北海道パラダイス・ウィークスタート!~500だけぇ

2023/8/10 Thu

BRM812北見500?

いよいよ本日より,ロングライドをこよなく愛するチャリダーの夏の祭典パラダイス・ウィーク北海道「2023北見大集合」がスタートする.

この北海道ブルベ業界(?)における一大イベントは,本場PBP(Paris–Brest–Paris Randonneur)の開催年に合わせ,つまり4年毎に行われるようだ(たぶん).

主催のAJ-Hokkaidoさんの公式サイトから引用する.

一週間で200k300k400k600kの4つの距離カテゴリーを連続して走るパラダイスウィーク、4年ぶりの開催となる今回は「北見大集合」、道内各地6か所をスタートに、400kかけて北見の自然休養村センターに集結、北見発着の200k、300kと大懇親会を疾駆して、ラスト600kを道内6か所のフィニッシュ地点目指して散開していくという、1500k全走破すれば6日間でSR達成の、至福のサイクリングプロジェクトなのです。300kは知床峠アタック、200kではオホーツク海とサロマ湖を一望、大懇親会はログハウス焼肉パーティーと、タイトにスケジュールをぎっしり詰め込んで、真夏の北海道を満喫しよう。(部分参加も可能です。懇親会だけとか)

「本家のPBP(1200km)より長いやん!」というツッコミはさておく.

もちろん我が地元「旭川」もスタート&ゴール地点に選定されているものの,さすがに連続走破は無理っつーか,ダメージがデカすぎる.

特に最終日が600ってどゆこと!?

BRM814北海道600kmPW北見大集合★旭川 Finish

ゆえに,Kazchariは“おいしいとこライド”となる「知床300」「サロマ200」の2つのみをチョイス.
言うなれば私的「北見500」である.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠
BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖

知床峠をチャリで登るのは初めてとなる.
斜度が想像つかん.
昨今,クマの出没が問題となっているが,どうなりますかねぇ...
途中で引き換えしたら認定不可?

ちなみに旭川スタートで全行程エントリーされているのは,1000kmブルベを完走したばかりのO西さんのみ! 漢だねぇ.
本日12時に400スタート! がんばって下さい!

BRM810北海道400kmPW北見大集合★旭川 Start

で,Kazchariは明日11日より北見に向かう.

午前中は例によって,チャリの整備.
使用機材は通常ならDOMANE一択なのだが,今回はTopstoneで走るつもり.

異形~Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty

そのための準備も密かに,そして着々と...

iPhone11 Pro

グラベルロードバイクはポジションが楽(ともいい切れない面もあるけど).
太めのタイヤ(44c)で乗り心地も良い.
おまけにTopstoneは前後サス付きだ.

そうそう,購入時にショップのスタッフから「(Leftyの)前輪を外すのは特殊な工具が必要」と言われたのだが,なんのことはない,通常の六角レンチで簡単に外せた.
スタッフの話はおそらく旧モデルのことではないだろうか?
あっちは独自仕様の塊だったそうな.

もちろん後輪は通常のスルーアクセルなので,これまた簡単に着脱.

ちょっ,待てよ.

前後輪が外せるとなると,ハスラー2台積みも簡単かも.
300をDOMANE.200をTopstoneという布陣でどうだ.
この2台,ポジションがまるで違うので違う筋肉を使う=疲労回復につながる...かも.
このプラン,ギリギリまで検討したい.

心配なのは前回の「トカプチ400」で発症した腸脛靭帯炎の再発.

Topstoneな腸脛靭帯炎リハビリライド

現状,Zwiftでは問題ないが,
念のため,事前テーピングは必須.

腸脛靭帯炎のためのテーピング

ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m ベージュ スポーツ

他に「300」終了後のマッサージと消炎鎮痛剤も忘れずに.

創通メディカル トータルボディケア マイトレックス リバイブ MYTREX REBIVE MT-RBN20G MYTREX (リバイブ RBV22)

[Amazon.co.jp限定]【第2類医薬品】PHARMA CHOICE 外用・鎮痛消炎剤 メタシンパス1%ゲル 60g

両ブルベとも,北見起点なので宿も北見が都合よし.

事前に駅前ビジホも検討したが,新コロ明けのインバウンド復活およびインターハイと重なるせいか,ことごとく満室もしくは高額化.
その意味で昨年の「1300」は天気ともども恵まれてたなぁ...

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

ゆえに今回もキャンプもしくは車中泊も考えたが,この時期の北海道は熱帯夜で眠れない場合がある.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

イベント前の寝不足はキツイ.
そこで救いの女神というかなんつーか,起点の北見市自然休養村センターは宿泊&入浴可能なのだぁ.
エントリーと同時に宿泊も予約.

当初は一泊¥2,000弱とのことだったが,思ったよりも宿泊希望者が少なく,団体料金適用外で¥3,000~になるとのこと.
うむ.仕方がない.これでも市内のホテルよりはかなり安い.

そうそうホテルと言えば,既にエントリー済みのNISEKO GRAVEL AUTUMN

9/23受付,9/24本番というスケジュールなので,23日の夜はどこかに泊まる必要がある.
ニセコと言えば,今や北海道の中の外国と呼ばれる一大リゾートエリア.

物価が別次元.
素泊まりでさえ¥10,000越えが普通.

諦めて車中泊かキャンプを考えていたが,ヒ素入という例の蘭越の水柱の影響が心配.
ところがなんと,ここに来て優良宿を発見!

トリフィート ホテル&ポッド ニセコ

Yahooトラベル経由で素泊まりがなんと¥3,770である!

まじか.

ギリギリまでキャンセル可能ということもあり,即予約.

カプセルホテルの上位互換みたいな作りなので騒音が気になるらしいが,そこは無問題.
当方,対策品を準備済み.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

Kazchariがエントリーしたのは「グラベル率55%,120km/2500mアップ」の少々あたおかなエクストラロングコース
どうせ出るなら一番長いのを...って,それで去年エラい目に会ったような...

ファットなグラベルミーティングライド

6時スタートで15時に100km地点を通過していなければ足切りとなる.
結構厳しい...のか?
ファットバイクよりは楽なはず.

ここんとこ,連続でチャリイベントがキャンセルになっている(前田200は自主判断)
そろそろちゃんと走りたいなぁ.

...と,ここまで書いてきて,もし今年のPBPに参加していたらどれくらの費用がかかるのかざっと調べてみた.

パリーブレスト-パリ2023・ツアー

ツアー参加だと...うわっ,60万は逝くなぁ(燃料サーチャージがシャレにならん)
結局,航空運賃が高いため,個人参加でもそれほど安くならないようだ.
さすがおフランス.ハードル高ぇ

つーことで,新たな台風も近づきつつありますが,北見集合のみなさん,安心してください.
晴れ男が参戦しますよぉ!(根拠ゼロ)

雨のせいで予定が...それでも平常運転

2023/8/5 Sat

まっ,そういうもんだ

先週に引き続き,今週末も雨である.
いや,正確には先週は予報が良い方に外れ,ライドに出かけることができた.

Topstoneな腸脛靭帯炎リハビリライド

だがしかし.
昨日,今日とがっつり雨.
北海道も地域によっては避難指示が発令されている.

