TopstoneなBRM518桂沢200(その2)

2025/5/18 Sun

とおりゃんせ,とおりゃんせ

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曇り.温度:14 ℃,湿度:92%,体感温度:12 ℃,風速:10.0 km/時,風向:SE

前半戦はこちら ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

美唄富良野線を走る.
ゲートを越えたあたりから新しく作られた道となる.
ちなみに冬はまだ通行止め.

ラナさんが何かの事情で停車したので先行する.
以降,ゴール間際までソロでの走行となる.

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今日は交通量が少ない.
確か昨年の開通直後は話題になったような気もするが.

ナビには走行路が示されているものの,脇道もたくさんある.
舗装路が完成する前は,林道が縦横無尽に張り巡らされていたのだろう.
その名残もある.

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長いトンネル突入.
漏水があるのかトンネル内びちゃびちゃ.

これは前回モンキーで走っていた時にも気づいた要注意ポイント.
当然,Topstoneケツもびちゃびちゃ.
やはりフェンダー重要(というのを後の「美瑛の丘300」で思い知ることになる)

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道道の後半は下り基調.
北海道らしからぬタイトコーナーが続く.
そして「炭鉱メモリアル」の映えポイント.

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12時近くになった.
美唄市内にて(PCではないが)ローソンにピットイン.
この先補給ポイントがない.
周辺のコンビニでも多くのランドールが休憩していた.

ローソンと言えばサンドイッチである.
何度目かの「海老カツタマゴサンド」.美味し.

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さぁ,腹も満たされたし出発しますか.
ここからもソロ旅.
風は相変わらずアゲンスト.

菜の花畑があちこちに.
そう言えば「いちめんのなのはな×無限ループ」という”最初にやったもん勝ちの詩”を書いたの誰だっけ? ⇒ 山村暮鳥(大正4年)でした.

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川沿いのストレート.
このブルベ最大の向かい風にヤラれる.
時速は15km/h以下まで落ちた.
辛そうに漕いでいると,歩道のクソガ...じゃなかったお子様たちが走って並走しやがる.嫌味か.

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直線を終えて右折すると,風向きが変わってびっくりするほど楽になる.
面白そうなDIYの小屋キットを見つけたので停車.
これで¥300万ぐらいだっけ.
自宅庭ガレージ(もしくはサウナ),あこがれるねぇ.

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川を渡ってしばらく走る.

【138.1km地点:通過チェック2 道の駅275つきがた】着.

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花壇にタイヤをつっこむわけにはいかず,写真のレイアウトに悩む.
そこへスタッフのT夫さん登場.いつの間に先回り!?

ここの道の駅は「トマトジュース」が有名.
自販機で売っている.
ただし,空き缶を捨てるゴミ箱がない.
持ち運ぶのは嫌なので今日は買わない.

一般ごみはともかく,空き缶回収ボックスぐらい置いたらええのにと思う.
チャリダーのように「捨てるところがないから買わない」という層も一定数いるはず.
売り手も買い手の双方が機会損失では?

道道11号線に入る.
ちょっとしたヒルクライム...っつーか,これって前回の「薄野200」の逆ルート.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

ほぼ登り終了の山頂.
季節が進み,一気に植物類が元気になってきた.
次は...蟲どもの登場か.

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ダウンヒルして「当別ふくろう湖」着.
札幌発着のブルベではよく通る道.
ここまで来ると「もう終わり感」マシマシ.

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だが,この「桂沢200」はまだ難所を残していた.
「Ride with GPS」のマップ上では「未舗装」表示されている部分である.

https://ridewithgps.com/routes/48156158より

もちろん未舗装=グラベルということはありえないが,細くて荒れていることは予測できる.
まぁ,Topstoneならたいていの道はクリア可能だがなッ!ダヒャダヒャ(と,油断してたのでヤラれた)

直線道路,ナビがいきなり曲がれと言ってくる.
指示通り進むと,ものすごく不気味な雰囲気の道.
路面状況はまだマシだが,細い道の両端を黄色いタンポポが覆っている...まるで”あの世”に続いている感.

しばらく進むと,なぜか,田んぼのあぜ道を黒塗りのクルマが数台,ゆっくりと走行している場面に出くわす.
ホンマに現世なのか? ここ夜やったらめちゃめちゃ怖いで.

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そしてはじまる結構な斜度のヒルクライム.
一時は13%を越えた.
クマが出ても不思議ではない.一応ベルは付けているけど.
「この道で合っている?」と疑念がわく頃,山頂らしき場所に到着.
軽自動車が停まっていた.

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ああ,やっぱり少し前までは林道(グラベル)まんまだったようだ.
路面にはしっかり「自転車道マーキング」もある.
そやけど,わざわざこの道を走る猛者,いるのか?

いずれにせよ,ここからは下り基調(のはず).
どこか(舗装済みの)「NISEKO GRAVEL」に似た道.ここからは至高のヒャッハー・タイムのはず!...と思っていた時期がKazchariにもありました.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(前編)

ここでKazchari,痛恨のミスをやらかす.
一歩間違えれば,このブルベの完走認定がされなかったかもしれない.

通過チェックに気付かず,2kmほどオーバーランしてしまったのだ.

要因は2つ.

1つはキューシートにある.
基本的にナビ(Bryton S500)を見ながら走っているが,次のPCや通過チェックまでの距離は事前配布のキューシートで確認するようにしている.

Bryton Rider S500 サイクルコンピューター サイコン 自転車用ナビ 地図表示 GPS搭載 タッチスクリーン搭載 無線 ブルートゥース ANT+対応

この「桂沢200」のシート(Excel版)はこれ.

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おわかりいただけただろうか.

通過チェック3の項目に「道の駅」の文字がついていることに.
おそらく,シート作成時にセルをコピー後「道の駅」を削除するのを忘れておられたのだろう.
これが頭に残っていて「次の通過チェックは道の駅か」という思い込みがKazchariに生じていたのだ.

「サイコンの距離は目的地に近づいている,なのになぜ,まだ山中なのだ?」

この不自然さに早々に気付くべきだった.
もしかしたら,出発前のブリーフィング時に説明があったかもしれないが,完全に聞き漏らしていた(伏線回収)

もう一点は軽自動車とのバトル.

この元林道,狭いのに意外に交通量が多い.
降りたドライバーの行動を見ると,どうやら山菜ゲッターに有名な場所のようだ.

通過チェックの手前,順調に下っていると停車していた軽自動車が急に動き出し,こちらは急ブレーキ.
あぁ,せっかくの位置エネルギーがぁ~
しかもこの軽,この後もやたらチンタラ走っている.
そして,いきなり停まる.
そう,正に山菜ゲッターの行動パターンそのもの.

こちらがイライラしているのに気づいたのか,Kazchariを先行させるが,運悪く登りが始まる.逆に軽につかれる.

これが数回繰り返される.
やがて軽は去っていったが,おそらく,このバトルの間に通過チェックを見逃してしまったのだ.

上記2つの要因が重なって,このデッドリーロスに気付いたのは171km地点になってから.目的地を2km過ぎた”下り”の途中だった.

さすがにおかしいと,スマホを取り出し,Google先生に「石狩油田八の沢鉱業所跡石碑」の場所を尋ねてみる.
幸いにも,本当に幸いにも電波が届いていた.
そして2km後方に,その存在を知る.
ようやく「道の駅」が誤記であったことにも気づく.

ここから2km,登り返しかぁ...と一瞬迷ったが”自称”クライマーとしては諦めるわけにはいかーん!
マウントのナビとスマホを入れ替えて,通過チェックを目指す.
途中,前方からやってきたランドヌールとすれ違う.
ありゃ,これ通り過ぎたのバレたか.

で,無事到着.

【169.1km地点:通過チェック3 石狩油田八の沢鉱業所跡石碑】

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うぉーやったぜ.
ミスをなんとか取り戻した.
アドレナリンが出まくっていたせいか,ここまでの道のり,あっという間だった.
個人的「通過チェック難易度ランキング」では堂々の第二位やな.

ちなみに1位はこれ.

BRM812北海道300kmPW北見大集合★知床峠(その1)

まぁ,今回はKazchari自身のミスであるが(ちゃんと確認しませう)
そやけど,Kazchari同様,見つけるのに苦労した方が多かったようで,事後のランドヌ札幌さんのSNSでも示唆されてたな.

元の地点を過ぎてリセット・ダウンヒル.
林道終わりかけの場所にある民宿(?)にパトカーが停まっており,やたら物々しい雰囲気.
その後の国道でも,やたらこの現場に向かうであろうパトカーを見たので,重大事件だったのかもしれない(調べたけどわからんかった).

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巨大な石狩川河口橋,巨大な霊園脇を過ぎゴールを目指す.
信号待ち時,後続のラナさんやらTさんと合流.

おお,なんだかんだでラナさん,復活してるやん.ハリボー,恐るべし(たぶん無関係)

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で,市内に入り信号峠をクリアして,ゴールのセイコマ着.

【200.8km地点:GOAL セイコーマート屯田五条店】

Kazchariはプラス4km,余計に走っています.

