壊れる時は一気に~自転車&バイクシューズの寿命とコスパ重視の買い替え術

2026/7/16 Wed

「まだ使える?」の境界線

前回の記事でも書いたが,Kazchariのチャリ趣味のスタートは2006年に遡る.

当時はまっていたのがスキューバダイビング.
海パン写真の腹の出具合が気にはなっていた.
そして腹痛症状から偶然受けた超音波検査にて,メタボ=内臓脂肪過多が証明されてしまった.

その解消のために始めたチャリ趣味に,まさかここまでのめり込むことになろうとは...

検査後早々に「TREK TCT5000」というカーボンロードを購入.
初心者にもかかわらず,フラペをスキップしていきなりピンディング(SPD-SL)デビューした.
もちろん,何度か立ちごけしたぜ.

その時に購入したシューズがこいつである.

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今調べたところ『SHIMANO SH-RA80』という品番らしい.もちろん廃盤品.
エントリーモデルらしく,マジックテープ3点留めである.

2018年にDOMANEを購入,ついでにシューズを一新する時まで使ったかな.
全体のヘタリというより,マジックテープが用をなさなくなった.

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ただし,使わなくなったのは外ライドでの話.
余生は室内ライド,すなわちZwift専用シューズとなった.
それでも劣化は進み,修理しつつ騙し騙し使っていた.

そして先日,長年外ライドで使っていた『Lintaman ADJUST ROAD PRO』の小指側の樹脂部分が”両側とも”経年の加水分解によって割れているのを発見.

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購入して約7年.「どんな足形にも合う」というキャッチフレーズ.確かに良いシューズでした.

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もったいないので接着剤で強引に修復した.
とは言え,さすがに外ライドで使うのは不安なため,このLintamanをZwift用シューズに転用することにした.

つーことでこれまで使っていた『SH-RA80』は破棄.お役目ご苦労様でした.

となると,ドミノ的に外ライド用のSPD-SLシューズが必要.
例によってネットを徘徊中に手ごろなモノを見つけた.

通常販売価格は¥14,000台.
高騰を続ける自転車用品にしては,安い方だが,ケチケチKazchari基準だと高い.
ところが,商品ページをよく見るとAma公式のアウトレット品に「¥11,407」「非常に良い」の表示が.

経験上Amaの「非常に良い」基準は外箱にヘコミやキズがある程度で中身は新品のことが多い.これは「買いッ」とポチった.

で,届いた.

iPhone15 Pro
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想像通り,本体に使用感は皆無.いい買い物をした.
ASSIOMAのパワメを付けているEMONDA用なので,KEOクリートを取り付ける.

さて,その履き心地は...まだ実戦投入していません.
部屋で履いた感想では幅がややキツい印象.
もしかしてKazchariも甲高幅広の日本人足なのだろうか?

試着なしでシューズを買うことのリスクも感じつつ,使用後は伸びてフィットすることに期待.

さて,もう1点.
お次はオートバイ用のライディングシューズである.

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これまた,長年...正確には30年ほど使ってきたコミネ製(MotoFango).
シューレースを交換したり鋲を打ち直したりしたが,ついに踵をホールドするスポンジ部分が爆発! ついに限界か.

で,これまたAmazonを中心にネットをうろつくが,デザイン的,価格的にもなかなか気に入る物が見つからない.

そんな中,浮上して来るのが我らがワークマン.
事前にネットで「オートバイでも使えるモノ」で検索.
いくつか候補が提示されたが,その中で『プロコア プレミアムセーフティ』という安全靴が気になった.
早速,近所のワークマンに凸.

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Kazchariの足のサイズは25.0.
店内で前後サイズを試し履きし,結局「24.5」がピッタリだとわかった.

安全靴なのでつま先には鉄芯入り.それにしては軽い.
それに,何より気に入っているのは...値段だ.
なんと税込み¥3,900! これぞワークマンプライス!

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靴底はこんな感じ.
踵の段差がないタイプだが,オートバイで使うのならこれで良い.
それより気になるのが,鉄芯入りゆえのつま先の厚み.つまり,チェンジペダルの操作性である.

数日後,このシューズを履いて最初に向かったのは近所のバイク屋さん.
トータル9,000km走行したモンキーのオイル交換のためである.
左足のペダル操作に問題なしで一安心.
この時のバイク屋さんでも様々なエピソードが...それはまた別のお話.

とりあえず長すぎる靴紐をクロージャータイプに変更.

全ての紐靴をこれに交換したいぐらい快適.

で,最後.
買い替えではないのだが,以前より気になっていたシューズも購入&実戦投入した.
それは!(それは!)SPDサンダルだぁ!

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ほら,YouTubeでよくあるやん.
酷暑対策は元より,山間の清流まで走ってジャージのまま水に飛び込むシーン.
あれがしたかったのよ(想像が貧困).

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手持ちのチャリで,これが似合うのはBROMPTON一択.
SPDペダルはTopstoneやMTBにも付けているけど,グラベル行って落車した場合のことを想像すると恐怖.

まっ,とりあえず少し長い距離を試走してみた.

思いのほか重量(約396g)があるのだが,それは全く感じず.
漕いでいる時はサンダルであることを忘れるぐらい違和感なし.
この時のライドでは普通のカジュアルソックスで履いたけど,素足だとベルト部分で皮膚がこすれる?

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そういや先日の『長万部400』でも,小径車の人がこのSPDサンダル使ってたな.たぶん裸足で.

不思議なのは,この「SPDサンダル」というジャンル,なぜかSHIMANOからしか発売されていない.
アリエクの怪しいメーカーが,わんさかパクリ商品出しそうやねんけどな.
なんだろ,特許の問題?

以上,新規もしくは入れ替えたシューズの記事でした.

自転車もオートバイも,シューズは安全性や快適さに直結するギア.
色々調べて「エイヤ!」とポチるより,可能であれば実物を試着するのが正解なんだろうけど,なかなかねぇ...

BRM704北海道400km長万部(その2)~もう200kmしか走れません!

2026/7/4 Sat

もう半分,あと半分

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その1はこちら ⇒ BRM704北海道400km長万部(その1)~気を抜いて痛い目を見た

ここは国道229号.島牧とせたなの中間地点.
スタートからは100km.

動体視力の低下か注意散漫か,路肩と車道の段差に気付かず,見事に前輪をもっていかれブルベ初落車.
幸いチャリ,ボディともに大したダメージはなく,ブルベは継続可能.

もしここで,タイヤのサイドカットや骨折していればどうしただろう?

集落からは離れている.
鉄道も走っていない.
バス路線もあやしい.
そもそも(よくないけど)輪行袋を持参していない.
JAFを呼ぶか,軽トラのヒッチハイクか?

...という最悪な事態は免れた.
これはカミサマ(ココロの声)が走れと告げているのだ.

つーことで,速度20km/h以下しかでない向かい風の中,130.5km【PC2 セイコーマート北桧山店】着.

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30℃まではいかないものの暑い.
ここで先行して走っておられたCさんと合流.
脚が合うのか,前回は『きのこの山300』だったかな.一緒にゴールした.

BRM610きのこの山300km(その1)

ついでに言うと,Cさんも関西からの移住者.
Kazchari同様,20年以上になるそうな.

「来年のPBP出ます?」と質問される.Cさんは検討中らしい.

うーむ.大金払って参加する割にはコースが魅力的じゃないという感想.
最高峰のブルベとして達成感が半端ないのはわかるけど...
せっかくフランスに行くなら,アルプスとか風光明媚な場所をBROMPTONでゆっくりと走りたい.

全くランドヌールらしくないな.
それに「1200」は去年走ったし(比べるな).

『ジャパン・グランドネ 2025北海道1200㎞納沙布岬』Day1

ちなみにCさんは以前スイスに住んでいたことがあるらしく,周辺の山々を登りまくったらしい.
それはそれは美しい場所らしく...やっぱ行くならそっちかな.

...という話を聞きながら,暑さ対策で冷やしラーメン.
ホンマならもう少しカロリーがあるモノを食べるべきだがな.固形物が摂れる間は.

風がどんどん強くなり,ゴミが飛びまくってパニック.
この先,いい方向に吹いてほしいものだ.

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『長万部400』は8の字コース.
ここ,せたな町にてブルベを続行するか,DNFして最短でスタート地点に戻る選択もある.

膝の傷は?
大丈夫だ.多少ひりひりするが可動に問題ない.
今思えば,ここのセイコマでサランラップを買って,傷に巻いときゃよかった(湿潤療法).その方が治りが早かったかも(後の祭り).

てなわけで国道229を南下する.

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これがまた”虚無”な道で,何もない同じ風景の平坦路を淡々と進む.
残念ながら風は味方してくれず,ペースも上がらない.

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途中で道道42号「八雲北桧山線」に入り,本日2本目の山岳に入る.
ここもなかなか長い.

まぁ,長ければ長いほど位置エネルギーもたまる.
ピークを越えれば豪快なダウンヒル.
一気に噴火湾側の八雲市街へ.

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久々の都会.
179.8km【PC3 セイコーマート八雲東雲店】着.

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到着寸前,Cさんが出発していく姿が見えた.
なんか今日は少しずつ差をつけられてるなぁ.

このセイコマは以前,出張で八雲に来た際に利用したことがある.
隣の『山岡家』で昼食を食べたような...

それにしてもさすが400だ.まだ半分も終わっていない.
水分とタフグミを補給して,先をいそぐ.