Kazchariも本来であれば昨夜「BRM805前田サマーナイト200」に出走しているはずだったのだが,雨予報にびびってDNS連絡.

https://randonneurssapporo.net/2023brm805maeda200/より

さすがに21時スタートの完徹+雨中の山岳系ブルベはキツ過ぎる.

普段「晴れ男」と公言しているKazchariだが,何のことはない.
雨の可能性が高いイベントには出てないだけだったりする.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

つーことで,すっかり予定が狂った週末.
だがしかし,膨大なコンテンツがあふれる現代社会である.
ココロとカラダを休めましょう.

まずはZwiftの友,Amazon Prime Videoからホラー映画『エックス』だ.

エックス

先月,大阪に帰省した際,妹に薦められた一品.
我がアラフィフの妹,ヒマにあかせてかなんだが知らんが,いつの間にかKazchari以上の映画マニアになっていた.

で,ざっくりレビュー.
2022年製作とは思えないノスタルジックな設定,展開,カメラワーク,ルック...まぁ,劇中でも「1979(年)」とバカでかく表示するしな.
ちょっと前のタランティーノ風味.

ようするにあれですよ,各種レトロ系ホラー映画のオマージュ,詰め合わせパック.
キャンプ場でハメを外した男女が,保守思想のちょっと〇〇な殺人鬼に〇〇されるプロットまんま.

一時『キャビン』といったホラー映画のお約束をメタ化した作品も生まれたが,結局一周回って”やっぱこれ”的な.そんな感じ.

セックスは命懸け、タフガイは生き残らない……ホラー映画5つの「お約束」

ヒロイン(?)の正体にちょっとだけヒネリがあるけど.
「ナーメテーター」にも「リベンジ」にもなりきれない中途半端さが気になる.

むしろ,その殺戮シーンよりキツかったのが,殺人鬼側二人の〇〇シーン.
いや,差別とか偏見ではなく,あの状況で見せつけられるというのがな...
いろんな意味で監督の趣味全開でした.

午後からは,GWあたりから少しずつ組んでいる「RG Hi-νガンダム」の続き.

これまで何度となく書いているが,ホンマ最近のガンプラはパズルやね.
特に「RG」はジグソーパズル感覚.
素組でこの完成度.
デザインナイフと「神ヤス」で最小限のゲート処理はするけどな.

ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! スペシャルパック スポンジ布ヤスリ 35×20mm 33枚入り 3種類の厚み×11種類の番手 GH-KS-SP

さぁ,いよいよフィンファンネルか...(完成はいつ?)

夕方は家族と入浴施設『花神楽』へ.
「御料乃湯」なき後,頻繁に通うようになった.

『御料乃湯』がなくなる~時代なのか

これもみんな「サ活」のせい.

本ブログでも当初から何度もネタにしてきた頸部と肩のコリ
マッサージやらサポーター,塗布薬,各種機器を紹介してきたが,どいつもこいつも効果イマイチ.

だが,ここ数か月,すっかり調子を取り戻した.
断言しよう.
唯一効果的なのは「サウナ(室内のマッサージ)」「筋トレ」だ.

さて,入浴後はそのまま食事.
ここの施設,唯一残念なのが...まっ,好みの問題.

帰り際,一枚のポスターが目に入った.

なんてこたない広告なのだが,よくよく考えると写真の家族構成が気になる.
家族風呂の使用を想定していると思われるのだが,どう考えても”義理=他人”が混じっているわけで,それでも混浴するのだろうか?
血縁(実の親)でも遠慮したいが,Kazchariがお堅いのだろうか?

帰路,セイコマでアイス購入.
それを食べながら夜の映画鑑賞.

またまたAmazon Prime Videoで見つけたこれ.

場所はいつも旅先だった

20代バックパッカー,30代で滞在,それ以後も年に一度は海外旅行してきた.
そんなKazchariにとっては完全無欠の毒ビデオ...だった.

ごくごく一般人の旅人が,サンフランシスコ,シギリア,マルセイユ,台南,メルボルンの主に早朝や深夜をそぞろ歩き.
演出のないドキュメント風の風景に重ねながらのモノローグ.

無理にキレイに映そうとしたり,逆にリスクのアピールもしない.
そして,何も事件は起きない.

予定を決めない旅の日常そのまま.
路地裏の風景が懐かしくて泣けた.

逆に,一大観光地であるシギリアロックすら影も形もない.ある意味スゴイ.

めちゃめちゃ素人っぽい写真とビデオ(というか動画)だったので,一般人がYouTubeの延長で,アングラ公開でもしたモノかな,と思ってたら,エンドロールでけっこうな人数のスタッフがいて驚いた.

うむ.それだと少し評価が下がるかな.
ナレーションで「一人旅が好きだ」と連呼しててそれかい!と思い,少々冷めてしまった.

50代も半ばを過ぎ,そろそろ「定年」という文字がチラついてきた.
経済的に即引退というわけにはいかないものの,やはり動けるうちに旅はしたい.
国内も悪くないが,やはり海外は濃度が違う.
行きたい場所はまだまだ残してある.

そのためにも健康・体力の維持は絶対条件やな.
雨だからとトレーニングをさぼってはイカン.

iPhone11 Pro  エアコン導入にともない扇風機はこちらに

つーことで「今月のブルベさん」は後2つ,エントリー済み.
遠征ブルベだし,雨のDNSはしたくないなぁ.
カミサマお願い(無信仰).

長距離サイクリングへのいざない~ブルベの紹介

2023/8/3 Thu

一応仕事

職場が発行しているメルマガへの執筆依頼があった.
各社員が夢中になっているモノや趣味について紹介するという企画である.

となると,Kazchariが書くべきネタは当然チャリ.
特にインパクトのある「ブルベ」に関して書くことにした.

全然知識や興味のない人にブルベの変...いや楽しさを紹介する.
以下,その草案である.


【長距離サイクリングへのいざない~ブルベの紹介】

2022年8月撮影

Kazchariです.
今回は長年の趣味であるサイクリング,中でも超長距離競技である「ブルベ」について紹介したいと思います.

サイクリングに,みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか.
スポーツ自転車に乗って,快晴のもと,口笛吹きながら川沿いや高原をのんびりと漕ぎ,おしゃれなカフェでランチタイム...でしょうか.

ブルベはこれと真逆です.

ブルベはフランス語で“認定”という意味です.
これは「特定の日に,あらかじめ決められたコースを制限時間内に完走した」と“認定”されることからきています.基本的に雨でも強風でも開催されます.
順位はつけません.時間内に完走さえできれば,誰もが“認定”されます.

これだけだと,ゆるいイベントのように思われるかもしれませんが,そう甘くありません.
まずブルベの最短距離は200kmです.制限時間は13時間半.
時速に換算すると15km/hになりますが,これには信号待ちや休憩時間も含まれます.
参考までに,以前参加した200kmブルベはこんなコースでした.

https://randonneurssapporo.net/2022brm911asahikawa200/より

PCとはチェックポイント.
そこでコンビニのレシートを入手したり,クイズに答える必要があります.
これらがルート通りに走ったという証拠になるわけです.

