2021/6/3 Thu
いつまで走れるのだろう
Scattered clouds, 17°C, Feels like 17°C, Humidity 77%, Wind 2m/s from N
ステージ優勝候補2名のみにとんでもないトラブル(パンク&落車)が襲い,順当にベルナルがマリア・ローザを獲得した『Giro d’Italia』が終了.
2020年に続きINEOS連勝だが,レース的には昨年の方が面白かったかな(最終ステージ同タイム決戦はなかなかない).
まぁ,演出があるわけではないので,誰かのシナリオ通りには進まないのがレース.
現地放送局の編集なのだろうけど,最終ステージ表彰式後に全ステージのハイライトをまとめた映像が流れる.
これがまぁ,情緒的な音楽と相まって実によくできている.
この3週間(毎日3~5時間の放送)は視聴者にとっても”死闘”(寝不足).
この映像を観ると,まるで選手とともに完走できた気分になって,正直,泣けます.
だからレース鑑賞はやめられない.来年の『Giro』も楽しみだ.
それにしても,ここ数年のチャンピオン,カラパス-ゲイガンハート-ベルナルがみんな(現在)同チームにいるとは...
そして迎えた『Critérium du Dauphiné』.
Jsportsの契約をそのままにしているので,こちらも初めて生視聴.
『Tour de France』と”ほぼ”同じメンバーが出場,つまり前哨戦とされるレース.
グランツールに比べると,良くも悪くもゆるく鑑賞中.
それでも,第4ステージでフルームが,あのフルームが個人TTで後方から走ってきた選手に抜かれる日が来ようとは...衝撃の映像だった.
まるでアリス『チャンピオン』の様.
どう考えてもツール5勝目は難しいだろう.
個人の能力,チーム力ともあまりに弱い.
2022年? 年を追うごとに肉体は衰える.時の流れは残酷.
いつも読ませていただいている「ロードバイクはやめられない」というブログにこんな記事があった.
2021シーズンに最も高い給料をもらっているライダーは誰? 1位となんと~
フルームにのしかかるプレッシャー.
いわゆる誹謗中傷もひどいんやろなぁ...
続く第5ステージ.
ZWIFTを終え,オンデマンドにつなげると既に残り10kmを切っていた.
集団には結構な数.逃げてる選手もつかまりそう.
「今日も集団スプリントか」と観ていると,残り1kmちょいの最終連続コーナーの手前で白いグラサンの「G」ことゲラント・トーマスが先頭に!
ここは通常,スプリンターとちゃうの!?とびっくり.
これは不味いと,後方からグリーンジャージのコルブレッリが猛スパート.
しかし,ほんのわずかの差で「G」が勝利!
いやいや何すんの! (ベテランの)総合系ライダーが?
つーことで「G」を含む,INEOSやはり強し.
ツールでの勝利のみに照準を合わせているログリッチェやポガチャルとの対決が楽しみである.
オリンピック? 何それ?
と,レースネタは置いといて.
今日は久々の晴れ.
午前中休みをとって3時間程度のライドに出かけることにした.
時間制限があるため,馴染みの定番コースへ.
毎回書いている気もするが,何度走っても飽きない道だ.
そらそうだ.全国のライダー,チャリダー憧れの美瑛だ.
自宅を出て30分でこの風景.
絶景閾値が高くなりすぎて困る.
今日は風向きが非常によく,巡航速度がかなり上がった.
体力的に余裕もあったため,いくつかのSTRAVAセグメント,順位アップに挑戦.
結果は...うーん,いずれもベスト10内に入れず.
次回こそって,その次回=未来はいつまで存在するのだろうか.
もちろんプロ選手ではないけれど,以前は「伸び続けるもの」と思い込むことができたチャリのスキル.
やがて伸びが止まり,落ちていくのが自然の流れとはいえ,寂しいものである.
おや? これって初老期うつの徴候なのか...
「のんびり走って楽しめたらいいや」と思える境地には,まだ達していない(あくまで主観).
たかが趣味なんやけど,まだ改善・向上を目指したい.
フルームになるのか,「G」になるのか?
「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」となるのか...