ただし,ここからはしばらく道南の大動脈,国道5号を走る.
交通量が多いわりに路肩が狭く,かつ荒れている.おまけに向かい風.
「早く終われ~」と願いつつ函館方面に南下.
落部でようやく右折して内陸へ.安心感マシマシ.

道道67号の途中で,サイコンの表示がようやく「200km」を指した.
まだ...いや,もう半分だ(と思わんとやってられん).

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9時間で200km.
向かい風やら落車のケガでコンディションがイマイチなわりにはなかなかのペースだ.

一応TTバーを付けているがあまり活用できていない.
ブルベを始めた頃は,先ほど話題にした「PBP」への参加を本気で考えていた.
当時のレギュレーションだとTTバーの長さに制限があり,先端がブラケットから先に出てはダメだったはず.
ゆえに先端を切断した.
軽量化にはなったが,短くなった分ポジションが取りにくい.
長時間利用が辛い.

そろそろちゃんとしたTTバー,買い直そうかなぁ...

あっ,でもバーに貼った極小キューシート(距離と場所だけ)は便利だ.

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ここらで少し補給ミス.
八雲のPCでボトルの水を満たしたが,残りが心もとなくなってきた.
暑さのあまりよく飲んでいたようだ.
本日のボトルは750cc1本のみ.

コンビニとはいかなくとも,自販機がそこら中にあるのが日本.
「なくなれば,どこかで買えばいいや」と楽観的だった.
いっそ公園の蛇口からでも良い.
とりあえずボトルを満たせれば...が,徐々に焦り始める.

ところが,この道道67号,自販機どころか集落もほとんど見当たらない.
途中,温泉(銀婚湯)を通過.受付までいけば自販機ぐらいはあるだろうが,停車してそこまで行くのは少々面倒.
道路わきにポツンと自販機ないかなぁ...と,残り少ない水をちびちびやりながら進む.
とうとう最後の1口ほどになってしまった.

すると前方に「この先P トイレあり」の看板が現れた.

トイレということは蛇口もあるはず.
よっしゃ,ここで補給!

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だがしかし.

洗面台には無情にも「飲用不可」の表示が...
本当に渇水状態であればそんなことを気にしてられないが,かろうじて水は残っている.
下手に飲んで下痢(もしくはエキノコックス)でもしたら大惨事.
顔を洗い,気化熱利用のため前腕を濡らすだけにとどめる.

次の町,厚沢部までは17km.
まぁ,なんとかなる...なんとかなった!
家畜舎脇に自販機発見! み,水ぅ~

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だがしかし.現実は非情である.
この自販機,coke-onは使えず,しかも新1,000円札未対応!
むなしくも突き返されてきた(田舎あるある).
家畜舎の人に両替してもらおうかと一瞬考えたが,あまりに図々しいと思いなおし,さらに進むことにした.

ようやく見つけたのが茶色にカモフラージュされてはいるが,まぎれもなくcoke-on対応自販機!

この状況で飲むリアルゴールド! 最&高!
ついでに「いろはす」も買ってボトルに注入.
復活.これで次のPCまで持ちそうだ.

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厚沢部に到着.
コンビニには寄らず,道の駅に.
ここも久しぶりだな.

厚沢部では,近々グラベルイベントが新規開催されるようだが,さすがに遠い.この『長万部400』と連続開催だったらよかったのに(無理だ).

夕暮れせまる.

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国道277号を南下.
これまた”盲腸”ルートで,次のPCを目指す.

途中,道の駅「江差」に立ち寄る.
ここは「日本一小さい道の駅」として有名である.

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トイレと小さい売店しかないが,しょぼいわけじゃないんだからねっ!
夕陽がキレイだし.

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登りかと思えば下り...細かいアップダウンが続く.
比較的路面状況が良好なのが助かる.

途中,Cさんとスイッチ.速ぇー!

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で,ようやくたどり着いたのが257.1km地点【PC4 ローソン上ノ国大留店】である.

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本ブルベ最南端.ここから折り返して北上が始まる.
時刻は18時42分.夕食の時間とする.

ローソンはこの時間になると弁当類が半額になるので助かる.
だが,さほど食欲はない.消化器系も疲れているようだ.
ここは軽く「卵サンドとカツサンドのセット」にした.もちろん半額シール付きだ.

もしゃもしゃ食べていると,”北海道ブルベ界のレジェンド”T口さんがやってきた.
初めてお会いしたのは7年前の『旭川400』.
早朝,ほぼ同タイムにゴールした.

BRM824旭川400km(その1)

強烈に印象に残るのは三国峠からのT口さんのダウンヒル.
いやもう,トゥールマレーのポガチャル並みにとんでもないスピードでかっとんでいった.
そもそも,各年の道内開催ブルベの約半分,いや2/3は参加しておられる.
リザルトもとんでもないタイム.どんだけ超人?

食事中,思い切って年齢を聞いてみた.
な,なんと74歳らしい! とても見えん.

若い頃はガチ・レース勢だったが,今はブルベに落ち着いている(?)とのこと.
素養があるとは言え,やっぱりすごいわ.
未来のKazchariも,T口さん並みのパフォーマンスを維持できているだろうか...いや,維持してやる.e-bikeには乗らんぞ!

さて,このブルベも残り150km.
単純に考えても,旭川-札幌間より長い.やれやれだぜ.

※ その3へ続く

BRM704北海道400km長万部(その0)~前泊はスーパーリッチに

2026/7/3 Fri

道内空白地帯

さて,久々の400ブルベ『BRM704北海道400km長万部』参戦記である.

既にブルベを嗜んでおられる紳士淑女には不要な説明だが,ブルベの最短距離は200kmである.
その後は300,400,600,1000と続くが,ここまでが「BRM~」という標準距離で定期開催.
1200km以上は「RM~」と称される特別イベントとなる.
よくわからんが大元の主催団体も異なるそうな.

そんな細かい話はさておき,全ての距離の中でも「400ブルベ」が一番キツイとされる.

理由は単純で,600km以上になると宿泊もしくは仮眠が必要になってくる.
約300kmごとに一旦大休止が入るのだ(一部の超人は除く).

つまり,1日で400kmをぶっ通しで走るのは「400ブルベ」のみとなる.
下手に睡眠をとると,タイムアップ(27時間)のリスクもあるしな.

距離と時間が「400ブルベ」に近いものとしては「Flèche」がある.
これはチーム戦.
自分たちで作ったコースをあらかじめ申請.
3~5人で一緒に「24時間,360km以上走る」というもの.
Kazchariはこれまで2回参加した.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

これがまぁ,キツいのなんのって,距離はたいしたことないが,何しろ眠くなる.
距離は短いが,何がなんでも24時間以上走らなければならない.
Kazchariの走力だと400kmは19~20時間でゴール.
つまりこれを越えると脳がもたないらしい.

時間調整のため,途中で30分ほどの“仮眠”を取るが,「床暖房付きの公衆トイレで座り込んだ」り,「銭湯の後の休憩室で目をつむる」程度で眠気が取れるわけがないのだ.
とは言え,より緩い「Trace」だと,ただの集団サイクリングになってしまい,アドベンチャー感がなさそう...つーわけで,次回もやはり「Flèche」にしそうな気がしないでもない...ですよね,「おだってる」みなさん?(煽る煽る)

てなわけで400ブルベである.
参加経験は少なくて,過去たった3回.

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その1)

BRM824旭川400km(その1)

いずれも無事完走.
特に2019年の『旭川400』は本ブログ一番最初の記事でなんとも味わい深い.

AJHさんとランドヌ札幌さんのレギュラー400には『積丹400』や『霧立400』があるものの,他のブルベやプライベートでの走行も多いルートで,参加意欲がわかなかった.

だが,2026年になって『長万部400』が数年ぶりに復活するとのこと.
これは興味ありあり.
道内の主要なルートはほぼ走りつくしたが,このエリアは未踏なのだ(クルマとバイクはある).

これは参加の方向で...と思いきや,そこに壁が立ちふさがる.

宿がないのだ.

スタート地点は「長万部公園キャンプ場」.
車中泊,キャンプ,もしくは主催が用意したバンガローに泊まる案もあったが,熱帯夜の可能性もあるし睡眠不足が怖い.

となると,長万部温泉の旅館が候補となる.
はるか昔,家族旅行で行った温泉旅館『もりかわ』の夕食は強烈だったなぁ...と,わりと早い時期に予約サイトをチェック.

だが,全ての宿が見事に満室.

どうやら新幹線がらみで作業員が大量に寝泊まりしているらしく,空きがない状況.
こりゃ諦めるか...とサイトをポチポチと検索してたら,ブルベ人のラナさんが「長万部400に向けてクアプラザピリカ予約完了!」とツィート.
そうか,隣接地域があったかと,その今金町にある『クアプラザピリカ』をチェック.
値段は安いは温泉サウナだわ,で願ったりかなったり.

北海道【公式】クアプラザピリカ

当初は素泊まり(朝食付き)で予約したが,宿泊数日前に「スタンダードコース料理」付きに変更.
滅多に行かない道南エリアである.
ここはスーパーリッチに贅沢しましょう.
それでもコミコミで¥10,000しなかったけど.

で,7/3の金曜日.
有給休暇を取り,朝8時過ぎに旭川を出発.

札幌通過は避けたいので千歳,支笏湖,洞爺湖を通る南ルートを選択.
ケチケチKazchariは,例によって下道で今金までの312kmを走る.
遠いなぁ...って,あれ? ブルベの400kmよりはるかに短いが,気にするな.

支笏湖からは3年前に走った『きのこの山300』とルートがかぶる.