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ゴールレシート入手のために買うのは,もちろん「ザバスヨーグルト風味ミルクプロテイン」

SAVAS(ザバス) MILK PROTEIN 脂肪0 ヨーグルト風味 430ml×8本 ミルクプロテイン 15g

スタートした屯田西公園駐車場に戻り,完走手続き.

9時間51分.

「薄野200」BROMPTONと40分ほどしか変わらんのはナゼ?

完走メダルを購入し,次のブルベの情報収集.
次週「BRM524美瑛の丘300」,6/7「Flèche」以降の予定は未定.

ただ,本日話を聞いて「BRM614もっと当丸コースター」への参戦を決意.

BRM614もっと当丸コースター

データ上,302kmで「5080m」登るという,グランツール並みの凶悪さである.
あー,これは挑戦のし甲斐あるなぁ.
昨年は雨のせいで”もっと”がつかない「当丸」をDNSしたっけ.

さすがにBROTopstoneだとDNFの可能性も高くなるので,いよいよ”アイツ”をブルベ初投入かな(マジ?)

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数名と「美瑛の丘」での再会を約束し,帰路につく.
「200」の帰りだと,あわてず騒がず温泉にゆっくりつかれる.
向かうはちょうど良い場所にある「北村温泉」
昼間チャリで走ったルートをほぼトレース.これはこれで面白い.

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ただしレストランは宿泊客の貸し切り.
少し遅くなったが滝川の「かつや」で失われた栄養を補給する.

ここ数週やたら走っている国道12号,本日も無事,帰宅できました.
ありがたや.

さて,次は久々の「300」である.
今度こそTopstoneをマグネットコーティング(?)してやる.

TopstoneなBRM518桂沢200(その1)

2025/5/18 Sun

馴染みある道

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曇り.温度:14 ℃,湿度:92%,体感温度:12 ℃,風速:10.0 km/時,風向:SE

前日の格闘はこちら ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その0)

ここは『万葉の湯 ふとみ銘泉』のリラックス(ごろ寝)ルーム.
人に迷惑をかけないバイブアラーム式目覚ましは5時にセットしたが,当然のごとく,それが鳴る前に目が覚めてしまう.
「まぁ,割と眠れたかな」(=普通)とGarmin instinct様が言っている.

GARMIN Instinct 2X

5時半にチェックアウト.
現在6時の朝風呂開始時間をもう少し早めてくれたら...とブルベ民のKazchariは毎回思うわけだが.

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贅沢は言うまい.
で,スタート場所の「屯田西公園」に向かう.

途中で朝食を購入.
最近のお気に入りは,セブンイレブンの「たまご醤油おむすび(135円)」

卵かけご飯風のコンビニおにぎりをセブン-イレブンで買ってみた

こいつはマジで美味い.
レースなどのチャリイベント前と言えば「塩むすび」が最適とされる(のりは消化に時間がかかる)
ゆえにKazchariもしばらく「塩むすび」信者だったが,最近はこの「たまご醤油」に乗り換えている.値段も大して変わらん(20円程度).それで栄養価爆増.本日もこいつを2個とブラックの缶コーヒーにした.

出発後30分程度で公園着.
Topstoneをセットアップ.
徐々に参加者も集まってきた.

散歩中のおじさんが「今日はみんなでサイクリングするの?いいねぇ~」

はぁ,サイクリングというか,基本バラバラで,これから200km走るわけですが...(ブルベは説明が難しい)

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スタッフのT夫さんを見かけたのでご挨拶.

ついでに,昨日のタイヤ交換失敗の顛末をご報告.
メカに強いWさんも呼んで相談っつーか,グチる.

「外せますよ~」
「パンクしないようにチューブレスにしましょう」
「別のホイールを用意するとか」
「色々方法はありますが,最後は根性ですね」

と身もふたもないことをおっしゃる.アドバイスありがとうございます.
確かに今回外せたとしても交換が面倒なのは確か.
新しいホイールかぁ...でも天下の独自規格,Leftyやしなぁ...

【オリジナル完組み】Cannondale Topstone Carbon Lefty 専用カーボンホイール作りました!

あることはある.

あーだこーだ話しているうちにブリーフィング開始.
もしかしたらだが,この時にしっかり話を聞いておけば,後に発生する大悲劇を避けられたかもしれん...

車検を終えてさぁ出発.
例によって市街地はトレインにのっけてもらう.
ちょうど,前回の「薄野200」の後半でご一緒したラナさんの後ろにつく.

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

挨拶したが,チャリが違うため少しとまどっていたようだ.
これはチャリダーあるあるで,グラサンとメットのせいで誰が誰やら記憶に残りにくい.
むしろ乗っているチャリで覚えていることが多かったりする.

田舎道に入り風が強くなる.しかもアゲンスト.
そのせいかトレインがばらけだしてきた.

Kazchariも自然と一人旅に.
こうした状況になると,気になる場所で止まって写真を撮りやすくなる(ブロガーの運命)

下は廃校になった学校かな?
タンポポとのコントラストがキレイだったので急停車.

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この後は新十津川など「薄野200」とかぶるルートを走り,国道12号を渡る.
そして今回唯一のPCに着.

【53.9km地点:PC1 セブンイレブン三笠いちきしり店】

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スタッフのお出迎え.
さすがに50km以上向かい風の中を走って,かなりのカロリー消費.
「ねぎ塩タンおにぎり」他を購入.美味し.

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さて,ここからはしばらく山道.
本ブルベの名称である「桂沢湖」に向かう.

さぁ,これからは”自称”クライマーの出番ショ.
ほどほどの斜度の坂が長々と続く.結構好きなタイプの登りだ.

途中にあるトンネル,実はその中が一番斜度が高いという不思議な道.
トンネル内なので正確ではないが,サイコンの表示が一時17%とかを指していた(ぜってーウソだ)

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で,桂沢湖着.
あれ? こんなに地味だっけ?
あぁ,キレイなのは「シューパロ湖」の方か.

停車していると,ラナさんが通過していった.
追いかけると新しいレーパンのせいか,片方の脚がしびれて痛いとのこと.

おそらく坐骨神経痛?

新しいパンツやサドルでポジションが変わると起こる可能性があるという.
やはりロードはポジショニングが重要やな.
「ゆっくり行くので先にどうぞ」と言われたので先行.

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いくつか峠を越えてこのトンネル前で停車していると,なんとラナさんが復活?
追いついてきた.

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これまた,長丁場のブルベあるあるだが,途中で体調が悪くなったり,痛みが生じても漕いでいるうちにいつの間にか回復してたりすることがある.
まぁ,終了後にどっとツケのように不具合が押し寄せることもあるけど...

ここからは国道452号線を颯爽とダウンヒル.
三段滝手前で道道135号線に左折すると,昨年開通したばかりの「美唄富良野線」となる.

モンキー125で走ったな.

モンキー125,開通したての道を走る~道道美唄富良野線

しばらく進むと通過チェックの看板が現れた.

【89.3km地点:通過チェック1 美唄富良野線ゲート】

いただき画像

ここでは(今日はスタッフの)T夫さんが待機.ご苦労様です.

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復活したかに見えたラナさんだが,やはり足のしびれはあると言う.
ここで世界で一番有名なグミこと『ハリボー』を,回復を願って1粒プレゼント(セコイ).

ハリボー 6種セット シェアパック 大サイズ【ハッピーコーラ ・スターミックス・フロッグ ・ハッピーチェリー ・ダイナソー ・ゴールドベア 】

Kazchariはフロントポーチにグミを入れていることが多い.

参考にしたわけではないが,ヨーロッパのレースシーンでも選手が「ハリボー」をよく食べている.
これもまた「補給食がツール・ド・フランスなヤツ」なのだろうか?

つーことで,後半戦へ続く ⇒ TopstoneなBRM518桂沢200(その2)

EPICな全道MTB4時間耐久レースin上砂川ライド

2025/5/11 Sun

さぁ,地獄を楽しみな

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曇り.温度:13 ℃,湿度:85%,体感温度:11 ℃,風速:10.4 km/時,風向:WSW

DoRideさんの運営の「全道MTB4時間耐久レースin上砂川」に参加した.

全道MTB4時間耐久レースin上砂川

人生初のMTBレースである.
はたして,その結果は...

4時間,27周回でソロ部門12/19位と,オデノカラダハボドボドダ!
いくら初レースとは言え,あまりにも不甲斐ない.
そして死兆星が見えた阿鼻叫喚の地獄絵図.

ちなみに優勝した方はなんと40周回である.
本当に同じ人類なんか? バ,バケモノか!

では,当日の朝にプレイバック...(♪きゅるきゅる~)

会場の上砂川は自宅から2時間ほど.
朝5時頃に家を出る.

レース前日の土曜日は大雨.
今日も午前中は雨予報.
実際,旭川出発時も小雨が降っていた.

ブルベだと7割方DNSしていたであろう天気.
だがしかし,今日はMTBレース.
泥にまみれてナンボなのだぁ!...とお気楽に考えていた時期がKazchariにもありました.

