家族で観る『Dr.STONE』

2021/4/21 Wed

親の思惑とは裏腹に.

Dr.STONE

大好評のうちにアニメ第二期が終了した『Dr.STONE』.
例によって,米ドラマなみに次の展開が楽しみなところで終わったため,先日,続きのコミックをGEOでレンタルしてきた(10~19巻).

その際,外伝にあたる『Dr.STONE reboot:百夜』も置いてあったため,全く期待せずに借りたところ,これがまさかの大傑作
ジーマーで令和の『火の鳥』(ホメ過ぎ?).

Dr.STONE reboot:百夜

以下,本編を知らないと,さっぱりわからないあらすじ.

一応の主役は千空の父親である百夜.
ここまで顔がそっくりなのに,血縁関係はないという不思議設定.
(事情が既に明かされているなら,Kazchariの見落としです)

地球の石化現象時,国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していて,難を逃れた百夜と仲間の宇宙飛行士が地球に降下する.
ここまでは本編でも描かれている.

乗員がいなくなったISS.
そこから,もう一人の主人公の3700年が始まる.

だいたいにおいて,人気長編コミックの外伝って微妙なモノが多い.
作画や原作者が変わったりで,本編のイメージが崩壊する.
今回の『Dr.STONE reboot:百夜』には本編の原作者はノータッチ? 作画の人が一人でストーリーも考える変則パターン.
絵柄が変わらないので,マンガというメディアの特性上,全く違和感なし.

いずれにせよストーリーに泣けたし,途中で「おおっ」と声を上げてしまった.
あまりに感動したので,ヨメさんに「『Dr.STONE』がおもろいでぇ~読まな人生損するでぇ~」と語ったところ,「そんなん読む気はないわ~」と言ってきたので,19巻までのネタバレも含め(大雑把に)熱く解説.
それでも「ふーん」という薄い反応.
「こりゃ読まへんな」と思いきや,その夜,電子書籍の試し読みだかなんだかで,最初の数巻を読んだら...はまったらしい.

そしてアニメ版.
ヨメさんは観ていない.
こちらに関しても「へぇ,この原作のアニメを深夜でやってんのおかしくない? 絶対,小学生男子に見せるべし.ついでに理科の成績が壊滅的な中三病の娘にも見せるべし」で意見が一致.
結果,Kazchari家にはめずらしく,いや『未来少年コナン』以来,食事中に視聴が許可される番組に昇格した.

本日,6話まで視聴.
あれですね,千空が司に殺されてしまう回ですね.
もう子供たちはどうなるかと釘付け...いやいや,見るのはそこじゃなくて...

まぁ,そこ以外にも物語を進めるためのご都合主義的な展開に,つっこみどころ満載なのだが,それもまた良し(ジャンプだし).
ヨメさんは「復活液をたらすと,表面の石がかさぶたみたいにはがれるのに,なんで司が石像を砕く時には中身も全部石なのか問題」がずっと,頭から離れないらしい.
千空や大樹みたいに意識があれば大丈夫? もしくは,若さ=生命エネルギーがあると硝酸で復活? そういや老人の復活者っていない...
まっ,こまけーことはいいんだよ.
長期連載漫画にありがちな(初期)設定の矛盾ってヤツやな.
そう考えると『進撃の巨人』の初めから終わりまでの整合性は驚異的.

さて,家族4人で楽しく観させていただいているが,一番気になるのは息子の反応.
一言「面白い」と超集中して観ている.
このまま科学少年になったらええなぁ.

中三病の娘は「友達がこれを観だしてから理科の成績が上がった」というエピソードを話していた.
ホンマか.
そこまで影響があるとは思えんが...(半信半疑)

アニメ第二期からの続きは単行本の10巻から読める.
そして,既に第三期の製作も決定しているらしい.

単行本20巻のレンタル開始は5/5らしい.
それまで待つか,それとも先にkindleで購入するか考えどころ.
タイムセール祭りまでに要検討.

息子にもアニメだけでなく原作本を繰り返し読んで欲しいなぁ.
こういう時,紙の本の便利さを感じる.
そして怪しい実験道具が家に並ぶ...はないか.

鬼退治マンガやら,呪い系バトルマンガやら,アニメ第二期大炎上の食育マンガのおかげで陰に隠れてしまっているが,まぎれもなくジャンプルールに沿った王道少年マンガ.
『Dr.STONE』おすすめです.

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