Amazon Black Friday 2025で買ったモノ(その1)

2025/12/10 Wed

止まらない物欲

年に1度(?)の散財ウィーク「Amazon Black Friday」で購入したモノが全て届いた.ざっくりとレビュー.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Kazchariははちみつ愛好家である.
朝は食パンに,夜はプロテインシェイクに混ぜている.
白糖よりはるかに美味い.
それに,はちみつの健康効果については言うまでもない.

ハチミツの世界は奥が深い

数多くの種類が販売されているが,安物はたいてい加糖されている.
特に中華産.
それらを避けて,Kazchariが買うのはいつもこれだった.

確かに高い.だが高いが安い.
最近はより安くするために大容量(業務用サイズ?)を買っている.

2本セットの専用容器(スグレモノ)がカラになったら補充していた.

そんなある朝のこと.
何がきっかけなのかわからないが,小分けした容器内のはちみつが完全に固形化.いくら絞っても出なくなってしまった.
仕方なくキャップを外してスプーンですくう.

出口が詰まって使えなくなってしまったので,今回,カラ容器だけを購入した次第.
はちみちは腐ることはないらしいけど,気温(室内温)次第で固着するのか.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BROMPTON「PーLINE用専用キックスタンド」を装着したおかげで,17mmというマイナーサイズのレンチが必要になった.
それがないと,後輪パンク時の修理ができないのだ.
工具箱にはあるけど,携行サイズがない.

悩んだ末,こいつを購入.

いつもBROに積んでいる.
幸い出先ではまだ一度も使ったことがない.

今回購入したTONEのモンキーも候補の1つだった(マイスターO西さん推奨).
こちらの方が小型で軽い.
Pハンドル化にともない,ナットの使用箇所が増えてしまった.
それに対応するため径の違うレンチを用意するより,このメガネの方が良いかも...と思って購入した次第.
今後活躍するのかしないのか.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何の変哲もない結束バンド.
だけど修理道具として超優秀.

困った時の結束バンド.
先日の四国一周でも大活躍.

現地で買った100本セットは荷物になるため,数本だけ抜いて宿に寄付.
もったいないけど買い直し.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

うちのグラベルバイク「Canonndale Topstone」はチューブレスで運用している.

Topstoneをいよいよチューブレス運用!~ GRAVEL KING X1 40C

この時に注入したシーラントが蒸発してしまったのか,いつの間にか空気が抜けていた.
60mlで約5ヶ月間保持.ほぼデータ通り?
つーことで再注入.
入れるのは前回同様Panaracer純正.
注入して空気を入れたらすぐに復活.
もちろん半分は前輪に使う.
雪解けまで乗らないけど.

コスパを考えると500や1000mlの大容量を買う方がお得だが,一度開封したら蒸発しないのだろうか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

BROMPTON用に購入.
Pハンドル化したことでケーブルの取り回しが少しタイトになった.
特に「Ride On Bag」のマウント部分がケーブルと接触,こすれた痕がある.
せっかくの高価なケーブル,大事にしたい.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんか最近コーヒーに対してこだわりがなくなったなぁ.
ちょっと前までは豆をミルで挽いたり,インスタントにしても高級品を買ってた.
それと言うのも,カフェイン断ちっつーか,摂取量減少を目論んでいるせい.

カフェインはいざという時,具体的にはレース前に飲むとパフォーマンスが上げる.
また,オーバーナイトブルベなどで,眠気でどうしようもなくなった時にキメる.

これらの効果を最大限に発揮させるためにカフェインを控えるようになった.
とは言え,完全にゼロにはできない.頭痛が襲ってくる.

で,妥協して朝食時の一杯,職場での仕事始めの一杯.計2杯にしている.
何か中途半端だが,調子が良い...ような,変わらないような...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これもBROMPTON用に購入.
ケーブルはプロテクターで保護した.
次はボディの方.
実はBRO購入直後に,手持ちのプロテクトフィルムを貼っていたが,事前にシリコンスプレーなどで油分を除去しても,なぜか粘着力が弱く剥がれてしまう.
塗装コーティングのせいなのか,フィルム側の経年劣化のせいか.
で,新たに新品の保護フィルムを購入した.
オフ車と違ってBROはできるだけキレイに乗りたいけど,無理な話か.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

手持ちの普段履き靴下が続々と痛んできたので総入れ替え.
同種類・同色なので1足穴が開いても,組み合わせれば問題なく長く使える.

一応購入前にサクラチェッカーにかけた上での購入だが,全体的に締め付けが緩く,大き目の冬靴だと歩行中にズレてしまう.
「うーん,やはり安物はいかん」と,1足¥2,000のチャリ用と比べたらあかんか.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

定番中の定番品.
正直コスパは悪いが,チェーンオイルと言えばやはりこれ一択.
泊りブルベや旅行の際にはルブを持っていくけど.

注油前のクリーナーもワコーズ製品だが,こちらはオイル以上に消費が早い.
費用がかかるので,今のストックがなくなったら代替え品を試す予定.

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上,爆買い(というほどではない)第一陣でした.
少額品ばかりなのでトータルではそれほどの金額になっていない.
高額商品は買わなくなったっつーか,欲しいモノがAmazonには売ってないかも.

残りの第二陣は次回.
相変わらずチャリ関連がほとんど.

ファットバイクで冬チャリスタート!

2025/12/7 Sun

オールシーズン・チャリダー

iPhone15 Pro

晴れ時々曇り.温度:5 ℃,湿度:77%,体感温度:5 ℃,風速:8.3 km/時,風向:SSW

四国から戻ってきても,しばらくおとなしかった旭川.
が,ついに雪の季節がやってまいりました.

モンキー125は冬眠(バッテリー外した).
ロード,グラベル,MTB,BROMPTONも冬眠(ZWIFTは除く).

そして冬の主役と言えば,6シーズン目となる「Specialized Fatboy」だ!

スパイクタイヤに交換してハンドルカバーを装着.
まずは11/30に軽くジャブライド

この日はプラス気温+雨で,夜間に積もった雪があっという間に融け,ただのグラベルライドになってしまった.
雨あがりの虹がキレイだったなぁ...

で,翌週の12/7.
前日はかなりの降雪量,いよいよ根雪の気配.
路面状況もスパイク向き.
これは期待できる.さぁ,でかけましょう.

OLYMPUS TG-5

と,走り出したのは良いが,家の前からして既にクルマに削られたザクザク路面になっていた.既に融雪が始まっている.
走りにくいことこの上ない.

OLYMPUS TG-5

それにタイヤの空気圧が高すぎて(1.0bar),タイヤの太さ(4.0インチ)が活かせていない.路肩に止めて適度に空気を抜く.

いつもの場所で定点撮影.
ご覧の通り,アスファルトがむき出し.

OLYMPUS TG-5

こんな日に向かうべきは忠別川サイクリングロード
クルマが通らないので残雪に期待できる.
それに,今後雪の日が続くと,そのうち走れなくなるのだ.
もしかすると今日がラストチャンスかもしれん.

OLYMPUS TG-5

散歩者の足跡多数.
しっかりと雪が残る.
ファットなタイヤにちょうど良い.
たまにグラベル部分も走る.

OLYMPUS TG-5

すっかり忘れてた.
しばらくサイクリングロードは工事通行止めだった.
遠くに橋脚らしきものが見えるけど,また橋をかけるのか?
増やしすぎでは.

撮影のために停まっていると,GIANTMTBに乗った方がやって来た.
おお,同志よ!
冬チャリ談義で盛り上がろうと思ったが,「あっちから周れますよ~」と伝えると軽く会釈して去っていかれた.い,何処へ~

OLYMPUS TG-5

つーことで,ぐるっと回ってサイクリングロードに復活.
一旦道が途切れたせいか,ここから先は誰も通っていない.

積雪は5cmほどか.実にファット向きの道.

OLYMPUS TG-5

陽当たり良好な場所もある.
夏場はなかった雪捨て場看板が設置されている.

OLYMPUS TG-5

さて,ここからはいよいよお楽しみ.
魔境への入口こと東神楽森林公園の自転車道へ.

OLYMPUS TG-5

ここまでは雪解け跡を走ってきた=水たまりを走り続けているのと同じ.

ボトムウェアどころかインナーまでびしょびしょ.
シューズ内もたぷんたぷん.ソックスまでぐっしょりである.

冷たい.真冬なら凍傷案件.

やはり完全に積雪(凍結)状態,かつ雨ではなく雪にならないと,この装備ではもたん.
今日のような状況では防水ソックスカバーが必要.

OLYMPUS TG-5

それにしても,やはりここは良い.
秋の紅葉時期から大変化.

Topstoneな晩秋のグラベルライド

OLYMPUS TG-5

そうそう,今季からの新装備がもう一つあった.
それはハンドルグリップ.
長期間の使用,度重なる転倒でツルツル&ボロボロになったハンドルグリップを交換した.

2025年9月27日撮影

アリエクで買った...に似たナニカ.安い.
元々はBROMPTON用のつもりだったが,あっちはPハンドル化したので不要になった.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

2025年9月27日撮影
2025年9月27日撮影

こいつによってポジションの自由度が高まり,平地での巡行が楽になった.
ブルベ距離だとTTバーにするけど,グラベル行くとき邪魔やしな.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

で,予想外の効果としてはハンドルカバーを付けた時にあった.
サイドバーがちょうどいいフレームになって,停車時(手を入れていない時)でも,カバーが下を向かないのだ.
写真映えする上に,走り出す際も手を入れるのが楽になった.

OLYMPUS TG-5

ここも積雪が進むと通行できなくなる.
既に通る人もほとんどいないためか,倒木も放置.

OLYMPUS TG-5

やがて動物(鹿かキツネか)の足跡も消え,白い更地だけが前にある.
ファットの極太タイヤだけが進入を許される.
この特別感が良い.冬チャリの醍醐味だな.

OLYMPUS TG-5

森林公園を抜けて舗装路へ.
すっかり雪が融けてしまっている.

スパイクタイヤ特有の壮大なガリガリ音を響かせながら,しばし我慢の走行.
ここは素直にサイクリングロードに戻りましょう.

OLYMPUS TG-5

帰路,先ほど遭遇したMTBのモノと思しきタイヤ痕を発見.
スパイクではないようだ.
アスファルトでなく,人の足跡でなく,雪上を走っている.わかっておられる.

先ほども書いたが,アスファルトは水たまり状態.
既にパンツもシューズ内もびちゃびちゃ.
あぁ,早く脱ぎたい.

iPhone15 Pro

忠別川の取水堰まで戻って来た.
自宅まで後少し.
BB周りにへばりつく氷.
こうなった場合,やっぱオーバーホールっつーか,BBを外しての乾燥が必須なのか.
手持ちのチャリの中で,一番ハードな使い方をしているのは確実.

iPhone15 Pro

無事帰宅.

曇っているのに気温高めという中途半端な気温.
この時期は下半身の防水対策必須やな.そうでないと長時間のライドは無理.
本格的なスノーライドを楽しめるのはまだ少し先か?

そして,運命のあの日からちょうど1年.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

正直,ダウンヒル時の恐怖感がぬぐえない.
とは言え,ノド元過ぎて慣れるのも問題.

骨折療養期間中はひたすら辛かった.
安全第一を肝に銘じて,この冬も楽しみませう.

BROMPTONな四国一周ライド Day8:宇和島~松山

2025/11/15 Sat

旅の終わり

iPhone15 Pro

晴れ.温度:11 ℃,湿度:80%,体感温度:10 ℃,風速:7.6 km/時,風向:NNE

Day7はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day7:四万十~宇和島

いよいよ最終日.
今日は宇和島から出発地の松山,つまりゴールまで移動する.
海岸沿い中心の最短ルートを走るつもり.

このホテル,6時から朝食代わりのお弁当が配布される.
「カツサンド」「焼き魚弁当」の選択式.
Kazchariは魚にした.海沿いやしな.
宇和島で有名な弁当屋さんが作るらしい.
なかなか良いシステムだ.

もちろん,コーヒーも”みかん”もフリー.
まぁ,弁当はできたての暖かいものが望ましいけど...

iPhone15 Pro

出発準備完了.ヨーソロー.

iPhone15 Pro

お世話になりました.
ここもなかなか居心地が良かった.
やはり宿の満足度はスタッフの応対に寄るところが大きい.

iPhone15 Pro

時刻は7時.
ゴールの松山までは約100km.
早めに着きそう?

基本的に国道56号を北上するルート.
伊予吉田付近で一旦港に出る.静かな入り江だ.

iPhone15 Pro

気温はかなり低く一桁.それでもこの時期の旭川よりは暖かい.

旅のはじまりから長袖インナーに半袖ジャージ.
ウインドブレーカーを着たり脱いだり.
脚はほぼ短ビブ.たまにレッグウォーマー.
11月半ばの四国はこんな感じ.

防寒用にジレやら長指手テムレスも持ってきたけど不要.
次回の四国旅では荷物を減らせそう.

iPhone15 Pro

ファミマ休憩.限定の「黒豚肉まん」が至高.
旭川にはないので,レア補正がかかっているのかいないのか.
美味いのは事実.

そういや街並みも北の大地とまるで異なる.
瓦屋根の家もレア.

iPhone15 Pro

本日前半のクライマックス,法華津峠の登り開始.
道の端はみかん畑だらけ.

iPhone15 Pro

この峠,何が嫌ってトンネルが長くて暗くて歩道がなかったりするのだ.
お遍路さん貸し出し用の反射タスキが設置されているのがその証拠.

iPhone15 Pro

それでも,道路わきの永遠に続くみかん畑は圧巻.
正に愛媛=みかん県を,これ以上ないほどに知らしめる.

iPhone15 Pro

この運搬用モノレール,いつか乗ってみたいものだ(たぶん重量的にダメです).

iPhone15 Pro

宇和海の眺望.だいぶ登りました.

iPhone15 Pro

登った分,長い長いダウンヒルを経て平地へ.
しばらくJRと並走.
いい感じの駅舎を見つけたので寄り道.

iPhone15 Pro

「卯之町駅」だけにうさぎ推し.何かの云われあり?

少し余談.

昔から一部で有名なのが愛媛のクルマのナンバープレート.
これが通常版(絵柄は別)

iPhone15 Pro

普通だ.
おかしい.確か「愛」「媛」も漢字が複雑すぎるので簡略化された文字が使用されている...というのがKazchariの常識だった(「トリビアの泉」でも紹介されていたような朧げな記憶)

なのに,走れども走れども普通の漢字のプレートしか見かけない.
もしかして,Kazchariの記憶違いだったか...と思い始めた頃,ついに見つけました!

iPhone15 Pro

そうそう,これこれ!
遠目には「愛媛」だが,よく見ると変.視覚のトリック.
今では変更されて,マイナーな存在なのか,まるで四葉のクローバー.今日もいいことありそうだ(そうか).

