろん入場料を徴収するとか.
日本でこうした“管理”をきちんとやれている所は極わずか.
昨年あたり,富士山がようやく入山料を取るようになったっけ?

日本社会は性善説前提で成立している.

裕福だった頃の日本は,社会的ステータスの高い,ごく少数にしか外国からの旅先として認知されていなかった.
現地にて「日本に行きたいけど,高いんだろ?」とよく質問されたものだ.

時代は変わり,日本社会全体に余裕がなくなった.
損していることに耐えられない=プロスペクト理論が発動し,明らかに観光客=他者のふるまいに対する視線が厳しくなっている.

良くも悪くもホワイト社会は監視社会と紙一重.
さぁ,どちらを選ぶ?

「行くべきではない旅行先」だそうな

2025/1/12 sun

人混みは苦手デス

「大阪出身です」と答えると「どうして北海道に?」と質問されることが多い.
「もちろん悪いことしたんでぇ,逃げてきたんですぅ~」と答えて笑いをとるまでがデフォルト.

どうやら,いわゆる「都会」から”わざわざ”「田舎」に引っ越しすることに違和感を覚える方が多いようだ(悪口ではない).

Kazchariは”いわゆる”故郷にこだわりはない.

気に入った場所であればどこでも良く,逆に合わなければ速攻で移動...というつもりで北海道(旭川)にも来た...はずだったが,20年以上経ってしまった.

少年少女らによる凶悪事件が続いたせいで,ヘル・シティだのなんだのと言われている旭川(/北海道)だが,いいトコですよ,ここ.
なんと言っても空が広い.
春夏秋冬が明確で,アウトドア好きなら夢のような土地だろう.
空港も駅もバスもある.
そこそこ都会なので最悪クルマが運転できなくなってもなんとかなる.

もうこのまま最後まで...かな(予断は許さない).

さて,新コロも落ち着いて数年経ち,海外に気楽に行けるようになった.Kazchariも昨年,久々に海外旅行を敢行.

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

円安もあって日本に来る観光客も爆増.
結果,インバウンド(何度聞いても変な単語)によるオーバーツーリズムが問題となっている.
当地,旭川や美瑛も一大観光地である.
外国人運転とは限らないが「わ」「れ」ナンバーのクルマには要注意.特に冬場.

そんな中,年末に旅に関する面白い記事を読んだ.

「東京、京都は混みすぎ」「エベレストはゴミだらけで衛生も…」 アメリカの旅行ガイドが選んだ「行くべきではない旅行先」15選!?

要はオーバーツーリズムが問題になっている場所には行くな,っつー話.
記事の場所で,Kazchariが行ったことがあるのがバリ島,リスボン,そして京都&東京

うち【バリ島】には2回ほど行ったことがある.

最初は1993年頃かな.
内陸のウブドゥに2週間ほど滞在.
居心地の良い安宿,かつ毎晩どこかでケチャダンス他の催しがあって退屈しなかった.お気に入りの場所だった.

その20年後の2013年.
別の島へ行く際のトランジットとしてデンパサールに滞在.
確かに交通渋滞が酷かったが,オーバーツーリズムかと言うと,まだそうでもなかったような.もう10年前か.

【リスボン】はポルトガルの首都.
2004年に訪問.首都とは思えない静かな町だったような印象.
つまり今は激混み状態?
ヨーロッパ人は海鮮料理をあまり好まないらしいが,ポルトガルは別.
「タコのマリネ」が美味かった.

日本におけるオーバーツーリズム関連のニュースで毎回取り上げられるのが【京都】である.
以前の職場で,枚方から電車通勤していた.
丸太町で降りていたが御所には行ったことがない.
次の職場は京阪黄檗駅だったが,これまた近くの平等院には行ったことがない.
ついでに言うと,金閣寺や清水寺も嵐山も小学生の頃に1度行ったっきり.
まっ,地元住みだとそういうもんだ.
先斗町の裏小路などの雰囲気は好きだったけど.

京都で働いていたのも25年ほど前になる.
祇園祭やらの行事の時はバカ混みだったけど,普段はそうでもない.
ただし,夏は地獄のムシ暑さ.
今だと当時の比ではないだろう.よく行くなぁ.