マシンはもちろん「Specialized EPIC EXPERT」
フルカーボン,フルサスのXCレース用軽量MTBである.
「S-WORKS」ではないものの,定価¥1,000,000の準ハイエンド(を¥300,000引きで買った).

『Specialized EPIC EXPERT』なほぼグラ・シェイクダウンライド

これで勝てねば貴様は無能だ...と,ハイ.無能でした.
所詮,チャリはエンジンが高性能でないと宝の持ち腐れであると痛感.

会場へ向かう途中,補給食として「アミノバイタル」やら「ミニクリームパン」を購入.

アミノバイタル 味の素 ゼリードリンク パーフェクトエネルギー グレープフルーツ味 130g×6個 アミノ酸 5000mg アラニン プロリン 栄養補給

いつものレース同様,「スーパーメダリスト」をちびちび飲みながらハンドルを握る.

アリスト スーパーメダリスト 500ml用 11g×8袋

7時過ぎに会場in.
さすがに早く来過ぎたか,まだ参加者の姿は少ない.
受付になるべく近い場所に駐車.

隣の家族連れに挨拶.
「すいませ~ん.このレース初めて参加するんですけど,クルマここでいいんでしょうか?」と早速コミュニケーションを取り,情報収集.

見れば,参加するのは親御さんではなく,そのお子様たちのようだ.
高校生と小学生?
しかし,チャリやウェアは本格的.
英才教育なのか?

他にもキッズ・ライダーがちらほら.
「S-WORKS」乗りまでいて驚く.

EPICをクルマから降ろしてウォーミングアップ.
コースにはまだ入れないので,会場周辺をうろうろと徘徊.

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何せ初心者である.
サスや空気圧のセッティングも何もかも全然わからん.

一応,Google先生に「前後2.2Barぐらいが良いでしょう」と教えてもらうが,今思えば,今日のようなマッドコンディション+体重58kgのKazchariだと明らかに高すぎ.
これが後の”坂道空転地獄”につながった気がする.

8時受付開始.
エントリー時は隣接する温泉施設が休館のために使えない⇒¥1,000引きだったが,この大会のために休館日を延期してくれたらしい.
ゆえに「入浴+弁当代」として,追加で¥1,000払った.

ゼッケンをもらう.
エントリーが早かったせいか,トップの「№11」だった.

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パンフ兼メンバーリストももらう.
TさんやFさん,Nさんなど強豪勢の名前が並ぶ.

こうして見るとソロ参加でも,みな何らかのチーム名を記入していた.
Kazchariだけがチーム名空欄だったが「おだってるJAPAN」にしとけばよかったかな.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

今度からそーするか.

さて,ここから8時40分までコースを試走できる.
意気揚々と進入するが,「うわ,これは楽しい~」と思ったのは最初だけ.
すぐにこのコースの凶悪さに気付く.

コースはスキー場の斜面に作られている.
様は登りか下りしかない.
平坦なのは,建物をまわるアスファルト部分のみ.

そして,昨日からの雨でコースコンディションはヌタヌタドロドロのマッド路面.
10%以上の激坂が3か所ほどあるわ,180°ターンはあるわ,ホイール1/3が埋まる水たまりはあるわ,岩石の横をタイヤ1本分しか走れない道があるわで,もうヤベー予感しかしない.

ゆっくり1周しただけなのに,もうヘロヘロ.
こ,これを4時間!? 正気の沙汰ではない.

「何か,とんでもないイベントにエントリーしたのかもしれない...」と後悔しても後の祭り.
競技説明後,9時のスタート時間がやってきた.

何せ4時間である.
映画2本分を一人で走り続けるのだ(『タイタニック』より長い)
補給はどうする? トイレはどうする.
そんなド素人の不安をよそにレースが始まった.

驚いたのはトップランカー達のスタートダッシュ.
もう最初からとんでもないスピードでカっとんで行く.

「も,もつのか,あれで?」

どんなエンジン積んでるのやら...
で,Kazchariの方は早々に「完走すること」に目標を切り替える.

最初は登れていた坂セクションも,タイヤのブロックに泥が詰まって空転.
さらには,コース作成のために刈られた草が泥と交じって粘土状に.
それがフロントギアやリアサス,チェーン付近にからみ,とんでもない抵抗になる.桜の花びらがトッピング...

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チーム参加者はまだ良い.
交代(休憩)時に高圧洗浄機で泥を洗い流せる.

ソロかつ初心者のKazchari,あろうことか,そのシーンを見て,レースを中断し洗車するという暴挙に出る(アホです)
こんなことをしている場合ではないと,以降は停車時に手で泥を掻き出す作業数回.
もはや,何をしているのかわからない.

泥の弊害はまだある.

ボトルの水が飲めないのだ.
本体は元より飲み口も泥だらけ.
とても口をつける気にならない.

また,ピンディングに泥がつまり,SPDペダルがはまらない.

サイコンにも泥が飛び散って,画面が見づらい上にタッチスクリーンの誤作動まで起こる.

もう何がなんだか...変な笑いしか出ない.

ゴール前の直線,ちょうどクルマの駐車列の間を通る,つまりここがピットになっている.
目安として1時間ごとに停車,いそいでアミノバイタルを飲み,クリームパンを頬張り,水分を補給する.

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残念ながら,それだと全くエネルギーが足りなかった.
常にハンガーノック気味.

そして,レース後半になるにつれ,左足が頻繁につるようになった.
特に転びそうになって足を着いて,再スタートする時である.
下腿三頭筋だろう.激痛とともに脚の指を全然伸ばせなくなってしまう.

ついでに右足も古傷の腸脛靭帯炎が再発.
膝の外側およびふくらはぎ上部にも激痛が走る.

上肢も問題.
不整地と言えば,何よりもバイクコントロールが重要.
暴れるバイクを上肢・体幹で押さえつける必要がある.
ところが...全く力が入らない.

特に右手.
明らかに握力ほかの筋力が低下している.
言うまでもなく鎖骨骨折をやらかした側である.
絶対に右側にコケるわけにはいかない.

チャリダーKazchariは鎖骨骨折!

おまけにシフトレバーとドロッパーレバーにも,左右の親指があたって,皮がむけて出血.

...てな感じで満身創痍
周回タイムがどんどん落ちていく.

坂だけでなく(かせげる)平地ですら全然踏めない.
チーム参加とは言え,キッズたちにも抜かれていく...

あまつさえ雨も降りだす.
実況の方も「いやぁ,今日のレースは本当にキツイですねぇ~」と連呼.

そんな中,トップ争いを続けるライダーの走りは,正に天上人の戦い.
何しろ速い,かつスタミナ無尽蔵.
テクニックもエグイ.
マッドな轍だろうが,急ターンだろうが無駄なくグイグイと進んでいく.

下手クソなKazchariなんかは,比較的締まった路面をトレースするような走りになってしまうが,上手い人は最短距離,もしくは周回遅れをパスするために道なき道をガシガシ走っている.

信じられん.

弱ペダのMTB編で「MTBのコースは立体的.狭い場所でも抜けるポイントはいくらでもある」みたいなセリフがあったが,100億%納得.

後半2時間,もう完全に脚がなくなって,ちょっとした坂道も上がれない.
EPICから降りて押すべし.

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ…そしてなによりもォ! 速さが足りない!!
(スクライド:クーガーのセリフ)

要は...圧倒的に体力とテクニックが足りないッ!

ついに4時間が経過.
ここまで「早く終われ」と願ったレースはこれまでなかった.
とりあえず完走できたことで,自分をホメてやりたい...トホホ

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高圧洗車機の列に並ぶ.
前に並ぶ,ベテランっぽいライダーに話しかける(グチ?).

DoRideのイベントの中でも,この「上砂川4時間」は時間的にもコース難度的にも特にキツイそうな.
うわっ,出るレースをミスった?

それに「BBは今日中に外して清掃および乾燥させた方が良い」とのアドバイスをもらう.
そうしないと,異音が発生し,寿命が短くなくなってしまうから,とか.

「と,言っても,今日の今日で作業する元気もありませんけどねーガハハッ」

そ,そーすね.同意です.
つーことで,ざっと洗車した後,弁当をもらって黙々と食べる.

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現在14時過ぎ.
15時から表彰式だが,もちろんKazchariには無縁の世界.

隣の「上砂川温泉パンケの湯」で疲れを癒す.

上砂川温泉パンケの湯

しっかりと”サ活”3セット.
外気浴ができないのが残念だが,お湯の質は上々.

15時半,会場に戻ると残っているクルマはほとんどなかった.

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皮肉にもレース終了後,天気はすっかり回復.
太陽がまぶしく暑いほど.

ラインテープが取り除かれたコースをぼんやりと眺め,レースを反芻.

それにしてもマジできつかった.

接触や落車が怖いので,いわゆる「ロードレース」には出たことはないが,Kazchariは短時間瞬発系より,長時間ペース走法なら得意と思い込んでたなぁ.
ゆえにMTBの初レースも「4時間耐久」にしたが,ペースやら何やら考える余裕なしっ!

