『新国立劇場バレエ団 くるみ割り人形』を鑑賞

2019/11/10 Sun

こうみえても

30年ぶりに生のバレエ公演を鑑賞した.

バレエを習っている中学生の長女とその友達,それにKazchariの3人で札幌までバス移動.
ただの付き添いというわけではなく,Kazchariは元々クラシック音楽好き.
公演そのものが楽しみである.

思い起こされるのは数年前,急な体調不良のヨメさんの代わりに,娘と二人で行った札幌ドームのB’zライブ.
あれは辛かった.
何が良いのかさっぱりわからん.
周りが立ち上がって盛り上がる中,ずっと席に座っていた.
浮いてたなぁ...

保有しているCDも圧倒的にクラシック音楽が多い(300枚くらいはある).
20代の頃は,いわゆる名盤と言われるCDを買いまくっていた.
今では全てMP3に変換してiPodに入れている.
HD占有率ではアニソンについで多いはず(3位はレゲエか).

さて,そのクラシック音楽,一番好きな作曲家はブラームスである.
特に『クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115』はたまらん.

もうね,偏屈独身中年男が人生を嘆いて嘆いて嘆きまくって最後には諦める...そんな曲.
私小説感たっぷり.

もちろん『交響曲第四番 ホ短調 作品98』も虚無感満載.
指揮者は定番中の定番,カルロス・クライバーが良い.
もうこの世にいないけど.

モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲

ブラームス:交響曲第4番

今日の演目は,ブラームスと同時代の作曲家チャイコフスキーの『くるみ割り人形』
もちろんこの曲も大好きで,アンセルメ指揮のCDを聴き込んでおり,だいたいのフレーズは口ずさめる.

あっ,Kazchariは楽器の演奏できません.
楽譜も読めません.
ついでに音痴なので家族からは鼻歌禁止令が出ています.

チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」作品71-全曲

旭川からの高速バスは昼前に札幌に着いた.

引率している2人がバレエ用品専門店に行きたいとのことで,買い物の間,店内の簡易イスで待機.
完全にアウェー状態.
女性下着専門店に放置されたようで居心地悪いにも程がある.

昼食後,13:15開場に合わせ,札幌文化芸術劇場hitaru着.

地図はあるものの行き方および存在が非常にわかりにくい.
まず建物の名称が「札幌市民交流プラザ」,その中に「札幌文化芸術劇場」「札幌文化芸術交流センター」「札幌市図書・情報館」が同居している.
地下鉄の出入り口からして「hitaru」の案内掲示がどこにもない.
不親切にもほどがある.

14:00開演.

チャイコフスキー・バレエの他の2作品『白鳥の湖』と『眠れる森の美女』に比べると『くるみ割り人形』は,演出・脚本の自由度が非常に高い.
もちろん曲は固定だが,今回はクララ=金平糖の精バージョン.
物語の中では夢(クララの妄想)の中で,王子に合わせてクララが自分を成長させた姿のように思える(違うかも).

音楽評論家のような表現はできないので,とりあえず...観に来て良かった.

久々のオケ生演奏は元より,選抜合唱団も素晴らしい.
肝心のバレエも,普段見ている娘のバレエ団の演技と比較すると,やはりプロの凄みを感じさせる(当然).
特に「アラビアの踊り」が印象に残ったなぁ.
遠心性収縮満載の運動はごまかしが効かない.

そう,やはりKazchariの着目点は出演者の体型・筋肉にある.
アスリートのそれは実に美しい.

てっきりボクサーやビルダー同様,体脂肪率一桁台?とか思って調べてみると,一流のダンサーでも世界標準でBMI18,体脂肪率17%前後らしい.
あれ,そんなに低いわけでもないなぁ.
見た目と数値は違うということか.

録画はもちろんご法度だが,ライブやスポーツ観戦,筋肉観察に双眼鏡は必携.

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