次は【東京】
すいません.全く魅力を感じない.
仕事やら何やらで仕方なく行く場所.
海外でも,首都は空港や大使館などで事務手続きのために滞在するという認識.それは東京も同じ.

つーことで,リストに載っていない場所で,Kazchariセレクトで「行くべきではない場所◯選」を上げようかと思ったけど,ネガティブ情報を発表しても,ただの悪口(単なる主観).
ここはやはり「おすすめの場所」を書く方が良いでしょう.

一応年代順に並べた.
旅情報はすぐに古くなる,かつ,あくまでKazchari視点.

————————————————-

【ヴァナラシ(インド)】

1990年訪問.
初インド.もちろんヴァナラシは外せない.
ホーリーの日に「久美子ハウス」に滞在するという古き良きインド旅.
インドと言えば,やはりこことカルカッタ(コルカタ).

【ダラット(ヴェトナム)】

1993年訪問.
内陸の避暑地で,イチゴが美味かった.
人も穏やかで親切な人が多かった.
そういや「ヴェトナム日記」は長期休載中.
まだダラット着いてねぇや.

旅の回顧録~1993年のヴェトナム(1)

【コモド島(インドネシア)】

1993年と2014年の2回訪問.
ウリはもちろん「コモド・ドラゴン」なる大トカゲ.
想像以上に近くで観察可.
ちなみに観光客も襲われることあり,毒キバなので噛まれたらヤバイ.
実はコモド島の真骨頂は海(ダイビング)!
島の南北で生物相がガラリと変わる.

【モルディブ】

1994年&2016年訪問.
一度目は南インド旅行のついでに渡航.
何も知らずに空港で宿=リゾート島を決めたら,ドイツ人御用達の島だった.
ここで初めてダイビングを体験.まるで「いきなりクラウン」.
ただし,海中よりも白い砂浜に青い空の風景が印象的.正に地上の楽園.

次はダイビング・クルーズで.
ダイバー憧れの地ではあるのだが,モルディブに関しては,正直,島でのんびりする方が性に合っていた.

【コスメル(メキシコ)】

2004年訪問.
ダイビング目的で訪れたが,レンタルバイク・ツーリングも楽しい.
対岸のプラヤ・デル・カルメン,イスラ・ムヘーレス.ベリーズも含めて,ユカタン・エリアはどこも素晴らしい旅先.
人も親切だし(多少アバウトだが),何よりメシが美味い.
ダイビングならアシカで有名な太平洋側のラパスもMuy Bien!

【イースター島(チリ)】

2004年訪問.
小学生の頃「世界の七不思議」系の本を読んで以来,ずっと憧れ続けていた約束の地.期待以上の場所だった.
意外にも見どころはモアイだけではなかった.
つーか,南北に長いチリは見どころが多すぎる.

【ウシュアイア(アルゼンチン)】

2004年訪問.
世界最南端の町...と言いたいところだが,有人村としては対岸のプエルト・ウィリアムズ(チリ)が最南端らしい.
チャリやオートバイでの南北縦断旅人にとっては,今も変わらず,ここが旅の始まり,もしくは終着点のはず.

何に驚いたって,こんな南の果にも「おたくショップ」があったこと.
今では日本のアニメ・漫画コンテンツが世界中で人気なのは自明だが,既に20年前ですら,こんな最果ての町にまで浸透済みだったのだった.

【レンベ(インドネシア)】

2013年訪問.
ここは町というよりダイビングスポット.
泥濘地の浅瀬が特徴で,マクロ(小生物)好きなら必ず訪れるべき.
ダイナミックなドロップポイントのメナドと組み合わせると尚良し.
やっぱりこういう一粒でニ度美味しい的な場所はベネ.

【波照間島(日本)】

2018年訪問.
フェリーの欠航があまりに多く,訪れるには運と時間と度胸が必要な離島.
その分,日本と思えない異国情緒あり.
宿も食堂も予約必須(少ない).
波照間を訪れるべき最大の理由はゆみんとぅきというレストラン.
ここのハンバーグは,人生ベストの美味さ.

