BRM610きのこの山300km(その1)

2023/6/10 Sat

晴れ男はどこにいる

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曇り.温度:15 ℃,湿度:83%,体感温度:14 ℃,風速:23.7 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ BRM610きのこの山300km(その0)

ここは「ふとみ銘泉」リラックスルーム.

めずらしく,比較的短時間で深い眠りについたKazchari.
一旦,2時過ぎに目覚める.
だいたい5時間睡眠.
ショートスリーパーなKazchariなので,十分と言えば十分な睡眠時間...かな?

ショートスリーパーとベジタリアン

まどろいの中,”起きるか起きまいか音頭”を踊っていると,ヴァイブレーションアラーム発動!
4時になった.
アラームを止めて身体を起こす.
周りを見渡しても誰もいない.
どうやら,昨夜この部屋を使ったのはKazchariだけのようだ.

顔を洗いにロッカールームへ.
途中の窓から外を見ると,どんよりとした曇り.
雨が降っていないだけでありがたし.

例によって朝風呂は6時からなので今回も入れない.
こればっかりはねー.

チェックアウトして駐車場へ.
既に明るい.
壁際につけたハスラーのバックドアを開け,ビブとジャージに着替える.
ジャージはBRM200記念の長袖ジャージ.
正直,着心地はイマイチだが,ロングライドは長袖が良い.
後は...気分かな.

一方のビブはパールイズミの「メガビブパンツ」

ブルベの際はこれ一択.
サドルが少々硬くても,こいつの極厚パッドで無問題.

ナビで確認すると,ここからスタート地点の屯田公園まではクルマで30分ほど.
近い近い.
やっぱりこの宿は便利だ.

走行車両が少ない中,スタート地点へ向かう.
朝飯の買い出しをどこでするか迷っているうちに目的地到着.
なんや,すぐ隣にコンビニあるやん(本日の最終PCでした).

「日本人は米!」っつーことで,おにぎり2個とバナナ,缶のブラックコーヒーを購入.
サイクルジャージにブルベベストという正装なお客さんもチラホラ入店してくる.

サイクルイベントでよくご一緒するOさんを発見.
Oさんと言えば,雨や強風などの悪条件をこよなく愛する...いや違うな,その対処方法の開発に情熱をかける〇〇サイクリスト.

一方のKazchariは極めてノーマルなので「いやいやOさん,晴れそうですね~ だひゃだひゃ」と煽る.
Oさん,「いやいや風”が”強いですね~」となぜかうれしそう.

屯田公園の駐車場にてチャリを下ろしてセッテイング.

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確かに風が強い上に少々寒い.
おまけに雨も降ってきた.
ウインドブレーカーを羽織る.

本日の装備品,最終確認.
サドルバッグ(オルトリープ)に何を積んでいくか問題.

これ以上雨が強くならないことに期待して,レインウェアはジャケットのみ持参.
走りにくくてしょうがないレインパンツは置いていくことにした.

その空いたスペースにロングフィンガーグローブを突っ込む.
そして,この時の判断で一番助かったと思ったのが,モンベルのGORE-TEX オールラウンド ソックスである.

今降っている雨が止んだとしても,路面はしばらくの間びしゃびしゃ.
フェンダーを付けていないので,背中の汚れは致し方ないが,シューズへの水の侵入は防ぎたい.

事前に,このオーバーソックスをソックスとシューズの間に履く.
さすがGORE-TEX,今回はその性能を100億%果たしてくれた.
スタートからゴールまで足元はずっと快適.
いい買い物をした(高いけど).

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さて,5時45分ブリーフィング開始.
リストを見ると結構なDNS者が...(47名中9名)
まぁ,この天気やしなぁ.Kazchariも札幌民やったらDNSしてたかも.

ブリーフィング後,公園トイレにて最後の軽量化(紙がないので注意).
車検を終えて6時.いよいよ300ブルベのスタートである.

雨は止んでいた.

これまた道内ブルベでよくご一緒するTさんの後ろに付かせてもらう.
まずは5,6人程度のトレインでゆっくり進む.
旭川民のKazchariに,札幌の土地勘はほとんどない.
田舎道に出るまでは,道をよく知っている人の後ろにつくのが正解.

Tさんのチャリにはリアフェンダーが付いていた.
とは言え,少々の泥はねは避けられない.
噂ではPBP:Paris–Brest–Parisでフェンダーレスのチャリはものすごく嫌われるとのこと.
やはりブルベは紳士のスポーツですな(そうか?).

しばらくTさんが先頭だったが,そろそろ街を抜けるタイミングで後ろから追い抜いていくチャリあり.
そちらにトレインを乗り換える.
その先で追いついたランドヌールと三人で,しばらく進む.

この頃には空に晴れ間が見えてきた.
そして気温が上昇.
ふぉっふぉっ,正に“自称”晴れ男の面目躍如である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

本日の第一関門,こばやし峠に向かう斜面で,先行を決めたKazchari.

先行するOさんらを追い抜くと,STRAVAで何度も見た「こばやし峠」の碑が見えてきた.

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あれ? ここって,こんなに短い峠やったんや.やや拍子抜け.

記念写真を一枚だけ撮って,即ダウンヒル.
ここで先程斜面で追い抜いた方々に抜かれる.
ダウンヒルが苦手なKazchari.

いやいやいや,こんな濡れた未知の道を,よくあのスピードで下れるもんだ,と感心.

ここからしばらく交通量の多い幹線道路を走る.
途中,学生服の高校生に引かれたり,路線バスとのデッドヒートがあったりと,ペースが落ちる.うーみゅ.

そうこうしているうちに,再び山エリアへ.
“自称”おっさんヒルクライマーとしては,ここでかかる.
以後,本日のブルベもここからゴール直前まで単独行となる.

一山越えて,公衆トイレで休憩.

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また森の中に入り,ヒルクライム開始.
このブルベ前半の特徴であるアップダウンが続く.

https://ridewithgps.com/routes/43038894より

なーんか,また曇ってきた.
雨というより霧雨.

普段はコンタクトのKazchariだが,300km以上のブルベからはメガネを使っている.
長時間になるとコンタクトはキツイのだ.
メガネ着用時は当然バイザー付きヘルメット.
Kazchariは旧製品「OGK KABUTO R1」を愛用.

