月3万円で生活できますか?

2025/3/25 Tue

あくまで小遣いの話

Kazchari家は結婚以来,別サイフ制度を導入.
互いの給料や貯金額をよく知らない.

月々「予算委員会」と称される口座に,生活費として定額を入金するシステムとなっている.
家族人数の変化,および物価上昇に伴い徐々に増額されていった.

4月から娘が家を出て一人暮らしを始める.

学費とは別に,仕送りもしなければならない.
家賃と生活費でどれくらいかかるのか未定だが,家族会議を経て,毎月の入金額を増額することが決定した.

仕送り分と家への生活費の入金を差し引くと,Kazchariがひと月に自由に使えるのは¥30,000ほどとなる.
生活費は予算委員会への入金分で補われるので,この金額は丸々「娯楽費」を指す.

はたして,この額で大丈夫なのか?

まず気になったのが「世間の人が自由に使えるお金はどれくらいなのか?」ということ.
SBI新生銀行が「2024年会社員のお小遣い調査」とやらを実施していた.

2024年会社員のお小遣い調査

調査によると,男性正社員の平均値は約¥39,081,50代だと¥43,453らしい.
意外に少ないが,さすがに¥30,000よりは多い.

一般の社会人は,交際費(つまり飲み会)が多い印象だが,Kazchariには無縁の世界.
50代で管理職についていたりすると,おごってたりもしそう(偏見)

まっ,そういうのを省いたとしても,¥30,000だとギリギリの額.
今の生活を見直して,改善するところは改善する必要があろう.
こういう時はまず「固定費」の見直しが鉄板.

で,ひと月あたりのおおよその固定費を書き出してみる.

・ Amazon Prime会員:¥500(¥5,900/12)
・ Amazon kindle unlimited:¥980
・ Amazon music unlimited:¥980
・ dアニメストア for Prime Video:¥550
・ ZWIFT:¥2,400
・ STRAVA:¥525
・ Yahooプレミアム会員:¥550

この時点で既に約¥6,500!

ここにハスラーのガソリン代が月2回の給油で約¥8,000.
これを足すと月¥14,500ほど.

残りが約¥15,000か...「GP5000」2本で消えるなぁ.

2本セット Continental GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 [並行輸入品]

Amazonの「music unlimited」「kindle unlimited」「dアニメストア」を切るかな.

「STRAVA」も気温などのコンディションやアドバイスはありがたいが,モチベーションはともかくトレーニングへの影響はそれほど高くない.

「Yahooプレ」もオークションでの使い勝手向上以外にメリットないしなぁ.

削りに削って月¥2,900! なんだか行けそうな気がする.

当然だが,クルマの保険や車検代,モンキーやチャリの消耗品代,健康費である歯科診療やプロテインは別.
赤字はボーナス月で補填することになる.うむ.全然余裕なし.

まっ,欲しいチャリも全部買ったし(ロード,MTB,グラベル,ファット,ミニベロ,コンプリート!)
現在,何が何でも欲しいモノはない.

むしろ,最近は秘蔵のコレクション(メカやヒーローフィギュア)をヤフオクで売りまくっている.
どれもこれも10年以上前の品.
あの頃はトイの値段も安く,財団Bのフィギュアーツも2,000円代で買えた.
これらが定価もしくはそれ以上の価格で落札されていく.
箱や備品は保存しておくに越したことはない,と痛感.

いや,ただ一つ欲しいモノがあった.
それは時間,旅する時間.
若き日のように年単位で彷徨いたい.

※ えー,先日読了したこの本に完全に毒されてます.

天路の旅人

「いまの自分は、綺麗に欲がなくなっている。何をしたいとか、何を得たいとか、何を食べたいとかいったような欲望から解放されている。一日分の食料があれば、どこで寝ようとかまわないと思っている。水の流れに漂っている一枚の葉と同じように、ただ眼の前の道を歩いている。その欲のなさが、人の好意を誘うのかもしれない……。」(p459)

さすがにこの境地には達しえなかったが,限りなく自由度が高かった20代の東南アジア放浪は,人生最後の瞬間まで反芻できそうな貴重な経験やったな.

旅の回顧録~1993年のカンボジア(1)

では,次の長旅の機会はいつか?

実際,のんびりと構えてはいられないかも.

健康寿命の令和4年値について

このデータによると男性の健康寿命は72.57歳らしい.
残りたった14年!?

だがしかし.こんなもんは平均にすぎん.
全力全開で抗ってやる.
長旅に耐えうる健康のための金は惜しまん!(¥30,000内で)

目指せ!超高齢アスリート

いや,まぁ…この人たちは違うから...