台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

2024/3/27 Wed

友達の友達は友達

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曇り.温度:20 ℃,湿度:79%,体感温度:21 ℃,風速:5.0km/時,風向:NNE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息

昨夜は割と眠れた.
さて今日はどうする?

宿のチェックアウト時間は10時.
列車の発車時刻は14時半.
かなり時間がある.

とりあえず近くのセブンに朝飯を食いに行く.

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イートインでコーヒーを飲みながら,ふと思いついた.

上富良野の「ルイーダ酒場」「台湾観光案内所」であるヤマイチのシンゴさんから紹介されたUさんに会いに行ってみるか.
Uさんは台湾人男性と結婚され,ここ花蓮でホテルを経営されている.

VIEW HOSTEL

ちなみに花蓮紹介のYouTubeにも出演.

出国前にメッセージを送り,花蓮滞在時は立ち寄るつもりだったが,いかんせん予定が組めない旅.
数日前にagodaで予約しようとした際には,安い部屋は既に満室.
一泊¥10,000越えの高級部屋しか空いていなかったため断念した経緯がある.

もちろんノーアポで訪問するのは失礼なので,ダメ元で「今から伺いたい」旨のメッセージを送る.
すぐに返事があった.
「ぜひ寄ってって」とのことで図々しくもお邪魔することに.
お客さん対応のため,お昼過ぎにはホテルにいるそうな.

となれば,こちらも早々にチェックアウトし,その時間まで花蓮ライドすることにしますか.昨日は雨で全然動けんかったしな.

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例によって受付に誰もいなかったのでカギをデスクに置いておく.
台湾の民宿はこのシステムが多くて,管理人が常駐しておらず,何か用がある場合はメールか電話をする必要がある.
英語ならともかく,中国語で電話なんて無理ゲーやな.

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さて,今回は前日よりも南側の海岸地帯を目指すことにする.
町中をゆっくりとチャリ散歩.
そこはかとなく漂うオキナワ感.
ちなみに台湾だと沖縄は「琉球」と表記されている.

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iPhone15 Pro ちょこザップ?
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海浜公園っぽいところに向かうつもりが,左手にサイクリングロードの入り口を発見.
「行ってみろ」という声が聞こえて進入する(幻聴?)

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これがまたジャングルを抜けて海岸沿いに至る素晴らしい道.
やはりチャリ大国はあなどれん.

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まぁ,天気が残念ではある.

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この道を北上すると,昨日の”ゲージュツ”エリアにたどり着くはず.

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撮影中,例によって散歩中のおじさんが「撮ってやろうか?」と話しかけてくる.
ここぞとばかりに自撮り.
いい表情やねっつーか,この人,亡くなったうちのじーちゃんに似ている.

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iPhone15 Pro 原住民の像
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海岸お散歩ライド終了.
約束の時間に間に合わせるべく「VIEW HOSTEL」に向かう.

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ZWIFTの「MAKURI ISLAND」に出てきそうなお店.
ようするに勘違いしたジャポニズムだが,台湾だとリアルに存在する.
海鮮系かな.

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プラモランナー風のゼロ戦オブジェ(?)
こんな感じで町中に面白いモノが点在するので止まってばかり.

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ようやくたどり着いた.
フロントにUさんがいて出迎えてくれた.
泊り客でもないのにうれしいね.

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ロビーのソファに座って談笑.
もちろん,Uさんの台湾生活のことやらKazchariの旅の話など,話題が尽きない.

中でも面白かったのが,台湾人であるご主人の自転車愛.
控えめに言って...〇〇である(ホメ言葉)
つーか,年中隙あらばチャリにまたがっている話やらなんやら聞いていると,どうしても他人とは思えない.

ひと目でわかるブラックサイクリストの特徴10個

奥さん(Uさん)は少々呆れ気味のようだが共感しかない.

「人生の99%の問題はチャリが解決する」
「毎晩1時間はZWIFTしないと寝付けない」
「ベッドの脇にローラー台に設置したチャリが置いてある」
「夕食時はアルコールの代わりにプロテイン」
「冬山ダウンヒル最高!」
「100kmは短距離」

などなど,サイクリストには常識だが,一般人には理解しがたい発言だらけのKazchari.
残念ながら本日は不在のご主人だが,もしおられたらどれほど話が盛り上がったことだろう.

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楽しい時間はあっという間に過ぎる.
昨日の停滞時間に連絡すればよかったと少々後悔.

列車の出発時刻まであと少し.
出発前に「食事をしましょう」ということで,HOSTELすぐそばのローカル食堂へ.

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左上の野菜の煮つけっぽいのが美味しかったなぁ.
台中以来,久々に誰かとの食事.
ごちそうさまでした.

お礼を言って花蓮駅に向かう.

