2023/4/14 Fri
ダメ人間
誰かがアップしていた動画で,23年冬アニメ覇権!と吠えていたのが『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』だった.
”内容を全て説明する長いタイトル”からしてわかるように,ラノベ原作のラブコメ・アニメである.
Amazon Prime Videoにて配信されていたので途中からリアタイで鑑賞.
第一話は3本ローラーの友だったが,観ながら爆笑して途中で何度かずっこけそうになった.
「ホットケーキにバターとはちみつとメープルシロップとホイップクリームをのせ,さらにチョコレートチップをふりかけ,つぶあんを脇に添え,ドリンクはコカ・コーラ」という感想で集約されるほどの激甘ストーリーである.
ようするにストーリーなんてあってなきがごとし.
互いに相手への好意を全面に押し出しているのに,全く告白しようとしない系ジャンル.
有名どころでは『からかい上手の高木さん』が近い?(異論は認める)
最近のヒット作では『その着せ替え人形は恋をする』もかな.
こちらも高校生のラブストーリーだが,ここからエロ要素をかなり差っ引いた感じ?(こちらも異論は認める)
他にもいわゆるラブコメ原作のアニメは他にもたくさんあるやろうけど,Kazchariもそれほど詳しいわけではない.
つーことで『天使様』全12話鑑賞.
実に面白かった.
こんな50を越えたおっさんを悶絶タヒさせるとは...タダモノではない.
他のおっさんはどうか知らんけど.
以下,微妙にネタバレ.
そやなぁ,Kazchariが一番好きなのは第11話.周が寝ぼけた真昼を彼女の部屋のベッドまで運ぶシーン.
(周と思われる)写真や(周にもらった)ぬいぐるみと並び,レシピ本がズラっと並んでいたこと.
真昼は実際の調理場面では,レシピ本などを一切見ずにサクサク料理していたはず.
その完璧天使の彼女が,自室でこっそり(周のために)料理の勉強をしていた...いや,ここは泣けるでしょ.
その後の添い寝への誘いは...これに負けたら番組終了(ここも大爆笑).
そして白眉は最終回のモブキャラ公開処刑シーンでしょう.正に正論ハラスメント.ついでに周くんへのチェックメイトシーンもいいねぇ.
それにしてもこのアニメ,場面転換がほぼなく,周のリビング7割,学校2割,その他1割(適当)という,日常系どころか,ワンシチュエーションアニメなのだ.
それを保たせるのはほぼ会話だけ.
視聴者はほとんど動かない二人の会話を聞きながら悶絶するという,変な体験を強いられる.
このあたりはラノベ原作,つまり小説の力やな.
ちなみにKindle unlimitedで1巻のみ配信していたので読んでみた.
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 (GA文庫)
当然こっちも激甘である.
さて,アニメの方は最終回でキレイに完結したのだが,原作はまだ続いている.
先が気になるが,買うほどではないし,図書館に置いてるような本でもなし,モヤる.
わりと人気がありそうなのでアニメ二期の放送を待ちますか(現状告知なし).
それはさておき,この感想というか悶絶感(?)を誰かに伝えたい.
当然周りに観ている知り合い(おっさん)はいない.
SNSに投稿して見ず知らずの人というも何やし.
そう,それではKazchariは満足できぬ.
誰かが,このアニメを観ながら,その激甘展開に悶絶する様を観察したいのだ.
つまりPS『バイオハザード』の前半部,廊下の窓からゾンビ犬が飛び込んでくるシーン.その場面をプレイしている人の驚愕反応を観る...お分かりなるだろうか?
バイオハザードディレクターズカット デュアルショックVer.
ここでひらめいた.
うちのJK娘(16)と一緒に観るのはどうだろう.
正にキャラと同じリアル高校2年生.
これは面白い.
つーことで,娘を誘って『天使様』2周目決定.
娘と2人だけで食事する際に2話ずつ鑑賞した.
これがもう期待通り,いや期待以上に娘の悶絶反応が面白くて面白くて,こっちの腹筋が崩壊.
画面観ながら「ぐわーっ!」「告白しろ!」「そうじゃなーい!」「ちがーう!」「リア充爆発しろ!」「なんでやねん!」と突っ込みまくり,手で床や壁をバシバシ叩きまくり,床を転げ回って悶ている.その反応がとにかくサイコー.
ああ娘がいて良かった...しみじみ(おかしい).
一部気まずいシーン(周くんの例の夢)もあったが,さすがにもう意味はわかってるやろ?
つーことで,娘よ,花のいのちは短いのだ.いっぱい恋せよ.
とりあえず料理を習えば,たいていのオトコは落とせるで!
娘と見る機会がなくても,『天使様』は超おすすめです.
若干,作画崩壊しているところもあるが,その分重要シーンは気合入っているので無問題.
そうそう,主題歌もお気に入りの『グリッドマン』と同じ大石さん!
Au!