公式ルートに従って県道25号へ.
JR予讃線と並走.
線路の向こうに広がる広大な田んぼ.
四国に上陸して以来初めて見た.

...こんな構図ですが,別に向こうに走っていったわけではありませぬ.

iPhone15 Pro

線路沿いを漕いでいると,何やら不思議なモノが...

iPhone15 Pro

まさかのマンモス!
後で調べてみると割と有名なオブジェのようだ.

わらマンモス

iPhone15 Pro

ヨメはんに写真を送ると「ギャートルズ?」というあまりにニッチな返答が.
何度聴いてもEDが神曲.しばらく口ずさみながら進む.

フルコーラス推奨.曲名の意味がわかる.

歩道が広いのは良いトンネル.チャリダー的に.

iPhone15 Pro

これでもか,のみかん畑ですわ.

iPhone15 Pro

松山まで残り70km.
ありゃ? まだ30kmぐらいしか進んでない?

台湾にもあった「環島」マーク同様,こういう標識はいいねぇ.
モチベーションが上がる.

iPhone15 Pro

八幡浜市着.
ここから九州行き(臼杵/別府)のフェリーが出ている.

iPhone15 Pro

今年のFlècheを一緒に走ったMさんが,後に鹿児島の佐多岬から宗谷岬までの日本縦断旅を成し遂げている.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

この旅の場合,ブルベにしても個人旅にしても,九州から佐田岬半島の三崎行きのフェリーを使うのがセオリー.
いつか乗ってみたいものだ.

iPhone15 Pro

そうそう忘れてた.
ここも一周認定道の駅だった(「八幡浜みなっと」)

iPhone15 Pro

公式ルート推薦の保内港を回る寄り道コースへ.

iPhone15 Pro

国道378号線に合流.
天気が良くて海も空も美しい.

もちろん,こうした道はTTポジションで.
まぁ,ポジションを変えないとケツ痛いし退屈だし.

と,快適に流していると後方からガチムチ体形のTTバイクが猛スピードでブチ抜いていった.確かに練習コースに最適.

iPhone15 Pro

走り抜けるのがもったいない絶景が続く.
たまには停まりましょう.

iPhone15 Pro

腹が減った.
とは言え,コンビニも商店も見かけない.
ハンガーノックにビビる頃,「長浜」の市街地が見えてきた.
早速,Google先生におすすめのレストランを尋ねる.

すぐ近くの食堂が表示.
うん,ここにしよう.

昼時だけあって結構な混み具合.
シングルなので無事カウンター席ゲット.

注文したのは「噂の天丼」(¥1,000).口コミで評判になっていた.
「20分ほどかかるよ」と言われたけど,1時間待ちの経験からすれば大した問題ではない.

iPhone15 Pro

つーことで,しばらく待って出てきたそいつは...爆盛り系だった.
ある程度予測はしていたが,やはりこのサイズだったか.特にエビ!
確かに美味い.美味いが後半は...キツかった.食べ終わる頃は胃が油で”ちゃぷんちゃぷん”なイメージで,しばらく胃もたれマックス.

...そしてこの店,かつて経験したことがないほどやかましかった.
客ではない.
高齢のばあちゃんと,その息子(?)の二人だけで切り盛りしている.
忙しいのはわかるが,ナベやフライパンを叩きつけるように置くし,冷蔵庫の開け閉めもめちゃくちゃ乱暴.
ガッチャン,ガッチャンと常に爆音が店内に響きまくっている.
まるで,機嫌が悪い時のウチのヨメさんの家事...ゲフンゲフン

狭いキッチン内を常にドタバタと走り回っている.
素人目に見ても動線を見直した方が良いのでは...通りすがりの旅人のお節介な感想でした.すいません.

で,出発.
この油,夕食までに消化できる?

右手に見えてきたのが”愛ある伊予灘線”(なんじゃそら)の「下灘駅」
途中から案内板が出ていた.

ホームから見える風景が海と空オンリー,要は映えスポットとして有名.
下から見える範囲でも,観光客がたくさんいた.

ロンリーKazchariは当然パスするぜ.
そう言えば,トッキュウジャーでもロケ地になってなかったっけ?

iPhone15 Pro

道の駅「ふたみ」着.
ここが最後の一周認定スタンプ駅.
なかなか美しい砂浜が広がっている.
夕陽スポットらしい.

iPhone15 Pro

オートバイも大量に停まっている.
愛媛は1年中走れるのだろう.
旭川に戻ると,オートバイは冬眠の時期.

iPhone15 Pro

胃の中の油がまだ消えない.
ここは一発,甘くて冷たいソフトクリームだな.
もちろん,オレンジミックス

iPhone15 Pro

海岸を離れ,とんでもないヘアピンの登りを越えると伊予市内へ.
すっかり都会.大規模なショッピングモールも見かけるようになった.
パーツ購入でたまにお世話になる「Y’sロード」さんの実店舗,はじめて見た.

で,いよいよ残り12km.
おそらく県庁までの距離だろう.

iPhone15 Pro

脳内BGMはもちろん『Last Train Home』
旅の終わりにぴったりの名曲だ.

だが,この時不思議なことが起こった.
ナビ(bryton S500)に入れた公式ルートでは,県庁を素通りしさらに北部へ走れと促してくる.
もしかして県庁がゴールではない?

はいはい,その通りでございました.
これもまた松山らしく「道後温泉本館」がゴールとなっていた.
スタート時に立ち寄れなかったのでちょうど良し.

iPhone15 Pro

本来であれば,本館正面でガッツポーズ...といきたいところだが,観光客で写真撮影が長蛇の列.諦めて遠景撮影.

そそくさと引き返して県庁を目指す.

iPhone15 Pro

やはり,スタートとゴールは同じ場所で撮影しないとイカン.
台湾の時も「松山駅」でそうしたしな.

2024年3月29日撮影

さて,スタート時は早朝ゆえ誰もいなかったが,この時間は人の往来多め.
県庁職員っぽい方が歩いてきたのでiPhoneを渡して撮影を頼む.
快く了承していただけた.

iPhone15 Pro

なんだかんだで達成感マシマシ.
これでダブル環島である.

正直,BROMPTON8Dayクリアは厳しいかと思っていたが,天候に恵まれたこともあってD4C(いともたやすく行われるえげつない行為)だったねぇ(意味不明).

iPhone15 Pro

はじまりの,そして終わりの宿泊地に戻る.
まだ明るい.

チェックイン後,バスタブに湯をはって最後の入浴.
もう洗濯の必要はない.

iPhone15 Pro

フロントでBRO輸送用の段ボールを受け取る.

BROの洗浄作業開始.
ボディおよびチェーン用のペーパークリーナーを使い切る.
ご苦労様でした.よくもまぁ,ノートラブルで...

BRO本体および,バッグや着替え,工具などスペース一杯に詰め込んで梱包.何せ25kgまでは同一料金なのだ.
ガムテープはフロントで借りることができた.

出発前の懸念事項だった「ゆうバック」の集荷依頼もアプリを使って問題なく完了.便利な世の中だ.逆にスマホを無くすと詰む世界でもある.

「AirTag」も同梱.
この後,追跡すると面白いことになっていた.

BROMPTONをAirTagで追跡!

ちなみに荷物に「AirTag」が入っていても航空郵送は問題ないとの見解が出ている.

夕食のため外出.
明らかに一週間前より寒い.季節が進んだか.

昼間はシャッター街だった松山一の繁華街,大街道は大賑わい.
これもなんだか『千と千尋』っぽい.

それもそのはず.
店のほとんどが飲み屋さん.

この時間になっても「噂の天丼」のおかげで胃の調子がよろしくない.
ちょい高級なお店で新鮮な魚介類を...という目論見はご破算.
シンプルにあっさり系(?)のラーメン屋に入る.

iPhone15 Pro

「”あっさり”とは?」との声が聞こえそうだが,あっさりでした.
いわゆる全部のせトッピングを頼んだら別皿だった.これで¥1,400ほどだったか.

iPhone15 Pro

ホテルまで戻る.
コンビニで缶チューハイとアイスを買うルーティン.

iPhone15 Pro

さぁ寝ましょう.
明日は飛行機に乗って極寒(らしい)旭川に帰るだけ.
少しだけ寂しい旅の終わり.

これで台湾一周と合わせて特別ジャージゲット!

散々褒めたおしているけど,ホンマ,BROはよく走る.走ってくれた.

『轍』というアプリでgpxファイルを結合.

GPSログ活用ツール『轍 Wadachi』について

走行距離:942.3km.獲得標高:7,177m
ありゃ,1,000km走ってないやん(^ ^;

そして,この旅最大の収穫は宅急便作戦の成功.
国内チャリ旅行はどこでもストレスフリーで行けることを確信.

チャーチルの言葉とされる(が,実は違うらしい)名言がある.

「20歳の時にリベラルでないなら,情熱が足りない.40歳の時に保守主義でないなら,思慮が足りない」

もちろんこれは政治信条を示す言葉だが,旅にも当てはまる気がする.

かつてのKazchariは「国内旅行はつまらん.刺激がない」と海外にばかり行っていた.
青い鳥探しのごとく,自分が一番心地よい場所を探して先進国,途上国を含め,様々な国を旅,もしくは長期間滞在したが,どこもかしこも定住したいとは思えなかった.

あぁ異国の地よ~過ぎ去りし日々

新コロを期に道内をはじめ,徐々に国内に回帰.
あらためて日本の素晴らしさに気付かされることが増えた.

もちろん二度と海外に行かない,行きたくないというわけではない.
情熱を失ってはいない.

ただ,残りの人生はやはり祖国である日本再発見を重視したい.
もちろんBROと一緒に思慮深く.

さて,次はどこへ行こうか.

BROMPTONな四国一周ライド Day7:四万十~宇和島

2025/11/14 Fri

思い出をたどる

iPhone15 Pro

晴れ.温度:13 ℃,湿度:88%,体感温度:14 ℃,風速:8.3 km/時,風向:NNW

Day6はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day6:足摺岬周遊

予報&期待通りに本日は朝から快晴.

6時前に起きてまずは大浴場へ.
その後,食べ放題のパンをしこたま摂取.
昨日と種類が一部変わっているのに感動.
四万十市(中村)再来訪時も,宿は絶対ここやな.

つーことで旅立つ.

iPhone15 Pro

本日前半の大まかな計画は,四万十川を遡上しつつ,時折現れる沈下橋に立ち寄りつつ,江川崎を目指すというもの.
まずは県道340号.
安全重視で歩道を走行.広い.

iPhone15 Pro

高知では沈下橋そのものが観光スポットとなっている.
確かにどこもかしこも画になる.
1本1本名前がついており,時々案内標識が出ている.

iPhone15 Pro

中村を出て,最初に立ち寄るのが佐田沈下橋.
久々に見,渡るがやはり良い雰囲気.

iPhone15 Pro

当然だが対向車に注意.
地元の方々にとっては生活道路.
軽トラ他の往来が結構ある.

iPhone15 Pro

スタンド付きとはいえ,巨大バッグのおかげで立ち姿がかなり不安定なBRO
風が吹くとひやひやする.

iPhone15 Pro

Google先生の地図を見て,対岸に通れる道があるかどうかを確認.
あればそちらを通る.細い道が楽しい.

iPhone15 Pro

本線に戻る.
この晴れの日を待って大正解.
昨日の雨天のまま走っても,この光の中は走れなかった.

iPhone15 Pro

これもどこかの小道か.
竹林の中を走るのも久しぶり.
寒すぎて竹が育たないため,北海道ではほぼ見られない(松前ぐらい?)

iPhone15 Pro

次の三里沈下橋へ.

iPhone15 Pro

ここは対岸の道が北方向につながっていないので引き返す.

下の写真を撮る際,突如後方から軽トラが出現.
あわててBROを動かそうと走る.
ぬかるみに足を取られて思いっきり転倒.
Kazchariは転倒⇒骨折の前科2犯.
この時は無事だったがやばいやばい.

iPhone15 Pro

沈下橋写真は構図が難しい.
ソロで満足いく画を撮るのは限界か.

iPhone15 Pro

一旦,県道へ.
草に覆われた建物奥に猫発見.

iPhone15 Pro

次は高瀬沈下橋.

ようやく他の観光客を見つけた.
年配の男性で,クルマのナンバーは佐世保.息子さんと二人旅のようだ.
これはチャンスと写真撮影を頼む.

こうした観光地で他人に撮影を頼む際,一眼を渡すとビビりまくり,ファインダーではなく手を真っすぐに伸ばしてモニタ撮影しがちなので,ぶれるかゆがむことが多い.
その点,スマホだとたいていの人は操作に慣れているので抵抗なさそう.

さらにこの男性,スマホをかまえつつ...

「ここだと逆光だー」「川が入った方がいいよねー」「もう少し右かなー」「縦も撮っとくねー」とか,すごくうるさ...いや,こだわって撮影していただけた.

「こりゃ写真に詳しい人かな」と写りに期待.
スマホを受け取り,その場でチェックするのも失礼かなと謝辞だけして移動.

後で確認すると,ほとんどの写真で水平は取れてないわ,カラダが半分見切れてるわでかなり修正要だった.
つーことで,トリミング&角度調整しまくったのが下の写真...うん,ありがとうございます.

iPhone15 Pro

対岸も川に沿って道が続いていることをマップで確認.
これが大当たり.

iPhone15 Pro

路面ガタガタで半未舗装のグネグネ道が延々と続く.
パンクリスクにビビりつつもやはりこういう道は楽しい.

iPhone15 Pro

正に写真は光画.光があればiPhoneでもよく写る.

iPhone15 Pro

ちょうどいい感じの距離でグラベル終了.
渓谷を渡る小さな橋.
そういや,この辺の紅葉っていつ? 11月はまだ早いのか?

iPhone15 Pro

お次は勝間沈下橋
この旅を終えた後,この橋で地元高齢ドライバーの転落死亡事故の報を聞く.
油断したのかご病気だったのか.ご冥福を祈る.

iPhone15 Pro

一方で橋を渡りきるとこの表示.
水の流れの危険性を訴えているが,一言も「禁止」と書いていないのが素晴らしい.地元の子供の遊び場なのだろう.これも文化.

iPhone15 Pro

四国名物(?)狭小国道441.
やはり海岸沿いより内陸の方が”らしい”

iPhone15 Pro

味のある手作り西土佐観光案内図.

iPhone15 Pro

前方にチラっと見えるのが「かよう大橋」
沈下橋と逆方向の巨大な斜張橋.なんでこんな山間に...
国防上かかせない特殊施設が近辺にあるとでもいうのか?

iPhone15 Pro

つーことで,下の写真は向かって左側に先ほどの「かよう大橋」,右側に「岩間沈下橋」という新旧2種の組み合わせ.
それらの下を四万十川は静かに流れる.

iPhone15 Pro

岩間沈下橋が近づいてきた.

iPhone15 Pro

沈下橋を見下ろす展望スポット.
ちょうど,橋の上ではフワフワ系ファッションの女性二人が撮影会中.
まるで西洋絵画の様.

iPhone15 Pro

せっかくなので橋に降りてみる.
先ほどのおじさんに撮ってもらった写真がイマイチだったので(すいません),あわよくば,この女性2名に再撮影を頼もうかしらと考えていたが...

