高額海外自転車ツアー~どんな人が行くんやろ?

2024/2/1 Thu

思い出と節約と

人生最初の海外旅行はケニア-インド-ネパールの旅.
ツアー参加ではなく,完全に個人旅行.
いわゆる格安航空チケットをHISから買っただけ.

1990年の話なので,ぼんやりとした記憶しか残っていないが,伊丹-ボンベイ-ナイロビのエア・インディア往復チケットで25万くらいしたと思う.

これに加えて3週間分の宿やら食事代,それにケニアでのキャンプサファリツアー参加代を加えると総計で32万くらいといったところか.

大学の卒業旅行だったが,その割にはけっこう金持ってたな,当時は.

時は流れ,会社をやめて出かけた無期限・東南アジアバックパッカーの旅
80万円分のT/Cを腹巻に隠して出発.
その10ヶ月後に睡眠薬強盗に遭い,パスポートと40万ほどのT/Cを盗まれて旅が強制終了した.とほほほ.これぞ盗難アジア.

専門学校を経て,まっとうな社会人のふりをしていた頃は海外旅行に行かず,もっぱらオートバイによる国内キャンプ旅.

その後,2年間ほどジャマイカに滞在.
帰国直後,ヨメさんと地球一周の旅にでかける.
確か3大陸プラン(北米・南米・ヨーロッパ)で一人37万ほどのチケットを購入.
当時は文字通りの分厚い紙のチケット.一路線使用したら一枚ずつちぎっていくのが味わい深い.
80日間ほどの旅で,2人で総額200万ほどかかったかも.
アラスカフィンランドのせいだ.

北海道に引っ越して再就職後は,GWや9月の連続休暇でダイビングツアーに参加することが増えた.
「南の島で潜る」という目的がはっきりしているなら,個人で手配するより安いし効率的.
10日間ほどのツアーで10~15DV付で,毎年35万ぐらい払っていたか.
最後に潜ったのはインドネシアのラジャ・アンパット.
2019年12月のことである.

2019年のラジャ・アンパットダイビングクルーズ(1)

ダイバーなら誰もが一度は憧れる地の一つ.
普通にツアーに申し込めば(当時で)60万近かったように思う.
ただ,この年はツアー説明会参加特典のじゃんけん大会で見事勝利し,クルーズ船半額チケットをゲット.そのおかげで総額40万台に収まった(それでも高けーわ).

上には上があって,ハイエンドの「ココ島」(コスタリカ)や「ガラパゴス島」(ガラパゴス)になると,100万越え.
もはや庶民が出せる額ではない.

以前,クルーズ船でご一緒した,とあるマダムは「ガラパゴスは3回行った」とおっしゃられていた.どこの大富豪

まぁ,この人ほど極端でなくても,ダイビングツアーに参加されているメンバーはお金持ち(=医師,看護師,社長業,大企業の役職)が多かったなぁ.

ついでに言うと年配者も.
あるクルーズ船では40代後半だったKazchariが一番年下だったこともあった.

ダイビングツアー以外で印象的だったのが,先日の記事でも少し触れた「ボルネオ島縦断ツーリング」

バイクでボルネオ島縦断ツーリング

成田からの往復チケット,レンタルバイク,全ての宿・食事代がついて驚きの23万円
途中で合流した旅行会社の社長さん曰く,「今回はモニターツアーなので」とおっしゃっていたが,絶対赤字でしょ,これ?
当時も今も格安.
もし,今この値段であの内容のツアーであれば,また行くね.
まぁ,このダンピングのせいかどうかが知らんけど,会社はつぶれてしまったわけだが.

同行していた「ダヤン」で有名な池田さんがエッセイを出しておられます.

話を戻す.
新コロのせいで中断していた海外旅.
この度,ようやく復活!

さらにチャリ沼に沈み込んだKazchari.
となれば「次の海外旅行はチャリで」という選択肢が浮上して来てもなんの不思議もない(後付け).

まずは,チャリで海外と言えば,まず思いつくのがグランツールの舞台,ヨーロッパだっ!
ツアーなら専門の旅行社がある.

フェロートラベル

えー,はい.
わかりますが,驚きの値段.
目玉のツール・ド・フランス観戦ツアーだと...

ツール・ド・フランス2024観戦&サイクリングツアー

特に燃料サーチャージがとんでもない.
ハイエンドロードが一台買える(そこ?)

レース見学抜きのライドツアーだけでも...おっ,おぅな価格.

ドロミテサイクル・ハイライト10日間

実は数年前にこの会社のツアー説明会に参加したことがある.
一人参加だとシングル部屋代がかかるのが残念だった(諦めた).

ヨーロッパ関連だとやはりPBPが気になる.
2023年大会だと,ツアー47万,個人手配で53万という情報がある.
やはり燃料サーチャージ代がエグイが,ツアーと個人に思ってた以上に差はない.
むしろ手間暇はおさえ,走りに集中したいのならツアーの方がコスパはよいように思われる.

とまぁ,こんな感じで検索していると面白い代理店を見つけた.

風の旅行社

うおお,ツアーで組まれているエリアが実に好みだ.
で,この会社が現在プッシュ中なのが,アマゾンしかもマチュピチュを含むサイクリングだ.

8/30(金) 南米・ペルー -アンデスからアマゾンへサイクリング11日間-

これは素晴らしい.
南米の上半分は老後の楽しみにとってあるのだ(ハードすぎやしませんかね?).

で,肝心の料金は...絶望の120万円

もはやツール観戦を越え,ガラパゴスダイビングと同等だとは...

いくらリスクの高い南米とは言え高すぎでは?
あぁ,そうか,完全武装のボディガード付きか.

マチュピチュと言えば,今こんな話題が...

世界遺産・マチュピチュ入場券をめぐり 地元業者が抗議デモ 観光客にも影響広がる

さすがの不安定さ.
そのうちエアーズロックのように登頂禁止になったりして.

