2025/5/24 Sat
さぁ走れ,オレたちのエクスプレス!

曇り.温度:8 ℃,湿度:87%,体感温度:9 ℃,風速:1.6 km/時,風向:SE
朝4時半に起床.5時に出発する.
途中のセブンで「たまご醤油おむすび」と「ブラック缶コーヒー」のルーティン・ブレックファスト.
おっと,「水」と「グミ」を買い忘れた.
本日の最終PCとなる日本最北のファミリーマート「滝川黄金町店」にも立ち寄る.
みんな大好き『タフグミ』に新フレーバーの「#梅マニア」が出ていた.
酸っぱい系は持久スポーツに良いかも.美味いし.
ここから2kmほどで「滝川ふれ愛の里」着.
懐かしい.2019年の『宗谷600』以来だ.

Topstoneをセットアップ.
受付時間まで,スリックタイヤ試走のつもりで敷地内をうろうろ.
体感,軽いような...気がする(そんなもんだ).


幸い天気は良さそう.
ゴール想定時間まで降水確率10%とか.
こりゃ,レインウェアは要らんなぁ...(後でヒドイ目に遭う)
なんだかんだで300kmは長丁場.
夜間走行も含まれる.
それらを考慮して,本日はコンタクトではなくメガネを使用.
JINSのクリップオンサングラス付なので,日差しが強くても問題なし.
JINS×Snow Peak JINS Switch Flip Up
このコラボは不要.無印でヨシ.
参加者がわらわらと集まってきた.
やはりBROMPTONで出走するO西さん,ラナさん,Pikaさんらにご挨拶.
ブリーフィングが始まる.
初&観光地巡りブルベのせいか,参加人数多め.

そして,今回は通過チェックが非常に多い.
「桂沢200」の轍を踏まないように,慎重に聴く.
7時.車検を終えて,いよいよスタートである.

なぜか笑っている.
いつものことだがスタートからしばらくはバラけない.
集団に紛れて楽をする.

それを破壊するのが...そう,超特急T夫トレインである.
「あっ,YouTubeで見たヤツだ!」という声をよそに,轟音挙げて通過していく.
こ,これは乗るしかないッ! このBig Waveに!
さらには途中で,これまた快速のW特急やらR大特急も連結され,全くスピードが落ちない.
この間,Ave.35km/hほど?
信号ストップもほぼないまま,最初の通過チェックまで暴...爆走.
【48.1km地点:通過チェックA 幌成簡易郵便局】

ここではフォトチェックではなく,クイズに回答.
ポストの郵便物回収時刻を答えるのだが,絶対に勘では当たらない答えだった.
スタッフも到着して衝撃の報告⇒「T夫トレインが早すぎて,”被害者”が大勢いるそうですよ~」
まぁ,わからんではない.
まだ序盤も序盤.ここでパワーを消耗すると後がキツイ(まさか自分が...).
休憩もそこそこに次のポイントを目指す.
少し先にT夫列車が見える.
かなりの人数が下車して,2,3両しかひっぱっていない.
ペースも各駅停車に変わっている.
これも乗っからしてもらおう...で,しばらくT夫さんとおしゃべり.
そこへ登場したのが,R大特急.
あっと言う間に追い抜いていった.
さすがにアレに乗っかるのはヤバい.素直に見送る.
だが,ここでコースプロフィールが変わる.
登りが始まったのだ.
「あぁ,ダメだ,ダメだKazchariぃ~! 踏んだらダメだぁ~!」という心の声をよそに,脚に力が入ってしまふ.
坂は全力で駆け上がれ,とガンダムが言っている...ピキッ,ちゅどーん!
先行していたR大さんに追いついてしまった.
にしても,O西さんとは違う方向のブルベマイスターR大さんは,チャリ(クロモリ?)も装備もフォームも全く無駄がない.
実にスムーズに漕いでおられる.正にプロ・ランドヌール.
で,山頂からのジェットコースターが絶景だったので停車.
R大特急はあっという間に見えなくなった.

坂を下り切って左折.
この辺りからは完全に馴染の道.
「旭川200」でも使われる,幌加内に続く道道である.
鷹栖町に入り,のんびり走っていると,T夫さんに追い付かれた.
そのまま一緒に通過チェックに向かう.
【84.0km地点:通過チェックB 比布方面案内標識】

似たような青看板が多くて見逃しそう.
ここからはしばらくソロ走行となる.
下の写真は高速道路の入口.
気を抜くとPCの写真だけになってしまうので,信号待ちの際に時折撮影.
「旭川付近を走ってますよー」の証拠的な.