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「確か改札は2階にあったはず」と,エレベーターに乗り込む.
チャリを乗せるのに十分な広さ.さすがだ.
面白い画が撮れた.

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月台=プラットフォーム.
うん.下手に漢字を知っていると,どうしても馴染めない.

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もう一度エレベーターにのせて月台へ降りる.
14時半発の自強号が既に停車していた.

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Day11-2へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-2 宜蘭~礁渓温泉

台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息

2024/3/26 Tue

第3部スタート

OLYMPUS TG-5

晴れ.温度:25 ℃,湿度:73%,体感温度:27 ℃,風速:6.4km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

昨日のGoggle(スタンド名:ザ・マップ)との戦いによるキズを癒すべく,今日は完全休息日とする.

元々花蓮(Huālián)には連泊する予定.
その際,余裕があったら太魯閣ライドを考えていた.
日本を出る前には「台湾KOM?ふむ.余裕があったら登りたいなぁ」とかなんとかほざいていた気もするが気のせいでしょう.

さらに本日は午後から雨予報.
とても走る気にならん(軟弱軟弱ぅ)
太魯閣は台湾再訪時の愉しみにとっておこう.

で,起床後まず行うことがあった.
明日の宜蘭行きサイクルトレインの予約である.

これまた当初は「シン・台湾一周」たるデンジャラスな崖沿い走行も検討したが,太魯閣アタックともどもやんぺ.
それに自走一周ルートは雨後のがけ崩れが最も懸念されるとのこと.

こらあかんわ.

「うむ.サイクルトレインに乗るのもいい経験だ」と自分を納得させる.

で,Pikaさんの情報を元にネットで予約,購入を試みる.
なんか色々なサイトにリンクがあってよくわからん.
日本語対応のところで列車と時間をチェック.

どうやら花蓮を14時半発の自強号=サイクルトレインであれば輪行袋は不要のようだ.
残り座席は10席とある.
余裕あるのかないのかもわからん.
ややこしい手続きを経てようやく決済場面へ.

クレカ払いしたところ,なんと悪夢の二段認証だった.
日本の携帯電話番号にコードが送られてしまった!(海外旅行あるある)
台湾eSIMにしているので確認できないのだッ! ピンチ!

仕方がないので予約番号を持って直接駅に乗り込むとする.
幸いこの宿から徒歩5分.ここにして大正解.

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窓口でパスポートと携帯に保存したQRコードでクレカ決済無事完了.
なんとかクリア.
こういう手間ヒマも個人旅行の醍醐味やな.正にリアルRPG.
念のため,輪行袋についても確認 ⇒ 不要との返事.

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ふう...ようやく朝の大仕事を終えて一安心.
駅周辺を散歩.
「自行車」関連の表示をやたらに見かける.
台湾の中でも1,2を争うチャリ天国なんやろな.ここ花蓮は.

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次は朝飯.
セブンで菓子パンとバナナとコーヒー.
ホンマ,とことんグルメしないヤツ.

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イートイン席のすぐそばに雑誌ラックがあった.
漢字だらけだが馴染みのある表紙のデザイン.

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金と健康と芸能界.
いずこの世界も庶民の興味は共通のようだ.

今日も日差しが強い.
あれ?雨予報はどこに行った?

宿に戻ってチャリで出かける準備.
念のためパニアの中にはレインウェアを入れておく.これが正解だった.

正解といえばやはり片面フラペのSPD.

シマノ(SHIMANO) ペダル(SPD) PD-EH500 トレッキング 片面SPD/片面フラット SM-SH56クリート付属 EPDEH500

高雄での休息日に続き大活躍.
もちろん足元はサンダルだ.

ヘルメットもちゃんと着用.
台湾人も日本人と同様にガチ勢以外着用していない模様.
こちらも努力義務なのか?

特に目的地も決めていない.
とりあえず海岸沿いに向かう.

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走り始めは晴れていたが,海岸に着く頃にはすっかり怪しい天気に...

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『歩き方』によると晴れの日はサイコーに海が美しいらしい.

D10 地球の歩き方 台湾 2023~2024

こんな時はココロの目で見ましょう.

ここにも「自行車専用道」表示.いや,クルマは通れんでしょう.
あっ,バイクか.

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好きな構図.
さすがに泳いでいる人はいない.

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高雄に比べるとおとなしいが,ここもアート爆発.
イミフなオブジェが多数.いや,こいつはブランコ付きで実用性あり.

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一刻の愛車「SURLY TOURING BIKE」
オレンジ色のニクイヤツ.
昨日のジャングルでの激闘を始め,ホンマよく走ってくれる.

普段使いのMyサドル持参の効果も大きいと思うが,クロモリバイクは想像以上に乗りやすかった.
日本一周やら世界一周する長距離チャリダーがこぞってクロモリを推薦するのもわかる.