てな感じで,海外の自転車ツアーをざっくりと調べてみた.
想像以上に費用がかかる(ようになった).
それでも企画が立ち上げられ,催行人数が埋まることを考えると,こうした大名ツアーにポンとお金を出せる層もまだまだいるということか.

ちなみにKazchariの「環島」は総額20万ほどと考えている.
うち,航空運賃ですでに半分は使っているけど.

まぁ,ケチり過ぎて観るべきものを観なかった,すべきことをしなかったと後悔するは嫌なので,そのあたりの審美眼,直観への信頼が重要やけどな.

まっ,一生に一度の思い出のつもりで楽しみましょう.

旅,特に海外旅行ほど最高の娯楽は存在しないのだから.

自転車業界がヤバいことに

2023/12/8 Fri

栄枯盛衰

ここ数年は(何度目かの)ロードバイクブームだったらしい.
爆発のきっかけは,なんと言っても『弱虫ペダル』だろう.

弱虫ペダル

Kazchariは連載前からチャリに乗っていたので,ブームにのっかったわけではないが,なんだかんだで新刊を購入し続けている.
最新刊はなんと87巻.

弱虫ペダル 87

2年目のインターハイがあまりに“アレ”だったが,それでも面白い.
今ではすっかり減ってしまった手書きならではの粗削りな躍動感が良い.
これぞ少年漫画である.

その存在を知らなかった頃,グルメフォンド系のイベントにて,どうみても高校生ではない女性が「総北高校」だの「箱根学園」だのと描かれたジャージを着ているのを見て,不思議に思っていた.あれは何のコスプレなのかと.

Kazchariも2017年に大枚はたいて「TREK DOMANE SLR7」を購入し,ヒルクライムレースやらブルべに本格参入.
速く快適に走るために小物や工具,ウェアにこだわるようになった.

そんな時知ったのが,「自転車商品は海外通販の方が圧倒的に安い」という事実.

流行り初めたスマートトレーラー(TACX NEO)も国内で買うより¥30,000は安く買えた(初代モデルで約11万円).

バッグや工具類も半値近かった.
ウェアに関しても,安いだけでなく,海外メーカーはデザインも豊富っつーか独特.
試着できないだけにサイズが心配だったが,胸囲さえ合わせればXSかSサイズで問題なかった.
注文してから商品が届くまで3週間ほど待つこともあり,また未達や誤配もゼロではなかったが,たいていはちゃんと届いた.

ツール100周年記念大会の2013年からは,ロードレースをオンデマンドで視聴するようになった.
老舗のJSPORTS,ジロの放送権をぶんどったくせにすぐに放棄したDAZN,そしてそのジロを救ったGCNとスポット契約.

GCNは元プロ選手の土井ちゃんをメインに「GCN JAPAN」としてYouTubeチャンネルを開設.
もちろんチャンネル登録し毎回視聴していた.

そして2019年.新コロ禍スタート.
「蜜になるイベントを避けよ」「電車に乗るな」などの号令の下,自転車の需要が一気に高まった.
結果,チャリ本体やパーツが世界中で品薄となり,注文しても納車は1年後とかが当たり前になった(Kazchariの「TREK EMONDA SLR7」も7ヶ月待ち).

アガリの一台~TREK EMONDA SLR7 First Light

通勤通学だけではなく,趣味としてロードバイクを始めようかという人もどっと増え,業界大儲け...のはずだったのだが,生産能力が追い付かず「設備投資して,さぁ増産!」の頃には新コロ禍が終わってしまったこと,それに価格高騰も重なって,いわゆる“にわか勢”が去り,一気にブームが終焉に近づきつつあるようだ.

結果,在庫過剰となり,大手ブランドでもセールをやたらに行っている.

当然,メーカーのみならず海外通販業界も痛手.
Kazchariも頻繁に利用していたWiggle(CRC)も破産してしまった.

【悲報】Wiggleが日本への販売から撤退か。英国市場に専念し、海外販売は取りやめの可能性

現在も会社の引き取り手を探しているようだが,今後は地元英国での事業に注力し,海外販売への配送は取りやめる方向性らしい.
これはなかなかのショック.
Kazchariはコスパに優れたWiggleのPB「dhb」の愛用者なのだ.
うーん,今あるウェアがへたったらどうしようかなぁ.

※12/13追加.
ついにWiggle/CRCが英国以外への発送業務を停止.

Wiggle

そして優良コンテンツだった「GCN JAPAN」も,まずアプリが停止.
続いてYouTubeチャンネルも終了してしまった.

この最終動画では裏方さんまで登場するなど,なかなか泣ける作り.
第一回の配信からずっと見てたしなぁ(ジロの配信時以外,金は落としてないけど).

こうして,世界的な自転車ブームは(一旦)終焉し,元のマイナー趣味に回帰していくのだった...
まっ,「NISEKO GRAVEL」などの盛況具合を知っていると,愛好者が減っているように思えないけどな.

TopstoneなNISEKO GRAVEL参戦記(その3)~PANARACER NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2023編

そうか.
他の人気スポーツ,野球やサッカー,ラグビーの場合は競技者だけでなく,観客として応援する勢も多い.
自分で競技しなくても,観戦やらグッズ購入でたくさんお金使ってくれるので,その業界が盛り上がるわけか.
自転車競技は何しろそこが弱い.

で,Kazchariの他の趣味についても考えてみると「オートバイ」「ソロキャンプ」もヤバい.
最近,皆やらなくなりつつある.

「オートバイ」は暑いし寒いし汚いし危ない.
「ソロキャンプ」は面倒だし何より退屈.

ボッチで完結してしまう趣味は,新コロとともに去りつつあるのだ.
よく考えたらこれらの趣味って「不自由」を楽しむモノ.
現代基準の快適とは対極にある.
そら,特殊状況下でなければ盛り上がらんわな.

先日,自転車YouTuber「まさ」の動画を見ている時,娘が近くにいたので「この人なぁ,自転車系YouTuberで一番人気あるねん.登録50万人やで」と自慢(なぜ?).

