BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその3

2023/7/22 Sat

山は終わりですよね?

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

さて,本ブルベも残り半分200km.
断面図上は一部気になるデコボコがあるが,基本超ド平坦コースである.
腸脛靭帯炎再発により,右膝に痛みを抱えるKazchariとしてはありがたい.

後半も前半と同様,昨年とは周り方が逆となる.
ただしコースは少し変更されている.

道の駅「おとふけ」を出てしばらくすると,温泉ホテル鳳乃舞が見えてきた.

あー,ここのことか.
昨年のゴール時刻は深夜1時過ぎだった.
さすがにこの時間に開いている温泉施設はない.
その時,スタッフさんから「ホーノマイなら朝6時からやってますよ」と教えてもらった.

「ホーノマイ?」(字面が全く思いつかず)

結局その日は開くまで待たず,徹夜のまま帰路についた(途中で仮眠).

ふむふむ.夜は何時まで開いているのだろう?
残りのペース次第では閉館まで間に合う?

と,まぁゴール後のお楽しみに期待しつつペダルを回す.

十勝川温泉を通過.
これまでのブルベでも何度か通った.
高級っぽい旅館が多い印象.
ついつい「インバウンド向け?」と思ってしまう.

最近こんな記事を読んだ.

日本人が世界で「絶滅危惧種」になっていた…ヨーロッパ旅行して気がついた!「安いニッポン」がたどる「悲しき現実」

そやな.
日本(経済)の凋落を見るようで寂しい話やけど,Kazchari自身も新コロ前はあれだけあった海外旅行熱がすっかり冷めてしまっている.
あまりに費用がかかりすぎるのだ.

結局は収入(娯楽費)をどう分配するのかの問題やけどな.
今は”チャリに乗るのが何より楽しい.

池田町と言えばワイン.
ぶどう畑の隣を通る.

iPhone11 Pro

昨年の「トカプチ400」では深夜走行のこの道.
全く記憶に残ってない.
やがて通過チェックD「ローソン池田利別店」(226.6km地点)到着.

iPhone11 Pro

昨年は確か23時頃着.
空腹と寒さでたまらずカレーヌードルを食べた記憶がある.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その4)

一方,本日は...暑い!(当たり前)
ちょうど太陽がほぼ真上.
日陰が全くない.

通過チェックだが,レシート確認式なので買い物要.
「水」「オレンジシュース」そして「ガリガリ君」をGet!

食べ終わる頃,突然Pikaさんが現れた.

「絶対,日陰の方がいいですよ~」

なんと,ローソンの裏側は陰になっていたらしい.
うむ.気づかなかった.

Kazchariは昨年も出走しているので,この先のコース情報に関して,少し言葉を交わす.

Pikaさん先行.
しばらくしてKazchariも出発.
記憶が確かならば,この後は陽を遮るものが何もない河川敷を淡々と走るはず.
ゆえに水分補給を十分に.

そして要注意なのが,この...

iPhone11 Pro

バンプ!
かろうじて中心だけ抜いてあるのだが,昨年は暗闇の中,いきなりこんな障害物が出てきたのでびびった!
(実際に別の日のブルベで転倒者がいた)

BRM1017北海道200km十勝(旧530・926)~その2

20km近い,ひたすら長~い河川敷をゾンビ走法.
困ったことに向かい風.全然ペースが上がらん.

苦行が終わり,国道との合流地点でPikaさんが休憩中.

この後しばらくは,交通量がやたらに多く,道の状況も決して良くない.
トレインを組むどころではなく,Pikaさんとしばらく追い抜かれたり,追いついたりを繰り返しつつ距離を稼ぐ.

にしても,この区間の路肩は,その半分が眠気覚ましのバンプ加工がされていて,走りにくいことこの上なし!
チャリのことも考えてほしい...って,もしかしてここは正式な「トカプチ」ルートからは外れている?

で,なんだかんだで,本ブルベ後半の目玉「昆布刈石道」への分岐点に到達!

iPhone11 Pro

Kazchariにとっても思い出深い.
「オホーツク1300」時には向こうから走ってきたのだ.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その4:釧路~浦河)

で,ここを右折すると...

iPhone11 Pro

通過チェックE「昆布刈石分岐」(269.6km地点).

少々凝ったクイズっつーか,現地に行かないと絶対にわからんな.

さて,ここからは風光明媚な昆布刈石海岸を走っていく.
まだまだ明るいし,海がキレイだ.
止まるのがもったいなくて,踏み込んでしまった(膝の痛みは?)

さて,さっきの通過チェックからナウマン国道を通り,大樹町に入るまではコンビニ不毛地帯.
これは先の「オホーツク1300」でも痛感していた.
しかあし,補給可能っつーか自販機だけはかろうじて存在する.

その一つがここ,出口商店だぁ!(どこ?)

iPhone11 Pro

張り紙によると店そのものは2年前に廃業.
自販機だけが機能している.
なんとcoke-onが使える.
「ファンタプレミアレモン」を購入.
うーん,昨年飲みたおした「プレミアオレンジ」が恋しい.

それはともかく休憩後再スタート.

アップダウンを繰り返すナウマン国道を(できるだけ)爆走.

そうなのだ.

この道はクマ出没多発地帯.
つい先日も目撃情報があり,キャンプ場が一時閉鎖された.

出走前のブリーフィングでも注意喚起,および熊鈴のレンタルも提案された.

てなわけでできるだけ日没前に通り抜けたかったこの道.
無事「晩成温泉」(の入り口)着.
ここまで来たら人が住む街はもうすぐ(のハズ).

iPhone11 Pro

相変わらずの向かい風の中,大樹町へ.

PC2「セブンイレブン大樹西本通店」(332.4km)に着いた.

ペダルからピンディングを外し,地面に足をつくと...ぐわぉぉぉ~! 右膝に激痛ゥ!
ヤバイヤバイ.残り70kmかぁ...なんとか耐えれるだろうか?

とりあえず腹も減ったので夕食.

iPhone11 Pro

食料を抱えて店の外に出ると,AJHのFさんが立っていた.
クルマでコースを逆走しつつ,参加者を応援中だそうな.

去り際に「もうちょっとですよ.がんばって~」と言われたが,70kmが”もうちょっと”感覚なのがブルベっぽい.

さてと.
膝の痛みは波紋でやわらげつつ,”もうちょっと”回してみますか.

iPhone11 Pro

※ その4へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその2

2023/7/22 Sat

暑さとの戦い.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16℃,湿度:89%,体感温度:16℃,風速:2.4km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

三国峠からはこれまで何度も下った経験がある.
不思議なことに,リアルよりも想像で下る方がずっと怖い.

想像の中では,路面の穴ぼこにタイヤを取られたり,イマジナリーな鹿や熊が道路脇から飛び出してくるのだ.

つい先日もTVのスタッフが番組撮影中に熊に遭遇している.

つーことで,下りが超ニガテなKazchariはここでもおっかなびっくり.
まぁ,例の事故がまだまだ尾を引いているのは間違いない.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

対向車線では,これから峠を目指してヒルクライム中のランドヌールの姿がチラホラ.
手をあげて互いに挨拶をかわす.
ブルベの往復ルートは,これが楽しい.

さて,糠平温泉街着
今年は馴染みがあるなぁ,ここ.

ファットな糠平湖上ライド(天国篇)

もちろん自販機の位置も把握済み.

iPhone11 Pro

補給食の常連,セイコマの「ミニ・ジャムパン」「リアルゴールド」で補給.
ダウンヒルで涼んだはずなのだが,むっちゃ暑い.
冷たい飲み物が本当にありがたい.

後続のランドヌールが一台追い抜いて行った.
さぁ,そろそろ出発しますか.

ちょうど2週間前に,モンキー125で走ったばかり.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

そうか,あの距離(残り300kmほど)を,今度はチャリで走るのか.
ホンマにブルベは変〇イベント.

「旭川400」ではないので,芽室方面へは左折せず,上士幌を目指して直進.

この時点で走行時間は約5時間.
起床後7時間は走っていることになる.
体内時計的には怪しいが,日常であれば昼食の時間である.

iPhone11 Pro

上士幌町到着.