普通の人が自転車で200km走ることは通常ありえません.
しかもサポートも回収もありません.途中でパンクしようが,疲れて走れなくなっても自力でなんとかしなければなりません.

先程述べた通り,ブルベは最短距離が200kmです.
その上に300km,400km,600km,1000kmのブルベが用意されています(それ以上の距離も).

400km以上になると夜間走行が必須となります.
Kazchariが最近参加した400kmブルベはこんなルートでした.

http://sappwind.sakura.ne.jp/23c/pg170.htmlより

帯広を起点に北は三国峠,南は大樹町までを8の字で走って400km.
もはや,自転車どころかクルマでも躊躇する距離です.

では,ブルベには屈強な体力を持つ超人しか参加できないのでしょうか.
そんなことはありません.
レースではないので各自のペースで走りきれば良いのです.
つまり,絶対的な体力よりも,ペース配分やトラブル時の対応力があるかどうかの方が重要です.
実際70歳を越えても600kmブルベを涼しい顔で完走される方も多数おられます.

サイクリングは「カラダに優しく健康に良い生涯スポーツ」と言われています.
そこに自己マネジメント能力が加わる超長距離イベント「ブルベ」.
全国,全世界で開催されています.みなさんもいかがでしょうか.
ゴール時は半端ない達成感が得られるでしょう.

ちなみに,Kazchariの最長ブルベは1300km.

http://sappwind.sakura.ne.jp/pg251.htmlより

4泊5日,105時間の旅でした.楽しかったです.


うむ.
薦めているのか単に自慢しているのか,よくわからん文章になったぞ.

あっ,ブルベ民を見分ける方法を書くのを忘れてた.

それは反射素材の蛍光ベスト.
参加者は着用を義務付けされている.

[TRIWONDER] ランニングバッグ ランニング リュック マラソン ハイドレーションバッグ

夜間ならともかく,日中からこれを付け,1人ないしは集団で走っているチャリダーは99%ブルベ民.
そして「どこから来たの」「どこへ行くの」と尋ねると,とんでもなく離れている土地の名を出すなら,それはブルベ中の人です.

ブルベのすべて 単行本(ソフトカバー)

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその4

2023/7/22 Sat

帰還.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

PC2セブンイレブン大樹西本通店にて.
時刻は18:48.残り約70km.
そろそろ日没である.

スタート時同様,ライトを点灯.

メインライトは「BONTRAGER Ion800」
長年使っているが,バッテリー全然へたらんな.
良い製品だ.

サブライトは「LEZYNE 1100i」
下の1つ前のモデル?

レザイン (LEZYNE) Y13 LITE DRIVE ライトドライブ Max 1000ルーメン 2LED

サブと言っても,こちらの方が光量あり.
おまけに横並びの2LEDで広角照射可能.

ヘルメットライトは「CATEYE HL-EL145」

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン 前照灯 JIS規格 800カンデラ HL-EL145

単3電池2本で少々重いが,持続時間が長い.

以上の3本が夜間走行時のレギュラーメンバーである.

リアは「CATEYE OMNI5」を点灯モードへ.

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5 リア用

機能的には問題ないのだが,走行中に振動で蓋が外れるケースが多い...らしいので電池を入れたらテープで仮止めしている.

ヘルメットのリアライトは点滅モードの「Bikeguy」

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト

「さぁ,行くか」とチャリにまたがる.
ペダルをはめて一漕ぎ...くっ...やはり右膝が痛い.

だが,耐えられないほどではない.
DNFはないな.
なんとかゴールまでは保ちそうな気がする.
そう,全てはトレーニングなのだ.

ここからは中札内へ向けて北上する.
すっかり馴染みのあるルート.
路肩も比較的広く,それほど荒れていなかったはず.

陽が落ちて交通量もぐっと減った.

単純計算で残り3時間ほどあればゴールできるはず.
ライトのバッテリー容量も気にする必要はない.
贅沢にフロントライトを2本とも点ける.
こ,これは,さすがに明るい.

とは言え,夜道を安全に走れているのは運でしかない.

ホンマ,あの時,なんてこたない田舎道で,なんでコケたのか今でも不思議.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

KazchariのDOMANEは,バーエンドに小型のバックミラーを装着している.

ビーム (The Beam) ドロップバー用サイドミラー 国際特許 CORKY [コーキー] バーエンドミラー

言うまでもなく,後方確認に非常に役立っているのだが,その真価は昼より夜にある.
後方から迫るクルマのヘッドライトに気づきやすいのだ.
ゆえに,無理に荒れた路肩を走らなくても,本線を走りやすくなる.
これは非常にありがたい.

忠類の道の駅付近で左折.
このブルベでおそらく最後のアップダウンエリアを走る.
ここは高速道路と並走している.

日が落ちて気温が低下,それに追い風基調も相まって快走が続く.
国道に戻ると,あっという間に中札内の市内へ.
昨年だと,右折してまたまた田舎道へ入ったように思うが,今回は直進.
そう,ひたすら直進.
迷うことのないコース設定に変更されていた.

街灯が全くない道へ曲がる.
道を照らすのはKazchariのライトのみ.
振り向くと,白装束の100KmBBAが出現しそうな田舎道...この緊張感と恐怖感,最高だ(変態だ).

iPhone11 Pro

帯広に向かっているはずなのに,交通量が非常に少ない道をひたすら進むと,やがて通過チェックF清川交差点(373.km地点)に到着.

iPhone11 Pro

これまた凝ったクイズ.
意外に気づきにくい場所にある.
さぁ,残り30kmだ.

しばらく走ると帯広市内に入る.
札幌発のブルベのように信号峠が気になるところだが...全然マシだった.

さて,ここからゴール時間の計算に入る.
風呂に行けるか行けないかの瀬戸際.

昨日入った「やよい乃湯」は22時半が最終受付.
このペースだとゴールには21時半着.
受付して,チャリを積んで施設に向かうと...間に合うかどうかギリギリ.

とかなんとか考えながら走っていると,正にその「やよい乃湯」の横を通過した.
さすがに”今”入るわけにはいかん.

で,なんだかんだで道の駅「おとふけ」着.つまりゴールである.

受付に向かう前に,ライトアップされた「OTOFUKE」オブジェの前で記念撮影.いつライトが消えるかわからん.

iPhone11 Pro

写真を撮っていると,後続のランドヌール1名がゴール.
おお,ギリギリ追いつかれててんな.

で,受付へ向かう.
安堵感が半端ない.

iPhone11 Pro

記録としては「18時間56分」.
まぁ,獲得標高とこの膝の痛みを鑑みるに,なかなか良いタイムっつーか,ほぼ予測通りの時間.

そして最大の目的は...

iPhone11 Pro

この記念メダル!

お金を出しても手に入りません.
完走しないと手に入りません.
今日のこの400ブルベじゃないと手に入りません.