長旅で何より心配なのがメカトラ.
こいつもレンタルバイクとして使い倒されているはずなのに,実に調子が良い.
結局,旅の最後までパンクもなく,完全にノートラブルだった.

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ゆるポタ続行.
これはトーチカ? いつの時代のものだろう?

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アート爆発してますね.
少々モアイ的.こういうのも数千年後には謎の遺跡化するのだろうか.

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そうこうしているうちに雨がぱらついてきた.
さらには風も.
逃げ惑う人々.

Kazchariもあわてて天幕(?)内に逃げ込む.

ところが,この風はヤシの木を見ればわかるように横殴り.
こんなオープンな場所では雨風は防げない.
柱の陰やトイレに潜む.完璧に不審者である.

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いつまで経っても雨がやみそうにない.
覚悟を決めて,レインウェアを着用.
パニアにもカバーをかける.

思えば,この旅は天候に恵まれている.
2週間の旅でレインウェアを着たのは2回のみ.
しかも1度目は半日だけ.今日の2度目は休息日である.

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本降りになった.
上の写真の場所にて変なデザインの建物をみながらしばし雨宿り.

ホンマ,無理して太魯閣に行かなくて良かった.シャレになってなかった.

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止みそうにないので,意を決して豪雨の道路に飛び出す.

台湾人ドライバーの運転は酷いとよく言われるが,そうでもない.
クルマと二輪のレーンが完全に分かれてるので事故の確率は日本より低いのではとさえ思ってしまう.

びしゃびしゃの状態で宿に帰還.

めったにいない宿の主人と遭遇したので「タオルを貸して」と頼むと「持ってないのか?」とまさかの返事.
「小さいのしかない」と答えると渋々と出してきた.
うむ.ここはマイナスポイント.
ずぶ濡れの客のリクエストにそれはないやろ.ムカ.

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ここが連泊したホワリエン バーズ ハウス ホステル (Hualien Bird’s House Hostel)のシングルルーム.
ベッドの置き方(はめ込み方)が斬新.

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シャワーを浴びて一息つく.
「Amazon Prime」やら「YouTube」を見ながら時間をつぶす.

旅を開始してから10日後にして,”日常”が戻ってきた感.
これまた完全個人旅の醍醐味やな.
何をするのも自分で決められる.

ゴロゴロしていても腹が減る.
サイクリストの基礎代謝は半端ないのだ.
相変わらず外は雨.
宿の人に傘を借りて出かける.今度はニコ.

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昨日,夕食を食べた店と同じ並びにステーキ屋を発見.
値段もそこそこ(300元~).よし,ここにしよう.

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例によって英語が通じない店員とスマホ翻訳&悪戦苦闘しながらなんとかオーダー.「黒コショウ風味のチキンステーキ」を食べる.美味いが辛い.

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フリーのドリンク,スープとアイスクリームが付く.
白米がないのが残念(スパゲティが炭水化物扱いなのか?)

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雨の中,宿まで戻る.気温も低い.

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ふたたび宿でゴロゴロ.
暗くなったところで今度は夕食.
この怠惰な生活がたまらん ⇒ Youは何しに台湾へ?

コインランドリー経由で街へ.

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夜になってようやく雨が止む.
なんかファミレスっぽい店ばかり行ってたので,今夜は台湾ローカルフードにしよう.

店内に客がたくさんいる小籠包の店を発見.
こういう店にハズレ無しと判断し,そこに決める.

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10個入りで60元だったかな.

値段は良いのだが...ハズレ無しのはずがハズレた.
グルメ番組でよくみる「レンゲのうえで崩すとじゅわ~と肉汁が広がって」みたいなモノを期待していたが...
日本の冷食を解凍したようなパサパサ感だった.
それに,ついでに頼んでしまった汁なしのルーローメンともども量が多すぎた.

く,食えん...とは言え,残すのはMottainai

そこで隣の大テーブルの家族に話しかけ,食べきれなかった小籠包をもらってもらう.英語で話しかけたが,ちゃんと通じた.

重い腹を抱えつつ,コインランドリーへ戻る.
金はかかるけど乾燥までしてくれるので楽だ.

旅先だと頼りになる存在だが,最近,日本でもやたらにコンランドリーが増えている気がする.なぜ?

コインランドリー経営は儲かる?2023年の開業がおすすめの理由!

どうやら投資対象になっているようだ.大丈夫なのか?

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てなわけで,この旅最強のダラダラ日となった.

そういやかつての無期限(のはずだった)東南アジア旅の日々もこんな感じやったなぁ.
「今日は洗濯したから終わり」「今日は郵便局行ったから終わり」という「ONE DAY ONE THING」なんて言葉があったくらい.
懐かしいね.

