2025/3/9 Sun
リセット,それは快感

週末である.
残念ながら整形外科医の許可がまだ出ないので,チャリの外乗りができない(自粛中).
3月になり,世間はすっかり雪解け進行中.
もうスパイクタイヤはいらんな.
今年はほぼ1度しかスノーサイクリングしていない.トホホ.
では,土曜日の話から.
午前中は,室内でBROMPTONいじり.
通販やら何やらで買ったアイテムを取り付けたり,メンテの練習したり...
なのに未実走.はよ乗りたいのぉ.
昼からは家族が3人とも出かけたため,♫ひ~とりぃ~ひ~とりぃ~Kazchariぃ~
ここはリビングにて,大音響&大画面有機液晶TVにて映画だぁー!
ザ・フラッシュ(2023)
マーベルと並ぶアメコミ映画の雄,DC「ジャスティス・リーグ」の(一応)単体ヒーロー物である.
以下,ネタバレ感想.
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人気はマーベル(MCU)の方が上だろう.
ただしあちらは昨今すっかり迷走中.
Kazchariも『エンドゲーム』以降,トム・ホランドの『スパイダーマン』シリーズ以外はすっかり興味をなくした.
配信ドラマを追いかけていないと,楽しめないのはさすがに辛い.
世間でもそういう声が多いようだ.
それに...やっぱりポリコレ臭がなぁ.
この流れって誰得やねんやろ?
金も名誉も手にしたヒマなセレブ連中の自己満足でしかない気がする.
さて『ザ・フラッシュ』である.
劇場公開時,かなり話題になったが,結局行けず.
結論から言うとシリアスとコメディのバランスが秀逸でかなり面白かった.
フラッシュと言えば超高速移動.
光速を超えることで過去に行けることに気づく主人公.
バットマンに「やめとけ」と忠告されるも,あの運命の日に...というお話.
映像に関してはCG技術が極まりすぎて,もはや作れない映像は無さそう.
そして...恐ろしいことにすっかり慣れてしまった.
もはや驚きはない.
そうか,コスチュームは超高速で動きながら普通に着るねんな.
では,肝心のストーリーは?
昨今のスーパーヒーロー物では外せないマルチバース要素満載.
もちろんタイムリープ映画の金字塔『BTTF』(1985)および『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022)の影響はかなり強いけど,プラス一工夫あり.
歴史を改変したことにより,世界はマルチ化してしまったが,交差ポイント=特異点が存在し,いくら過去に戻ってもどうしようもない瞬間も存在する.
その解決のためには,これまた名作『バタフライ・エフェクト』方式しかない(ディレクターズ・カット版の方?).
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]
ただし,本筋の自分ではなく,別の世界の自分を犠牲にして...と,そう考えると割と救いのない終わり方やな.
むしろ主役のフラッシュよりも「バットマン」ことブルース・ウェインのキャストチャンジが笑えた.
時空を飛び越える度に「ベン・アフレック」 →「マイケル・キートン」 → 「ジョージ・クルーニー」とこれまでのバットマン俳優に変化.みんなケツアゴが立派だ.
あれ? 個人的に一番人気の「クリスチャン・べール」は?
さすがに世界観に合わんか.
そういやこんなんもあったな.地味過ぎてシリーズ化されない?
で,翌日曜日.
本日開催の「バーサーロペット・ジャパン」.
スタッフの一員である娘を会場まで送る.
往来でファットバイクを3台ほど確認.いいなぁ...
帰宅後,またしてもロンリーKazchariゆえ堂々と映画鑑賞.
ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023)
とうとうシリーズ第4作目である.
以下,ネタバレ感想.
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エンドロール後,何らかの”匂わせ”があるかと思ったら何もなかったので,ついにシリーズ終了か.
いやぁ,長かった.
一作目は2014年なので足掛け9年か.
確か奥さんは病タヒ,そして二人でかわいがっていた愛犬を強盗に◯されたことがきっかけで,このとんでもない◯戮ドラマが幕を開けた.
一体何百人が亡くなったことやら.
何しろ戦闘に次ぐ戦闘.
まぁ,この『コンセクエンス』だけでも3時間近い上映時間だが,体感,8割ぐらいが戦闘シーンというエゲつなさ.
冒頭の砂漠戦こそ短めだが,世界の真田広之登場の「大阪編」,そして「ベルリン編」,VS100人ぐらいの「パリ編」.
どれもこれも長い長い.
しかも,ちょっとずつ戦闘スタイルが違っている.
拳銃,小銃,グレネード,刀,手裏剣,ヌンチャク,仕込み杖,斧,古式銃で決闘,それにカーアクションにバイクアクションと,正になんでもあり.
これって全部計算して作ってる? マジでスゴイわ.
確か『シン・仮面ライダー』で,カントクが殺陣の”段取り”がリアルさを欠くので嫌だと,役者に対し「本気で◯すつもりで殴り合ってください」と無茶振りするシーンが,ドキュメンタリーで流れていた.
結果的にラストの0号との戦闘がグダグダ.
いやいや,カントク,この『ジョン・ウィック』観ても段取り不要と言えますか?
まぁ,確かにリアリティは全然ないけどな.
何よりジョン・ウィックが不死身すぎる.
そして無限ミサイルならぬ無限弾倉でほぼ百発百中.
もうほとんど『マトリックス』空間のネオか,沈黙のスティーブン・セガール.
超至近距離でも敵の弾は全然当たらんし,どんだけ殴られようが,転落しようが,轢かれようが...無問題.
直後は痛そうだけど,すぐに回復.ベホイミ?
こちとら,たかだが自転車でこけただけで,あっさりと骨折するぐらいやのにな.
そう言えば,防弾仕様の特殊スーツが大活躍してたけど『ゴジュウジャー』の第一話でクワガタオージャーがマントを使っての弾除けアクションって,元ネタはこれやな.たぶん.
つーことで,古き良きアクション映画要素テンコ盛りで楽しめました.
そうそう,キアヌは『マトリックス:レザレクションズ』(2021)で髪型を変えて欲しかったな.ジョンと区別がつかん.
で,昼食後は屋根裏の掃除第二弾.
前回の状態は...

まずは家電やパソコンなどの大きい空き箱を潰す作業.
なぜか既に本体を破棄したり譲渡した箱が大量にあった.
さらに大きめの段ボールはテープを剥がしてたたむ,小さいのはオークション搬送用に取っておく.
カセットテープ,ビデオテープ,各種ケーブル,使わない置き時計,土産品...捨てよ,捨てよ!
なぜか出てくる娘の幼少期のおもちゃや保育園での作成物,そして小学生時代の成績表...これらも容赦なく処分.
困ったのがぬいぐるみ.
信仰深いわけではないが,そのまま捨てるのはさすがに抵抗がある.
やはり神社などで供養してもらうべきか.お焚き上げだっけ?
そして,Kazchariの小中高の成績表まで出てきた.
大阪の実家からいつの間にか送っていたようだ.
そして旅のメモや手紙の類も...ついつい読み込んでしまうが,さらば青春の日々よ.もう戻れない,もう帰れないダグラム.
そのタイミングで,耳につけていたイヤホンからは太田裕美の名曲『南風』(1983)が流れる.
我が青春の夏の日々を思い出して,思わず叫びだしそうになる.そして目に涙があふれる.
で,現在サムネ写真の状態まで回復.
7割は作業完了か.だいぶすっきりした.
関西での娘の家も決まった.
家族が一人旅立つこのタイミングでの大掃除.
色々なリセットにちょうど良い.
3月中に完勝を目指す所存(誰と戦っているのだ?).