BRM610きのこの山300km(その1)

懐かしいところで,オロフレ・チャレンジ前に立ち寄ったセイコマにて昼食.

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本日の晩飯がスーパーリッチなコース料理だけに,ここはグッとこらえて「おにぎり」だけにとどめ,バイオリズムを整える.
ホンマ言うと,隣接の超豪華弁当屋にかなり惹かれたが...

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弁当にこの値付けとは! かなり味に自信があるに違いないっ!

なんだかんだで海岸沿いを南下して長万部町着.

宿の周囲には何もなく,時間的に朝食も摂れなさそうなのでセイコマで買い出し.
ちょうどランドヌ札幌のジャージを着た参加者がいたのでご挨拶.バンガロー組かな?

で,さらに25kmほど走った山中にあるのが...

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『クアプラザピリカ』である.
予定通り15時着.
えー,なんつーか,曇天と相まって外見は...ちょっと廃...アレですな.

ただし中身はキレイ.
禁煙和室には既に布団がひかれていた.

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少し心配だったのがエアコンの有無.
ちゃんとありました.
「北海道は涼しい」はもはや昔話なのに,古い宿だとノーエアコンのところがあったりするのだ.

だが,まさかこのエアコンが後の悲劇の引き金になるとは...この時は思いもよらなかった.

着がえて早速”サ活”へ.
非常に良質な泉質.
外気浴にはととのいイス.
聴こえるは鳥の声と水のせせらぎ音のみ.
そして,ありがたいことにこの温泉は一晩中開放されている.
朝風呂もいけるやん!

18時半からはお待ちかねのコース料理.

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これにおかわり自由のご飯がつきます.
シェフの気まぐれ風のイタリアン.美味でした.

この宿では他に冷食のお弁当も食べられる(予約要).
でもまぁ,こちらのちゃんとした料理にしてよかった.

ブルベ前日なのでアルコールやスナック菓子はご法度.
いつものプロテインを飲みながら,Aamzon Prime(dアニメ)で『ケロロ軍曹』を視聴.

ケロロ軍曹

いやいやいや懐かしい.
シーズン1の放送は2004年である.
まだ娘も息子も生まれてないやん!

わかる人だけがわかる,さりげないオタクネタがたまらんのだが,今見るとコンプラ的に不味いシーンやセリフも散見.
このピリっした毒が味なのだがな.

動画の検索ページに一緒に表示されていた「NEWケロロロボ」をついついポチってしまった.

よくできている.
だが,残念ながら操縦席に座るケロロ本体のミニフィギュアは付属していないらしい.
なんかジャンクボックス内に転がっていそうだ.今度探してみよう.

で,世間ではこの新ロボが登場する『新劇場版』が絶賛大炎上中とか...これだけの良コンテンツを,実にもったいない話である.

「リスペクトがない」「声優陣が蔑ろにされてる」との声も…福田雄一監督により16年ぶり映画化「ケロロ軍曹」大炎上の訳

21時.
明日は早い.
そろそろ寝よう.
少し蒸し暑いなぁ...エアコンのスイッチ入れとくか.
設定温度は24.5℃で.ZZZZ

その1に続く ⇒ BRM704北海道400km長万部(その1)~気を抜いて痛い目を見た

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day4:雨の中,青森を去る

2026/6/8 Mon

さぁ,迷宮へいざないましょう

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雨.温度:16 ℃,湿度:95%,体感温度:16 ℃,風速:5.4 km/時,風向:ENE

Day3はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day3:34年ぶりの再訪!恐山で幻の温泉につかる

さて,楽しかった遠征ライドもいよいよ最終日.
青森港からフェリーで室蘭に帰り,そこからクルマで旭川である.

起床してカーテンを開けると見事に雨.
しかも土砂降りに近い.
うーむ,最後まで天気(だけ)には恵まれない旅であった.

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6時を待って大浴場へ.
平日の朝風呂だけあってガラガラ.
ゆっくりと”サ活”3セット.
ただし外気浴は雨の中.冷たい.

7時過ぎに朝食会場へ.

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やはり「青森≒大間=マグロ」でしょう.
美味い.

8時過ぎ,3晩過ごした『まちなか温泉』をチェックアウト.
まことに良い宿でした.

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フリーの足湯,再開はあるか?

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レインウェア着用で雨の中を走り出す.
距離的には遠くなるが,「青森ベイブリッジ」を経由する方が早く着く.

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フェリーターミナルが近づいて来た.
おお,懐かしの津軽海峡フェリーだ.

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ここで青森港の地図をご覧いただきたい.

道路から港湾内に進入.
まずは入口近くにある地図上の赤い建物に向かうのが自然な流れ.

だが,そこは青森ー函館間を結ぶ,青函フェリーのターミナルビル.
入口には上の地図と「津軽海峡フェリーの受付は別の建物」との表記があった.

「なるほど.別会社なのか」と好き勝手にクルマが走り回る港湾内を津軽海峡フェリーの建物を目指して安全に走る.到着.

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スマートチェックインの機械で乗船券を無事ゲット.
徒歩乗船の大部屋なので¥4,000.安い.

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だが...ここで少し疑問.
この建物に隣接する第1バースに停泊しているフェリーには「青函フェリー」と書かれている.

そもそも,室蘭から青森港に到着した時は第4パースだったし,本日も「津軽海峡フェリー」はその時と同じ場所に停泊している.

つまり,整理すると...
この2つの会社.ターミナルビルと船の停泊場所が交差しているのだ.
どういうこっちゃ! 正に初見殺し.
しかも,ビルから船まではかなりの距離がある.
それを歩くのか? この雨の中を?

クソ重いBROを担いで雨中を移動したくないのでフロントで交渉.
このままチャリで第4パースの船まで走り,入口か甲板の隅っこで畳んでよいか,と尋ねた.

返事は「ダメ」.理由はトラックや乗用車の邪魔になるかららしい ⇒ そんなに混んでもないし,全然スペース取らへんのに!

仕方がない.ルールはルール.
ここは根性で乗り切るか...と思いっきり嫌ぁな顔をしていたら「でしたら,このビルから船までシャトルバスがありますので,それをご利用下さい」だと.先に言え!

で,ホールの隅っこで輪行準備していたら,別のスタッフがやってきて「そこじゃなくて風よけドアの中で作業して下さい!(邪魔だ)」と怒られる.
いや,だから,他に客,おらへんやん!

何か対応というか,全般にチャリ客に冷たい態度.
今日は全身ずぶ濡れの貧乏サイクリストやけど,その正体は大株主かもしれんのになぁ...(違うけど)

...とまぁ,ぶつぶつ言っても仕方がない.向こうも仕事をしているだけなのだ.
ただし,この混乱を招く港の構造はかなり不評らしく,クレームが殺到しているのも事実.
両方とも”津軽海峡”フェリーやしな.区別がつかん.

実際,Kazchariの待機中も別のお客さんが受付で「ここ青函フェリーじゃないの? そこに船泊ってるやん!」とキレていた.

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時間があったので2階のおみやげ店で,職場と家に小さい菓子を購入.
しばらくするとシャトルバスがやってきた.

フェリーのすぐそばで降ろされるが,相変わらず雨がヒドい.
少し歩いただけでびしょ濡れ...が,安心して下さい.レインウェアは着たままですよ.

往路同様,歩いて甲板内に入る.
これだけスペースがあるのにここで畳んじゃダメとかわけわからん(まだ言っている).

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船のフロントでBROの置き場所を聞く.
あまりそういう客がいないのか,「そこの車椅子エリアにどうぞ」と案内.いいのか?

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夕方に室蘭到着なので熟睡する必要はない.
ゆえに帰りは個室ではなく大部屋にした.
さすが平日便.誰もいない.

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レインウェアやサイクルジャージを脱いで,いつものTシャツ,半パンに着替える.それらをバックパックに押し込んで,ようやく一息.

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こうした旅にはこの超軽量薄型サンダルが便利.意外に丈夫でちゃんと歩ける.

10:40.定刻に出航.
横になり,Kindle本で時間をつぶしているうちに,昼飯時になった.

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短距離・短時間フェリーのせいか,レストランの類はない.
冷凍食品の自販機が並ぶ.

Kazchari家では普段の生活で冷食を食べることはまずない.
おっかなびっくりで20分ほど悩み,極めてオーソドックスに『やきとり弁当』のボタンを押した.
¥1,100で,電子レンジで8分(!)加熱.
味には全く期待していない.

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ところが,これがまた意外にも美味しい.
「焼き鳥」がちゃんと「焼き鳥」なのだ.

「日本の冷凍技術は世界一ィィィィ~!」は事実?

冷凍食品がおいしくなった本当の理由、実は「冷凍技術の進化」じゃなかった!?

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ちなみに青森限定リンゴジュースは普通の味.
量が足りなくてお茶のペットボトルを追加購入することになった.

ちなみにこの自販機コーナーには1万円札の両替機がある.
キャッシュレス社会になって,万札の使い勝手が非常に悪くなった.
小額紙幣が欲しい人はフェリー内で両替しよう!(誰得情報?)

腹も満たされた所でフェリー内を散策.
往路と同じフェリーだが,その際は乗船後すぐに寝てしまったので改めて.

フェリー内ひまつぶし施設の代表,ゲーム室.
驚くべきことに,クレーンゲームがあった(カギを取るタイプ).
1回100円で,特賞は...なんと『Switch2』!
定価は¥59,980なので,600回までのチャレンジで元が取れるゾ!
ただ,フェリーなので揺れるがな.