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やや重めのエアロヘルメット.
頭頂部にはヘッドランプ用のGo-Proアダプターを装着.

今は「R2」に進化.

どっちのヘルメットSHOW~ロードバイク編

霧雨の中,バイザーに水滴がつく.
グローブでぬぐう.
こういう状況下では,サングラスより良いかも.

ジャージが濡れることもなく,寒さも感じない.
ヒルクライムにはちょうどいい気温.

「支笏湖国定公園」の看板が見えてきた.
特に頂上らしい頂上もないままダウンヒル.
開けた視界の先には支笏湖があった.

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いやいやいや.まさかここまで晴れるとは.
DNSしないでよかった.
すでに昨年のリベンジを果たせた気がする.

このまま順調に下り,支笏湖畔の周遊道路に出る.
久々の平坦およびやや追い風基調となり,下ハン握って距離を稼ぐ.
ここは非常に気持ちよく走れた.
結果,写真を全く撮らなかった.

さて,またまたヒルクライム開始.
今度は美笛峠を登る.

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昨年はがけ崩れで通行止めとなり,迂回を余儀なくされた峠である.
以前クルマで走った.
まだそんなにキツくない.
ラスボス(オロフレ)前のウォーミングアップ的な?

ただし...交通量がめちゃめちゃ多い.
特に大型トラックの追い越しはヤバイ.
全く車間をとらない.
おまけに前方からも追い越しクルマが次々にやってくる.
ホンマ,チャリの存在なんて全く認識されていないに等しい.

路肩の状況も最悪.
砂利だらけ,陥没だらけ,溝だらけ.
よくパンクしなかったものだ(伏線)

極めつけはトンネル!
長くて路肩が狭く,道も荒れ気味.
複数のライト(特にリア)と反射ベストは,ブルベじゃなくても必須装備かも.

OLIGHT SEEMEE30

[TRIWONDER] 反射ベスト

なんとか無事に峠を下りきって計103km.ようやく本日最初のPCにたどり着く.

おっと,その前に昨年,道内で初の廃駅となった道の駅「フォーレスト276大滝」前でパチリ.
ここはなんつっても,総工費数億円だかの「黄金トイレ」や「自動ピアノ」で有名だったはず.
ようするに金のかけかたがおかしい.
つぶれた理由がわかる気がする.

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で,その隣のPC1「きのこ王国」には10:43着.
山岳ルートにしては,まずまずのペース.

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ここは有人PC.
主催のS山さんが待機していた.
その隣にはなぜか見慣れたオレンジジャージの”鉄人”T夫さんが.
「さすが,T夫さん,速いぜ!」と感心してたら膝の痛みでDNFしてクルマで移動,運営側のお手伝いをしているとのこと.

すると...「Kazchariさん,一番で到着ですよ」と告げられる.
ありゃ,マイペースで走ってただけやけどなぁ.
他の参加者はラスボス(オロフレ)に備え,力を貯めているということなのだろうか?
(チャリでは)初コースなので,ペース配分を間違えたかと少々不安.
とりあえず補給だな.

トイレに行くと新鮮な湧水が.
まず水を補充.

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S山さんに「ここ(きのこ王国)を過ぎると補給場所ないんですよね?」と確認.
すると「数キロ先にホットシェフ付きのセイコマがある」というじゃぁ,あーりませんか!

今日の昼飯はそこだな.

(その2へ)

BRM610きのこの山300km(その0)

2023/6/9 Fri

メリとハリ

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いよいよやってきました2023BRM610きのこの山300

台風が来るとか来ないとか,不安定なお天気の北海道.
悪天候ならDNSアゲインか?
降るか晴れるかドキドキの中,さてどうなりますやら...

話は前日,つまり金曜日から始まる.

ブルベのスタート時間は明日土曜日の朝6時.
札幌の屯田公園発である.
とてもじゃないが,当日の朝,旭川から現地に向かうのはいろいろな意味で危険.

迷わず前泊を決定.

あわてて出発するのはイヤなので,金曜日は朝から1日有給休暇を取得.

午前中,久々にスマートトレーナーからDomaneをドッキングアウッ!

庭で洗車をする.

さすがにほぼ室内トレーニング専用機なので,それほど汚れてはいない.
いわゆる水なし洗車を実行.
チェーンやディレーラーなどの駆動系を入念に.

なんだかんだでいつも,数年前に見たこの動画通りにしている.
ただし,ワコーズ製品は高い.
質は最高やねんけどな.
昨今,値上がり中...

ワコーズ(Wako’s)WAKO’S(ワコーズ) フォーミングマルチクリーナー + チェーンクリーナー セット

今のストックがなくなったらメーカー換えを検討中.

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「バイク用」とあるけどチャリもOKっしょ.
需要があるのか,モーターサイクル用の方が多少お安い.

そういえばブルベ参加は久しぶり.
ほんまやったら「十和田200」がシーズン一発目やってんけどな.

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

つーことで,おそらく昨年10月の「石狩200」出走以来だろう.

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

「300」となるともっと前か.もしかして2019年の「北村300」が最後?

今回の「きのこの山」は300kmでデータ上の獲得標高3272mという,なかなかの山岳ブルベ.
ただし,その断面図が潔い.

https://ridewithgps.com/routes/43038894より

よくこんなコースを考えつくもんだ.
こういう極端なレイアウト,嫌いじゃないわ.

つーことで,14時過ぎに出発.
向かうは常宿ふとみ銘泉である.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

当然ながら高速代ケチって下道.
12号,275号を使う.
月形あたりで取り締まりパトカーをやたら見かける.

2時間半ほどで到着.

先に宿の前にあるセイコマで水や補給食を買い出し.

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17時頃「ふとみ銘泉」にチェックイン.

共済割引にて入浴料無料.これがありがたい.
さらにリラックスルーム雑魚寝のオーバーナイト料金にて一泊¥1,400で一晩過ごす...のだが,これまた昨今の値上げ攻勢で,入浴料の追加料金¥200を払う.寒い時代だ.

早速の温泉およびサウナを堪能.
屋上の外気浴が心地よすぎたのか,一発目からけっこうな”ととのい”の波.
ふらふらして,風邪でもひいたかと思った.