右側にいつぞやのブルベにて,PCとして使われていたセブンイレブンが見える.
ちょうど,参加者のチャリも休憩中だった.

このセブン,新コロ以降はゴミ箱を撤去.
かつ,引き取りもしてくれないコンビニとして有名.

確かに三国峠越えの最後のコンビニで,観光客の利用も多いと思われる.
ゆえにゴミの引取りをしたくないという気持ちもわかるが...せめて購入者のゴミは引き取ってほしいものだ(そういう店もある)

国道を離れて見慣れぬコースへ.

凸凹だったアスファルトがやや平らに.
やや追い風だったこともあり,下ハン持ってポジション変更ケツ圧を逃がす.
肝心の右膝の鈍痛は続く.うーむ.

やがて,通過チェックC,中士幌神社着(179.5km地点)

iPhone11 Pro

ここのクイズもわかりやすい.
さぁ,ここまできたら前半の山岳パートはほぼ終了.

空腹も限界に近づいてきた頃,音更の市街地に到着.
何か見覚えがあるなぁ,と思っていたら,昨日も使ったセイコマじゃぁあーりませんか!

iPhone11 Pro

ホットシェフありの店なので「親子丼」を購入.
あまりの日差しに日陰に移動.
少々行儀が悪いが座り込んで食べる.美味し.

iPhone11 Pro

ブルベ完走の秘訣は,長時間走行による身体各部の痛みを,できるだけ引き起こさないこと.
これが第一条件なのは言うまでもないが,次に大事なのは胃の調子だろう.
水分補給も必須だが,何より固形物が食えなくなったらヤバイ.

20分ほどの休憩後,再スタート.

中間地点の道の駅「おとふけ」は入り方が少々ややこしいが,無事に帰ってきた.

ここはPC1の有人チェックポイント(199.7km地点)でもある.

スタッフさんと話しながら,残りのコース状況を再確認.
400ブルベの制限時間は27時間.
早朝から深夜までの対応,ご苦労様です.
もう残り200kmしか走れませんが,がんばります.

この「トカプチ400」の何が良いって,途中で自分のクルマに戻れること.
つまり装備の変更ができるのだ.

Kazchariもハスラーに,この陽気では絶対に不要であろうレインウェアとレッグウォーマーをおいていく.
その代わりに補給食と水を補充.

汗だくのジャージも着替えようかと思ったが,この日差しでは無意味.
このままで行く.

iPhone11 Pro

念のため,スマホ(iPhone11 Pro)のバッテリーを確認すると...なんと残り40%!
なんてこった.パンナコッタ.

小型のモバイルバッテリーをつないで,充電しながら走ろう.

写真をわりと撮っているせいもあるけど,最近はバッテリーの減りが激しい.
そろそろ限界かなぁ...

一応「iPhone15」への買い替えを狙っているが,発売はまだ先の話.
これからもサイクルイベント目白押しやし,本体のバッテリー交換が現実味を帯びてきた.¥7,980か.

SmartClear イオンモール旭川西店

そして,後半戦に備えてドーピング...ではなくて禁断の薬「ロキソニン」に手を出す.
もちろん胃薬も添えて.

⇒ その3へ続く.

https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)ーその1

2023/7/22 Sat

冴えるアタマ.

iPhone11 Pro

晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:89%,体感温度:16 ℃,風速:2.4 km/時,風向:NNW

前回はこちら ⇒ BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

20時に横になったものの,期待に違わず...寝つき悪し.
8cmのマットですらも自重によって,ちょうど臀部が沈み込む.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

それがやや気になってしまった.

そして...想像以上に蒸し暑かった.
寝る直前は割と涼しいかなぁ,と思っていたが...甘かったな.
自分の体温で車内を温めてしまうようだ.
扇風機を用意すべきだったか.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh ミニ USB 携帯

まどろみの中,何度か目が覚める.
最終的にアラームをセットした午前1時にヴァイブレーションが起動.
飛び起きる.

ADESSO(アデッソ) 目覚まし時計 振動 デジタル ブルブルクラッシュ ダブルアラーム バックライト スヌーズ機能付き ホワイト MY-106

もちろん,外は真っ暗である.

iPhone11 Pro

寝起きの頭痛もなく,体調も悪くない.
実は昨日は朝からノドに違和感があった.
のど飴をなめて,回復を図ったのだが変化なし.

「やべぇ,もしやコ...いや,風邪?」

そんな心配を払拭してくれたのは,サウナだった.
やはり帯広のサウナはあなどれん(2回目).

本ブログでも,開設以来たびたび書いてきた頸部や肩のコリの件.
民間のマッサージやら電気器具,胸郭バンドなどの対処方法を紹介してきたが,結局は「サウナ」「筋トレ」に勝る治療法はない,と今は結論.
詳細は後日まとめる予定.

隣の「道の駅」に移動.
ブルベ参加者の指定駐車場に停める.

DOMANEのセッティング開始.
出発前に悩んだサドルのチョイスだが,結局はノーマルのSpecializedのパワーサドルのままで行くことにした.

革サドルはやはり重い.
今回は前半の山岳を考慮して軽量化優先で.

サドルバッグもオルトリープの小型.
少し悩んでモンベルの小型レインジャケットも入れとく.
いざという時の防寒具にもなるしな.

オルトリーブ サドルバッグ2 ブラックマット

ブルベも長年走っているので,装備が安定してきた.

時は深夜2時.
車中泊の方も多かろう.
朝食のパンをほおばりながら,できるだけ静かに作業する.

周囲にも徐々にランドヌールも集まってきた.

iPhone11 Pro

2時半少し前に受付開始.
今回はPCよりも通過チェックの方が多い.
クイズの答えはネット検索ではわからないものにするそうな.

iPhone11 Pro

ブリーフィング後,午前3時少し前に車検,そして400kmの旅のスタートである.
さすがに昨年のような新聞社の取材はない.そらそうだ.

愛用の「Garmin etrex」の電源を入れ,今日のコースを呼び出す...つもりだったのだが,データ名の設定がおかしかったのか,履歴からなかなか探しだせない.
いろいろ操作しているうちに,Kazchari以外のほとんどの人が出発してしまった.

あせる.

ここまで遅れるのは初かも.
「落ち着け」と最初から操作をやりなおす.
ようやく今日のブルベのコースが表示された.

さぁ,行きますか.

夜明けはまだ.
スタート直後からの夜間走行は新鮮.
ライトが路面を照らす.

道の駅を出て,しばらくは国道を進むことになる.
少し踏んで先行車に追いつき,単独走行を避ける.

300kmを越えるような長距離ライドの場合,重いギアを踏み続けると持病の腸脛靭帯炎が発症するかもしれん.
身体が温まるまで,軽めのギアで速度控えめに走る(逆にこれが失敗の元?).

田舎道に入る.
徐々にペース,つまり自分を”気持ちくしてくれる”速度まで上げる.

暗闇の中,いくつかの小集団を追い抜く.
道の駅「しかおい」を通過する頃,ライトをオフに.
少しガスってきたか.

iPhone11 Pro

トイレに行きたくなった.
ちょうど道の駅「うりまく」に差し掛かる.

「誰か人が立ってるなぁ」と軽く会釈.

あれ? 何か顔に見覚えが...

iPhone11 Pro

なんと,昨年のグラベル・ツアーでお世話になったTさんだった.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いやはや,すんごい偶然.
本当はこの400ブルベにも参加したかったが,所用で断念.
代わりに早朝から参加者に声援を送ることにしたそうな.

そのTさんに見送られて再スタート.
これから峠三昧なのだ.

まずは白樺峠へ.

やはり,ノーマルサドルは軽い.
この長ーい坂も(割と)楽に登れる.
後から思うに,負荷は少ないものの回し過ぎていたかもしれん...

iPhone11 Pro

ダウンヒルすると,そこは然別湖.
こちらから登るのは3年ぶり.

かってに旭川400ブルベ改330獲得標高ましましライド

そして,ここは通過チェックポイントA(53.2km地点)
クイズに答える.
マンホールの図案,みんな同じやんなぁ?

それにしても冷える.
さすが標高810m.

iPhone11 Pro
Phone11 Pro

さて,お次は幌鹿峠
こちらからの登攀はそれほど斜度がきつくなかったはず.