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そして誰が買うのかわからない謎のメダル刻印機.

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フェリーの思い出と言えば,大阪に住んでいた頃,舞鶴もしくは敦賀発小樽行きの『新日本海フェリー』をよく利用した.

もちろん北海道ツーリングが目的である.
最初は31時間ほどだった所要時間が,フェリーの高速化によって今や20時間ほどらしい.それでも,長いことは長い.

その『新日本海フェリー』には「敦賀ー新潟ー秋田ー苫小牧東」という路線もあるのだが,10月からのダイヤ改正によって,乗船時間がなんと国内最長の46時間15分になった.ほぼ丸2日船の上.もはやクルーズ船.

距離から考えると,この所要時間は変.
これには理由があって新潟港で16時間ほど停泊するらしい.
物流業者の利便性を考えたダイヤだが,この新潟停泊中,一時下船も可能とのこと.
これを知った関西圏のライダーが「北海道ついでに東北ツーリングもできる!」と喜んだとか喜んでないとか.
一方で「車両は降りれない」という情報もあるけど.
いずれにせよ,徒歩客扱いのチャリダーには朗報.新潟周辺のライドも楽しめますよ!(誰得?)

【公式】新日本海フェリー

そんなわけで軽く昼寝しているうちに17時.室蘭港入港のアナウンス.
BROをピックアップしてフロント前で待機.

ちなみにこの萌えキャラは室蘭観光大使の「蘭(あららぎ)うみ」ちゃんというそうな.読めん.

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フェリーの窓から見る室蘭港.
青森出航時以上に大雨.
期待したが,やはり眼下のボーディング・ブリッジは使われない.
あぁ,また,あの距離を歩くのか...

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つーことで室蘭港に無事到着.
BROを抱えてダッシュ&ダッシュ.
大雨の中,留置場のハスラーまで走る.

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速攻でBROを荷台に積み込み,車内に放置しておいた服に着替える.
エアコン全開で”もわん”とした室内の湿気除去.

ここは温泉に入って帰りたいところだが,余裕がない.
本日中の帰宅を目指し,ハスラーをひたすら走らせる.

大雨で視界が悪い中,退勤時間と重なり,難度を増した複雑怪奇な室蘭の立体高架道路をなんとかクリア.
海岸沿いの直線道路を苫小牧まで激走.
すっかり暗くなった頃,苫小牧のスシローで遅めの夕食.

青森のメシも美味かったが,やはり北海道も良い.
回転寿司もやはり海沿いの方が美味いのだろうか?

高速嫌いのKazchariはひたすら下道走行.
2回ほどコンビニ休憩をはさみ,23時頃,家に着いた.

いやぁ,今回も盛りだくさんな遠征ライドだった.

初日の酸ヶ湯,昨日の恐山で若き日の旅を追憶.
雨と風とハンガーノックを乗り切ったBROでの初300ブルベ.
やはり旅に出ると「生」を実感できる.

来年も青森ブルベがあったら参加したいものだ.
津軽半島残してるし.
宿はもちろん『まちなか温泉』で.

さて,次回のブルベ参戦は『BRM704長万部400』.
久々の400だ.
こちらも前泊するので旅要素あり.楽しみだ.

BROではでません.BROは200まで.絶対!

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BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day1:雨と海鮮丼と温泉,そして300kmブルベへの序奏

2026/6/5 Fri

オトナな判断

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曇り.温度:12 ℃,湿度:78%,体感温度:9 ℃,風速:14.8 km/時,風向:E

Day0はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day0:津軽海峡フェリー編

ここは津軽海峡フェリー「ブルーグレイス」コンフォート201号室.
カラダに伝わる絶え間ない振動のおかげでなかなか寝付けぬオトコがいた.

「ぐぬぬ...またか.やはり眠れぬ」

2年前の「苫小牧ー八戸」と同様,夜間航路での熟睡はかなわぬ夢であったか...(ちょっと『蒼天の拳』が入ってます)
それでも意識が深層にすべりつつあるAM3:00.
耳栓を貫いて響く船内アナウンス.

「皆様,おはようございます.本船はまもなく青森港に入港いたします.どちら様も下船の準備をお願いいたします」

あわてて起きる.
しっかりと寝不足.

ただし,賢いKazchariはこの状況を想定してしっかり保険をかけておいた.
ブルベ本番は明日,すなわち6/6.
つまり今日1日はフリー.寝不足だろうがなんだろうが,ゆっくりとカラダを休めることができるのだぁ!

そう,2年前の『あまちゃん200』では「八戸到着→ホテルに荷物預け→ブルベスタート」という地獄のスケジュール.その反省が今日,生きておる.
これぞオトナの知恵.

バタバタとパッキングしてフロント前で待機.

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いよいよ下船.
クソ重いBROを担ぎ,スタッフの先導で車両甲板に降りる.
外に出たらはいサヨナラで,ついに青森(=本州)上陸である.

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イエーイ,と叫びたいところだが,なんじゃこれ,めちゃめちゃ寒いぞ.
それに気のせいか雨もパラついておる.
おいおい,初日からこれかい!

気になるのは,ターミナルらしきビルがどこにも見当たらないこと.
現時刻は4:00.暖かい場所で少し仮眠してから輪行解除,街へ向かうつもりだったのだが...
(最終日,この青森フェリーターミナルの驚愕の構造を知ることになる)

仕方がない.ここで解除するか.
BGMはもちろん『マグマ大使』だ(なぜ?).

♪カシン カシン カシン

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変形完了.
少し明るくなってきた.
前後にバッグを装着して,青森市内を目指すぜ.

小雨と冷え込む天気の中,Google先生の指示に従い進む.
例によって,本州に入ると交通手段に「自転車」が表示されなくなる.

「自動車」だと交通量が多すぎる.
「歩行者」だと階段やとんでもない細道を案内される.

北海道はおろか,台湾でも利用できるのになぜなのか.
理由を知りたくてGemini先生に訊いてみたところ,日本の道路環境の複雑さゆえ,自転車走行に適切かどうかの調査が大変だからとのこと.

マジで?

北海道以外だと,東京,神奈川,埼玉,千葉,静岡,愛知,大阪,兵庫,福岡で提供されているらしい.県境を越えたらどうなる?

ちなみに海外だと北米,欧州,オーストラリアで「自転車ルート」が,台湾,ベトナム,インド,タイ,マレーシア,インドネシア,フィリピン,ブラジル,メキシコ,エジプト,南アフリカなどで「二輪車ルート」が提供されているとのこと.
おっ,昔行ったことのある国が多いな(チャリじゃなかったけど).

で,なんだかんだで本遠征の宿である『青森センターホテル』に到着.

【公式】まちなか温泉 青森センターホテル

フロントは2階.
これまた複雑怪奇な構造.まるで迷路の様.

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ホールにて15:00のチェックイン時間まで預かってもらう荷物を選別.
受付のスタッフに渡す(フロント24時間オープンはありがたい).

少し目をつむって仮眠.
このまま6:00を待って,温泉にでも入るかと考えたが,快楽のあまり走る気がなくなりそうなのでヤメた.
そう,実はこの後,昨年の「Flèche」で一緒に走った青森在住のM山さんからライドのお誘いを受けていたのだ.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

M山さんはKazchariと同い年.
数年前に大病を患った際,医師からリハビリとして自転車を薦められドはまりしてしまったという,なかなかの経歴の持ち主.
今ではすっかり回復っつーか,むしろ超絶速い.
特にヒルクライム.だいたいちぎられる.

そんなわけで7:30にホテル前にて集合することになった.

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少し時間があったので先に一人で市内をポタリング.
近くのコンビニで朝食をとった後,徘徊開始.

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青森市内に来たのはいつぶりだろう.
確かジャマイカから帰国して,同期の実家を訪ねた2004年以来か.
その時は大豪邸に泊めていただいて,連日連夜ごちそうをいただいたっけ.何もかもみな懐かしい...

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あてもなくフラフラとポタリング.
これぞBRO本来の使い方.
一日で何百キロも走ったり,ガチクライムする自転車ではありません.

とりま駅前を目指す.
やたら立派なビル風のJR青森駅だが,側面から見ると結構薄かったりする.

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市内で感心したのが,この歩行者道と自転車道の完全分離.
こんな構造なら青切符対策も万全だ.
ただしチャリは雨に濡れるがな.

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早朝からどんちゃか読経が聞こえる寺.
後方の金色塔と相まって,アジアっぽい.

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なぜかミッフィーコラボ.

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そういや最近ブームの地名立体オブジェがどこかにあるかと思いきや,発見できなかった.
後で調べるとビーチの方に設置されているらしい.

https://www.aomori-ekimae-beach.com/info/aomori%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B8%E3%82%A7%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%82%82%E7%99%BB%E5%A0%B4%EF%BC%81/より

時間になったのでホテル前に戻る.
少しして,会うのが1年ぶりのM山さん登場.
昨年の思い出話に花が咲く.
小雨が降るものの,夏泊半島に海鮮丼を食べに行くライドに決定.

だがしかし...
いざ出発すると,雨がひどくなるわ,寒くて動いてもカラダが全然暖まらんわで,早々にコンビニ休憩へ.

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明日の本番(300ブルベ)に備え,無理は禁物とクルマでのドライブに変更することにした.
そのままM山さんの家に行き,チャリ2台を軽バンに積む.
あらためて夏泊の食堂を目指す.
ますます雨がひどくなる.このプランに変更して正解だった.