【高雄(台湾)】

2024年,直近の海外旅.
チャリ旅なので島中を縫うように走ったが,滞在した町では高雄がベストだった.

台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)

————————————–

旅の醍醐味は「点」ではなく,「線」もしくは「面」にあると思う.

「点」は,有名観光地を訪ねて写真を撮って即移動,みたいな旅.
「線」は,目的地に行くまでの道程を楽しむ旅.
「面」は,とある場所にしばらく滞在して生活してみる旅.

有名な場所,風景を見るだけならネットで検索した方が早い.
ベストな気象条件かつ,たいてい発色あざやかに加工してあるので,理想かつ想像通りの画が見れる.動画が良いならNHKのBSで十分だろう.

ただし,ヴァーチャルだと「匂い」だけは体験できない.
ギミックとしてモニターからインドの匂いを噴射されても困るだけ.
こればかりは現地に行ってみないと.
12種の脳神経のうち,嗅神経だけが大脳直結=嗅脳として独立している(ヒトでは退化してしまったけれど).
ゆえに強烈に感情を揺さぶり記憶に残る.

もう一つ大事なのは現地人との交流.
もちろん,温かい交流だけとは限らない.
騙されたり,からかわれたり,最悪の場合,傷つけられたり...負の感情も含めて旅.

そして「面」の旅だと,ここを挙げねばなるまい.

【番外:セント・アンズ・ベイ(ジャマイカ)】

2002~2004年まで滞在.
人口6,000人の町に,ただ一人の日本人.
そらまぁ,いろいろありました.
ただ,人生において稀有な経験だったことだけは確か.

「行くべきではない場所」という記事から始まったけど,最終的には己で判断すべきという結論(当たり前).
自分に合うか合わないかは行かないとわからない.

そう,世界中どこでも,誰とでも,最後は相性がモノを言う.

Day22:鎖骨骨折3週間と今年のライドまとめ(その1)

2024/12/30 Mon

来年はケガなしでお願げぇしますだ

Stravaからのscreenshot

本来なら「年忘れ厳冬期カミヒルライド」になるはずだった本日.
諸事情によりさすがにキャンセル.シクシクシク36.

ちなみに昨年の激闘の様子はこれ.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

仕方ないので本日も自宅警備員

今年最大のポカからちょうど3週間経過.
残念ながらかかりつけの整形外科が年末年始休暇に入ってしまったので,レ線で状態を確認できない.
順調に骨癒合が進んでいることを願う.

つーことで,今年も後2日ほど残っているけど,STRAVAのイヤー・データを見ながら今年のライドを振り返ってみますか.

サムネの通り,今年の総走行距離は12,329km
無事に月間1,000kmの目標達成.
ブルベ参加が少なかったわりに伸びた感.

今年からこんな区分けもあった.

Stravaからのscreenshot

Zwift強し!
とは言ってもKazchariはトレーニングもレースもせず,アマプラ観ながらダラダラ漕いでいるだけ.
就寝前のルーティンワーク.もはや漕がないと眠れない.

車種別の”現在の”総走行距離は以下の通り.

これを昨年度データと比較すると今年の走行距離がわかる.

TREK DOMANE:6,384km

TREK EMONDA:1,978km

Specialized Fatboy:746km

Specialized EPIC:287km

Cannondale Topstone Carbon2 Lefty:1,706km

SURLY Touring Bike:1,166km

やっぱりDOMANE強し!
なんだかんだで一番乗っている.平日はほぼZwiftに乗ってるしな.

SURLYは台湾一周ライドで借りたモノ.
クロモリ+荷物満載だが,ロード,グラベル問わずよく走った.
プライベートでも欲しいくらい...と言いつつ買ったのはMTB(EPIC)だったりする.

Stravaからのscreenshot

3月と言えば台湾一周.
2週間ほど昼間に毎日乗ってたらこうなるわな.
そうか,こいつがブルベ未出走による距離不足をカバーしたわけやな.

次は月ごとのベストライドを選定.