湖脇の細い周回道路で,見覚えのある赤いクロモリが...
最近ブルベでよくご一緒するPikaCyclingさんだった.

今年のPBPに参加されるとのこと.スゴ.
本日のブルベ,この後もPikaさんとは,要所要所でご一緒することになる.

iPhone11 Pro

朝焼けに照らされた「幌鹿峠」看板が新鮮.

さて,ここからはご褒美のダウンヒル.
相変わらずおっかなびっくりで遅いけどな.

糠平温泉まで下りると三国峠へ向かう国道につながる.
この時点で後続のランドヌール3人ほどに追いつかれる(T。T)

しばらく先行するが,なんとなく右膝外側に違和感が...
ま,まさかヤツが...ヤツが戻ってきたのか!
そう,腸脛靭帯炎がまさかの再発!?

こいつには昨年の「トカプチ」でも非常に苦しめられた.
痛みがピークに達した時,残り距離は150km.
いやぁ,絶望のデス・ライドやったな.
ただし,この時は走り出してしばらくすると痛みがマシになった.
それでなんとか乗り越えた.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その3)

しかあし,今回はまだ80kmほど.
総走行距離の1/4もこなしていない.
初の「DNF」の文字が頭をよぎる.

いや,ここで諦めるのはもったいないっつーか,ここでリタイヤしてもどうしようもない.
ここは本業のリハ専門職の知識を使って応急処置を行うこととする.

とりあえず防災センターにピットイン.

iPhone11 Pro

消炎鎮痛剤を塗布した後,「オホーツク1300」で効果実証済みのテーピングを実施.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その2:幌延~紋別)

まぁ,あの時は痛みが出る前に処置したけどな.
今回も念のために予防しとけばよかった.
前回の「きのこの山300」では全く問題なかったので完全に油断してたなぁ.

iPhone11 Pro

さぁ,これで走り出せば痛みが消える...はず.
あれ? あんまり変わらん! なぜだぁ~!

それでも,なんとかペダルを回せたので,三国峠を目指して進む進む.

「なぜやめない?」

心の中のKazchariがささやく.

「痛みは電気信号に過ぎない」「全てはトレーニング」

と,もう一人のKazchariもささやく.

勾配が徐々に上がる.
もはやタイムアタックなんぞを考える余裕はない.

ギアは軽すぎても重すぎてもダメ.
ダンシングすると痛みが強くなるので,基本シッティング.
するとケツが痛くなる.

対向車線をトップランドヌールが3人ほど,高速で下っていく.速っ.

iPhone11 Pro

それでもペダルを回せば進む.
例の橋に到着.
まだ記念写真を撮る余裕はあったようだ(ブロガーの宿命).

で,ついに通過チェックB(107.1km地点)「三国峠」着.
よくやったKazchari.

iPhone11 Pro

AJHのHさんのお出迎え.
クイズの答えをチェックする.

この後も,昨年味わった地獄の「幌鹿峠ー糠平スタート」登坂はない.
さほど暑くなる前に,今回のブルベのピークを越えることができた.
この安堵感よ.
右膝の痛みはあるが,完走できそうな気がしてきた.

さぁ,下りますか.

⇒(その2)へ続く.

iPhone11 Pro
https://ridewithgps.com/routes/41437800より

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM400)-その0

2023/7/21 Fri

勝利の鍵は車中泊.

iPhone11 Pro

ナショナルサイクリングルート「トカプチ400」をなぞるブルベに参加.
昨年に続き2年連続である.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

そもそもこのルート,常識的に1日で走破する距離ではない.
そんな酔狂なことをするのはブルベ人だけである.

昨年開催と比べ,いくつか変更点がある.

1)周り方が逆

8の字ルートで前半山岳,後半平坦は変わらないが,反時計周りだったのが時計回りになった.
結果,昨年のような「三国峠往復してからの幌鹿峠」という地獄のようなルート設定は回避された.

2)「朝駆」の名の通り3時スタート

通常のブルベより3~4時間出発が早い.
日中の走行時間が増えた.
昨年の夜間走行で見れなかった景色が拝める.

3)一部コース変更

丘陵から海が臨める昆布刈石線が追加.
そしてミスコースしやすい最後の夜間(中札内付近)がやたらに直線.

全体的には難易度は下がったように思えるが,個人的に心配なのは3時スタートというかつて経験したことのない出発時間.
普段から割と規則正しい生活をしているKazchari,体内時計の調整は可能なのだろうか?(伏線)

作戦として,ブルベ前日の金曜日昼過ぎには帯広/音更in.
温泉施設でまったりし,夕食&できるだけ滞在.
スタート地点の道の駅「おとふけ」に移動し,車中泊という計画を立てた.

有給を取って,午前中はDOMANEの洗車と整備.
後輪のブレーキシューがかなり減っているが,400kmぐらいなら保つだろう(雨だとヤバイ).

iPhone11 Pro

夜間走行必須装備として,車体のフロントライトは2灯+ヘッドライト.

ブルベ用ライトについて(フロント編)

リアライトは車体に4つ,バッグに1つ,ヘルメットに1つ.

ブルベ用ライトについて(リア編)

リアはやや過重装備.
電気系はいつトラブルが起こるかわからない.
クルマによる追突も怖いので,これくらい慎重に.

久々の本格的な車中泊である.
DOMANEは前後輪とも外して運転席後ろにコンパクトに収納.
空いた助手席側に寝場所を作る.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm コンパクト R値 6.5 特殊ウレタン 軽量 インフレーターマット (OLIVE(オリーブ))

WAQ RELAXING CAMP PILLOW waq-rcp1 キャンプまくら 車中泊 ウレタン インフレータブル 枕

ライト(ランタン)も大事.

OLIGHT(オーライト) Olantern Classic 2 Pro ledランタン USB充電式 キャンプランタン

まぁ,熟睡の成否は夜間の気温次第だが.

午前の準備中も,気温はぐいぐいと上昇してすっかり汗だく.
出発前に一度シャワーを浴びる.

旭川を11時前に出て,”みんな大好き”山部のセイコマで小休止.

写真で見切れているVWビートル
本州ナンバーのようだが,休憩中エンジンルームの扉を開けて冷却中だった.
面倒だが,それもまたイイ...ねんやろな.

iPhone11 Pro

問題なく狩勝峠をクリアして,予定通り15時過ぎに帯広の天然温泉やよい乃湯着.

iPhone11 Pro

なんと大人¥480である.
安い.
もちろんホンモノ温泉.

そしてお楽しみのサウナは...超暑かった.
「高温サウナ」「フィンランド式サウナ」に分かれている.
1セット目は「高温」に.
室内の温度計は95℃を指していたが,数字にだまされてはイカン.
なぜか異常に暑く,とてもじゃないが10分は無理.
自主的に7分にした.

もちろん露天風呂あり.
この季節は外気浴が心地よい.

2,3セット目は「フィンランド式」にした.
何をもって”フィンランド”なのかはよくわからんが,やたらに部屋が暗く,もちろんテレビもない.
静かに時々オートロウリュ.

うん.
こちらの方がKazchariには適温.雰囲気も良い.

サウナ後も露天風呂でまったりと.
結局,3時間ほど滞在してしまった.

そして食事も...

iPhone11 Pro

ラーメンセット¥1,180(組み合わせはいろいろ選択可).美味し.
いやいや,ここの温泉あなどれん.
めったに来ないものの,帯広の入浴施設は全般にレベルが高い印象.

何々,22時半まで入館可とな?
うまくいけば,明日の完走後,その時間に間に合うか.

ただし,残念なことに「ごろ寝スペース」が狭い.
さすがに閉館ギリギリまで,この施設に滞在する計画は無理がありそう.

つーことで,19時頃には道の駅「おとふけ」に向かう.
途中のセイコマで明日の朝食を購入.
もちろんアルコール,コーヒー,コーラといった刺激物は避ける.
眠れなくなると困るのだ.

最初は道の駅のブルベ参加者指定の場所に停めたが,国道に面しているため騒音が気になる.