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11時の開店に合わせて『正立食堂』着.
とんでもなく細い道の奥にある.
完全に地元民御用達の雰囲気.これは期待しかない.

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何が驚いたって,まずはその価格である.
なんだこれ,安すぎないか?
しかも五色丼¥3,000が¥2,700に値引きだとぉ!?

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開店間際だったため,席も無事に確保.
先ほどの「五色丼(アラ汁付き)」を注文する.
待ちの間,他のメニューもチェック.

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いやいや,これ絶対に安いわ.
北海道(積丹とか)なら,プラス¥1,000から1,500はするね.
メニューに小さく簡体字も書いてあるので,完全に地元民向けとも言えんが,観光地価格ではない.

そして出て来たのがこれ.

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ドーンと,ウニがモリモリ.
もちろん味も保証付き.甘い,美味い.
普段食べる回転ずしのバサバサなウニとは鮮度が桁違いである.

大満足の昼食となった.
M山さん,ありがとうございます.
天気はアレだがココロは晴れやかだ.美食は人を幸せにする.

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名残惜しいが出発.
今度は南下して八甲田方面に向かう.

少し進んだだけで晴れた.
M山さん曰く,青森は地域ごと,つまり北部,南部,日本海,太平洋側で天候がガラっと変わるそうな.
そんな感じで晴れたり,曇ったり,雨が降ったりと不思議な天候の中,酸ヶ湯温泉へ.

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ここも30年ぶりの訪問か.
8月の東北オートバイツーリングの途中で,隣接するキャンプ場に2泊ほどした記憶がある(大雨だった).

酸ヶ湯と言えば,旭川人もびっくりの冬の異常な積雪が有名である.
もちろん,6月にその痕跡はない.

入湯料は¥1,000.
まぁ,そんなものでしょ.
入口ではタオルをもらえた(バスタオルは返却).

混浴の「仙人(千人)風呂」の他,男女別の風呂場も別棟にあるが昔もあったっけ? もちろん今日は仙人風呂に入る.

サイクルウェアのままだったが,ほとんど汗はかいていないので,サクっと脱げる.
浴室に入る.
おお,このレイアウト,懐かしいぞ.
硫黄臭はするが,それほど強くない.
以前と変わった点と言えば,男女のエリアが看板で明確に分かれていること.
M山さんが,知らずに女性エリアに移動してるを見て,あわてて注意(女性客はいなかった).
こういう場所には,たまにすんげーうるさいおじさんがいるのだ.

それほど長湯はせずそそくさと上がる.
まぁ,露天もサウナもないので,温泉を楽しむというより思い出を味わいに来た感.
ちなみに近隣の『八甲田ホテル』はサウナ完備だそう.

泉質のせいか,上がった後もベタつかずピチピチウェアの着衣もスムーズだった.不思議だ.

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館内にはねぶたのオブジェ.
よくも悪くも観光地化された感.雰囲気は相変わらず抜群だが.

外に出ると霧雨.
それに寒い.
正直,クルマで良かった.

八甲田山の周回道路をぐるっと.
往路でも確認したが,なぜか快晴だった「萱野高原」へ行ってみる.

正に”ここだけ”奇跡の快晴.
喜び勇んでチャリを下ろす.

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カフェ『ひょうたん茶屋』を中心に八甲田山を眺めながらパーフェクトなゆるポタ.登ったり下ったりとほんの数km.
なにやらアリバイ・ライドとも言えなくもないが,まぁ,いいでしょ.

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それにしても摩訶不思議.
このエリア”だけ”が晴れていた.
八甲田山の神秘のチカラなのか光子力バリアなのか(意味不明).

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つーことで,M山さんのクルマに再びチャリを積み込んで市内に戻る.
16時頃ホテルで降ろしてもらう.
ほとんどドライブだったとはいえ,充実した1日目だった.

で,フロントにてチェックインしたのだが,なぜかスタッフの指示に逐一従いながらパネルを操作するという謎手続き.
まるで”有人スマートチェックイン”という矛盾.
これならヒトが全部やった方が早いのでは...特に高齢者と外国人には操作が難しいように思える.

青森遠征中の3泊,ここに滞在する.
建物の見た目,フロント周りの印象から部屋も大したことないやろなぁ...と思いつつ,部屋のドアを開ける.

なんということでしょう!
その辺のメジャーなビジネスより広くてキレイ.
シングルなんだぜ,これで.

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さっとシャワーを浴びて洗濯.

18時にホテルを出る.
昨年の「Flèche」で共に走ったチーム「おだってるJAPAN」の仲間と合流しての前夜祭である.
M山さん,K木さん,少し遅れて到着したPikaさん,そしてKazchari.
全員が明日の300ブルベに参加する.

これまたM山さんチョイスの地元民しか知らないであろう路地裏の居酒屋へ.
あまりに地味過ぎて,Google先生見ながら歩いていてもその存在に気付かず通り過ぎてしまった.

飲み放題設定がなく,ビールのおかわりは自己申告後,自らサーバーで注ぐなど,独特のシステム.
料理も壁一面に書かれた膨大な種類から選び,紙に書いてマスターに渡す.
これがまた異常に安くてそこそこ量もある.

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昼食の海鮮丼から始まって,ホテルの部屋,この居酒屋など,青森は安くて質が良い.
インバウンド(国内客も?)も少なそうだし,東北はまだまだ穴場かも.

昨年の思い出話で盛り上がった後,早めに宿に戻る.
階下の大浴場へ.
広い.
なにせ「まちなか温泉」がホテル名である.むしろ客室がおまけ.
がっつり「サ活」したいところだが,1セットだけにとどめた.

翌朝は4時起きである.
久々の300ブルベ.しかもBROでの参加という緊張感と期待.
フェリーでの不眠効果なのか,ゆっくりと,しかし確実に眠りの波がやってきた.

Day2はこちら ⇒ BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day2:おだってるJAPAN再結集!「AJたまがわBRM606五能線300」奮戦記(その1)

BROMPTON(P)な青森遠征ライド Day0:津軽海峡フェリー編

2026/6/4 Thu

室蘭〜青森:津軽海峡フェリーで楽しむ快適な輪行船旅ガイド...にはなっていません

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いよいよ始まる3泊4日の青森遠征ライド.

今回は「AJたまがわ」さん主催の『BRM606五能線300km』に参戦.

前後に有給をくっつけて,青森旅を楽しみつくす企画である.

道以外のブルベ団体での参加は初だな.
ローカルルールがあるかも...(伏線)

青森と言えば,2024年に”オトナの修学旅行”の異名を持つランドヌ札幌さんの八戸発着名物企画『BRM518あまちゃん200km』に参加した.

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その1)

この時もブルベ翌日にマイスターO西さんやPikaさんと奥入瀬渓流ライドを楽しんだ.一番印象に残ったのはやはり...「キリストの墓」だな.

新郷村公式サイト

今回は遠征に便利な「BROMPTON P LINE」を投入.
BROでのブルベ参加は2度目となる.
前回は200kmだった.300kmは初である.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

『薄野200』では最後まで”脚”に問題はなかったが,肩周辺がコリにコって終盤は地獄.
最大の原因はライディング・ポジションの固定にあると判断.
そのため社外品の「mini P ハンドル」に換装した.

BROMPTONの甘い罠~復活のmini Pハンドル編

このハンドル変更は四国や九州の長旅では大成功.
肩の痛みは皆無で実に快適.
これなら300も無問題...と思っていた時期がKazchariにもありました(伏線).

また,フェリー輪行にあたって実戦投入した新兵器がこちら.

大久保製作所:ツアーバッグFS-M RK-FS-M

MARUTOというブランド名で数多くの輪行グッズを開発している会社である.
この輪行袋は希望小売価格だと結構なお値段だが,Amaのマケプレにて¥6,000台で販売されているのを見つけ即ポチした.

チャックでもマジックテープでもなく,Dカンに布の端を差し込むだけという気軽さ.それでいてしっかりと車体をカバー.
スキマに小型バッグも詰め込める.
非常用としてフレームパイプ内に収納するタイプの袋も持参しているが,こちらの方がしっかりしているし,持ちやすい.
今回はこいつを使って正解だった.
ただし飛行機輪行には密閉感がないので不向きかも.

他の荷物はいつもの長旅とほぼ同じ.
ジャージ,普段着を2セットを圧縮袋に入れ,車体ではなく,バックパックに収納し担ぐ.

10時になった.
ハスラーに荷物を積んで出発しよう.
旭川から室蘭までは約240km.
ケチケチKazchariは当然のごとく,高速道路は使わない.
Google先生は到着まで4時間と見積もっているが,さすがにそれは速すぎる.

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途中,道の駅『三笠』にて昼食.

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味噌ラーメンときざみチャーシュー丼のセット.
不味くもなければビックリするほど美味しくもない.
北海道と言えば日本有数の食の宝庫.
旅行者として食べれば,美味しいのかも(これまた伏線).

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岩見沢で国道12号から離れて苫小牧に向かう.
この国道234号線は交通量も少なく広くて走りやすいのに,なぜか50km/h制限.
要するに色々とヤバいホイホイ道である.
誰もが誰かを先頭を走らせようと駆け引きしているのが面白い.

千歳を通過し苫小牧へ,つまり海に出る.
ここから室蘭までは海岸沿いをひたすら走る.
見事にガスっている.

ここを走ると昨年の激闘が思い返される.

Flèche Hokkaido 2025~激闘!おだってるJAPAN!(その1)

逆方向ではあるものの,あんな真夜中にこの直線ルートを黙々とチャリで走るとは...平時では考えられんな.変態だ.