【1月】

ファットな1日遅れの年越し宗谷ライド(その1)

体調不良により念願の「年越し宗谷」を泣く泣くキャンセル.
予約した宿がもったいないのでクルマで北上し,回復すればチャレンジするつもりだった.
結果的に1日遅れで宗谷岬着.
行きはヨイヨイ帰りはコワイ.地獄の30kmだった.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

来月の第4回大会もエントリー済み...だが,さすがにDNSの予定.
クルマが運転できそうなら,当日は参加賞をもらって応援に行こうかしら.

【2月】

ファットな近場で新ルート開拓ライド

この月は大きなチャリイベントもなく,忠別湖や雨紛など近場で探索ライドが多かった.
週末の天気がことごとくイマイチだったような記憶.

【3月】

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

言うまでもなくこのライド!
単純に海外旅としても,トップレベルに充実した経験だった.
おかげさまで,次回以降も国内外問わず「自転車で走って楽しいところ」が旅の第一選定基準に浮上!

【4月】

Topstoneな鷹栖,雪の回廊ライド

この時期の旭川は雪解け真っ只中.
スノーライドからロードへ移行する過渡期である.
そんな時に活躍するのがグラベルロードのTopstoneである.
どこでも走れて楽しい.

【5月】

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

初の遠征ブルベ!
新緑の青森を堪能.
これは来年も...と思いきや,2025年のランドヌ札幌さんのブルベスケジュールによるとめずらしく開催なし.
時間が取れればプライベートでも再訪したいトコロ.
恐山とか斜陽館とか...(昔,バイクで行った)

【6月】

EMONDAなカミヒル,ENIWA RACINGのみなさんとライド

6月からは2ライドを選定.
レースガチ勢のみなさんと知り合えたことで,以前よりもレース志向になってしまったような,なってないような...

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

初のFlèche参加.
普段ぼっちライド専科のKazchariなので,ペース配分など難しいところもあったが,楽しかった.
なんとFlècheは2025年も開催するそう.
その計画も少しずつ進んでいるようだ(秘技:ひとまかせ)
Traceにして,ただの飲み会ライドになるというウワサも...

つーことで,長くなったので後半の7~12月は(その2)で発表!

♪ピンポ~ン

おっと何かが届いたようだ...

iPhone15 Pro

ニュースになる基準がよくわからん

2024/12/19 Thu

一歩間違えば

鎖骨骨折後,Day11.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

着替え時の右肩の痛みはかなり減少.
少しずつ,ほんの少しずつだが回復していってる感,ありをりはべりいまそかり.
肩周囲の内出血は相変わらずヒドイが,そろそろ仮骨の影ができていてもいい頃だ(希望的観測)

先日,Yahooニュースに興味深い記事がアップされていた.

大型バイク免許取得のための技能試験中に転倒 49歳男性が重傷 直線で平らな道を急停止する試験

表題を見てクリック.
おそらく急停止でエンストし,バイクの車重を支えきれなくなって転倒...と行ったところか.
”重傷”とあるが,どんなケガ?

...右鎖骨骨折?

なんやKazchariと一緒やん.これでニュースになるとは.

もし,Kazchariも落車時に起き上がれなくて救急車を呼んでたりしたら,記事になっていたのだろうか?

そしてネットで晒されて,コメント欄でバッシング.
そう,冬チャリへの世間の目はひたすら厳しい.

冬チャリライダーの言い分

そして社会的抹殺の憂き目にあっていたかもしれん.
あな恐ろしや.

ところで,同じような事故でもニュースになるかならないかの選定基準は何?

ニュースになる交通事故、ならない交通事故の違いとは?

要は運転免許試験場という特殊環境の事故,という珍しさから取り上げられたということか.

では,今回のKazchariの落車はどうだ?

新奇性:冬チャリはめずらしい

人間性:冬チャリは世間の目の敵

普遍性:冬チャリは(一部マニアに)興味の対象

社会性:「冬チャリはするな」というメッセージになる

影響性:同上

記録性:これはない

国際性:インバウンド客に「冬チャリするな」のメッセージ

地域性:雪国ならではの事故

これはヤバイ.やばかった.
ニュースバリューは十分にある.
誰にも頼らず,見つからずに済んでヨカッタ...のか?

2025年AJ-Hokkaidoブルベ開催情報発表!

