2025/9/4 Thu
アレが欲しい
2024年の3月に「環島」すなわち「台湾一周」を達成した.
これまでの人生で1,2を争う楽しい海外旅だった.
バックパッカー時代の公共交通機関を用いた点から点の旅.
ジャマイカ時代の2年間の定住生活.
スキューバダイバー時代の目的が固定した海旅.
オートバイツアーのボルネオ島国境超え縦断旅.
もちろんこれらも悪くなかった.
その思い出はかけがえのない財産である.
「台湾一周」は,これらとは明らかに異なっていた.
メインの移動手段をチャリにしたことで,人,食,道,そして自由という旅がもたらす体験全てを得られた.
それらがバランスよく調和した充実の日々だった.
やはりチャリ旅は素晴らしいと確信.
あの感動をもう一度...と言っても,同じ場所のリピートより新しい刺激を”まだ”好むKazchari.
「台湾一周」の対の存在たる「四国一周」をすることにした.
ともに一周が約1,000kmらしい.
むろん,大阪育ちゆえ,四国には何度も行ったことがある.
今では疎遠だが香川と愛媛には親戚もいる.
オートバイに乗るようになってからも複数回走っている.
旅のハイライトは剣山スーパー林道と四万十川かな.
そして国道439号,通称「与作酷道」が印象に残る.
とは言え,最後の旅から20年以上経つ.
かなり雰囲気は変化しているだろう.
何より今度はチャリ旅.
見える景色,感じる景色,全てがこれまでとは異なることが期待できる.
四国一周には自転車向けのオフィシャルサイトも存在する.
思い立ったが吉日.
早速ネットを駆使して計画を立てることにした.
使用するチャリはもちろんBROMPTONである.
移動日2日を含む10日間の旅程.
四国一周旅のスタートは,オーソドックスに愛媛の松山とする.
奇しくも台湾一周の出発点も台北の「松山駅」である.
もしかして合わせてる?

旅は11月とした.
この時期は雨が少なく,紅葉が見事な旅のベストシーズンらしい.
逆に北海道は雪が降る時期だ.
当初は旭川発の航空券を探したが,飛行機の接続が悪い上に割高.
どう考えても新千歳からの方が便利.
幸い自宅近くのバス停から新千歳空港直行のバスがある.
そしてJALのようなレガシーキャリアとLCCの料金格差がエグい.
便によっては倍以上違う.
結局,新千歳ー成田ー松山の往復とし,キャリアをLCCにして,預け荷物なし,座席指定なし,機内食なしと極限まで削って¥25,000.
BROは宅急便にして初日と最終日に泊まるホテルに送ることにした.
こうして航空券,ホテルとも無事予約完了.
全てネットで完結.全く便利な世の中だぜ.
¥10,000払って「四国一周チャレンジプロジェクト」にも事前登録した.
「限定サイクルジャージ」やら「公式チャレンジパス」がもらえる.
ジャージはともかく,パスの方が重要.
一周したという何よりの証拠になる.
これと,台湾一周の証明書を提出すると...なんと,両島制覇の特別ジャージが無料でもらえるのだ.
デザインはともかく,レアなのは間違いない(そうか).
燃えるコレクター魂!っつーヤツやな.
つーことで,四国旅の目的というか,ココロの準備編でした.
旅に備えたBROMPTONのカスタム編も順次公開予定.
何かまたドス黒い野望がむらむらと...楽しいね.