で,複雑怪奇な室蘭の高架道路をクリアし,乗船前の一風呂のために『むろらん温泉ゆらら』着.

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¥700.外気浴可能.
サウナを3セットキメて館内レストランで夕食.

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うん.まぁ,冷食ハンバーグをチンだな.
いいお湯だけに,もう少し食にこだわってくれるとうれしいのだが.

フェリー乗り場はすぐそこ.
出航時間までまだまだなので,kindleで『蒼天の拳』を読み時間をつぶす.

現在リメイク版が配信中の『北斗の拳』.

北斗の拳 FIST OF THE NORTH STAR

その宣伝の一環なのか,前日譚である『蒼天の拳』が10巻まで¥33のセール中(現在は終了).
ついポチってしまった.
ほぼ未読だったが面白い.
アニメ化もされたようだが,本家ほど人気がでなかったのが不思議.
1930年代の上海という,アクの強すぎる舞台のせいか.
どちらも世紀末なのは変わらんけど.

フェリーの出航時間は20:50.
念のため,19:00には港に移動しておく(ヒマだし).

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誘導員の指示に従って,クルマの留め置き用の駐車場へ案内される.
そう,この室蘭フェリーターミナルは何日停めようと駐車料金無料なのだ.助かる.

荷物を下してターミナルビルまで歩く.
いくら”軽量”とされるBROも担ぐと重い.
あまり長い距離は歩きたくない.
長旅での「宅急便作戦」はやはり譲れんな.

スマートチェックインという名の無人受付でQRコードをかざし,無事乗船券をゲット.

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往路は船内で一泊するため,個室の「コンフォート」クラスにした.
袋に入ったBROは手荷物なので,徒歩乗船となり青森まで¥6,000.安い.

待ち時間にターミナル内を散策.
びっくりするぐらい人がいない.

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そういや食事はどうする?
フェリー内のレストランと言えばバカ高のイメージ.
それに下手すると揺れて”重いモノ”は食べられない.
近くのコンビニに行くか...って,青森港到着時間は明日の3:50.
よく考えたら夕食も朝食も食べてるヒマはない.早々に寝なければ.

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20:00.徒歩客の乗船開始アナウンス.
てっきりランチウェイ的な回廊があるかと思いきや,建物を出てそのまま車両甲板まで歩く.
これがまた結構な距離.
BROの重さが肩に食い込むぜ.
そして...一緒に乗り込んだ徒歩客はなんと4人.
クルマの客もいるとは言え,少なすぎやしませんか?
この航路,採算大丈夫なのか.

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フロントでカギを受け取り,今宵の我が寝室へ.

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『あまちゃん200』の時に苫小牧ー八戸で乗ったフェリーの作りと同じやな.
ペガサス級の同型艦か(言い方).

20:50.
船が港を離れる.

さて,戦いはこれからだ.
そう,わずか7時間の船旅.
この短い間に船舶特有の不快な振動に打ち勝ち,安眠を得るにはどうすればいいのか.

乗船前に温泉に入った.
酔い止め薬を飲んだ.

足つぼマッサージをした.

最後にそっと,アイマスクと耳栓を手に取る.

※ Day1へ続く.

鼻詰まりで不眠,ブルベはDNS.心身ともにボロボロな週末に起きた凡ミス

2026/5/30 Sat

正しい判断?

GW頃から続くくしゃみや鼻づまり.
日中はまだマシだが,夜間が辛い.
横になると両方の鼻の穴が詰まり,口呼吸になる.
結果,ノドの渇きで目が覚める夜が続いている.

不眠の夜に~花粉症と戦うサイクリストの鼻詰まり撃退ログ

上記の記事内の対策「鼻腔拡張テープ」と「鼻うがい」を実践し,なかなか有効...と評していたが,どこをどう間違ったのか鼻腔内に炎症を起こしてしまったようで,鼻の奥に痛みを感じメガネがかけられなくなるほど.

で,あえなく中断.途中覚醒の夜が何晩か続いた.
ボロボロの体調のまま,己の治癒力を信じつつ『BRM530美瑛の丘300』当日を待つが...
前日,つまり5/29時点での「雨天&強風&寒冷予報」に完全にココロが折れた.

公式サイト経由でDNS連絡を入れる.
これで今年の参加予定ブルベは2回連続でDNSとなった.ぐぬぬ.

月末の300kmを見据え,Topstoneと独り駆けた『風連200』リベンジライド

ちなみに,今回DNSした『美瑛の丘300』も56名中18名DNSという,なかなかのキャンセル率だったようだ.

つーことで,5/30の予定がぽっかりと開いてしまった.
来週末は青森遠征が控えているものの,さすがにチャリに乗る気は起きない.

せっかく空いた時間である.
「もう限界だ,行くね」と耳鼻咽喉科を受診することにした.

そこでの体験がなかなか興味深かった.

1)受診前にネットで診察予約(デジタル)
2)受付でマイナンバーカード(現物)を提示し顔認証(アナログ&デジタル)
3)呼び出しは看護師の名前コール(アナログ)
4)「シラカバ花粉症」と診断され,診察代をクレカ払い(デジタル)
5)隣の薬局で「EPARKのお薬手帳」を提示(デジタル)
6)隣の薬局で処方薬を受け取り,料金を払う,なぜか現金のみ(アナログ)

てな感じで,受診予約から支払いまでデジタルとアナログのハイブリット状態.
診察料はクレカでスマートに支払えたものの,処方箋薬局へ行くと支払いは現金のみという,現代医療現場の不思議な非対称.

そして,何を今さらのなのが,渡された紙の膨大なこと...
診察後の会計で受け取った領収証,明細書,クレカのレシート,薬の説明書,処方箋,薬を入れる袋などの「紙の束」攻撃.
「本当にこんなに必要なのか?」という純粋な驚き.

薬本体は仕方ないとして,他のは紙ではなく全部データ化してポータル経由で見れるようにしません? ナフサではないけど,紙資源も大事.

【悲報】自転車用ケミカルが買えない?「ナフサ不足」の深刻な影響

ナフサ不足と言えば,ついにっつーか,とうとう我がもう一つの趣味であるプラモ製作にも影響が出てきた.
そう「塗装用シンナー」がネット,リアル店舗ともことごとく売り切れなのだ.
幸い,ラッカー系,エナメル系は備蓄があったが,水性用がない.

仕方がないのでAmazonで入荷日未定のものを注文しておいた.
これは買い締め行為ではないはず.
自転車用ケミカル同様,この品薄状態はいつ解消するのやら...(徐々にどこが止めているのが明らかになってきたらしいけど)

で,病院からの帰り道.
「DNSの判断は正しかったのか」とのモヤモヤが湧き上がる.
確かに空を見上げても天候は回復していない.
雨は止んだが強風注意報は出されたまま.

SNSを見ると出走者(マイスターO西さん)が走行写真をアップロード.
「本当は行けたのでは?」という後悔と「この天気と鼻づまりで走るのは無謀」という自分への言い聞かせ...

と,まぁ,済んだことは仕方がない.
「こんな日にはサウナに行こう」と気持ちを切り替える.

つーことで,午後から我らが『高砂温泉』に向かう.
前回でサービスカードに15個のハンコが並んだ.よって本日は無料だ.

サ活中は鼻が通る.
極楽極楽.あー,こんな雨と風の中,ブルベなんて出なくてよかったぜ!(無理してる)

自宅に戻って『HG GQuuuuuuX リック・ドム』製作の続き.

今や超不人気キットとなり,在庫ダダ余り.
ネットでも実店舗でも大幅割引で発売中.
最新キットだけあって,作りやすいしカッコええのになぁ(3本脚も抵抗なし).

どう考えても,GQのキットは発売するMSのチョイスや時期がおかしい.
重要機体はプレバン行き,それに人気機体は放送終了後,何か月も経ってから発売って...

今回のドムもゲート処理して素組+部分塗装後,ツヤ消しトップコート.

こちらにはナフサ不足の魔の手は迫っておらず,まだ買える(ちまちま売り切れる).

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トップコートが乾燥したら墨入れとウェザリング...って,何か大事なことを忘れているような...
あっ! トップコート前にデカール貼るの忘れた!

時すでにお寿司.
リカバリは効かない.

仕方がない.
今回はデカールなしで仕上げるか.とほほ.
これもみんな鼻詰まりのせい.
集中力の欠如か,「デカールを貼る前にトップコートを吹く」という凡ミスを犯した自分に深く落胆する.

てなわけで,就寝前に処方箋を服用し,その効果に期待する週末.
「鼻腔拡張テープ」も「鼻うがい」もやめて,結局濡れタオルを部屋に干すという古式正しい方法に回帰.

今日のDNSの代わりに,花粉で一杯の林道(廃道)ライドに明日はGo!(懲りてない)

【悲報】自転車用ケミカルが買えない?「ナフサ不足」の深刻な影響

2026/5/28 Thu

突然の異変

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Amazonのスマイルセールが始まった.

Amazon スマイルSale

で,いつものように買い物かごに入れておいたヤツが割引になっていないかと,サイトを開いて驚愕.
ワコーズのケミカル品がことごとく品切れ,もしくはマケプレでプレミア価格になっていた.
特に定番中の定番,「フォーミングマルチクリーナー」がヤバい.

他にも...

以上の「洗車3点セット」が軒並みアウト.
通常価格の3倍ほどになっている.