2024/12/17 Tue

新規ルートだらけ

2024年5月18日撮影 / iPhone15 Pro

2つある北海道のブルべ団体の1つ,オダックス・ジャパン北海道(AJH)の2025年開催ブルベが発表された.
そこで,毎年恒例のコースレビュー.
参加の有無を検討したい.

2025年AJ北海道ブルベ開催情報

全11コースと,例年に比べると少な目.
そらそうだ.今年は『1200』があるのだッ!

【BRM420北海道200km新十津川ー札沼線巡りー】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg162.htmlより

GW中の開催はなく,これが一本目.
平坦だけど交通量が多い.
帰路のR275は札幌に用事がある時にいつも通る.
大きな声では言えないが,ハイスピードのクルマがサーキット状態.
特に夜間はめちゃめちゃ怖い.事故多発で要注意.

【BRM427北海道200km函館】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5643908.htmlより

そろそろ参加したい道南ブルベ...と言い続けてはや何年?
今回は亀田半島側.
昨年,この半分と同じルートを出張にかこつけて走った.

Topstoneな函館遠征ライド(移動編)

いずれにせよ道南には移動&宿泊という壁が...
それに今年のGWはイベントてんこもり.
まぁ,恒例の「息子との男ふたりキャンプ」はそろそろ立ち消えそう.
もう中学生やしな.

2024年のGW総括!

【BRM504北海道200㎞釧路】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5643921.htmlより

釧路出発で屈斜路湖,摩周湖をぐるっと回って戻るルート.
湖周辺は今秋走り回ったなぁ.

ファットなHIGUMA CYCLEのみなさんと摩周湖周辺グラベルライド

まぁ,グラベルは走らへんけどな.
釧路は宿がとりにくい問題がある.

【BRM524北海道300㎞美瑛の丘】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5643922.htmlより

名称だけ聞いて「地元開催!」と喜んでいたら,まさかの滝川発着だった.
そして,まさかのカミヒル

Kazchariは走り尽くしているルートやけど,これ,初めて走る人は地獄やな.
白金温泉側から登るのがちょっぴり救い.

【Flèche Hokkaido】&【Trace Hokkaido】

なんと2年連続開催.
ただしナイスプレイスは札幌に変更だ.
Flècheは今年経験済み.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

20時間を越えての連続走行はヤバイという己の実力を知ることができた.
パラダイスとは,真夜中の狩勝峠のトイレのこと.異論は認めない.

つーことで,今年同様,誰かが誘ってくれたら参加するかも...もじもじ

BRM621北海道400kmトカプチ】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5644031.htmlより

すっかり定番ルート化.
ナショナルサイクリングルートを1日で走り切るという,ブルベ以外ではありえない所業.
出走は7時なので昨年の「朝駆け」の冠が取れた.
順調に走るとゴールは早朝になる.
おっ,6時から営業する近くの温泉『鳳凰の舞』でたっぷり休んだ後,帰宅できるやん.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

【BRM705北海道400km知駒】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5644046.htmlより

こりゃまた変わったコース.
今年は開催されない『宗谷600』の上半分的な位置づけ?
スタートは美深の道の駅か.
ここは温泉付きキャンプ場やし,前泊はしやすいな.
ルート的にはあまり目新しさはないけど.

【Japan Grandonnee 北海道1200km納沙布岬】

https://ajhokkaido.jp/cpns12k2025.htmlより

待ちに待ってようやく復活した一大イベント.

ジャパン・グランドネ2025 北海道 1200km 納沙布岬

思えば2020年開催には,エントリー峠を乗り越え,無事にエントリーはできたものの,新コロ禍突入のせいで中止の憂き目に.

その後も道内にて1000km越えブルベはいくつか開催されていたものの,やはり「ホテルもったいない問題」によって参加を見合わせていた.

日程が自由だった『オホーツク1300』は楽しめたけどな.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

今回の『納沙布』も,ホテルの手配はセルフやろなぁ...とページを確認したら,なんと!仮眠所が用意されているではないか!
これで完全に参加する意思が固まりましたよ.