DNFしなくて良かった...

iPhone11 Pro

さて,時間的に「やよい乃湯」は諦めたKazchariだが,風呂の話題になって「ホーノマイなら開いてますよ.23時まで受け付けのはずです」との情報が!
なんたるグッドニュース!
今からでも十分間に合う.
慌ててクルマに戻り,DOMANEを適当に積み込む.

iPhone11 Pro

2.5km先の「ホーノマイ」こと「鳳乃舞」には22時45分頃着.
市内共通料金なのか,ここも¥480!
それに,いわゆるフィンランド式サウナあり.
ホンマ,この地域は入浴施設のレベルが高い.

膝の痛みをゆっくり癒す...って暖めたらアカンやん!(サウナ優先)

iPhone11 Pro

残念ながら23時半で閉館.
最後の客になったKazchariも,♪蛍の光ととともに追い出される.

道の駅「おとふけ」に戻り,前日にも停めたバスターミナル側の駐車場へ.

一旦,DOMANEを降ろして寝床を整える.
もうすぐ0時.
Kazchariの長い長い一日が終わろうとしている.

さすがに...今夜は...よく眠れそ...zzz

iPhone11 Pro 400の夢

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

2023/7/22 Sat

山は終わりですよね?

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

さて,本ブルベも残り半分200km.
断面図上は一部気になるデコボコがあるが,基本超ド平坦コースである.
腸脛靭帯炎再発により,右膝に痛みを抱えるKazchariとしてはありがたい.

後半も前半と同様,昨年とは周り方が逆となる.
ただしコースは少し変更されている.

道の駅「おとふけ」を出てしばらくすると,温泉ホテル鳳乃舞が見えてきた.

あー,ここのことか.
昨年のゴール時刻は深夜1時過ぎだった.
さすがにこの時間に開いている温泉施設はない.
その時,スタッフさんから「ホーノマイなら朝6時からやってますよ」と教えてもらった.

「ホーノマイ?」(字面が全く思いつかず)

結局その日は開くまで待たず,徹夜のまま帰路についた(途中で仮眠).

ふむふむ.夜は何時まで開いているのだろう?
残りのペース次第では閉館まで間に合う?

と,まぁゴール後のお楽しみに期待しつつペダルを回す.

十勝川温泉を通過.
これまでのブルベでも何度か通った.
高級っぽい旅館が多い印象.
ついつい「インバウンド向け?」と思ってしまう.

最近こんな記事を読んだ.

日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

そやな.
日本(経済)の凋落を見るようで寂しい話やけど,Kazchari自身も新コロ前はあれだけあった海外旅行熱がすっかり冷めてしまっている.
あまりに費用がかかりすぎるのだ.

結局は収入(娯楽費)をどう分配するのかの問題やけどな.
今は”チャリに乗るのが何より楽しい.

池田町と言えばワイン.
ぶどう畑の隣を通る.

iPhone11 Pro

昨年の「トカプチ400」では深夜走行のこの道.
全く記憶に残ってない.
やがて通過チェックD「ローソン池田利別店」(226.6km地点)到着.

iPhone11 Pro

昨年は確か23時頃着.
空腹と寒さでたまらずカレーヌードルを食べた記憶がある.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

一方,本日は...暑い!(当たり前)
ちょうど太陽がほぼ真上.
日陰が全くない.

通過チェックだが,レシート確認式なので買い物要.
「水」「オレンジシュース」そして「ガリガリ君」をGet!

食べ終わる頃,突然Pikaさんが現れた.

「絶対,日陰の方がいいですよ~」

なんと,ローソンの裏側は陰になっていたらしい.
うむ.気づかなかった.

Kazchariは昨年も出走しているので,この先のコース情報に関して,少し言葉を交わす.

Pikaさん先行.
しばらくしてKazchariも出発.
記憶が確かならば,この後は陽を遮るものが何もない河川敷を淡々と走るはず.
ゆえに水分補給を十分に.

そして要注意なのが,この...

iPhone11 Pro

バンプ!
かろうじて中心だけ抜いてあるのだが,昨年は暗闇の中,いきなりこんな障害物が出てきたのでびびった!
(実際に別の日のブルベで転倒者がいた)

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その2

20km近い,ひたすら長~い河川敷をゾンビ走法.
困ったことに向かい風.全然ペースが上がらん.

苦行が終わり,国道との合流地点でPikaさんが休憩中.

この後しばらくは,交通量がやたらに多く,道の状況も決して良くない.
トレインを組むどころではなく,Pikaさんとしばらく追い抜かれたり,追いついたりを繰り返しつつ距離を稼ぐ.

にしても,この区間の路肩は,その半分が眠気覚ましのバンプ加工がされていて,走りにくいことこの上なし!
チャリのことも考えてほしい...って,もしかしてここは正式な「トカプチ」ルートからは外れている?

で,なんだかんだで,本ブルベ後半の目玉「昆布刈石道」への分岐点に到達!

iPhone11 Pro

Kazchariにとっても思い出深い.
「オホーツク1300」時には向こうから走ってきたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

で,ここを右折すると...

iPhone11 Pro

通過チェックE「昆布刈石分岐」(269.6km地点).

少々凝ったクイズっつーか,現地に行かないと絶対にわからんな.

さて,ここからは風光明媚な昆布刈石海岸を走っていく.
まだまだ明るいし,海がキレイだ.
止まるのがもったいなくて,踏み込んでしまった(膝の痛みは?)

さて,さっきの通過チェックからナウマン国道を通り,大樹町に入るまではコンビニ不毛地帯.
これは先の「オホーツク1300」でも痛感していた.
しかあし,補給可能っつーか自販機だけはかろうじて存在する.

その一つがここ,出口商店だぁ!(どこ?)

iPhone11 Pro

張り紙によると店そのものは2年前に廃業.
自販機だけが機能している.
なんとcoke-onが使える.
「ファンタプレミアレモン」を購入.
うーん,昨年飲みたおした「プレミアオレンジ」が恋しい.

それはともかく休憩後再スタート.

アップダウンを繰り返すナウマン国道を(できるだけ)爆走.

そうなのだ.

この道はクマ出没多発地帯.
つい先日も目撃情報があり,キャンプ場が一時閉鎖された.

出走前のブリーフィングでも注意喚起,および熊鈴のレンタルも提案された.

てなわけでできるだけ日没前に通り抜けたかったこの道.
無事「晩成温泉」(の入り口)着.
ここまで来たら人が住む街はもうすぐ(のハズ).

iPhone11 Pro

相変わらずの向かい風の中,大樹町へ.

PC2「セブンイレブン大樹西本通店」(332.4km)に着いた.

ペダルからピンディングを外し,地面に足をつくと...ぐわぉぉぉ~! 右膝に激痛ゥ!
ヤバイヤバイ.残り70kmかぁ...なんとか耐えれるだろうか?

とりあえず腹も減ったので夕食.

iPhone11 Pro

食料を抱えて店の外に出ると,AJHのFさんが立っていた.
クルマでコースを逆走しつつ,参加者を応援中だそうな.

去り際に「もうちょっとですよ.がんばって~」と言われたが,70kmが”もうちょっと”感覚なのがブルベっぽい.

さてと.
膝の痛みは波紋でやわらげつつ,”もうちょっと”回してみますか.

iPhone11 Pro

※ その4へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

2023/7/22 Sat

暑さとの戦い.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

三国峠からはこれまで何度も下った経験がある.
不思議なことに,リアルよりも想像で下る方がずっと怖い.