ブルベやらヒルクライムと,MTBレースは完全に別の種目だった.
スノーレース? あれは少々特殊.

第3回びえいスノーサイクルフェスティバル

同じ「人力2輪」と言えど,機種ごとに用途,乗りこなし方が別物.
それだけバリエーション豊かなのがチャリ趣味の特徴やね.

つーか,今日のコンディションだといっそ「ファット+フラぺ」の方が良くね?
ファットの人はいなかったので,目立って,たくさんアナウンスしてもらえたかも...(うれしいのか?)

いずれにせよ,グラベルをのんびり走るだけでは,体力もテクニックも身に付かないことがよくわかった.

弱ペダの最新刊でMTB出身者が(バイクコントロールという点において)「ロードは楽だよねぇ」とイキってるのもさもありなん.

弱虫ペダル 95

つーことで,強烈な体験ほど記憶に残り,また経験したくなる.
MTBレース,楽しいぞお!(説得力ゼロ)

iPhone15 Pro 平和だったスタート前...

BROMPTONな深山峠の桜を愛でるライド

2025/5/9 Fri

桜の木,上から見るか下から見るか

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晴れ.温度:17 ℃,湿度:40%,体感温度:18 ℃,風速:5.2 km/時,風向:SSW

今週末は雨予報.
桜の見ごろは今日が最後かと,昼から有給休暇を取ってBROMPTONで出撃した.いい職場だ.

旭川近郊の桜の名所と言えば,まずは動物園隣接の旭山公園の名があがる.
ここは夜桜が有名.
他には神楽岡公園常盤公園がある.

旭川市の花見を楽しむ、桜の名所ガイド

Kazchariのお気に入りは聖台ダム
一週間前に訪れた時は全然開花していなかった.

EPICな望岳台とジャリジャリライド

そろそろ満開だろうと,当初はこの聖台ダムに向かうつもりだったが,SNSで『Cafe YAMAICHI』さんの「深山峠の桜,満開でーす!」との投稿を発見.
これは行かねばなるまいと,行き先をあっさり変更.

午後出発なので時間が無い.
自宅からの自走だと途中で挫折しそうだったので,ハスラーにBROを積み込む.
そして,いつもの「美瑛スポーツセンター」までワープ.

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BROを降ろして,ここから深山峠に向かう.
まずは美瑛川沿いの堤防へ.

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もう少し”光”が欲しいところだが,贅沢言うまい.
色々と構図を考えつつ撮る.

望遠でボケも狙うが,iPhoneだと限界が.
BROにはあまりスキマが出ないので「ポートレートモード」も使えるかも.
(スキマ=空間が広いとそこだけボケないので気持ち悪い画になる)

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堤防を後にする.
有名な「赤い屋根の家」が見える.
おそらく,美瑛の丘で一番写真に撮られている建物.

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地獄坂の沼崎道路を登って『YAMAICHI』さん前へ.
せっかくなのでソフトクリーム...と一瞬ココロ惹かれたが,ここで寄ってしまうと100億%目的地に到達しないと思われるため断腸の思いでパス.
「かみふらの八景」の写真だけにとどめる.

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国道を少し南下して「深山峠さくら園」着.
いつも脇を通り過ぎていた場所.
じっくりと散策するのは初めてである.

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桜の木が実際に生えているのは,国道より降りた場所.
まずは上から眺める.
想像よりも小規模(本数少な目)だったが,美しい.

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未舗装の道を慎重に降りる.
Topstoneなら平気だが,スリックタイヤのBROだと急斜面グラベルが怖い怖い.
パンクもしたくないしな.

今度は下から見上げる形で.
太陽の位置がちょうど良い.

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正直,桜の密度がもう少し欲しいが...
同じ場所に停めて,構図を変えて撮ってみる.

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国道に戻るのもあれなので,Google先生を信用してグラベルをそのまま走行.
走りやすく曲線が美しい田舎道.
また,楽しいルートを発見してしまった(BROなので,おっかなびっくりだけど)

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無事,舗装路に接続.
いくつかの坂を越え,デポ地に向かう.

「新栄の丘」にて,赤い屋根の家を今度は上から眺める.

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再び「望遠圧縮(ボケ)写真」に挑戦.
さっきよりは”ぽいっ”.
素直に一眼,持ってくれば? BROのおしゃれチャリダーなら.

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美瑛川沿い堤防に戻る.
時間帯が変わり,光の強さと向きが変わった.
今度は前ボケで.

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最後に駐車場横の神社(?)にて灯籠と桜の組み合わせ.
あぁジャポニズム.

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チャリ趣味を始めてから,季節の変化に敏感になった.
暑さ,寒さ,温かさ,涼しさ,風,雨,雪,そして匂い...

植物に代表される目の前に広がる景色の変化.
特に春の桜,秋の紅葉.

どこかが満開,最盛期になった聞くと観に行きたくなる.
たとえ毎年同じ場所,同じ景色であったとしても,それは永遠ではない.

名画『ブレードランナー』(1982).
レプリカント・ロイの最期のセリフが身に染みる.

おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。

誰もが固有の風景を記憶している.同じモノはない.
老年期の入口に立つKazchari.その思い出たちがひたすら愛おしい.

...と,少々辛気臭くなってしまったが,やっぱりBROMPTONはこんな感じのゆるポタが正しい運用ですね.

BROMPTONなBRM506薄野200(その3)

2025/5/6 Tue

最高のデジタルデトックス

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曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

その2はこちら ⇒ BROMPTONなBRM506薄野200(その2)

昼食(?)を終えて,セブンイレブン小樽銭函店を出発.
しばらく進むと,もう一つのPC,セイコマがあった.

こちらもこちらでランドヌールが多数休憩中.
記念ブルベだし,天気も良いしで盛り上がってますなぁ.

交差点で停車中.
目の前を実に“昭和テイスト”な暴ヤンが通過.
ほほえましいと言えばほほえましいが,真昼間である.警察仕事しろ.

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ここからは国道337号に入る.
いわゆる産業道路.
旭川から札幌市街をパスして小樽方面に向かう際,よく通る道である.

道幅が広く,走りやすいと言えば走りやすいが,無味乾燥.
せいぜい時速20km台のチャリでは,変わらない風景が直線で長々と続く感.
追い風基調なのが助かった.
こういう道,トレイン組んだら速いやろなぁ...

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ロードバイクに抜かれたり,抜いたりとゾンビ走法でひたすらBROを漕ぐ.
この頃からだろうか,肩甲骨の間に痛みを感じ始めたのは.
僧帽筋にダメージが蓄積されつつあるようだ.

理由?

それはBROのポジションに自由度がないから.
走行性能そのものには不満はないが,常にこの幅のせまいMハンはキツイ.
ドロップハンドルは偉大だ.

BROマイスターのO西さんが,あれほどTTバーにこだわる理由がようやくわかった.こりゃ長距離キツいわ.

せめて,バーエンドにつけるプルホーンだっけ?
あれがあるとだいぶ違うかもしれない.
バックミラーの取り付け場所に工夫が必要だが.

やがて国道231号(日本海オロロンライン)になる.
後方から来たロードのトレインに誘われて,しばらく踏ん張ることもあったが,やはりキツくて離れてしまう.ぐぬぬ(それが普通です.どーしてついていけると思うのか?)
このあたり,相変わらず路肩は狭く,道路も穴だらけ.
後輪の外し方がよくわからんので,パンクしたら終わりかもしれん我がBRO,慎重かつパンク回避を願いながら進む.

何か見覚えがある道が...おお,これは懐かしの『石狩200』のルートではあーりませんか.

Audax Japan BRM1002北海道200km石狩(2021Centenary of BRM 200)(その1)

となると,あの絶景の坂を登るのか.

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坂の後に合流したえくせらさんラナさんに引かれつつ,100kmを越え,ようやくPC2到着.

【118.1km地点.PC2:セイコーマート厚田店】

おお,エアロロードのガチ勢軍団がたむろしている.
水分と栄養を補給.
ENIWA RACINGのKさんがいたので,来週参戦予定の「上砂川MTB4耐」の情報を聞く.
知り合いの参加はないとのこと(実際はENIWAジャージの人もいた).
やはりMTBレースとブルベ民とは客層があまりかぶらないのかもしれない.

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ボトルの水が半分ほどだったため,ミネラルウォーターを購入.
グループライドだと2リットル1本買って,みんなでシェアできたりして便利である.

さて,本ブルベも,ようやく半分を過ぎた.
実質折り返し地点である.
海岸沿いと別れ,山岳地域に入る.

道道11号月形厚田線スタート.
日差しはあるが,気温が高すぎないのが助かる.

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前後に誰もいない.
淡々とヒルクライムをこなす.
これを「虚無の時間」というなら,それはそれで正しいのだろうが,ここはポジティブに「デジタルデトックスの時間」と捉えたい.