そこで,隣接している長距離バスターミナルに移動.
ここまで自家用車で来て,バスに乗り換える客用の駐車場があるのだ.
ようするに無人車が多く,国道から離れているため静か.
我ながら良いチョイスである.

iPhone11 Pro

マット,枕,寝袋などをセッテイング.
寝る気満々である.
まだ20時やけどな(写真だと明るい).

目覚ましは午前1時にセット.
それでもたった5時間の睡眠か.

iPhone11 Pro

各窓用のシェイドも用意してあるが,愛用のアイマスクと耳栓で「精神と時の部屋」へトリップ.

明日のブルベの成功を祈って,つるかめつるかめ(誤用)

⇒ (その1)へ

夏はチャリイベントが目白押し!

2023/7/14 Fri

今年の夏もチャリ活が忙しい

チャリを趣味にして以来,週末が待ち遠しくて仕方がない.
逆に荒天だとこの世の終わりぐらい落ち込んでしまう.
ジャンキーか.

さて,いよいよ本格的な夏がやってきた北海道.
その週末に有給をちょい足しして,遠征に出かけませう.

残念ながら,のっぴきならない事情により,明日からの3連休はライドできなくなってしまったが,その翌週からはイベント目白押し.

昨日のうちに,エントリーや参加連絡を済ませた.

まずはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)

本日,公式より出走ガイド,キューシート,受付確認が発表された.
参加者はなんと50名.
昨年より多いのでは?

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

もちろん出走ガイドも読み込む.
昨年も苦労というか,迷ってしまったのが道の駅「おとふけ」への出入り.
北方面からの帰り(PC1)時は要注意.

昨年との最大の違いは出発時間.
初の3時スタートである.
現状,かねてからの計画通り,近くの温泉施設にて昼寝して体力温存するつもり.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

もしくは,夕方には温泉を出て,道の駅で寝る?
どっちが寝やすいのだろうか?

昨年もこの時期に道の駅「しかおい」で車中泊したが,暑くて眠れなかったという苦い経験が...

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

いや,暑さだけではなかったな.
ハスラーの車中泊用シートアレンジも大失敗.
助手席と後席の間の段差がひどかった.

今回はネット情報を駆使.
本気で車中泊の快適化に取り組む.

まず導入したのがこれ.

『くねくねファン&使い方無限大』 小型扇風機 充電式 5200mAh

こいつが不要なぐらい涼しいと良いのだが.

シートも助手席のバックレストを後ろに倒す方法にし,さらにこいつを購入.

この上にエアマットで完璧...のはず.

WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 8cm

チャリはやはり最強ブルベマシン,DOMANEを選択(※個人の意見です).

問題はサドル.
昨年までは,300km以上のブルベでは革サドルを使っていた.
もちろんケツ痛対策である.

Selle Anatomica セラアナトミカ WaterShed X1 Black ブラックリベット 防水 革サドル

先月の『きのこの山300』は山岳キツ目だったこともあり,通常サドル(Specialized POWERサドル)で出走.ケツ問題生じず.
軽量化によるクライムへの貢献度,疲労度の軽減に役立ったと思われる.

BRM610きのこの山300km(その0)

昨年の『トカプチ400』は革サドルで出走.
確かにゴールまでケツは快適だったが,重量増による登りのキツさと膝への負担のせいか,250kmあたりから腸脛靭帯炎を発症してしまった.
手持ちの抗炎症剤を塗布するものの,休憩後の漕ぎ出し時は,声が出るほどの痛み.
DNFが頭をよぎった(なんとか完走).

その反省を踏まえ,続く『オホーツク1300』でも,革サドルを使ったものの,痛みが出る前にテーピング.
結果,腸脛靭帯炎は発症しなかった.

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その0)

以上を踏まえると,少なくとも前半200kmの山岳(幌鹿-三国峠)パートでは通常サドル.
ここで問題が生じた場合は,PC1こと道の駅「おとふけ」にてサドルチェンジ,という作戦でどうだろう.面倒くさいので何もしなさそうやけど.

うん? 雨が降ったら? もちろんDNS.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

その翌週は旭川にあるサイクルショップ,吉田輪業さんの「吉田会サイクリング」に初参加の予定.
Kazchariにしてはめずらしくグループライド...いや最近はそうでもないか.
途中で平坦or山コースに分かれるとのこと.もちろん後者!
走行後の焼肉パーティ.これにひかれた.
さて,どのチャリで行くかな(吉輪で買ったファットちゃうん?)

さらにさらに,その翌週は初の夜間ブルベ2023BRM805前田サマーナイト200にもエントリー.

こちらのブルベも当日朝に家を出て,いつもの定宿『万葉の湯 ふとみ銘泉』にてサ活
リラックスルームにて仮眠して,21時の出走に備えるという計画.

現在,蟠渓温泉の花火大会とかぶるらしくルート見直し中らしい.
花火をバックに映える写真が...撮れる?

翌日曜日のニセコHANAZONOヒルクライムも考えたんやけどな.
「55歳以上」というカテゴリーがあるので,入賞の可能性があったしぃ(甘い)
ただねぇ...エントリーフィーが¥7,000
時間も短いし.コスパがねぇ...
最近ブルベばっかり走っているKazchariにはハードルが高い.

と言いつつ,9/23-24のPANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023にはしっかりエントリー.

もちろん走るのは「EXTRA LONG COURSE」(120~130km,グラベル率55%以上,獲得標高2500m)である.
早期申込割引で¥14,949.
高いが安い!(たぶん)

もちろんチャリはCannondale Topstone!

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

ここを走るために買ったようなモノ.
現状,もちろん”ぼっち”エントリー.

パンクトラブルが心配だが,やはりチューブレスにした方がええんかなぁ...まだ考える時間はある.

もう1つの懸念事項は宿.
もはや日本の中の外国ーニセコ.
ホテル代が高い.
つーことでキャンプもしくは車中泊を考えている.
ヒ素が含まれているという蘭越の水柱被害も気になるけどな.

開催日が前後するが『ニセコグラベル』の前にはブルベ3本に出走予定.
うち2本はエントリー済.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠/2023

BRM813北海道200kmPW北見大集合★サロマ湖/2023

後者は『オホーツク1300』と一部コースがかぶるが,前者の『知床300』,つまり知床峠をチャリで登るのは初.
言うなれば500ブルベ.
楽しみである...そやけどクマ,出―へんやろな.

この2本のブルベはAJ-H名物「パラダイスウィーク」に組み込まれている.

ゆえにお祭り的な側面もあって,11日には集合地点である「北見自然休養村センター」にて焼肉パーティ,12日は名物のゴール後「おつカレー」,13日にも交流会が開かれる.
中2本しか出ないKazchariも11日の焼肉パーティにちゃっかり参加.

そう,ありがたいことに,北見自然休養村センターは宿泊もでき,予約済みなのだ.この時期の宿は混む&高いので助かる.

そして9月にはBRM902北海道200km釧路が開催される.
こいつには有給チョイ足しして,ブルベ外で道東を少し走ってみたいな.

以上,チャリ三昧(予定)の夏でした.
油断するとGWの二の舞に...

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

道内のみなさまも,道外のみなさまも,ご安全にいい旅を.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

2023/7/9 Sun

今度は400だ!

iPhone11 Pro

本日は先日記事にした2023BRM722旭川400(ACP・BRM400㎞100周年記念BRM)ブルベの試走日.
チャリではなくモンキー125で出撃.
同行はRS-札幌の中の人,Kaba3である.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

チャリに比べると,エンジン付きの方が明らかに楽そうに思えるが,そこは125cc.
この排気量で400kmはなかなかの苦行だろう.
たぶんこれまでの最長距離はこのツーリング.

モンキー125,えんべつ旭温泉へ

集合はブルベのスタート地点である神楽岡公園に朝5時半.
よって4時半に起床して,5時過ぎに家を出た.

ウェアはkomineのメッシュジャケットを今期初着用.

パンツは綿パンの下に冷感アンダーと膝パッド.

