ファットバイクのタイヤ

2023/2/16 Thu

コタツ記事だらけ.

最近,知人のヤマタケさんが,とある冬チャリイベントに参加するため,ファットバイク用のスパイクタイヤを購入したらしい.

Natural Born EZOist

買ったのは45NRTHの「DILLINGER 5」のフルピンモデル.
幅にして4.6インチである.
ファット用スパイクタイヤの最高峰だけに,値段もエグイ.

ちなみにKazchariは同メーカーの「DILLINGER 4」,つまり4.0インチを愛用.
夏に履かせている4.8タイヤ(Maxxis Minion)と比べるとかなり細くなるため,いわゆるファットらしさは大幅減.

ファットバイク用の夏タイヤを購入した~Maxxis Minion FBF&FBR

ただし,雪上レースや雪山ヒルクライム志向のKazchariとしては,ピンの重量増分をダウンサイズしてよかったとも言える.

さて,この「DILIINGER」にはタイヤサイドに前後の組付け方法の指示表記がある.

iPhone11 Pro

Kazchariは,指示通りの順方向で組んでいる.

iPhone11 Pro

一方,ヤマタケさんは逆に組んでいる.

単純に“雪をかいて進む“というのであれば,逆方向の方が正しいっつーか,より推進力を得るという理屈がわからなくもない.

「さて,正解はどっち?」というレスをヤマタケさんのSNSスレッドにアップ.

そこへ登場したのが,我らがファットマイスターのKaba3.

曰く

「悪路(深雪)での低空気圧での高トランクション重視は逆バキ!安定した直進性能&高速走行。静止制動重視は正バキ!うーむ。ピン付きは、氷に喰いつくからどっちでもエエじゃないかな~」

なるほど.
一時はタイヤの向きを変えて試してみようと思ったけど,する必要はなかった.

さらに,

「スパイクタイヤ高かいと思うけど車スタッドレスと違い長持ちするので、劣化するまで数十年?死ぬまで?履けるのでお得かもです~それに、アイスバーンを一番 安全 快適に走れる乗り物になるのだ」

とのこと.
そうそう全く同感.
ファット用スパイクタイヤのコスパは最高なのだ.

にしても...ちまたにあふれるファットバイク関連記事には変なのが多い.

既に所有している人のブログ記事は共感できるものが多いが,「おすすめファットバイク◯選」的なコタツ記事は...
まずルック車を多数紹介している時点でなんかなぁ...

まず「雪道もラクチン」はウソやで.
ノーマルのブロックタイヤだと,深雪やアイスバーンは☓.
快適に走れる路面は結構限定的やと思うけどな.

深雪は極限まで空気を抜いて対応!
スパイクを履かせれば,ブラックアイスバーンだろううが平気!

後は「重い」「遅い」「長距離無理」とかって...そうか?

Kazchariのファット,Specialized FATBAOYはアルミフレームでカタログ上14kgほど(年式によりバラツキあり).
TREKのハードテイルMTBのローエンドモデル(Marlin)で13~15kg.
そんなに変わらんどころか,サイズによっては軽い.

遅い? ママチャリより遥かに速い.巡航30km/hは可能.脚力でカバーしろ.

ファットな100kmサイクリングin旭川

ヒルクライムもOK.ダウンヒルが楽しいぞ!

ファットな十勝岳&迷いグラベルクネクネライド

長距離? ブルベも200kmなら余裕.300は...やめときます.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

このように,ファットバイクは24時間365日,いつでもどこでも走れるオールラウンドバイクなのだ.

でも,グラベルロードも欲しいなぁ...(ボソ)

ファットな激闘!ゆるポタだったはずライド

2023/2/12 Sun

一人の冬.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-2 ℃,湿度:91%,体感温度:-4 ℃,風速:6.7 km/時,風向:SSW

週末連続ライドの2日目はパッとせん天気.

クルマでどこぞの温泉サウナへ...という悪魔のささやきも聞こえた.

だがしかし.

たまたまNHK+でCYCLE AROUND JAPANの道東編を観てしまったのが運の尽き.
無性にライドしたくなり出かけることにした.

OLYMPUS TG-5

おっ,なんとなくロボの頭発見.

OLYMPUS TG-5

近場をポタしてちゃっちゃと帰るつもりが,気温の高さも相まってついつい遠く遠く遠くへ.暗いけど.

OLYMPUS TG-5

この時期,郊外に出ると歩道の除雪はほとんどされていない.
いや,されたとしてもすぐに雪が積もる.
さすがのファットバイクもタイヤが埋まって動けなくなる.

で,本来の通行帯である車道を走ことになるが,場所によって波打ってデコボコ.
フラットに見えても,ガチガチの氷だったり,氷塊が隠れていたり,あるいは大嫌いな”縦わだち”にハンドルをとられたりと全く気が抜けない.

OLYMPUS TG-5

そう,冬場は結局走る場所全てがグラベル.

転倒や右方向へのはみ出しのないように最大限の注意を払うが,危険なことは危険.

そう言えば少し前のYahooニュースで「真冬の札幌市内をチャリでウーバーイーツバイトしている学生」が紹介されていた.
で,そのコメントが例によって「危ない」「コケたらどうする」「邪魔」など非難轟々.

装備を万全にし,コースを選ぶ冬チャリ遊びに関しては,もちろん完全肯定のKazchari(当然).
しかしながら都会の凍結した道を”仕事で”チャリに乗るのはちょっとなぁ.
おまけに報酬激安やし.

家から美瑛に向かう道のうち,もっとも交通量が少ないルートを選択.
夏は路面の舗装状況が悪く,ロードだと躊躇する状態.
冬は雪に覆われて却って走りやすいはずが...

OLYMPUS TG-5

一部除雪放棄で通れない.

OLYMPUS TG-5

踏切渡って国道まで出るはめになった.
こんな時,電車(ディーゼルなので汽車)がやって来たら絵になるのだが.

さすが国道.
歩道の除雪も丁寧.

OLYMPUS TG-5

いつもの西聖和の交差点で左折すると,MTB+スパイクタイヤ痕が.
仲間を見つけ,うれしくなってトレースする.

やがていつもの撮影ポイント.
古い赤レンガ倉庫にて停車.

OLYMPUS TG-5

冬ならではの光景で面白い構図.

さて,撮影中も大型の観光バスがひっきりなしに通過する.
こりゃ,丘の名所は人でごった返している可能性あり.
新コロ自粛期間中はホンマ静かやったなぁ...
農家のみなさんはともかく,観光業は今の方がうれしいのだろうけど.

さて,Kazchariは丘方面には行かず,つまり先ほどのMTBのトラッキングをヤメて美瑛市街(千代ケ岡)の方へ.

OLYMPUS TG-5

徐々に雪が降ってきた.
千代が岡のセイコマ近くに新しくおにぎり専門店が出来ていた.

ととおにぎり

おいしそうだが時間的に今日はパス.
今度来てみよう.

軽車両通行可の踏切を渡る.
ちょうどJRの点検作業員の方と出くわす.なかなかレア.

OLYMPUS TG-5

雪が強くなってきたが,当初の予定通り線路沿いの道を走る.
交通量少ないのか雪深め.ファットでちょうど良し.

徐々に人気がない道に.
チャリの姿はもとより,クルマすら見かけなくなった.

OLYMPUS TG-5

タイヤが雪を蹴る音と,フロントにつけたカウベル,それに自分の息遣いしか聞こえない.
最高のデジタルデトックス.完璧に素晴らしい時間だ.

とは言え,腹が減ってきた.
ハンガーノックになる前に補給.
持参したせんべい,チョコ,塩タブ,それに給水.

OLYMPUS TG-5

向かい風だが気温が高い不思議な日.
「やけに視界が悪いな」と思ったらサングラスに付着した雪が凍結していた.

OLYMPUS TG-5

雪の降る中,修行(明鏡止水)モードで漕いでいるうちに志比内の分岐点着.

目立つ看板発見.
ここから直線6km先に「びえい冬まつり」の会場があるとか.
全く知らなかった.
今日の天気ではお客さん少なそう.

OLYMPUS TG-5

さてヒルクライム.
夏に新兵器EMONDAによるタイムアタックが楽しみだ.

ここからようやく折り返し.
交通量の多い東川市街への道ではなく,入浴施設「花神楽」に向かう森方面にルートをとる.※入るわけではありません.

OLYMPUS TG-5

この道も交通量が少ない.
つまり雪が固まっておらず負荷がスゲー.
さらに追い風で正面から吹雪攻撃.
つまり楽しい(なぜ).

「花神楽」には向かわず空港方面へ直進.
ここからはしばらく下り.

点在する牧場施設を通り過ぎて牛のオブジェへ.

OLYMPUS TG-5

このオブジェの近くには,この辺りでは貴重な自販機があったはず.
ひょっとしたら冬期間は撤去と思いきや...あ,ありました!

OLYMPUS TG-5

まさに雪原のオアシス.
しかもしっかり「Coke-on」対応(電波の入りは悪い).
温かいカフェオレを飲み,プラス補給食.

