Day82:骨折後ほぼ12週!~旭川の空にオンドゥルルラギッタンディスカー!

2025/3/1 Sat

隔靴搔痒(かっかそうよう)

冒頭のクソ難しい四文字熟語は「物事が思い通りにならずもどかしいこと、物事の核心や急所に触れることができずに、はがゆくじれったいこと」という意味だそうな.

本日は土曜=休日なれど通常起床.
市内公立高校の卒業式なのである.
人数に制限があるらしく,ヨメさんだけが参加.
和装にするらしく,事前に美容院に送る任務を仕った.

で,ヨメさんを高校前に送った後,ふと思いついて整形外科を受診することにした.
運命のあの日からちょうど12週-2日.

ファットな楽しい美瑛スノーライドのはずが...

通常であれば,今日の診察で骨癒合を確認,これにて通院終了!...と思ったのもつかの間...

医師「あなたは自分が治ったと思いますか?」

Kaz「(もみ手しながら)ええ、もちろんです.身に沁みました.治ったと心から申し上げられます.神にかけて真実です(ニコニコ)」

医師「...(モーガン・フリーマンか?)うーん,だいぶ骨折部は白くなってきているけどねぇ.もう少しこの辺にも仮骨欲しいねぇ」

Kaz「...ということは,まだ来なくてはいけませんか?」

医師「はい.じゃあ次は2週間後で.そうそう間違ってもコケて肩を打たないようにね」

外チャリ復活まではまだ遠い.
くそぉ,ただでさえ長い診察待ち時間がさらに長くなる,土曜日の午前という時間に耐えたのに...

次回の仮釈放審査...じゃなくて再診日にはこう言おう.

医師「あなたは自分が治ったと思いますか?」

Kaz「(ふーっとため息)あんたが聞きたいのは,俺が後悔してるかどうかだろ? 後悔しない日など一日もない.あの時の俺は,恐ろしい落車をしたバカな若造だった.そいつに調子に乗るなって言って聞かせたい.でも出来ない.何故ならもうここにあの若造はいないからだ.ここにいるのは取り返しのつかないことをしてしまったと悔やむ一人の老人だけだ.もう取り返しはつかない.治癒なんてただの言葉に過ぎない.カルテに不可の判を押して終わりにしてくれ.正直言って,通院終了なんてもうどうだっていいんだ...」

ジョークの通じる医師なら終わらせてくれるだろう.
まっ,気持ちを入れ替えてっと.

ショーシャンクの空に(字幕版)

で,この長い待ち時間の間は読書して過ごした.

史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記1980-1989

ここのところ,なぜか個人的に「ウルトラクイズ」ブーム.
以前も記事にした.

「アメリカ横断ウルトラクイズ」の思い出

やはり面白い『魔改造の夜』~未完の美学

そこで紹介した『史上最大の木曜日』を読了.
登場人物が非常に多く,時や場所,人物紹介がポンポン飛ぶので決して読みやすい構成にはなっていない.
だが,メインである「第13回」の激闘の様子は十二分に伝わる,熱い熱い書籍だった.

特に終盤の準決勝からの決勝戦,そして後日談.
読み終えたKazchariのココロは1989年にワープし,二度と戻れない我が若き日を少しだけ覗き,わずかに触れる.

そして,一瞬で現実に戻る.

我が人生,既にかなりの年月を歩んできてしまったことを実感し,マスクのせいもあろうけど,ちょっと呼吸困難になった.
「ウルトラ」に何らかの思い入れがあるヒトは,読むとヤバイかも.

帰宅後,何気にYouTubeにて「第13回ウルトラクイズ」で検索.
なんと個人がテレビを録画していたものが”そのまま”アップされていた.

先程の書籍でも特に熱く言及されていた史上最高の準決勝である.
ついさっき,挑戦者の名前や経歴,人間関係,その他裏話まで知った上で鑑賞.

本放送時の内容なんてとっくに記憶の彼方(なんせ36年前だ)
新鮮かつ濃厚な戦いに酔いしれた.

それにしても...長戸さん,キャラが立ちまくり.正に優勝すべくして優勝した感.

いやぁ,それにしても思いもかけずいい休日だったな.
仮釈放にはならなかったけど.

昼過ぎ,卒業式を終えた娘が帰宅.
その第一声.

娘「ねぇねぇ,おとーちゃん,オンドゥル語って知ってる? さっき偶然聞いてハラワタよじれたわwwww」

おお,むっちゃ知ってるでぇ.ムッコロス!

上の動画を見て,二人で大笑い.
それしても,一つ前の記事でオンドゥルをネタ扱いしたばかり.
娘はこのブログを読んでいないはずなのに,なぜ?

親子なので,興味の対象がシンクロニシティした?

シンクロニシティ