「えっ? 自転車ってたった50万人でトップなん? 少なっ」

うむ.言われてみればその通り.
元々マイナーな趣味のブームの変動なんてホンマに狭い世界の話やな.

たらればのジロとリカバリーライド

2023/5/28 Sun

いろいろ反省

iPhone11 Pro

曇り.温度:21 ℃,湿度:50%,体感温度:21 ℃,風速:15.1 km/時,風向:SSW

今年の『ジロ』が終わった.

2週目までの,何か盛り上がらなかった『ジロ』が,3週目に入ってようやく本気出したっつー感じ.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

逆転のジロと『水魔』の話

特に第20ステージの狂気の激坂TTはスぺクタブル.

Gを破り,3年前のツール大敗北の雪辱の果たしたのはログリッチ.
誰もが声にならない声を上げたチェーン落ちからの激走.
すごかった.
シングルでも落ちるねんなぁ.
正に「逆転のジロ」の面目躍如.

感動的だったのが,総合下位グループのゴールシーン.
観客を煽る煽る.ウィリー!
この地獄のようなレースを乗り切ったという安堵感と満足感にあふれる表情が清々しい.
近年,こんなゴールは見たことなかった.

そして第21ステージ,ローマでの最終スプリントにて,まさかのカベンディッシュが優勝!

ゴール後のインタビューで知ったが,元チームメイト(SKY時代&同国人)のGがリードアウトする約束(?)をし,それが見事に結実した.
いやいや,なかなかないで,こんな展開.

アッカーマンの落車シーンは痛々しい.
ついこないだ経験したとこやし.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

ようするに(伝説の2018年ほどではないけど)面白く,興奮した第三週でした.

それでも...「たられば」を想像せずにいられない.

もし,天気が良かったら...
もし,レムコが陽性にならなければ...
もし,ガンナとゲイガンハートがリタイヤしなければ...
もし,チマコッピの第13ステージが短縮されなかったら...
もし,GがTTでヘルメットを交換していなかったら...(これは変わらんか)

一番の問題は山岳バトルがあまり見られなかったこと.
仕方ないとは言え,ちょっと,もったいない大会という印象やね.
さぁ,一ヶ月休んで次は『ツール』だ!

それはさておき,日曜日のライド.

昨今めずらしく天気予報が良い方に外れ,朝から快晴.
これは出かけねば.

あくまで主観だが,数ある天気サイトのうち「tenki.jp」が全然あたらんと思っているのはKazchariだけ? このサイト,いつも悲観的な天気予報ばかりする.

さて,グラベルを走り回ってドロだらけのTopstoneはお留守番.
本日はEMONDAで出撃.

Garmin先生の電源を入れると「今日は休息日」と表示.
仕方がない.
山はやめて平坦路にするか.

iPhone11 Pro

熊が出たとか出ないとかで,近郊のサイクリングロードが一部閉鎖となっている.神居古潭方面は...大丈夫そう?

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

出ました! クマ目撃看板! うん?令和3年? 古っ!
この先,草木でやや路面が滑りやすい.そっちの方が要注意.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

神居古潭着.
天気も良いし,結構な観光客.
チャリの押し歩きとは言え,橋を渡って旧駅舎前まで行くのははばかられる.

では,このままUターンして帰宅?
それはもったいない.

せっかくなので,深川市内まで移動.
「旭川200ブルベ」のルートで帰ることにする.

ファットなBRM911旭川200km(その3)

Garmin先生曰く「休養せよ日」なのであまり登らないルートを選択したつもり.
ゆえに,ここまで獲得標高は200mもないはず.

このまま平地で帰れるはずと思い込み,全く補給せずに,店も自販機もまったくない湯内方面へ向かってしまった.

これが見事に失敗.

思いのほかカロリーを使ってしまい,旭川手前のトンネルに入る寸前でハンガーノック.
ジェル補給で救命.
あるあるやね。

iPhone11 Pro

市内に入ってからは,サイクリングロードを通って家を目指す.

前方から来た高校生のチャリを避けようと,進路を変えると,またしても土塊を踏んで車体がふらつく.
ヤバイ.ト,トラウマが...

その後,なんとか無事に帰宅.

昨日,衝撃のデビューを飾ったTopstone.

TOPSTONEなシェイクダウン!ライド

すっかりその実力にほれこんでしまったが,我が主役機であるEMONDAもやっぱりいい.
軽さと加速力は圧倒的.
うちの新入り,2台ともお気に入り.
古参のDOMANEファットも加えて,これぞハーレム,一夫多妻.

夜は息子のリクエストで久々に「山岡家」へ.

支払いが現金のみでなく,電子決済が導入されていた.
これは助かる.進化したな.

一方,JAF会員サービスの煮玉子が中止になっていた.
そう,なぜか北海道はここ最近タマゴ不足.
セイコマに朝から並びを入れる人もいる.

夜はジロ最終日の中継を視る.

JSPORTS実況のNさん,ちょっとミスがひど...いや面白かった.
ローマ市内周回レースなのに「今,先頭が味の素スタジアム前を通過しましたぁ!」は言い間違いにもほどがある.
夜遅かったし,疲れている?
ああ,元々サッカー中継が本業か.ひっぱられたな.納得.

逆転のジロと『水魔』の話

2023/5/26 Fri

反省

今年の『ジロ』は盛り上がりに欠けるという記事を書いたばかり.

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

その舌の根も乾かぬうちにだが,その夜に中継された第18ステージはなかなか見ごたえがあった.

グランツール後半の山岳ステージにありがちな,先頭と集団(総合)で2つの戦いが勃発.

まずは先頭,つまりステージ争い.

ああ,ピノ...惜しかった.
思えばKazchariがロードレースを観るようになった2013年ではまだ新人.
全フランス国民の期待を一身に背負い,多大なプレッシャーの中で走り続けたその姿は,どこか痛々しい.
同じくフランス人のバルデも似たような境遇かも.