本家本元の『PBP』は確かにランドヌールの到達点なのだろうけど,費用の高さや往復というイマイチ魅力に欠けるコース設定なので,あまり参加したいと思えない...(※個人の感想です)

Kazchariにはこっちの『納沙布』の方が楽しみやな.
参加費用¥39,000を握りしめて,エントリー峠に備えよ!

【BRM913北海道600km紋別】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg5644047.htmlより

唯一の600.
紋別で一泊する必要がある.
やっぱ『セントラル』かな.サウナあるし.
ただし『オホーツク1300』の時よりも滞在時間とれなさそう.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

【BRM1004北海道300km函館】

https://ajhokkaido.jp/ev2025/pg168.htmlより

非常に魅力的.
せっかく遠征するならこれくらいガッツリ回りたいものだ.
行けるかどうか,行くかどうかは別にして.

というわけで,AJ-北海道さんの正式なコース・スケジュールが出そろいました.
もう一つの雄,Randonneurs Sapporo(ランドヌール札幌)さんの2025年度ブルベ情報はすでに発表されているが,コース名だけで詳細はまだ.

2025年開催BRM

こっちが出そろってから,来年のブルベ・スケジュールを決めたい.

夏になれば「HIGUMA CYCLE」さんも北海道に戻ってくるし,となると「はしっこツアー」で宗谷岬やら襟裳岬に行きたくなる.

DOMANEなHIGUMA CYCLEで襟裳岬まで行ってみたライド

せっかくXCレース用のMTBも買ったし,こいつでレースにも出てみたい.

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

秋には『NISEKO GRAVEL』もあるし,

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

四国一周も達成して特別ジャージ欲しいし.

四国一周・台湾一周サイクリングを ダブル達成した方へ

全く,なんて忙しさだ.
それより何よりMy鎖骨,早く治らんかい!

※ランドヌ札幌さんも発表!⇒ Randonneurs Sapporoさんの2025年開催ブルベの詳細発表!~そして今後の予定

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

2024/12/10 Tue

人生3度目の

iPhone15 Pro

衝撃の落車.その翌日.
意外によく眠れた.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

起き上がり時,腕の重さが肩にかかると激痛.
その痛みに耐えつつ起床する.

日々のルーチンたる洗濯物干しはもちろんできない.
朝食時も箸が使えない(肩が上がらない)ので,左手にスプーンを持つ.

何よりTシャツの脱ぎ着が大変.
右肩を少しでも上げるとゴリゴリ音を伴いつつの激痛.

家族が学校やら職場に出かけた後,歩いていける距離にある某整形外科病院へ.

診療開始時間を少し過ぎた頃に到着.
患者であふれかえっている.
整形外科と言えば,良くも悪くも高齢者のサロン.
既に1時間以上の順番待ち(都会よりマシか)
急性症状はない.十分待てる.

そうそう,12月と言えば,これまでの保険証がマイナンバーに統一(移行)される時期だったはず(正確には以降,旧保険証が発行されなくなる).

念のため窓口では2つとも提出.
どちらかだけで良いとのことで従来の保険証にする.
こちらで正解だった.
マイナンバーは毎回読み取り機械に通す必要&顔認証のダブルチェック.
面倒くせぇ.

iPadでKindle本を読みつつ待つ.
看護師さんによる問診を経てレントゲン撮影へ.
そして医師による診察.

診察室では,既にディスプレイにKazchariの「折れた」鎖骨が映し出されていた...

医師の診断を聞くまでもなく,明らかに「鎖骨骨折」
脱臼や打撲であってほしいという望みは完全に潰えてしまった.

さて問題はこれからである.
幸い,より治癒が早いとされる単純骨幹部骨折
転位もあまりなく一部つながっている.

医師から「手術します? それともこのくらいなら保存でもくっつくかな」とのご意見.

もちろん保存療法の一択.
入院なんて二度としたくねぇ(二度の膝蓋骨骨折で経験あり)

鎖骨バンドこと「クラビクルブレース」を装着.
矯正バンドによって常に胸を張った姿勢を保つことで,折れた鎖骨が正しい位置に整復.
骨同士の癒合をひたすら待つのが保存療法.

日本シグマックス クラビクルブレース 15604(M)

医師の見立てによると,

固定期間 :6~8週
骨癒合まで:3~6ヶ月

らしい.