残念ながら向こう側に渡ったまま戻ってこなかった.残念.

iPhone15 Pro

何かこの赤い鉄橋,見覚えがあるような,ないような...

iPhone15 Pro

そうか,江川崎への分岐点か.なぜかマリオ・キャラが並ぶ.

iPhone15 Pro

道の駅「よって西土佐」到着.
一周スタンプポイントではあるが,クリア済みの高知なのでおまけ押し.
そして,ご覧の通りのカヌー推し.

iPhone15 Pro

出発してからここまで無補給エリア.
腹が減ったので昼食.
「四万十牛ハンバーグ」を注文.

iPhone15 Pro

これがマジで美味しくて,生涯第2位,いや1位に限りなく近い.
ちなみに永遠の1位は波照間島の「ゆみんとぅき」.異論は認めない.

道の駅を出て,思い出の江川崎市街地へ.

iPhone15 Pro

最初の訪問は1992年なので33年前か.
オートバイ(HONDA NX125)でのツーリング.

当時は静岡の沼津に住んでいて,まず東京の晴海へ行き,そこから高知行きのフェリーに乗った.
すんげー遠回り.

高知上陸後,色々回った後,ここ江川崎の「四万十ひろばキャンプ場」に5泊もした.
ここを拠点にカヌー体験をしたり,近くの林道まで走って渓流釣り(フライ)をしたりと楽しかったなぁ.

1992年4月28日撮影
1992年4月28日撮影
1992年4月28日撮影

もちろん,30年以上経過し,町の様相はかなり変わっている.
寂れた...のではなく,全体におしゃれになった.
ボロボロだった入浴施設も,近くにリゾートホテルっぽい場所ができて,そこで入れるようだ.
町おこしが上手くいっているのかもしれない.

ノスタルジックな気分にひたりながら江川崎を後にする.
高知を抜けて愛媛(伊予)に入る.帰ってきた.

iPhone15 Pro

高知に比べると愛媛県内の沈下橋は少ないっつーか,ほぼ撤去されたそうな.
珍しく現存する「葛川沈下橋」が見えてきた.
橋脚のデザインがここまでのよりレトロ感が強く,風情がある.

iPhone15 Pro

昼食後のせいか,異常に眠気が襲ってきた.
こんな時にはTTポジション

き,効かぬ.眠い...これはマズイ.
どこかで休憩してカフェインを入れねば.

iPhone15 Pro

で,たどり着いたのが道の駅「虹の森公園まつの」である.
内陸に位置するためか,ここは一周スタンプ外である.
自販機でコーヒータイム.

ガラス工芸が有名な町のようだ.
建物の壁に宿泊情報ボードが掲げてあった.

iPhone15 Pro

農家民宿とある.
素泊まりから1泊2食付きまで選べ,面白いことに全て同一料金.
少しずつ宣伝文句が書いてあって,自分の好みに合わせられる.
一般的な宿の比較サイトには表示されなさそう.
この地域に再訪する際にはどこかに泊まってみたい.
昔の旅では民宿どまりが普通やったしな.

後で知ったが,こんな面白そうなイベントも開催している.

eMTBで「日本一過酷」なレースを走ると、どうなるのか 松野四万十バイクレース2025レポート<前編>

休憩して回復.

道の駅「広見森の三角ぼうし」はすぐ近くだった.
建物正面にどーんと鬼!
どことなくエヴァ弐号機

iPhone15 Pro

ここは鬼北町という地名だが,全くなじみがない.
それもそのはず.元々は広見町.平成の大合併後の変更らしい.

川を離れて,何かすっかり消化試合感.
目的地の宇和島までひたすら漕ぐ.

何度もトンネルが続く.しかも長い.

iPhone15 Pro

ようやくトロピカルな意匠の宇和島駅着.
予約した宿に向かう前に...

iPhone15 Pro

道の駅「うわじま きさいや広場」へGo.
ここで愛媛県3つ目のスタンプをゲット.
これで無事,四国一周認定である.

iPhone15 Pro

さぁ,ホテルへ向かうぜと走り出す.
すると,道の駅建物前の自転車ラックにて,公式の四国一周ジャージを着たサイクリストを発見.
チャリはCannondaleのTopstone.さすがにleftyではなく,アルミの通常バージョン.
「こんちわ~」とお声かけする.
かなり年配の方だった.
なんでもシコイチ4回目だそうな.スゲー.

思えばこの旅で,シコイチどころか,サイクリストとまともに会話するのが初めてである.
台湾の時もそうだったな.全然会わなかった.
やはり旅系チャリダーはマイナーな存在なのかも.

iPhone15 Pro

本日のお宿は「宇和島オリエンタルホテル」
サイクリスト御用達っぽい.
チェックインから何から慣れている感が強い(悪くない)

で,ここの名物と言えば,まず「ウェルカム・みかんジュース」

iPhone15 Pro

そしてバスタブで使う,選べる入浴剤である.
まぁ,なんだかわからんがヨシ.

iPhone15 Pro

で,部屋に入るといつものルーティン.
洗濯と入浴である.早速,金木犀の入浴剤を使わせてもらう.

夕食の時間である.
この辺りを何度も旅しているサイクリストの知人,O田さん推薦の鯛めし屋へ行くことにする.宇和島名物らしい.

ホテルのそばの「かどや」という老舗っぽい店へ.
外見は料亭っぽい.

iPhone15 Pro

ここは王道の「鯛めし」のセットメニューを注文.
¥2,700となかなか高級...とは言っても,回転ずしでいつもこれくらい払ってるわな.

iPhone15 Pro

うむ,確かに美味い.
だがしかし.一度だけ白飯のおかわりができるものの,チャリダーの胃を満たすには量が少なすぎる.
追加で,おすすめとあった「豚バラの山芋包み揚げ」(¥800)を注文.
これもちくわサイズの揚げ物が3つしかない...ぐぬぬ.足りぬ.

つーことで帰りにスーパーへ.
缶チューハイとつまみを購入.ホテルでちびちびやりましょう.

セリア併設だったので「作業用グローブ」「クルマの車体用クリーニングシート」も買う.

それほど汚れてはないけれど,ホテルに戻った後,BROを清掃.
今日もよくがんばってくれました.

iPhone15 Pro

宇和島には遠い親戚が住んでいた.
幼少期には何度も遊びに来ているはずなのだが,街並みを見ても何も思い出せない.
そらそうだ,その頃から50年は経っている.

江川崎も変化していた.

日本も世界もあちこち行ったとうそぶいているけど,町や人は変化するもの.
久しぶりの再訪時には新鮮な気分を味わえるかもしれない.

まぁ,何より変化したのは己自身なのだろうけど.
まさかこの歳になって,チャリで来るとは...

さぁ,明日はいよいよ最終日.
トラブルなく松山に戻れますように...いや,致命的でないトラブルがあった方が面白いかも(伏線...はイヤだ).

Day8はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day8:宇和島~松山

BROMPTONな四国一周ライド Day6:足摺岬周遊

2025/11/13 Thu

岬巡りのチャリ

iPhone15 Pro

雨.温度:15 ℃,湿度:92%,体感温度:15 ℃,風速:4.3 km/時,風向:NNW

Day5はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day5:高知~四万十

5時起床.予報通りに外は雨.

iPhone15 Pro

さて,どうすっかなぁ.
公式推奨だと,足摺岬を経由して大月ないし宿毛まで行くルートとなっている.つまり海岸線.

そうなると四万十川をパスすることになる.
高知において,沈下橋巡りは外せない.
それに過去旅での思い出の地,江川崎はぜひ寄っておきたい.

一方で「シコイチ」を名乗るからには室戸岬と足摺岬の訪問は欠かせない.

ちょ,待てよ.

別にここ(中村)から移動しなくてもよくね?
連泊すれば両方解決.
それに,この「ホテルココモ」は設備および立地とも文句なしのパラダイスである.
今日は空荷で足摺岬往復,そして,明日,快晴の中,四万十川を堪能するプランに決定.
そうしましょう.

早速,ネットにて「ココモ」の今晩の予約状況を調べる.
なんと既に満室であった.
いやいや,そういう場合でもホテルに直談判すれば空きがあったりするものだ,と何かの記事で読んだ.

フロントが開く6時を待つ.
連泊の意志を伝える.
現在の部屋がそのまま使えればベストだったが,さすがにそれは叶わず,別の階の喫煙ルームしか空いてなかった.
嫌煙家としては避けたいところだが背に腹は代えられぬ.料金は若干上乗せで¥5,500.それでも安い.

フロントのにーちゃん曰く「臭いが気になるなら,ファブリーズが備え付けてありますから,かけまくれば大丈夫っす」
そうなのか?

つーことで今夜の寝床を確保.
まずは朝風呂,そしてパン食べ放題の朝食だな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

想像以上に本格的で美味い.
どこまで株を上げるのだ,この宿は?

部屋に戻って荷造り.
一旦,チェックアウトして15時以降,再度チェックインすることになる.
その間,着替えなどの荷物,つまり巨大なフロントバッグをフロントに預けておく.

見た目すっきりでおシャなシティサイクルモードだ.

iPhone15 Pro

レインウェアを着る.
宿を出て,四万十川を下流方面に進む.
それにしてもフロントバッグなしだと,これほど軽いとは...

いや,良い事ばかりでもない.
例のラックに負担をかけないためのゴムバンドによる,ステアリングダンパー効果もなくなってしまったので,直進安定性が如実に低下.
”元のBROの様に”ふらふらする(これが普通です).

「サニーロード」とは真逆の小雨模様.

iPhone15 Pro

広い河川敷へ.
昨夜のサウナ効果なのか,疲労は完全に抜けている.

iPhone15 Pro

この旅を始める前,懸念事項が2つあった.

1つはパンク.
面倒なのでリアホイールの外し方は練習してこなかった.
幸い,ここまで無問題.
北海道より路面状況はかなり良好ゆえか.
まぁ,自分で取り付けたパーツの脱落事故はあったけどな.大事には至らず.

もう1つはロングライドによる疲労や痛みである.
確かにBROによる200ブルベ完走経験はある.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

また,ソロでも練習がてらに100km越えや,カミヒルも数回こなしてきた.

BROMPTONなYamaichi詣と100kmライド

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

確かにロードバイクより時間がかかるし,疲労感も強い.
特に「薄野200」後半の肩周囲のコリはトラウマ級.

出発直前までその対策法を練った.
まずはハンドル交換.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

いや,もうこれが大,大正解.
肩周囲のコリの最大要因はポジションが変えられないことにある.
その点,Pハンドルは自由自在.easy-breezy.
ブレーキレバーに指がかかる,いわゆる上部の標準ポジションでも,水平に持つか角の部分を持つかで使う筋肉が違ってくる.
この地味な負荷分散が効果的なのだろう.

もちろん,高速巡行つまり下ハンTTポジションだと言うまでもない.
さらにこの前方荷重だと前乗りとなり,ケツ圧分散にもなる.
結果的にケツ痛もあまり悪化しない.

どれだけ神装備なのだろう.
一生Pハンドルします.

さらにッ,この特殊形状,ずっと何かに似ているなぁ...と考えていたのだが,最近,その正体が判明.
そう,宇宙戦艦ヤマトの操縦桿にクリソツなのだぁー!

https://twicomi.com/manga/tomoneko_2199/1175400827537653760より

こいつは「2199」版の設定画だが,旧作でもレバー形状は同じである.
そうか,これが握っているだけでワクワクな理由か(たぶん違う)

現状装着不可な「T LINE」にも改造して付けられないかなぁ...そしたら増車するのに(おい)

iPhone15 Pro

沈下橋っぽい橋を渡って河川敷から国道に復帰.
やっぱりガードレールがないと怖い.突風拭いたら落下しそう.

iPhone15 Pro

柿の木があちこちに.
みかんの木も多い.

嘘か真か,東南アジア,たとえばタイには「餓死」という単語はないそうな.
どこでも果実がなっている,それに空腹時はお寺で施してくれるためらしい.
四国もお接待文化があるし,共通点かもしれん.

iPhone15 Pro

痛み対策のもう一つはサドルである.
純正のカンビウム,ロード用のガチガチを経て,この旅では新兵器を導入.

BROMPTONの甘い罠~サドル&シートポスト編

出発前の長距離試走なしのまま,ずっとケツを預けているのだが,これがまぁ実にフィット.
ほとんど痛くならない.
しっかり溝もあるので,アソコのしびれもない.
安いのに(¥2,000)良い買い物だった.

残念ながら見た目がやぼったいので,あくまで長旅用.
普段はBONTRAGERのガチガチに戻す所存.

国道走行中,お遍路さん休憩所付のトイレにピットイン.
睡眠スペースとして十分だ.
何せ,次の礼所たるや...

iPhone15 Pro

腹が減ったのでローソン.
やっぱ,コンビニ少ないよなぁ...
鉄壁のディフェンス・ベンチ.

iPhone15 Pro

道端に点在する祠やお地蔵さんを見つけるのが楽しみになって来た.
写真にしっとり感があって,緑が映える.
雨(小雨に限る)の日も悪くない.

iPhone15 Pro

道路上に動く物体.
カニ集団の横断に遭遇.
踏まれないヤツは運がいい.

iPhone15 Pro

巨大な共産圏マンションっぽい建築物.
廃墟かと思いきや,エントランスに灯りも見えるしクルマも停まっている.
どうやら別荘かレンタルームと予測.

iPhone15 Pro

なぜなら向かいの海は絶好のサーフポイント...らしい.
地元の方なのだろうか,お墓もサーファーを見守っているぞ.

iPhone15 Pro

高知県に入り,こうした何気ない旅人向けの標識が増えてきた.

iPhone15 Pro

脇に緑のトンネルを発見.
グラベルだが走ってみる.

にしても,BROのフェンダーは優秀.
雨中走行にもかかわらず,汚れがほぼ目立たない.
フェンダーレス化の野望に抗えたのが功を奏した.

iPhone15 Pro

高知なのに「大阪・海遊館」の謎表記.
展示用に捕獲した魚の飼育場か何か?
ジンベエスイムとあるけど?