そう.ここ最近の旅は忙しすぎたのだ.
特にダイビング・ツアー.
後悔はしていないが,ひたすら何もしないという日があっても良かったかな.
いや,思い出せ,2015年のタオ島を(あれは悲劇?喜劇?).

旅の回顧録~2015年のコ・タオ

いずれにせよ「楽園の暇」とは正に今日のような日のこと.

この年齢になっても,旅先でこんな日を過せるなんて,30年前の自分に教えてやりたい(意味なし).
なんだかんだで幸福なのだよ.お前は.

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Day11へ続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day11-1 花蓮周遊

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その2)

2024/3/25 Mon

生還.

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晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:82%,体感温度:22 ℃,風速:6.3km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

知らぬ間にジャングルに案内されていたKazchari.
こ,これはGoogle先生のスタンド(ザ・マップ)攻撃っ!

おかしいと思った時点で引き返せばよいものの,進んでいけばいつか道は切り開かれる=舗装路が現れると信じて前進する(iPhoneの画面上は道がつながってるッ!)

そして重量級とは言ってもチャリはチャリ.
オートバイと違って押し歩きもできるし,持ち上げたり,担ぐことも可能.
多少の悪路であってもなんとかなる!(と,思っていた時期がKazchariにもありました)

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まだまだ道らしきだった頃.まだ大丈夫.進軍!

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やがて,人道というか獣道へ.
車両が通った痕跡はない.

「フフン.ちょっとした冒険だな」と考える余裕がまだあった.

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ちなみに平坦ではなく登り.
もはや乗ってこいではいられない.
押し歩く.暑い.

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倒木発見!
なんのこれしき.チャリを倒せばくぐれるぜッ!

痛ッ.
トゲトゲの草がむき出しのひざ下を狙ってくるッ! 流血!
ぐわぁ~ ジャージがほつれたぁ~

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そして完全に道が消失!
いや,よく見ろ.わずかに人が通った跡がある.押せ!押せ!
(もはや地獄のインパール作戦...)

いや,もちつけ.これは非常にマズイ状況かも...
チャリを置いて先にヒトだけで通れるかどうか確認しないと.

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背の高さほどある草地を抜けたと思いきや,ついに目の前に垂直の壁が立ちはだかる.
高さは1.5mほど.

がんばれば,がんばればなんとかチャリを持ち上げることができそう.
これが最後...ここを越えても道がなければ引き返そう.
ポイント・オブ・ノーリターン.キリンは泣かないのだ.

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ぜぇぜぇ...汗だくになりながらなんとか崖上に押し上げる.
地の利を得たぞ!(意味不明)

一応,人工物(コンクリート)補強がある.
ということはもう少し進めば,広い道路に出るはず...(懲りない)

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と,喜んだのもつかの間.
その先には,鎖があっても不思議ではない,さらに急峻な崖がそびえていた.

この期に及んでもGoogle先生は「先に行け」と指示してくる.
青い道に△マークがついている.
ここは信仰を試される時...って,さすがにもうええわ.

膨大な時間と労力を費やした,この地獄の進軍もここらで撤退.
先ほどのコンクリ補強のところまで戻る.
1.5mの崖からチャリを降ろし,さらに先ほどの草地を押して,元の道へ引き返す...

やっとれんわ.

そこで諦めの悪いKazchariは最後のあがき.
なんとわずかに残る人が通った跡をたどり,別のルートを進む選択をした(く,狂ってる)

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なんと,一か八かで選んだ抜け道,とっかかりは狭い獣道だったが,進むと徐々にまともな道幅になってきた.
倒木や生い茂る草もなくなり,あまつさえチャリに乗って,ダウンヒルができるほどに!
勝った! オレはこの緑の地獄から生還したぞ!

だが,しかし!

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油断大敵&好事魔多し.
岩と岩の間にフロントタイヤを取られて見事に転倒落車!
スローモーションの中,古傷の左ひざをかばい,なんとか最小限の打撲で済ませる.

マジでやばかった.
こんな人里離れたジャングルで動けなくなったら,マジで人生終了やった.

カラダの次はチャリのチェック.
なんとボトルの蓋がいつの間にかなくなって,中の水もかなりこぼれている.
黒い方の水も後わずか.
まさかの水切れの危機?

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パニアに挿していた日の丸も紛失.
後年,この場所で日の丸を見つけた人は何を思うだろう...

OLYMPUS TG-5 ゾンビ?

幸い,この旅最大のピンチはこれで最後.
しばらくすると人家が現れて一安心.
生き延びた...っつーか,ここって,さっき牛の放牧してたとこやん.
ジャングル内をぐるっと一周して戻って来ただけ...Google先生ぇ,どういうことっすか!?