上川支庁前の信号待ちで,T夫さん達にまたまた追いつく.
田園風景を右左に曲がりPCを目指す.
【100.3km地点:PC1 セイコーマート当麻3条店】

ここもまた,常日頃,頻繁に利用しているセイコマである.
お昼少し前だが,この先を考えてガッツリ目に補給.
何よりも序盤の暴走列車でかなりエネルギーを消費している.
「ホットシェフ・豚丼」とオレンジジュースを購入.
お気に入りの「ミニジャムパン」は補給用.

スタッフも巡回中.
気温が上昇してきたので,レッグウォーマーを脱ぐ.
今季初の半パン走行となる.
すね毛がだいぶ生えてきたなぁ...ちなみにKazchariは剃刀派.

さぁ,残り200kmである.
出発すると,またしても後ろから轟音が...
T夫特急である.これまたプロ・ランドヌールの一人,N本さんが連結されていた.またしても乗車する.

乗車したは良いものの,実はこの頃から両脚に違和感.
太ももの内側,専門的には内側広筋あたりが時折「ぴくっ,ぴくっ」と痙攣するようになった.
こ,これはまさかの”ツリ”!?
Kazchariは右膝外側に腸脛靭帯炎という持病を抱えている.
ゆえに今日もしっかりとテーピング.
ピップ プロ・フィッツ キネシオロジーテープ しっかり粘着 テーピング 足・ひざ・ふくらはぎ用 50mm×4.5m ベージュ スポーツ
しかし,この脚のツリは想定外.しかも両足とは...
脚がつる原因は色々あるが,まずは体内の水分不足が疑われる.
今思えば,序盤の暴走列車乗車時にあまり水分補給しなかったなぁ...と反省.
荒療治...というわけではないが,時々T夫さんの前に出て牽く.
ここを曲がれば自宅,という場所を何か所か過ぎて,いよいよ美瑛の丘に突入.
まずは,シラカバ並木伐採の跡も痛々しい「セブンスターの木」を通過.


美瑛の市街地を経由して,本ブログでも幾度となく登場している”あの農道”に入る.
この道は圧倒的にダウンヒルが楽しい.ゆえに美瑛川沿いのサイクリングロードを使い,最後に急坂を登るというルートを取ることが多い.
今日はブルベなので,そういうわけにはいかない.
この時の同行者は引き続きT夫さんとN本さん.
お二人ともこの道は初めてだったようだ(諸事情によりガイドブックの類には掲載されていない).
とっかかりのダラダラ直登を越えると,少し平坦となる.


振り向けば絶景.
そして徐々に斜度が上がり,ほぼ登り切ったところにあるのが...
【141.1km地点:通過チェックC 三心の木】

へぇー,これって,ちゃんと名前がついてたんや.
写真撮影中,R大特急と,北海道ブルベ界のレジェンドの1人,T口さんもやってきた.
T口さん,Kazchariよりご年配だが,恐ろしいことに北海道で開催されるブルベのほぼ全てに参加.しかも毎回トップタイムでゴールされている.リスペクトしかない.
つまり,鍛錬を欠かさなければ,T口さんの年齢になっても,この趣味は楽しめるということやな.
少しだけ登ると後はダウンヒル.
特徴的なグリーンの橋を渡り,美瑛白金サイクリングロードに入る.
ここからはやや登り+向かい風.
先行する2人に追いつこうと踏んだ途端...うぎゃあぁぁぁ~っ,痛ぇぇぇ!脚が,脚がぁ~!
完全につった.
もう曲げても伸ばしても痛い.
とてもじゃないが,ペダルが踏めない.
落車する前に素直に停車.
痛みが落ち着くまで待つ.
先日の地獄レース以来,”つり”がクセになってしまったのだろうか?
距離的には約半分を消化.
まさか,ここで初のDNFか? 家は近いけど...あっ,クルマは滝川や.
と,しばらく停車していると痛みが落ち着いてきた.
水をちゃんと飲んで「塩タブ」で補給.
ゆっくりと脚を回す.
なんとかいけそうだ.
...しかし,全くスピードが出ない.
いつも走っているこのサイクリングロード,こんな低い速度はこれまでありえなかった.
今思えばこのブルベ,ここから「青い池」までの道が一番辛かった.
【153.9km:通過チェックD 青い池】

ほうぼうの体でたどり着いた一大観光地,青い池.
いつもの場所で,いつもの構図でパチリ.
さぁ,ここから巻き返しなるか! ⇒ その2へ続く