大阪・海遊館海洋生物研究所 以布利センター

さすがに一緒に泳げるわけではなさそう.
これまでのダイビング歴で,数回ジンベエザメと泳いだ.
もちろん襲われることはないのだが,あの巨体が目の前を通り過ぎると恐怖とは異なる”畏敬の念”しか持てない.

iPhone15 Pro

足摺岬の周遊路に入る.
そこで見つけたほっこり感のある湧き水スポット.

iPhone15 Pro

もちろん頂く.
涼しいのでボトルの水がなかなか減らないけど,真夏はありがたかろう.

iPhone15 Pro

実はここまで公式ルート通りに走っているのだが,不思議なことに左が海となる時計周りではなく,反時計回りに設定されている.
その理由は後で判明する.

...にしても,狭い.

iPhone15 Pro

この道を路線バスが走っている.
BROでさえ路肩に移動してやり過ごす.
大型車のすれ違いは大変だろう.

iPhone15 Pro

バス停発見.
歩き遍路の方々って,疲れてこういうのに乗ったら負けなんだろうか?

iPhone15 Pro

ちょっとマズったな,と思ったのが補給食を持参してこなかったこと.
腹が減ってきた.
室戸岬同様,岬周辺がとんでもなくさびれていて,食べるところが何もない,もしくは閉まっていたらどうしよう...

と,不安になる頃,ジャングル回廊を抜ける.
なんや,結構栄えてるやん(失礼ですよ)

iPhone15 Pro

上の町がゴールではなく,もうひと踏ん張り.
切ってはいけない木なのか,道の方が左右対向に分裂.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

で,ようやくたどり着いたのが「第三十八番札所 金剛福寺」

iPhone15 Pro

この寺もエライ場所にある.達成感半端ないやろうな.
白装束のガチ遍路さんがスマホでニッコリ自撮りしまくってた.

まぁ,Kazchari的には特に思い入れがないので,岬モニュメントへ移動.
レイアウト的に仕方ないのか,銅像があちら(海側)を向いてしまっている.

iPhone15 Pro

この銅像の方は「ジョン万次郎」こと「中浜万次郎」さん.
土佐清水出身なので,まぁ地元.
漂流記で有名ですね.

へぇ,井伏鱒二がメジャーにしたのか.知らなかった.

iPhone15 Pro

すぐ近くに観光案内所あり.
「ジョン万次郎を大河ドラマに」という宣伝があちこちに.

うーん,難しいやろなぁ.
ハワイとアメリカ本土ロケが必要やし,話が日本人には受けなさそう...
そういや『龍馬伝』にちょい役で出てたような.
時代と場所が全然違う「大黒屋光太夫」とごっちゃになってたりする.

それにしても,室戸の中岡慎太郎やら桂浜の坂本龍馬やら,高知にはやたら銅像が立っている気がする.

iPhone15 Pro

と思ってたら,しっかりこんな案内板があったりして.
やってんねぇ.

で,せっかくなので展望台まで歩くっつーか,BROを押す.

iPhone15 Pro

まぁ...普通の岬と灯台ですね.
晴れていれば絶景だろうが,ここまでチャリできた満足感は十分.

iPhone15 Pro

他にも展望ポイントはあるが,天気もイマイチ出しどこも同じ風景っぽいので撤退.

iPhone15 Pro

駐車場に戻る小道がちょっとステキ.

iPhone15 Pro

さぁ,お待ちかねのランチタイム.
寺の周囲に2,3軒食堂があった.
メニューが豊富そうなこの「つばき」さんに決める.

iPhone15 Pro

ところが店内に誰もいない.
「すいませ~ん」と声に出すと,どこからともなく店員さん登場.
むっちゃヒマそう.大丈夫か,この店で.

無人の2階に案内される.
メニューを見る.

「名物&おすすめ」のダブルコンボで「土佐の清水サバ」にする.

iPhone15 Pro

初めて食べる謎料理だが美味し.

iPhone15 Pro

ただし,味は良いが量が...(久々のフレーズ)

さぁ,岬到達の目的も果たしたし戻りますか.

会計の際,お店の方に「海岸沿いとスカイライン,自転車だとどっちが楽しいですか?」と,一般人に無理難題な質問をかます.

「え,えーと,スカイラインはですねぇ,坂がいっぱいあって大変ですね~」

「ずっと登りなんですか?」

「いえいえ,登ったら下りますねぇ~」

少々嚙み合わない会話だが,やたらしんどそうなのは確かっぽいのでスカイラインは避ける.
公式ルート通り,反時計回りでこの半島を抜けることにする.

基本的に整備された道を高速で下っていく.
往路のジャングルライドとは別世界.

公式が足摺岬周遊を,あえて反時計回りにした理由がわかった.
このルートの方が楽しい.

iPhone15 Pro

岬突端の礼所を目指すお遍路さんと何度もすれ違う.
ゆえに休憩所が点在.
ここは洗濯機が設置してあるなど,かなり充実している.

iPhone15 Pro

快晴ならば,さぞかしキレイそうな海岸.

以下のような看板が設置.
日本海ではなく,ここからの密入国もあるのか?
怪しい人の判断基準は?
お接待文化とのバランスは?
頭に浮かぶ疑問の数々(来た道を戻るだけなのでゾンビ走法中).

iPhone15 Pro

往路でも立ち寄った”貴重な”ローソン.
マイ・ブームなコーヒーマシンで作る冷凍系スイーツを購入.
この気温だと大失敗.美味いが寒い.

iPhone15 Pro

四万十川河口に戻ってまいりました.

iPhone15 Pro

雨は止んだが,どんより雲.
明日の天気に期待.

iPhone15 Pro

河川敷を走行.
時刻は15時過ぎ.
下校中の学生や犬の散歩者多数.
平和だ.

通行可かどうか迷う標識.
地元のチャリも通っているし,公式ルートもここを指定.
「一般車両」の定義とは?(こまけーことはいいんだよ)

安全を最優先に自己判断で.

iPhone15 Pro

「パラダイスみてぇなホテルを作りてぇ」と誰が言ったか定かではないが,それを具現化したのが「ホテル ココモ」
さぁ,今日もチェックイン!

iPhone15 Pro

新しい部屋は確かに臭うが,まぁ耐えられないほどではない.
アドバイス通りファブリーズをかけまくる.

BGMはもちろんこの曲.

ホテル名の由来なのかどうかは聞きそびれた.

で,曲そのものは名曲だと思うが,肝心の映画の内容は...いいのか,トム?
ジャマイカ・シーン少ないし.

さくっと室内洗車&注油した後,ルーティンの洗濯&お楽しみの大浴場.
サウナは夕食行ってからだなー

もちろん昨夜食べて大満足だった,隣接する「いちもん家」に向かうが...な,何ィー!
なんと,定休日だった.
せっかく事前に入手したチラシで何を食べるのか決めていたのに...(気合い入れ過ぎ)

気を取り直してGoogle先生に相談.
繁華街ではないので,選択肢は限られているが,近くに良さそうな店を発見.

そこが「八雲」.別のホテルの2階にあった.

iPhone15 Pro

居酒屋風だが,ちゃんと定食系も充実.
「四万十豚のとんかつ定食」を注文.美味し.

iPhone15 Pro

これだけでは寂しいので,昨夜の「いちもん家」でも気になっていた,地元の名物料理「ウツボの唐揚げ」も単品で.

iPhone15 Pro

ダイビングで散々見てきたアイツである.
皮の部分だろうか? ネチョネチョ感あり.
うん.こちらはこれっきりでいいかな.脂分過多...

てなわけで,無事夕食にありつけ,今宵もふけてゆく.
この旅も終盤に.

そして今日の走行距離は100km未満.
休息日としてちょうど良い.

台湾でも2回ほどこういう日を設けた.

台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

ホンマ,旅はいい.
この自由さがたまらん.

明日はまた愛媛に戻る.
徐々に松山が近づいてくる.
ゴールが近い.

Day7はこちら ⇒BROMPTONな四国一周ライド Day7:四万十~宇和島

BROMPTONな四国一周ライド Day5:高知~四万十

2025/11/12 Wed

人類の叡智

iPhone15 Pro

曇り.温度:9 ℃,湿度:85%,体感温度:8 ℃,風速:9.0 km/時,風向:N

Day4はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day4:海陽~室戸岬~高知

旅の朝は早い.
まぁ,就寝時間が早いので当たり前っちゃー当たり前.

この宿,一応朝食付きなのだが,あまり居心地のよろしくない場所なので早々に退去することにした.
早出の旅人のためにこうした宿にはオートロック式の裏戸がある.
要は出れるけど入れないドアだ.

正に出ようとする瞬間,外からスタッフの方が出勤されてきた.

「あっ,おはようございます.今から出ます」と挨拶.

スタッフの第一声 ⇒「部屋のカギは?」

「(ムカっ)ドミなんで...」

スタッフ「あっそう」

ホンマ,最後まで失礼な宿や.もう少し言い様があろう.
あー,もう忘れた忘れた.

早出と言いつつも,時刻は既に7時過ぎ(おい).
町は既に動き始めている.

車道も路地もクルマやら自転車で大混雑.
さらに道もクネクネとわかりにくい.
公式ルート外なのでGoogle先生頼りだが,例によって最短=最速ではなかったりする.

理由がある.
北海道や台湾では移動手段に「自転車」を選択できるのだが,四国を含む本州ではその機能は使えない.
つまり「自動車」にすれば交通量の多い道,「歩行」にすれば激細の道や階段など極端なルートが表示されがち.
度々この仕様で悩まされることになる.

しっかりとした県道に出てようやく安心.
宿で食べそびれた,いや放棄した朝食タイム.
ピザまんは至高.

iPhone15 Pro

大混雑の高知を早く抜け出したいと激コギ.
とある坂の途中で,後方から「カラカラ」と変な音が聞こえる.
ホイールに枝でもひっかかったかと思い,停車しようとする瞬間,何かが落下した音がした.

iPhone15 Pro

TWTOPSE製のカスタムパーツ,リアフェンダー用のダブルホイールが外れた.

元々BROのフェンダーには小さいホイールが純正で付いているのだが,ベアリングも何も封入されておらず動きが激シブ.
直径自体も小さいため,折りたたんだ状態でBRO本体を転がす目的にはほぼ使えない.
それを解消する最もスマートな方法は,リアキャリアを装着して4輪化することなのだが,当然重量増.
その折衷案として”アリエク”で購入して取り付けたのがこいつ.
格段に「ころがし性能」および「お座り時の安定性」がアップした.

とは言え...昨日のキャリアラックといい,こいつといい自分で取り付けたパーツに不具合が出るとは...やはり整備のセンスがないぞKazchari.

ボルト2本留めだが,振動で1本が脱落.その後残った2本目も外れたということだろう.
幸い,すぐそばで裏留めの金属プレートとボルト1本は回収できた.

チャリ旅で何が一番怖いってマシントラブルである.

本ブログでも度々登場するBROMPTONマイスターO西さん.
BROにて「納沙布岬1200」を始め,数々のロング・ブルベに挑戦する猛者中の猛者だが,その旅は過酷そのもの.

ケツの痛みはさておき,パンク頻発,クランク不調など,O西さんのBROは壊れすぎである.そうした数々のトラブルを乗り越えていく姿勢はマジでリスペクトだが,もし自分に起きた場合,速攻でDNFしそう.

つーことで,そうした状況が起きないように祈りながら走っているのだが,やはり色々ありますなぁ...
まっ,このパーツがなくても,とりあえず走りに支障はないので旅を続けることにする.

iPhone15 Pro

高知市を抜け土佐市へ.
流れる川は仁淀川.この歩道の広さがありがたい.

iPhone15 Pro

後にSTRAVAの断面図を見ると,このあたりから徐々に標高が上がりつつある.
道理で丘越えが連続するわけだ.

最短距離とは言え「松山」表示が出てきたな.残り300ブルベの距離か.

iPhone15 Pro

小腹が空いたのでファミマにピットイン.
総菜パン缶コーヒーを購入.
特に頼んだわけではないが,総菜パンもレンチンしてくれた.
珍しい.さすが(台湾でもお世話になった)ファミマだ.
ちなみに旭川にファミマはない.北限は滝川店である.

iPhone15 Pro

で,このピットイン中にリアフェンダーの応急処置を試みる.
やはりフェンダーのがたつきが気になるのだ.

走行中に「そういや膝痛防止のテーピング,持ってたよなぁ」と思い出す.

汗や脂べったりの皮膚にくっつく粘着力である.
ツルツルのプラフェンダーの固定なんぞ容易のはず.

iPhone15 Pro

見た目は気にするな.
さぁ,出発.

iPhone15 Pro

途中の田舎道を経て,到着したのが道の駅「かわうその郷すさき」である.

iPhone15 Pro

30年近く前,オートバイツーリングで四国を訪れた際に,この辺りは何度も走った.記憶そのものは少々怪しいが,あの頃の面影はどこにもない気がする.
まるで初めての訪問地.

過去との最大の違いはやはり高速道路網の充実だろう.
四国と言えば「酷道だらけ」というイメージだったが,少なくとも海岸沿いの道は段違いに走りやすくなっている.そう,あくまで海沿いは...(伏線)

それはさておき,そろそろ昼食の時間.
道の駅の食堂に美味しそうなメニューが並ぶ.
ただ,先ほどのファミマ補給のせいか,まだエネルギーは残存している.

「もう少し進みますか」の判断ははたして正しかったのか...

iPhone15 Pro

ブルベにしろ普段のライドにしろ,距離はともかく全体のプロフィールをあまり確認しないのがデフォルトのKazchari.
なにせ「納沙布岬1200」でも前日まで「美幌峠の登り返し」があるなんて知らんかったしな(大丈夫か?)

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day3

そう,そんなお気楽なKazchariに襲い掛かったのが「七子峠」である.
いやまぁ一言...長い.

iPhone15 Pro

そもそも「峠まで後〇km」表示がある坂に楽な坂はない.
まぁ,日帰り(&EMONDA)であれば楽しいライドなのだが,旅の途中はなぁ...
そんなこと言っていると日本ではチャリ旅できないか.

iPhone15 Pro

ふと思ったが,Kazchariのチャリ・ライフはほぼ北海道限定.
本州のような激坂まみれの場所を走り続けることはほぼない.

比較してみる.

昨年,Audax近畿が開催した「徳島1000」,要するに”シコイチ”ブルベの獲得標高は「9,518m」とある.

https://audax-kinki.com/24brm1012_1000/より

一方の「納沙布岬1200」は「9,500m」.

200kmの距離差に対して獲得標高が同じとは...
やはり偉そうにクライマーだのなんだのと言いつつも,絶対的な獲得標高は稼げないのかも.つまりは高さに「慣れていない」.

iPhone15 Pro

ちなみに「徳島1000」も,この七子峠を通過している.
残り1kmで徐々になだらかになって,ようやくピークに到着.
この季節だからいいけど,真夏の過酷さたるや...

iPhone15 Pro

ダウンヒル開始.
さすがに腹が減った.
四万十町(旧:窪川)まで耐えられるか?