長居は無用(汗冷えで寒くなる).走り出す.

普通に左寄りを走っていると,すのすぐ脇を「ヤリス」が猛スピードで抜いていった.ハイブリット(?)なのか,全然気がつかなかった.こえーよ.

そやけど,そのスピードと距離でチャリをひっかけたらどうするつもりやねんやろ?
「冬にチャリに載っている方が悪い」思想? もしくは全く認識されていなかったとか? どっちも怖い.

空港脇の歩道に出た.
これで一安心と思いきや...むっちゃ雪が深いやんけ!
必死こいて漕ぐ.

OLYMPUS TG-5

最近出来た空港と市内をつなぐ新しい道路に出た.
ここの歩道も同じく深い!

OLYMPUS TG-5

ここに来て晴れ間! ありがたい.けど,雪は深い.

OLYMPUS TG-5

いい加減漕ぎ疲れたので,除雪道路を求めて左折.
なんと走りやすいことか(そうか?).

OLYMPUS TG-5

近所の絶景ポイント.ここは日本なのか?

OLYMPUS TG-5

ちょい乗りゆるポタのはずが,吹雪&重い雪でハードな50kmのトレーニングライドになってしもうた.
最後の太陽が今日のゴールを歓迎してくれているようだった.

玄関前でサイコンを止める.
いつもならWifi接続で,すぐにSTRAVAにデータがアップロードされるはずなのだが,なぜか今日は未.
コンデジ(TG-5)からiPhoneへのデータ転送やら,シャワー,洗濯などの手間があるのでアップロードは後になってもかまわないのだが,“時々”つながらないのが困る.

全てが終わって,アップロードのためサイコンの電源をonにすると起動場面でいきなりフリーズ.
必殺の3ボタン同時押し(再起動へたすると初期化)も効かない.

PCからの起動を考え,手持ちのUSB-Cコードを差し込むとなぜか起動.
さらにiPhone側でGarmin Connectにつなぐと無事アップロードされた.

いや,ホンマ安定せんわー.
バッテリーの保ちだけは史上最強だが,相変わらず信頼性が...

いずれにせよ,今日の雪は水分を含んで明らかに重かった.
こういうところに季節の移り変わりを感じる.

これから数回は降り戻しがあると思うけど,北海道は確実に春に向かっていると感じるライドだった.

あぁ早くロードに乗りてぃっ.
モンキーもな!

ファットなネコバス,深川散歩ライド

2023/2/11 Sat

忘れ物を届けに?

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-3 ℃,湿度:85%,体感温度:-5 ℃,風速:5.3 km/時,風向:S

祝日が土曜日なのはもったいない.
なんだか損した気分.
ただ幸いなことに,息子の習い事もお休み.
送迎の義務がなくなったのでフリーDayに.

さて,どこに行く?

昨年7月にサウナーに覚醒して以来,あちこちのサウナに入ってきたが,その中でベスト,というか一番”ととのった”のは,深川のアグリ工房まあぶだった.
つーことで,その時の感動よ再び,つーことで目的地決定.

もちろんファットバイクも持参.
『まあぶ』の先にある冬のトトロ峠はどうなっとるのだ? 気になる.

真冬のR12はDanger Zone.
車間を十分に空け,慎重に運転.

『道の駅ライスランドふかがわ』着.
ファットバイクをセッティング.

OLYMPUS TG-5

車道は狭い上に雪がない.
歩道を走る.
除雪はまずまず.
深川も排雪が追いついておらず結構な壁.

OLYMPUS TG-5

夏合宿で多用される「ネイパルふかがわ」前.
歩道の雪が深い.
筋トレ&筋トレ.

OLYMPUS TG-5

国道を渡ってからずっと登り.
歩道がなくなる.

ここはもちろんSTRAVAのセグメント.
ブルベ中に何度か登ったがタイムアタック未.

今日だけのKOMゲット! そらそーだ.冬は普通登らない.

OLYMPUS TG-5

途中で寄り道.
気持ちの良さげな真っ直ぐなダウンヒル.
今はパス.帰りに下ろう.

OLYMPUS TG-5

トトロ(戸外炉)峠着.
バスはご覧の様子.
てっきり周辺の除雪程度はしているものと,勝手に思っていた.
まぁ,観光地...というには微妙やし.

OLYMPUS TG-5

”ネコバス”と言っても,普通のバスにペイントしただけなので”ホンモノ”のように足が生えているわけではない.
冬なので見えへんけど.

夏はこんな感じ.

モンキー125,ブルベを走る!?(その2)

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

スタートして4kmほどで目的地に着いてしまった.
仕方がない.この先も登ってみますか.

ネコバス周囲はともかく,道路の除雪は完璧.
実に走りやすい.景色も美しい.

OLYMPUS TG-5

さすがに漕ぎ続けていると暑い.
本日は,絶賛トライ中の吸湿速乾インナー二枚重ね.

この上にパールイズミの化繊セーター,プラス,アウターという出で立ち.
現状,レースではない通常ライドはこの組み合わせなのだが,ヒルクライム時の発汗だけは防ぎようがない.

この先,科学が進化したら真の意味での吸湿速乾ウェアが完成するのだろうか?

OLYMPUS TG-5

今は雪に覆われているが,ここから「イルムケップスカイライン」という林道が始まり,沖里河山頂までクルマで行ける.
とは言え,かなりの悪路.
以前,当時の愛車ラパンで登ったが途中で後悔.

夏になったらモンキーかファットで来てみよう.

OLYMPUS TG-5

延々と続くかと思われたヒルクライムも終了.
このまま先に進む(下る)と道道4号につながるが,そうすると戻る道がない(R12は走りたくない).

ここで引き返す.
その前に...

OLYMPUS TG-5

せんべい,チョコレートなどで補給.大事.
今日の気温(-3℃)ではボトルの水も凍らない(一応ELITEのサーモボトル).

OLYMPUS TG-5

登って来た道をダウンヒル.
スパイクががっしりと雪面を噛む.

やっぱり汗冷えで寒い.
もちろん,旭岳のように命の危険を感じることがないけど.

ドロッパーでシートを下げると安定.ほんま,ええ装備や.

OLYMPUS TG-5

ネコバス地点まで戻る.
サムネとは別ポーズ.
おっさんが何をしているのやら...

OLYMPUS TG-5

帰ります.
ほな,また.

OLYMPUS TG-5

往路で見つけた直線の下り道.
実に気持ちの良い道.電柱がないのがポイント高い.

途中でオートキャンプ場への分岐あり.
なんと通年営業.
この時期はコテージ客が多そう.
温泉も近いし,よろしいのではないでしょうか.

OLYMPUS TG-5

デポ地点である「道の駅」に戻るのがもったいなく感じ,未知の道へ.
高速出口で見かけるレストランの看板が気になる.

で,10%を越えるような坂をガシガシ登っていくと,周囲の環境から浮きに浮いた教会が現れる.
結婚式場?

で,その横にレストランが併設されているのだが...
「お昼を少し過ぎたので客は多くなさそう.ここでメシにするか」と,ファットを停める.

が,玄関の窓からチラっと見える内装やウェイターの服装が妙におしゃれっつーか,ちゃんとしてる.
これはひょっとして...とGoogle先生に,この店の情報を尋ねる.

あっ,あかん,高すぎる.
いつも食べてる昼食の倍の値段する.
完全に予算オーバーなのですごすごと立ち去る.
味と質は良さそう.
だが,チャリで汗だくのおっさんが一人で来るところではなかった.

趣味へのこだわりには常識はずれに金をかけるKazchariだが,食に関してはせこいのだ.
何を食べても,翌朝には◯◯◯になるだけやし...
まっ,時と場合により質の高い料理を食べたくなる時もあるが,今日はその気分ではなかった,ということだろう.

OLYMPUS TG-5

登りに登ってきたので,さぁ,後は下りだけ.

味のあるバス停で思わず停まってしまう.

OLYMPUS TG-5

帰ってきたぞ,道の駅.

OLYMPUS TG-5

ハスラーに収納.
えー,たった15kmほどですが,やたら充実したライドでした.
ずっと登りやったしな.

OLYMPUS TG-5

さぁ,メシメシ.
時間的にサウナに入る前に食べる必要がある.
ここは安定のラーメン『一蔵』でしょう.

ぎょうざ付けても¥1500以下.
やっぱ庶民はこれやな.

iPhone11 Pro

食事後,いよいよ本日のメインイベント,『まあぶ』のサウナである.
さすが土曜日&祝日.
駐車場もサウナも混んでいた.

うーん,混んでるだけならともかく,人が多いといわゆる”マナー違反”客が多くて,ちょっと複雑な気分.
こればかりは仕方がない.
どこにも一定数,他人に気をつかわない,つかえない人間はいる.

それでも,やはりここのサウナの質は良い.
冷水も露天もおすすめ.

休憩室でまったりした後,クルマで帰宅.

冬ライドの〆はサウナに限る!

ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

2023/2/5 Sun

雪の進軍.