3セット後あがる.
で,夕食.
あまり期待せずに頼んだ「とんかつ定食」¥1,390がなかなかの味とボリューム.

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豊富にそろったコミックから,最近ご無沙汰だった『キングダム』を数冊手に取る.
まだ「趙」が陥落しないのだが?
いったいいつ終わるのだろう?
単純計算で70巻×6カ国で420巻か.うなアホな.

キングダム 68

それにしても,相変わらずすんげー描きこみ.
馬の行列とかえげつない.
これって,デジタルじゃなく手書きやんな?

21時になった.
明朝は4時起きなので早めに寝る.

リラックスルームのごろ寝スペースへ.
さすが平日.誰もいない.
愛用のアイマスクと耳栓を装着.

aimeve アイマスク 睡眠用 安眠 快眠 グッズ 遮光率99.99% (睡眠栄養指導士推薦) 3D 立体 軽量 目隠し (ブラック)

バイブレーション式の目覚まし時計を,枕がわりにしたタオルの下に設置.
これで他の人の迷惑にならず起床できる.

さぁ,明日の出走が楽しみだ...と,意識が海底に沈んでいく.
そんなヴィジョンが脳内に展開されると同時に...落ちた.(その1へ続く)

https://randonneurssapporo.net/2023brm610%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%ae%e5%b1%b1300/より

雨の週末~こんな時は...

2023/6/4 Sun

退屈を楽しむ?

昨日から雨が降り続く北海道.

それでも土曜日の夕方は「花神楽」にてサウナ.
露天からは青い空と美しい夕焼けが見えた.
ワンチャン,翌日曜日は晴れるかも...と思ったが甘かった.

日曜朝も,目を覚ますとしっかり雨.
ぐわー,これで休みのライドがつぶれた.

チャリに乗れない休みは実に退屈.
いや,この思考は危険だ.
日本人はとかく予定を埋めたがるクセがある.
ゆったりと流れる時間を味わいつくす...無理だ.

天気が悪いなら悪いで別の娯楽を見つけよう.
Zwiftとかネットとかガンプラとか...いつもの平日と変わらん.

朝食&洗濯物干しを終えてネットに接続.

昨日スタートの「BRM603宗谷600」
SNS上にて参加者が次々にDNF報告.
正に阿鼻叫喚.
既に土曜日のオロロンライン北上時からして雨と爆風,しかもアゲインスト.
おまけに低温.おそらく10℃以下.
制限時間を考えるとロクに睡眠もとれないだろう.

ほぼ全ブルベ制覇の知り合いの”鉄人”さえも完走を断念という過酷さ.
みなさんの無事をお祈りします...

やっぱ,雨のブルベはいかんな.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

つーことで,外乗りは早々に諦め,Zwiftで「MAKURI ISLAND」を40kmほど散歩.
そのお供として,Amazon Primeにて『ブレット・トレイン』を選択.

ブレット・トレイン

原作(原案?)は伊坂幸太郎の『マリアビートル』

マリアビートル (角川文庫)

いわゆる「殺し屋シリーズ」の一冊.
原作を読んだのは何年前だったかなぁ.
残念ながら内容はほぼ忘却.
一時期,伊坂節とも言える独特のせりふ回しに夢中になった時期がありました.
最近の著作は読んでない.
今度,久々にチェックしてみるか.

さて,ある意味新鮮な気持ちで鑑賞した映画版.

ドンパチドタバタのコメディ映画としては,まぁまぁ面白かった.
舞台は日本っぽいどこか架空の世界(ということにしておこう).

主人公は運の悪い殺し屋っつーか便利屋「レディバグ=てんとうむし」.
カウンセリングを受けて新しい生き方っつーか意識改革中.

そこに次々に現れる殺し屋たち.
その群像劇.
突然現れては過去編があったりなかったりで...最終的にはほとんどが死ぬ.

2時間でこれだけ大人数のキャラを立てるのは難しいが,原作がしっかりしているせいか,どのキャラも割と印象に残る.

ただし...画も脚本もどことなくチープ.
ブラピ,真田広之(&サンドラ・ブロック)という豪華俳優を使っているのになぜ?

画に関してはやっぱCGかなぁ.
劇場だと音響も伴って異なる印象なのだろうか?

せりふ回しも何か「タランティーノっぽい何か」という印象が最後までぬぐえなかった.
これは伊坂幸太郎の原作からしてそうだっけ?

で,Amaの低評価レビューを見てみると「日本の表現に失望」という意見だらけ.
まっ,そこはいいのでは?
たぶん新コロ大流行中の撮影なので仕方がない.
これだけの情報社会である,それに日本人のスタッフも多数参加している.
もしかすると確信犯かも.

さて,朝食分のカロリーを消化した後は,シャワーを浴びて昼食.
そこへラグビースクールの合宿に参加していた息子が帰宅.
案の定,大雨の中の試合だったらしい.
それもいい経験だ息子よ.

この年になってつくづく思うことがある.
なんだかんだで少年期~青年期にかけてスポーツをやっていて良かったと.
Kazchariの場合は,剣道と陸上(長距離)である.

その経験が今の丈夫で健康な体につながっている(外傷は多め).
今でも身体を鍛えることに喜びを感じる.
また,肉体的に辛い時には「これはトレーニング」と自分に言い聞かせることができる性格に育った.

グロング GronG ダンベル 2個セット

トレーニングベンチ

そんな遺伝子の提供は元より,子供の頃に多くのスポーツの機会を与えてくれた親に感謝したい.

そうだ,退屈なら筋トレをすればいいのよ!

つーことで,今回のAmazonセールでも健康グッズ系をちょこちょこお買い物.
究極の自己投資!と言い聞かせて.

さて来週はサイクルイベントてんこ盛り.
最近怪しい「晴れ男としての矜持」は...はたして.

ガンプラ女子?~百式事件

2023/6/2 Fri

ファンタジー

YouTubeのまとめサイトに面白い記事がアップされていた.

コメントを読んで(聞いて)朝から大爆笑.

「嘘八百式」だの「ラーの鏡」だの「見えるぞッ,私にも敵が見えるぞッ!」だの「サボテンが花をつけている」などの大喜利状態.

一部「このガンプラ女子は実在していて,撮影者はお父さん」「性自認は女性」という擁護の声もあるけどな(これも笑える).