途中の高校は文化祭中.
名物のタペストリーが展示されていた.

iPhone11 Pro

少し先のローソンにピットイン.
朝飯のおにぎりを購入.
何を間違えたのか,普通のドリップコーヒーを買ってしまった.
ゆっくりと飲んでいる時間はない.
仕方なくプラの蓋をつけて,ハンドルのボトルケージに挿す.
走り出したは良いものの,やはり少々コーヒーがあふれてしまった.アホや.

iPhone11 Pro

集合時間5分前に公園着.
おにぎりを食べ,歯を磨いているとKaba3も到着.

奇しくも昨年のブルベ試走ツーリングも今日と同じ日だった.

モンキー125,ブルベを走る!?(その1)

iPhone11 Pro

Kaba3の愛車はKSR110...なのだが吸排気系,サス系といじりまくられていて,オリジナルとは似て非なるバイクに仕上がっている.
前回のツーリングでも乗らせてもらったが,すんげートルクと固いサス.ようするにクソ速い.
外装カスタム中心のKazchariモンキーとはえらい違いである.

ただし...燃費はリッター30kmほど.
こちらはリッター70kmを誇る我がモンキーの圧勝!

iPhone11 Pro

6時少し前に出発.
ちなみにブルベ当日は11時発である.

Kazchariが今回とほぼ同じルートの「旭川400」に出たのは2019年.

BRM824旭川400km(その1)

スタート地点も市内を出るまでのルートもやや異なるが,当麻町に入る頃,見覚えのある道に合流した.
国道39号からは上川町を目指す.
そしてPC1「セブンイレブン上川層雲峡店」着.
やっぱりバイクだと速い.

iPhone11 Pro

さて景観に配慮して地味な意匠のセブン.
スキージャンパー高梨沙羅の実家(経営?)らしい.
ところが,ドアの張り紙を見て驚愕.

iPhone11 Pro

本番のブルベは22日開催なので,PCとして使えるっちゃぁ使えるのだが,なんと女子トイレが故障中で使えない.
もはや閉店日まで修理する気もないような雰囲気.
ここは近くのセイコマにPCを変更した方が良いのでは?

iPhone11 Pro

オートバイなのにハラが減る.不思議だ.
つーことで2回目の朝食.美味し.

その後,どう考えてもチャリで通るのは危険な銀河トンネルを抜ける.
実際,2019年のブルベでは参加者がクルマに追突されている.
少々荒れているが,ここは歩道走行を推奨.命には代えられない.

そして,三国峠まで一気に駆け上がる.良い天気だ.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

まだ朝が早いせいか,人の姿は少ない.
名古屋から来たというツーリングライダーに声をかけられる.

「小排気量だとしんどくないですか?」

いえ...普段はチャリなので,ずっと楽です(と変なマウント)

ここからは下り.
走行中は意識していないというか,楽天的というか鹿やクマの飛び出しの可能性を全く考えなかった.
そういや登りの途中,血の跡も生々しい小鹿の死体を見た.

糠平温泉街に到着.
観光センターでトイレタイム.

iPhone11 Pro

400の記念ブルベ2本は7/22の同日に行われる.
「旭川400」は11時発,「トカプチ400」は3時発.
最初はともに約100km先の三国峠を目指すのだが,時間的に出会うことはなさそう.

ここまでの時間経過だと,ほぼ「トカプチ」と同じスケジュールやな.

出発時,鹿発見.

iPhone11 Pro

下りの途中で国道を逸れ,道道478へ.
記憶に新しく,またQシートにある通り,この道がとんでもなく悪路.
道路の継ぎ目が深く,かつ連続する.まるで波状路.
確か2019年のブルベでも,ボトルが吹っ飛んだりメカトラが頻発したはず.

国道に戻り,本別町へ.
モンキーのガソリン残量計が2メモリ=2リットルになったので,念のため給油.
概算で4リットルは消費しているはずなのだが,なぜか2リットルほどしか入らなかった.うん?
ちなみにKaba3のKSRは5リットルほど給油.同排気量・同じペースでこれだけ燃費が違う.

iPhone11 Pro

本別のPC2を確認後,しばらく走るとKaba3からストップサイン.
Germin etrexが動作不良を起こしたらしい.
振動? 暑さ?

iPhone11 Pro

道の駅「うりまく」へ.
懐かしい.去年も寄ったな.

しかおい小麦グラベル+おまけライド(その1)

iPhone11 Pro

PC3「セブンイレブン新得町南店」.

iPhone11 Pro

昼食をとる店を探す.
新得と言えば「そば」なのだが,新そばシーズンでもなく,KazchariもKaba3もこだわりがないので,Google先生おすすめの店へ.

駅前にある定食屋(?)「暖笑」
ここが大当り.
Kazchariはチキンカツ定食を頼んだのだが,このボリューム!
カツ以外の総菜もめちゃめちゃ豪勢.
これで¥1,300は超お得.美味し.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

新得から次のPC「セブンイレブン富良野山部店」まで,バイクを交換することに.
去年KSRに乗らせてもらった時の感想は正直「パワフルだが乗りにくい(サスが固い)」だったが,Kaba3曰く,「いろいろいじったので大丈夫」とのこと.

KSRにまたがって,エンジンスタート.
ギアをローに落とそうと,チェンジペダルをがちゃがちゃ踏むが全く動かない.

そこへKaba3,「ごめんごめん.そいつ一番下がニュートラル.後はペダルを上げていくだけ」とのこと.レーサー?

おそるおそるアクセルを回す.
「うわっ」っつーくらいトルクフル.
モンキーと同じ排気量とは思えない.車重もだいぶ軽そう.

なんだかんだで狩勝峠を越える.
サスもなめらかになって,こりゃ楽だ.
小型バイクとは思えない走り.
シートに慣れていないせいかすぐにケツが痛くなったけどな.

PC4に到着.
冷たいモノが欲しくなり,ちょっと贅沢に¥300のアイスを購入.

iPhone11 Pro

布部から富良野市内をパスし上富良野に向かう通称”斜め道路”に入る.
2019年のブルベでは,ここを走っている時に夜明け.
美しかった...(ただし変なテンション)

前回はそのまま国道を通って北上したのだが,今回は上富良野名物「ジェットコースターの道」を通るルートに変更された.
風景としてはこちらの方が良いのだが,この終盤のアップダウンは結構キツそう.

iPhone11 Pro

で,いつもの美瑛練習からの帰り道をなぞって旭川市内へ.
ゴールの「セブンイレブン旭川緑東大橋店」着.

iPhone11 Pro

到着時間は16時14分.
スタートしたのが6時ちょっと前だったので,おおよそ10時間の行程である.
長丁場だったが,二人で走るとあっという間でした.

iPhone11 Pro

うん? 何かおかしい.

Kazchari場合,400ブルベだと約19時間かかる.
今回のオートバイによる走行時間は約10時間

今日のモンキーのAveスピードも決して遅くなかったはず.
ほぼ制限速度で走っている(性能的にもスピードが出ない).

確かにブルベ時に比べると休憩時間は長くなるが,何時間も停車しているわけではない.

なのに...チャリと比較して所要時間は”たった”半分だけ.
なんてこった.パンナコッタ.

やっぱ,チャリはおかしいわ.まさに人力最強.

ただし盲点もある.

今回のガソリン消費量は約6リットル.
単純計算でリッターあたり66.6kmとなり,最近のガソリン価格だと¥1,000ちょい.
これはこれで125ccバイクのコスパの良さもわかる.

チャリだとそもそも燃料不要だから,同距離を安く走れる...と言いたいところだが,そうはいかん.
乗り手(ライダー)の燃費が悪すぎる.
PC,その他のコンビニ休憩時の補給回数や量を考えると,チャリの方がコスパ悪いかもしれん.

iPhone11 Pro

まぁ,いずれにせよ,あらためてチャリ,いや,自転車という乗り物のスゴさ,運動変換効率の良さを実感じた一日でした.
楽しいね.

それでは,7/22の「2023BRM722旭川400(ACP・BRM400㎞100周年記念BRM)」に出走される方,ご安全に.

『映画を早送りで観る人たち』を読んだ

2023/7/7 Fri

倍速視聴はしないけど

7/1より『ツール・ド・フランス2023』が始まった.

例年だと,一週目は出場選手の顔見世.
つまり,個人TT,スプリントステージ,丘陵ステージ,週末に一級山岳1つだけステージなど,ヴァリエーションに富むものの,まったりペースでスタートすることが多い.