現代人はとかく,空き時間を娯楽,特にデジタルで埋めようとする.
そして脳が疲弊する.
そうした刺激過多の人工的な創作物.
確かに面白い.
だが,いつまで経っても視聴をやめられない中毒性の高い劇薬から離れるには,こうしたヒルクライム,いやブルベが一番やな.

デジタルデトックス~無料快楽コンテンツの罠

あっ,走行中もサイコン(デジタル)は見ますよ.許してぇ.

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初使用の「BRYTON S500」も,いい仕事をしてくれる.

たぶん,このあたりが頂上.

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月形演習林?
青い花が美しかったので.

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爽快なダウンヒルで山越え完了.
国道を越え,お次は空知地域らしい,さえぎるモノない田園を風に耐えつつ走る.

ようやく,田園エリアを抜け新篠津の市街地に突入.
通過チェックに行く前にセルフPCとしてセイコマにピットイン.

赤コーラで糖分補給.
ブルベを続けていると,カラダが何を欲しがっているのか,料理・食べ物ではなく成分単位でわかるように...なった気がする(言い過ぎ).

Kazchariだけでなく,続々とランドヌールが停車.
位置的にここはそういう所だったようだ.
併設しているソフトクリーム屋も有名とのこと.
さすがにブルベ中に食べるモノではないなぁ...と思っていたら,チャレンジャーが.

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バニラの上にホイップクリームという凶悪さ.
美味しそうだが...今じゃない.

ここからは4人でトレイン組んで,通過チェックに向かう.

【161.9km地点.通過チェック:しんしのつの天文台】

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運が良かったのか,シェルターをスライドさせて,天体望遠鏡むき出しのシーンに遭遇.
まだ陽は落ちていないが,何を観ているのだろう?

時間があれば,スタッフの人に色々聞いてみたいところだが,良くも悪くもブルベ中.そそくさと写真だけを撮って,ゴールの札幌を目指す.

ここからの40kmがなかなか辛かった.
BRO参加の特権(甘え)で,ロードの3人にずっと引いていてもらったのだが,元々巡航速度が数キロ違う.それに合わせるには相当パワーが必要だった.
いやぁ,いい練習になりました(明らかにオーバーリーチ)

それに道路状況がひどい,ひどすぎる.
マジで落車してもおかしくない大穴だらけ.
ひいてもらうのはありがたいのだが,それだけ発見が遅れることになる.
「落車ダメ,ゼッタイ!」キャンペーン中なので,かなり緊張した.

で,札幌市街地に入ると,路肩はほぼなくなり,クルマはクルマで車間なしで並走,追い抜きするので怖い怖い.
おまけに信号坂である.

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こうして考えると,旭川をはじめとした地方発着ブルベはストレスがなくて良い.
まぁ,今回は「すすきの」であることに意味があるので,こうした混雑に不満を言っても仕方がない.

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まぁ,こうした試練の数々も終わる時がやってくる.

恐れていたパンクもなく,ゴールである「セブンイレブン札幌南3条西8丁目店」着.

例によってブルベのゴールで購入するのは,迷いなく「ザバス」のミルクプロテイン.
最近流行りなのかノンアルビールが一部界隈で人気のようだ.

てっきり,店の前で乾杯していくのかと思いきや,ゴール受付まで走ってから...ということらしい.
ああそうか,店の前に大量にチャリが停まっていると顰蹙...という話がブリーフィングであった.出禁ダメ,ゼッタイ!(いろいろあったようです)

で,少し移動して新築したてなのか,やたら豪奢な「札幌市中央区区民センター」に移動.
1階のチャリ駐輪場には大量のランドヌールチャリが...壮観である.

受付部屋にて,レシートおよび写真を見せて無事認定.

10時間31分だった.

おかしい.ギリギリ隊のつもりで時間を目いっぱい使って楽しむつもりだったが,これではロードとまではいかんが,グラベルやファット参加時とそんなにタイムが変わらん.

ファットなBRM911旭川200km(その1)

まぁ,ラスト40kmをひいてもらったおかげではあるけど.
それでも,BROの走行性能は素晴らしい.恐ろしい子!
それこそTTバー付ければ無敵?

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本ブルベでは通常の「200km完走メダル」(¥1,000)「20周年記念メダル」(¥2,000)の両方を購入できる.
Kazchariはこれまで参加したブルベのメダルは欠かさず購入しているので,今回も2つとも...と思ったが,財布には¥2,000の他,栄一1枚しか入っていなかった.
お釣りが用意できない,とのことで,どちらしかか買えない...となると記念メダル一択でしょう(後日発送).

受付でもう少しのんびりしていきたいところだが,ハスラーのデポ地まで,まだ12kmほど走らねばならない.
数名と次週の『桂沢200』での再会を約束して去る.

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走り出したは良いが,渋滞と信号坂に阻まれて,なかなか市街地を脱出できない.
日が落ちてどんどん暗くなる.
通行人が増え,少しずつネオンが灯る.
10月ならともかく,5月では明るいうちにゴールしてしまう.
主催者がこのブルベに込めた「鮮やかなすすきの夜景を堪能しながらゴールしてください」を,ゴール後にわずかながら体験できた.

いや,ギリギリ隊なら8時着なので問題なしか.

ようやく丘珠付近まで脱出.
残光が印象的な本日最後の写真.

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デポ地にてハスラーにBROを積み込む.
風呂に入りたいぞ.

いつもの定サウナである『ふとみ銘泉』に向かい,ゆっくり休んでから旭川に帰るか...と思っていた時期がKazchariにもありました.

『ふとみ』に到着しサ活して,リラックスルームで横になると,しっかり寝落ち.
気が付くと深夜.
もはや帰る気力はない.
このまま寝ます.おやすみなさい.
やはりBROMPTONでのブルベ,ダメージがでかい...

えっ,次回? うーん,しばらくはいいや.
ただ,こういうキツいイベントは非常に記憶に残る.
そしてまたやりたくなる...

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遅ればせながら,AJ様,20周年おめでとうございます.
こんなに楽しい趣味を知り,参加することができて,本当に楽しいです.

これからもよろしくお願いします.
一生ブルベします(マジか)

BROMPTONなBRM506薄野200(その2)

2025/5/6 Tue

まわってまわって

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曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

その1はこちら ⇒ BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

定山渓温泉を抜けると,寂れた道道1号(?)へ.
北海道あるあるなのだが,雪解け直後は道路の陥没がひどい,ひどすぎる.
さらに路肩はジャリが浮きまくっている.
パンクどころか落車トラップだらけである.

そして...いやホンマ,札幌ナンバーのクルマはマナーが悪すぎる.
勘弁してくれ.

まず,追い抜き時に車間をほとんど空けない.
対向車線にクルマが走っていないのにもかかわらずである.
それにやたらクラクションを鳴らす(注意というより威嚇?)

キープレフトで走っていても,陥没穴を避けるため,意図せず右によれることもある.
その横を猛スピードで通過するクルマ.
この車間ではひっかけられてもおかしくない.

ここらではこういうのが標準なのか?
地元の旭川のみならず道内の別の地域でも,ここまでひどい扱いはない(主観).
バックミラーは必須装備である.
安全のため,そろそろレーダー導入も考えるか.

CYCPLUS 自転車 テールライト L7

「バッテリーが400ブルベをカバーできる20時間くらい持てばなぁ...」と思っていたところ,最新のこいつは公称30時間.マジか.

と,ぶつぶつ言いながらも「さっぽろ湖」着.
一応ブロガーの端くれなので走ってばかりではなく,写真も撮らないと...

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朝里峠を目指してひたすら登りが続く.
12速のBROは登り性能も超優秀.
この程度であればギアの不足を感じることはない.
これ,今度カミヒル逝ってみるか.

小径車ゆえ,ダンシングが難しいものの,サドルが優秀なのか座りっぱなしでもケツがあまり痛くならない.ありがた山.

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この季節らしい,両サイド残雪の中を走る.

交通量が多いのには理由があった.
なんと「札幌国際スキー場」はまだ営業中だった.

そこを横目にもうひと踏ん張り.
ようやく頂上らしきスペースが見えてきた.

参加者ではない一般ローディも見かけたが,なんと半袖半パン.
どちらに行くにしてもこれから下りなのに大丈夫か?

つづら折れのダウンヒル開始.
ブリーフィング通り,深めの縦溝が怖い.
小径車ならなおさらである.ハンドルがぶれるぶれる.
ただでさえ,鎖骨骨折のトラウマがあるのだ...

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落車ダメ,ゼッタイ!なので,慎重かつ慎重に,ゆーっくりと下る.
せっかく貯めた位置エネルギーの無駄遣いやな.

当然,こんな走りをしていると後続チャリに次々と抜かれる.
どうぞどうぞ.

やがて,名物の朝里ループ橋が見えてきた,
あーたぶんクルマやバイクでは走っているはず(記憶あいまい).

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まさかここをチャリで走る日が来るとは...(感無量)
合流したPikaさんとしばし記念撮影.

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その間も札幌チャリダーと思しき参加者がビュンビュンと抜いて行く.
まぁ,こんな風景,珍しくなのだろう.