パソコン通信の時代からも,男性が女性のふりをして書き込む,いわゆる「ネカマ」と呼ばれる人たちはいた.
文字情報だけだとバレにくかっただけ.

この頃はある種の変身願望や,だまされている男性ユーザーをからかうという少々歪んだ目的があったと思われる.

その後,スマホのコモディティ化,回線・速度の向上によりSNSが普及.
画像や動画のアップによって,再生数はもとより,いわゆる”お布施”で稼げるようになってから「ネカマ」業界は以前より活性化していると想像.

オートバイやロードバイク系YouTuberも「女装したら再生数やフォロワーは増えるのか?」的な実験動画を上げて,それを証明してたりする.

まぁ「キャンプや釣りなどのアウトドアやガジェットといった本来”おっさんの趣味”に女性を組み合わせる」というのは,ここ最近のコミック・アニメの定番ネタでもある.

これは「意外性」の他,「俺たちの趣味を理解してくれている!」というおっさん側からの熱い支持のあるからと思われる.

しかし,そのほとんどはファンタジー.

いや,ガチで好きな女子もいるかもしれんが,基本的には表に出てる出演者だけが女子で,企画,撮影,編集,宣伝などは,ほぼ”おっさん”が裏方と思っておくぐらいがちょうど良い.

そっか,アイドルって,もともとそんな存在やったな.

ネット回線・速度が向上し,画像アップが普通になって以降,SNSに映り込んだ顔で正体が判明した事例は他にも結構あるらしい.

まっ,別に犯罪でもなければ誹謗中傷でもないので,ただのお笑いネタにしかならんけど.

つーことで,たまたま先日作った全身金メッキ仕様の「MG百式ライズカイン」があったので,撮影してみた.

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うわっ,しっかり(おっさんの頭が)映ってるわ.

レトロなGW後半戦~ガンプラな日々再び?

今回正体ばれした人はメッキの上にクリア塗装で仕上げたらしいけど,Kazchariのライズカインはドノーマル素組み.
それでいてこの反射.
かつての銀色下地にクリアカラーのアメ車塗りが懐かしい.

みなさんも「百式」には気を付けましょう(何に?)

リベンジ!『きのこの山300』~その準備

2023/6/1 Thu

2度目の正直...

昨年エントリーしながらも,雨天のためDNSしたランドヌール札幌開催のブルベ『きのこの山300』

もうすぐ300kmブルベ~BRM528きのこの山参戦とベルの話

懲りずに,いや期待をこめて今年もエントリーした.
先日開催された『十和田200』を“諸事情”によりDNSしたので,この『きのこの山』が今季初ブルベとなる.

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

申し込み確認の連絡が届いたので準備を始める.
出走者リストを見ると計47名となかなかの人数.

このブルベ,何が良いって,まずコース設定が魅力的っ!

https://randonneurssapporo.net/2023brm610%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%93%e3%81%ae%e5%b1%b1300/より
https://ridewithgps.com/routes/43038894より

見よ! この極端なレイアウト.まるで今年のジロ第20ステージの真逆だ.
前半の山岳でヤラれた後は見事なまでの平坦路.
素晴らしいコース設定だ.
昨年走った『トカプチ400』にも通ずる.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

チャリで走るのは初めてだが,クルマやオートバイでは何度も通っているので土地勘は(なんとなく)ある.

やはりオロフレ峠攻略が最大のポイントだろう.

https://noboranaindesuka.work/hillclimb-hokkaido-orohure-toyakolake/

ふむふむ.まずは補給に要注意やな.
グルメにはあまり興味なし.コンビニ食上等.

札幌6時スタートなので,前日は常宿ふとみ銘泉のリラックスルームで就寝予定.あそこのサウナはベネ.

チャリはもちろん信頼と実績のDOMANEをチョイス.
ISOスピードのおかげでEMONDAとはロングライド時の快適さが異なる.

普段はスマートトレーラーで使用しているため,ドッキングアウト.

300km以上のブルベはフロントライト2灯必須なので,アクセサリーバーを追加し,ライトとGPS(Kazchariは専用機派)を装着.

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サドルバッグには”転ばぬ先の”輪行袋と防寒具(レインウェア),食料かな.

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サドルは...まっ「300」なので,革に変えずともノーマルで大丈夫でしょう.
極厚パッドのビブでケツ痛に耐えるッ!

ディスクブレーキの制動力にすっかり慣れてしまったので,リムブレーキの非力さはやや心配.まっ,ゆっくり下りましょう.

本番前に洗車&整備して試走もしておこう.

特に問題が発生しなければ15時間程度でゴール予定(100km5時間ペース)
21時ゴールで,その日のうちに旭川に戻り,翌日は別のイベントに参加予定.

第六回キトウシ国際サイクリング

うん,某パラダイスウィークっぽくて良い(レベルが違うけど).

ただし,あくまで10日先の予報ではあるが,ブルベ当日は雨の模様.
「北海道に梅雨はない」⇒ スマン,そりゃあウソだ.

はてさて.

たらればのジロとリカバリーライド

2023/5/28 Sun

いろいろ反省

iPhone11 Pro

曇り.温度:21 ℃,湿度:50%,体感温度:21 ℃,風速:15.1 km/時,風向:SSW

今年の『ジロ』が終わった.

2週目までの,何か盛り上がらなかった『ジロ』が,3週目に入ってようやく本気出したっつー感じ.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

逆転のジロと『水魔』の話

特に第20ステージの狂気の激坂TTはスぺクタブル.

Gを破り,3年前のツール大敗北の雪辱の果たしたのはログリッチ.
誰もが声にならない声を上げたチェーン落ちからの激走.
すごかった.
シングルでも落ちるねんなぁ.
正に「逆転のジロ」の面目躍如.

感動的だったのが,総合下位グループのゴールシーン.
観客を煽る煽る.ウィリー!
この地獄のようなレースを乗り切ったという安堵感と満足感にあふれる表情が清々しい.
近年,こんなゴールは見たことなかった.

そして第21ステージ,ローマでの最終スプリントにて,まさかのカベンディッシュが優勝!

ゴール後のインタビューで知ったが,元チームメイト(SKY時代&同国人)のGがリードアウトする約束(?)をし,それが見事に結実した.
いやいや,なかなかないで,こんな展開.

