『びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル』だと!?

2021/11/25 Thu

血湧き肉躍る.

iPhone11 Pro

ようやく本格的に雪が降ってきた旭川.
根雪までは,まだまだだが,ファットバイクで雪を踏みしめて走る通勤が楽しい.

そこへ,久々にレースのお知らせが舞い込んできた!
それは2月27日開催予定のびえいスノーサイクルフェスティバルだ!
美瑛の道の駅『ビルケの森』で2時間の雪中耐久レースゥ!

思えば,ここ2年ほど新コロのおかげで様々なサイクルイベントが中止(もしくは延期)に追い込まれてきた.
ここに来て,ようやく感染状況が収束傾向にあり,イベントが徐々に復活しつつある.

基本的にブルベ好きなKazchariだが,レースもちょこちょこ出ている.
最近では今年の7月にヒルクライムレースに出場した.

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2021』に参加

いただき画像(後方がKazchari)/ 2021年7月5日撮影

レースではないが,先月は久しぶりにブルベも走ったしな.

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その1

iPhone11 Pro / 2021年10月17日撮影

実にめでたい.
もちろん油断は禁物だが,今回のような屋外イベントだとそれほど問題にならないだろう.
それに,冬もチャリに乗るという筋肉バ...もとい変態...いやマニアックな人はさほど多くないはず.

さて大会概要を確認.
ふむふむ.
参加するなら,もちろん「ファットバイク,セミファットバイクの部」のソロ男子部門やな.
表彰台狙えるか,それともまたまた(界隈で有名な)TさんかFさんのマッチレースか...
いやいや,走る前から諦めてたら,息子にバカにされてしまふ.

OLYMPUS TG-5 / 2019年2月3日撮影 冬チャリ旭川で3位.

いっそ,「ファミリーの部」に息子と...いや,やはりレースはガチで.
二時間のレースとなるとトイレが心配.
確実に途中で行く=タイムロスしそう.
ペアで走ったスノーレースでは,交代のたびにトイレに行ってたなぁ.

GARNEAU Presents 第1回 美唄スノーサイクルレース

OLYMPUS TG-5 / 2020年1月13日撮影

やはりレースは良い.
高校時代は陸上部に所属.5000mと駅伝の選手だった.
いくつかの大会で入賞した.
その時の高揚感はやはり忘れがたい.

落車⇒ケガが怖いロードレースと違って,ヒルクライムやスノーレースは平和で良い.
これで日々のトレーニングのモチベーションが上がる.

つーことで,びえいスノーサイクルフェスティバルには,絶対に参加!

エントリー開始は12/1とのこと.
速攻で申し込んで縁起の良いゼッケン1番をGetしてやるぜっ!

※ レース当日の様子はこちら ⇒ 第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

iPhone11 Pro / 2021年11月24日撮影

モンキー125のマフラー,これにしました

2021/11/21 Sun

これでラスト.

iPhone11 Pro

病み上がりの11/20,土曜日の午後.
ついにこの時がやってきた.

そら,わかってるんですよ.
今さらマフラー交換したところで,北海道のこれからの季節を考えると長距離どころか,ご近所ライドさえあやしい.

それに,今から作業してもあっという間に日が落ちる.そして寒くなる.
来シーズン,春になってからのんびりと作業すれば...という理屈は永遠の男子(ダンスィ)には通じない.

ブツが届いた.
工具が届いた.
これで手を付けずにいられようか(反語).

モンキー125のマフラー,どれにする?

はい.結局買ったのはこいつです.

SP武川(TAKEGAWA) フルエキゾーストマフラー スクランブラーマフラー モンキー125 04-02-0326

ノーマルルックも捨てがたかったが,やはりこの動画の影響が大きい.

我が青猿の走行距離は約2000km.
もう少しノーマルマフラー&サウンドを楽しむべきかと思ったが,モンキーも新型(JB03)が発売され,旧型(JB02)のパーツが徐々に廃番になっていくんじゃあないか...という焦りもあった(買うための口実ですね).

ついでに,というわけではないが,交換のためにマフラーを外すのなら,”あの作業”もできるのではないかと考え,買ってしまったのがこいつ.

SP武川(TAKEGAWA) リアショックアブソーバー(2本セット) モンキー/ゴリラ/モンキー125 06-04-0126

Amazonでは黒しかないが,カスタムパーツと言えば赤でしょう!ということでKazchariは別のショップで「赤」を購入.

さらに,サスペンション交換を単なる外装カスタムと同列に扱うのは危険.
つーことで,前から欲しかったこいつも購入.