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ループ橋を後にしてひたすら北上(下りだ!)
海が見えてきた.
そして北海道の大動脈,国道5号に接続.
このブルベ,前半の文字通りの山場終了である.

気温は上昇して暑いくらい.
山場は終了したが,登りはまだある.

海沿いのアップダウンを進む.

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海の青が美しい.♪ブルーブルーフィクサー~(知らん知らん)
やがて国道をそれて,細い町道へ.
下りだったからよかったが,エグイ坂だ.
それにクルマも多い.
さすが小樽-銭函エリア.

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【74.4km地点】PC1:セブンイレブン小樽銭函店

参加人数が多いため,通過チェックの定山渓同様,銭函もこのセブンか,少し離れたセイコマがPCとなっている.
先に目に入ったこちらのセブンを選択.
時間的にお昼.少し腹に入れますか.

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由緒正しいブルベ飯だ.

ここで,Pikaさんから来月のFlècheで一緒に走る「えくせら」さんを紹介される.
どもども.よろしくお願いします.
チーム「おだってるJAPAN」は,今年は5人体制で走ります.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

札幌発着の(チャリでは)未知のルートである.楽しみだ.
晴れるといいね.昨年は...ハードだった.

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それはさておき,この『薄野200』,まだ半分終わってないやん!
まぁ.残りは平坦だから余裕...と思っていた時期がKazchariにもありました.

次回,虚無との闘い.お楽しみに ⇒ (その3)へ

BROMPTONなBRM506薄野200(その1)

2025/5/6 Tue

行けぇ! オレのBROMPTON!

いただき画像

曇り.温度:8 ℃,湿度:69%,体感温度:7 ℃,風速:6.4 km/時,風向:S

朝の5時.
まだ町は眠っている.

交通量の少ない中,スタート地点を目指すBRO
旭川市民ゆえ,札幌の地理には全く詳しくないKazchari.
スタート地点までの案内はGoogle先生頼り.

気温は5℃くらいかな.
ウェアは昨年同時期の『BRM429日高門別200』と同じ装備,すなわち中起毛ジャージ&ビブである.

2024BRM429日高門別200

もちろんブルベ民の正装,蛍光ベストも忘れない.

TRIWONDER ランニングバッグ

グローブは指出し.
念のため「ノーマルテムレス(黒)」も持参.

防水グローブ テムレス 04advance BK

こいつとジレ,ウインドブレーカー,モバイルバッテリー,電動ポンプを「Ride on Bag」に収納する.
思うところはあれど,このバッグ,ホンマに使い勝手が良い.

REC MOUNT PLUSの『Ride On Bag』を購入~少し複雑な気分

フレーム三角にはアリエクで買った専用バッグ.
中身は予備チューブ,レバー,パッチが入っている.

BROMPTONの甘い罠~バッグ編

昨日,家を出る際に思い付きでR250ブランドのトップチューブバッグも取り付けた.
ぴったり.ここにはエナジーバーを2本収納.

防水トップチューブバッグ2 ハイブリッド レギュラー ブラック R25-R-WPTTUBEC2B Black

フロントライトはParis Edition付属の500ルーメン(キャットアイOEM製)および,サブにOLIGHT「Baton3」を装備.
最新モデルは「Baton4」

OLIGHT(オーライト) Baton 4 Kitフラッシュライト 1300ルーメン

今思えば,このブルベでは「Baton3」しか使わなかった.
トンネル突入時など,走行しながらオン・オフができるのが良い.
小型軽量ながら光量も十分.

リアライトもParis Edition純正ライトに加え,これまたOLIGHT「SEEMEE30」を.日中ライドのため点滅モードで使用.

OLIGHT SEEMEE30 C

新型は電源コネクタがmicroからUSB-Cに進化.
夏の「納沙布1200」用に追加で2本ほど買っときたいところ.

参加しない理由なし!~2025北海道1200km納沙布岬

とまぁ,ウェア,チャリの装備とも普段のライドとほぼ同じ.

問題はパンク時の対応.
12速のBROは内装と外装ギアの組み合わせ.
その結果,リアホイールの構造が複雑怪奇化しているのだ.
一応,修理動画を3回くらい見たのでイメージトレーニングはできている(大丈夫か?)

BROマイスターのO西さんから「事前にリアホイールを外す練習しといた方がいいですよ」と忠告を受けていたにも関わらず...何もしてません.
あぁ,つぶれたリアタイヤを前に,途方にくれるKazchariの姿が見える...

と心配しても仕方がない.ここは「そん時はそん時」精神でサバイブ!

さて,こうしてスタート地点に向かっている途中なのだが,朝食をどうするのか問題が勃発.
既にコンビニをいくつか通過.
落ち着いて食べるためにも,できればスタート地点近くがいい.

大通り公園が近づくと,ようやく蛍光ベストの参加者の姿がわらわらと.
6時少し前スタート地点着.
おお,既にかなりの人数が集まっている.

すぐそばにセブンイレブン発見.
受付前に,ここで出走前のエネルギー補給をすることにしよう.

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ここは定番食である「塩むすび」(消化が良い)×2とコーヒー.
店の前で食べていると,ベストを付けた参加者がやってきた.
ド派手カラーのS-WORKS Tarmacだった.
Kazchari以上の軽装備で,ベストを除けば,普段のライドと見間違うばかり.
そやね,今日のコース,特に前半は札幌在住のガチ勢には定番コース.練習会みたいなものか.

で,2体の立像が立つスタート地点へ向かう.
既にBRO軍団集結中.
KazchariのBROも隣に並べるべきか,声がかかるのか待つのか,不自然な感じで逡巡.
そこで軍団のそばに立っていた女性に「すいません.これって並べるものなんですか?」と変な質問をかましてしまう.
「あっ,ハイ.どうぞ」と,とまどいの返事をさせてしまった.

で,横づけに停車して受付へ.
ブルベカードをもらう.まずは10周年記念バッジをげっと(レアではなく通常版でした)

ここで知り合いのPikaさんやらT夫さんENIWA RACINGのみなさんに挨拶.
BROに戻ると,マイスターO西さんを発見.
いつの間にか我がBROが上段に上げられていた.
どうやら,出走者は上段,下段は応援隊だった模様.
O西さんから「サイドスタンドじゃなくてお座り姿勢にして並べて下さ~い」.
あ,はい.そーすね.ガチャ.

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で,6時30分からブリーフィング開始.
朝里峠下りの縦溝やら,全般的な路面の荒れなど,リスク回避情報を注意深く聞く.そう,今日はパンクするとヤバイのだ.

各自,車検を終えると出発.

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都市中心部からスタートのブルベでは,いきなり超級山岳が立ちはだかる.
そう,信号坂の連続攻撃である.全然スピードに乗れない.

しかし,そこはBROMPTON.
元々シティ・コミューターの側面もあるので,頻繁なGO/STOPもロードバイクほど億劫ではない.SPDペダルだし.

SHIMANO SPD PD-EH500

そしてスタートからしばらくはバラけない.
圧倒的多数のロードバイクの車列に,ちょくちょく入れてもらう.
今回は終盤まで,ロードのみなさんには引いてもらうことが多かった.

「だってぇ~こっちはミニベロですよ~ ロードのみなさんの前に出たら失礼じゃないですか?(テヘベロ)」

と,言いつつも登りになると“坂道スイッチ”が入ってしまうKazchariであった(人のココロとかないんか?)

市街地を抜けると交通量が減ってくる.
アップダウンでは,ロードガチ勢にバシバシ抜かれる.ぐぬぬ.
まぁ,今日はゆるポタ≒ギリギリ隊ペースで走るつもり...と思っていた時期がKazchariにもありました.

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途中の公衆トイレに立ち寄った後は,いよいよ定山渓へ向かう国道となる.
なんだかんだでロードと同じようなペースだな.

決して無理にガチコギしているわけではない.
自分にとって気持ちの良いギアで普通に踏んでいる.
それでいてけっこうなアベレージ.
万能グラベルのTopstone同様,BROMPTONも恐ろしい子!

Topstoneな音更周辺グラベルライド

【25.2km通過チェック1】セイコーマート定山渓温泉店

いただき画像

通過チェックとなっているが,何かを撮影したりクイズに答えるのではなく,PC同様にレシートが証明となる.
ジェル,他を購入して軽く補給.
体力的にも時間的にもまだまだ余裕ですな.
晴れ間がないので,少し寒い.
みなさんも秋冬の装い.

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ここから温泉街を抜け,札幌国際スキー場-朝里峠への登りが始まる.
前半の山場である.

10分ほど休憩し,信号を渡って温泉街を抜ける.
なぜか先頭となり,小集団を引っ張ることに.

先頭の何が困るって,良い被写体を見つけても急に止まれないこと.
急ブレーキは事故につながるのだ.

仕事の出張で何度か訪れたことのある定山渓温泉.
風格と味のある宿が点在していて,撮り逃しを少々後悔.

おっと,ウェアや装備の紹介で文字数を取り過ぎた.

続きは(その2)へ.