思い出すだけでも,下りでペダルが地面に接地して落車,蜂にさされる,第一ステージからゴール手前3km寸前での落車,膝をハンドルにぶつけてリタイヤ...
つい先日も怒りにとらわれて駆け引きを放棄,最後に伏兵に抜かれてしまう...あれ,今回も同じ?

ついでに,プライベートではヤギを飼っていることを散々フィーチャーされる心優しき漢.

栗村さんイチオシの,そんな人間味あふれるピノも,今シーズンでの引退を発表しているらしい(フランス選手権で勝てば撤回?).
そんな苦労人のピノに,ぜひとも,このステージで勝ってほしかった.

つーことで,ゴールシーンではタブレットの前で久々に叫んでしまった.
なんとか山岳賞は取れそうだし,今夜の第19ステージも動くか?

最後まで争ったザナも,プロチームからワールドチームに移籍し,イタリアチャンピオンジャージを着ている猛者.
しかも勝てばグランツール(しかもジロ)初優勝.
そら気合入るわな.

総合争いでは,第16ステージで活躍したアルメイダが不安の残る失速.
数年前のクイックステップ時代だったか,これ以上ない苦痛を浮かべた表情のまま,ペース走で山を淡々と登る姿が印象的.
その頃に比べると随分顔つきが変わった.
ヒゲ生やしてるし.
それでもまだヤングライダー.

調子いいのか悪いのか,謎に満ちた漢,ログリッチがやっと前に出た.
何か,かつてのキンタナの様なキャラづけになっている.

そして安定のG
マリア・ローザインタビューで「誕生日おめでとう」と言われた後,インタビュアーに「あなたも誕生日でしょ,おめでとう」と返したので吹いた.
真面目な顔でギャグを言う,それがG

ガンナゲイガンハートもいない中でこのポジション.
もし優勝すれば,ジロの歴代最長年齢になるらしい.

こういうのええね.
いわゆる中年の星.
マリアローザの表彰台で,同じく壇上に上がっていたニバリと握手(&写真撮影)シーンも泣ける.

つーことで,Kazchariは残りのステージもGを応援します.bet.

そやけど,やはり10年観続けていると,選手の入れ替わりに時代の流れを感じるね.
選手も変わり,チームも変わり,機材も変わり,戦術も変わる.
実に面白い.
単純に見えて多重的な見方ができる,それがサイクルロードレース.

なんで日本ではあまり人気がないんやろ?

ああ,一緒に住んでいる(ラグビーヲタの)ヨメさんもチャリレースに全然興味ないしな,そういうもんか.

最後におまけ.

諸般の事情でしばらく視聴できなかった『水星の魔女』第18話をようやく観た.

スレッタがひたすら可哀想.

とは言え...グエルやミオリネも,スレッタを解放するためにあのような仕打ちをしたわけで,今回に至っては“ボスキャラ”プロスペラさえも,やさしい(?)言葉をかけていた.
ただ,それがわかっているのは視聴者のみ.メタな構成だ.
ただ1人,“またしても何も知らないスレッタさん”なのである.

あれ? この状況ってどこかで見たような...って,『エヴァQ』のシンジくんと同じやん!
ってことは,ラストはハッピーエンドになりそうな気がしてきた.

今のところ,唯一の救いは地球寮のみなさん.
懺悔室(?)の仕掛けには笑った.

この脚本家には『ルルーシュ』という,何とも言い難い終わらせ方をした前科があるし,まだ油断できんけどな.

さぁ,今から『ジロ』第19ステージ観るか!

イマイチ盛り上がらない今年の『ジロ』

2023/5/25 Thu

個人の感想です

Kazchariは,2013年からサイクルロードレースを観戦している.

と言っても年中ではなく,5月と7月のみJSPORTSのサイクルパックに加入.
ようは『ジロ・デ・イタリア』『ツール・ド・フランス』のみを通して観ている.
あれ?『ブエルタ・ア・エスパーニャ』は? ⇒ 8,9の2ヶ月にまたがってしまうのでパス.

さて,今年の『ジロ』もいよいよ3週目に突入.
5/23,火曜日の第16ステージは,休息日明け203kmで獲得標高5200mという,完全に“あ◯おか”なコースレイアウトだった.

JSPORTSのオンデマンドも17時40分開始のフル放送.
夕食の時間も家族の白い目に耐えつつ,片耳イヤホンで視聴した.

結果からすると,ラスト4kmからのアルメイダのアタックとGの追走,遅れるログリッチェなど,総合勢初ガチンコの,そこそこ見どころがあるレースだったが,うーん,あまりエキサイトできへんかったなぁ.

つーか,1週目の最後にレムコという絶対強者が,まさかの新コロ感染でレースを去って以降,他の有力選手のリヤイヤも相次ぎ,現状わずか120名あまりと,実に寂しいプロトンとなっている.

”実はまだ終わってなかった”新コロ禍に加え,今年の『ジロ』は呪われているのか,というぐらい天気が悪い.結果,落車も相次いでいる.

大混乱の2023ジロ・デ・イタリア第5ステージ~痛いって

戦前には「雪の回廊を走るステージがあるのでは?」という,いい意味で画的に映える映像に期待したが,何のことはない,その第13ステージは,2回のコース短縮のあげく,距離も半分に短縮されてしまった.
距離が短くなる=つまらない,というわけではいが,期待された総合争いが全く起きなかったので,完全に肩透かし.優勝のための戦略的には正しいのだろうけど,視聴者としては...

もちろん,選手の健康や安全をないがしろにはできない.それはわかる.

しかし,今回のジロのイマイチさは,新コロと悪天候だけでなく,元々の参加メンバーにスターが不在だったことも要因だろう.

早い話,ポガチャルファン・アールト(もしくはマチュー)並の超人がいないと面白くない.
この3人,人間離れした強さの上に,何よりもレース,競い合いそのものを楽しんでいる感が強い.
時にはチーム戦略より,自分の欲を優先させている(ように見える).
今年のジロでは,ピノが少しその情熱的な性格の片鱗を見せたが,他は...優等生が多い気がする.