E-Value プレセット型トルクレンチ 差込角 9.5mm 20~110N・m ETR3-110

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

値段はそれほど高くないが,ちゃんとしたケース付きで中身はこんな感じ.
結構デカイ.

さぁ,始めますか.

iPhone11 Pro

マフラー&サス,これがノーマル最後の姿.
仕様とされるサスのインナーパーツのスレ傷がやはり目立つ.
まずマフラーを外す.
噂通り,下部のボルトがかなり硬かった.
ちゃんとした工具でないと絶対ナメるな,これ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

サスの比較.
正直に言うと,形状,太さ,色的にはノーマルの方が好み.
ただ,傷の問題とキャンプグッズ積載時の調整のため交換を決めた次第.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

車体を傾けてサスに荷重をかけつつ外す.一人でも可能.
左側も同様に組み付けて完成.
軸にはグリスを塗っておく.
サスの調整は何もしていない.デフォルトが最弱?

次はマフラーの取り付けである.

iPhone11 Pro

エキパイを装着.
古いガスケットを取り外すのに一苦労.
マイナスドライバーでゴリゴリしたら,いきなりポロッと取れた.

新しいガスケットを別途購入済みだったが,スクランブラーマフラーにもちゃんと付属していた.
エンジン下部の”とぐろ”がなくなって,すっきりアップマフラーになった.
計量したわけではないが,ノーマルより確実に軽い.
ボルトを仮止め.漏れませんように.

次にサイレンサーも装着.

iPhone11 Pro

さすがSP武川.ネジ位置の精度に狂いなし.ピタリと決まる.

ここでトルクレンチ登場.
既定値に合わせ,各ボルトを本締め.
いよいよエンジン始動.

うーん(少々やかましくまったが)いい音だ.
さて,排気漏れはしてないかと手を近づけてチェック.

あっちー!

知らんうちに素手でエキパイに触れてた.
もしかしてノーマルより熱い? 耐熱塗装が甘い? 夏場は大丈夫か?
と心配になる.
その結論は実走までお預けにして,シルバーのカバーをつけて作業完了.

予想通り時間がかかり,すっかり日が落ちた(まだ16時過ぎなのだが).
ランタンを持ち出す.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

土曜はここで作業終了.
車庫に戻す.
試走まではさすがに無理だった.
さぁ,今日は寝るべ.

♪チャラララ ラッチャッチャ~

明けて日曜日.
天気は曇天+小雪.
さわやかに試走とは行かないようだ.

悩みに悩んだ末,まずファットバイクでお出かけ.
そのエピソードがこちら.

小雪チラつく河川敷グラベル&トレイルライド

ここからはその日の午後の話.
午前の晴れ間に期待したもののやはり曇天継続.
雪も雨に変わった.
本来ならここはおとなしく,自宅でガンプラでも組むところだが...モンキーで出撃しました.
やはりここ数日,体調不良でおとなしくしていたのがよほど悔しかったようだ.

地獄の二日間~親がいない方が子は育つ

以下,美瑛の丘,名所巡りの写真.
ロードバイクでよく行くコース(40km)である.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

いやいや,見事なまでに天気悪し.
普段なら絶対に出かけない日.
案の定,他のライダーには全く会わず.
路面凍結までは至らないが,気温もかなり低い.
体感温度はヒトケタ,もしくは氷点下.
そらそうだ.
時速50~60Kmということは,ロードバイクでの旭岳や十勝岳ダウンヒルと同じ風圧がこの気温の中,ずっとかかっているということ.
電熱ベスト,ハンドルカバーがなければ軽く死んでます(というか引き返している).

と,身体コンディションの話はともかく,マフラー&サスのインプレッション.

1)スタイル
心配していたマフラーサイドから見たときのスカスカ感はあまりない.
青フレームだから? 黄猿だと目立つのだろうか?
サイレンサー2本出しが何よりカッコよし.
もちろんエンジン下部のすっきり感もベネ.
サスも赤で正解.
もう少し太いと良かったかも.他に別体カートリッジとか...(おいおい)

2)サウンド
これも満足.
ノーマル ⇒ 「ドッドッドッ」と規則的
スクランブラー ⇒ 2本出しのおかげなのか「ドドッドドッ」とやや不規則かつリズミカル(?)
アイドリング時はノーマルと変わらんが,アクセルを開けるとそれなりにブオーン!

3)熱
何気に一番心配していたが,カバーがいい仕事している.
直接カバーを触っても熱くない.
これで,このサイドバッグも心置きなく装着できそう.