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素直に走って来た舗装路まで引き返し,国道に合流.
もうお腹いっぱいです.
本日の残りの行程はGoogle先生は全無視し,最短距離で花蓮を目指すことにする(やっと正気に戻った)

国道に戻るとエグイ日差しが突き刺さる.
水も心もとない.
ここは一刻も早くコンビニにピットインしたいところ.
何しろ冷たくて甘い飲料が欲しい.

だが...補給地点たる町には全然たどり着かない(台湾東側の特徴).
やがて「舞鶴」という名の丘を登る.
うん? なんか日本っぽい名前だ.

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このあたりは舞鶴観光茶園
石碑の漢字を解読すると,やはり統治時代に日本人が開拓したコーヒー園のようだ.
コーヒーに適している=お茶の栽培にも良い土地らしく,今では名産地になっている.

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しばらく進むと本格的なカフェを発見.
ここを逃せば休憩場所はしばらくなさそう...ではなくもう限界.
ピットインしないとタヒぬ.

さすが観光農園.
店員のおねーさん達は英語完璧.
メニューを見せてもらい「摩卡咖啡厅」ことカフェモカ(150元)を注文.
何が何でも冷たくしてほしかったので「iceプリーズ! coldプリーズ!」と何度も連呼.
「わかった,わかった」と,おねーさんを苦笑させる.

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で,「テラスの方が景色がいいわよ」とのアドバイス.
運ばれてきたカフェモカは...人生最高に美味だった.

ついでに持ってきてくれた冷水をがぶ飲みし,しばし休憩.
おそらく本日はこの旅一番の暑さ.
ジャングルライド+ここまでの登りで消耗した体力をできるだけ回復させる.

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落ち着いて店内を眺めれば,結構な品揃え.
漂うお茶の良い香り...普通の旅行なら一品,買ってたな.

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つーことで,店員のお二人に,たいそう大げさにお礼を伝え,再スタートする.
正にオアシスでした.

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舞鶴茶園のシンボルはやっぱり「鶴」だった.

で,北上を続けると北回帰線モニュメントを通過.
もう写真からして暑そう.

そうそう”こんなこともあろうか”と予備として持参していた日の丸2号をパニアに装着.

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ようやくセブンを発見.
先ほどのカフェでは飲み物だけだったので,これが昼食となる.

「炒飯」と「赤コーラ」と「バナナ」.何も言うことはない.

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完全に独立した自転車レーン.
安心の「環島1號」標識.

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花蓮の街が近づいてきた.
左側の林が日差しをやわらげてくれる.

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それでも暑い,暑すぎる.
熱中症を避けるため,ガソリンスタンドのトイレにて,頭から上半身,前腕にかけて水道水をぶっかける.
日本ですら,ここまで濡らしたことはない.
気化熱を利用した冷却法だが,あっと言う間に乾いてしまう.

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国道に並走する自転車道を走る.快適.

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ようやく花蓮に到着.
久々に大きい都市だ.

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退勤ラッシュはまだなのか交通量少な目.
いや,東側だから元々人口が少ない?

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えーと,長すぎる電動チャリ.

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花蓮の町中をグネグネと曲がり,駅前近くの本日の宿Hualien Bird’s House Hostel」にようやく到着.時刻は17時だった.

ドアを開けてフロント前にチャリを入れようとするが,「10時までは外に置いてくれ.その後は中に入れとくから」とのこと.
そのご主人,何やら食事中で「チキン食うか?」という,うれしい申し出.

「ほ,欲しいけど,めっちゃ疲れてる.とりあえずシャワー浴びてからもらうわ」と2階の部屋に引っ込む.今回もシングルである.
このまま横になったら,疲労のあまり速攻で寝てしまいそうな激動の一日だった.

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で,シャワーを浴びてホールに戻ると,チキンどころかご主人の姿が消えていた.自宅(もしくは自室)に帰ってしまったようだ.

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ここに来る途中に目を付けていたコインランドリーまで歩く.
洗濯物と,ついでに汗だくになったリュックも放り込んで,さぁ食事だ.
(チキンも食いそびれたし)腹減った.

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少し歩いて通りに出ると,ファミレスっぽい店が何軒か並んでいる場所を発見.

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ちょうどメニューが出ていた,この店に決める.

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豚肉の野菜炒め定食...っぽいモノを注文.
小鉢やらドリンクもついて300元(約¥1,500)
うん,店の雰囲気も味もセット内容も,それに値段もファミレス的.美味し.

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残念ながら量が少々物足りなかったので,帰りにコンビニにて夜食を購入.
今日はさすがにアルコール(パイナップル・ビール)も許されるでしょう.
ちゃんと牛乳も飲んでたんぱく注入.