そして,昨年の『ツール』第11ステージのように,時を操る最強のスタンド使いのポガチャルを,ユンボが見事なチーム戦略で撃破したあの戦いは実に面白かった.

『ツール・ド・フランス2022 ステージ11』の感想~まるで...

https://www.youtube.com/watch?v=ssW6Vsq0pY8&t=233s

2週目終了後のインタビューで,Gが2018年のフルーム独走の件を聞かれて「あれはエンタメだ」と切り捨てていたのが気になる.

https://www.youtube.com/watch?v=fAEHFozxYwE

もちろん,英語なので,その意図を正確に汲み取ることはできないが,視聴者としては戦略優先,勝利優先でレースがつまらなくなるより,意地と意地のぶつかり合いが観たい.

一方で,近年のグランツールは退屈なステージがなくなった,と言われる.

移動日的な平坦ステージでも,どこかのチームが何かを仕掛けて(追い風分断とか),大波乱になることが増えてきた.
今回の『ジロ』は,かつての悪しき伝統,「今日はお休みにしとこ」の集団心理が,少し復活したような印象を受ける.
それだけ過酷なのだ,ということはわかっているけど.

...と,ここまで書いてて何だが,昨夜の第17ステージは割りと面白かった.

新城選手,集団を引きまくって,かなりの時間画面を専有.スゴいわ.
天気も良かったし,イタリアの風景が美しい.

うん? ここまで目玉ステージはないものの,なんだかんだで毎晩ちゃんと観てるKazchariであった.

さて,いよいよ今夜からは山岳3連戦.
情熱的な勝負で魅せてほしい.

噂されている,山岳TTのキャンセル事案は大丈夫なのか?

ジロ第20ステージがピンチ?UCIが懸念「このままならキャンセルもありうる」

抜糸後の初ライド~今日からKazchariは...

2023/5/15 Mon

無理したい?

iPhone11 Pro

混迷の2023ジロ.
とうとう現マリア・ローザ,レムコが新コロ(+)で大会を去った.

確かにここ数ステージは精彩を欠く走りだった.
激坂でログリッチやGに遅れをとってしまう.

昨日の個人TTでも,優勝こそしたものの(それはそれでスゴいが),第1ステージのような圧勝ではなく,辛うじて感が強い.

チーム自体も元々総合向きではないので,後半の超級山岳でのレムコのアシストには不安が残る...とか何とか外野の分析があったが,なんてこたあない.
調子の悪さは新コロのせいだったとは.

まさに大波乱.

テレビで見る限り,イタリアではスタッフ,観客も含め誰もマスクしていない.
選手の中でも,大会前にチームメイトが次々に陽性になったログリッチぐらいか.

いずれにせよ,これでレースとしての面白さが半減...

どうやら今年はイネオスが優勝っぽい(と予測).
ガンナが去ったとは言え,そのチーム力はダントツ.
もしGが勝ったら,ツール,ジロ制覇.
ゲイガンハートでもジロ2勝か.

...と,以上,個人の勝手な予想でした.
感染者の早い回復を祈ります.
レムコ,リベンジでツールに出てくれへんかなぁ...

それはさておき,本日は予定通りの抜糸日.

仕事を午後から休んで診察開始直後にin.
よくある話だが,マチナカの整形外科病院は高齢者のサロン...いやいやケガした人たちであふれている.

2時間近く待ってようやく診察.
5分もかからず抜糸終了.
一部,皮膚が未形成のところがあるがもう問題なし.
チャリに乗る許可もしっかりいただきました.

イニシャルのような術痕が刻まれた膝.
30年前の術痕と合わせて左膝は,もうキズだらけ.何かの古代文字の様.
ホンマ,生まれてから左半身ばかりケガしている.
何かの呪いなのか?

夕食の後はいよいよ事故後の復活ライド.
久しぶりにZwift起動.
知らぬうちにアップデートされていた.
この「ステアリング」とのリンクって何だ?

2週間ぶりのライドである.
あまり負荷がかからぬよう,Watopiaのフラットコースを選択.
遠慮がちにペダルに足を乗せゆっくりと回し始める.
大丈夫だ.問題ない.

アニメを3本ほど見て終了.
左肩にも左膝にも違和感なし.
TTポジションをとった時だけ,少々痛みがあった(すぐに慣れた).

あー,なんや,これやったら「十和田200」走れたかも...

苦渋の決断~十和田クラシックDNS

まぁええわ.
とりあえず”登れるカラダ”に戻そう.

大混乱の2023ジロ・デ・イタリア第5ステージ~痛いって

2023/5/11 Thu

他人事ではなかった

https://www.ringsride.work/entry/23Giro_CoursePreview1#%E7%AC%AC5%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%80%E3%82%B5%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%8E171%E5%B9%B3%E5%9D%A6より

今年もまたJSPORTSに月額加入して『ジロ・デ・イタリア』をオンデマンド視聴している.

JSPORTSオンデマンド サイクルロードレース

今日は久々にレースの感想.衝撃的だったので.

さて,昨夜の放送は星2つの”なぜか”の平坦ステージ.
前日の第4ステージが今大会初の”丘陵”ステージだったこともあり,本日はやや難度低め(らしい).

だがしかし.
天気は雨っつーか,豪雨に近い.
気温も15℃と低め.

ベテランの新城選手が言っていたらしいが「南イタリアの路面は舗装状態が悪い上,雨が降ると非常に滑りやすくなる」そうな.
おまけに,今回のゴールは海岸沿いということで悪条件が揃いすぎ.
もうスタート前から嫌な予感しかしない.

Kazchariはスタートから放送してくれる英語コメンタリーから視聴している.

画面にレインウェアを着て重装備の選手たちが並ぶ.
「レースじゃなければ走らんやろなぁ」の悪天候...いや,ブルベでもこんな日があったな.

さて,アクチュアルスタートである.
最初に飛び出した逃げメンバーの4名のうち,2名が下りコーナーでいきなりスリップダウン.
山岳ポイント狙いのティボ・ピノーもあやうく巻き込まれるところだった.
先日,コケたばかりのKazchariのトラウマが蘇るような映像.
大雨なので,ツーっと滑っていったけどな.