タナックス(TANAX) サイドバッグ モトフィズ(MOTOFIZZ) ミニシェルケース(ツーリング) カーボン柄 (容量22ℓ 片側11ℓ) MFK-234

サイズ的にマフラーを覆うことはないようだが,底面の接触が気になっていた.
できればブラックが良いけど.

モンキー125の積載をUPしてツーリング仕様にする方法

4)その他
もちろん最高速や加速が向上した感はあまりない(そらそうだ).
ただ,エンブレが弱くなった.
ノーマルだと,アクセルを戻した際にエンブレがやたら効く印象があったが,それが軽減.結果,非常に扱いやすくなった(気がする).
サスに関して.
一番柔らかい位置でもノーマルより硬い.
Kazchariの足付きが悪化した!(いや,それは...)
走行感はあまり変わらん...つーか寒くてそこまで気が回らなかった.

総論:大満足.オススメのカスタムです.

帰宅後,モンキー125のバッテリーを外した.
これにて今季のオートバイライフは終了である.
7月に納車されて約4ヶ月.総走行距離は2046Km.

新コロのせいで思いがけず復活したバイク趣味.
マシンや用品・備品の進化に驚かされた.
何より,まだKazchariにとってオートバイが特別な存在であることを再確認.
チャリも好きだが,エンジン付き二輪も最高だ.
来年はもっと楽しみたい.

iPhone11 Pro

ファットな2020アイスブルベ(100km)奮闘記

2020/1/25 Sat

ディープな人々の集い

OLYMPUS TG-5

Overcast, -10°C, Feels like -16°C, Humidity 86%, Wind 3m/s from W

ランドヌール札幌の名物企画、アイスブルベに参加した.
昨年の50kmに続いて2年連続の参加である.

アイスブルベの難易度は天候に左右される.
この日は曇り時々雪&たまに晴れっつー感じ.

8:00の受付に合わせて,スタート地点となるキトウシ高原ホテルに向かう.
前日の金曜日は結構な降雪だったが,主要道路は除雪がかなり進んでいた.
チャリでの実走前に道路状況を確認できるのが良い.

駐車場にてファットのセッテイング.

OLYMPUS TG-5

できるだけ軽量にしたいところだが,輪行袋(必携),ダウンベスト,カイロ,バッテリー類など荷物多め.
TOPEAKのリアバッグを装着して中に詰めこむ.

トピーク MTX トランクバッグ DX リアバッグ

ブリーフィング,車検,全体の写真撮影を終え,9:00少し前にスタート.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
いただき画像
いただき画像
いただき画像

出発地点のキトウシ高原ホテルはその名の通り高台にあるので,いきなりダウンヒルスタートとなる.
Kazchariは下りが苦手なので,すっかり出遅れる.

その後は直線が続くので集団に追いつくことができた.
毎度のことだが,スタート直後は機械の調子も,脚の回転もイマイチ.
やはりウォーミングアップは大事やね(ガチレースではありません)

さて,今回のブルベ,地元開催だけあって未知の道はほとんどなく,夏でも冬でもよく行くポイントばかり.
例えば通過チェックAはここ.20.5km地点である.

いただき画像

写真には写っていないが意外に観光客が多かった.
さぞ,奇妙な集団と思われたことだろう.

OLYMPUS TG-5

美瑛の中心街に降りて27.1km地点のPC1セブンイレブンへ.
国道沿いのセブンと間違えそうなので要注意.

OLYMPUS TG-5

ここではレーズンパン,パワージェル,そしてバナナを購入.
先頭グループの姿は既にない.どんな速さ!?

ちなみに持参したボトルは2本.
”凍結防止”のために,マグボトルに入れたコーヒーを前に.
バッグ後方のポケットには通常の水を入れたプラボトル.
前はともかく,後ろの水はすぐに凍ってしまった.
ただのデッドウェイトと化す.なぜこんな装備にしたのかは未だに謎.

さらに南下.
これまたいつものルート上,「新栄の丘牧草ロールオブジェ」が通過チェックだった.

OLYMPUS TG-5

上富良野町に入る.
ルートがクロスしてて悩む.

それに調光レンズはミスチョイス.
あまりの見えにくさ(雪の白さで暗くなる)のため『Garmin e-trex』のルートが読めない.
何度も停車して,サングラスを外してルートを確認.
これが結構なロスタイムとなった.

ようやくPC2のセブンイレブン着(46km).
ここで昼食.
セブンイレブン冬の定番「ボンゴレスパゲティ」
塩味,ニンニク,唐辛子が効いていて美味し.
このクソ寒い耐久イベントにぴったりだが,寒気ですぐに「冷やしスパ」になってしまう.