OLYMPUS TG-5

晴れ時々曇り.温度:-10 ℃,湿度:83%,体感温度:-10 ℃,風速:4.2 km/時,風向:WSW

行ってきました糠平湖ライド.
受付場所の「ひがし大雪自然館」の開館時間は9時.
道路状況,その他もろもろを考慮すると6時に家を出ることにした.

逆算して朝4時半起床とする.
前日にファットバイクはハスラーに搭載済み.

ご丁寧にネット上には糠平湖オンリーの天気予報サイトが存在する.
それによると,本日は晴れのち曇り.
降水(雪)確率10%.

ほほぉ,なかなかの湖上ライド日和ではないか.
ましてやKazchariは根拠ある晴れ男.
降水確率70%,しかも暴風雨を覆した実績があるのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

つーことでまだ暗い中,出発.
国道39号,この時間はトラックが多い.
降ってはいないが,路上の雪が巻き上がって視界が悪い.

こんな時は,いつもココロにカイ・シデン.

⇒「こういうときは臆病なくらいがちょうどいいのよね」

除雪済を期待して愛別ICから高速道路に乗る.
ここはいわゆる高規格の対面交通なので,後ろからいかついクルマが来ると焦ってしまう.
さすがにこの時間は上川ICまで単独走行だった.

だいぶ明るくなってきた.
トイレ休憩を兼ね,層雲峡の“茶色イレブン”で休憩.
自分で言うのも何だが,夏はここまでチャリで来ているのが信じられん.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

湖上ライド中の補給食として「クロワッサン」「チョコバー」を購入.
これが後に多大な貢献をするとは,この時は微塵も思わなかった.

で,出発.

三国峠のトンネルを抜けると世界,いや,明らかに天気が変わる.
期待通りに晴れ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

それどころか,しばらく進むと路面の雪すらもなくなった.
下手したらオートバイやロードバイクでも走れるレベル.
ただし...寒い.
いわゆる十勝・釧路方面はスキーではなくスケート文化圏と言われる所以.

湖上ライドの出発点となる「五の沢駐車場」を通過.
既にものすごいクルマの数である.
ワカサギ釣りの人々であろう.
「これ,戻ってきたら停めるところあるかな?」と不安になる.

9時5分前に「ひがし大雪自然館」着.
計画通り!

iPhone11 Pro

受付を済ませる.
いわゆるシーズンエントリーパスを購入(¥1,000)

そのパスと引き換えに当日のみ有効の通行許可証がもらえる.

iPhone11 Pro

これを返却するとシーズンパスが戻ってくるシステム.
なるほど.

「五の沢」の駐車場が満杯になりそうだったので,手前の「三の沢」にクルマを停めてそこからチャリで向かうつもりと伝えると...

受付の方「交通量が多いですしぃ,道も凍結してますしぃ,危険では?」

いや,スパイクなのでむしろ凍結して方がありがたい.
この駐車場から乗っていきたいぐらい.

他にも色々と注意事項を確認.

「ここから近い場所も走れますが,みなさんやはり橋の方へ行かれますね」

ほほぉ,マイナーポイント,大好物だぜ.こっちも行ったろ.

「マップ上は自転車ルートとなっていますが,雪が降って大変だと思います.こちらの歩行者と兼用の道を走る方がいいと思いまーす」(※赤◯の箇所)

https://kamishihoro.info/ice-cycle/index.phpより引用

はーい(ここ重要な伏線).

「かならず15時半までにお戻りください.でないと捜索隊が出ます!」

はーい.遅れそうになったら電話すればいいですか?

「電波が届かないところがたくさんあります

...はい(ここも伏線?).

では出発.
予定通り「三の沢」までクルマで移動.
ファットを下ろしてセッティング.

OLYMPUS TG-5

「キャリアにバッグを付ける?」「久々に360°カメラも使う?」「電熱グローブは?」などなど,パッキングに悩む.

走行後の今思うに,この湖上ライドはできるだけ軽量の方が良い.
それこそレース時並に.

想像以上に雪面がガタガタで,360°カメラの自撮り棒やキャリアのネジの緩みなどが気になって仕方がない.
また,場所により氷面ツルツルの斜面を押し上げる場合もある.
基本平地なので汗もかきにくいので着替えも不要...etc

リベンジの際には,必要ないもの全部置いていく.

しばし国道を北上.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

やはりクルマで一杯の「五の沢駐車場」.
バックするクルマに当てられるのは嫌なので慎重に進む.

湖への入り口を発見.

OLYMPUS TG-5

林の中の整備された小道.

除雪&キレイに踏み固められていて,これ以上ないくらい走りやすく,かつアップダウンもあり,実に楽しい道だった.
一部, チャリから下りて押し歩き区間があるので注意.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

やがて,右側にカフェ発見.
帰りに寄るつもりで軽く挨拶.
これまた後で思えば,先に今日の雪面状況を聞いとけば良かった.

いよいよ湖面へ.
除雪 or 釣り客の踏み固め,それに機材運びのソリのおかげでこれまた快適ロード.

OLYMPUS TG-5

天気も良い.
とばしても仕方がないのでゆっくりと進む.

氷が薄くなった箇所を発見.
アイスバブルが見える.
ここまで来た甲斐があったってもんだ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

さて,肝心の橋は?

頭の中の地図を再生.
このまままっすぐ進むとワカサギ釣り会場.

はるか遠くにカラフルなテントが見える.
ここは一体どこだ?
異次元の世界.
思わず感嘆の声が漏れる.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

目的地へは,どうやら左手の”丘”を超える必要があるようだ.
え? でも,既に道というよりただの足跡になっている気もするが...

丘の上からはるか遠くに”例の橋”が見える.
そこへ続く複数のルート.

チャリの走行跡があれば...そんなものはない.
そらそうだ.
本日,チャリ一番乗りなのだ.

OLYMPUS TG-5

仕方なく一番広めの“ルート”を選択.
ここがまぁ...ファットでも辛い道.

人の足跡がガチガチに固まって河原なみのデコボコ.
少しでもラインを外すと,ふかふかの雪にタイヤをとられ転倒.
ならばと,新雪に突っ込むがタイヤ幅をはるかに越えているので進まない.

OLYMPUS TG-5

せっかくチャリで来ているのに,押し歩きは悔しいのでドロッパー&スタンディングを駆使しつつ,必死に進軍.

「どうしてこうなった!」と愚痴りつつも,顔は笑っている.重症だ.

OLYMPUS TG-5

そんな中でも,ところどころでアイスバブル見物は忘れない.
これガス穴とちゃうよな?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

そしてついに本日のメインイベント「タウシュベツ川橋梁」到着ゥ!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
insta360 X2

前から歩いてくる方に声をかけられる.

insta360 X2

「いやぁ,スゴイですね.自転車の人は初めて見ました.これ,雪用ですか?」

と,冬のファット乗りあるあるの会話.
そして,なぜか記念撮影を求められる.

OLYMPUS TG-5

いや,ただの変なおっさんなんですけど...

「あっちの坂も登るんですか?」

へっ? ああ,がんばってみます.
とさらに前進するものの...

「こんな激坂登れんわ~」と後ろを振り向く.
すると,先ほどのお二人がカメラを構えて待ちの姿勢.

絶対,こけるの狙ってるな!

つーことで期待通りに突入 ⇒ 転倒 ⇒ 押上作業で,橋と同じ高さへ.

ははぁ...ここから登ったんやな,バカッター数名が橋の上で踊ってたっつーのは.

にしても景色が良い.

OLYMPUS TG-5

せっかくなので「3mの自撮り棒」にて空撮風動画にも挑戦.
物干し竿サイズの自撮り棒を持って周辺をウロウロ.

insta360 X2

ただでさえ目立つファットチャリダーに,周囲から熱い視線が突き刺さる.

もちろん足元の観察がおろそかに...はい,お約束どおり氷の裂け目に片足を突っ込んで見事に転倒.さらに熱い視線が突き刺さる.

丘を下りて休憩.
腹が減ったので,往路で購入したセブンのクロワッサンを半分食べる.
美味い.
暖かいコーヒーも持参すれば良かった.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

さて,ゆっくりと帰りますか.
団体ツアーのお客さんもワラワラと増えてきた.
ガイドさんが橋の成り立ちやらなんやらを説明.

その横を変な格好のおっさんと変なチャリが,クマベルをチリンチリン鳴らしながら通ります.

OLYMPUS TG-5

よく見ると,腕に腕章をつけたガイドさんらしき方々があちこちに.

こりゃ,許可証なしのチャリが湖に侵入しても,かならず発見されて怒られるなぁ.
ちゃんと“前日までに”申請しましょう.
当日だと受付してくれません.

糠平湖氷上サイクリング

さらばタウシュベツ.

OLYMPUS TG-5

人の通行が増えてきたので,道が走りやすくなったかというと,状態は変わらず.いや,むしろ悪化している.

スピードが出ている時は良いが,前に人を見つけて減速した時がヤバイ.
ハンドルを取られ何度もこける.

何度目かの転倒後,しばらく進むとあるモノがなくなっていることに気づいた.
そう,ポケットに入れていたコンデジ「OLYMPUS TG-5」である.
転倒時に落としてしまったようだ.