下りの途中,右手にラーメン屋が見えたので迷わずピットイン.
こんな山中にも関わらず,駐車台数多め.有名店なのか?
店先では3組ほどのグループが待機.
まぁ,それでもシングルならカウンターにでも座れるかと思ったが,ボードに名前を書き,待たされることになった.

ところがである.

全く列が進まない.
どうも,座席が少ないのか,一組が食べ終わったら次を呼ぶシステムの様.
スタッフがいないのか?

昨夜の「居酒屋一時間待ち事件」の悪夢が蘇る.

30分近く経って,堪忍袋の緒が切れた.
ボードの名前を消して出発することにする.
まだツキは戻っていないのか.

諦めてコンビニでもいいやと思う頃,なかなか風情ある建物が見えて来た.

iPhone15 Pro

店の前には観光客ではなく,ワンボックスや軽トラが停まっている.
こういう働くおじさん達が集う店は美味いに決まっている.
ちょうど出て来たおじさんたちが「やっぱ,ここ美味いわ」とつぶやいていた.
これは期待できる.

中に入る.

メニューは極端に少ない.
中華そば(ラーメンではない),うどん,カレー程度しかない.

どうやら看板メニューらしき「中華そば」(¥600)を注文.
ガラスケースの中に「おでん」らしきおかずがあったので,それも取る(¥200).

iPhone15 Pro

これがまぁ,期待に応えて美味い美味い.
ラーメン=こってり系に慣れ過ぎた胃袋から「こういうのでいいんだよ」という呟きが聞こえる.
「おでん」に見えたおかずは,なんと沖縄料理の「ラフテー」だった.
これまた味が染みて美味し.

さぁ,腹も満たされたし先を急ぎますか.
先ほどの七子峠でかなり時間をくってしまった.

道の駅「あぐり窪川」着.スタンプゲット.
もう高知はクリア済みやけどな.

iPhone15 Pro

ちょうどベンチにシコイチっぽいMTBチャリダーを発見.
5日目にして初めて会う同志である.
元気に挨拶.
何らかの情報交換ができるかもと思いきや,トイレに行って戻ると姿が消えていた.

11月は四国一周のベストシーズンと聞いていたが,その割に全然サイクリストを見かけない(しまなみは除く)
みんなどこを走っているのだろう?
そもそも絶対数が少ないのか?

さて,いよいよ運命の分かれ道.
目的地の四万十市(旧:中村)まで,国道を使ってダイレクトに進むか,それとも従来の目的地である「海洋堂ホビー館」に向かうか...

iPhone15 Pro

なぜここまで逡巡しているのかと言えば「ホビー館」がとんでもない所にあるから.むしろそれで有名.

これまでの経験から四国の山中がとんでもない酷道であることは知っている.
狭い,急カーブ,急坂,暗い,落石,割れ,コケ,大型トラック,ガードレールなし,民家なし,自販機なし,施設なし...

機動力のあるオートバイですら,距離以上に時間がかかるのが常識.
ましてやこの時期,なんだかんだで日没が早い.
16時を過ぎると急激に暗くなる.
そして現時刻は既に13時近い...

「ホビー館」までの距離,滞在時間,そこから宿までの行程を灰色の脳細胞にて必死で計算.

導き出された答えは...もちろん行く!(逝く)

ここで諦めたら男がすたる(昭和脳)
ふっふっふ,ちょっとした冒険だな.
陽が落ちたら陽が落ちたで,その時考えるべし.
逃げちゃダメだ,逃げちゃダメだ...

そうと決まれば早速出発.
四万十町の分岐を迷うことなく国道381号に進路を取る.

もちろん四万十川沿いの国道はキレイに整備されており走りやすい.
それに追い風だ.

Pハンドルの面目躍如.
下ハンを握り肘を深く曲げる.
気分はすっかりエヴェネプールなTTポジション.
BROとして,かつてないAveで爆走.
最高にハイッってヤツだぁ!

途中で先ほど道の駅で見かけたMTBの旅人をぶっちぎる.
もしかしたら「ホビー館」で合流?(違ってた)

最寄りのJR「打井川」駅着.
ここで橋を渡る.

iPhone15 Pro

ようやく後5km.
閉館日は火曜日.今日は水曜日.開いててよかった.

散々びびってた四国の酷道.
昔のイメージよりもだいぶ改修されていた.
それでも狭いこたぁ狭い.

iPhone15 Pro

「ホビー館」が近づくにつれ道が広くなる.
拡張したのだろうか?
欄干の上には,やなせたかし先生デザインの四万十キャラが.

iPhone15 Pro

こちらはちばてつや先生のカッパ.別に出身地ではないそうだが.

iPhone15 Pro

で,ついに造形系オタク趣味の総本山「海洋堂ホビー館四万十」に到着ゥ!

海洋堂ホビー館四万十

到着時,スピーカーから流れていたのが,なんとダグラムのOP「さらばやさしき日々よ」だ! 激シブ.

あれ? 何か映像が記憶と違うけど...(大ボケ)
その後も館内に流れるBGMは「サスケ」やら「ニルスの不思議な旅」などなど涙の選曲.誰得?(オレ得)

iPhone15 Pro

「ホビー館」は,ご覧の通り廃校の有効活用.
特別展開催時だったので入館料は¥1,200(フィギュア・ガチャ一回券付き).
その特別展のテーマはなんと「エヴァ」だ!

ちなみに館内撮影完全にOKである.
むしろ宣伝してほしい雰囲気.そらそうだ.まさに秘境.

つーことで最初のゲートをくぐると現れるのがこの景色.

iPhone15 Pro

海洋堂がこれまで手掛けてきた商品や,”センム”の個人コレクションが旧体育館いっぱいに展示されているのだ.

iPhone15 Pro

まず最初に目を引いたのが”おぞましき姿”の邪神兵!

iPhone15 Pro

こいつはプラモではない.
レジン製のガレージキット.
実はKazchariはこの商品を発売当時(約40年前)購入.確か¥30,000ぐらいした.
なんとか作ろうと奮闘したが,技術&情熱が及ばず放棄.どこいったかなぁ...
そうか,ちゃんと作れたらこのカッコよさなのか...今でも無理だな.

最近プラキット化された.

iPhone15 Pro

とまぁ,展示されているアイテムひとつひとつに蘊蓄可能な程度のオタクなのだが,キリがないのでこの辺で.
あらためて見ると,持っている,もしくは持っていたフィギュアがかなりある.
これまでの人生,かなりの金額を海洋堂に捧げているなぁ...

つーことで特別展示の「エヴァンゲリオンフィギュア展Ⅲ」の部屋へ.
これ,リボ・エヴァの拡大版?

iPhone15 Pro

展示のメインは,主に劇場版名シーンを再現したジオラマ.

iPhone15 Pro 歌はいいねぇ
iPhone15 Pro その後,綾波(仮)崩壊
iPhone15 Pro おりゃ~
iPhone15 Pro わかってるわよ!
iPhone15 Pro 今度こそ幸せに

つー感じで,劇伴音楽が流れる空間でエヴァの世界にどっぷりつかる.
なんだかんだで,ありとあらゆるサブカルに影響を与え続けた26年間でしたな.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

これまた息の長いコンテンツ.S.A.F.S.

iPhone15 Pro

体育館もとい展示場の真ん中に鎮座する海賊船.
中に入れたり,登れたりします.

iPhone15 Pro

ミャクミャク...ではなくて,70’エキスポグッズ.

iPhone15 Pro

もちろん近くに「タローマン」コーナーもありました.

つーことで大満足の2時間.
スマホのバッテリがヤバくなるぐらい撮影.

逃げなくて良かった.
今思えば,今日が旅のハイライトだったかもしれん.
公式ルートには含まれていないし,何よりも(地理的に)訪問に覚悟が必要.
でも,行く価値は確実にある.特にアラ還世代は.

さて,時刻は午後3時.
予約した宿までは残り40kmほど.
2時間で行ける?

念のためGoogle先生でルートを再検索.
なんと,来た道を戻れとある.
そうなると残り60kmに増加.
なんで?
交通手段が「自動車」になっていた.
要するに最短距離はクルマでの通行に適さない,ということだろう.知っている.

手段を「歩行」に変更.
今度は地図上のグネグネ酷道を表示.
チャリならこっちでしょう.

iPhone15 Pro

こちらのルートは,期待通り(?)に四国の酷道.
ミッションを終えた後なので爽やかにポタリング...と言いたいところだが,こんな山間で日没は迎えたくない.
先を急ぐ.

何度目かの急カーブ.
クリアすると軽自動車が停まっていた.
近くに山菜採りっぽいご夫婦.
念のため,四万十市,いや中村までこの道で合っているのか確認.

「つながってるよ~.を越えたら中村だよ~」

えっ,
そう,Kazchariはこの部分に差し掛かっていた.

いやエグかった.
こりゃクルマはキツイわ.
激坂&ヘアピンの連続.
対向車は皆無だった.

iPhone15 Pro

ピークを過ぎても油断はできない.
BROのブレーキは貧弱ゥ,貧弱ゥ!
ポンピングを使って減速.ここは冬季北海道か.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ようやく最難関区間を抜け,道が少し広くなる.
民家もポチポチと.
それでも人っつーか,文明の気配をあまり感じない.
いや,これこそが四国の道,本来のイメージ(偏見)

iPhone15 Pro

県道を抜け,もうじき国道につながる.

iPhone15 Pro

その国道は439号線.
かねてより,道の過酷さから”ヨサク国道”,つまり「与作」のリズムでしか走れないと揶揄されてきた.

だがしかし,令和の現在,この道のキレイさは何だ!
ゆえに,再びTTポジションで激走戦隊.

iPhone15 Pro

光の入りが美しい場所(公衆トイレ)での休憩を経て,四万十市(旧:中村)に到着ゥ!

iPhone15 Pro

今日の宿は「ホテル ココモ」
禁煙シングルで一泊¥5,300と格安.

フロントのにーちゃんも印象良く,昨日とはエライ違い.
もちろんチャリの持ち込みも問題なし.
それどころか鍵付きの駐輪場まである.

iPhone15 Pro

そもそも,充実のフリードリンク,入浴後のアイス,そして朝飯はパンの食べ放題である.
おまけに部屋に風呂はないものの大浴場あり,しかもサウナ付き!
なんだここ? パラダイスか?
サイクリスト・ウェルカムとはこういう宿のことを言う.

iPhone15 Pro

部屋に入ってすることはまず洗濯.
当然この宿にも洗濯機あり.
しかも洗剤不要タイプ(自動投入).
最近増えているのだろうか?

今回一応ジャージは2セット持ってきたけど,四国に限って言えば1セットで十分やな.各宿には確実に洗濯機がある.

で,もう一つの作業は走行中に落下したリアフェンダーホイールの修理.

iPhone15 Pro

さすがにちょうど良いサイズのネジは持っていないので,キャリアラックの補強に使った結束バンドで代用.
ちゃんとした修理は帰宅後に行う.

そして,このホテル最大の売りである展望大浴場に向かう.
久々にちゃんとした入浴.
もちろん最大のご褒美はサウナだ!
外気浴こそできないが文句は言うまい.
カラダを拭いた後,脱衣室でととのえる.ここは天国か?

なんだかんだで1日100km以上の走行を5日間続けている.
しかもBROMPTONだ.
疲れていないわけがない.
旅の折り返し地点でサウナ付きの宿,これ以上の幸福があろうか,いいやない.

さらに,このホテルの美点は大浴場だけにとどまらない.
夕食は隣接する物産店へ.
その一角に「いちもん家」という食堂があった.

iPhone15 Pro

注文したのは「鉄板スタミナ焼き定食」(¥1,480).
牛,豚,鶏肉の全部のせメニュー.

iPhone15 Pro

単品メニューも充実.
ここは「藁焼きひとくち鰹塩ポン酢たたき」(¥748)を追加.

iPhone15 Pro

美味すぎる.
なんだここは? ヴァルハラか?

ダメ押しに,西日本で有名な激安ディスカウントショップ「コスモス」およびファミマも並んでいる.酒飲みもノープロブレムだ.

マジでここは涅槃ですか? どのくらい煩悩を滅却すれば,ここに至るのやら.
知らずにお遍路ルートを辿っていたおかげかも...(んなこたぁない)

昨日のイマイチを完璧に挽回した感.

部屋に戻り,缶チューハイもといプロテインをちびちび.
残念ながら明日の天気は一日中雨のようだ.

足摺岬行きは断念か.
四万十川も濁っていそう.

Kazchariの明日はどっちだ?

Day6はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day6:足摺岬周遊

BROMPTONな四国一周ライド Day4:海陽~室戸岬~高知

2025/11/11 Tue

波乱万丈

iPhone15 Pro

晴れ.温度:8 ℃,湿度:82%,体感温度:5 ℃,風速:9.7 km/時,風向:NNW

Day3はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day3:東かがわ~海陽

朝5時起床.
本日は全日程中,走行距離が一番長い日になる予定.

もちろん,他のお客さんは就寝中.
できるだけ物音を立てずにパッキングし,BROと荷物を玄関まで降ろす.

iPhone15 Pro

実は昨日の「南阿波サンライン」展望台での転倒以降,走行中にフロントバッグがやたらぐらつくようになった.

宿でチェックしたところ,どうやらラック取り付け部分のネジが緩んでしまった模様.

iPhone15 Pro

フレーム内蔵のツールキットにて増し締めを試みるが,ラチェットレンチのヘッドの大きさが邪魔して,ボルトの穴に上手く刺さらない.

結果,斜め刺しとなり少しナメてしまった.
細身の3mmレンチが必要なようだ.どこかで購入しなければ.

そもそも御覧の通り,このパーツは純正品ではない.
スタイル優先で交換したカスタムパーツである(TWTOPSE製)

フロントバッグの重さ(7kgほど)に対し,適切なトルクで締めなかった,もしくはその重さや振動に耐えられなかったということだろう.
もしかすると,ここも”変えてはいけないパーツ”の一つかもしれない.

手持ちの工具や道具でとりあえずの対処法を考える.

「Ride On Bag」の揺れを抑えるために昨日購入したゴムバンドが使えそうだ.
先ほどのラックキャリアだけで保持するのではなく,バンドの一方をハンドルにかけ,フロントバッグの下から回して,もう一方をハンドルにかける.
つまりバッグを吊り下げることにより荷重を分散させ,ラックへの負担を減らす方法を試すことにした.

iPhone15 Pro

朝6時.
暗闇の中スタート.お世話になりました.