今の状況を見越していたわけではないが,Kazchariは4月の頭にこれらのケミカル品を2本ずつ購入.
その頃は適正価格で「フォーミングマルチクリーナー」は1本¥1,650だった.

その原因はもちろん,ホルムズ海峡封鎖によって原油が届かないことにある.
噂の「ナフサ不足」が,ついに自分の趣味領域にまで影を落としはじめた.

Kazchariは現在自転車を7台所有.

乗るだけでなく洗車も好きだ.
メンテナンスこそが自転車の寿命を延ばすと考えている.
そして,その方法やケミカル用品については,この動画を信奉している.

ゆえにワコーズ製品を愛用.
確かに使い勝手も良く,性能への信頼感もある.
ただし,他のメーカーに比べると割高なのは事実.

まぁ,ライド1回ごとに洗車するというマメさはない.
それこそ,あっという間に消費してしまう.
ライド後,車体を軽く拭くだけで終わらせることが多い.

とは言え,グラベル,MTB,ファットというオフ車は仕方がない.
雨後は元より,土遊び,泥遊びをした後は,車体の汚れやギアやチェーン回りの消耗が激しく,洗車・注油は必須.

「ケミカル品が減るから乗らない」という選択肢はないため,代替品を見つけることが急務である.

ワコーズ製品の入手が困難な今,候補として浮上するのはやはり『MUC-OFF』かな.
ざっとチェックしてみたところ,高騰の波は”まだ”及んでいない.

「フォーミングマルチクリーナー」の代替品筆頭としてはやはりこれ.

「チェーンクリナー」なら,

かな.
元々ワコーズと比較しても安くて容量が多い.
怪しさもなく国際ブランドである.
次回の洗車では手持ちのワコーズ製品を温存し,こいつらを購入・使ってみるか.

そうそう,チェーンルブに関してはなかなか良いのが見つからない.
ワコーズのスプレー式が優秀過ぎる.

一滴ずつ垂らすタイプやワックス系は,性能は元より長持ちするのはわかっているが,すぐに汚れて真っ黒になる.
あれが嫌だ.
旅先には持って行くけど.

自宅でのメンテで使うならこいつが良いかも.

試してみよう.
ケミカル品不足は一過性のものかもしれないが(そうでないと困る),柔軟に対応する力もサイクリストには必須.

恐ろしいことに,タイヤ,チューブ,パッキン,プラスチック,塗料など自転車パーツはほぼ石油由来.
今は在庫があっても,今後入手困難になっていく可能性は十分ある.

そういや,ネットではなく実店舗での在庫はどうなのだろう.
既に在庫切れ(買い占め)が始まっているのだろうか.

「ナフサ不足」に関しては政府と業界の認識にズレがあるのが興味深い.
どちらかが「ウソ」をついているのでなく,ただ視点が異なるのだろう.
政府はマクロ的な安心を語り,現場は個別の現実的な欠品を語っていると思われる.

もちろん,末端の消費者としてこの状況は「現実」の不便に他ならない.

嘆いても仕方がないので,この「供給の目詰まり」はしばらく続くと考え,特定のメーカーに固執せず,複数のブランドや代替品を確保して柔軟にメンテナンス体制を維持することにしよう.

それがサイクリストのライフ・ハック.

今年1回目のカミヒル参戦!BROMPTON T LINEで挑んだ激闘の計測区間

2025/5/23 Sat

言い訳無用

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晴れ.温度:14 ℃,湿度:57%,体感温度:16 ℃,風速:3.6 km/時,風向:W

待ちに待った山シーズンの到来である.
今年1回目の「カミヒル(かみふらのヒルクライムコース)」試走へと向かう.

第10回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

コースそのものは先月でも登れないことはないが,残雪や凍結,何よりダウンヒル時の寒さが嫌で登攀は遠慮していた.
もう心配はない.

今回のマシンは軽量化された「黒金くん」こと「BROMPTON T LINE」である.

BROMPTONの甘い罠~黒金T LINE,実走前にカスタム開始

こいつでのカミヒルは初挑戦.
8月の「HANAZONO」,小径車部門表彰台を目指して突き進むのみ.

第15回ニセコHANAZONOヒルクライム

つーことで,ハスラーに積んでデポ地の「日の出公園」へ.

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時刻は10時少し前.
同じ目的のサイクリストがいるかなと思いきや,誰もいない.

ちょうど朝のNHKの朝番組で凌雲閣が紹介されており,それに触発されて登りたくなったのだが,同じような人間は...いなかったようだ.

つーことで出発.
カミヒル本番の(アップダウンの)パレード走行部分はパスして,直接スタートラインを目指す.

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そして現れる「旭野1班会館」.
ここが大会当日の計測開始ポイントとなる.

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昨年の激闘が思い出される.

第9回かみふらの十勝岳ヒルクライム大会

よくも悪くも,山岳アシストにされてしまい,ラストの激坂で2名も抜かれるという体たらく.ぐぬぬ.

さて,本日はロードバイクの「EMONDA」ではなく16インチの小径車.
ギア比も違えば走らせ方が違う.

最大の違いは小径車はタイヤの慣性に期待できないので,ペダリングし続けることが基本であること.
うちの「黒金くん」は12速仕様.
ハブ内装3速,外装4速である.
この内装ギアが曲者で,変速の際にはペダリングを止める必要がある.
当然タイヤの回転も止まるので,途端に失速する.

ゆえに,前半の坂が緩い場所では内装を2速に固定して,外装で負荷を調整.
中盤以降,斜度が上がるにつれ,内装は1速にする.

途中あらわれるごく短い平坦路は除くけど.
いずれにせよ,分岐以降の激坂区間はさすがに「1-1」だなぁ.

もう1つは引き足.
最大推進機関である,大腿前面の筋はできるだけ温存.
基本的に引き足を使う.

そして「呼気2吸気1」のリズムを最後まで崩さない.

などなど,意識高い系クライミングの結果は...

1時間5分34秒(STRAVA計測).

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お,おう...

大いに不満である.
なぜならもう1台の「BROMPTON P-LINE」でのベストタイムが「1時間6分7秒」だったので.

BROMPTONなカミヒルチャレンジとついでに八景ライド

マシンの性能的(ついでに価格的)に,たった30秒ほどしか速くないのはどういうこった!?
確かに「P」で登った時より脚の痛みはなかった.
まっ,今日は本気出してなかったということで...ううっ

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つーことで,まだ夏シーズンに入ったばかり.
「これから,これから」と気を取り直して「凌雲閣」横のいつものベンチに移動.

標高があるので,耳キーンからの発声のしにくさ.
それに鼻炎もひどくなり,鼻水とくしゃみが止まらん.

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少々冷えるが,ここは神の飲料こと「赤コーラ」を購入.
ちなみに凌雲閣の自販機はCokeーonに対応していないので小銭があった方が良いです(¥150).

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サイクリストがもう1名いた.
知り合いではなかったが少し会話.
今シーズンどころか,ここまで登ってきたのは初めてだったそう.
カミホロ荘前の激坂談義の後,「カミヒル大会」本番や「冬ヒル」を薦めときました.前者はともかく,後者はねぇ...

ファットな年忘れカミヒル2025

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つーことで,ウインドブレーカーを羽織ってダウンヒル開始.
おっとその前にトイレ.

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駐車場の残雪はこんな感じ.

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ダウンヒルを開始するが,久々のリムブレーキは全然止まらんな.
少し強く握るとすぐにタイヤがロックするので,コントロールが難しい.

分岐の手前の道端に先ほど凌雲閣でお話したサイクリストが止まっていた.
パンクとのこと.
いや,ホンマ,ロードって何でもないところでパンクするよなぁ.

『2026 幌鹿峠春の幕開けサイクリング』と音更周辺グラベルライド

分岐点着.
そのまま真っ直ぐ下るか,右に曲がるか.
少し下っただけで気温は上昇した.
ここは遠回りして帰りましょう.

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望岳台に向かう道.
なんだっけ? スカイラインだっけ.
十勝岳から噴煙が上がっているように見えるけど,気のせい?

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セグメントになってい激坂を登って望岳台着.
やはり煙が上がっているよなぁ.何か出てきそう.

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ダウンヒル再開.
白金温泉方面に降りる.

途中のこの景色,どこか三国峠からの風景に似ておりダイナミック.

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そこへ,白金から上がってきたピンクまだらカラーの「S-WORKS TARMAC」が.地元の強者,Kさんでした.

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温泉街を過ぎて,道道脇を走る小道(歩行者・自転車専用道)に入る.
下り基調の高速ダウンヒルも良いけど,BROにはこうした緑豊かな小道がよく似合う.
うちの「黒金くん」もカッコよい(値段はかわいくない).

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道の駅「ビルケの森」公衆トイレ.
来週のブルベでもお世話になる?

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デポ地に戻るため,道道353号へ.
最初の坂を越えた後は,ずっと下り基調で快走.
いつもの「日新ダム」で一旦ストップ.

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このダムの奥地にはグラベルがわんさか.
別のチャリなら遊びに行くところ.
それほど奥地に行かなければ,クマの危険もそれほどないはず(と思いたい).

上富良野町内に入る.
手入れされた芝桜畑があちこちに.

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無事にデポ地に帰還.
BROを積んで,近くのセイコマへ.

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セイコマで「きのこクリームスパ」を買って,車内で食う.
走っている時は問題ないのだが,止まると鼻がむずむず,鼻水ダラダラで連続くしゃみが復活.
あー,辛い.
いいかげん,この季節が過ぎ去ってほしいものである.