アッカーマンの落車シーンは痛々しい.
ついこないだ経験したとこやし.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

ようするに(伝説の2018年ほどではないけど)面白く,興奮した第三週でした.

それでも...「たられば」を想像せずにいられない.

もし,天気が良かったら...
もし,レムコが陽性にならなければ...
もし,ガンナとゲイガンハートがリタイヤしなければ...
もし,チマコッピの第13ステージが短縮されなかったら...
もし,GがTTでヘルメットを交換していなかったら...(これは変わらんか)

一番の問題は山岳バトルがあまり見られなかったこと.
仕方ないとは言え,ちょっと,もったいない大会という印象やね.
さぁ,一ヶ月休んで次は『ツール』だ!

それはさておき,日曜日のライド.

昨今めずらしく天気予報が良い方に外れ,朝から快晴.
これは出かけねば.

あくまで主観だが,数ある天気サイトのうち「tenki.jp」が全然あたらんと思っているのはKazchariだけ? このサイト,いつも悲観的な天気予報ばかりする.

さて,グラベルを走り回ってドロだらけのTopstoneはお留守番.
本日はEMONDAで出撃.

Garmin先生の電源を入れると「今日は休息日」と表示.
仕方がない.
山はやめて平坦路にするか.

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熊が出たとか出ないとかで,近郊のサイクリングロードが一部閉鎖となっている.神居古潭方面は...大丈夫そう?

iPhone11 Pro
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出ました! クマ目撃看板! うん?令和3年? 古っ!
この先,草木でやや路面が滑りやすい.そっちの方が要注意.

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神居古潭着.
天気も良いし,結構な観光客.
チャリの押し歩きとは言え,橋を渡って旧駅舎前まで行くのははばかられる.

では,このままUターンして帰宅?
それはもったいない.

せっかくなので,深川市内まで移動.
「旭川200ブルベ」のルートで帰ることにする.

ファットなBRM911旭川200km(その3)

Garmin先生曰く「休養せよ日」なのであまり登らないルートを選択したつもり.
ゆえに,ここまで獲得標高は200mもないはず.

このまま平地で帰れるはずと思い込み,全く補給せずに,店も自販機もまったくない湯内方面へ向かってしまった.

これが見事に失敗.

思いのほかカロリーを使ってしまい,旭川手前のトンネルに入る寸前でハンガーノック.
ジェル補給で救命.
あるあるやね。

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市内に入ってからは,サイクリングロードを通って家を目指す.

前方から来た高校生のチャリを避けようと,進路を変えると,またしても土塊を踏んで車体がふらつく.
ヤバイ.ト,トラウマが...

その後,なんとか無事に帰宅.

昨日,衝撃のデビューを飾ったTopstone.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

すっかりその実力にほれこんでしまったが,我が主役機であるEMONDAもやっぱりいい.
軽さと加速力は圧倒的.
うちの新入り,2台ともお気に入り.
古参のDOMANEファットも加えて,これぞハーレム,一夫多妻.

夜は息子のリクエストで久々に「山岡家」へ.

支払いが現金のみでなく,電子決済が導入されていた.
これは助かる.進化したな.

一方,JAF会員サービスの煮玉子が中止になっていた.
そう,なぜか北海道はここ最近タマゴ不足.
セイコマに朝から並びを入れる人もいる.

夜はジロ最終日の中継を視る.

JSPORTS実況のNさん,ちょっとミスがひど...いや面白かった.
ローマ市内周回レースなのに「今,先頭が味の素スタジアム前を通過しましたぁ!」は言い間違いにもほどがある.
夜遅かったし,疲れている?
ああ,元々サッカー中継が本業か.ひっぱられたな.納得.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

2023/5/27 Sat

夢のユニオン

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晴れ時々曇り.温度:18 ℃,湿度:67%,体感温度:18 ℃,風速:17.4 km/時,風向:SW

ちょうど一週間前に納車された,我がNewマシン『Cannondale Topstone Carbon 2 Lefty』
実走のための準備やら何やらを経て,本日ようやくシェイクダウンと相成った.

まずは最大の懸念事項である携帯工具類,ようするにポンプとチューブについて.

Topstoneには,Canonndale独自のライト制御システム「SmartSense」なるものが用意されている.
対応ライトに対して電力供給やら,車接近探知用レーダーの設定などをスマホで設定できるらしい.
なかなかなハイテク装備で面白いっちゃあ面白いのだが,何しろ高価.
フル装備だと概算で5諭吉くらい逝きそう.

つーことでそんなもんはパス.
で,その取り付け基部には付属ベルトを通す溝がある.

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ここに予備チューブを取り付けるのが一般的な活用法.
早速,Amazonにて購入.

パナレーサー(Panaracer) 日本製 チューブ [700 x 40~45C] 仏式ロングバルブ(48mm)

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デカイ.
確かに,せいぜい28cまでのロード用に比べると,グラベルタイヤは太いのが当たり前だが,KazchariのTopstoneは44cという極太.

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通常チューブと比べると長さは変わらんが...

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幅が全然違う.
ツール缶に入れたらかなりの体積を占有しそう.
ゆえに,このストレージにくくり付ける運用法は悪くない.

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付けてみた.ぴったりである.
劣化や損傷を防ぐためラップを巻いた方がいいのだろうか?

そこに普段ファットバイクに装着しているツールボトルを移植(中身そのまま).

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うーん,なんかしっくりこんな.
長すぎる上に下部にあるチューブのおかげで,若干浮いてしまっている.
ボトルの切り欠きにひっかからない.
グラベルの振動で抜けてしまうかもしれん.

つーことで...

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こんなこともあろうかと,これまたAmazonで小型のツールボトルを買っておいた.

Z BOX S ツールボックス ゼファール(Zefal) 7086 Sサイズ 0.5L ブラック

中身をそのまま移し,ケージにさしてみると...

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なんということでしょう!
いわゆるシンデレラフィット.
完全にツールボトルの蓋の上部でひっかけられる.
さすがに携帯ポンプは入らないので外付け.

では,この装備でいきますか.
まずは近所のグラベルへ.

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第一インプレッションは...何この楽しい乗り物!?

ここまでの舗装路や坂をロードバイク並みの高速巡行.
手動でLeftyサスをアクティブ化し,躊躇なくグラベル突入!
速い速い.

