グラベルロードは流行ってる?

2023/4/13 Thu

いたしかゆし

2021年10月撮影

先日参加した「Spring Gravel Party」(正式名称は「スプリング グラベル走行会).

ファットな Spring Gravel Party ライド

本来は『Gravel Party 2023 in ATSUMA』の盛り上げというか,ミーティング的意味合いもあった.

実に楽しそう.

だがしかし,SNSにおいて,4/23に開催予定だった今年の大会の中止が告知された.参加人数が集まらなかったとのこと(元々Kazchariは参加予定なし)

少し前から自転車業界では「グラベルロードバイク」がブームとなっている(っぽい).
各メーカーともラインナップを充実させつつあり,雑誌も頻繁に特集を組んでいるように思える.

CYCLE SPORTS (サイクルスポーツ) 2023年 5月号

著名な自転車系YouTuberも,グラベルバイクを以前から猛プッシュしている.

確かに先日のような走行会に参加すると,世間的にもグラベルロードが盛り上がっているように思えてしまうが...実態はそうでもないようだ.

そもそも,趣味がサイクリングという人はそれほど多くない.

スポーツの競技人口

さらにウェアや用具を揃え,毎週末はそこそこの距離を走る...なんて人は希少.
車種にしてもロードバイク人気が圧倒的で,オフロードつまりMTBはマイナー.
ましてやグラベルロードなんて中途半端なモノをわざわざ購入するなんて変態中の変態(ホメ言葉).

メーカー側も「グラベルロードは段差に強いので通勤通学に最適」と,ちょっとよくわからない宣伝をする.
それが目的ならより安くて乗りやすいクロスバイクを買うのでは?

他,日本でグラベルロードが流行らない理由として,有力視されて言われるのが「走る場所がない」問題.

USAのように幹線道路沿いに延々と続く砂利道なんてシチュエーション,国内にはめったにない.せいぜい河川敷レベル.

山中を駆け回るトレイルにしても,登山客とのトラブル報告が多く,チャリ禁止の場所が多い.そもそもそうした道はMTBの方が適切.

さらに都会暮らしの場合,“おいしい”ポイントまで距離があるため,輪行もしくはクルマが必要.
自宅からさっと出かけるライドに比べると,なかなかハードルが高い.

ただ「走る場所がない問題」は北海道の場合,かなりクリアされているけどな.
それでも,グラベルライダーの絶対数が少ないということか.

ただし『ニセコグラベル』ほどの大規模イベントになると,本州からの来道者多数.
やはり,そうしたエンスーな方々への訴求力が重要なのかも.

まぁ,世間的な人気はともかく,個人的にグラベルが楽しいのは確か.

あまりにもブームになりすぎて,伊豆半島の林道のようにあちこち通行禁止になると困る.
マイナーなまま,こそこそ遠慮がちに走るのが良いかもしれん.
一部にはSTRAVAなどにルートをアップするな,という声まであるとかないとか.

いずれにせよ,沖縄と並ぶ日本の特殊エリア,我が北海道ではどの様な車種でも楽しめる.

真冬なんて道路全面グラベルである.
グラベルロードよりもさらにニッチなファットバイク天国でもある.

つまり365日,オールシーズン・ライドon!

グラベルロードバイクの誘惑

そうそう,逆に道外遠征ブルベと言えばBRM520十和田クラシック200のエントリー日が近づいてきました.

それに伴い,苫小牧→八戸のフェリー,および宿の手配をしなければ.
今のところ,帰路を一日延長しての青森ライドも計画中.
思えば”自分のチャリで”道外遠征するのは初めてかもしれん.

今期初ブルベ.
うわ,むっちゃ楽しみが過ぎる.

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