BROMPTONな丸瀬布から高原ヒルクライド

2025/5/3 Sat

某Mapの罠ふたたび

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曇り.温度:14 ℃,湿度:62%,体感温度:11 ℃,風速:15.7 km/時,風向:SSE

GWも後半戦に突入.

本日は息子をラグビーの遠征合宿地に送るために朝から遠軽へ.
天気予報は雨だったが,一部のアプリは昼から晴れると言っている.
こんな時には良い方に考えましょう.
あわよくば今日のイベントを遠征ライド化するのだ.

ハスラーに息子の荷物とBROMPTONを積み込む.
いや,ホンマに気軽.BROの面目躍如である.

旭川から遠軽までは(ファッキンな)高規格道路を使って2時間半ほど.
GWにしては交通量少な目.
北海道は広いので人気の観光地でなければこんなものでしょう.

つーことで集合時間の1時間前に現着.
息子をコーチに預け,Kazchariはクールに去るぜ.

天気は良い方向に推移して晴れてきた.
計算通り!

ライド前に腹ごしらえである.
Google先生で近くのレストランを検索.
おお,すぐ近くにやたらと評判の良い洋食屋がある.

つーことで向かう.
さすがに人気があるのか,初っ端に「40分ほどお待たせしますが,よろしいですか?」とけん制.待ちます待ちます.

で,20分ほど待たされて出てきたのがこれ.

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エビクリームパスタのセット(パン・サラダ付き).確かに美味し.
ただし値段が...ホンマ,最近は外食する度,”贅沢”という罪悪感を持ってしまう.
あれ? つい最近「生きているうちに食も楽しむ」とかなんとか書いてなかったっけ?

モンキー125,オートバイに乗るということ

それはともかく,食事を終えたKazchariは道の駅「まるせっぷ」に向かう.
そしてBROMPTONをリフト・オフ.

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この降着...ではなかった,折りたたみ姿勢も萌える.
BROはいいぞぉ.

丸瀬布でデポしたは良いものの,行先をまだ決めていなかった.
漠然とキャンプ場を走る機関車でも見て,最後に温泉入って帰るか...ぐらいのプラン.

ちょうど良いところに観光看板あり.
「なになに,大平高原」とな?
これは,おいしそうなヒルクライムの予感.

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つーことで出発.
目的の高原は,キャンプ場のさらに奥にある.
まずは平坦路を爆走,と言いたいところだが,ここ数日同様に風が強い.

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まだまだ緑が少ない北海道の春.

本日もBROは絶好調.
オートバイ以上に人車一体感が強いのがチャリ.
バイオセンサー搭載も過言ではない.

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デポ地から10kmほどで丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場着.

ここは園内を蒸気機関車が走っていることで有名.
Kazchari家も十数年前に利用したことがある.
その後のキャンプブームのためなのか,当時に比べるとかなり整備&拡張されている感.
以前はもっと木が生い茂っていた気がするのだが...

2008年7月20日撮影

何より完全予約制になっていたことに驚き.
敷地内に日帰り温泉施設昆虫館もあるし,良い場所ではある.

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今日の目的地はここではなく,さらに奥.
後で立ち寄る予定の温泉施設『ポッケの湯』を発見.

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見たところ,駐車中のクルマの数は非常に少ない.
キャンプ客は敷地内の温泉を利用するとみた.これはラッキーかも.

で,ここから登りが始まるはずだが...

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道を間違えてグラベルへ.迷い道もまた楽し.

で,正規ルートを進むと見えてきたのがマウレ山荘

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「どこが”山荘”やねん!」とつっこみたくなるオシャな欧州風リゾートホテル
宿泊料金はさすがに高いが,ランチと温泉だけならそうでもない.まぁ,ピチピチ汗だくなおっさんが一人で来る場所ではないわな.

入口のオブジェだけ撮影して,いよいよ「太平高原」へのヒルクラ開始.
少々うざったいGarmin様の「クライムプロ」機能は切ってあるので,この先どこまで登るのか,斜度はどれくらいなのかさっぱりわからん.

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「熊注意」の看板があちこちに.
ありゃりゃ,そういや熊の出没もシーズンinやな.
熊鈴を忘れたので,コーナーの度にベルを鳴らす.

激坂らしい激坂もなく,5~7%の淡々とした登り.
12速BROだと楽勝.
STRVAのセグメントにもなっていない(マイナー過ぎるか)

それでも全然頂上が見えてこないことに焦る.
「高原」と名乗る以上,開けた風景が広がっている...はず.

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ようやくそれっぽい場所に到達.
ここが「太平高原」のようだ.まぁ...うん,高原やな.
強風のせいでサイドスタンド使用不可.

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さて帰りますか.
Google先生によると,来た道を戻らなくても,このまま進めば国道に出れるようだ.
ちょうど,前方から乗用車も走ってきた.行ける,行ける,行けるはず.

しばらく進むと案内標識発見.
下に落ちている標識が国道方面を指しているが...この落ちている方向でいいのか? ズレてない?

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で,この標識&Google先生も示してる方向へ進む.
長いダウンヒル.
たどり着いた場所は...見事にグラベル!
これBROどころか,乗用車でも厳しいやろ.

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なんか,台湾でも同じ経験をした記憶が...

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

時間があれば「フッ,ちょっとした冒険だな」となんとかうそぶきつつ突入していたかもしれんが,昼過ぎスタートだったために風呂の閉館時間もある.
正しい道を探すのも面倒.
結局,来たルートを引き返すことにした.完全敗北.
登り返しがキツイぜ.

高原からは,慎重かつ慎重にダウンヒル.
不安定な(クイック過ぎる)小径車,最大の苦手ポイントやな.
寒いし.

で,『マウレ山荘』まで戻る.
ここからは平坦かつ追い風を受け,ロード並みのアベレージでデポ地の道の駅まで激走.全ては(サウナを含めた)入浴時間確保のためである.

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BROをクルマに載せて,さぁ,先ほどの『ポッケの湯』に行きますか.

閉館まで1時間半を残して”サ活”スタート.
浴室に入るも「ありゃ,サウナ室がない!? やっちまったか!」と焦る.
実は,この施設のサ室は外に別小屋として設置されていたのだ.
「おお,これはこれは」と評価爆上がり.
室温も高めで好み.

10分後にサ室を出て,同じく屋外に設置されているヒノキ浴槽の水風呂につかろうとするが...なんと,お湯っつーか,ここも温泉だったァ!
なんと水風呂は存在せず,水シャワーのみ.
うーん,先ほど爆上がった評価が...

イスも2脚しかないので,混んでいると取り合いになりそう.
別小屋サ室は素晴らしいけど,他の部分もこだわって欲しいなぁ...惜しい.

つーことで18時の閉館ギリギリまで滞在し,丸瀬布を後にしたKazchariであった.ちゃんちゃん.

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EPICな望岳台とジャリジャリライド

2025/5/2 Fri

風に負ける

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曇り.温度:16 ℃,湿度:52%,体感温度:12 ℃,風速:16.8 km/時,風向:S

天気が良い.
ここはロードバイクでかっ飛ばしたいトコロ.

EMONDAに取り付けた”うねうねホイール”こと「ELITE HELIX」
見た目通りの平坦番長だがハイトが高い分,横風には非常に弱い.
橋上や雑木林を抜けた後,ヒヤッとする場面ありあり.

EMONDAなロードはじめとNewホイールライド

今日のような風の強い日はキケン.
ゆえに安全を考慮してEMONDAはやんぴ(貧弱,貧弱ぅ!)

そういや,うちの子で最近乗ってないのは...MTBのEPICだ!
そして,カミヒルだ!

もちろん荒れた道,グラベルをつないで美瑛方面へGo!

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滅多に通らない汽車(ディーゼル)なので,つい撮影.

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河川敷ダートを激走.
雑草が少ない今が一番走りやすい時期かも.

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旭川周辺では桜の前に土筆がピーク.
その昔は「卵とじ」でよく食していた.

さすがに今はなぁ...(排ガスや土壌汚染が気になる)

聖台ダム公園の公衆トイレへ.

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室内および外壁全面に人面(?)カメムシ.超臭え.

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聖台公園と言えば桜の名所である.
開花にはまだ早かった.

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そして日本らしからぬ開けたグラベルへ.
MTB,ヒャッハーロードである.

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何か寄り道ばかりしている気もするが,ようやく青い池-白金温泉まで通じるサイクリングロードに到着.

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本来なら快走ゾーンであるが,あいにくの強向かい風.
下手すると10km/h以下となる.

脳内を修行モードに切り替える.
今日のこの日を乗り越えればKazchariはさらに強くなる!(どこを目指しているのだ?)

前方にロードに乗ったお仲間発見.
写真撮影のためか停車中.

一声かけて抜く.

しばらく先行するが,すぐに追いつかれてしまう.
やはりMTBで向かい風はキツイぜ.

親切にも「風,強いですね~ 引きますよ~」とのお申し出.
ありがたく後ろにつかせてもらう.