走り出してすぐに気づく.
ハンドルがめちゃめちゃ重い,左右に切れない.
そらそうだ.バッグとハンドルを固定した様なものだから.

てな感じで,当初は違和感が非常に強かったが徐々に慣れた.
いや,むしろゴムバンドの伸縮性のおかげもあり,まるで「ステアリングダンパー」を付けたかのような感覚.
つまり,小径車の弱点である直進安定性の低さが改善した.
これぞ怪我の功名ってヤツだぁー!

で,まずは少しコースを逆走.
24時間営業のローソンで朝食(コーヒー,おにぎり,エナジージェル)

iPhone15 Pro

さぁ,行きますか.
新しい朝が来た.最初の目的地は「室戸岬」だ.

iPhone15 Pro

早朝ということもあってか,交通量も少なく快適に走行.
11月半ば近いが,あまり寒さは感じない.南国だねぇ.

iPhone15 Pro

既に歩き遍路さんの姿もちらほら見かける.
マジでリスペクト.

iPhone15 Pro

道路沿いにサーフィン系の看板やショップ,ゲストハウスが点在するようになった.付近の海岸にいい波が来るのだろう.南国だねぇ.

Kazchariの趣味の1つにスキューバ・ダイビングがある.
サーフィンと違ってスポーツとは言い難いけど,そこそこ体力は使う.
もちろん,好む海っつーか,海況は異なる.
サーファー向けの荒れた海では潜れない.

でも,もうダイビングはしないやろなぁ...

スキューバダイビング,やめよっかな?

そうこうしているうちに,徳島第三の道の駅「宍喰温泉」に到着.

iPhone15 Pro

一周スタンプの設置施設だが,開館前で押印不可.
昨日の「公方の郷なかがわ」のように,時間外訪問客のための「別紙スタンプ」に期待したが,どこにもなかった.
まぁ,そういうことなのでしょう.
Kazchariはクリア済みなので問題ないけど.

ちょうど日の出の時間.
道の駅対側にある堤防から見る.
徹夜走行明けのブルベのごとし.力がみなぎる.

iPhone15 Pro

ついに高知県突入.

iPhone15 Pro

東洋町に入る.
道の駅もあるが,ここは一周認定駅ではない.なぜだ?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

海と砂浜が朝日に照らされて実に美しい.
波しぶきも良い感じ.
道の駅のオブジェもサーファー・ウェルカム.
早朝から海に入る人を見る.南国だねぇ.

iPhone15 Pro

その場でふるさと納税できる端末が設置してあった.初めて見る.
返礼品を調べると「伊勢海老」「マグロ」「ポンカン」「地酒」などの地元名産品が並ぶ.
ちゃんとしてますねぇ.次年度の候補にしておこう.

iPhone15 Pro

高知の海岸沿いは実に快適.
適度なアップダウン.
それに何と言っても交通量が圧倒的に少ない.
それだけ”田舎”ということなのだが,一方で困るのが補給.
町がない=店がないのだ.

iPhone15 Pro

室戸町に入り,ようやく見つけたコンビニ「モンマート室戸店」
ホットの缶コーヒーと菓子パンで補給.
レジのおじさんから「あの自転車で回ってるの? すごいねぇ」とのお声掛け.

ただの社交辞令かと思ったが,店舗の端っこに多数の自転車や原付が駐輪.
チャリ輸送用の外箱も置いてある.
もしかして,自転車屋さん?

あたりだった.
本業は自転車屋で,なんと創業は大正7年だとか.鬼滅の時代やん.

いずれにせよ,この辺りでは貴重な,本当に貴重な補給&修理店.
トラブル時にはぜひ立ち寄りましょう.

iPhone15 Pro

それにしても走りやすい道.
時折現れる漁村.
この写真だと,先ほど説明したゴムバンドによるパッキングがよくわかる.
デメリットとしては「Ride On Bag」の蓋を走行中に開けることができなくなったこと.それくらい.

iPhone15 Pro

本日前半の山場である「室戸岬」が近づいてきた.
路面の傾きがひどくスタンドが安定しないので,久々にお座り姿勢のBRO

iPhone15 Pro

太平洋の荒波.
写真が少し曇っているのは波しぶきのせい?
BROは錆に弱いのだ.ヤメテ.

かように激しい波なのに海岸線ギリギリに遊歩道が整備されている.
なかなかワイルドだ.

iPhone15 Pro

少し進むと謎の洞窟.
「御厨人窟・神明窟」というそうな.

御厨人窟・神明窟

空海さんの修行場らしい.素直にホラースポット.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ようやく広義での室戸岬なのか,車道で通える先端に到着.
どーんとそびえるのは中岡慎太郎像.
確か,龍馬と一緒に切られた人だったはず.

中岡慎太郎

ありゃ? 室戸ではなく安芸出身とある.
なぜここに?
いすれにせよ享年30.若いな.

iPhone15 Pro

一応駐車場に岬の碑.
海にしろ山にしろ,シンボルたる灯台のある場所にはここから歩く必要がある.
天気もイマイチだし,行かんでもええか.

iPhone15 Pro

ここから折り返して北上スタート.
お,第二十四番札所「最御崎寺」の看板が見えてきましたよ.
歩き遍路のみなさん,マジでご苦労様です.

iPhone15 Pro

なにせ,こんなエグイ位置にある.

https://www.shikoku88.net/ohenro-guide/map/より

初心者必見!四国歩きお遍路の泣くほどキツイ“超難所”TOP5とその攻略方法

上のブログだと堂々の1位!

iPhone15 Pro

国道55号を進む.
右手に「室戸スカイライン」の表示.
ほほぉ,行ってみるかとチラ見すると,目視で斜度10%以上のとんでもない坂となっていた.それがはるか上の方まで延々と続いている.

「は,ははは...見なかったことに」と一旦通り過ぎる.

しかあし...ここで言い訳して逃げるのはダメだ.
自称クライマーの血が騒ぎ始める.
いや待て,冷静になれ.まだまだ高知までは距離がある.
ここでの寄り道は後でとんでもないダメージになるぞ.

ココロの中で天使と悪魔が葛藤.
結局勝ったのは...

iPhone15 Pro

クライマーKazchariだった.さぁ,行くぜ!

とまぁ登り始めたのは良いが,掛け値なしにエグイ坂.
まるでカミヒル後半の様.
EMONDAなら問題ないが,この大荷物のBROではひたすらキツイ.

いくつかコーナーを越えると,前方から下ってきたお遍路さんと遭遇.
思わず「(ぜいぜい)こ,こんにちわ~ この坂,まだ続きますぅ?」とお声かけ.

お遍路さん,しばし逡巡の後,

「...え,えーと,あぁ...もう少しですねぇ.ご苦労さまです」

気のせいか沈黙が多かったな.
と,この邂逅の後も,まだまだ坂が続く.

ようやく「最御崎寺」の門前に到着.
とは言え,まだまだ登りは続く.

寺には折り返し時に寄ればよいか,とさらに進撃.
ピークかと思いきやダウン後の登り返しあり(クライムプロ機能はオフにしている)
希望と絶望を何度か繰り返した後,ようやくピークの展望台に到着.

iPhone15 Pro

ここからは50mほど階段.忙しい.

iPhone15 Pro

正真正銘の展望台.景色は全然だった...

iPhone15 Pro

強引にもほどがある「恋人の聖地」認定.
根拠は?(疲労でココロがささくれておる)

iPhone15 Pro

既に本日の大仕事をやりとげた感.
まだ予定の半分も走っていません.

iPhone15 Pro

てっきり登ってきた道を戻るのかと思いきや,反対側に下りた方が目的地に近いことが判明.ちゃんと地図を見ときなさい.
で,快適にダウンヒルをこなし室戸市内に入る.

バス停の意匠からして,この辺りの浜辺にはウミガメが上陸? 南国だねぇ.

iPhone15 Pro

道の駅「キラメッセ室戸」着.
高知における最初の一周認定スタンプゲット!
必要数は3か所.
徳島と異なりルート上にたくさんあるので余裕だろう.

「鯨館」併設.有料なので入館せず.
この辺りから「龍馬推し」が顕著に.

iPhone15 Pro

海岸沿いを北上.
イマイチ晴れ間が見えない.
それでもしっかり肌の日焼けを感じる.南国だねぇ(何度目?)

iPhone15 Pro

腹が減った.
ハードなヒルクライム後でカロリー枯渇.
コンビニではなく,ここはガッツリといきたい.

道沿いに「営業中」のぼりを発見.
港に下りると,そこにあったのが「みなと食堂sato」.

iPhone15 Pro

12時前,かつシングルだったため,あっさりと席を確保.
海沿いなので日替わりの刺身定食がおすすめとあったが,ここはが欲しい.
で,注文したのが「和風唐揚げ定食」

iPhone15 Pro

これで¥1,200
めちゃめちゃ美味かった.
みそ汁に柚子が入っていたのが”らしい”.
デザートは旬の柿.

大満足の昼食の後,さらに北上.
高知第二の道の駅「田野駅屋」着.

iPhone15 Pro

鉄道の駅と融合している珍しい道の駅...と思いきや,稚内もか.

それにしても高知は走りやすい.
車道の路肩は狭いが,その分歩道が充実している.
もちろん,そのほとんどがチャリ通行可だ.

iPhone15 Pro

そして「お遍路さん用マーク」があちこちに.
高知は旅の手段を問わず旅人にやさしい印象...と思っていた時期がKazchariにもありました(伏線)

iPhone15 Pro

第三の道の駅「大山」着.
「おおやま」です「だいせん」ではありません.

つーことで,高知の認定スタンプ3つをあっさりとクリア.
まだ西半分を全然走っていないのだが...いいのか?

iPhone15 Pro

奥に見える自販機はご当地フィギュア付き飲料.
さすがにここで¥500の博打はしません.明日”行く”し...(ボソッ)

iPhone15 Pro

何か面白い造りの道の駅だ.
向こうの土手も「恋人の聖地」らしい.乱発しすぎでは?

iPhone15 Pro

この場所を過ぎる頃,町中に目立つようになったのが避難塔である.
もちろん「南海トラフ」対策.
近くで見ると巨大だ.
登り口にはベニヤ板の壁があり,非常時には蹴破る仕組みになっていた.
そうやな.この旅の途中で”発生”してもおかしくはない.

単なる偶然だが,昨年の台湾一周では,Kazchariが花蓮を訪れた1週間後に大地震が起こった.くわばらくわばら.

iPhone15 Pro

お遍路さんの休憩所.
ホームセンターのそばにある.
お遍路さんウェルカムのカフェ案内も掲示してあった.

iPhone15 Pro

安芸市着.
この時期の安芸と言えば...そう,阪神の秋季キャンプである.
今,正に来訪中.

Kazchari自身は野球に100億%興味ないが,ヨメはんのリクエストでこの横断幕を撮影 ⇒ 送信.
「キャンプ場まで行って選手の写真を撮ってこい」との追加指令を受けたが,面倒なのでそれは無視(命知らず)

まさか「阪神おっかけ勢」のせいで,高知が宿不足とか? まさかな.

iPhone15 Pro

危険度マックスの国道走行に嫌気がさしてきた頃,ナビが左折を指示.
「高知安芸自転車道」の表示.
おお,これはありがたい.
安全・快適に走れそう.だのに...

iPhone15 Pro

がーん.まさかの通行止め.
しかも”全面”だとぉ! なんてこったパンナコッタ.

渋々国道に戻る.
しばらく走ると再び左折,つまり自転車道につながる分岐が現れた.
「まぁ,行ってもたぶん通行止めやろなぁ...」と期待薄で向かうと,なんと普通に進入できた.

角の所に暇そうにスマホいじっているにーちゃん(工事関係者)がいたので,念のために「通れますか?」と確認.
「大丈夫っす」との返事.なんのこっちゃ.

iPhone15 Pro

これがまぁ,変化に富みまくる超絶的に面白い道.
もちろん路面状況に問題なし.
快適過ぎてとばすのがもったいない.じっくりと味わいたい道だった.

iPhone15 Pro

堤防沿いからの急なヒルクライムだったり.

iPhone15 Pro

枯葉に覆われた森の中だったり.

iPhone15 Pro

突如現れる廃屋?
何やら,ただならぬ妖気を感じる.
停車して,中を覗くと...

iPhone15 Pro

くぁwせdrftgyふじこlp~! 怖いって.
昼間やからいいけど,夜間はムリ.

iPhone15 Pro

室戸の洞窟といい,この建物といい,ホラーづいたライドの日.
何かを背負ったか?
ゆえにこの後...

iPhone15 Pro

道は続く.
松林のクネクネ遊歩道的な場所に駐車場ありの公衆トイレあり.
海に向かって張り出したテラスでは,いわゆるチェアリングをしてる方々がいた.
トイレからの風景が絵画的.

iPhone15 Pro

トンネルが連続する.
構造的に明確だが,この自転車道は廃線路を活用したもののようだ.
北海道も見習ってほしい.

iPhone15 Pro

一番驚いたのが,このエリア.
明らかに民家の軒先.かつてはここを電車が走っていた...?

iPhone15 Pro

終点.
実に楽しい道だった.
公式ルート(のナビ)よ,ありがとう.

iPhone15 Pro

目の前に高知第四の道の駅「やす」がある.
スタンプ&水分補給だけして出発.
いよいよ高知市内に入る.

iPhone15 Pro

ナビに従って進むと完全に遠回り.
どうやら観光名所「桂浜」を目指しているようだ.
ある程度進んでからそれに気づいた.刻すでにお寿司.

iPhone15 Pro

高知空港を過ぎてから,ナビを無視して市街地目指して走る.
宿に入る前にホームセンターで買い物があるのだ.

そう,フロントキャリア固定用の「3mmレンチ」「結束バンド」
それにタオルがレンタルのみという今宵の宿対策に,あらかじめ安いタオルを入手しておくのだ.

無事これらのアイテムを入手し,夕暮れ迫る市内中心街を走る.
17時過ぎ,予約していた宿に着いた.お疲れ様でした...

iPhone15 Pro

さて,今夜の宿であるがまともな場所が予約できず,妥協してドミトリーにした.
台湾一周の時もそうだったが,年を重ねるとドミでは周囲の雑音が気になってよく眠れないのだ.
で,その仕方なく選んだ宿だが...えー,今回の旅で〇〇の宿でした.
昨晩泊まった「民宿かいふ」と真逆.

営業妨害はしたくないので詳細は避けるが,大金(ドミで¥6,000!)出して,なぜこんな不快な気分にさせられるのか.

ネット上の評判は悪くないので,合う合わないがはっきりしてるんやろな.
星1に完全同意するコメントもあったし.