さて,こんな時にはサ活が最適.
すぐそばには「フラヌイ温泉」がある.
外気浴はできないが,JAF割¥650は,最近では安い方.

駐車場のクルマも少ない.
こりゃラッキーとしっかり3セット.
もちろん,湯気のおかげで鼻も通って超快適.
名物の31℃の低温温泉にじっくりとつかる.

そうそう,先週のセルフ・ブルベで発症した「腸脛靭帯炎」.
本日は走る前にしっかりテーピングしたおかげか無問題だった.

帰宅後は,あまりに茫々となっている庭の芝刈り.
花粉症が悪化すれば元の木阿弥なので,しっかりマスクとグラサンでガードし,芝刈りカッターをぶん回す.気分はスマートガン.

やはり長期間放置すると,刈った草も山盛り.マメに作業せんといかんね.

つーことで,今シーズン第1回目のカミヒルライドでした.
少々残念なタイムだが,まだ脚ができていないということで.
決して老化ではない!

...と,ここまで引っ張っておいてなんだが,今年の「カミヒル」には不参加の予定.
60歳を越えて,表彰台に上がれそうなら出よう(せこい).

まずはHANAZONOを見据えて,だな.

BROMPTONで挑むニセコHANAZONOヒルクライム:小径車部門で表彰台を狙え

ファットでしか走れない? 忠別ダム湖底ライド

2026/5/3 Sun

異世界探訪

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曇り.温度:13 ℃,湿度:56%,体感温度:12 ℃,風速:7.9 km/時,風向:WSW

雪解けが落ち着き,新緑が眩しくなってきた大雪山麓.
ダム湖である忠別湖の山側1/3は渇水状態となり,普段は深い水の底にある摩訶不思議な景色が,今だけその姿を現す.

そう,この時期限定でダムの湖底をライドできるのだ.
前回は2021年.5年ぶりか.

昭和の日,午後の忠別湖底ライド

もちろん機材はファットバイク.
MTBやグラベルロードでも走れないことはないが,湖底の路面状況はジャリ,ガレ,砂,それに泥と様々.
特にタイヤがズブズブと沈んでしまう泥濘地帯はファットでなければ対応できない.

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スノーライドシーズンを終え,スパイクからノーマルタイヤに戻したばかりファットで出撃.まずは定点観測スポットへ.

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忠別川サイクリングロードの右岸を爆走.
こういう直線路ではTTバーが欲しい.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

時系が前後するが,翌5/4は久々の旭川発のブルベ『風連200』の開催日.
今年初ブルベとしてエントリーしていた.
ところが,気温一桁かつ終日雨,さらには名寄エリアは降雪予報.
さらに運営からは「どうされますか?」の確認メールが.
「こりゃ危険」とDNSを決めた.

実際,エントリー数36名に対してDNS33名,つまり出走は3名のみ.この猛者たちも全員がDNFとなる歴史に残るブルベとなった.

で,出なくて良かった...と思いつつ,もし「SRがかかっている」など出走しなければならない状態だったら,どうしていただろう.

低温,降雪,すなわちアイスブルべに近いコンディションなら,ファットバイクにTTバーを付け,防寒具をリアラックに積んで...と色々想像してしまった.
まぁ,ファットの場合DNFした後がやっかいなのだが(サイズ的に輪行は考えられない).

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桜の季節はほぼ終了.

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引き続きサイクリングロード.
祝日&好天ということもあって,ロードに乗ったサイクリストとのすれ違いが多い.
こちらがオフ車だと「ヤエー(もしくは会釈)」がいつもより少ない.
ストレートハンドルだとガチ勢に見られにくいからだろうか.
まぁ,こちらも積極的に挨拶はしないっつーか,しにくい.
ロードとMTBの間には狭くて細い溝がある気がする.いや,気のせい?

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忠別ダムまで登る.
いつ来ても良い景色である.
ウルトラホーク1号の発進シーケンスが想起される.

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当然だが,ダム周辺は水が豊富.
湖底に下りるためには,山側,つまり上流に移動する必要がある.

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いわゆる「ユイの壁」も解除前.
ファットでの激坂は苦行以外の何物でもないけど.

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「望郷広場」着.
巨大なヘリポートがある.
さらに湖面に近づく小道もあるが...

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ここが限界.
別にこの時期でなくても水没はしてなさそう.

道道に戻って,廃業したドライブインの脇から林道に入る.

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初めて進入したが,なかなか雰囲気が良い.
草がほとんど生えていない早春.これから緑豊かになりそう.

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形ばかりのゲートで通行止め.
もちろん勝手に進入することはしない.
『NISEKO GRAVEL』みたいに,こうした普段は閉鎖している林道を走れるイベントとか開催されないだろうか.
今度,東川観光協会の中の人,ムリグンさんに会ったら提案してみよう.

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引き返して,今度はGoogleマップにも載っている名所(?)に向かう.
確か以前にも訪れたことがあるはず.
道道脇の林道に入る.

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これまた形ばかりのゲート.
その先に見えるのが「森の神様」こと指定樹齢900年の巨木だろう.
うむ.この季節だと周辺も木も含めて丸裸なので,なんとも...

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それでも高い木々に囲まれた心地よい空間であることは確か.
夏は元より,紅葉の季節にまた来よう.

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道路を渡って対面に川へと続く道を発見.
そこは忠別川.
大雨で氾濫し,天人峡への道が閉ざされる事案が2010年と2018年に発生している.

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次の林道へ.
ここも以前から気になっていた.

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かなり締まった道なので普段から交通量が多いように見える.
しばらく進むと物騒な表示.

わざわざこう書かれているということは,違法な狩猟が行われてるということか.
おそらく対象はエゾシカ.となると,それを狙うのは人間だけでなくヒグマも出没するエリア...

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一応「熊ベル」をファットに付けているので,グラベル走行中は「チリンチリン」と音がするが,そんなのは気休め.
気を引き締める.
「引き返せ」という声も聞こえてきそうだが,今やクマの出現は山中とは限らない.
普通に道路を横断していることもある(実際に会ったことないけど).

などと考えていると,クルマのエンジン音がカーブの先から聞こえてきた.
4駆でも何でもない普通の軽自動車だった.
運転手から軽く会釈.あー,なんか一安心.

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まだまだ先に道は続いているものの,今日はここまでとする.
この倒木が目印だが,次回は撤去されているかも.

いずれにせよ,(実質)旭川周辺のグラベル散策グループである『旭川自転車愛好会』のメンバーに,このルートを提案してみよう.
集団で行けば怖くない(そんなことはない).

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つーことで,ずいぶんと前置きが長くなった.
これからダム湖底に向かうが,その前に「源水公園」にて休憩.
水汲みと同時に持参していた「カロリーメイト」で補給.

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いよいよ本日のメインイベント.
「親水公園」の駐車場から湖底に下りる.
夏場はカヌーの発着場として使われているため,長大なスロープが湖面まで続いている.

最初は黒っぽい砂地.
まぁ,乾燥しているので走行には問題なし.

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自然にできたようには思えない大き目の石で作られた石垣を越えると,泥地となる.岸から離れれば離れるほど徐々に地面が柔らかくなっていく...

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なかなか異世界・異星チックな大地の割れ目.
中心には山からの水が流れている.
注意しないと縁から崩れそう.

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はるか遠くに忠別ダムが見える.
貴重な景色.

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この辺りの地面は締まっているものの,ちょっと窪地に入ると泥ヌタ.
ファットの極太タイヤ(4.8インチ)も沈んでしまって漕げなくなる.
とは言え,脚をつくとそれはそれで沈んでいく...
「ヤバイ,ヤバイ」と呟きつつも,思わず笑みがこぼれる.楽しい場所である.

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光の具合でいい感じに撮れた.この荒涼感.

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この角度からでは見えにくいが,少し先に小川が流れている.
向こうに渡れそうな細い部分を探す.

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岸側に戻って小川を渡る.
堤防のようになっている箇所の先端まで移動.
以前に比べると,水の流れはそれほど激しくなく,ウェーダーを着て水に入って釣りをしている人もいた.
そう言えば,休日なのに釣り客が少ない(4名ほど).
あまり釣れないのだろうか.

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30分ほどの異世界探訪後,最初の駐車場に復帰.
舗装路を走ると,乾燥した泥がボロボロ落ちるのが面白い.
...が,帰宅後は即洗車案件.シューズの汚れもひどい.

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帰り道.
”みんな大好き”チョボチナイゲート.
もちろん通行止め.
何か,今日はゲートばかり撮ってるな.

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湖を含めた忠別湖周辺ライドは楽しいが,補給場所がなくて困る.
カロリー欠乏.
東川町内のセイコマに立ち寄って,遅い昼食.
この「鶏塩焼きそば」は美味いのだが,ネギが歯にはさまって,口の中がキモチワルイ(知らんがな).

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つーことで帰宅.

前半の未知のグラベル散策&湖底ライドという非日常体験.
実に味わい深い休日だった.

久々にファットバイクの面目躍如.
雪・凍結道だけでなく,あらゆる路面への適応性は所有しているチャリの中でも最強.

アルミフレームでやたらに丈夫だし,今日のようなアドベンチャーライドにぴったり.
万が一,クマに遭遇した際は盾代わりにならんかな(ならん).

ただし,ファットバイクは日本市場では超どマイナーな存在.
昨今,Specializedなどの主要メーカーからは,ことごとくカタログ落ちした.

使いどころが限られるギアであるのは確か.
こいつのポテンシャルを最大限に発揮できる北海道に住んでいることに感謝.

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