2023/2/16 Thu
コタツ記事だらけ.
最近,知人のヤマタケさんが,とある冬チャリイベントに参加するため,ファットバイク用のスパイクタイヤを購入したらしい.
買ったのは45NRTHの「DILLINGER 5」のフルピンモデル.
幅にして4.6インチである.
ファット用スパイクタイヤの最高峰だけに,値段もエグイ.
ちなみにKazchariは同メーカーの「DILLINGER 4」,つまり4.0インチを愛用.
夏に履かせている4.8タイヤ(Maxxis Minion)と比べるとかなり細くなるため,いわゆるファットらしさは大幅減.
ファットバイク用の夏タイヤを購入した~Maxxis Minion FBF&FBR
ただし,雪上レースや雪山ヒルクライム志向のKazchariとしては,ピンの重量増分をダウンサイズしてよかったとも言える.
さて,この「DILIINGER」にはタイヤサイドに前後の組付け方法の指示表記がある.
Kazchariは,指示通りの順方向で組んでいる.
一方,ヤマタケさんは逆に組んでいる.
単純に“雪をかいて進む“というのであれば,逆方向の方が正しいっつーか,より推進力を得るという理屈がわからなくもない.
「さて,正解はどっち?」というレスをヤマタケさんのSNSスレッドにアップ.
そこへ登場したのが,我らがファットマイスターのKaba3.
曰く
「悪路(深雪)での低空気圧での高トランクション重視は逆バキ!安定した直進性能&高速走行。静止制動重視は正バキ!うーむ。ピン付きは、氷に喰いつくからどっちでもエエじゃないかな~」
なるほど.
一時はタイヤの向きを変えて試してみようと思ったけど,する必要はなかった.
さらに,
「スパイクタイヤ高かいと思うけど車スタッドレスと違い長持ちするので、劣化するまで数十年?死ぬまで?履けるのでお得かもです~それに、アイスバーンを一番 安全 快適に走れる乗り物になるのだ」
とのこと.
そうそう全く同感.
ファット用スパイクタイヤのコスパは最高なのだ.
にしても...ちまたにあふれるファットバイク関連記事には変なのが多い.
既に所有している人のブログ記事は共感できるものが多いが,「おすすめファットバイク◯選」的なコタツ記事は...
まずルック車を多数紹介している時点でなんかなぁ...
まず「雪道もラクチン」はウソやで.
ノーマルのブロックタイヤだと,深雪やアイスバーンは☓.
快適に走れる路面は結構限定的やと思うけどな.
深雪は極限まで空気を抜いて対応!
スパイクを履かせれば,ブラックアイスバーンだろううが平気!
後は「重い」「遅い」「長距離無理」とかって...そうか?
Kazchariのファット,Specialized FATBAOYはアルミフレームでカタログ上14kgほど(年式によりバラツキあり).
TREKのハードテイルMTBのローエンドモデル(Marlin)で13~15kg.
そんなに変わらんどころか,サイズによっては軽い.
遅い? ママチャリより遥かに速い.巡航30km/hは可能.脚力でカバーしろ.
ヒルクライムもOK.ダウンヒルが楽しいぞ!
長距離? ブルベも200kmなら余裕.300は...やめときます.
このように,ファットバイクは24時間365日,いつでもどこでも走れるオールラウンドバイクなのだ.
でも,グラベルロードも欲しいなぁ...(ボソ)