ファットバイクがいかに重いのかがわかる.
それに前後のサスがカラダに優しい.

ガレている場所はやや不安だったが,44cタイヤで(今日のところは)無問題.

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昨夜の雨から想定し,付けててよかったass saver.

Coollooda 自転車用フェンダー

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新車だが,これがグラベルロードの宿命.
少し進んで河川敷ダートへ.

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「さぁ踏むで~」と思ったその時,道を横切るケダモノが...

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シカでした.デカい.

その後も狂喜乱舞しながらTopstoneの走りを楽しむ.
いつものファットに比べ,Aveで3~4kmは速い.
これがカーボンフレームの実力とでも言うのか!?

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冬季閉鎖中だった新開ゲートももちろんオープン.
ここに登るまでの坂もやはり楽.
手前に「クマ目撃情報」の看板があったけど...(一応クマベル付けてます)

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正に新緑グラベル.
出発時の曇りから時折,陽が差す.

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撮影用自立スタンドはいつもの「めだたんぼー」

青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア

サイドスタンドを付けたいところだが,カーボンフレームなのでNG.
気にしない人もいるようだが.

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変態装備のLefty.
新車らしく,余計なグリスがはみ出てきた.

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SHIMANOのグラベル用コンポGRX
新コロ時にはなかなか入荷しなかったらしい.
これまた新車ゆえか変速スムーズ.
ワイヤでこれならDi2だと...アカン,よだれが.

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程よいアップダウンの後は,楽しいダウンヒル.
タイヤとサスの性能が試される.
いつかのように転倒は避けたいけど.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

慎重に下る.
いやいや,むっちゃ安定してる.
ファットバイクとそん色なし.楽しい.
これは「愛山米飯林道」のダウンヒルも...クマがなぁ.

以下,このグラベルで一番画になる水際ポイント.

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林道を抜ける.

何かが足にあたる.
ツールボトル脇に付けた携帯ポンプだ.
チャリから降りて確認するとケージのマウントがグラグラしている.ネジが緩んだようだ.

グラベルを走ると何かが壊れたり,なくすのはよくある話.
携帯ツールを使って,マウントとポンプを外しておく.

自転車用小型携帯工具を新調~『TOPEAK MINI 20 PRO』

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ここもお気に入りポイント.

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河川敷ダートに復帰.
そのまま美瑛方面へ向かう.

ここのダートも毎年短くなっている.
舗装化を嘆くのは一部の変態だけだが.

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美瑛の名所「赤羽の丘」
これまでもファットで何度か来ていたが,やはり軽快さが全く違う.

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これで天気が良ければ...まっ,近いのでまた来よう.

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これまで入ったことがなかったグラベルにちょこちょこ進入.
時には行き止まり.
それもまた良し.

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いい汗かいた.
美瑛市街地の知る人ぞ知る,格安自販機で最強の栄養ドリンクを補給.

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ちょうど昼時.
ここまで来たら...サイクリストのルイーダ酒場こと,あの場所へ.
晴れてきましたな.

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少し時間をずらすとお客さんがおらず,注文しやすい.
もちろん,Yさんスペシャルである.美味し.
ほぼ同年齢のマスターSさんと,人生の残り時間について談義.

平均寿命は80歳らしいけど,いわゆる健康年齢は75歳ぐらいだろう.
Kazchariもアクティブに動けるのは後20年ぐらい.
つまり,この美しい季節を存分に楽しめるのも残り20回...
だからKazchariは,乗りたいチャリを買って乗る(無理はしてません).

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Kazchariの次に入ってきたお客さん,ある意味ウラメニューを注文.
魯肉飯と魯肉麺のダブル大盛りセット!
すんげー量.
なかなかない注文なので値段も決まってないらしい.

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そのまま帰るものなんなので,つーかどこまでも走れる,もとい「走れ」と要求してくるマシンなので遠回り.

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道の駅「ビルケの森」を経由して自転車道へ.
少し美瑛市内に進むと面白い分岐が.

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右は通常の舗装された自転車道.
左は...ごらんの通りグラベル
なんて新設設計!
オン志向,オフ志向どちらのニーズにも対応するとは!
恐るべし,美瑛!(違うと思う)

もちろん,TopstoneなKazchariはグラベルを選択! うおーっ!

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右の舗装路を走るチャリダーに変な目で見られつつ爆走.
いやいや,どちらも走行可能な万能マシン,それがグラベルロード!
実に楽しい.

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まっ,そんなサービスロードもさすがに長く続かない.
舗装路に戻る.
振り向くと十勝岳連峰.

晴天を越えて暑くなってきた.
標高稼ぎ&さらなる絶景を求めて,某農道へ.
少しだけ登ると後はずっと下り.
もちろんディスクブレーキ&極太タイヤの安定感.
楽しすぎる(何回目?)

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美瑛市内をパスし帰宅の途へ.
かついで渡る踏切を渡って...

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千代ヶ岡のセイコマで補給っつーか,おやつ.
クーポン50円引きの「リアルゴールド」とプリンを購入.
知らないうちにサイクルラックが設置されていた.
ありがたい.

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〆の河川敷グラベルを爆走.
このくらいの路面が一番面白いかも.

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つーことで無事帰宅.

いやあ,それにしても楽しかった.
これまでもファットバイクでグラベル走行を楽しんでいたが,もう感覚が全然違う.
イベントにも参加したけど,みんなこんなんに乗ってたんや...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

ファットなグラベルミーティングライド

ゆっくりとグラベルを楽しむだけならファットバイクでも問題ないが,そこまでの移動が大変.
クルマを使わない時は,相当の距離を我慢して走行する必要があった.

激走!愛山米飯林道ライド

苦肉の策として,TTバーを装着.
かなり巡行が楽になり,100kmイベント,200kmブルベに出たりもした.

ファットな100kmサイクリングin旭川

ファットなBRM911旭川200km(その1)

もちろんこれらも楽しい思い出..,っつーか達成感はあった.

そやけどTopstoneの乗り味を知ってしまった以上,もう夏のグラベル/林道/ダートは,それにグラベル探索にファットバイクを使うことはないかも...ぐらいの衝撃だった.

