2024/3/19 Tue
ついに折れる
曇り.温度:16 ℃,湿度:87%,体感温度:16 ℃,風速:13.0 km/時,風向:N
Day3(その1)はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day3 台中~嘉義(その1)
サイクリングロードは確かに快適なのだが,人里離れた道を走ることが多いために補給困難というデメリットがある.
昼近くにナビで「コンビニ」や「レストラン」を検索しても,周りに何もなかったりする.
この地域も同様だったが,川沿いにアーケード,奥に町っぽい場所があらわれた.
Google先生にも「カフェ」表示があったので休憩がてら行ってみることに.
うむ.カワイイ.
けど...食事はできなかった.
例によって,店員のおねーちゃんには英語が全く通じなかったので,ボードにあった「蜂蜜緑茶」(35元)を指さし注文.
「氷はヤバイかな」と思ったが,やはり冷たいモノが欲しい.
この店もネコモチーフだらけだが,台湾ではやたらにネコを見かける.
しかもたいてい太っている.
これは大事にされている証拠やね.
扱いがヒドイ国だとガリガリなネコだらけ.
犬のガタイも良いけど,こいつらは怖い.
店頭のベンチに座り,緑茶の冷たさと静けさを味わう.
刻が止まった感.
蝉の声は...聞こえないけど,脳内で反響している.
駄菓子屋に通っていた子供の頃にタイムリープ.
空腹だけどもう少しがんばりますか.
幹線道路に出た.
「全家便利商店」発見! 迷わず飛び込む.
例によって広大なイートインでゆっくりと食事.
日本のコンビニは未だにイートイン閉鎖中のところがほとんど(北海道だけ?).
そろそろ解禁してはどうだろうか?
ただ...マスクに関しては台湾人の着用率は日本人以上.
もちろん着用は任意ではあるが,これには驚いた.
さて,嘉義まであと少し.
この頃には日差しがすっかり強くなってきた.
信号待ちの間に,なんてこたない風景を撮る.
こういうのが後で良い思い出となる.
たぶんここは「六斗市」.
たぶんここは...水族館?
そういやこういう施設に全然立ち寄ってないな,今回の旅.
台湾の大地を走り回るだけで絶賛満足中.
遠目に「一瞬,桜か!」と思ったけど,全然違った謎の植物.
植物などの生態系に興味があると,外国旅行がさらに面白くなると聞く.
何度も踏切を越える.
台湾の鉄道は島をぐるっと一周しているので,いざとなれば輪行ワープできる.
輪行袋が必要な場合と不要な場合がある.
今回のKazchariのレンタル品に輪行袋は含まれていません.
心配な人は持参を.
嘉義の街に到着.
ちょうど小学生の集団下校時間.
前方に停車しているスクーターに注目.
ほとんどの人がダウンジャケットを着ている.
いくらバイクとは言え,暑くないのか?
後方に見えるのは「嘉義大学」の門.
国立大学だそうな.
留学生の受け入れにも積極的.
どうだ,うちのアホ息子.台湾の大学なら学費サポートするぞ.
16時半,なんだかんだで市内中心にある宿に到着!
宿泊客だろうか,人がたくさんいる.
レセプションで並んでいると,別のお客さんから「わたし,先」と日本語で注意された.
すんません.気づきませんでした.
そう,受付のねーちゃんがワンオペで明らかにオーバーワーク.
明らかに人が足りてない.
ようやくKazchariの番.
ねーちゃんの第一声「ニッポンジンデスカ?」で,やっと日本語ができる受付に会えたと思ったkazchariが甘かった.
他の説明は全部中国語.英語は通じない.
翻訳アプリを立ちげるのも面倒なので,中英日のちゃんぽん(+身振り手振り)で理解を試みる.
無事チェックインできたのでヨシ.
さて,ここ数日Agodaで予約しまくっているせいなのか,知らぬ間にVIP会員となっていた.
どうなるかというと異様に安いバーゲンセールが突然オファーされるのだ.
本日の宿もやたらに広いシングルルームで¥3,000を切っていた.
