2023/3/25 Sat
木枯らし吹き荒れる
「木枯らし」は冬の訪れを告げる季語なのだが,春先のこの時期でも「きちがいじゃが仕方がない」くらいぴったりの状況.寒いって.
さて今週末はEMONDAにがっつり乗る.
まずは土曜日.
曇り.温度:0 ℃,湿度:67%,体感温度:-1 ℃,風速:3.9 km/時,風向:SW
前回のライド同様にがっつり着込み,ます空港脇の道路を疾走.
ちょうど「Air DO」の離陸シーン.
東神楽の「八千代ケ岡」という未知の地区へ向かう.
このあたりでは貴重な補給ポイント(自販機)を越えて,いつグラベルになってもおかしくない農道に突入.
ここに来る途中,18%越えの激坂あり.
始めてリア30Tを使う.
路面ウェット+落ち葉だらけとスリッピーな状況.
ゆえにタイヤの空転に気を使うものの,びっくりするほど楽に登れた.
30でこれなら34ってどんなん?
もうカミホロ荘前も怖くない.
道が荒れているので転倒が怖い.
ファットバイクなら全然気にならんけどな.
EMONDAも振動吸収性だけなら,意外に問題ない.
ISOスピード付きのDOMANEに乗り換えたら,違いがわかるんやろか?
途中,凍結している水たまりがあってビビる.
しつこいようだが,晴れてるけど寒いのだ.
こんなところに見事な白樺並木.
停車して写真を撮りまくる.
丁字路,右も左も両方けっこうな登り.
まずこちらの白樺並木側を登る.
後で確認するとSTRAVAのセグメントだった.
有名なのか?
舗装路がグラベルに変わった地点でゴール.
登りきって振り返った景色も素晴らしい.
せっかくなので,持ってきたロードバイク自立スタンドを使用.
幸い無風.無事撮影完了.
青奴工房(aoyatsukoubou) めだたんぼー 自転車撮影用携帯フォトスタンド クリア
少し坂になっているので,重さでハンドルが突然ぐいっと曲がってビビる.
心臓に悪いわー
こんなクソ高いチャリ,絶対に倒したくない.
ここで突然『シン・仮面ライダー』の話.
自分のレビューをアップした後,評論家から個人ブログまで,感想記事を一通りチェック.
賛否両論らしいが,感想サイトみたいな数行で断言しているモノはともかく,ちゃんと分析・考察している記事は肯定意見が多い気がする.
つまり「『仮面ライダー』に詳しくない,名前だけ知っている」ライト勢の評価はよろしくない印象.
庵野成分が濃すぎたか.
一方,オールドファンっつーか,少年時代直撃世代には,ニヤニヤしっぱなしの映画だったと言えよう.
少し話題になっているのが,「ライダー」への思い入れはともかく,実際のバイク趣味人に「絶賛」が多いらしい.
バイクアクションもロケーションも,オートジャイロ機能による無人走行シーンも,本郷のソロキャン趣味も,一文字の「バイクは孤独が感じられるから好きだ」も,全てがバイク乗りに刺さるそうな.
タカラトミー 『 トミカプレミアムunlimited シン・仮面ライダー サイクロン号 (仮面ライダー ver.)
ちなみにサイクロン号(変形後)のベース車両はHONDA「CB650R」.
水冷4気筒の流れるようなエキパイのラインが美しい.
まぁ,全体のデザインは今どきの”前輪荷重の寸詰まり系”であまり好きではないけど(すいません,おっさんの感想です).
問題はその価格.
もっとも安いグレードで税込み¥1,001,000...安くね?
いや,高いけど安い.
うちのEMONDAなんて...(ごにょごにょ)
やはりチャリ趣味はおかしい.
維持費がかからないという点だけがアドバンテージ(怪しいけど).
で,お次は久々に忠別ダムへ向かう.
ダムへのヒルクライムでSTRAVAセグメント10位内を狙う.
変電所からのロングではなく,ショートのスタート地点から踏んでみたが,やはり2年前のベストタイムには及ばず.
うーん,マシンの性能は上がっても,エンジンが劣化(老化)しているということなのか...
それにしても解せんのは,現在KOMの人物.
明らかにタイムがおかしい.
ありえない平均時速.
ポガチャルでも無理.
実際,この後に続く旭岳クライムの登攀タイムも明らかに変なので,STRAVAの運営からは承認されていない.
つまり,どう考えてもクルマかオートバイで計測している.
チートではなく,スマートウォッチの計測ボタンがいつの間にかonになっていて,知らずにアップロードされていた...と解釈したいけど,自己申告した方が良いと思いますよ.ガチ勢の怒り買うだけ損.
つーことで,ダムと言えば仮面ライダー(もうええて).
今回のライドで気になったのはクリート問題.
やはりはめにくい.
つま先側をひっかけた後,再度,かかと側にぐっと力を入れる必要がある.
ペダル側のテンションは一番ゆるいヤツにしてるんやけどな.
この脱着のわずらわしさが結構ストレス.
ダム管理所でトイレ後,忠別湖一周コースへ.
湖には既に釣り客がちらほら.
一部湖底も露出している.
今年はファットで走れる日も近そうだ.
みんな大好き「チョボチナイゲート」は当然閉鎖中.
すでに積雪はなさそうだが,どんな風景が広がっているのだろう?
雪解けのこの時期が一番,地すべりがヤバイはず.
湖で一旦途切れた道道1116号線の忠別ゲート.
通称「ユイの壁」という激坂ロードも冬期通行止め.
こちらのオープンはもうじきである.
ダムを後にして東川へ.
河川敷サイクリングロードが,いつの間にか通行可能になっていた.
ありがたい.
このまま順調に家まで...と思ったが甘かった.
こんな残雪エリアが数カ所.
押して歩けば問題ないが,今日もやっぱりチャリが汚れた.
帰宅後,泥跳ねをさくっと落とす.
チェーンに注油して,コーティング剤もしっかり塗布.
ウェアの洗濯後,モンキー125に乗り換えて図書館へ.
予約本を受け取る.
オートバイは...さらに寒かった.
我がミトコンドリアを活性化させて,この日のライドはこれにて終了.
今日もどこかでEMONDA,明日もどこかでEMONDA.