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それにしても...今日はマジでやばかった.
山で遭難する人の心理状況ってこうやねんやろなぁ.
いわゆるコンコルド効果もしくは正常性バイアス」てヤツやな(そうか?).

さぁ,天気予報によると明日は雨.
さすがに疲労のピーク.
休息日にしますか.

Day10へ続く. ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day10 花蓮の休息

台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

2024/3/25 Mon

あ,ありのまま 今日起こったことを話すぜ!
な,何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった...

Googleのルーティング通り走っていたと思ったらいつの間にかジャングルに迷い込み道が消えていた.
灼熱地獄の中,頭がどうにかなりそうだった...催眠術とか超スピードとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ.
日の丸1号やボトルのフタをなくすとか落車するとか枝葉で全身傷だらけになるとか,これまであったことのねぇ恐ろしいものの片鱗を味わったぜ...

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晴れ時々曇り.温度:21 ℃,湿度:82%,体感温度:22 ℃,風速:6.3 km/時,風向:SSW

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day8 知本温泉~池上

時を数時間前に巻き戻す.
6時前に起床.
昨夜のうちに買っていたジャムぱんとジュースの朝食をもそもそと.

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このホテルの名前「Ikegami Tanabe Cabin」の由来は結局わからずじまい.
昨日,おばちゃんに翻訳ソフト経由で訊いてみたが,明確な回答がなかった.
まっええか.日本人がオーナーだったとかそんな理由だろう(たぶん).

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おばちゃんは別の部屋に住んでいるのか,会わないままチェックアウト.
カギを部屋に置いて出発する.

雨は降っていないものの路面がかなり濡れている.
そういえば,この旅,出発してから一週間以上経つが,雨にあたったのはたった1日.
それも2,3時間のみ.
ふっふっふ.晴れ男の面目躍如である.

ほら,雲が晴れて後ろの山もキレイに見えてきた.さらばだ池上.

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と,思った瞬間,どしゃぶりに.
なんてこった.
あわててガソリンスタンドのトイレに駆け込む.

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レインウェアを着用.
パニアやリュックにカバーをかけて再度出発.
しばらく走ると...止んだ.
ヌグフルキルヤムの法則かよ!

暑いのでどこかの駅前でキャストオフ.

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本日も目的地,花蓮までの距離は短め.
よってGoogle先生の指示通りに走っても大丈夫.

うん.こんなモロ工事中の道に案内されるのも慣れた.

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国道に戻る.
何やら藁製のゴリラオブジェ発見.これもアートか.

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隣にはいわゆるアンブレラスカイ
ちょっと地味?

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まぁ,こんな感じで寄り道しつつも順調に進む.
国道に並走するサイクリングロードも例によって快適そのもの.
なんだこれ.

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残念ながら工事中につき,何度か迂回させられる.

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それにしても...天気が良いっつーか,良すぎる.
さっきの雨は何だった?
快晴を通り越して暑い...もうすっかり真夏.

安心の環島1號線標識.この道で間違っていない.

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工事区間を越えて再びサイクリングロードへ.
ヤマト艦内の通路的矢印.

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無常にもがっつり通行止め.
この壁の向こうには橋がある.

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手を伸ばして,壁の向こうを撮る.
むっちゃキレイな道が続いてるやん.
つーか,チャリ専用道にここまで気合を入れるのが台湾の恐ろしいところ.

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国道に戻るとすぐにコンビニを発見.
補給に立ち寄る.

店の前に荷物満載のチャリが...
そして店内に持ち主もいた.
ノースキャロライナ出身のアメリカ人,Jさん.
読み通り環島中だった.

久々のネイティブとの英会話.
実に聞き取りやすい.
また,こちらの拙い発音もちゃんと推測しながら聴いてくれるので会話が弾む.

ただ「台湾の前は台湾をサイクリングしてて...」とわけのわからないことを言う.
「なんやろ,台湾の別の地域のことを言ってるのか?」と思っていたが,後でSTRAVAを確認すると台湾の前はタイをサイクリングしてたらしい.
「TAIWAN」「THAILAND」の区別がつかなかったわけやね.

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つーことでJさんは南下,Kazchariは北上する.
結局,この旅で会って話した環島中のチャリダーは彼だけだった.

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さて出発.
しばらくはおとなしく国道を進む.

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このまま素直に走っていれば花蓮まではあっという間だったはず.

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舗装のしっかりした国道は確かに快適だが,何しろ面白くない.
Google先生が例によって脇道を示してくる.
はいはい.そっち行きましょう!

OLYMPUS TG-5

ほほぉ,グラベルですか.
たまにはいいですね.

お次は...

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ええ,まぁ北海道から来ているので懐かしいと言えば懐かしいですけど,ホントにこの道で大丈夫? すんごい激坂なんですけど...