こ,これまでの画像がぁ!

げぇーっと,慌てて100メートルほど引き返す.
昼近くになり,人も増えている.
誰かに拾われてしまったかも...と焦る焦る.

見つけても,わざわざ警察や自然館に届けてくれるとは思えない.

これはなんとか発見せねば,とチャリを押して走る.

「あーしんど」と,休憩のために,ちょうど止まったところで奇跡が!
なんと,雪に埋もれてほんのわずかに見える黒いボディを見つけてしまった!
いやぁ,良かった良かった.

Kazchari,こういう経験よくあるなぁ...
その前に落とすなっつーの.

この落下事件以降,無理に漕ぐのをやめて押し歩きを中心に.

押すのと乗るのどっちが楽か?
どっちも辛い...けど,ここまで苦労して雪の中を進む己の変態ぶりに顔は笑っている.

OLYMPUS TG-5

ようやく,丘にたどり着く.
まともに走れる道まで後少し.

これがアイステーブル?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

これまでに比べたらまるで舗装路のような雪道を走り,氷上カフェ「Sift Coffee」で,ふっと一息.

OLYMPUS TG-5

「こんちわー」と挨拶.
音更コーヒー(¥650)を注文.
本日のライドの感想から始まり,近隣のブルベやらレースの思い出やらで盛り上がる.

OLYMPUS TG-5

マスターももちろんチャリダー.
テント前にはファットが置いてある.
ガイドサービスもされているようだ.

なんと過去に「KOM台湾チャレンジ」に参加されたとのこと.

走行距離105kmで獲得標高3275m登る,しかも制限時間6時間半の,ちょっと頭のおかしいレース(ホメ言葉).
うむ,興味が湧いてきたぞ.

マスター曰く,タウシュベツ見学は「平日」「しばらく降雪なし」「快晴」が揃うと最高らしい.
さらに前日までに申請要と,なかなかハードルが高いが,ここはぜひ,その状況でリベンジしたいところ.

話し込み,長時間停まっていると,汗冷えで寒くなってきた.
お暇する.

OLYMPUS TG-5

再度,森の中の快適道を進む.
ちゃっちゃとクルマに戻って,温泉(サウナ)にでも行くかぁ~(と思っていた時期がKazchariにもありました).

OLYMPUS TG-5

もうじきゴール(駐車場)なのに,左手に「自転車道」のサインを見つけてしまう.

なんとなーく,頭に入っていたこの地図が思い浮かび,少し右に抜ければ,すぐに国道につながるもんだと思いこんでいた(※赤◯エリア).

https://kamishihoro.info/ice-cycle/index.phpより引用

ただし,このルート,とっかかりから雪深め.
自然館の受付スタッフの「たぶん走れないと思います」という言葉も思い起こされる.

行くか行かまいか逡巡していると,うしろから...

「あのー,この道行かれるんですか? 走っているところ写真に撮っていいですか?」

と,なぜか変な撮影依頼アゲイン.
これは行けというカミサマのお告げなのか?

「いいですよ」と言い残し,雪深いトラックに突撃!
少し進んだだけで,速攻スタック ⇒ 転倒.
再度ファットを起こしてチャレンジ.
これを何度も繰り返す.

「もうええやろ? 今日はこれくらいにしといたる」と,後ろを振り向くと,なぜか先程の依頼者がカメラを構えて待っておられる.

えー,戻られへんやん...これは進むしかない.
なぜにこんなところで地獄の進軍せなあかんのか...

OLYMPUS TG-5

つーことで,エネルギーも枯渇状態にあるが,戻るに戻れず進む.
やがて国道への抜け道が出てくるであろうと信じて...

だがしかし.時折,自転車ルートのサインは出てくるものの,一向に右折しない.
それどころか徐々に湖方面に向かっているような気がする...
しばらく進むと,人の足跡すらなくなった.完全新雪.

引き返せば良いものの,「ここまで来たのだから」と冷静な判断ができなくなっていた.正に「コンコルド効果」
八甲田山,もしくはインパール作戦のような死の行軍が続く.

「き,基地に帰れば温かいコーヒーが待っているんだ...」

と,某赤い宇宙人の言葉がリフレイン.
カイ・シデンの教えはどこ行った.

そして,とうとう糠平湖のほとりへ到達.もちろん一面の雪原である.
この先に道はない.

OLYMPUS TG-5

そう,来た道を引き返す以外,何もできない.

少し戻り,森の中,露出した木株に座り込む.
腹が...減った...
うぉぉ,さっきのクロワッサンとチョコバーがあるやんけ!
ボトルの水も凍っていない.十分だ.

OLYMPUS TG-5

途中で「RAVEMEN160」が電池切れ.
うん? 意外に保ちが悪い? 寒さのせい?
4時間ほどのライドで消灯してしまった.
スペック上,「ゆっくり点滅」は8時間とある.
うーむ.
よくよく仕様を読んでみると,LOW点灯モードが一番持続時間が長いようだ.
これは検証要かも.

リアのOLIGHTは全然問題ない.

エネルギー補充後,自らが刻んだトレールを踏み直す.

insta360 X2

左手に国道,そして五の沢に駐車しているクルマが見える.
そして,ようやく歩道と自転車道の分岐点に戻れた.

そのまま国道を南下,三の沢駐車場に無事帰還.
小雪がちらつき,雲行きからして吹雪になりそう.

早々にもうひとつの走行エリアへ行くことは諦めて,「自然館」に戻り許可証を返した.

時刻は14時少し前.

料金が高く,混んでそうな糠平温泉内のサウナに入る気は失せた.
Google先生に教えてもらったレストランも結構並んでいる.

先ほど森の中で食べた補給食もまだ効いている.
明るいうちに,三国峠を越えて上川で昼食を摂ることにする.

往路同様,三国峠のトンネルを抜けると天気ががらりと変わった.
そう,今度は悪い方へ.
見事に吹雪いていた.

ポジションランプをつけ,慎重に運転.カイ・シデン復活.
あまりの視界の悪さに,予定していた上川での昼食もパスし,高速道路に乗る.
できるだけ家に近い場所まで避難するつもり.

吹雪の高速を無事にクリアして当麻のセイコマへ.
小腹を満たすため,おにぎりと北海道産フライドポテトを食す.

ヨメさんにLINEすると,向こうは子供ら3人で映画(たぶん鬼滅)に行き,夕食を食べて帰るらしい.

なんや.これでKazchariもいそいで帰る必要がなくなった.
となればサウナでしょう.

いつもの東神楽の『花神楽』へ向かう.
日曜夕方なので割りと混んでいる.

サウナ室にはテレビがある.
ちょうど『閃光のハサウェイ TVエディション』の放送中だった.
どう見てもガンダムに興味のなさそうな裸のおっさん達が,クスィーとペネロペーの戦闘シーンを食い入るように見ていたが,どういう感想なのだろう.

上がった後は,最近,やたら充実させた休憩室にて,『永遠の0』のコミック版を全巻読了.
色々言われているけど,百田尚樹の本は基本的に面白いなぁ(たかじんのヨメさんのヤツはアレだが).

読書中,隣のテーブルから英会話が聞こえてきた.
旭岳スノボの観光客?
こんなマニアックな入浴施設に入りに来るとは“通”やな.

このまま食事しても良いと思ったが,メニューがイマイチ.
ただし,何しか腹が減ってきたので”みんな大好き”コスパ最高の『かつや』へ.

iPhone11 Pro

何かいつもと違うなぁ...と思ったら,一連のバカッターの寿司テロのおかげで,備え付けのソースやドレッシング,漬物が撤去されていた.
注文後に出す方式になったらしい.
さすが外食チェーンのトップ企業.対応が早い.

8時過ぎ帰宅.
ファットや荷物をクルマから下ろしたら,もうヘロヘロ.
夜練どころではなく,すぐに眠りにつくことにした.

夢現の中,糠平湖ライドのリベンジを願う.
一日がかりで費用もかかる,コスパ最悪のイベントやけどな.

いや,快晴の下,雪原の上を縦横無尽に走り回りたい.
そんなライド,つまり「天国篇」を書く日はやってくるのか?

ファットな冬の天人峡ライド~ぽかぽか

20223/1/30 Mon

新運用と新兵器.

OLYMPUS TG-5

晴れ,温度:-10 ℃,湿度:76%,体感温度:-16 ℃,風速11.2 km/時,風向SSW

振替休日.
昨日の日曜日は悪天候で一旦出かけたものの,道路状況的に諦めた.
一夜明けると,ここ最近なかった超快晴.
これは出かけねばなるまいて.

ただし...定刻に起床したものの,とある場所に寄りたくて出発が遅れてしまった.
そう,欲しいガンプラの再販日と重なっているのだ.

で,近所の「100満ボルト」の10時開店と同時に入店.
残念ながら...なかった.
いわゆる納品日と店頭販売日の時間差か?
はたまた最近の悪天候のせいか?

いずれにせよ,2回目の再販も逃してしまった.
まっ,来月に期待かな.