想像の中では,路面の穴ぼこにタイヤを取られたり,イマジナリーな鹿や熊が道路脇から飛び出してくるのだ.

つい先日もTVのスタッフが番組撮影中に熊に遭遇している.

つーことで,下りが超ニガテなKazchariはここでもおっかなびっくり.
まぁ,例の事故がまだまだ尾を引いているのは間違いない.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

対向車線では,これから峠を目指してヒルクライム中のランドヌールの姿がチラホラ.
手をあげて互いに挨拶をかわす.
ブルベの往復ルートは,これが楽しい.

さて,糠平温泉街着
今年は馴染みがあるなぁ,ここ.

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

もちろん自販機の位置も把握済み.

iPhone11 Pro

補給食の常連,セイコマの「ミニ・ジャムパン」「リアルゴールド」で補給.
ダウンヒルで涼んだはずなのだが,むっちゃ暑い.
冷たい飲み物が本当にありがたい.

後続のランドヌールが一台追い抜いて行った.
さぁ,そろそろ出発しますか.

ちょうど2週間前に,モンキー125で走ったばかり.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

そうか,あの距離(残り300kmほど)を,今度はチャリで走るのか.
ホンマにブルベは変〇イベント.

「旭川400」ではないので,芽室方面へは左折せず,上士幌を目指して直進.

この時点で走行時間は約5時間.
起床後7時間は走っていることになる.
体内時計的には怪しいが,日常であれば昼食の時間である.

iPhone11 Pro

上士幌町到着.

右側にいつぞやのブルベにて,PCとして使われていたセブンイレブンが見える.
ちょうど,参加者のチャリも休憩中だった.

このセブン,新コロ以降はゴミ箱を撤去.
かつ,引き取りもしてくれないコンビニとして有名.

確かに三国峠越えの最後のコンビニで,観光客の利用も多いと思われる.
ゆえにゴミの引取りをしたくないという気持ちもわかるが...せめて購入者のゴミは引き取ってほしいものだ(そういう店もある)

国道を離れて見慣れぬコースへ.

凸凹だったアスファルトがやや平らに.
やや追い風だったこともあり,下ハン持ってポジション変更ケツ圧を逃がす.
肝心の右膝の鈍痛は続く.うーむ.

やがて,通過チェックC,中士幌神社着(179.5km地点)

iPhone11 Pro

ここのクイズもわかりやすい.
さぁ,ここまできたら前半の山岳パートはほぼ終了.

空腹も限界に近づいてきた頃,音更の市街地に到着.
何か見覚えがあるなぁ,と思っていたら,昨日も使ったセイコマじゃぁあーりませんか!

iPhone11 Pro

ホットシェフありの店なので「親子丼」を購入.
あまりの日差しに日陰に移動.
少々行儀が悪いが座り込んで食べる.美味し.

iPhone11 Pro

ブルベ完走の秘訣は,長時間走行による身体各部の痛みを,できるだけ引き起こさないこと.
これが第一条件なのは言うまでもないが,次に大事なのは胃の調子だろう.
水分補給も必須だが,何より固形物が食えなくなったらヤバイ.

20分ほどの休憩後,再スタート.

中間地点の道の駅「おとふけ」は入り方が少々ややこしいが,無事に帰ってきた.

ここはPC1の有人チェックポイント(199.7km地点)でもある.

スタッフさんと話しながら,残りのコース状況を再確認.
400ブルベの制限時間は27時間.
早朝から深夜までの対応,ご苦労様です.
もう残り200kmしか走れませんが,がんばります.

この「トカプチ400」の何が良いって,途中で自分のクルマに戻れること.
つまり装備の変更ができるのだ.

Kazchariもハスラーに,この陽気では絶対に不要であろうレインウェアとレッグウォーマーをおいていく.
その代わりに補給食と水を補充.

汗だくのジャージも着替えようかと思ったが,この日差しでは無意味.
このままで行く.

iPhone11 Pro

念のため,スマホ(iPhone11 Pro)のバッテリーを確認すると...なんと残り40%!
なんてこった.パンナコッタ.

小型のモバイルバッテリーをつないで,充電しながら走ろう.

写真をわりと撮っているせいもあるけど,最近はバッテリーの減りが激しい.
そろそろ限界かなぁ...

一応「iPhone15」への買い替えを狙っているが,発売はまだ先の話.
これからもサイクルイベント目白押しやし,本体のバッテリー交換が現実味を帯びてきた.¥7,980か.

SmartClear イオンモール旭川西店

そして,後半戦に備えてドーピング...ではなくて禁断の薬「ロキソニン」に手を出す.
もちろん胃薬も添えて.

⇒ その3へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

2023/7/22 Sat

冴えるアタマ.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:89%,体感温度:16 ℃,風速:2.4 km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

20時に横になったものの,期待に違わず...寝つき悪し.
8cmのマットですらも自重によって,ちょうど臀部が沈み込む.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それがやや気になってしまった.

そして...想像以上に蒸し暑かった.
寝る直前は割と涼しいかなぁ,と思っていたが...甘かったな.
自分の体温で車内を温めてしまうようだ.
扇風機を用意すべきだったか.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh ミニ USB 携帯

まどろみの中,何度か目が覚める.
最終的にアラームをセットした午前1時にヴァイブレーションが起動.
飛び起きる.

ADESSO(アデッソ) 目覚まし時計 振動 デジタル ブルブルクラッシュ ダブルアラーム バックライト スヌーズ機能付き ホワイト MY-106

もちろん,外は真っ暗である.

iPhone11 Pro

寝起きの頭痛もなく,体調も悪くない.
実は昨日は朝からノドに違和感があった.
のど飴をなめて,回復を図ったのだが変化なし.

「やべぇ,もしやコ...いや,風邪?」

そんな心配を払拭してくれたのは,サウナだった.
やはり帯広のサウナはあなどれん(2回目).

本ブログでも,開設以来たびたび書いてきた頸部や肩のコリの件.
民間のマッサージやら電気器具,胸郭バンドなどの対処方法を紹介してきたが,結局は「サウナ」「筋トレ」に勝る治療法はない,と今は結論.
詳細は後日まとめる予定.

隣の「道の駅」に移動.
ブルベ参加者の指定駐車場に停める.

DOMANEのセッティング開始.
出発前に悩んだサドルのチョイスだが,結局はノーマルのSpecializedのパワーサドルのままで行くことにした.

革サドルはやはり重い.
今回は前半の山岳を考慮して軽量化優先で.

サドルバッグもオルトリープの小型.
少し悩んでモンベルの小型レインジャケットも入れとく.
いざという時の防寒具にもなるしな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

ブルベも長年走っているので,装備が安定してきた.

時は深夜2時.
車中泊の方も多かろう.
朝食のパンをほおばりながら,できるだけ静かに作業する.

周囲にも徐々にランドヌールも集まってきた.

iPhone11 Pro

2時半少し前に受付開始.
今回はPCよりも通過チェックの方が多い.
クイズの答えはネット検索ではわからないものにするそうな.

iPhone11 Pro

ブリーフィング後,午前3時少し前に車検,そして400kmの旅のスタートである.
さすがに昨年のような新聞社の取材はない.そらそうだ.