プロトン一行は市街地へ.

空撮でわけのわからない映像がとびこんできた.
クイックステップの選手が,バイクなしで道路の左端に立っている.

「何事!?」と思い,画面が切り替わると右側の歩道で,なんとアルカンシェルカラーのTARMACが転がっている.
そして,その横に優勝候補のレムコ・エヴェネプールが座り込んでいる!

まさかの落車!
ケガでリタイヤ?

レムコがいなくなったら,今年のジロはどうなるっ!

幸い,すぐに立ちがってゆっくりと歩いている.重傷ではない?
バイクで再出発し,しばらくするとカメラにサムズアップする姿が.良かった.

なぜ,この落車事故が起きたのか?
なんと犬によるプロトンへ特攻が原因だった.
犬には罪はないが,飼い主をなんとかしろ!

次の落車は撮影用のオートバイ.

先頭グループを撮影中にランナバウトでスリップダウン.
映像が突然暗転してびっくり.
バイクの車種はわからんかったけど,例のYAMAHAの3輪バイク「NIKEN」ではなかったのかな?
あれならそうそうコケないはず.

そして逃げも1名となった.

この逃げのゾッカラートも気の毒で,どうやら電動シフトが故障したようでチャンジができなくなっていた.
Kazchariも先日の事故でリアのチェンジが効かなくなり,何度もシフトボタン押しまくったなぁ...

ゾッカラートはレバーをがんがん叩いて直そうとするが...「昭和のテレビじゃあるまいし」とサッシャにつっこまれていた.
ちなみに「昭和のテレビは叩けば直る」はある程度真実らしい.振動によって基盤のほこりがはらえるからだそうな.

この逃げを吸収してプロトンは残り7km.

狭い右カーブで再び集団落車発生.
今度は優勝候補のログリッチが巻き込まれてしまう.
「げっ,ログリッチ,またかー」とこれまでの悪夢が.
何しろ落車癖のついているログリッチである.ありえるシチュエーション.

幸いバイクを身長が同じチームメートのボウマンに借りてすぐに再出走.
集団に追いついた.

いやいや,今大会主役の2人が同時に失われてしまう地獄のステージになるところやった.スポンサーも蒼白だったに違いない.

と思いきや,ゴールまで3kmを切ってしばらくして,なんとレムコが再転倒!
先程とは異なり,高速で激しく右臀部を地面に打ち付けた模様.
これは痛いぞ.見るからに.
ただ今度も走行不可になるような重傷には至らず,バイクに跨った.
いやいや,どうなっとんねんこのステージ.

後はゴール前の直線スプリントの残すのみで,さすがに何も起きないだろうと思いきや...
大御所カベンディッシュの,白線スリップからの前車とのタイヤはすりによる横っ飛び落車!
左側を走っていた選手を盛大に巻き込みながらのスライディングゴール...うわ,もうめちゃめちゃ.一体何のスポーツ?

この事故でどうやらAG2Rの選手が救急搬送されたようだ.

そしてレムコがゆっくりとゴール.

言葉は全く聞こえないけど,並走する他のチームの選手に自分の正当性を,身振り手振りブチ切れながら必死に訴えていたのが印象的.
アドレナリン全開とは言え,これまでの言動から察するに,レムコはかなり激しい性格のようだ.
同世代スーパースターのポガチャルの落ち着きとは真逆.
うちに秘めたる闘争心がオーバーフローしている感.
一部では生意気とかなんとか言われているとか.
まだ22歳やしね.
実際に結果出してるし,誰も何も言えない.

さて,言うまでもなく打撲傷はこのアドレナリンが切れた後が問題.
一気に痛みが出てくるのは,つい最近経験済み.
事故後10日経つKazchariも,朝の鎮痛剤が欠かせない(おっさんやから?).

まっ,世界のスーパスターの回復能力と比べるのもおこがましいか.

いずれにせよ,レムコのケガが重傷でないとええね.
「もう総合優勝できないからヤーメタ」とリタイヤされても困る.

明日以降も走ってくれ(無責任).

※ 現在,第6ステージ視聴中.レムコもログリッチも元気に走ってますな.

理想と現実の2023GW

2023/5/8 Mon

あるはずだった世界線

2023年のGWが終った.
今年は日の並びがよく,有給取得せずに9連休...だったのだが.

【理想(予定)のGW】

4/29~5/1:道北もしくは十勝方面ソロキャンプ
5/2:一度帰宅して休息.次なるキャンプへの準備
5/3~5/5:息子と二人で紋別方面キャンプ(プールと公園付き)
5/6~5/7:ソロライドorツーリング

ああ,夢のようだ(った).

【現実のGW】

4/29:上川方面へソロライド(これはまぁ良し)

EMONDAな桜散策(不発)ライド

4/30:雨模様.クルマのタイヤ交換
5/1:美唄近郊でクラッシュ! ⇒ 整形外科受診.

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

5/2:朝ガンプラ.昼MRI
5/3~5/7:引きこもってガンプラと『ジロ』視聴

くそぉ~こんなもんでは負けんぞ!(何に?)

自分の傷もチャリの傷もいつかは癒える.
となれば,次は二度とコケないための予防策だ.

もうコケんぞと,Google先生に色々質問.
結論から言うと,「常に注意深くあること」が最適解なのは確かなのだが,他にもこんな意見があった.

ロードバイクで落車した!二度としないための「原因」の考え方を解説

新たな知見で参考になったのは「現場検証」
その通り.
なぜコケたのか? 外的要因を確認することは大事.

ホームコース(Kazchariだと美瑛の丘)なら,坂の斜度,路面状況までだいたい把握している.
初めての道の場合,より慎重に走るべきだった.
ブルベなどであちこち遠征してきたが,これまで大きな落車がなかったのは,単に運が良かっただけ.

次に興味深い考察は「タイヤからの荷重抜け」
つまり乗り方.この視点も新鮮.