「身構えている時には,なかなか買えないものだ.来店ポイントだけでももらって出発するか」と,スマホのアプリ画面を端末に読み込ませたが,なぜかエラー表示.
店員さんを呼ぶ.
どうやら,ポイントカードの情報とアプリの登録内容が一致しないためだそうな.

かもな.

旭川に引っ越してきた頃,色々なポイントカードを作ったけど,時々はKazchari,時々はヨメさん名義とごちゃごちゃにしてたツケが,各種アプリ移行により露呈しつつある.
ここはスッキリさせるべく,Kazchariの名義に変更することにした.

この手続きに意外と時間がかかった.
店を出た頃には,当初の赤平方面計画は挫折.
近場ライドに変更することにした.

で,向かったのが...

OLYMPUS TG-5

はい.
クルマ・デポポイントでお馴染みの東川大雪遊水公園到着.
前輪をはめると,時既に11時半.遅い.

今回のライド,新しく試したいことがいくつか.

1つ目はベースレイヤー.

冬ライド,特に北海道のこの厳冬期を乗り切るには何よりベースレイヤーが大事.
Kazchariは2種を使いわけていた.

冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」

いつも役に立つというか,Kazchariの興味と一致する内容の多いチャリ系ブログ『cbnblog』によると,この2枚の合せ技が効果的とのこと.

ミレーのドライナミック・メッシュの性能が異次元すぎた 吸汗速乾インナーの効果を倍増させるチートアイテム

この発想はなかった.
で,今回試してみることに.

iPhone11 Pro

これで”ビーチク”が痛くないぞ!

もう一つは先日購入&色々あった「電熱グローブ」

Warm EF 電熱グローブ

マイナス20℃にせまろうかという厳寒の日.
まさに効果判定のチャンスである.

もっとも,最初からは着用しない.
真打ちはここぞという場面まで登場を待つ.

今日は趣向を変えて,いつもと異なりダム対岸ルートで登っていく.
それにしても...

OLYMPUS TG-5

この美しさよ.
空気が美味い.

それに完璧な除雪.
鼻歌の一つも歌う...いや,顔が痛い.

OLYMPUS TG-5

さて,ある意味冬ライド最大の鬼門.
トンネルである.

全く積雪がないのでスパイクピンがちびる.
盛大な騒音を立てつつ,ファットが走る.

そしてトンネルを抜けると...

OLYMPUS TG-5

見事な大雪山系.
これだから冬ライドはやめられない.

OLYMPUS TG-5

ここも好きなポイント.
青と白.
そこにちっぽけな黒いチャリ.

OLYMPUS TG-5

通称「ユイの壁」を下りてすぐの分岐看板.
この激坂,当然のごとく冬期通行止め.

OLYMPUS TG-5

今日のコースはやたら長い直線が多い.
晴天時はええけど,吹雪いたら絶望しか感じない.

OLYMPUS TG-5

この青看板の手前,別の林道が走れそうだったので進入したら,前方からトラックが走ってきて慌てて退散(Uターン).
どこかの工事現場につながっているようだ.

そう,今日は平日.
トラックを始め,お仕事車両が非常に多い.
観光客のクルマが少ないけど,痛し痒しやね.

OLYMPUS TG-5

予定通り,天人峡を目指す.ここから約10km.

OLYMPUS TG-5

トンネル内.特に暖かくもなし.
スパイクピンがぁー!

そうそうフロントライトはRAVEMEN.

使い勝手良し.

OLYMPUS TG-5

で,我慢の「羽衣トンネル」を抜けるとこの絶景である.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

今やたった一軒しかない宿(しきしま荘)のための完璧な除雪.
光のあたる柱状節理と,暗い雪の壁.
コントラストがくっきりしすぎて,”切って貼った”みたいな画になっている.

最後のトンネルを抜ける.
行き止まりの先には,今や心霊スポット化しつつある『天人閣』

OLYMPUS TG-5

まだ営業していた頃,日帰り入浴で訪れたことがある.
めっちゃええお湯やったなぁ.特に露天風呂はよく覚えている.

ワンチャン,冬の「羽衣の滝」まで行けるかと思ったが,全く除雪されていないようだ.
猛者たちの歩いた跡はある.

つーことで,ここに来た目的である「足湯」へ.

OLYMPUS TG-5

いい感じに冷えている「メッシュソックス」「ウールソックス」「トゥーカバー」「オーバーソックス」の豪華4層重ねを脱ぎ,湯に足をつける.

至福.

OLYMPUS TG-5

ちょうどどこかの温泉施設なのか,トラックが大量に湯を汲みにきていた.
タイヤの跡が他に何台もあったので,半端ない湯量なのだろう.
つくづく,主要ホテルの廃業がもったいない.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

持参した補給食を頬張りつつ,30分ほど滞在.
長時間の休憩は汗冷えの元.
それに日が傾くと一気に気温が低下する.

出発.

OLYMPUS TG-5

天人峡までは2~5%の登り.
そう少し標高が高いのだ.

ゆえに帰路は下りとなる.Avgスピードも25km/hを越える.
すると何が起こるかというと...ひたすら寒い.

数百メートル進んでたまらずストップ.
ついに,新兵器,電熱グローブの登場である.

OLYMPUS TG-5

以下,インプレッション.

素晴らしい製品である.

緑色は一番低い温度なのだが,ハンドルカバー併用のため全く問題ない.
手の甲からMP関節を越えたあたりまで,ほんのりと暖かくなり,冷えて感覚が怪しかった指先の動きが完全復活.
その末端の回復が身体全体に伝わったのか,念のために持参していた電熱ベストは使用する必要がなくなった.

Kazchariの場合,Lサイズだと指が余るので,デジカメの操作がややしづらくなるのと,バッテリーのせいで手首あたりが太くなってしまうので,ハンドルカバーに入れるのに少々コツがいるが...それは些末なこと.良い買い物をした.

ちなみに1時間ほどの使用でバッテリー15%減.十分でしょう.

ただし,以前の記事でも書いたが「洗濯不可」らしい.
できるだけ汗をかきたくないのでヒルクライムなどでの使用は避けたい.
後,ついつい鼻を拭ってしまう癖も...自重しよう.

OLYMPUS TG-5

ここまで下ると,気温も少し高くなる.
と言ってもマイナス10℃ぐらいか?

そうそう「足湯」につけたせいか,足の方は全く寒くない.
ずっとポカポカしている.
さすが温泉,恐るべし.

帰りは往路の対岸を走る.
”みんな大好き”チョボチナイゲートは完全に雪の中.
クロカンの人とか進してそう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

例によって憂鬱なトンネル轟音走行を終えると,忠別ダムの管理所が現れる.
せっかくなのでダム道路ライド...げっ,除雪してへんやん!

OLYMPUS TG-5

ダムからのダウンヒル.
途中でワンボックスがスリップして,道路脇の林に突っ込んでいた.
ドライバーはどこかに電話中.
うーん,この見通しの良い道路でなぜスリップ?

OLYMPUS TG-5

つーことで,無事デポ地点の公園に戻る.

OLYMPUS TG-5

いやいや今日も楽しかったのぉ.

まさかこの年になって,マイナス20℃近い中をチャリで走る変...趣味にはまるとは想像できなかった.
健康の秘訣,細胞内ミトコンドリアを増やすためには,運動のほかにカラダを極限状態,特に寒さにさらすのが良いという.

https://www.youtube.com/watch?v=dQxITznYqEE

確かに昨年末,新コロにかかってしまったが,最大で37.2℃の熱,他には何の症状もなかったのは,我がミトコンドリアの丈夫さのおかげに違いない.

Cの記録~そして残りの人生

さて,本日のライド,最大の収穫は言うまでもなく電熱グローブの有用性.
こいつさえあればもっと寒くても,何なら南極でも大丈夫!(マジで!?)

「ベースレイヤー2枚重ね」作戦は...よくわからん.
いつもと変わらん感じ.
別メーカー,別素材,何より新品でないと効果的でないかもしれぬ.

OLYMPUS TG-5

いつもならこの後,サ活へGo!なのだが,昨日も行ったしな.

HOKKAIDER BASEへの立ち寄りも考えたが,閉店時間近くになっていたので諦めた.
後でSNSで確認すると臨時休業だったとのこと.

うむ.相変わらずツイている...いや,ストフリ買えてへんやん!

電熱グローブ再起動~交換バッテリーが届いた

2023/1/24 Tue

参考になれば.

iphone11 Pro

先日Amazonにて,冬場のダウンヒル用に電熱グローブを購入した.

片方ずつ計2ケの小型バッテリーが付属していたのだが,うち一つが充電不可.
メーカーに初期不良の連絡と交換を申し出た.

またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

その続きのエピソードである.

メーカーに直接,自分の住所を伝えて良いのかの確認のため,Amazonのカスタマーサービスに連絡.
既に23時を回っていたが,すぐにチャットがつながった.
このあたりのサービスは便利すぎてエグい(日本の企業ではありえない)

結論から言うと「配送システム上,仕方ないので伝えても構わない」とのこと.
さらに「ご住所は本取引だけで利用されますのでご安心を」とかなんとか返事があったが,ここはよくわからない.スクショされたら終わりやん.