愛用の「Garmin etrex」の電源を入れ,今日のコースを呼び出す...つもりだったのだが,データ名の設定がおかしかったのか,履歴からなかなか探しだせない.
いろいろ操作しているうちに,Kazchari以外のほとんどの人が出発してしまった.

あせる.

ここまで遅れるのは初かも.
「落ち着け」と最初から操作をやりなおす.
ようやく今日のブルベのコースが表示された.

さぁ,行きますか.

夜明けはまだ.
スタート直後からの夜間走行は新鮮.
ライトが路面を照らす.

道の駅を出て,しばらくは国道を進むことになる.
少し踏んで先行車に追いつき,単独走行を避ける.

300kmを越えるような長距離ライドの場合,重いギアを踏み続けると持病の腸脛靭帯炎が発症するかもしれん.
身体が温まるまで,軽めのギアで速度控えめに走る(逆にこれが失敗の元?).

田舎道に入る.
徐々にペース,つまり自分を”気持ちくしてくれる”速度まで上げる.

暗闇の中,いくつかの小集団を追い抜く.
道の駅「しかおい」を通過する頃,ライトをオフに.
少しガスってきたか.

iPhone11 Pro

トイレに行きたくなった.
ちょうど道の駅「うりまく」に差し掛かる.

「誰か人が立ってるなぁ」と軽く会釈.

あれ? 何か顔に見覚えが...

iPhone11 Pro

なんと,昨年のグラベル・ツアーでお世話になったTさんだった.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いやはや,すんごい偶然.
本当はこの400ブルベにも参加したかったが,所用で断念.
代わりに早朝から参加者に声援を送ることにしたそうな.

そのTさんに見送られて再スタート.
これから峠三昧なのだ.

まずは白樺峠へ.

やはり,ノーマルサドルは軽い.
この長ーい坂も(割と)楽に登れる.
後から思うに,負荷は少ないものの回し過ぎていたかもしれん...

iPhone11 Pro

ダウンヒルすると,そこは然別湖.
こちらから登るのは3年ぶり.

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

そして,ここは通過チェックポイントA(53.2km地点)
クイズに答える.
マンホールの図案,みんな同じやんなぁ?

それにしても冷える.
さすが標高810m.

iPhone11 Pro
Phone11 Pro

さて,お次は幌鹿峠
こちらからの登攀はそれほど斜度がきつくなかったはず.

湖脇の細い周回道路で,見覚えのある赤いクロモリが...
最近ブルベでよくご一緒するPikaCyclingさんだった.

今年のPBPに参加されるとのこと.スゴ.
本日のブルベ,この後もPikaさんとは,要所要所でご一緒することになる.

iPhone11 Pro

朝焼けに照らされた「幌鹿峠」看板が新鮮.

さて,ここからはご褒美のダウンヒル.
相変わらずおっかなびっくりで遅いけどな.

糠平温泉まで下りると三国峠へ向かう国道につながる.
この時点で後続のランドヌール3人ほどに追いつかれる(T。T)

しばらく先行するが,なんとなく右膝外側に違和感が...
ま,まさかヤツが...ヤツが戻ってきたのか!
そう,腸脛靭帯炎がまさかの再発!?

こいつには昨年の「トカプチ」でも非常に苦しめられた.
痛みがピークに達した時,残り距離は150km.
いやぁ,絶望のデス・ライドやったな.
ただし,この時は走り出してしばらくすると痛みがマシになった.
それでなんとか乗り越えた.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

しかあし,今回はまだ80kmほど.
総走行距離の1/4もこなしていない.
初の「DNF」の文字が頭をよぎる.

いや,ここで諦めるのはもったいないっつーか,ここでリタイヤしてもどうしようもない.
ここは本業のリハ専門職の知識を使って応急処置を行うこととする.

とりあえず防災センターにピットイン.

iPhone11 Pro

消炎鎮痛剤を塗布した後,「オホーツク1300」で効果実証済みのテーピングを実施.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

まぁ,あの時は痛みが出る前に処置したけどな.
今回も念のために予防しとけばよかった.
前回の「きのこの山300」では全く問題なかったので完全に油断してたなぁ.

iPhone11 Pro

さぁ,これで走り出せば痛みが消える...はず.
あれ? あんまり変わらん! なぜだぁ~!

それでも,なんとかペダルを回せたので,三国峠を目指して進む進む.

「なぜやめない?」

心の中のKazchariがささやく.

「痛みは電気信号に過ぎない」「全てはトレーニング」

と,もう一人のKazchariもささやく.

勾配が徐々に上がる.
もはやタイムアタックなんぞを考える余裕はない.

ギアは軽すぎても重すぎてもダメ.
ダンシングすると痛みが強くなるので,基本シッティング.
するとケツが痛くなる.

対向車線をトップランドヌールが3人ほど,高速で下っていく.速っ.

iPhone11 Pro

それでもペダルを回せば進む.
例の橋に到着.
まだ記念写真を撮る余裕はあったようだ(ブロガーの宿命).

で,ついに通過チェックB(107.1km地点)「三国峠」着.
よくやったKazchari.

iPhone11 Pro

AJHのHさんのお出迎え.
クイズの答えをチェックする.

この後も,昨年味わった地獄の「幌鹿峠ー糠平スタート」登坂はない.
さほど暑くなる前に,今回のブルベのピークを越えることができた.
この安堵感よ.
右膝の痛みはあるが,完走できそうな気がしてきた.

さぁ,下りますか.

⇒(その2)へ続く.

iPhone11 Pro
https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

2023/7/21 Fri

勝利の鍵は車中泊.

iPhone11 Pro

ナショナルサイクリングルート「トカプチ400」をなぞるブルベに参加.
昨年に続き2年連続である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

そもそもこのルート,常識的に1日で走破する距離ではない.
そんな酔狂なことをするのはブルベ人だけである.

昨年開催と比べ,いくつか変更点がある.

1)周り方が逆

8の字ルートで前半山岳,後半平坦は変わらないが,反時計周りだったのが時計回りになった.
結果,昨年のような「三国峠往復してからの幌鹿峠」という地獄のようなルート設定は回避された.

2)「朝駆」の名の通り3時スタート

通常のブルベより3~4時間出発が早い.
日中の走行時間が増えた.
昨年の夜間走行で見れなかった景色が拝める.

3)一部コース変更

丘陵から海が臨める昆布刈石線が追加.
そしてミスコースしやすい最後の夜間(中札内付近)がやたらに直線.

全体的には難易度は下がったように思えるが,個人的に心配なのは3時スタートというかつて経験したことのない出発時間.
普段から割と規則正しい生活をしているKazchari,体内時計の調整は可能なのだろうか?(伏線)

作戦として,ブルベ前日の金曜日昼過ぎには帯広/音更in.
温泉施設でまったりし,夕食&できるだけ滞在.
スタート地点の道の駅「おとふけ」に移動し,車中泊という計画を立てた.