OLYMPUS TG-5

しばらくすると後続のランドヌールも続々と到着し賑わってきた.
レシートだけ手に入れて,近所のセイコマ(イートインあり)やカミフ内のラーメン屋,焼き肉屋に向かう人も多いようだ.

全行程の半分を終了.
ここまでは割と順調.
余裕をかましていたが,まさか後半に...

立ち食いで昼食を済ませて,そそくさと出発.
次の通過チェックCへ向かう.

OLYMPUS TG-5

「フラワーランド入口の看板」を撮影.

長い長い坂を越えてからのダウンヒル.
ここから次の通過チェックまでの17kmが…過酷!
アップダウンを繰り返すデコボコかアイスバーンの路面,加えて雪が激しく降ってきて視界がどんどん悪くなる.

おまけにGPSナビからは「電池残量が少なくなりました」との警告.
GoProもレンズに雪がこびりついて画像が真っ白.

当然,体温も下がる.

こうしたもろもろも,来たるべき「1200kmブルベ」完走のための修行と念じていると…晴れてきた! おぉ神よ!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

67.2km:通過チェックD.
こういう時,他のランドヌールに会うと心強いね.

OLYMPUS TG-5

ここからもなじみの道が続く.
再びのダウンヒル.
最初のコンビニに戻る.
ここがPC3となる.

走行中ずっと「足がつり気味やなぁ」と思っていたが,よくよく考えてみれば,水筒のブラックコーヒーはチマチマ飲んでいるものの,それ以外の水分はほとんど摂っていない.
冬なのでついつい忘れがちだがこの発汗量である.
身体はかなり乾いているはず.

ゆえにポカリスエットの小ボトルを購入.一気飲みした⇒冷えた(当然やがな).

さぁ,最後の戦い.
夏ですら退屈な美瑛-東川の裏ルート.

先ほどの晴れ間はどこへやら,日没も近づき,雪もまた降り始める.
先行者を2名ほど目視.
追いつけたら…と思いつつペダルを回す.
お二人とも,かなりのハイスピードで諦める.
すっかりアベレージも落ちてしまった.キツイ.

そして92.6km地点の通過チェックEへ.

OLYMPUS TG-5

最近はとんと訪れていないが,懐かしの『森の湯花神楽』である.

時に2004年.
移住のための職探し&家探しのため渡道した際,目の前のキャンプ場に二週間ほど滞在.
その際,ほぼ毎晩,ここの風呂に入った.

今回のアイスブルベでは一応目標タイムを設定.
昨年の50kmが3時間30分だったため,単純計算で倍の7時間.
つまり16:00着が目標だった.

現在15:30で残り10kmほど.夏季ならともかく,このコンディションではギリギリである.

ここから最後の激コギ.
忠別川を越えて,いよいよ東川市街へ.
最後の直線道路の果てにはゴールが!
果たしてタイムは!?

…と思ってた時がKazchariにもありました.

この最後のクライマックスが正に地獄.
前から横から暴風雪が疲れ切った(エネルギー切れの)カラダに襲い掛かる.
見えない路面.
ぼんやりと映る対向車のヘッドライト.
ゴール付近は完全に靄の中.

そして最後の大サービス,そう激坂が待っている.
晴れていればなんてこたない道だが,今日は最高潮にキツイ.

心拍いくらだ?
うわ,サイコンも雪に埋もれて表示が全く見えん.

そんな中,蛇行しながらようやく,ゴールの「キトウシ高原ホテル」到着.
しばらく,手の震えがとまらなかった.

GoPro6からの切り出し画像

ゴール直後のやられ顔がこちら.

OLYMPUS TG-5

さらにファット.

OLYMPUS TG-5

結局ゴールタイムは16:10.グロスタイム7時間10分.
目標タイムは切れず,無念.

ちなみにトップは,かの有名な名寄の”ぬこ所長”
5時間で完走やって.なんじゃそりゃぁ!

ゴール受付後,吹雪の中をかじかんだ手のまま,ファットくんをハスラーに積み込む.
この作業も超辛かった.

その後,ホテルのトロン温泉にゆっくりとつかってようやく安堵.
19:00からの宴会に備える.

OLYMPUS TG-5

元々,ブルベ業界はチャリ趣味界隈でもディープ,ディーパー,ディーペストな人が多いが,中でもアイスブルベに出ようなんて最強に変態(ホメ言葉)
これまで,そして今後のブルベ参戦に向け,色々と参考になる話が聞けた.
特に今年の「納沙布1200」にエントリー済みの人の多いこと多いこと!
参加者30名のうち,10人は名乗り出ていた.