ホテル側も空室を出したくないので,どんどん値段を下げていく.
そこをタイミングよく捕まえるとかなりお得だが,まるでギャンブルやな.
チャリはロビーに置かせてもらう.
ここから部屋まで荷物を運ぶのだが,パニアを外さず必要なモノだけを1回で運ぶコツを身に着けたゾ!
で,部屋がこれ.
ペプシ缶のようなものはイスである.
枕元の電話も変.
どう見ても部屋に不釣り合い.
不思議なことにシャワールームにカーテンがなかった.
トイレ併用の浴室,びしゃびしゃやん.
しかもこのホテル,洗濯機がないらしい.
うーむまさかの手洗いか.
例によって窓もないので外干しもできない.
いずれにせよ,汗だくのウェアは洗わないとクサイ.人権が欲しい.
そこでKazchari家に代々伝わる30分洗剤漬け&3回すすぎで対応する.
アルファックス AWAT(アワット) シャカシャカウォッシュバッグ 6Lサイズ 洗濯袋 洗濯バッグ 旅行 アウトドア 防災グッズ 37×62cm AP-437918
アタック ZERO ワンパック 液体洗剤 10g ×7パック 旅行用 小分け
幸い大き目のバスタオルが2枚あったので,絞ったウェアを挟んで圧縮吸水.
ビブのパッドなど乾きにくいところはドライヤー.
これで朝に着れる程度には十分乾く.
一息ついたところで夕食へ.
宿の立地がよく,周辺はいい感じのお店だらけ。
庶民と高級の間っぽい店が並ぶ.
さすがに連続コンビニ飯は気が引けるので,今晩はちゃんとした食堂に入ろうと思う.
すると,1つ問題が...手持ちの現金がないのだ.
残り200元ほど.
仕方がない.
コンビニATMで下ろすかとセブンイレブンへ.
空港と違ってパーフェクトに中国語表記のみ(本当は英語にできるけど).
漢字から操作を類推...できるかー!
そこでGoogleレンズの翻訳機能発動.
それでも操作方法を間違ったのか,何かのエラーが出てカードが出てこない.
まっまさか,こんなところでカード吸い込み事件発生か!
慌てて店員を呼ぶが,やはり英語での疎通不可.
ついに互いのスマホの翻訳機能を介して会話.
そうこうしているうちに,操作時間のタイムアウトになったのか,カードが吐き出された.
よ,良かったぁー.
ついでに店員さんに引き出しの方法を訊いてみる.
曰く「あなたのクレジットカードでは現金は引き出せません」との返事(翻訳アプリ).
な,何ぃー!
確かに全てのATMがカード引き出しに対応しているわけでないと聞いたことはあるけど...
セブンであかんのか...(と,これは後にKazchariの誤解と判明).
いずれにせよ,現金がないと困る.
一旦,外に出てスマホで「台湾 コンビニ ATM」で検索.
「なんや,この手順でええんや」と,別のコンビニで再度引き出しに挑戦.
あっさりと,2,000元get.
先ほどのセブンでの出来事は何だったんだ...
で,21時の閉店間際だったこの店に飛び込む.
指さしで注文しようかと思っていたら,店員さんが日本語メニューを持ってきてくれた.謝謝.
で,「黒ゴマ汁なし麺」と
「カニ焼売」を注文.
美味し.
腹もふくれたところで少し散歩.
台湾は閉店時間が全般に遅め.
たとえばこの「MERIDA」のショップ,22時近いこの時間もまだやっている.
外から覗いただけだが,今思えば中に入れば良かった.
いかにもな台湾限定品のボトルとかジャージとかあったかもしれんのになぁ.
で,宿に戻る.
コンビニで買った明日の朝食.
黒っぽい缶は台湾製のコーヒー.好みの味だった.
おっと,プロテインは就寝前に飲みます.
なぜかこのプロテイン,後の旅では見つけることができなかった.嘉義限定品?
こうして嘉義の夜はふけ,Day4へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day4 嘉義~高雄(その1)