だが今年は別物.

珍しくラインレースとなった第1ステージから全力全開.
早くも総合2強のポガチャルとヴィンゲゴーの争いが見られるなど,とんでもない展開.

第4ステージのスプリントもサーキットゴールが大混乱を産んだ.
道が広すぎ=ライン取りの自由度が高すぎて落車続出というスペクタクル.

そして,まさかのポガチャル失速からの倍返し!の第5,6ステージ.
面白すぎる.

今のところ天気も良く,悪天候続きだったジロの陰鬱さとは真逆.
毎日楽しみにしている.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

さて,そんなツールだが,Kazchariは例によってJ-SPORTSオンデマンドの月払いパックで視聴中.

毎晩たいてい21時前後に放送開始となる.

とは言え,ずっと画面を見続けているわけではなく,山場を除き,洗い物やらZwiftなど何か別のことをしながらという,ラジオ的な活用をしている.
トイレ・浴室にも持ち込むけどな.
毎晩23時半には就寝するので,そこで視聴は中断.
続きは翌朝,というルーティン.

そう,ロードレースは中継時間が長いのだ.
一時,スーパースター・ペテル・サガンが「このスポーツは退屈すぎる.オレだったら最後の5分くらいしか観ない」なんてことを発言して物議をかもした.

確かに.

コスパ,タイパとうるさい昨今,競技時間が5,6時間かつほとんどの画面が「おっさん達のサイクリング」というエンタメが生き残っていること自体が奇跡.

さて,先日,このコスパやタイパ志向がすっかり強くなった現代人による映像作品の視聴スタイルについて言及した書籍『映画を早送りで観る人たち』を読んだ.

映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書)

最初にこの本について知ったのは,数ヶ月前の岡田斗司夫ゼミだったかな.
そこで興味を持ち,図書館に予約を入れたのだが,人気本のためか,なかなか確保できなかった.それをようやく読了.

さて,内容をざっとまとめる,

最近,映画やドラマ・アニメなどの映像作品を倍速再生や飛ばし見視聴する人が増えている.
具体的には「会話のないシーンや風景だけの描写シーンは飛ばす」「連続ドラマのサブキャラのエピソードは飛ばす」など.
さらには「後悔したくないのでドラマ視聴前に先にネタバレ・考察サイトを読む」などのコスパ志向.

これらの行動,Kazchariには,この本の著者同様,作り手に敬意のない失礼な態度と感じらたのだが,本人たちは「買ったモノはどう扱おうが個人の自由」という思考.

こうした人が増えたのは以下の理由.

1)サブスクが普及し,膨大な作品をチェックする時間に追われている.
映画館に行く,ビデオを借りるなどの手間が不要な分,視聴が手軽になりすぎた.

2)SNSで共感し合いたいので,多くのコンテンツを知っておかねば.
多数の人と話を合わせるため,もしくはマウントをとるためには,とりあえす流行りのコンテンツを押さえておく必要がある.

3)全てをセリフで説明する作品の増加.
登場人物自身が状況,心情をセリフで丁寧に説明しまくり.構図や風景,表情からキャラの思惑を類推しなくてもよい=画面を観続ける必要がない.

ようするに,視聴が手軽になったコンテンツをできるだけ多く,早く”消費”したいという効率化が何よりも優先されている.
だが,それはもはや”鑑賞”とは呼べない.

一番驚くのは,ネタバレ禁どころか,むしろ自分からネタバレ・考察サイトをチェックしてから,その作品を観るかどうか決める人がいるということ.
ハズレを引きたくないというコスパ志向に加え,「予想外の展開や心が揺さぶられる内容は疲れるから避ける」という驚愕の理由.

現実の生活で心身ともに疲れ切っているのに,単なるエンタメに芸術性や高尚さなんぞは求めていない.ただ楽しみたい.ひたすら見たいものだけを観たい.激しい感情を喚起させられたくはない...

世の中ハラハラドキドキ,喜怒哀楽も全て体験してなんぼと考える厨二なKazchariには理解できん.
単なる現実逃避に思えるけどな.

...と,こうしたコスパ・タイパ至上主義者に賛同しかねるのだが,次の一文で論破されてしまった.

「自分もAVでは早送りする」といったお茶目な反応が複数あった.たしかに,“目的”のために“物語”を無視して“お目当てのシーン”だけを“繰り返し”視聴する映像ポルノは,快適主義が求めるものと要素としては同じだ.

えー,はいすいません.
ヒトなんて根っこのところではみな同じ.
優劣はないっつーことやね,きっと.

それでも,現代社会のこの膨大なコンテンツの海に放り込まれた結果,「ヒマ恐怖症」になりがちなのも確か.
少しでも時間があれば,スマホを手に取り「情報」という名のエンタメを注入され続けてる.

「我々は暇を恐れすぎている」と,エライ人が言っていた.
つまり脳を休ませて,これまでの知識や経験を整理整頓する時間が必要.
そうでないと,脳が汚部屋になるだけ.
ようするにデジタルデトックスが重要ということやな.

そこで登場するのはやはりチャリ.

「ツール」の放送もダイジェスト版があるけど,やはり同じような画面が延々と流れるLIVE中継を,ダラダラと酒でもチビチビ飲みながらボーッと観るのが心地よかったりする.

そして何より,頭からっぽにして夢を詰め込めるブルベがやっぱり最高.
例えば400ブルベの200~300kmの間なんて,究極の退屈さ.

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

チャリこそ人生を満足させる最強のコンテンツ!...と言いたかっただけ.

「MINOURA MoZ-Roller」のメンテとパワーアップ

2023/7/1 Sat

魔改造ではありません

iPhone11 Pro

ロードバイクの室内練習用として,2台のローラー台を使い分けている.

1台はダイレクトドライブのスマートトレーナー「Tacx Neo Smart」である.

iPhone11 Pro

2018年に海外通販のWiggleにて¥110,000ほどで購入.
今よりかなり安い.
そうかぁ,もう5年になるのか.
Zwiftで毎日使っているが,ノーメンテで運良くトラブルなし.

もう一台は定番の3本ローラー「MINOURA Moz-Roller」

iPhone11 Pro

こいつは最初のロードバイクとほぼ同時,つまり2006年から使っている.
となると...17年モノか.丈夫だ.

この2台,特性がまるで違う.

スマートトレーナーはZwift用,つまりゲーム的に楽しめている.
坂道やダートでの抵抗付加機能も面白い.
Kazchariはめったにやらないが,トレーニングやレース参加もパフォーマンス向上に効果的.

選択したコースによっては,アニメや映画を観ながらダラダラと漕げる.
ブルベの練習になっている?

当然,昔ながらの「3本ローラー」の方が実走に近いのは確か.
バランスが重要,つまり全身を使って漕いでいる.
そして油断すると落車する.

念のため,Kazchariはベッドの横に設置している.
これで,いつ転けても安心・安全(そうか?).

前方に鏡があるとフォームのチェックにもなる.

ただしダンシングができないので(技術の問題),長時間乗るとケツが痛くなるのが困る.

そして最大の欠点は...うるさいこと.
振動もスゴいらしい.

Kazchariは2階で使用している.
防振マットや防振ゲルなどを使って色々と対策しているものの,先日,とうとう階下にいた家族から「うるさい」とクレームが来た.

イヤホンをしているので自分でわからない.

ただし,このMoz-Rollerはもう17年も使っている.
なのに今さら苦情とは...

とうとう故障?

つーことで,調査および修理を試みることにした.
参考にしたのが以下のサイト.
さすが人気商品,レビューがたくさんある.

ミノウラのサポートデスクにモッズローラーのメンテ法を訊いてみた

ミノウラ モッズローラー(3本ローラー)の異音対策

【効果あり】3本ローラーを末永く使う方法|ローラーローテーションで寿命は3倍

確かにローラーの溝付近,赤いプラが削れて,防振マットやベルトが粉まみれになっている.
つまり2つ目のサイトの状況に近い.
参考にしてローラーを分解してみる.

iPhone11 Pro

ナットのサイズは17mm.
自転車用工具では見かけないサイズだが,オートバイでは使う.
ゆえにすでにメガネレンチを所有していた.

