2023/1/8 Sun
まだまだ探究中.
さて,本日は久しぶりに旭岳クライム.
今冬初.もちろん”ぼっち”だ.
なにやら今朝の最低気温はマイナス16℃を記録.
こんな日にさらに気温を下げる山に登るとは...立派に変態.
まっ,今年の目標は「ヒルクライマーとして覚醒する」やしな(いつの間に?).
つーことでまさか家から自走するわけはなく,ハスラーに積んでいつものデポ地「大雪旭岳源泉」へ.
前回ここに来た時は大事件発生.
サイコーな天気とサイテーな運~どうしてこうなった?
ある意味リベンジライド.
修理は完了しているものの,験担ぎで同じウェアにはしなかった.
防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット
ただの色違いやけどな.こちらの方が安心・安定.
さて,ここで改めてKazchariの冬チャリウェアを紹介.
厳密にはレース,平地ライド,ヒルクライムと各々装備が異なる.
もちろん本日はヒルクライム.特にダウンヒル時の防寒を考えたヴァージョン.
アウターは既出の「JUNGLEST」製品を長年愛用.
前面防風・防寒,背部は普通のジャージ生地.
一応ケツパッドも付属しているが,パンツに貼り付けるタイプ(まるで巨大なナプキン)なので使用せず.
Goreなどの高級素材ではないので,使用後はネットに入れて普通に洗濯.
価格が安いのが最大のメリット.
一方,止水ファスナーが固くて壊れやすいのが難点(ハズレをひいた?).
次にインナーである.
ヒルクライム時は登り用と下り用で2枚用意.
ファットバイクのリアバッグに入れておく.
ダウンヒル前に着替える.
両者の比較については以下に.
冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」
ミドルはパールイズミのセーター.
これも登りきった後は汗だくなので頂上で着替える.
シューズはワークマンにて¥2,980で買ったウインターシューズ.
起毛ソールを敷いている.
長年使っているが特に問題はない.丈夫.
ポイントはそのシューズの中.
現状4枚重ね.
インナーにはFINETRACK.
その上にAmazonで買ったノーブランドの厚手ソックス.
[Andake] スキーソックス 防寒
こいつを履いたつま先に,これまたワークマンで買ったネオプレン製のトゥカバーとナイロン製のソックスカバーを履く.
念のため,つま先用の使い捨てカイロを持参(登り時は不要).
足の冷えない不思議な足もとカイロ 上からはるつま先(黒)15枚入函
ファットバイクにはハンドルカバーを付けているので,グローブは何でも良い.
汗をかかなければ...という条件つきで.
[PIROXIS] 防寒グローブ
当然,登り時は手も汗をかく.
ゆえに,ダウンヒル前は乾いたグローブに交換する.
できるだけ手を濡らしたくないのでこれを使う.
濡れない=保温効果もあるようなないような...
あまりにも軽いので単体で置いておくと風でとばされて紛失の恐れあり(経験者...).
次にバラクラバ.
先日のライドでダウンヒル時の寒風による鼻の痛みを防ぎたい,と書いた.
ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド
今使っているバラクラバはこれ.
コミネ(KOMINE) バイク用 防寒フェイスマスク フリー 09-016
頭部部分が薄い生地でできていてヘルメットがかぶりやすい.
前回は生地が鼻まで届かない,と書いたが,ちゃんと調整すれば隠すことができた.
ただし,口元や鼻に何の加工もされていないので,息をする度にサングラスが曇る可能性がある.
そこで追加アイテムとして新たに購入したのがこれ.
フェイスカバー 秋冬用
口と鼻にあたところだけがネオプレン製で穴が開いている.
それ怪しげなパーツも.
こいつは期待できそうだ.
ただし,安すぎるのと評価が...
ちょうど出発時に届いたし,とりあえずダウンヒルでお試し!
最後に最重要アイテム.
電熱ベストだ.
[UPERCT] 電熱防寒ベスト
もうこいつに関しては昔から怪しい製品のオンパレードで,「サクラチェッカー」の評価も,そのほとんどが「要注意」.