ディスクロードになってフロントフォークの剛性アップ.
結果,流行りの前乗りがしやすくなったので,以前よりも前輪荷重を意識するようになった.
基本的に「二輪車は前輪が滑らない限りコケないはず」なので理にかなっている.

ただ今回の事故はトラクターから落ちた硬い土塊に前輪が乗り上げたため,乗り方は関係なかったかも.

今でも思う.
もしファットバイクだったら気づかないうちに土塊を粉砕し,何の問題もなくクリアできただろう.

だがしかし,用心をしていたとしてもコケる時はコケる.

その後の処置についてはこの記事が詳しい.

ロードバイクで落車した時の対処法について ~時速55キロからの落車で考える その(2)

今回のクラッシュ.季節的にロングスリーブウェアとレッグウォーマーを着ていた.
上下ともウェアのダメージはそれほどでもなかった.
小さな穴が空いたぐらい.
不思議なことに,服の下の皮膚はかなりの擦過傷(膝は縫合要).
それでも肌がむき出しでなかったため,傷口に砂や小石の混入はなかったらしい.つまり,感染のリスクが減る=治りが早い(はず).

この筆者さんは「湿潤療法」を薦めているが,体質的に合う合わないがあるようだ.
Kazchariは後者.
昔の転倒でできた擦過傷に対し,湿潤療法を試したが治癒が遅く通常の乾燥型に変えた記憶がある.

そして,現在最も気になるのが,2週間ほどチャリに乗れないことによるパフォーマンスの低下.
「プロでもないのに何を言っとるのだ」と言われそうだが,ここ数年積み上げてきたチャリ筋が崩れるのは耐えられん.

筋トレ界隈だと「2週間サボったぐらいではさほど筋量は落ちない.ただしその間タンパク質の摂取は怠らないこと」というのが大半の意見のようだ.

うーん,現在一週間サボって,身体がなまった感じや腹が出た感じや脚が攣りやすくなった気がするけど,気の所為?

まとめ.

グループライドそのものは楽しく,嫌いではない.
ただし,ただ漫然と走ってしまうと今回の様な目に合いがち.

前方や側方の人がクリアできたからと言って,自分も無事に通れるとは思わないこと.
グループライドでもソロ走行並みの注意を周辺に払っておこう.

さて,今夜もガンプラ作りながら『ジロ』観るか.

iPhone11 Pro

新城大活躍中.

続くガンプラな日々~MGバルバトスとジロ

2023/5/6 Sat

汚しまくってイライラ解消?

衝撃のあの日から5日経った.
肩・膝とも,かなり傷が癒えてきた(気がする).

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

肩の痛みはまだ残る(肩鎖関節捻挫).
まだ重いものは持てない.

当然自転車には乗っていない.
物凄く違和感.
Kazchariの日々の生活に,チャリがいかに溶け込んでいたかがわかる.

チャリが趣味じゃない人,いや,昔のKazchariはどうやって休日を過ごしているのかもはや想像できない.

それにしても,いつかはあろう「クランカー」さんからの電話もしくはメールが怖い.修理代は元より,「フレームも逝ってるねぇ」とか言われたら気ぃ狂うな.きっと.
引き取りは純正ハンドルへの交換後と伝えているので,再スタートは6月以降になりそうやけど.

膝の屈伸をほとんどしない...ということであればオートバイは乗れそうやけど...ヤメとこ.

プレバン限定ガンプラ『百式ライズカイン』も無事完成.

レトロなGW後半戦~ガンプラな日々再び?

つーことで,どこにも出かけない連休最後半戦も罪...いや積みプラを崩す.
今回はこいつだっ!

iPhone11 Pro

MG 1/100『ガンダムバルバトス』

MG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトス 1/100スケール 色分け済みプラモデル

ご存知の方も多いと思われるが,数ある「ガンダム」の中でも最も汚しが似合う機体.
ビーム兵器無効,実弾もしくは鈍器か大剣で殴り合う世界.
おまけに急造カスタム仕様で地上戦メイン.

『百式ライズカイン』は金メッキだったので,せいぜいフレームに墨入れ0程度だったが,バルバトスは汚しまくるでぇ.

iPhone11 Pro

この時代(2019年12月発売)になるとポリキャップレス.
合わせ目もなく,パーティングラインも目立たず,可動耐久性も申し分ない.
各部むき出しのシリンダーも可動に合わせて無理なく動く.
パイプ類は一体プラ成型.このあたりはMGっぽくない.

実はこのキット,元々は息子の誕生日プレゼント用に買ったのだが,さうがにMGはまだ早いっつーか,ボロボロに作られるのがもったいないと判断.
代わりにこいつを渡した.

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムバルバトス 1/100スケール 色分け済みプラモデル

放送当時に発売されたこのキット,不思議なことにバルバトスを象徴する武装である「メイス」が付いていないのだ.不思議.
息子はサクッと作り,サクッとボロボロにした.

MGバルバトスに話を戻す.
ゲート処理したパーツをテキトーにブロックごとに組んだら,つや消しの缶スプレーをシュッと.

iPhone11 Pro

乾燥後はガンダムマーカーを塗りたくり綿棒で拭き取り.

荒いスプレーの粒子がプラ表面にいい感じにムラを作り,ダメージを受けたような表面処理となる.

GSIクレオス Mr.トップコート 水性 艶消し スプレー 88ml 模型用仕上材 B503

GSIクレオス ガンダムマーカー GM406 リアルタッチマーカー グレー3

iPhone11 Pro

ちょっと脚を汚し過ぎたかも.
全体に満足な場所とイマイチな場所がある.まぁ久しぶりの作業やし.

カーモデルやバイクモデルのような傷一つ無いように磨きまくるプラモと異なり,机上に置いて気が向いた時に,シルバードライブラシでちょんちょんやったり,ダークブランでオイル垂らしたり,砂埃付着させたりと色々遊べそう.

SF3D...もといMa.k.の横山宏さんも同じようなことをしている,と聞いた.