トネ(TONE) ロングめがねレンチ(45°) HPM45-1719 二面幅17×19mm

うん?

参考サイトにあるような,赤い樹脂が削れてクルクル回ることはない.
ローラーを降っても異音なし.

つーことで,これ以上の分解はせず,ローテーションだけを行うことにした.
つまり後輪用を受ける前と後ろの2本を入れ替えた(前の方が負荷が高いはず)

そして組付け.
なぜか真ん中の支持プレートのネジが締め付けできなくなった.
ネジ切ってしまった?
仕方なく強力両面テープで対応(問題なし).

さて,ここからが本番.
先日購入したこいつを取り付ける.

iPhone11 Pro

買った理由は...もちろん,レース前のアップ用だ.

恥ずかしい話だが,以前ノーマルの3本ローラーをクルマの横に設置し,アップを試みたが,転倒・落車が怖くてできなかった.
スピードに乗る=回せば安定するのはわかっているのだが,度胸がなかった.

でも,これなら安心.

そして朝からDOMANEEMONDAの洗車と整備.
明日のレース車両の最終選定.

まずはDOMANEをヒルクライム仕様にチェンジ!

- 軽量ホイール(BONTRAGER Aura5からParadigm Eliteへ)
- タイヤサイズが28から25cへ
- TPUチューブ
- サドルをペラペラの中華激安カーボンに
- レックマウントのステーを外してサイコンはステム直付け
- 閉鎖コースゆえ,ライト,ベル,ツールケースを外す

これで重量6.9kg.

で,機材ドーピングと意気込んで購入した新車のEMONDA.
そのカスタムは「ライト,ベル,ツールケースを外す」のみ.

これで重量7.6kg.

おっ,意外にもDOMANEの方が700gも軽い(そりゃねぇ).

ホンマはあの大チョンボさえなければ,EMONDAもさらなる軽量化ができてたのになぁ...

機会損失~ ボクは...取り返しのつかないことをしてしまった...

はい,つーことで明日のレースはDOMANEで.
これはあれやな.
某キリンさんが,デカ尻との決戦であえてカタナで挑むのと同じやな(意味不明).

早速,庭にMoz-Rollerを持ち出して,DOMANEを接続.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

ピンディングシューズを履いて乗ってみた.
見た目不安定だが,意外にガッチリ.
よくできている.
一応,マニュアルには「ダンシング禁止」と書いてある.

漕いでみる.
おおっ,普通だ.
ノーマルローラー時より,若干後輪荷重に思われるので,こればっかり使っているとタイヤの摩耗が早そうな気がする.
ああ,そういや昔一時使ってた固定ローラーがそうやったな.

つーことで(自分との)決戦の準備はできた.
後は前回の記事通り,栄養管理をして明日に備えよう.

ヒルクラ大会前の栄養管理

機材は用意できた.
明日のスケジュールを確認.
以下の記事を参考.

レースモードに切り替える、ハシケンおすすめのウォーミングアップとは?|ヒルクライムデビューガイド

4:00 起床・朝食
5:00 出発
6:00 受付
6:20 ~ 6:50 アップ
7:20 移動
7:45 整列開始
8:00 スタート

アップは徐々に強度を上げていくが,トルクよりケイデンス重視で.
最後の10分はクールダウン.

さて,どう戦い抜くかな.

iPhone11 Pro

ヒルクラ大会前の練習と道内穴場キャンプ(その2)

2023/6/25 Sun

健康な生活

iPhone11 Pro

晴れ.温度:27 ℃,湿度:47%,体感温度:27 ℃,風速:4.9 km/時,風向:NW

キャンプ初日はたいてい熟睡できない.
慣れるまで2泊は必要.
昨夜は21時に横になったものの,まどろみの中,4時前には動き出す.

あれ?

7時間睡眠?
いつもより寝てるかも.
ただし横に寝ている息子に蹴飛ばされた記憶もある.

暑くもなし,寒くもなし.
ちょうどいい気温.

昨日も思ったのだが,このキャンプ場,虫があまりいない(ゼロではない).
羽虫系よりも,地面から飛んでスネあたりをかじるノミ系の方がやっかいなのだが,そいつらもいない.

おまけに,芝なのに夜露べったりもない.
タープが多少結露するぐらい.

季節のせいかな?
ちょっとないくらい快適な環境である.

もちろん既に外は明るい.
息子も起きてきた.
ショートスリーパーは遺伝するのか.

ショートスリーパーとベジタリアン

階段を下りてトイレへ.

自販機でブラックの缶コーヒーを2本購入.
コーヒーミル,フィルターなどは持参していたのだが,情けないことに豆を忘れた.
この缶コーヒーを沸かして飲むことにする.

チェアに座り景色を堪能.
ホンマにロケーションが素晴らしい.

ちなみにここエルム高原家族旅行村キャンプ場は通年オープン,つまり冬キャン可能な場所としても有名.
アクセスも便利だし,温泉も近いし,料金も安いしで冬キャンデビューに最適.
おっと,これは...

同僚とその息子も起きてきた.
なんでもかんでもホットプレートな「焼きそばパン」およびバナナの朝飯.

プレイリストから「朝の音楽」的な曲を選択.
今回始めて使用するこのスピーカーなかなか良い.

JBL CLIP4 Bluetoothスピーカー USB C充電/IP67防塵防水/パッシブラジエーター搭載/ポータブル/2021年モデル オレンジ JBLCLIP4ORG

本来チャリに装着して音楽を流し,クマよけに使うつもり用.

ただしぃ...食器洗いのために炊事場に行ってテントに戻ると...

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

インスタントラーメンの中身がカラスにヤラれた.
これで2回目である.ウキーッ!

iPhone11 Pro

まったりとした時間を過ごし,7時過ぎには撤収作業を開始.
なんと8時半には,全てのギアをハスラーに積み込んでしまった.
一晩過ごしたものの,ほとんどデイキャンのような早業.

「もう帰るの?」という不満げな息子の声を無視し帰宅の途につく.

こんなに天気が良いのだ.
早く家に帰ってチャリに乗りたい ← ワガママ.

つーことで,あっという間に今年初のキャンプ終了.
紅葉の秋だけでなく,真冬にも来たくなる穴場でした.
おすすめです.

さて,昼前には家に戻る.
ギアを片付け,干すものを干す,洗うものは洗い,息子に昼飯を食べさせ,早速ライドへ.
もちろん,今日もEMONDA

気温は30℃近い.
今年一番の暑さだろう.

半袖半パンなので日焼け止めを塗る.
昭和基準だと,黒い方がかっこいいっちゃあかっこいいが,疲労感が増してしまう.
何より肌のダメージ⇒皮膚がんリスクが怖いしな.
健康第一.

日焼け止め アグレッシブデザイン トップアスリート サンプロテクト ファイター 62g

向かうは涼しい所=標高が高い...と言えば時間もちょうど良いし,久々に旭岳を登ろう.
セグメントのゴールであるロープウェイ乗り場はさぞかし涼しいに違いない.

iPhone11 Pro

サイクリングロードを通って東川へ.
ジャングルである.

iPhone11 Pro

ついこないだのイベントで走ったのと同じルート.

Topstoneな第6回キトウシ国際サイクリング

前回はグラベル.今回は軽量ロード.
アウター縛りで少し踏んでみる.
ラスボスは旭岳なので抑え気味に.

さほど無理せずのんびりと湧水公園着.
水を補給.

不思議なことに,これほど天気が良いのに,サイクリストに全然会わない.
いや,天気が良すぎて暑いのか.

で,ここから登攀開始.

旭岳は十勝岳のようにずっと登り,というわけではなく,二区間ほど平坦or下りポイントがある.ここで踏み倒してタイムを稼ぐ.

引き足とダンシングを適度に入れ,脚の疲労を防ぐ.

心なしかいつもよりペダルが軽い気がする.

ハァハァ,ゼイゼイとロープウェイ乗り場到着.

iPhone11 Pro

自己ベストに次ぐタイム(約15秒遅れ).

ただしベスト時はふもと(湧水公園)にクルマデポ,および軽量化したDOMANEで登ったと思われる.