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ぬおお,これは美しい.
まるでベトナムの水田地帯のようだ.
Google先生,絶景あざす!

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えっと,何かかなり奥地まで来ましたけど,このまま進んで大丈夫なんでしょうか?
道は...(スマホを覗きこむ),あっ,続いてますね.
少々グネグネしていますけど,峠を2,3個越えると国道につながってますね.

うおっ,またしても結構な坂...えっ?

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どこだここは?

Day9(その2)へ続く.

台湾一周(環島)ライド Day8 知本温泉~池上

2024/3/24 Sun

隠れた名所?

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晴れ時々曇り.温度:27 ℃,湿度:68%,体感温度:29 ℃,風速:10.4 km/時,風向:SSE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

知本温泉滞在.
昨日の宣言通り,チェックアウトタイムギリギリまで粘ることに.
浴槽に湯をはり,3度目の入浴タイム.
Amazon Primeで『ゴールデン・カムイ』(4期)を鑑賞.

とはいえまだ旅の途中である.(この楽園を去り)北上せねば.失楽園.

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今日は移動日.
走行距離は100キロ未満(のはず).

目的地は池上(Tî-siōng)である.読めん.
もちろん途中で台湾人に「どこまで行くの?」と聞かれても「いけがみ」としか出てこない.

ちなみに本日予約した宿の名前もIkegami Tanabe Cabinという.

そもそもこの地名も統治時代に日本人がつけたらしい.
もともと台湾の東側には日本人の入植者が多く,農地を開拓し原住民との和解・共存を進めたそうな.

台湾は日本人がつくった 大和魂への「恩」 中華思想への「怨」〈新装版〉

手洗いしたジャージの乾きは今一つ.
部屋の中も外も湿気が多いのだ.
仕方がない.体温で乾かそう.

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出発間際,オーナーの李さん登場.
不思議ないい宿でした.

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ホテル群を後に.
昨日の到着時には客引きが大量にいた.個人貸し部屋業やしな.

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国道に出て台東を目指す.

環島のルートとしては,台東から山ルートと海ルートに分かれる.
『歩き方』は風光明媚な海ルートを薦めているが,どうしても距離がある.
それに補給が心配.

よって,今回はより確実な山ルートを選択.
Google先生もそう指示してくるしな.

「距離短め=時間に余裕」ということで,昨日は無視したGoogle先生のおすすめに従ってみる.
当然国道を外れ,”なんてこたない”田舎道に案内される.

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そう,この”なんてこたない”道がいいのだ.
昭和オヤジなので,子供の頃は田んぼや畑で走り回っていた.
木や草や土や昆虫の記憶は強烈.
こうした田舎道を走る時,幼き日々への郷愁にかられる.

で,停車して写真撮影していると,対向車も止まり,おじさんが「フォト?フォト?」とジェスチャーしてくる.
まぁ,なんてこたない場所なのでなんてこたない写真にしかならないのだが,それがいい.

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しかも,このおじさん,別れ際に紙パックのスポーツドリンクをくれた.
ありがたい.もしかしてこれも日の丸効果かな.

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昔から一人旅が好きで,20歳前後はオートバイで日本中を旅した.

今日のように”なんてこたない”道端で休憩していると,地元の方がとうもろこしやジュースなんかを差し入れてくれることは割とあった.
だが,それはこちらの“若さ”があってこそのやさしさだろう...と思い込んでいた.

やがて青年は年を取り,白髪交じりのアラ還に.
そんなおっさんが道端で佇んでいても,通常なら誰も気にかけない(倒れてたら別かも).

なのに,やっぱ台湾の人たちやさしいなぁ...って,いやいやヘルメットにグラサン,それにピチピチウェアだと若者に勘違いしても無理はない.すんまへん.

つーことで,出発が遅かったため早くも昼飯の時間.
セブンにピットイン.相変わらず巨大なイートイン.

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「牛角」ブランドの「炙りチャーシュー弁当」だ.美味し.
飲み物は「ココナツジュース」
やっぱり,台湾のコンビニはレベルが高い.

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しばらくすると台湾人サイクリストが入店してきた.

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実はこのお二人,昨日のダウンヒル途中にも会った.
台北からこちらに遊びに来ているらしい.
早速STRAVA交換.日本にも行ってみたいそうな.

台湾では女性サイクリストの数が日本よりはるかに多い気がする.
ソロもグループもよく見る.
乗っているバイクもMERIDAGIANTのエアロロードだったりする.
おまけにウェアもRaphaだらけ...セレブ?

後で聞いたところによると,確かに台湾は自転車大国だが,ロードバイクに関しては富裕層の趣味なのだそう.
そらそうやろな.
ぶんぶん走り回っているスクーターの3,4倍の値段はするしな.