有給を取って,午前中はDOMANEの洗車と整備.
後輪のブレーキシューがかなり減っているが,400kmぐらいなら保つだろう(雨だとヤバイ).

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夜間走行必須装備として,車体のフロントライトは2灯+ヘッドライト.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

リアライトは車体に4つ,バッグに1つ,ヘルメットに1つ.

ブルベ用ライトについて(リア編)

リアはやや過重装備.
電気系はいつトラブルが起こるかわからない.
クルマによる追突も怖いので,これくらい慎重に.

久々の本格的な車中泊である.
DOMANEは前後輪とも外して運転席後ろにコンパクトに収納.
空いた助手席側に寝場所を作る.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

WAQ RELAXING CAMP PILLOW waq-rcp1 キャンプまくら 車中泊 ウレタン インフレータブル 枕

ライト(ランタン)も大事.

OLIGHT(オーライト) Olantern Classic 2 Pro ledランタン USB充電式 キャンプランタン

まぁ,熟睡の成否は夜間の気温次第だが.

午前の準備中も,気温はぐいぐいと上昇してすっかり汗だく.
出発前に一度シャワーを浴びる.

旭川を11時前に出て,”みんな大好き”山部のセイコマで小休止.

写真で見切れているVWビートル
本州ナンバーのようだが,休憩中エンジンルームの扉を開けて冷却中だった.
面倒だが,それもまたイイ...ねんやろな.

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問題なく狩勝峠をクリアして,予定通り15時過ぎに帯広の天然温泉やよい乃湯着.

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なんと大人¥480である.
安い.
もちろんホンモノ温泉.

そしてお楽しみのサウナは...超暑かった.
「高温サウナ」「フィンランド式サウナ」に分かれている.
1セット目は「高温」に.
室内の温度計は95℃を指していたが,数字にだまされてはイカン.
なぜか異常に暑く,とてもじゃないが10分は無理.
自主的に7分にした.

もちろん露天風呂あり.
この季節は外気浴が心地よい.

2,3セット目は「フィンランド式」にした.
何をもって”フィンランド”なのかはよくわからんが,やたらに部屋が暗く,もちろんテレビもない.
静かに時々オートロウリュ.

うん.
こちらの方がKazchariには適温.雰囲気も良い.

サウナ後も露天風呂でまったりと.
結局,3時間ほど滞在してしまった.

そして食事も...

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ラーメンセット¥1,180(組み合わせはいろいろ選択可).美味し.
いやいや,ここの温泉あなどれん.
めったに来ないものの,帯広の入浴施設は全般にレベルが高い印象.

何々,22時半まで入館可とな?
うまくいけば,明日の完走後,その時間に間に合うか.

ただし,残念なことに「ごろ寝スペース」が狭い.
さすがに閉館ギリギリまで,この施設に滞在する計画は無理がありそう.

つーことで,19時頃には道の駅「おとふけ」に向かう.
途中のセイコマで明日の朝食を購入.
もちろんアルコール,コーヒー,コーラといった刺激物は避ける.
眠れなくなると困るのだ.

最初は道の駅のブルベ参加者指定の場所に停めたが,国道に面しているため騒音が気になる.

そこで,隣接している長距離バスターミナルに移動.
ここまで自家用車で来て,バスに乗り換える客用の駐車場があるのだ.
ようするに無人車が多く,国道から離れているため静か.
我ながら良いチョイスである.

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マット,枕,寝袋などをセッテイング.
寝る気満々である.
まだ20時やけどな(写真だと明るい).

目覚ましは午前1時にセット.
それでもたった5時間の睡眠か.

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各窓用のシェイドも用意してあるが,愛用のアイマスクと耳栓で「精神と時の部屋」へトリップ.

明日のブルベの成功を祈って,つるかめつるかめ(誤用)

⇒ (その1)へ

Kazchari家,西へ

2023/7/15 Sat – 18 Tue

帰郷.

iPhone11 Pro

身内の突然の不幸により,大阪に行くことになった.
6年ぶりの帰郷である.

先行したヨメさんを除き,子供と3人(大人2+子供1)でJALを利用.
旭川-羽田-伊丹の往復で,なんと25万円.
さすがの正規運賃.

思えば飛行機を利用するのも4年ぶり.
チェックインを始め,色々な手続きが無人化されていたのが新鮮.

機内にてKindle本を読んでいるとあっという間に羽田着.
フードコートにてコスパの悪いインスタントなカツカレーを食べ,伊丹行きに搭乗.
さらにあっという間に到着.
出口にて,クルマによる送迎を頼んでいた大阪在住の妹と合流する.

建物から駐車場まで少し歩いたのだが...なんじゃぁ! この暑さは!

確実に35℃は越えてそう.
これほどの暑さを体感したのは,カイロもしくは,メキシコの内陸部(チアパス州)以来か.

湿気もすさまじく,少し歩いただけで汗だくとなる.
いくら温暖化が進んでいるとはいえ,大阪って昔からこんなんだっけ?
北の大地に住むようになって幾年月.体質が変わってしまったのかもしれない.

通夜-葬儀の2日間は滞りなく終了.
故人に哀悼の意を表するとともに,近いうちに自分も“おくられる立場”になることをあらためて意識.

「いつかやりたいこと」の「いつか」は永遠にやってこない.
すぐ取り掛かること.

滞在中も日中に町中を歩く機会があったが,文字通り命の危険を感じる暑さ.

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当然ながら旭川に比べ,人もクルマも建物も異常に多い.

3階建ての家がテトリスのごとく,スキマなく詰め込まれている.
結果,風通しがめちゃめちゃ悪い.
さらにエアコンの室外機からの熱風によって,狭い道がさらに温められている.

どう見ても一方通行にすべき道をクルマが(一応)譲り合いながら,スレスレの間隔で走り回っている.
そのわずかなスキマを縫ってスクーターが蛇行(誇大な表現).

さらには左右前後からのチャリ・アタックも.
車道に下りたり歩道に上がったりで自由自在.ルールもマナーも有って無きがごとし.

ザ・カオス.
娘と二人「我々はいつの間にか異世界に転生したのかもしれぬ」と互いに頷く.

せっかくのオートバイ趣味もチャリ趣味もここでは宝の持ち腐れ.
よくもまぁ,30年以上も住んでたなぁ.

唯一の美点?
あー,なんか自販機のジュースが安いっすね.
¥80とか¥100のがやたらにある.
これだけ暑いと薄利多売でも儲かるんやろなぁ.

つーことで,久々の帰省だったが,ふるさとを懐かしむ気持ち,ましてや戻りたいという気持ちは全くわかなかった.

室生犀星の詩に,

「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの」

がある(小景異情-その二).

このフレーズは非常に有名.

単純に解釈すると「望郷の詩」だろう.
だが,この詩には続きがある.

「よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや」

異土(東京/都会)で乞食になったとしても,ふるさと(金沢)は帰るところではないと決めているとのこと.
ようするに,ダイレクトに「金沢嫌い!」なのだ.
犀星さん,金沢に良い思い出がないそうな.