もしくは,別の解決方法として「グローブを含め全てを返品してからの再購入」も提案された.
その際「最初に買った値段より高ければ対応します」との申し出もあった.
やっぱ,Amazonのサービスすげーわ.

しばし熟考.

少々抵抗あるものの,まぁ大丈夫だろうと楽観的に考え,元のメーカーに住所を伝えた.

で,数日後,新しいバッテリー到着.
やたらデカイ箱だったので「予備が2,3個ついているかも?」と期待したが,さすがにそれはなく,1個だけだった(強欲か!)

残量「74」の表示.
早速,グローブにツ~ルゥコネクトォォォ!
無事通電し,電熱グローブ本来の役目を果たせるようになった.

iPhone11 Pro

ボタンを押して赤(高温)⇒青(中温)⇒緑(低温)と変化する.

あらためて,この電熱グローブを試着レビュー.
かなり暖かい.

てっきり手の甲だけを暖めるモノだと思っていたが,どうやら電熱線がMP関節を越え,PIP関節近くまで覆っているようだ.
さすがサクラチェッカーでも上位に位置していただけのことはある.

Warm EF 電熱グローブ

タグに洗濯禁止とあるのでインナー必須.
試しに薄手のグローブと二重履きさせてみたがサイズ的に余裕だった.

さて,このバッテリーに関してだが,メーカーが発送前に...

「今回発送のバッテリーの印刷内容は前のバッテリーとちょっと違いますので,気にしなければ幸いです.(機能も外観も同じです.印刷文字だけが違います.)」

と,わざわざ注意喚起(?)メッセを送ってきた.

確かに,元の付属バッテリーはこれ.

iPhone11 Pro

新しいのはこれ.

iPhone11 Pro

「Warm」は「暖」,「EF」は...何て読む?
中国語は日本語と違って文字種が漢字のみなので,発音か意味でなんでもかんでも当て字にするのが面白い.

それはともかく,事前の言い訳メールの理由を考える.
日本人にとって,似ているけど少し違う漢字,もしくは全く見知らぬ漢字に対して抵抗感があると予測してのメールだろうか?

知っているようで知らない.
読めそうで読めない.
そこに何とも言えない違和感.

これ,もしかしてロボットの顔を人間に近づければ近づけるほど,親近感が低下していく現象,いわゆる「不気味の谷」と同じだろうか?

うがち過ぎ?

それはさておき,趣味の物品の購入が通販生活に移行してから,あまり国産か中華製かをあまり気にしなくなってきたなぁ(食料品は除く).

特にデジタルガジェット系に関しては性能に遜色なくなってきた.
もちろん,購入前のサクラチェッカーは必須やけど.

なんつっても,Kazchariは“みんな大好き”OLGHT愛好者.

進撃のアウトドアメーカー~OLIGHTとWAQ

つーことで,この電熱グローブのデビューライドはいつ?

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

2023/1/22 Sun

寒冷地獄.

iPhone11 Pro

曇り.温度-10 ℃,湿度87%,体感温度-13 ℃,風速5.7km/時,風向NNW

やってきました久々のレースの日.
2時間耐久のスノーライドである.
センチュリーライドに続いて,美瑛町の名物イベントになる...かな?

昨年の大会は道の駅『ビルケの森』周辺の特設コースだった.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

今年は場所を移して町内スポーツセンターが会場になる.
いつもクルマをデポさせていただいているところやね.

「ビルケ」はあれかな,観光客が増えてきたら避けたんやろか?

7時半から受付開始ということで逆算して5時起床,6時半に家を出る.
朝食後,レース前にはいつも飲んでいる『グリコ オキシアップ』を手に取るが...

見事に賞味期限切れ.
効果があるのかないのか確証はないけど,プラセボアイテムが一つ消えた.
途中セイコマにより,パワージェルを購入したが,氷点下,冷たいモノは辛い.

で,会場着.
前輪をはめてセッテイング.

iPhone11 Pro

偶然隣に停まったクルマは昨年の夏,支笏湖周辺のグラベル・イベントでご一緒したJさん.

ファットなグラベルミーティングライド

いやいや,またしても速い人=ライバル登場で表彰台がぁ~

さて,受付を済ませゼッケンGet!
エントリ開始日の0時に申し込んだだけにソロ男子部門,栄光の1番だぜぃ.

iPhone11 Pro

まず参加賞として「惣菜パン」「ミニドーナツ」「いろはす」の支給.
どいつもこいつもキンキンに冷えてやがるぜ.
魔法瓶に熱い飲み物を入れてこなかったことをタヒぬほど後悔.

雪がややぱらつく中,試走を軽く3週ほど.
昨年の下って登るめりはりのあったコースと異なり,ほぼフラット.
ただし,ゴールから駐車場にかけての「表」と,林間の「裏」ではコースプロフィールがまるで異なる.

もちろんやっかいなのは後者である.

iPhone11 Pro

一見走りやすそうに見えるが,これまでのスノーレースの経験上,このコンディションがキープできることはまずない.
周回が進めば進むほど荒れていく.

チャリが一番苦手なのが縦轍.
前車の追い抜きなどで,変にハンドルをこじれば即転倒.
昨年の大会で何度コケたことか...(サイコンふっとんだ)

まぁ,下は雪なのでコケても痛くはないのだが,腰やら膝やら股関節をねじるとやっかいだ.
何よりタイムロス.
走り出してもペースが戻らない.

と,心配しても仕方がない.
参加者はみな同条件.
でもまぁ...MTBの細いタイヤよりファットが有利かな...(と思っていた時期がKazchariにもありました)

後は...グローブ!
いつものライドではハンドルカバーを装着しているのだが,レースなので外す.
そのかわりに極寒用のグローブはこいつ.

さらに汗冷え防止のためにインナーも装着.

iPhone11 Pro

さて,試走タイムも終わり8時45分,スタート地点集合.

iPhone11 Pro

荷物置き場とトイレの場所が近いのが助かる.
ならばと,エライ人の挨拶の間に最後のトイレ.
そそくさと戻ると,近くの参加者の人が「スタートが5分早まったよ~」と教えてくれる.やばかった.

つーことで,8時55分,ソロ男子を皮切りに各クラス30秒ごとに出走.

いただき画像 ゾロのガチ勢軍団
いただき画像

グリットの先頭に並んでいた4人ほどが先行.
あっと言う間に見えなくなった.
すげー,あのペースで保つのか?

一周を終えて,スノーレース常勝のTさんが上がってきた.
それに先程のJさんも.

少し追いつこうと踏ん張るが...あっあかん,パワーがレベチ.
二人共ファットと言えばファットなのだが,Kazchariより細い3インチ(?)サイズ.
その細めのタイヤで蛇行しながら轍をグイグイ突破していく.

あんなペースに付いてったら2時間ももたんと諦める.
(この後何回も抜かれる)

テクニック,パワー,持久力全てが足りぬ.
その証拠にラップタイムがどんどん落ちていく.

それを補うために必要なのが水と補給食.
どちらも摂る余裕なし.
特に普通のプラボトルでは凍結してしまう寒さ.

当然,予想通りコースコンディションもどんどん悪化.
轍はまだ良いとして,困ったのが「穴」.
いつの間にか,林間コースあちこちトラップだらけ.
先程のJさんも穴にはまって前転したらしい.

見かねたスタッフがあまりにも荒れた箇所を板でカバー.
それはそれで滑って転倒する人もいた.

正に阿鼻叫喚.
Kazchariも何度かコケた.
ケガはなかったが,何が辛いって,ふくらはぎの攣り.
一旦,足を止めるとリタイヤを考えるほど痛ぇ.
まぁ,しばらく乗っていると回復.
また転倒⇒また攣り,のローテーション.

そうそう,レース終了後,サイコンに初めて「ジャンプ」が計測されていた.上下運動が激しかったからだろうか?

後は...まぁ(動体)視力の問題もあった.
穴が...本当に見えない.
記憶を頼りにこの辺にあったはず,と手探り(足探り)状態で林間コースのタイムがどんどん落ちていく.

2時間のタイムアップギリギリになんとかゴールラインを追加し,もう一周稼ぐことができた.
ここはラッキー.

のんびり走って無事ゴール.

iPhone11 Pro

自分で何周走ったか...わからん.
クルマにファットを積み込み,あまりの寒さに震えるカラダをヒーター&ホットシート全開で暖める.
やっぱりホットな飲み物を忘れたのが痛い.

しばらくして表彰式が行われる体育館へ.
昨年と異なり,事前にホワイトボードにリザルトが掲示してあった.

残念ながら男子ソロ17名参加の中,6位と入賞ならず!

記録は37周(ちなみに優勝者は42周(!),5位の人は38周).
うーん.今年はさすがに手応えなかったからなぁ.まぁ納得の結果.

それより驚いたのが常勝のTさんが4位だったこと.
優勝はそのTさんのライバルたるFさん.
Kazchariの見間違いでなければ,今年はいつものMTBでなく4.8ぐらいのファットバイクに乗っておられたはず.
コースコンディションを考慮し,マシンを変えてきた? さすがだ.

