2025/3/15 Sat
5倍以上のエネルギーゲイン

曇り.温度:-1 ℃,湿度:68%,体感温度:-4 ℃,風速:13.2 km/時,風向:NNW
ヤァ,ヤァ,ヤァ!
あの落車以来,実に4ヶ月,ついにチャリの外乗りが解禁となった.
とは言え,いまだ骨癒合の途中.
再転倒して肩を強打するようなことがあれば...ぶるぶるぶる
特にKazchariには30年ほど前の膝蓋骨骨折の際,油断して再骨折をやらかした前科があるのだ.
つーことで,間違っても(今日は)旭岳やら十勝岳には登りません(キッパリ).
いつも通り朝6時に起きて,カーテンを開けて外を見る.
曇り.それに昨夜,雪が降ったのか道路も真っ白.
ここのところ週末の晴れが続いていたが,今日に限って...チッ
嘆いていても何も変わらん.
時間とともに雪が融けることに期待して,ハスラーに...そう我が大型ルーキー,BROMPTONを積み込み,ホームコースたる美瑛の丘に向かうのだ!
ついに新車のシェイクダウンである.
9時過ぎに家を出る.
住宅街を抜け幹線道路に.
舗装路むき出しを期待...って全然やん!
とてもじゃないが,ロードタイヤで走れる状態ではない.
見事にアイスバーン.
むしろファット+スパイク案件.
「こりゃ美瑛まで行っても無駄」と諦め,空港手前で引き返すことに.
とは言え,このまま帰宅するのはあまりに悔しい.
天気も良いのだ.
どこか雪が無さそうな広い駐車場はなかったっけ?
おお,あそこなら!


で,向かったのは「東光スポーツ公園」.
予想通り駐車場の半分くらいは走れそう.試走にぴったりだ.
無造作に積んだBROMPTONをハスラーから降ろしてセットアップ!
ロングライドを想定し,レックマウントの「Ride on Bag」を装着.
こいつにはBROMPTON専用マウントが存在する.
ライド オン バッグ ブロンプトン専用ベースマウント (M/S/H)【R+B-BROMPTON】

タイヤに空気を入れる.一応7Bar.高め?
久々にサイコンのスイッチon.
胸の高まりを抑えきれないゼット.

スタート! おぉ,これはこれは.
もうね,漕ぎ出しからびっくり.
想像以上に軽くて速い.
シート高合わせのため,何度か停止⇒再出発を繰り返したが,全く苦にならない.こりゃ楽しいわ.
さすがにハンドルバーステム(ピンク色の部分)が,チャリとしては異常に長いのでかなりしなる.
ここには違和感あり.

ポジションについて.
うちの「P-Line」にはいわゆるMハンドルが標準装備.
ストレートのSハンに比べると上体が起き上がることになるのだが,少し前傾かつシートを高め(いわゆるロード風)にすると,なんということでしょう!
ハンドル位置が遠くて低い,めちゃめちゃ戦闘的なポジションに.
これなら勝てる!
誰だ? BROMPTONがゆるポタ機と言ってたヤツは?

雪解け路面なので雨後のように完全ウェット.
こりゃ泥はねひどいなぁ...と思ったが,BROMPTONは小径車の上,前後にプラ製の立派なフェンダーがついている.
効果抜群で全く汚れないッ!(普段フェンダー無しのチャリばかり乗っているのでそう思うだけかも)

最新の外装4段,内装3段の12段変速.
今回は駐車場内というド平坦を4kmほどウロウロしただけなので,軽いギアと重いギアの変化を感じる機会が全然なかったため,その真価を試すことができなかったが,これまで馴染みのない機構.
ロードの様に雑に扱うと全然ギアが入らない.
マニュアルのクルマの様にアクセル(脚)を緩めてからでないと,上手くチェンジできないようだ.

で,一番戸惑ったのがブレーキレバーの位置というか向き.
地面に対して垂直.つまりブレーキをかける際は手首をかなり掌屈させる必要がある.
折りたたみの関係上,普通のチャリのように水平には設置できない構造.
慣れないとね.
元々ついていたスポンジのグリップは,手のひらで支えるエルゴ状の社外パーツに変更.
SAPLIZE セープライズ自転車ハンドルバーグリップ 人間工学・滑り止め・ショック吸収 1セット

グリップエンドには折りたたみ式のミニミラーを装着.
ロードやグラベルでも使っているので,視野の狭さには慣れているが,格安品だけに緩みがひどい.そんな時にはこいつを塗布やね.
リキテックス(Liquitex) アクリル絵具パーマネント マット バーニッシュ 120ml

このBROMPTONは,2024年夏の世界大運動会からインスパイヤされた限定カラーモデル.ゆえにロゴマークはゴールド.

ヤフオクで面白いステッカーを発見したので落札した.
フレームのフロント空きスペース部分に貼る.
特に英国に思い入れがあるわけではないが,まるで誂えたかのようにピッタリ.かっっちょいい.

ごくわずかな距離しか走っていないものの,とりあえず総評.
むちゃむちゃ気に入りましたぁ.
形状からは予測できない剛性感と速度感.
Kazchari家にはもう一台,ヨメさん用のミニベロがある.
通勤で使ったり,たまーに遠出したりしていたが,同じカテゴリのチャリなのに,ここまで別物だとは(価格差がエグイけど).
なるほど,我が永遠の強敵(ライバル),O西さんが夢中になるわけだ.
これならブルベも走れそう(言ったな?).
まっ,判断するのはまだ早いか.
BROMPTONは丁寧にメンテすれば一生物の愛車になるとのこと.
ほんの少し乗っただけだが,そう言われるだけの素因は十分に感じられた.
以上,”みんな大好き”BROMPTONの初インプレッションでした.