正直,DOMANEからEMONDAに乗り換えた時の違いはあまりわからなかった.
一応,比較記事を書いたけど,無理矢理感が...(汗)

Myロードバイクの乗り比べ~EMONDAとDOMANE

今回は明らかに違うね.
ホンマ,いい買い物をした.

今後のKazchariマシンの使い分けはこんな感じ.

EMONDA:舗装路のロングライド&ヒルクライム

DOMANE:ZWIFT&ブルベ

FATBOY:通勤,買い物,そしてスパイクはいての冬ライド!

TOPSTONE:もちろんグラベル! もしかしてこの快適さなら...ブルベ(300~)もいけるかも?

それにしても...形といい,カラーといい,機能といい,何かチャリに対して求めていた全ての条件を網羅している夢のマシン,それがTopstone
うん? 標準装備のドロッパーシートポストは...いらんかったかな.

次のグラベル・ライドが待ちきれませんわ.

逆転のジロと『水魔』の話

2023/5/26 Fri

反省

今年の『ジロ』は盛り上がりに欠けるという記事を書いたばかり.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

その舌の根も乾かぬうちにだが,その夜に中継された第18ステージはなかなか見ごたえがあった.

グランツール後半の山岳ステージにありがちな,先頭と集団(総合)で2つの戦いが勃発.

まずは先頭,つまりステージ争い.

ああ,ピノ...惜しかった.
思えばKazchariがロードレースを観るようになった2013年ではまだ新人.
全フランス国民の期待を一身に背負い,多大なプレッシャーの中で走り続けたその姿は,どこか痛々しい.
同じくフランス人のバルデも似たような境遇かも.

思い出すだけでも,下りでペダルが地面に接地して落車,蜂にさされる,第一ステージからゴール手前3km寸前での落車,膝をハンドルにぶつけてリタイヤ...
つい先日も怒りにとらわれて駆け引きを放棄,最後に伏兵に抜かれてしまう...あれ,今回も同じ?

ついでに,プライベートではヤギを飼っていることを散々フィーチャーされる心優しき漢.

栗村さんイチオシの,そんな人間味あふれるピノも,今シーズンでの引退を発表しているらしい(フランス選手権で勝てば撤回?).
そんな苦労人のピノに,ぜひとも,このステージで勝ってほしかった.

つーことで,ゴールシーンではタブレットの前で久々に叫んでしまった.
なんとか山岳賞は取れそうだし,今夜の第19ステージも動くか?

最後まで争ったザナも,プロチームからワールドチームに移籍し,イタリアチャンピオンジャージを着ている猛者.
しかも勝てばグランツール(しかもジロ)初優勝.
そら気合入るわな.

総合争いでは,第16ステージで活躍したアルメイダが不安の残る失速.
数年前のクイックステップ時代だったか,これ以上ない苦痛を浮かべた表情のまま,ペース走で山を淡々と登る姿が印象的.
その頃に比べると随分顔つきが変わった.
ヒゲ生やしてるし.
それでもまだヤングライダー.

調子いいのか悪いのか,謎に満ちた漢,ログリッチがやっと前に出た.
何か,かつてのキンタナの様なキャラづけになっている.

そして安定のG
マリア・ローザインタビューで「誕生日おめでとう」と言われた後,インタビュアーに「あなたも誕生日でしょ,おめでとう」と返したので吹いた.
真面目な顔でギャグを言う,それがG

ガンナゲイガンハートもいない中でこのポジション.
もし優勝すれば,ジロの歴代最長年齢になるらしい.

こういうのええね.
いわゆる中年の星.
マリアローザの表彰台で,同じく壇上に上がっていたニバリと握手(&写真撮影)シーンも泣ける.

つーことで,Kazchariは残りのステージもGを応援します.bet.

そやけど,やはり10年観続けていると,選手の入れ替わりに時代の流れを感じるね.
選手も変わり,チームも変わり,機材も変わり,戦術も変わる.
実に面白い.
単純に見えて多重的な見方ができる,それがサイクルロードレース.

なんで日本ではあまり人気がないんやろ?

ああ,一緒に住んでいる(ラグビーヲタの)ヨメさんもチャリレースに全然興味ないしな,そういうもんか.

最後におまけ.

諸般の事情でしばらく視聴できなかった『水星の魔女』第18話をようやく観た.

スレッタがひたすら可哀想.

とは言え...グエルやミオリネも,スレッタを解放するためにあのような仕打ちをしたわけで,今回に至っては“ボスキャラ”プロスペラさえも,やさしい(?)言葉をかけていた.
ただ,それがわかっているのは視聴者のみ.メタな構成だ.
ただ1人,“またしても何も知らないスレッタさん”なのである.

あれ? この状況ってどこかで見たような...って,『エヴァQ』のシンジくんと同じやん!
ってことは,ラストはハッピーエンドになりそうな気がしてきた.

今のところ,唯一の救いは地球寮のみなさん.
懺悔室(?)の仕掛けには笑った.

この脚本家には『ルルーシュ』という,何とも言い難い終わらせ方をした前科があるし,まだ油断できんけどな.

さぁ,今から『ジロ』第19ステージ観るか!

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

2023/5/25 Thu

個人の感想です

Kazchariは,2013年からサイクルロードレースを観戦している.

と言っても年中ではなく,5月と7月のみJSPORTSのサイクルパックに加入.
ようは『ジロ・デ・イタリア』『ツール・ド・フランス』のみを通して観ている.
あれ?『ブエルタ・ア・エスパーニャ』は? ⇒ 8,9の2ヶ月にまたがってしまうのでパス.

さて,今年の『ジロ』もいよいよ3週目に突入.
5/23,火曜日の第16ステージは,休息日明け203kmで獲得標高5200mという,完全に“あ◯おか”なコースレイアウトだった.

JSPORTSのオンデマンドも17時40分開始のフル放送.
夕食の時間も家族の白い目に耐えつつ,片耳イヤホンで視聴した.

結果からすると,ラスト4kmからのアルメイダのアタックとGの追走,遅れるログリッチェなど,総合勢初ガチンコの,そこそこ見どころがあるレースだったが,うーん,あまりエキサイトできへんかったなぁ.

つーか,1週目の最後にレムコという絶対強者が,まさかの新コロ感染でレースを去って以降,他の有力選手のリヤイヤも相次ぎ,現状わずか120名あまりと,実に寂しいプロトンとなっている.