そして2位は知り合いのJさん.
こちらも貫禄の走り.
後で話してわかったのだが,実は仕事関連で共通の知人がいることを知りびっくり.What’s a small world!

そして最後に協賛各企業様提供の記念品があたる抽選会...つっても時短のため事前にクジで割当ずみ.
Kazchariはクランカーさん提供の保冷ボトルをGet!

iPhone11 Pro

ありがとうごさいます.こんなんナンボあってもええからね.

つーことで新年一発目のチャリイベントが無事終了.

この風,この肌触りこそレースよ!(翻訳:むっちゃ楽しかったです

運営の皆様,参加者の皆様,お疲れ様でした.来年も出ます!

先程あげた自分への課題である「バイクコントロール」「体幹筋強化」
わかっている.
これらを向上しないと...もう勝てん.

さて,知り合いに別れの挨拶を済ませ,向かうはもちろんサ活.
近いとは言え,白金の高級温泉系ではなく,我がホームサウナたる「森のゆホテル花神楽」へ向かう.

途中セイコマで昼食.
先程もらった「惣菜パン」と「ドーナツ」も消費.
今日は枯渇したなぁ.

さて,数週間ぶりに訪れた「花神楽」だが大きな変化があった.
いつの間にか,休憩コーナーに,どーんとコミック棚が増設されているのだ.

これ,明らかに「万葉の湯」とか「芦別スターライト」を意識しているよなぁ.
流行りだね.
しかもJAF割引で¥600と上記2施設と比較しても格安.
これで1日中まったりできる施設に生まれ変わった.

ラインナップも新し目のモノが多い.
Kazchariも最近滞っていた『キングダム』の続きを6冊ほど読んでまったりしてしまった.
それにしても中華統一まで何巻費やすことやら...『ベルセルク』みたいにならんやろな?

帰宅すると雪の積もった庭でヨメさんと息子がラグビー中.
変な人たちだ.

つーことで,酷使したカラダはバキバキ.
さすがに今日は早めに寝よう...と某SNSをチェックしたら,早くも『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』開催の告知が!

旭ヶ丘ヒルクライムアタック2022

新たな戦いに向けてReady Go!

※ 運営側のヤマタケさんのブログはこちら ⇒ 激アツの極寒レース!- Natural Born Ezoist

iPhone11 Pro

※ 1/25,公式さんが動画をアップされました!

またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

2023/1/18 Wed

またしてもハズレ?

iPhone11 Pro

年に何度かファットバイクで冬山に登る.
というより近所の旭岳には,つい先日も登った.

ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

厳冬期ヒルクライムでは登りよりも下りの防寒が何より重要である.

登りでたんまりとかいた汗で,びしゃびしゃに濡れたウェアはそうそう乾かない.そのまま下ると凍えて地獄を見る.

かの羽生丈二も劇中にて「(重くなっても)靴下は5足持っていく」と言っていた.

神々の山嶺 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版

つーことで,最近は知恵もついて,山頂のビジターセンターでインナー類を着替えてから下るようにしている.もちろん電熱ベストも着用.

[ARRIS] Vネック電熱ベスト

グローブに関しても,もちろん乾いた予備にはき替えるのだが,それでも寒さはキツイ.
ハンドルカバー越しにもかかわらず,ダウンヒル後半は指がかじかんで動かなくなる.

「我慢すれば良い」という意見もあろうが,愛用のベストをはじめ電熱系への信頼度はそこそこある.
そこで電熱グローブの購入を検討しはじめた.
冬チャリ仲間には実際使っている方もおられる.

ただし高い.

オートバイ用も含め,ちゃんとした(?)メーカーだと¥10,000越え.
さっと出せる値段ではない.

Hompres 電熱グローブ バイク用

そこで検討にあがってくるのが,やっぱり安価な中華製.
もちろん「サクラチェッカー」で事前チェック.
候補を絞る.

結構評価が高めだったのがこれ.

Warm EF 電熱グローブ

参考価格¥9,980が(いつも)30%offで「¥6,980」と中華あるあるの謎の価格設定.

さらに,先日たまたま覗いたところ,なんと¥2,000引きのクーポンが発行されていた.
「こ,これは安い」
色々と不安要素はあるものの,人身御供覚悟でポチった.
で,届いたのがこれ.

iPhone11 Pro

これまた中華あるあるで,やたら立派な収納ケース付き.
こういうのより機能や品質に手間をかけて欲しいものだが...(伏線)
で,中身はこんな感じ.

iPhone11 Pro

グローブ本体も梱包.
振り分けポケットに収納されているバッテリーも...

iPhone11 Pro

もちろん梱包.やりすぎ.
それぞれのビニールをはがす.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

グローブのサイズはL.
質感Good.
Kazchariの指の長さにはちょうど良いが,手掌面はやや大きいか.
ただし,説明書を読むと「洗濯不可」とある(減点ポイント).
つまり汗などであまり汚したくないので,インナーグローブを使う予定.
だとするとこのサイズでぴったりかも.

中身の起毛はフカフカ.
電熱を使わなくても,普通にウインターグローブとして優秀.

バッテリーは専用品.
USB-Cで充電する.
使用時はグローブの手首にあるポケットに入れる.

iPhone11 Pro

残念ながらグローブとの接続プラグが特殊形状なので,一般のモバイルバッテリーは使えない(減点ポイント).
ここがむき出しなので洗濯不可ということか.

iPhone11 Pro

ここのスイッチ長押しでON.
同時にバッテリー側も残量が表示されるが,片方は「64」⇒通電.もう片方は「1」⇒X.

両方とも満充電すべくUSB-Cにつなぐ.
「64」の方は徐々にメモリが上がっていくが,「1」の方はうんともすんともの点滅状態.
やや不安なまま1晩放置.
片方は「100」表示になり,ちゃんと通電.
しかし,もう1つの「1」は「1」のまま.

つなげるグローブを入れ替えてもやはり通電しない.
こ,これはうわさのバッテリーの初期不良!?
確かにAmazonのレビューにも「充電できまへん」問題が数件アップされている.
あちゃー,またハズレをひいたか.

海外通販でトラブル!

つーことで,早速メールにてメーカーに問い合わせ.

早々に返事があったのは良いのだが,その中身が意味不明.
要約すると「新しいバッテリー送るから,あなたの住所教えて」とある.

うん?

なぜマケプレのショップに直接住所を提示する必要があるのだろうか?
真意を正すと...

「こちらでは住所の一部しか見えないので,発送のために教えて下さい」

とのこと.

うん?

ナニカ怪しくないか? 全体の日本語も怪しいし(ネイティブではない).
つーことで,とりあえずAmazonにこのメーカーの対応が正しいのかどうか直接問い合わせることにした.

以後の,メーカーとAmazonの返事次第では返品(返金)扱いになるかも.

うーん,冬山で試してみたいけど,しばらくレビューどころではないなぁ...

また報告します.

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

2023/1/15 Sun

我が青春の.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-9 ℃.湿度:77%,体感温度:-9 ℃,風速:3.5 km/時,風向:SSE

雪が降らんのに低気温=ガッチガッチ.
スノーライドというよりアイスライド日和.
スパイクタイヤが実にありがたい日だった.

10時過ぎに家を出る.
来週のレース会場の下見にすることも考えたが,今日は行きたいところがある.

それは西神楽にある『Hokkaider Base』である.
「ツーリングマップル北海道」の実走調査と写真撮影をやっておられる小原さん経営のカフェ.

その昔は「タイムトンネル」という,オートバイライダー間で非常に有名だったお店を引き継がれたのだ.

Kazchariも昨年,モンキー125で訪問.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

その時にも話に出ていたが「次は冬営業しますよー」という言葉が実現した.素晴らしい.
ここは行かねば失礼である.

ただ直接向かうのは面白くない.
最近お気に入りの雨紛方面,さらには新開や西神楽の山々を散策しながら目指すことにする(ローカルしかわからんな).

いつも同様「100満ボルト」脇の高架道路を走るが,すぐに気づくこのヤバさ.
カッチンコッチンである.
スパイクタイヤゆえ,かろうじてグリップしているが,少しでも気を抜くとリアタイヤ空転,もしくはスリップする.

うむ.実に楽しい.

あらかじめ「ヤバイ」とわかっている危険な路面を攻略するするのはワクワクする.
カーブ曲がっていきなりスリップ,とかはシャレにならんけどな.

ご覧の通り,国道はアスファルト面露出.
SNSでは「(旭川で)オートバイ初乗り!」という投稿も散見された.

OLYMPUS TG-5

さて,Kazchariが走る幹線道路および歩道はこんな感じ.
雪がない.
またしても数週間前に戻ってしまった.

ファットな『Rapha Festive 500』Day5,雪はどこだライド

OLYMPUS TG-5

スパイクピンへの負荷を考慮し,なるべく氷の残る部分をたどる.
やがて...

OLYMPUS TG-5

舗装面が姿を消し,残るはツルツル凍結道路のみ.
慎重に進む.
時にはドロッパーを駆使し,足も使う.