横山宏Ma.K.モデリングブック

いずれにせよ,拭き取り用のマーカーは適当ではなく,控えめに使うのが良い(といまさら反省).

iPhone11 Pro

夢中で作っていると夜になった.
やはりプラモ作りは楽しい.チャリの代わり...はならん.

今夜からいよいよ2023年の『ジロ・デ・イタリア』スタート.
グランツールは,何か作業しながらダラダラ観るのが良い.

第1ステージは個人タイムトライアル.
結局最後まで観てしまったが,レムコスゴかったわ.

初日のせいか,ライダーは全員一分間隔でスタート.
爆走するレムコの前走者は身長190cm超えの巨人.
それを171cmの小柄なレムコが,あっと言う間に抜き去るのが...カッコ良すぎる.
結局初日でマリア・ローザ.
ガンナの立場が...

そう言えば,バルバトスのパイロット,三日月も躊躇も容赦もないミクロマン.おおっ,何かつながった.

iPhone11 Pro

バルバトスと言えばこのポージング.

iPhone11 Pro

やはり,バルバトスの武装はメイス一択.
付属の太刀やら滑空砲はランナーのまま.気が向いたら作ろう.

この超いかつい鈍器で問答無用で敵を叩きつぶす,絶対コロスマンの主人公.
他のガンダム作品にはない.
なのに...シーズン2で大失速したのが実にもったいないなぁ(リメイク希望).

つーことで,近年になく天候に恵まれた2023年のGWも...終わってしまう.
あー,ついてねぇ.

運の方程式 チャンスを引き寄せ結果に結びつける科学的な方法

思えば,このあたりから怪しい.

機会損失~ ボクは...取り返しのつかないことをしてしまった...

それでも慎重かつ大胆に進もうと決意.アタックチャンス(何のこっちゃ).

「ツール・ド・フランス2022」のBlurayは発売されない?

2022/11/2 Wed

確かに何度も観るものではないけれど.

iPhone11 Pro

レース志向サイクリストの夏のお楽しみと言えば「ツール・ド・フランス」であろう.
Kazchariも2013年大会の「NHK総集編」の録画から始まって,2015年からはJSPORTSオンデマンドで全ステージを視聴する習慣がついた.

本ブログでも,2020年大会はほぼ毎ステージの感想を書いた(2021年は挫折).

『Tour de France 2020』の視聴環境

もちろん今年,2022年もしっかり視聴.
ユンボ総攻撃による絶対王者ポガチャルの陥落,(1ステージだけとは言え)復活のフルームなど,今年も非常に見応えのあるレースだった.

『ツール・ド・フランス2022 ステージ11』の感想~まるで...

『ツール・ド・フランス2022 ステージ12』の感想~復活のクリス・フルーム

そして大会終了後は,毎年10月頃に発売される「Bluray スペシャルボックス」の発売を楽しみにしている.

ツール・ド・フランス2021 スペシャルBOX [Blu-ray]

サムネ写真にある通り,Kazchari家にはBluray版が発売されるようになった「2011年~2021年大会」までがそろっている.

これらはZwiftの友として,時々鑑賞.
100インチのスクリーンにてプロジェクタ投影した際の臨場感たるや!

こうしたツール総集編の映像商品はいつからあるのだろう?
Amazonでざっと検索すると1990年頃から? VHSからDVDへの移行期か?

最近の大会は,YouTubeでハイライト映像がいつでも視聴可能.
それでも,やはりできるだけ長いverで,何よりサッシャ&栗村の解説で聴きたいのだ.

つーことで,2022年大会の「Bluray スペシャルボックス」の予約開始も楽しみにしていたのだが,今年はおかしい.
11月に入ったこの時期になっても,発売元のJSPORTSからのアナウンスが全くないのだ.

「とうとう来たか...」と思った.

そう,時代はサブスクである.
”円盤”で販売という形式がいつ終了しても不思議ではない.

これまでは大会が開催される1ヶ月間のみJSPORTSにスポット加入していたが,今後は年間契約してアーガイブで楽しむ方向に変わっていくのか...と思った.
単純にコストだけを考えるならこちらの方が賢いかもしれん.
様々なレース見れるしな(ただし時間泥棒)

つーことで,とりあえずJSPORTSに,Bluray発売の有無をメールで問い合わせてみた.

なんと2,3時間後に早くも回答.
曰く...

「お問い合わせ頂きました【ツール・ド・フランス スペシャルBOX】の商品は、例年より予約開始が遅れており、11月下旬頃から予約開始、2023年2月頃発売となる予定です。」

とのこと.
安心っつーか,肩透かし.
ええ,買わせて頂きますよ.

ちょっと間が開くのでムックでも読んで我慢するか.

完全保存版 2022ツール・ド・フランス詳細レポート (ヤエスメディアムック765)

思えば,こいつの元本である『チクリッシモ』も休刊中...
サイクルロードレースはやはりマイナー.

それはともかく,先日「ツール・ド・フランス2023」のコースが発表になった.

https://www.cyclingnews.com/news/tour-de-france-2023-route-revealed-mountainous-profile-only-22km-of-time-trialling-and-four-summit-finish-finales/より

これまた超変則的なレイアウト.

何年か前の「ツール・ド・下半分」と似ているようで似ていない.
まさに「西から東」への大横断.

何かと物議をかもすグラベルもない.
個人TTステージも1つだけ.しかも22kmと非常に短い.

名物山岳のラルプデュエズもモンバントゥーもないのに,山岳が厳しく「ジロ2023」より獲得標高があるらしい.
するとクライマー向きか.

ヴィンゲゴー2連覇?
アシスト増強中のUAE,ポガチャルの逆襲?
レムコ参戦?
未だ所属チームが決まらぬカヴェンディッシュのツール最多勝利の更新なるか?

個人的には,マイヨジョーヌで逃げかましたり,マイヨベルデで山頂を先頭通過するワウトの”わけのわからない走り”が,また見たい.

とまぁ,やはり役者揃いで楽しみが尽きない来年のツールである.