ちなみに肩の筋トレ(負荷)開始時期も尋ねると,「まぁ様子をみながらですね.骨のくっつき具合次第で4ヶ月後ぐらいには可能かもしれません」とのこと.

あぁ,上半身の筋肉,落ちるなぁ...それが辛い.
鎮痛剤が処方されて,本日の出費は¥4,770+¥770.

つーことで,雪道をとぼとぼと歩いて帰宅.
今日は1日休みを取ったので安静日とする.

...と言いつつ,夜に1時間ほどZwift.
もちろん右手はハンドルに添える...どころか,腹に巻く.

しばらく右手の筋トレは当然できないが,なんてこたない.
左手は無論,ランジをはじめとする下肢トレーニング中心に切り替えれば良いのだ.

...とは言え,冬チャリイベントはオールキャンセルやな.

冬のチャリイベント情報が続々と

仕方がない.
それでも,ココロはいつもポジティブに.
さすれば,昔話にきっと笑える日も来るさ.

以下はわかりやすい鎖骨骨折

豊富な写真でわかる!骨折・脱臼・捻挫 基本手技バイブル

検索すると,結構な数のローディが自らの鎖骨骨折について報告している.

2020年袖ヶ浦チャレンジ 100kmソロ 落車DNF、そして鎖骨骨折

「サイクリストには2種類の人間がいる。鎖骨を折ったことがある奴か、まだ鎖骨を折ってない奴だ。」

なんという格言!

iPhone15 Pro

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

2024/12/8 Sun

どうしてこうなった!?

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-4 ℃,湿度:83%,体感温度:-7 ℃,風速:11.3 km/時,風向:NW

夜に雪が振り,朝から晴れるという絶好のコンディション.
ハスラーにファットを積み,美瑛に出かける.
いい雪が待っていそうだ.

いつもの美瑛スポーツセンター着.
ファットをおろして準備していると.リアにファットを外積みしたクルマが駐車場に入ってきた.

冬チャリとは珍しい.

知っている人かと思ったが違った.
そしてクルマからは子どもが2人登場.
ファットのサドルを下げておられたので,子どもの遊びに付き合っているだけのようだ.

OLYMPUS TG-5

今日は帰りに「パークヒルズ」のサウナに寄るつもり.
秋のスタンプラリーのフルコンプ景品に無料チケットが含まれていたので.

丘のまち びえいサイクルスタンプラリー 第1の挑戦

ゆえに白金温泉とは別方向へ走る.

OLYMPUS TG-5

それにしても雪がふかふかである.
多少積もっているところでもタイヤがすっと沈んで硬い路面を捉える.
「こりゃ走りやすいわ」と喜んでいた時がKazchariにもありました(伏線)

OLYMPUS TG-5

橋を渡る.
前方に変なダンスを踊る男子中学生を発見.
きっと”ダンダダンな妄想”が脳内に渦巻いているのだろう.そういう年頃だ.
こちらに気づくと気まずそうな顔.そら恥ずかしいわな.

その彼をパス.
球形オブジェ前で撮影.さきほどの彼の姿も映り込んでいる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

美瑛の別荘エリア(たぶん)へ.
奥の建物は3,000万円で販売中.
英語も併記してあるのは,まぁそういうことなんでしょう.

OLYMPUS TG-5

しばらく進むと,何か見覚えのある家が見えてきた.
少し前にGoogleブラウザのトップ画面で紹介されていた物件である.

美瑛町 既存住宅 15,000万円

うおっ,1億5千万か.どこのセレブの持ち物やねん.
そやけど東京あたりじゃ,この値段ではマンションも買えんか.
地下室付きの3階建て7LDKサウナ付き.宝くじ案件やな.
固定資産税がエグそう.

OLYMPUS TG-5

さて,少しづつ標高を稼ぐ.
やがてスカイライン的な展望の場所へ.
お気に入りの一本白樺の前.

OLYMPUS TG-5

家が点在するものの「三愛の丘」から先は2kmほどで冬季通行止め道路となる.結果,車両の通行がほぼ皆無.