しかし,そこはKazchari,上りになると坂道スイッチon!
スピードの落ちた先行者に「すいません,先行きます」とパス(嫌なヤツ)

まぁ,言い訳するなら,この坂を超えた先でグラベルへの分岐点があるのだ.

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グラベルヒャッハーしていると,並走する舗装路を先ほどのローディが奇異な目を向けつつ走り去っていった...グラベルはいいぞぉ.

で,サイクリングロードの終点は言わずもがなの「青い池」
いつもの場所で撮影.
一応平日のせいか,観光客は少な目.

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いよいよヒルクライム開始.
4/24に開いたばかりのゲートを通過して望岳台を目指す.
晴天である.雄大な景色が期待できそう.

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いつも通りに呼気2回,吸気1回のリズムで淡々と登る.
てっきり先ほどのローディさんも同じルートと思い込んでいたが,最後まで会わなかった.

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最後の14%越えの激坂をクリアして望岳台着.
やはりロードよりもかなりタイム落ちるな(そらそーだ).

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上の2枚,同じような風景だが違う場所.
構図のバリエーションを考えねば.

いずれにせよ,雪がスゴい.
そして...風もスゴい.
EPICを壁に立てかけておくのも,倒れそうで怖い.

おまけに標高のせいで寒い.
これはデ,デスゾーン!?

ジレを着て補給しながら考えた.

「このままカミヒルして,ダウンヒルしてカミフ側に下りる? アカン,耐えられん...」

つーことで,このまま美瑛側への撤退(同じ道)に決定.

やはり自然は正直.
道の駅付近まで下りるとだいぶ暖かくなってきた.
そして,行きが向かい風だったということは...帰りはご褒美追い風だぁ!

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前からは観光客?なのか,風に負けてママチャリを押し歩きしている人も.

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さて,この看板の手前の橋を曲がると例の農道に行くのだが,腹が減ったので今日はヤメ.
直進して美瑛のセイコマへ.
昼食タイム.「ガラナとかつ丼」という定番セット.

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駐輪場所はいつもここ.

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いやあ,うちのEPICかっこええわぁ~
完成形の美しさがある.
誰かが,MTBはこれ以上,進化しないとか言ってたけど.

MTBはスマホと同様にこれ以上大幅な進化を遂げることはないという説 ピークは2015年か2020年頃だった?

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帰路に就く.
仕上げの河川敷グラベル.
砕石のサイズが大きくて荒れ気味.

暴れる車体を腕で押さえつける.
鎖骨骨折以来,上肢の筋トレが不十分.明らかに弱っている...

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今日のグラベルも終わりが近い.
走って,登って,走っての充実のライド日.

そして5月の11日には,初のMTBレースに参戦予定.
なんとソロの4時間耐久である.

全く未知の世界.
トイレとか補給どうすんのやろ?
何よりMTBレース独自の(暗黙の)ルールとかマナーがよくわからん.
ああ,余計なことをやらかして,怒鳴られる未来が見える...

つーことで,がんばれEPIC&Kazchari
やれやれだぜ.

モンキー125,オートバイに乗るということ

2025/4/28 Mon

追悼

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モンキー125にバッテリーを取り付けた.
今年のオートバイ・ライフのはじまりである.

免許を取ったのは19歳の時なので,39年目のシーズンとなる.
この間,諸事情により乗れなかった時期もあったが,常にオートバイを(1台は)所有し続けている.

VT250F,VFR400-Z,NX-125,V45-MAGNA,XR-BAJA,そしてモンキー125.

見事にHONDA車ばかりである.

事故を起こしたこともあった.
違反も...まぁ,2回ほど白いオートバイにお世話になった(すいません).
それでも,今も,運よく生きている.

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本日は快晴.
久しぶりに海が見たくなった.
留萌方面に向かう.

エンジンに火を入れる.
モンキー125は快調そのもの.
国道12号の早い流れにもついていける.
原付二種は見た目よりもよく走る.

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小腹がすいたので,北竜の交差点にあるセイコマで小休止.
ここは場所が良いのでよく立ち寄る.
コーヒーとシュークリーム,グミ.
見事なコンビニ的おやつ.

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GWに入り,バイク事故のニュースが目に付くようになった.
「マス・ツーリング」「SS」「中高年」が危険の三因子(個人の感想です)

たいていはオーバースピードオーバーが原因のようだが,自分に過失がなくても,相手側に問題があることもある.

とりわけ衝撃的だったのが,岐阜の20歳の女性ライダーが右直事故で亡くなった件.

未明の交差点で右折トラックと衝突 直進しようとしたバイクの20歳女性が死亡 トラックの運転手を現行犯逮捕

界隈ではかなり有名人だったらしく,数名のYouTuberが動画で取り上げていた.
交通ルール上は確かに直進優先である.
だから,こちら(オートバイ)に非はない...と言い張ってもタヒんでしまえば意味はない.

今回の被害者は事故の30分前に山岡家でのラーメンをSNSにアップしていたらしい.誰も想像できないのが自分の人生の最期.

こんなカラダがむき出しの危険極まりない乗り物に,わざわざ好んで乗る以上,覚悟と慎重さが必要だ.
走行中は周囲のクルマ,そして運転手の視線や挙動に最大限の注意を払う.

若い頃より,寿命が近づいてきた今の方が,オートバイには気軽には乗れなくなった.
暑かろうが重かろうが胸部プロテクタは,今や必須の装備である.

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海まで行くつもりだったが,なんとなく予定変更.
さきほどのセイコマから南下し,富良野経由の周回コースとする.

昼食に良い時間.
ふと,何かの勘が働き赤平の市街地に向かう.

世間的には平日.
街に人の姿はほとんどない.いや,週末でも変わらない気もする.
海鮮系のランチボードが目にとまって停車.

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「貝だしラーメンと握り」のセット.なんと,このボリュームで¥990
物価高のご時勢に逆らったコスパ抜群のメニュー.
塩味のラーメンも,久々の回らない寿司も,ともに美味.
リピート確定やな.

Kazchariは食事にあまりこだわりがないので,旅先でもコンビニ飯で済ませることが多い.
美食の国,台湾ですらそうだった.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

そんなルーチンにのっかって,今日のような店に出会える機会を逃すのはもったいないな.
「生きることは食べること」と言ったのはソクラテスだっけ?

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店の周囲もまた閑散としている.
道内によくある静かすぎる街.眠っている街.
そしていつかは消えてしまうのだろう.

芦別を通り抜け,道道を使って上富良野方面へ抜ける.
チャリでも楽しいアップダウンの道.

このような絶景があたり前の日常.
道外に走りに行きたいと思わせない.

おっと,忘れてた.
旅の醍醐味は風景にあるのではなかった.
もちろん食事でもない.

旅先で出会った人々こそが最大の思い出.
それが唯一無二の体験となる.
気の合った人,合わなかった人,どちらも貴重な財産である.

そしてリチャード・バックの言葉がココロに刺さる.

「一人には慣れている.しかし一日でも誰か気の合った奴といると,もう一度始めから一人に慣れる努力をしなくてはならない」(イリュージョンより)

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美瑛に入り”一体いくつあるんだ”マイルドセブンの丘.
ここまで来るとチャリのトレーニングコースとかぶる.

複数言語で書かれた立ち入り禁止看板やら,広く拡張された駐車場やらで賛否両論の観光地化.
その最たる例は「青い池」
昔の寂れていた知る人ぞ知る的な頃が良かったと憂うの第三者だからか.

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本日の最終目的地はここ.

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「Hokkaider Base」である.
オーナーの小原さんが先日ご病気によって逝去された.

決して親しい間柄だったわけではない.
初めて訪れたのは3年前の5月.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

雑誌『OUTRIDER』の読者だったこともあり,小原さんがツーリングマップル北海道の取材および写真撮影をされている方だというのはもちろん知っていた.
互いに人気の(?)マイナーオートバイ「NX-125」のオーナーだったこともあり,話がはずんだ.

冬の臨時オープン時にもファットで訪問.
歓迎していただいた.

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

その後,正式にオープンとなり,夏は渡道するライダーで連日大賑わい.
すると足が遠のくのがKazchariの性格.
ここ1,2年はSNSの投稿を眺めるだけで訪問はしなかった.

今年の1月頃だったか,いつもの銭湯の脱衣所で小原さんを見かけた(たぶん).
心なしかやつれていた感はあったが,見た目はお元気そうだった.
声をかけようかと思ったが,そこは客とオーナー,こちら知っていても,向こうは覚えてないだろうなぁ...と何もしなかった.

小原さんはオートバイ事故でなくなったわけではない.
何かをなした人がいなくなったという事実は変わらない.

Kazchariも同世代の知人が徐々にいなくなっていく年齢(小原さんは2歳違い).
近いうちに順番が回ってくる.
まずは日々を悔いのないように生きよう.

そしてリチャード・バックのもう一つの言葉.

「やりたいことだけをだな,やり続けていくと,類は友を呼ぶの法則に従って,俺達から何かを学ぼうと思う人達を引きつける.そして俺達もまたその人達から何かを学ばなくてはいけない」(イリュージョンより)

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