今回は自宅から自走.
特に軽量化にこだわったわけではないので割りと重い.
やはりEMONDAの登攀能力は高い...ということか.

うわ,週末の機材選択,悩むなぁ...

『旭ヶ丘ヒルクライムアタック2023』にエントリー!~坂バカ宣言

さて,ビジターセンターで神の飲み物(赤コーラ)を堪能.

iPhone11 Pro

下りますか.
確かにふもとに比べれば涼しいが,それほどでもない.
このまま半袖ジャージでもいけそうだったが,新兵器のミニ・ジレを投入.

iPhone11 Pro

Morethan サイクリングウィンドブレーカー ベスト ノースリーブ ショート丈 メンズ WVP-030

丈がやたら短い=コンパクトという,夏場のヒルクライム⇒ダウンヒルに最適という触れ込み.
デザイン性は皆無だが,そのアイデアがベネ.

iPhone11 Pro

旧ビジターセンター.
近いうち取り壊されそうな雰囲気.
お世話になりました.

iPhone11 Pro

いつもの「旭岳温泉」モニュメント.
さすがに雪はない.

下り続ける.
いつも思うが,よくこんな道,登ってきてるな.
ホンマ,ヒルクライマーってアホやと思います(ホメ言葉)

元々ダウンヒルが苦手な上に,例の落車事故以来,路面状況に敏感なKazchari.
ディスクブレーキをキーキー鳴らしながら下る.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

北海道の場合,夏と冬の寒暖差が激しいためアスファルトにぽっかり穴が開いていることがる.
それに加え不快なのが段差.
一定間隔で「ゴツン,ゴツン」と来る.

特にEMONDAのようなサスなしで硬いフレームだとなおさら.
(それと真逆なのがTopstone

振動だけならまだしも,とうとう機材に実害が...

そう,サイコンマウントである.

「かっこいいから」とネットの海を探し回って入手した「K-edge」
海外通販(Bike-inn)で購入したものの,むこうの手配ミスで,なぜか「水中マスク」が送られてきて,そのクレーム対応やらなんやらで大幅にストレスを感じた.

海外通販でトラブル!

ようやく手に入れて,EMONDAに取り付けたものの,段差の振動でジョイントがサイコンとライトとベルの重さに負けて,垂れ下がってしまう.

重すぎるのだろうか?

プロが使っているものだからと選んだのだが,そもそもプロはレース中,サイコンしかつけてない.

一方,一般人はサイコンの他,(なぜか)金属性のGoProマウントライトとベルも装着という,明らかに重量過多.

垂れ下がりの修正を諦め,いつもの橋の上で状況をチェック.

iPhone11 Pro

なんてこったパンナコッタ.
2つあるネジのうち,片方が振動で取れてなくなっているじゃぁあーりませんか.
こらあかんわ.

iPhone11 Pro

時刻をみると16時前.
クランカーさん,何時までやってたっけ?

つーことで,遠回りのライドを諦めてクランカーさんを目指すことに.
そうそう,ミニ・ジレ,役に立つ.

ここからは下り基調.
ダムを越えてサイクリングロードを走り,17時前には店についた.

ちょうど,他のお客さんの納車中.
白地にメタリックレッドの「X-Caliber」か.
かっこええな.

で,ご主人に相談.
「K-edge」の保持性がイマイチ信用ならんので,BONTRAGERのブレンダーシステムへの変更を相談.

Blendr システム

残念ながら店頭在庫になく,取り寄せになってしまった.
どうやらエアロハンドルも種類ごとに対応品が異なるらしい.

その入荷待ちの間,サイコン垂れ下がり応急処置として,4mmネジをつけてもらう.
少々大きめなものの,六角穴のサイズが大きくなり,がっちりホールド.

うん?

これでいいやん.

帰宅して工具箱にストックしている手持ちのネジから適合するモノを探す.
おお,少々デカいけどぴったりやん.

iPhone11 Pro

元々のネジがあまりにヤワだったということか.

つーことで,EMONDA尽くしの三日間.
その間,キャンプに行ったりとやたら充実した週末だった.

Di2の充電切れだったり,今回のサイコンステーの緩みとか変なトラブルもあったけどな.

夏らしくなってきた北海道.

なんだかんだで次回ブルベはBRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)に参戦決定.エントリー完了!

さーて,来月のブルベさんは?~悩ましの400

2023/6/21 Wed

三度目.

iPhone11 Pro

2年前から続く「BRM100周年記念ブルベ」シリーズ.

2021年は200km,2022年は300km,そして今年は400kmブルベがその対象となる.

通常のブルベと何が異なるのか?
特別デザインのメダルがもらえる(購入できる)のだ.

iPhone11 Pro

Kazchariも例にもれず,限定品に弱い.

ただし,その年に行われる同距離のブルベ全てが対象となるわけではなく,ある特定の日に指定のブルベに参加する必要がある.

北海道の場合,ブルベ開催団体がAJ-HokkaidoRandonneurs Sapporoの2つがあり,その記念ブルベの開催日もバッティングする.

すなわち...

【2021年:200km】(※予定)

BRM911北海道200km石狩(AJH)

BRM911旭川200(RS)

ただし2021年のブルベ界は大混乱.
新コロまん延からの非常事態宣言発令により,ほとんどのブルベが中止か延期.

上記「200」に関しても延期扱いとなり,2022年それぞれ以下の名称で開催された.

BRM1002北海道200km石狩(AJH)

BRM911旭川200(RS)

そう,延期によって日程がズレたのである.
これぞ正に怪我の功名.
おかげで記念メダルを2個Get!
100年目の奇跡...なのか?

iPhone11 Pro

それぞれの記事は以下に.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

【2022年:300km】

BRM611北海道200kmトトロ(AJH)

BRM611当丸コースター300(RS)

なぜか昨年は「記念ブルベ」に参加せず.
うーん,今考えればどうしてエントリーしなかったのだろう?
謎だ.
「当丸」なんか面白そう.

で,本題.

【2023年:400km】

BRM722北海道400kmトカプチ朝駆(Centenary of BRM 400)(AJH)

2023BRM722旭川400(ACP・BRM400㎞100周年記念BRM)(RS)

特別メダルが欲しいので,どちらかの「400」に参加するのは決定事項.
つい先日までは「旭川400」一択だったのだが,ここに来て悩ましい状況に...

RSの”中の人”から「開催前に「旭川400」のルートを試走しませんか?」とのお誘いを受けた.チャリではなくオートバイでである.

うれしい申し出である.
少し考えた後「行きます」と返事した.
モンキー125でも400kmはなかなかの距離だが,それはまぁ,なんとかなるでしょう.

問題は試走数日後に同じルートをチャリで走るのは,なかなかのMプレイ...

そこで浮上してきたのが「トカプチ」である.
昨年も出走した.

Audax Japan BRM618北海道400kmトカプチ(その0)

ただし今年は内容が大幅にアレンジされている.
コースそのものに大きな変化はないが,周回が時計回りになった(前半が山岳なのは同じ)

一番の目玉はそのスタート時間.
なんと深夜(早朝?)3時発である.

距離的時間的に昇る朝日を浴びつつ,三国峠を登る感じか.
ゆえに「朝駆け」が付く.

夜間に動物多発地帯を走るのに抵抗があったが,あらためて考えると既に明るいかも(もしかしてクマの活動時間?)
それに時間や周り方が変わったことで,新鮮な気分で走れるかも.

遠征に関しても,前日に帯広入りすればヨシ.

日帰り銭湯に営業時間ギリギリまで仮眠しつつ居座り,閉店後に道の駅「おとふけ」まで移動.
セッティングしてたらスタート時間まですぐのはず.

そんな都合のいい施設ははたして...あった!

天然温泉 やよい乃湯

つーことで,すっかり2年連続「トカプチ400」への参加に,大いに気持ちが傾きつつあるKazchariでした.

いずれにせよ,最も過酷と言われるのが「400」.
同時にブルベの面白さは,”眠れない夜間走行”が入る「400」からとも...気合が入るね.

エントリー締切日まで,予断を許さない状況.
楽しいね.

iPhone11 Pro / 2022年6月18日撮影