気を取り直して,近所の店で夕食.
中心街より少し離れた場所だからか,まだ19時過ぎなのに閉まっている店が多い.Google先生で検索して向かった先はなぜか廃墟だったというオチまで.何かの呪いなのか?

ようやく見つけたのが居酒屋.
喫煙可のマークが気になるが(Kazchariは嫌煙家なのだ),もはや選択の余地はない.
暖簾をくぐる.
店内は結構な混雑.

シングルゆえ,カウンターの隅に案内される.
単品だけではなく定食メニューも充実していた.
これなら速かろうと刺身定食を注文.
まぁ居酒屋だしっつーことで生ビールも追加.

ここまでは良かった.

お通しとビールはすぐにきたが,肝心の定食が来たのはなんと...注文後,1時間近く経ってから!
さすがに遅すぎだろう.
「まだですか」と何度か尋ねたが「もう少し待って」と返答.
なんだここは? アジア人差別するヨーロッパか?
まだ作り始めてないのなら,途中でキャンセルして出ていこうかと思った.

ただし,ようやく出された料理そのものはめっちゃ美味かった.唯一の救い.

iPhone15 Pro

宿といい,メシといい「オレ,何か悪い事したか?」的なツキのなさ.
こんな日はちゃっちゃと寝るに限る.
おっと,その前に明日の走行計画を立てねば.

iPhone15 Pro

今日の高知までは,ほぼ公式提供のルート通りに走ってきたが,明日以降は少し外れる.
なぜなら,どうしても行きたい場所があるからだ.

Day5へ続く ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day5:高知~四万十

BROMPTONな四国一周ライド Day3:東かがわ~海陽

2025/11/10 Mon

これぞ旅の夜

iPhone15 Pro

風.温度:15 ℃,湿度:68%,体感温度:10 ℃,風速:24.8 km/時,風向:WNW

Day2はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day2:四国中央~東かがわ

ここは「AZ HOTEL 東かがわ店」
もちろん朝食はバイキング形式だ.
昨今,生卵を提供する宿は少ないのでは?

iPhone15 Pro

今日の天気は晴れ予報.
現時点での最強ビジホ「AZ」は100円ショップも併設.
小分け洗剤が切れたので購入しておく.
町の薬局ではあまり売ってなかったりする.

iPhone15 Pro

ホテルを出てしばらくはJR高徳線に沿って走る.
小さいが個性的な駅舎が続く.
そして列車を一人待つ女子学生のシルエットなど,画になる風景が次々に現れる(アニメ好きのガイジンに受けそう)

この旅ではJRやローカル線の脇を走ることが多かったが,とんでもない場所を走る列車や個性的な駅舎が印象的.

ちょうど今朝のニュースで放送していたが,JR四国の8割くらいは赤字路線だそうな.JR北海道といい勝負かそれ以上.
ある時は山肌を縫うように,ある時は海岸沿いの絶壁を走る列車.
そんな風景はじきに見られなくなるかもしれん.

iPhone15 Pro

台湾一周の経験から幹線道路を外れた路地には,風情あふれる場所を見つけることが多い.今回も試してみた.
廃業した古い旅館を発見.味わい深い.

iPhone15 Pro

香川を抜けて徳島に突入.
早くも3県目.

iPhone15 Pro

徳島に入り,多少路肩が広くなったような気がする.
どことなくトロピカル感が増す.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

北海道に比べると,四国のコンビニ数は圧倒的に少ない(たぶん).
社会インフラたるセイコマの有無の違いかもしれんけど.

そんなわけで,補給のために幹線道路沿いのデイリーヤマザキ...ではなくヤマザキショップにピットイン.

iPhone15 Pro

コンビニと勘違い.実際は果物や野菜などの生鮮食品販売店だった.
トイレを借りたので,何か買うのが礼儀と「のど飴」を購入.

道はますます広くなり,高速道路への分岐まで現れた.
その標識に「神戸」の文字が.
そう,鳴門大橋への道だった.
大阪出身のKazchariは実家が近い.めったに帰らへんけど.

徳島,鳴門海峡と言えば「うず潮」
余裕があれば見学するのだが,昨日から交通量の多い道を走り続けているため,早く空いている道に抜けたい思いが強い.
要はココロの余裕なし.ひたすら南下を続ける.

渋滞をかいくぐり,国道11号沿いにある「とくとく市場」で小休止.

iPhone15 Pro

風が強くなってきた.
ありがたいことに追い風
やはり四国一周は時計回りが正解なのか.

吉野川を渡る.
暑くもなく寒くもなく良い天気だ.
11月がベストシーズンというのはあながち間違いではない.

iPhone15 Pro

徳島県庁を通過.
この後,しばらく徳島の中心街を走ることになるのだが,北海道(旭川?)では見かけないホームレスの姿を数人目にした.
温暖な気候ゆえか,たまたまなのか.

iPhone15 Pro

ローソン・ストップ後,国道55号をひたすら進む.
交通量が多く,かつ路肩が狭い.
安全に懸念が生じたため,歩道走行が主となる.

イヤホンの学生や,買い物ママチャリの高齢者を次々とパスしていくBRO
何度目かの信号で,ナイスミドルなじーさんのクロスバイクと並ぶ.
青信号ダッシュで当然Kazchari先行.
例によってハイケイデンスで,じーさんを引きちぎる!
どうだ! このBROの性能にはかなうまい!

...バ,バカなっ,この加速についてくるだと!?

このじーさん,只者ではない.
もしや,その正体はガチ勢ローディか.
その後,数Kmの間「Kazchari vs じーさん」の意味不明バトルが繰り広げられた.

やがて,右折して姿を消すおっさん.
ふぅ...今日はこれくらいにしといたるわ(ヒマなのか)

iPhone15 Pro

徳島の道駅第1号「公方の郷なかがわ」着.
阿波踊り全面推し.

iPhone15 Pro

もちろん一周認定スタンプをゲット.
公式ルートにおける徳島の道の駅は3ヵ所しかない.
認定には2カ所のスタンプで良いとなっている.

これはこれで恐ろしい.

1ヵ所分しか余裕がないため,旅程の都合で営業時間外や休館日に訪れた場合,認定要件を満たすことができなくなる.
それを見越してか,この道の駅ではスタンプを押した別紙を入口ドアに設置している.なんたる親切さ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ここまで走行してきて気になったのが「Ride On Bag」のガタツキ.
マウント側のボルトで十分な固定ができず,段差の度に飛び跳ねてしまう.
結果,(GoPro式)マウントの基部が削れてどんどん締め付けが緩くなってしまった.不安定この上ない.
このままだと何かの拍子で,固定が外れて落下してもおかしくない.

これには何らかの応急処置が必要.
そこで目に入ったのが100円ショップ「セリア」の看板.
さすが日本,何でもあるぜ!

で,買ったのが自転車の荷台用フック付きゴムバンドX2.

iPhone15 Pro

下の写真のように「Ride On Bag」をハンドルに固定.
地面が荒れていても飛び跳ねないようにした.
これで一安心.
だが,このゴムバンドが真価を発揮するのは,別の用途だったりする.
ここで買っててよかった...

iPhone15 Pro

しばらく進むと,まるでラピュタの建造物のような廃墟...のような喫茶店?
これでも営業中っぽい.

iPhone15 Pro

JR牟岐線「阿波福井駅」着.
ここも味わい深い.

iPhone15 Pro

別に”鉄っちゃん”ではないのだが,まるで軽便鉄道の様な四国の列車および駅のたたずまいには魅力を感じる.

iPhone15 Pro

少し寄り道.
これぞ四国!な酷道
雰囲気抜群なので,バシバシ写真を撮っていたら,突如前から現れる軽トラ.
どの道もどこかにつながっている.ゆえに保全されている.

iPhone15 Pro

柿が旬.
ほとんどが渋柿なのだろうか?
民家の軒先では干し柿をよく見る.

iPhone15 Pro

柿の木同様,よく見かけるようになったのが,お遍路さん用の休憩所.
バス停を兼ねたモノもあるが,ここは専用のようだ.
奥には毛布まである.

しかしまぁ,ここまで3日チャリで走ってきて思うのだが,歩き遍路での八十八カ所走破ってマジですげぇな.40日以上かかるらしいけど.
幹線道路を外れて寺まで(登りで)7kmとかいう表示も普通にあるし.
先程書いたようにコンビニの数もさほど多くない.
暗くなったら,先ほどの様な場所で野営か...うん? 何か興味が湧いてきたぞ(やめなさい)

iPhone15 Pro

トンネルが連続する.
歩道がなければ車道.結構恐怖.
リアライトは常に点滅状態.
徳島の一周道路は緑のマーキングがされている.愛媛は青だった.

iPhone15 Pro

山が深い.

iPhone15 Pro

突如現れる不動明王を祀る神社.
手水舎がある.
確か作法があったはず...忘れた.

教えてGemini先生!

1)左手を洗う:右手で柄杓を持ち、水を汲んで左手を洗います。
2)右手を洗う:柄杓を左手に持ち替え、今度は右手で水を汲んで右手を洗います。
3)口をすすぐ:柄杓を右手に持ち替え、左手に受けた水を口に含んで、左手で口元を隠しながら吐き出します。
4)左手を洗う:再び左手を清めます。
5)柄杓を清める:最後に、柄杓の柄に水を流して柄を清めます。

すいません.守りませんでした.だから一時的に幸運が逃げたのか...
四国を旅すると人は信心深くなる.

iPhone15 Pro

なかなか大きい町にたどり着かない.
いいかげん腹が減って来た.
カーブを曲がった先に見えたのが,この巨大は船(を模した食堂).

iPhone15 Pro

一応,のぼりも「営業中」の看板もある.
ただし,ドアを開けて入り「すいませーん」と声かけするも返事なし.
もしかして休業?と判断する頃,女将さんらしき方が登場.

「やってますか?」
「やってます」

のやり取り.
ところが客席がどこにも見当たらない.
なぜか閉まっている引き戸を開けると先客の姿があった.
なんだ? このシークレット感.

メニューを見る.
船の形状通り,海鮮系が主体.
刺身定食で¥2,000~と結構なお値段.

そんな中に目立つのが「ネギトロ丼」¥1,000
てっきり小ぶりの丼だろうと思いきや,出て来たのが...

iPhone15 Pro

これはこれはで大満足の逸品.
やっぱ腹が空いたからと,手軽にコンビニに入るのはいかんね,と反省する.

iPhone15 Pro

ごちそうさまでした.
旅を続けませう.

玄関に駐輪したBROには一応ワイヤーロック.
盗む人,いるのだろうか?

つーことで第23番霊場「薬王寺」着.
どこまで登るのだ?
何気に温泉施設併設なのが渋い.

iPhone15 Pro

道の駅「日和佐」着.
もちろん一周認定スタンプゲット.
これで徳島分をクリア!

iPhone15 Pro

この周辺も平成の大合併で「美波町」に変わった.
やはり「日和佐」の方が馴染深い.

ちょっと冒険して,自販機で高級ペットボトルコーヒーを購入.

iPhone15 Pro

何が違うのかさっぱりわからん(自分で挽け)

iPhone15 Pro

さぁ,後は今日の宿に向かうだけ.
コース上,メジャーなビジホが存在しないエリアである.
実質,リゾートホテルか民宿の2択.
検討に検討を重ね,昨夜のうちに旧:海部町にある民宿を予約した.

国道を走っていると,公式ルートを入れたナビが左折を指示.
うん? そっち?
珍しい,木製のガードレール.

iPhone15 Pro

「南阿波サンライン」とやらに案内された.
まぁ,時間もあるし行ってみますか(が,運の尽き).

iPhone15 Pro

ここがまぁ,登る登る.
クライマー的には歓喜の坂だが,一日の終わりにこの大荷物で登るのはなかなかキツイ.
後で確認すると「健脚向きのコースです」との記載あり.

まぁ,それでもゾンビ走法を続けていると現れたのが...

iPhone15 Pro

おお,これってチョボチナイの凌雲橋にそっくりではないか!
そして振り向けば絶景.
大変だったが,登ってきてよかった.

iPhone15 Pro

全長17.1km.
まるで有料道路のように整備されている.
途中,展望台が4か所もあり,立ち寄ってみる.

iPhone15 Pro

これは素晴らしい.
中には誰が描いたのかは知らんが,地面アートあり.映えますな.

iPhone15 Pro

海岸沿いなのに海沿いを走らない.
ずっと尾根のアップダウン.
こりゃ健脚もとい豪脚向きだわ.

iPhone15 Pro

通行無料.
ただし,午後8時から翌朝5時まで125ccを超える自動二輪は通行禁止らしい.

確かに.さっきからハングオン・レプリカが爆音上げて往復している.
そういう場所なのだろう.
ここで事故ったら病院まで何時間?

iPhone15 Pro

ここで夏場の北海道でいつもお世話にるHIGUMAサイクルのPotaさんとようやく連絡が取れた.

EPICなGLT:ゴールデンラーチトレイルMTBライド-2025

富士グラベルのイベントを終え,自宅のあるしまなみ海道の生口島に戻ってきたとのこと.
おっ,このペースで走れば予定日数より早めに松山に戻れる.
生口島を訪れる余裕があるかもしれん...「行けたら行く」と伝える(関西人が言うと...)

iPhone15 Pro

何か所目かの展望台.
下の写真を撮る際,突風が吹いてBROが倒れてしまった.
前部の巨大バッグが先に地面に着くので,大したダメージはないと思っていたのだが...

iPhone15 Pro

サンラインを終え,牟岐の町まで降りる.
遠回りになったけど,思い出に残る良い道だった.

ひたすら宿を目指す.
目的地手前の「阿波海南駅」にて.

田舎の宿プラス夕食が付かないので,周辺施設の把握が大事なのだ.

iPhone15 Pro

家の壁や橋の欄干にチラっとお遍路情報が貼ってあったりする.
RPGの様で面白い.でも「51km」って...ガクブル

iPhone15 Pro

今日の終着点.ホテルかいふ着.
ホテルと名乗ってはいるが,昔ながらの民宿ですな.
お遍路さん向きとも言える.

お若いご主人に部屋に案内され,設備の説明を受ける.
お風呂もすぐに沸かしてくれるとのこと.ありがたい.

iPhone15 Pro

二段ベッドだが,ドミではなく1人部屋.
トイレと洗面台はある.!
もちろんBRO持ち込み可.折りたたみサイコー!

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

廊下にはコミック棚とフリードリンク...と言いたいところだがお茶しかなかった.
入浴&洗濯開始.
たまたま玄関でご主人に再会したので,周辺に食べるところはないかと尋ねる.
「少し歩けばお好み焼き屋がー」「隣にはスーパーがー」と色々教えてもらっていると,そこへ割って入ったのがアイシャドーキメキメのお母君(?).