ふるさとは遠きにありて思ふもの…室生犀星「小景異情」

ふむふむ.
Kazchariの場合,室生犀星とは逆に,故郷の方が都会となる.
それに,別に大阪で何かやらかして放逐されてしまったわけではない.
ゆえに嫌いでもない.

ちなみに静岡の沼津に約3年,ジャマイカ(の田舎)にも2年ほど住んだが,二度と戻りたいと思わない.

そやけど,北海道(旭川)は別.
この超快適ライフを満喫してしまうと...
明らかに生活の質が上がったしぃ.
春夏秋冬,全てが楽しく,そして美しい.

18日,15時頃,旭川空港に(無事)帰還.

出発時の大阪の気温は35℃
旭川空港前の電光掲示板の気温は...23℃

ここはパライソ
親子3人で万歳三唱した.

iPhone11 Pro

上の写真は,帰りのモノレールの車窓から.
陸上部に所属していた高校時代.この塔を見ながらひたすら走っていた.
遠きにありて思ふだけにしよう.

夏はチャリイベントが目白押し!

2023/7/14 Fri

今年の夏もチャリ活が忙しい

チャリを趣味にして以来,週末が待ち遠しくて仕方がない.
逆に荒天だとこの世の終わりぐらい落ち込んでしまう.
ジャンキーか.

さて,いよいよ本格的な夏がやってきた北海道.
その週末に有給をちょい足しして,遠征に出かけませう.

残念ながら,のっぴきならない事情により,明日からの3連休はライドできなくなってしまったが,その翌週からはイベント目白押し.

昨日のうちに,エントリーや参加連絡を済ませた.

まずはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)

本日,公式より出走ガイド,キューシート,受付確認が発表された.
参加者はなんと50名.
昨年より多いのでは?

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

もちろん出走ガイドも読み込む.
昨年も苦労というか,迷ってしまったのが道の駅「おとふけ」への出入り.
北方面からの帰り(PC1)時は要注意.

昨年との最大の違いは出発時間.
初の3時スタートである.
現状,かねてからの計画通り,近くの温泉施設にて昼寝して体力温存するつもり.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

もしくは,夕方には温泉を出て,道の駅で寝る?
どっちが寝やすいのだろうか?

昨年もこの時期に道の駅「しかおい」で車中泊したが,暑くて眠れなかったという苦い経験が...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いや,暑さだけではなかったな.
ハスラーの車中泊用シートアレンジも大失敗.
助手席と後席の間の段差がひどかった.

今回はネット情報を駆使.
本気で車中泊の快適化に取り組む.

まず導入したのがこれ.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh

こいつが不要なぐらい涼しいと良いのだが.

シートも助手席のバックレストを後ろに倒す方法にし,さらにこいつを購入.

この上にエアマットで完璧...のはず.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm

チャリはやはり最強ブルベマシン,DOMANEを選択(※個人の意見です).

問題はサドル.
昨年までは,300km以上のブルベでは革サドルを使っていた.
もちろんケツ痛対策である.

Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル

先月の『きのこの山300』は山岳キツ目だったこともあり,通常サドル(Specialized POWERサドル)で出走.ケツ問題生じず.
軽量化によるクライムへの貢献度,疲労度の軽減に役立ったと思われる.

BRM610きのこの山300km(その0)

昨年の『トカプチ400』は革サドルで出走.
確かにゴールまでケツは快適だったが,重量増による登りのキツさと膝への負担のせいか,250kmあたりから腸脛靭帯炎を発症してしまった.
手持ちの抗炎症剤を塗布するものの,休憩後の漕ぎ出し時は,声が出るほどの痛み.
DNFが頭をよぎった(なんとか完走).

その反省を踏まえ,続く『オホーツク1300』でも,革サドルを使ったものの,痛みが出る前にテーピング.
結果,腸脛靭帯炎は発症しなかった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

以上を踏まえると,少なくとも前半200kmの山岳(幌鹿-三国峠)パートでは通常サドル.
ここで問題が生じた場合は,PC1こと道の駅「おとふけ」にてサドルチェンジ,という作戦でどうだろう.面倒くさいので何もしなさそうやけど.

うん? 雨が降ったら? もちろんDNS.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

その翌週は旭川にあるサイクルショップ,吉田輪業さんの「吉田会サイクリング」に初参加の予定.
Kazchariにしてはめずらしくグループライド...いや最近はそうでもないか.
途中で平坦or山コースに分かれるとのこと.もちろん後者!
走行後の焼肉パーティ.これにひかれた.
さて,どのチャリで行くかな(吉輪で買ったファットちゃうん?)

さらにさらに,その翌週は初の夜間ブルベ2023BRM805前田サマーナイト200にもエントリー.

こちらのブルベも当日朝に家を出て,いつもの定宿『万葉の湯 ふとみ銘泉』にてサ活
リラックスルームにて仮眠して,21時の出走に備えるという計画.

現在,蟠渓温泉の花火大会とかぶるらしくルート見直し中らしい.
花火をバックに映える写真が...撮れる?

翌日曜日のニセコHANAZONOヒルクライムも考えたんやけどな.
「55歳以上」というカテゴリーがあるので,入賞の可能性があったしぃ(甘い)
ただねぇ...エントリーフィーが¥7,000
時間も短いし.コスパがねぇ...
最近ブルベばっかり走っているKazchariにはハードルが高い.

と言いつつ,9/23-24のPANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023にはしっかりエントリー.

もちろん走るのは「EXTRA LONG COURSE」(120~130km,グラベル率55%以上,獲得標高2500m)である.
早期申込割引で¥14,949.
高いが安い!(たぶん)

もちろんチャリはCannondale Topstone!

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

ここを走るために買ったようなモノ.
現状,もちろん”ぼっち”エントリー.

パンクトラブルが心配だが,やはりチューブレスにした方がええんかなぁ...まだ考える時間はある.

もう1つの懸念事項は宿.
もはや日本の中の外国ーニセコ.
ホテル代が高い.
つーことでキャンプもしくは車中泊を考えている.
ヒ素が含まれているという蘭越の水柱被害も気になるけどな.

開催日が前後するが『ニセコグラベル』の前にはブルベ3本に出走予定.
うち2本はエントリー済.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠/2023

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖/2023

後者は『オホーツク1300』と一部コースがかぶるが,前者の『知床300』,つまり知床峠をチャリで登るのは初.
言うなれば500ブルベ.
楽しみである...そやけどクマ,出―へんやろな.

この2本のブルベはAJ-H名物「パラダイスウィーク」に組み込まれている.

ゆえにお祭り的な側面もあって,11日には集合地点である「北見自然休養村センター」にて焼肉パーティ,12日は名物のゴール後「おつカレー」,13日にも交流会が開かれる.
中2本しか出ないKazchariも11日の焼肉パーティにちゃっかり参加.

そう,ありがたいことに,北見自然休養村センターは宿泊もでき,予約済みなのだ.この時期の宿は混む&高いので助かる.

そして9月にはBRM902北海道200km釧路が開催される.
こいつには有給チョイ足しして,ブルベ外で道東を少し走ってみたいな.

以上,チャリ三昧(予定)の夏でした.
油断するとGWの二の舞に...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

道内のみなさまも,道外のみなさまも,ご安全にいい旅を.