3年ほど前に買ったKazchariの愛用品も,すでにメーカー消滅(改名?).
現状,特に問題なく使えているが,完全に自己責任の世界.
一つ言えるのは...これがないとマイナス10℃以下で10kmのダウンヒルは無理.
つーことで,以上の装備でGo!
それにしてもなんつー天気や.
旭岳は最初と最後の坂だけがややキツい(といっても8%ぐらい).
途中に平坦や下りもあったりする.
「カミヒル(十勝岳)」に比べるとはるかに難度は低い.
楽とか楽じゃないとかはさておき,地理的に近いというのもあるが,Kazchariは「旭岳」の方が好み.
ちなみに「カミヒル」の厳冬期クライムは「下りて登る」という方式にしないと詰みます(たぶん).
十勝岳アタックライド!
概ね2kmごとに看板があるのも良い.
まぁ,感覚的に残り距離はわかるようになったけど.
日陰と日向で景色が様変わり.
登り,つまり左車線はクルマに表面の雪が削られてテカテカのアイスバーン.
スパイクが空転してパワーロス.
もちろんファットにパワーメーターは付いていない.
ペースは心拍数で管理.
だいたい154bpmは越えないようにする.
160近くになったらペースダウンで,Myハートを落ち着かせる.
うん.いつもよりずいぶん楽だ.
最後の(旧)ビジターセンター前の坂を越えて無事ゴール.
冬期無料の駐車場に飛び込む.
毎度のことだが,冬にここまで来るとボーダーやらスキーヤー,それにスタッフの方々からめちゃめちゃ声をかけられる.
本日は高齢男性の二人連れから「どこから?」「スパイクなんてあるの?」「この自転車いくら?」というFAQの後,「孫に見せたいから」と記念撮影を申し込まれた.
いつものルーティンでロープウェイ乗り場周辺を散策.
少し雲がかかってきたが,雪はほとんど降っていない.
そして,オアシスたる(新)ビジターセンターへ.
まずは汗だくのインナーとミドルのセーターをトイレで着替える.
夏だと神の飲料水たる赤コーラでティーブレイクなのだが,さすがに今日は温かい飲み物が欲しい.
缶コーヒーを買う.
手持ちの補給食からは塩羊羹を.美味い.
かし原 塩羊かん 10本入×15袋
さてしばしの休息後,いよいよダウンヒルへ.
新装備の新フェイスマスクを装着.
さらにいつものバラクラバで二重防御.
結果は...ぐわーっあっちゅう間にサングラスが曇ったぁー!
呼吸用の穴,何の役にも立っていませんでしたぁー!
結局,鼻と口元をオープンにしてスピードが乗ってきたところでマスクを引き上げる...いつもと変わらん.
それでも,鼻を立体裁断でカバーしてくれるのでいつもよりマシなような...そうでないような...
もちろん電熱ベストは「Hi」で.
おかげで下半身と上半身は快適...ではなく普通の耐寒フィーリング.
今日の問題は指先やったなぁ.
ダウンヒル時は,もう少し厚いグローブか,いっそ電熱(かなり安くなった)が有用かも.
防寒テムレス
電熱グローブ
スパイクががっちり氷を噛み,安心.
問題は(指の)寒さ.
残りの距離を頭で数えながら下る.
で,無事に下界着.
気持ち気温高め,および日差し回復.
余裕があれば,もう少し周囲を散策...と思ったが,さすがにキツイ.
カラダが硬直&小刻みに震えている.
ファットバイクをハスラーに積み,ヒーター全開.
時,既に14時過ぎ.
当初はこの後「サ活」するつもりだったが,何しろ腹が減った.
そらそうだ.カロリー大消費ライド.
つーことで...
健康を願う全ての人類の敵「かつや」へ.
美味い.
それにこのコスパの高さ.なぜこれで¥700なのだ!?
まぁ,良い.
今日はいわゆる「何を食べてもゼロカロリー」な日.
そして,防寒対策は奥深い...と再度思い知らされたライドだった.
次回はいつ登ろうか?