2025/12/24 Wed
悩んだけど買わんかった

先日のAmazon Black Fridayセールでは多くのモノを買った.
ケチケチ体質にありがちだが,消費活動には罪悪感がついてまわる.
しかもアラ還のKazchariは終活=不要品の絶賛処分中(そうなの?)
と言いつつも欲しいモノは欲しい.
衝動買いなんてもってのほかだが.
その「欲しい」を「必要」に脳内変換したものの,今回のBlack Fridayセールでは,最後の最後まで次の2品の購入で悩んだ.
1つ目は「加湿器」.
言うまでもなく,冬はインフルエンザの季節である.
一応予防接種は受けているが,そんなもんは気休めだろう.
インフルの型が変われば容易に感染・発症する.
免疫強化つまり筋トレと栄養管理,および帰宅後のうがい+洗顔はかかさない.
先月は中一の息子がインフルに感染.
5日間ほど自宅待機する事案もあった.
その期間がセールに重なっていた.
そこでKazchari,予防措置として寝室の乾燥をなんとかしようと「加湿器」の購入を検討.
ちなみに北海道では冬期間,洗濯物を外に干せないため,2階の廊下,つまり寝室の隣で「除湿器」を使って乾かしている.
ドア一枚で加湿と除湿が同居する.ややこしい.
で,その「加湿器」候補だが,寝室(6畳)に置くのにちょうど良いモノをと,サクラチェッカーを駆使しつつ選定.こいつに決定しかけていたが...
たまたまインフル予防に最適な室温・湿度について書かれた記事を発見.
そこでは「室温を20~25℃,湿度を50~60%に保つのが理想」とあった.
最初に「100均の湿度計を買って,一度寝室の状態を確かめよ」とのこと.

早速近所のダイソーにて購入.
寝室に一晩設置.
気になる値は...室温22℃! 湿度60%! むっちゃ理想的な環境やん!
加湿器不要な空間だった.節約完了.
もう1つは「Kindle Paperwhite」である.
3年前にも古いKindleデバイスをあらためて使い始めた,という記事を書いた.
その後,どうなったかというと...やはり使っていない.
記事にある通り,ダウンロードの遅さ,所有本の閲覧のしにくさ,ページ送りのもっさり感にイライラする.結局iPadに戻ってしまった.
Amazonセールでは自社製デバイスが屋安くなるのがデフォルト.
今回も相当安くなっていた(¥20,000以下).
前モデルと比べ,ページ送り速度が25%アップとか.
Kazchari所有の2013年モデルと比べると,どれくらい速いのだろう...と期待が高まる.
「これで読書量もはかどるぜっ!」と,ハイテンションでポチる寸前までいった.
念のため,購入前に「もう一度,今のKindleも使えるかどうか確認しとくか」と再充電し(micro-USB!),起動ボタンを押したのが運の尽き.
「おお,ちゃんと動くではないか」
「ページ送り? うむ,そんなに遅くない」
「E-inkは相変わらず目にやさしい(ブルーライトは?)」
「フォントの大きさも自由自在で老眼でも問題ない」
やっぱ,Kindleええなぁ...って,あれ?新しいの買わなくてもこの古いヤツ,そのまま使えるやん!
つーことで,最新型の購入はこれまたキャンセル.
ただし,「Kindle unlimited」の3か月間¥99のプランには再加入.
以前はバカ高い月額固定のサブスク登録していたが,節約のためにしばらく停止していたのだ.
新加入だけでなく,再加入も適応になるとは知らんかった.
これからはこのパターンでいこう.
...で,それから1ヶ月ほど経過.
再復活した「Kindle Paperwhite」を使っているかと言うと...また埃をかぶっている.
毎回同じ茶番を繰り返しそうな予感.
そうなのだ.
何をどう擁護しても,電子は紙の本にはかなわない.
雑誌の見開き問題もそうだし,印象的な文章やセリフへのアクセスも面倒だし,何より没入感や理解度は紙が圧倒.
それを証明するデータもガシガシ発表されている.
紙の本 vs デジタル画面│どっちが頭に入る?科学から見えた「最強の読書術」
これまでの習慣通り,図書館で借りて2週間内に読み切って(要するに〆切)返却...がベストな読書スタイルだな.
それでも以前に比べると読書量が減った.
その最大の要因はやはりネットと思われる.
知識欲はYouTubeの解説動画で”手軽に”満たされてしまう.
最近お気に入りなのは,『べらぼう』つながりで江戸の思想・習慣・風俗に関する動画.
これとか面白かった.
長時間読み続けるという「脳力」は枯渇しつつあるのか...
つーことでセールの誘惑に勝った話でした.
これから年末年始にかけても,様々なセールが行われると思われるが,突発的な物欲に負けず慎重に買い物をしたい(意味不明).