いずれにせよ,アイスブルベも宴会も最高に楽しゅうございました.
来年も出よう.

BRM824旭川400km(その1)

2019/8/24 Sat

2019年8月24~25日.

SR狙いでRandonneurs Sapporo主催の400kmブルベに参加した.

遡ること2週間前にBRM810宗谷岬600kmを完走(33時間27分)した.

400は距離は短いものの,仮眠のタイミングが難しいため,ブルベ界では600よりキツイともっぱらの噂.
どうなることかと思いきや,結果的には特に寝落ちもせず,完徹にて無事完走.

以下,その備忘録である.

【スタート~PC1セブンイレブン上川層雲峡店】

午前11時というこれまでに経験のない出発時間.

20時間切りを目標タイムとしていたため,元々仮眠をとるつもりはなく,前夜は寝貯め作戦を実行した...のだが,やはり体内時計は正直.

前夜10時就寝も,きっかり4時過ぎには目覚めてしまった.

脳は起きても身体を休ませることは可能!とダマシ×ダマシまどろんでいたら,6時になったため起床.
カーテンを開ける.期待の天気は小雨っ! 予報通りっ! 残念!

今回の出発地点は自宅から10kmほど.河川敷のサイクリングロードを通って自走参加することにした.
時刻は9時.昼からは天気回復予報かつレインウェアなんぞできれば着たくないし,持参すらしたくない.
逡巡しているとまさかの豪雨.
泣く泣くフル装備で出撃.

「カッパ嫌やなぁ.特にパンツ.漕ぎにくうてしゃあない」とブツブツ言いながら河川敷を走っていると.雨が止み,さらには晴れ間も見えて気温も上昇.
こりゃたまらんとストップ.レインウェアの上下,ブーツカバーをキャストオフ.

その横を同ブルベに参加するランドヌールが通り過ぎた.

AM10:00スタート地点着.

受付名簿にサインするも,なんと参加予定だった同僚がDNS.
メールを確認すると「道路が濡れてて」「ガスってて」「天気不安定だったから」とのこと.
えーい,この軟弱者!

しばらくするとブリーフィング開始.

参加者は30名ほど.
車検へと順調に進む.

300km以上のブルベではライト系装備が重要.
毎回少しずつアップデートしているのだが,今回は...

フロント: BONTRAGER Ion800R,LEZYN 1100i,中華製18650ライト(公称3000ルーメン?),CATEYE HL-EL140(夜間はヘルメットに)

リア: CATEYE OMNI5×2,CATEYE WEARABLE X SL-WA100,Bikeguyトライスター,中華製USB充電リアライト

と,少々トラブルが起きても大丈夫な鉄壁の布陣.
ちなみに600kmもこの装備.
メーカーどころか電力供給方法もバラバラなのが気になるが,まぁ良いでしょう.

てなわけで出発.
まずパークゴルフ場でトイレを済ませ,橋を渡って旭川環状線に突入.
いわゆる信号峠が続き,車の追い越しにおびえ,ところどころに残る水たまりを避け,早く街を抜けようともがく.
通常のライドではまず通らない.

当麻方面に曲がると交通量が減る.
しばらくは集団走行.
先を考えるとペースを押さえ,このままトレインに乗っかるのもよいが...あかん.全然自分の心地よいペースではない.
というわけで,単独走を選択.

一部,旭川200のコースをなぞり,国道39号へ.

いつもは並走する旭川層雲峡自転車道を使っているので何やら新鮮ではある.
しばらくすると,雨がポツポツと...上川に入るころには本降りとなり,レインウェアの上だけ着る.
dhbのこのレインウェア(セールで約10000円),最初は撥水最高,と思いきやあっと言う間にズブ濡れに.
ちゃんとアイロンせなあかんな.(ちなみに下はワークマンのストレッチレインパンツで1900円!)

交通量の多い国道や,やたら長いトンネル(隊道)をビビリながら走り,13時半頃,PC1セブンイレブン上川層雲峡店着.
景観保護のせいか,セブンのロゴが茶色に塗られており,知らない人にはわかりづらい.

後日知ったのだが,先ほどの覆道トンネルでランドヌールが車に追突された事故があったとのこと.
十分あり得るシチュエーション.

お叱り覚悟で告白するが,個人的にこの辺りの覆道トンネルを通る際には川側にある歩道を通るようにしている.
こちらからだと右側通行になってしまうが,命には代えられない.

今回はブルベ中につき,左側通行を守ったが...(その2に続く)