OLYMPUS TG-5

青い空と白い雪,それに静寂.
これぞ求めていた風景.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

通行止めと言えど,積雪シーズンin直後はまだ走行可の道が多い.
それに期待して看板を越えて進む.
ダメなら引き返せば良い.

OLYMPUS TG-5

ここらは以前,無許可でブライダル写真などの商業撮影がよくされていた場所.
さすがに最近は見かけない.
畑を踏みにじられる農家さんの怒りはわかる.

OLYMPUS TG-5

左方向の脇道からクルマが1台走ってきた.珍しい.
ほほぉ,そちらも抜けられるのか.
直進するつもりだったが,クルマがわだちを作ってくれている.
行ってみますか...(これが大失敗だった)

OLYMPUS TG-5

あぁ,たぶんここ元はグラベルやな.
白樺の並木が美しい.

展望台が見えてきた.
そう,「千代田の丘」である.

OLYMPUS TG-5

高台からの景色を堪能後,いよいよ牧場へと向かうロングダウンヒル.
下る前に写真をパチリ.

OLYMPUS TG-5

...これが本日最後の写真となった.

Kazchariは,このダウンヒルの途中で落車してしまう.
その際,右肩を強打.
「ゴキ」っという嫌なサウンドを聞く.

「やっちまった」とつぶやく.
「鎖骨骨折」の文字が頭に浮かぶ.

ファットを起こす.
「Garmin Edge1040」には「緊急救助要請せよ(?)」の表示.
長押しで消す.

残りの下りを押して下る.
牧場内に入り,平地になったところでファットにまたがる.

事故直後はアドレナリンが出まくっているせいであまり痛みは感じない.
右肩は全然上がらないが,ハンドルは持てる.
握力,感覚は問題ない.神経は損傷していないようだ.

もちろん,本日のライドはここで終わり.
デポ地に戻ることにする.
幸いここからは平坦.大きな坂はないはず.

走りながら,今後の反省のために先程の落車原因を考察.

まず,明らかにオーバースピードだった.
前輪のスパイクが雪面を捉えていない.
車体が左右にぶれて一気にコントロールを失った.

それに前半はドロッパーでシート下げ,後輪にしっかり荷重しつつ慎重に下っていたのに,途中でシートを上げてしまった.
あまり覚えていないが,その瞬間の転倒だった気もする.
今シーズン,グラベルでのダウンヒルを多数こなしてきた自信が慢心につながってしまった.

そして雪質を見誤ったこと.

これまでもチャリの落車経験は多数ある.
雪道の場合,特に受け身を取らなくても,そのまま横に倒れれば雪がカラダを受け止めてくれていた.
だが,今はシーズンinしたばかり.
昨夜降ったばかりの新雪はふわふわで,肩が雪の下の固く凍った路面にダイレクトヒット.そら折れる.

そしてハンドルカバーの存在.
防風保温効果は抜群だが,こうしたふいの転倒時,カバーから手を抜く動作が遅れてしまう.
ハンドルを握ったままなので,カラダをひねって背中で受け止める防御が取れない.
冬チャリ仲間にはハンドルカバーを付けない派も多いが,落車時のことを考えると正解かもしれない.

それにしても,前回の大転倒は昨年のGW.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

そこから数えてもわずか1年半足らず.
反省が全く生かされていない.アホなのか?

で,ホウホウの体でデポ地に復帰.
ハスラーにクソ重たいファットを積むという地獄作業.

無事な左手一本での積み込みを試みるが,さすがに無理.
ここぞという所で右手を使用.
”俺の右手が真っ赤に燃えて”痛みのあまり叫びましたよ.

なんとか積み終えて,なんとか運転して帰宅.
これまた痛みに耐えつつ,ファットを下ろす.

今日は日曜日.
行きつけの整形外科病院は休診.

明朝に受診することにした.
確定診断をもらうべし.
どう考えても「鎖骨骨折」.第ニ候補に「肩鎖関節脱臼」.そして...(まずないが)期待したいのが「ただの打撲」のどれか.

前2つだと,今期スノーシーズンは強制終了.

だがしかし.
運命(さだめ)とあれば,ココロを決めるしかない.