OLYMPUS TG-5

以前より気になっていた「YOKOHAMAタイヤ」のテストコース前着.
曲がるとすぐに登りが始まる.
完全除雪で異様にキレイ.
どこにも進入禁止と書いていない.

行けるところまで登ってみる.

OLYMPUS TG-5

10%超えの坂を登りきると正門.
もちろんそこまで.
Uターンしてダウンヒル.
完全除雪のツルツル路面.
全然スパイクが噛まない.

左側の雪山に足をかけつつ下る.面白え.

元の幹線道路に戻り,さらに西へ.
完全に雪が消滅.

雪面でも氷面でもいいので避難したい.
反対車線に「西神楽パークゴルフ場」の看板を見つける.

夏でも来たことがない.
一直線のヒルクライム道路.
登るぜっ!

OLYMPUS TG-5

...縦轍に前輪を取られ,見事に転倒.
ヤラレタ.

OLYMPUS TG-5

めげずにさらに登る.
8%越えの坂が延々と続く.
路面のテカリ具合,おわかりになるだろうか?

OLYMPUS TG-5

頂上の個人宅で引き返す.
プライベートで,ここまで除雪されたのだろうか? スゲー.

振り返ると...

OLYMPUS TG-5

旭川の街並みがドーンと.

夏はこの先の道もまだまだ続いてそう.
また楽しい道を発見してしまった.

仕方なしに幹線道路に戻る.

OLYMPUS TG-5

中途半端な凍結状態.
それこそ油断すると滑る.こえー.

OLYMPUS TG-5

「バーサーロペット」コース(クロカン)の橋の下をくぐる.
上のコースって走れるのだろうか?
大会の日以外,勝手に進入したら怒られる?

OLYMPUS TG-5

目印となる水質チェック施設(?)
さて,ここからどうする?

時間はまだまだ余裕.

OLYMPUS TG-5

民家が点在しているせいか,これまた除雪がきちんと入っていて走りやすい.
このコースは好きだ.

OLYMPUS TG-5

この辺りの地域をKazchariは勝手に天外魔境と呼んでいる.
冬はそうでもないが,夏になると樹木が鬱蒼と生い茂て,まるでジャングル.
それに,とりあえず舗装しました的なセミ・グラベルである.

と,しばらく進むとまさかの13%越えの激坂ルートが除雪済み!
これは行かねばなるまい.

ちょうど,家を出る前見ていた動画がこれ.

実に刺激的だ.
以前,暗峠も完走しているしスゲーな.
何かのインタビューで「坂はあまりしんどくない」と答えていたのが印象的.
つまり,パワーではなくコツなのか?

OLYMPUS TG-5

と,登って下りたら馴染みの道に到達.
おお,ここにつながっとったんか,ワレー!

確認できたのでスイッチバック.
最高点の景色が良き.

ダウンヒル後のT字路,右方向からまさかのワンボックスが走ってきてびっくり.
お仕事車ですね.すいません.

で,そのクルマが来た方向,つまり人外魔境の最深部を進む.
真冬に除雪道路でここまで森の奥に入れるのは貴重だと思う.

OLYMPUS TG-5

行き止まりなのは知っているので,途中で引き返す.
”街”へ戻る道を選択.

OLYMPUS TG-5

せっかくミニ三脚を持ってきたので自撮り大会.

走行写真を撮ってたら,まさかのクルマが登場.
しかも札幌ナンバー.
Youは何しに,こんな場所へ?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

森を抜けて風景が広がる.
全ての季節が美しい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5 2019年11月撮影

もう少し進んで街を臨む.
少し晴れ間が出てきた.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

川を渡る...ってヤバイよヤバイよ!
ここは,アイススケート場か!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

10mほどは耐えたが,さすがに危険と判断.
写真を撮った後,素直にファットを降りて歩道に上がる.
空気圧を抜けばグリップは上がる...て面倒.

OLYMPUS TG-5

住宅街の中の道もご覧の通り.
危険,危険,注意,注意!
クルマでも絶対ヤバイ.
実はファットバイク最強かも?(そうか)

OLYMPUS TG-5

国道に出て,凍結した歩道を慎重に走る.
そして,ようやく『Hokkaider Base』に到着!

さすがにオートバイの姿は見えない.
クルマで来られた先客(常連さん)が3名ほど.

小原さんに挨拶.
昨年,モンキーで来たことを話すと覚えておられた.

メニューはコーヒー(¥200),もしくはカフェラテ(¥250)の2種.
Kazchariはコーヒーを注文.
残念ながら軽食は提供されていなかったが,お菓子あり.
ありがたい.

OLYMPUS TG-5

で,今回の訪問最大の目的.

「HONDA NX-125」とのご対面である.

OLYMPUS TG-5

もちろん,これはKazchariの所有者ではなく,小原さんのモノ.
完全オーバーホールされて,なんと今でもエンジン始動する(かけてもらった).
いやー何もかもみな懐かしい.

ちなみ背面のモニタではユキヒロ追悼のためYMOのMVが流れていた...(泣)

話によると,この「NX-125」は年間生産台数1500台.しかも1年限定.
うち国内販売されたのは1000台未満にとどまったらしい.
つまり超レア車である.
KazchariのNXも残しておけばよかった...とは言わないが,実に珍しいバイクだったのね.

しかも,近々「NX-125」オーナーズミーティングを開催予定とのこと!
何台集まるのだろう?
面白いのは「AX-1」のオーナーから,「うちの子(AX-1)じゃダメですか?」との問い合わせがあるそうな.
まぁ,横から見れば...ちなみに「NX-650」はアリだそうです.

OLYMPUS TG-5

昔のバイクのカタログを見て盛り上がったり,店の前の線路で撮り鉄してた高校生を呼び込んだりと,色々あって14時半頃,辞去.
あまり遅くなると暗く,冷えてくるのだ.

オートバイ以上に異常なチャリマニアの話をしている間,ファットバイクのキャリアに雪の◯んこを載せられるKazchariであった.

OLYMPUS TG-5

帰路につく.
いつもは下る激坂を登るため,踏切を渡る.

夕刻に近づき,路面のツルツル度もさらにアップ!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ここまで来れば,我が家はすぐそこ.
今日もまた充実した1日を過ごすことができた.

よく晴れた日も,雪の日も,ガッチガッチな日も,ホンマ,ファットバイクは常に楽しい.

来週はいよいよ久々のレース!

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

OLYMPUS TG-5

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

2023/1/14 Sat

ネバギバ.

いただき画像

1/22に開催される『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル

Kazchariは昨年の第1回大会も出場.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

ファット-ソロ男子部門,3位で表彰台ゲット!
なら今年も...と言いたいところだが,残念なことに「ファット」部門と「MTB」部門が統合されてしまった.
こうなると大会上位常連のTさん(セミファット)とFさん(MTB)の独壇場.
さらに,ここにMTBの猛者が食い込む...

うーん,表彰台が遠のく...
ファットが優位なコンディション,つまり深雪だったとしても,パワー負けしそう...いかんいかん,弱気は禁物.

で,その封筒を開封する.

iPhone11 Pro

エントリー開始直後(深夜0時)に申し込んだので,男子ソロ部門,ゼッケン№101.
こいつは縁起がよい(そうなのか?)

昨年同封されていた新コロ検査キットは無し.
参加者リストもQRコード読み込みでネット閲覧する形式になった.

やはりお二人の名前あり.
他にもSTRAVAでフォロー中の猛者の名前も.

うん? 参加者意外に少ない?

まっ,がんばりますか.

何かの記事で読んだけど,自転車趣味は継続が難しいらしい.
「金がかかる」「あちこち痛い」「飽きる」などがその理由.

逆に続けるにはどうするか?

「チャリを買ったら,まずイベントにエントリーする」こと.

確かにそうかもしれん.
かく言うKazchariも,2006年に初ロードを購入したが,その頃はせいぜい100km未満の週末ライド.

OLYMPUS TG-4 / 2006年5月撮影 新車買いたて
OLYMPUS TG-4 / 2006年7月撮影 ウェアがゆるい

2010年の「第1回美瑛センチュリーライド」にエントリーしてから,ようやくチャリ熱が上がった気がする.

いただき画像 / 2010年10月撮影

そして,それを皮切りに道内のグルメライド系イベントに次々参加.
2018年にブルベを始めてからは...金銭感覚,距離感覚とも完全崩壊.

その代償として,超充実した生活と健康なカラダを手に入れた(気がする).

付け加えるなら,STRAVAへの参加も大きい.
自分のこれまでのライド履歴の見える化.
それに仮想ライバルとの競争(セグメント).
他の有名どころのSNSには全く興味ないが(ほぼRead Only),STRAVAはやめられない.

さて,『第1回びえいー』の記事を読むと「上半身の筋力アップが必要」とかなんとか書いている.
その決意は...はい,特に何もしてまへん.

あかんなぁ.
悔しさを力に変える覚悟が足りへんのとちゃうか? Kazchariよ?

すんまへん.明日から本気出します(^^;

※ 結果はこちら ⇒ 第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

iPhone11 Pro