”実はまだ終わってなかった”新コロ禍に加え,今年の『ジロ』は呪われているのか,というぐらい天気が悪い.結果,落車も相次いでいる.

大混乱の2023ジロ・デ・イタリア第5ステージ~痛いって

戦前には「雪の回廊を走るステージがあるのでは?」という,いい意味で画的に映える映像に期待したが,何のことはない,その第13ステージは,2回のコース短縮のあげく,距離も半分に短縮されてしまった.
距離が短くなる=つまらない,というわけではいが,期待された総合争いが全く起きなかったので,完全に肩透かし.優勝のための戦略的には正しいのだろうけど,視聴者としては...

もちろん,選手の健康や安全をないがしろにはできない.それはわかる.

しかし,今回のジロのイマイチさは,新コロと悪天候だけでなく,元々の参加メンバーにスターが不在だったことも要因だろう.

早い話,ポガチャルファン・アールト(もしくはマチュー)並の超人がいないと面白くない.
この3人,人間離れした強さの上に,何よりもレース,競い合いそのものを楽しんでいる感が強い.
時にはチーム戦略より,自分の欲を優先させている(ように見える).
今年のジロでは,ピノが少しその情熱的な性格の片鱗を見せたが,他は...優等生が多い気がする.

そして,昨年の『ツール』第11ステージのように,時を操る最強のスタンド使いのポガチャルを,ユンボが見事なチーム戦略で撃破したあの戦いは実に面白かった.

『ツール・ド・フランス2022 ステージ11』の感想~まるで...

https://www.youtube.com/watch?v=ssW6Vsq0pY8&t=233s

2週目終了後のインタビューで,Gが2018年のフルーム独走の件を聞かれて「あれはエンタメだ」と切り捨てていたのが気になる.

https://www.youtube.com/watch?v=fAEHFozxYwE

もちろん,英語なので,その意図を正確に汲み取ることはできないが,視聴者としては戦略優先,勝利優先でレースがつまらなくなるより,意地と意地のぶつかり合いが観たい.

一方で,近年のグランツールは退屈なステージがなくなった,と言われる.

移動日的な平坦ステージでも,どこかのチームが何かを仕掛けて(追い風分断とか),大波乱になることが増えてきた.
今回の『ジロ』は,かつての悪しき伝統,「今日はお休みにしとこ」の集団心理が,少し復活したような印象を受ける.
それだけ過酷なのだ,ということはわかっているけど.

...と,ここまで書いてて何だが,昨夜の第17ステージは割りと面白かった.

新城選手,集団を引きまくって,かなりの時間画面を専有.スゴいわ.
天気も良かったし,イタリアの風景が美しい.

うん? ここまで目玉ステージはないものの,なんだかんだで毎晩ちゃんと観てるKazchariであった.

さて,いよいよ今夜からは山岳3連戦.
情熱的な勝負で魅せてほしい.

噂されている,山岳TTのキャンセル事案は大丈夫なのか?

ジロ第20ステージがピンチ?UCIが懸念「このままならキャンセルもありうる」

SAYONARA with Memory~TREK TCT5000

2023/5/21 Sun

始まりの一台

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時に2006年.
Kazchariは”メタボ”と診断された.

ウエストサイズではなく,超音波による内診の結果であった.
それまでの立ち&動き仕事,しかもロクに食べなかった海外暮らしから一転,帰国後はデスクワーク中心になったのが原因であろう.

「こりゃいかん」と運動を始めることにした.

相手が必要,かつあまり唆られない球技系は選択肢にない.
筋トレ? 筋肉はつくけど痩せるのか?(当時は知識がなかった)

「そや!自転車はどないだ?」と,何かがきっかけで思いついた.

知り合いに自転車趣味の人はいなかった.
雑誌やらネットで少しだけ知識を仕入れて店(クランカーさん)に行った.

どうやらTREKというアメリカメーカーが有名らしい.
よくわからない製品はビッグネームにしとけば安心だろう.

店頭に置かれている車種に満足いかず,カタログを見せてもらう.
ハデハデなカラーリングの中,ブルーにシルバーのラインが入っただけのシンプルなグラフィックが気に入った.

「この7って何やろ? ランス・アームストロング? ああ何か名前だけ聞いたことがあるような...ツール・ド・フランス7連覇!? そりゃすごい」

程度の知識であった.

結局,取り寄せでこのフルカーボン・ロードレーサー「TCT5000」を購入.

¥280,000.当時は(今も?)立派な高級車である.
1週間で納車となった.

その間,ヘルメットやらウェア,シューズなどの用品をそろえる.
おっと,ペダルも最初からSPD-SLにした.

初めてのロードバイクは何しろ軽くて速かった(平地に限る).
それにホリゾンタルなフレームが美しい.
気のせいか,今のバイクよりもカーボンの作りが頑丈な気もする.

基本的な乗り方や暗黙のルール,マナーは全て独学.
週末は美瑛の丘を走り回り,慣れてくると朝練(20km)もするようになった.

やがて「美瑛センチュリーライド」「そらちグルメフォンド」「中札内グルメフォンド」などの,やや緩めなイベントに参加するようになった.

冬は乗らなかった.
圧倒的に負荷が足りないので,健康面への影響はあまりなかったが,悪化もしなかった.

重要なのはココロへの効果だろう.
自分が自分のカラダを操作しているという充実感が楽しい.

やがて10年が経過.

そろそろ新車が欲しくなり,2016年に「TREK DOMANE SLR」を購入.
ブルベヒルクライムZWIFTなど,より沼...おっと趣味にのめり込むようになった.

自転車趣味が人生を鮮やかにしてくれた.
その基礎を作ってくれたのは,まぎれもなくこの始まりの一台,「TCT5000」だった.

STRAVA上のデータで16,855km.
記録前にも10,000km以上は走っているはず.
晩年はほぼギア固定(変速不可になった)で3本ローラー専用マシン.

つまり,すでに主役機ではなくなっていたこいつが,本日,永遠に手元を離れることになった.

自転車という,世界で一番楽しい趣味を教えてくれた「TCT5000」

「ありがとう」...それしか言葉が見つからない.

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...そして,迎えたニューマシン.

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おや,このマークは?
視力検査?