「晩御飯,ポークチャップで良ければ出せるよ~」

これはありがたいお申し出.
今さら外を出歩きたくないので即決.
2000円と聞いて少し躊躇したけど.

「18時に併設のバーへ来て」

了解しました.
で,時間通りにバーへ行くと,出されたのが...

iPhone15 Pro

いやいやいや,これは素晴らしい.
「ポークチャップ」どころか,「水炊き」まで付いている.
ごはんのおかわりも自由.
そして,当然...美味い.

他にも3人ほどお客さんがいたが,その方々がはけた後,お母君とご主人,それに近所の別宿の女将と3人で談笑.
やはり話題の中心はBROMPTON

「あんな小さい自転車で1日何km走んの?」

「120kmほどですね」

「...それって何日かかる...あれ?」

などなどの一般人の思考をバグらせるチャリ・ジャンキー話,これまでの旅の話,北海道あるある話,あげくは子育て論まで盛り上がる盛り上がる.
うん,久しぶりに楽しい時間を過ごせた.
孤独が基本だからこそ,たまの団らんの価値が爆上がりする.

食事も最高,おもてなしも最高.
これだから旅はやめられない.

気が付くと21時を回っていた.
こりゃマズイ.明日も140kmほど走るのだ.

名残惜しいがお暇する.
明日の朝は早い.
おそらく,この方々には会えない.

自室にて明日の目的地である高知市内の宿を検索.
大都会である.メジャーどころのビジホがどこか空いているだろう...と気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

ところが,最初に出てきた価格の表示を見て吹いた.
よ,¥40,000だと!?

他のホテルも軒並み高騰,もしくは郊外の旅館に案内される.
要は市内のホテルが満室状態なのだ.

かろうじて見つけたゲストハウスですらドミで¥6,000近くする.

何故だ?
大物アーチストのライブでもあるのか?
どうなる,明日の高知!?

Day4へ続く ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day4:海陽~室戸岬~高知

BROMPTONな四国一周ライド Day2:四国中央~東かがわ

2025/11/9 Sun

よーい,うどん

iPhone15 Pro

雨.温度:16 ℃,湿度:92%,体感温度:16 ℃,風速:6.1 km/時,風向:ESE

Day1はこちら ⇒ BROMPTONな四国一周ライド Day1:松山~ちょいしまなみ~四国中央

自称,晴れ男の願いもむなしく,昨夜から雨が降り続いている.
カーテンを開けて外を見る.
迫る宇宙の侵略軍...ではなく,空を覆う灰色の雲.水たまりに雨痕.

iPhone15 Pro

さて,今日はどうする?

2日目にして停滞と言うわけにはいかぬ.
各種天気予報を見比べると,午後からは止む傾向.

チェックアウトギリギリまで宿で粘り,出来るだけ雨を避けて進む作戦とする.

iPhone15 Pro

ハンガーが足りないので洗濯物のいくつかはBROMPTONにかけて干す.
さすがサイクリングウェアである.乾燥機なしでも朝には乾いている.

ただしビブのパッドにだけ湿り気が残る.
このまま履くと股ズレの原因となる.ドライヤー乾燥追加かな.

6時になったので朝食会場へ.

iPhone15 Pro

まぁ,普通.
もちろん食べ放題なのでパンも追加.

iPhone15 Pro

部屋に戻って出発準備.
ダラダラ過ごしていると,何かと話題の『ゴジュウジャー』が始まった.

『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』~帰ってきた邪道

当初は期待大だったが,「レジェンド戦士の扱いのひどさ」「盛り上がらない物語」「魅力がないキャラ」に嫌気がさして既に視聴は打ち切り状態.

だがここにきて,突如「これにてスーパー戦隊終了」の報道が流れたり(公式未発表),ゴジュウユニコーン(ブラック)が未成年飲酒事件で降板など,話題に事欠かなくなっている.
特に本日は降板後の初放送.
ブラックの扱いがどうなるのか...興味津々で視聴.
オープニングから本人画像,役名全てが見事に末梢されていた.
仕事が早い.
色々な意味で伝説に残る戦隊になったなぁ...

さすがに本編を見ている時間はないので出発する.

iPhone15 Pro

モンベルのレインウェアを着る.
レインパンツは持ってきていない.
ペダリングの邪魔になるので履きたくないのだ.

巨大フロントバッグには付属の蛍光レインカバーを装着.
これがまぁなんつーかド目立ち.
機能的には全く問題ない,むしろ目立つのは好都合.
ただし,写真を見るとものすごい違和感っつーか異物感.完全に浮いている.

iPhone15 Pro

確かに雨は降り続いているが,せいぜい1~2mm程度.
走行に危険を感じるような雨ではない.
いつものペースで進めそうだ.

さて,10時出発で暗くなる前の17時宿着を考えると,今日の走行距離は100kmぐらいと予測.となると高松ぐらいまでかな?

iPhone15 Pro

幹線道路,つまり都会を走っていることも相まって,雨中走行は全く楽しくない.景色がどんよりしている.
最も怖いのがパンクリスクが上がること.

一応,替えチューブやらパッチは持参しているが,結局リアホイール外しの練習はしないまま.
”その時”が来たら,YouTube見ながら修理することになりそう.

街を離れて港湾地区へ.
こうした所は色々な機械部品が落ちてて,かつ水たまりがすんげーストレス.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

しばらく走って観音寺にてローソン・ストップ.
丁度,愛媛と香川の県境にあたる場所となる.

「Ride on Bag」をブルベテーブル代わりに.

なんかマウントのガタツキが気になる...

iPhone15 Pro

実はこのローソンの隣が道の駅「とよはま」
一周認定スタンプ設置場所である.香川1つ目!

iPhone15 Pro

なかなか賑やかな道の駅でやたら派手な看板が乱立している.
どこかで見た記憶がある萌えキャラがいた.

iPhone15 Pro

『結城友奈は勇者である』を観た~似て非なりますか?

「ご当地盛り上げアニメ」ブームの際に製作された,限りなく『まどマギ』っぽい作品.
4年前に全話視聴の上,レビュー記事まで書いているのに,全く中身を覚えていない.
そうか,観音寺が舞台だったか.
「『ガルパン』=大洗」の様にはいかなかったようで,今では覚えている人も少なかろう(失礼).

ご当地推し=聖地化を狙いすぎて大爆死したアニメで最も有名なのが『輪廻のラグランジェ』だな.
これも全話観たはずだがストーリーを思い出せない.
「〇」とか「ジャージ部」とかあったか?
何しろ「鴨川」連呼がキツかった印象.

雨がやんできた.
少し進んで,香川第二の道の駅「ことひき」着.

iPhone15 Pro

何か色々な施設が固まっていて,肝心のスタンプがどこにあるのかわからん.
「コイン館」とは何だ? 「あーうー」の大平元総理の趣味か?
つーか,今少し調べたら大平さんって,なんと70歳で亡くなっている.
昔の人は老け顔やな(失礼な).

そんなことはさておき,スタンプは隣の観光館内所にあった.
薄暗い空間に「結城友奈」のキャラボードが並んでいた.がんばれ.

iPhone15 Pro

立派な寺社が見えたので,ここも何番目かの遍路寺かと思いきや「琴弾八幡宮」,つまり神社でした.
写真には写っていないが,鳥居周辺は猫だらけ.癒される.

iPhone15 Pro

さらに東へ.
再び海岸沿いを走る.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

ナビに入れた公式ルートに従って進むがどうもおかしい.
第三の道の駅「ふれあいパークみの」になかなかたどり着かない.
ようやく右折,つまり山方面に向けて標識が現れる.
しかし,ナビは直進を指示している.

どういうことだ?
公式ルート通りに進めば,認定スタンプは全部ゲットできるはずではないのか?

それはどうやら思い込みだったようだ.
必ずしもそうではないことにようやく気付く.

そう,これぞ四国の罠.
横軸,つまり海岸沿いは比較的平坦なのだが,一歩縦軸,内陸に入るととんでもない急坂の山道となる.

iPhone15 Pro

つーことで,第三の道の駅は峠を登り切ったとんでもない場所にあった.
これを一周認定に設定するとは...と,ぶちぶち言いながらも無事到着.
スタンプをゲット.これで香川分はクリア!

iPhone15 Pro

いいかげん腹が減った.
一応食堂らしきモノはあるが,うどんやカレーなどの軽食しかない.
マップを確認.
登って来た道,つまり公式ルートに戻るつもりはさらさらなく,海岸沿いではなく内陸を通ってショートカットし,徳島方面に向かうことにする.

iPhone15 Pro

香川はお遍路の寺が密集している.
順番通りに回ると最終局面となるのでボーナスなのか?(そんなこたぁない)

iPhone15 Pro

善通寺市内へ.
なぜかコンビニすら見つからない.
空腹感マックス.
いくつかの交差点を曲がると,ついに,ついに,うどん屋さんを発見!

iPhone15 Pro

エジプト旅行でピラミッドを見ないのと同様,うどん県でうどんを食べないのはありえない.
肉玉うどんの大盛りを注文! これでなんと¥700だ!

iPhone15 Pro

本場の特徴なのか,ツユがめちゃめちゃ甘い.
だが,これがいい.激ウマである.

食事中,なぜか1リットルのペットボトルに入った麦茶をドンとテーブルに置かれる.許可をもらってボトルに入れる.チャリダーへのサービス?

Yahooトラベルを使って「AZ HOTEL 東かがわ店」を予約.
今宵の宿も安心・安全のAZ!

iPhone15 Pro

さて腹も満たされたことだし,よろよろと出発.
まぁ,覚悟していたとは言え,小雨+曇天の幹線道路ばかりの今日のコースは,走っていて全然面白くない.
早く宿について,ゆっくりと湯船につかりたい...

と,思った残り10km地点.
すっかり止んでいた雨が再び降りだす!

小雨では済まず,目に入ったローソンにあわててピットイン.
レインウェアを着,バングにカバーを装着する羽目になった.トホホ.

iPhone15 Pro

昨日同様,迫る夕闇の中,雨&細い路肩走行にびびりつつ「AZ HOTEL 東かがわ店」到着ぅ! 開いててよかった.

iPhone15 Pro

つーことで,今宵も”みんな大好き”AZである.

愛媛ではあまり感じなかったが,レセプションの女性の関西弁,もう大阪とほぼ変わらない.
それにつられて,こっちのイントネーションもよりネイティブに回帰.
なのに宿帳に書く住所は北海道.
特にツッコミはなかったのが寂しい...誰かツッコンで!(かまってちゃんか)

昨日同様,こちらの「AZ」さんの受付も実に感じが良い.
こりゃ人気があるわけだ.

今日は目の前に「ほかほか亭」があったり,大きいスーパーが隣接してたりするが,気になっていた夕食バイキングを試すことに.
不思議なことにレセプションでは支払いや申し込みができず,レストランにて直接現金払いとのこと.別経営?

iPhone15 Pro

もちろんチャリの部屋への持ち込み可.
さぁ,まずは着替えて入浴&洗濯大会だ.

落ち着いたところで夕食バイキング(¥1,200)へ.

iPhone15 Pro

もうこれがコスパの塊.
腹ペコサイクリストはAZに集合すべし.

最終的に,これと同じ量をもう一度よそう.
サイクリストは常に飢えているのだ(特に生野菜)
ちなみにメニューは毎日違うらしく連泊でも安心だ.

アルコール(飲み放題)は別料金なので,食後,向かいのスーパーにて缶チューハイとつまみを買って部屋に戻る.

雨中走行後のため,さぞかしBROの汚れがひどかろう...と思いきやそうでもない.
優秀な前後フェンダーのおかげでブレーキやホイール以外キレイなままである.
ロードバイクだったらドロドロだったはず.

とは言え,チェーンには注油が必要.

つーことで,雨の2日目を無事乗り切った.
天気予報だと,残りの日程は「快晴」となっている.
期待大である.

Day3はこちら ⇒BROMPTONな四国一周ライド Day3:東かがわ~海陽

BROMPTONをAirTagで追跡!

2025/11/20 Thu

大冒険?

四国一周の旅を終え,松山から自宅へ向けて送った「BRO入りゆうパック」が,昨夜到着した.
160サイズ着払いで¥3,330とめちゃめちゃ安い.

BROMPTONな四国一周ライド Day1:松山~ちょいしまなみ~四国中央

国内旅行に関しては,今後もこの方法が使えそうだ.
ただし,いかんせん段ボール製なので何度も使っていると劣化しそう.
補強が必須.
もしくはBRO販売店に頼めば,新しいのをもらえるだろうか?(ずうずうしい)

ちょっと調べてみると,こんなサイトがあった.

アースダンボール

既存サイズだけでなくオーダーメイドも可能.
手穴の追加に加え,厚さ(=丈夫さ)も選べる.
素晴らしい.
世の中便利になったものだ.

さて,11/16に松山を出た我が「BRO入りゆうパック」
こちらからの発送では翌々日に着いたため,配達希望日を18日にした.
ところが実際の到着は1日遅れの19日.
まぁ,復路なので少々遅れようが問題はないのだが,その理由が面白かった.

どうやら,空輸ではなく陸路+海路で運ばれたようなのだ.
なぜそれがわかったのかというと,BROにAirTagを仕込んでおいたから.

松山を出て以来,iOSの「探す」機能を使ってずっと追跡していたのだ.

まずは16日の午前,こちらの指示通りに松山のホテルにて集荷が行われた.
その後,松山中央郵便局に移動.
まぁ,妥当.無事集荷されてありがたし.

17日,再びチェックするとなぜか大阪南港の佐川急便の倉庫にあった.
ここまでは空輸? もしくはフェリー?
しばらく経つと,トラックに乗せられて池田市周辺に移動.

「たぶん,伊丹空港やな.これやったら予定通り明日(18日)に着くかもな」

ところが,なぜか北上.丹波篠山方面に向かっている.
あれ? いずこへ?

17日夜の所在地はなんと舞鶴港
こ,これはつまりフェリー?

どうやら舞鶴→小樽のフェリーに乗せられるようだ.
おお,なんかスゲー大冒険感.
このフェリーは翌日(18日)の20時に小樽に入港する.
なるほど,ここから陸送なのか.

案の定,19日の朝には札幌の郵便局にあった.
そして昼過ぎには地元旭川の郵便局に到着していた.

そして雪の中,指定時刻の18時,無事,自宅で受け取ることができた.

なぜ空輸にならなかったのか?
郵便局からの通達はなかったので,あくまで推測だが,Kazchariがチェックアウトした後の集荷ゆえ,中身の詳細な確認が取れなかったのが理由だろう.

タイヤの空気とか,危険物混入の有無とか.
まぁ,昨今,モバイルバッテリーの発火事故が相次いでいるためわからんでもない.

それはともかく,いやいや,ホンマに長旅ご苦労さん.

オカエリナサト.

iPhone15 Pro