で,少し走ると久々の大都会,台東着.

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例によって中心地の混雑を避けるため,Google先生のお導きのまま走ると現れるのが...

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はい,出ました.廃線跡のサイクリングロード.

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板張りなので少し走りにくい...うん,ZWIFTの石畳コースのような感じ.

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こんな感じで駅舎も残っている.
で,サイクリングコースを外れ,再び幹線道路へ.
こちらも廃駅.えっ,ビンロウ駅?

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またまたGoogle先生おすすめルートへ.
いや,まぁ...ええけど,時間あるし.いずこへ?

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久々に天気がイマイチ.
雨こそ降らないが曇天.
涼しいから良し.

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後で断面図を見ると,ずっとなだらかに登り続けるルートやったな.

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目的地の池上が近づくと,田んぼが増えてきた.
そう,池上は「台湾の米どころ」として有名なのだ(全くノーチェック).

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これ,青空やったらむっちゃキレイな風景やろな.

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とは言え,水田風景は日本人にとってそれほど珍しくはない.
超有名ガイドブック『LONLY PLANET』のアジア編ではやたらに「ライスフィールド」を推すけどな(バリ島とか).
西洋人にとっては神秘的に映るようだ.

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で,そんな「水田+青空+山+池」の美しい風景の中をレンタルチャリで走るアクティビティが,ここでの一番人気.

このオブジェのすぐそばにもレンタルチャリ屋があった.

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うーむ.天気だけはいかんともしがたい.

池上の市街地が見えてきた.
Google先生の指示する場所に着いたが,宿の「Ikegami Tanabe cabin」が全然見つからない.

その場所にはやたらデカいマンション風の建物が.

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どう見てもホテルには見えない.入り口から中庭にチャリで乗り入れてみる.
何らかの表示を探してうろうろしてたら,2階のベランダからおばちゃんがKazchariに対し中国語で「fjkkkjjdbdfrjvンhkvb?」と叫ぶ.

もちろん何が何だかさっぱり.
仕方なく建物を指さして「「Ikegami Tanabe cabin」?」と訊いてみる.
すると,そのおばちゃん,うなづいて部屋の奥に引っ込む.

しばらくすると建物から別のおばちゃんが出てきた.
日本語で「こんにちは~」と言ってくるので,「おっ,日本語OK?」と思いきや...挨拶だけでした.
そのおばちゃん,スマホを取り出して翻訳アプリをポチポチと.

なんとこのマンション風の建物の一室が「Ikegami Tanabe cabin」で正解だった.そらわからんわ.

建物の中にチャリを入れる.

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4階の部屋っつーか,一室に案内される.
今回は入り口は1つ,いくつかある部屋の1つを借りる方式のようだ.

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部屋は割と広め.
照明が暗いのが残念.
トイレ・シャワーは共同でした.

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次におばちゃん,LINE交換を指示してくる.
よくわからないまま友達になると,中国語のメールがどかどか送られてきた.
泊り客,全員に送る定型文のようだ.
もちろん,漢字のみで意味不明なのでLINEに翻訳アプリを実装する.

チェックアウトタイムなどの基本情報から近くの食堂,お土産屋さん,そして目玉の田んぼサイクリングルートなどの観光情報だった.
いいシステムかもしれんな.

「他に質問は?」と聞かれたので「洗濯機はあるか?」と返す.
宿のは使えないので町中のコインランドリーへ行って,とのこと.
夕食も兼ねて出かけることにする.

交番の前にあるコインランドリーに洗濯物を放り込んだ後,まずは町の中心にある池上駅へ.

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台湾の駅はどれも個性的だ.
少し歩いたけど,オシャなカフェや土産屋をぽつぽつ見かける.
知られざる通好みの観光地?

腹が減ったので,ローカル食堂へ.
例によってメニュー漢字の解読(想像)&指さしで注文.

水餃子ル―ローハン,そして「豚骨ラーメン」
このラーメン,何かに似てるなぁ...と思ったら,これ沖縄の「ソーキそば」やん!

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炭水化物漬けの後は,スーパーに寄ってビールとスナック菓子と明日の朝食を.
コンビニより安い...という話を聞いて期待していたのだが,そうでもなかった.円安めぇ.

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つーことで宿に戻り,YouTubeを視聴しつつ晩酌.

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ふー,今日も無事に一日を過ごせた.
それにしても...この観光地としてはややマイナーな台湾の東側,変なホテルを始め,なかなか味わい深い.

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いよいよ運命のDay9へ続く.地獄を楽しみな! ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day9 池上~花蓮(その1)

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

2024/3/23 Sat

至福の時

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晴れ時々曇り.温度:24 ℃,湿度:85%,体感温度:27 ℃,風速:16.2km/時,風向:SE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

時刻は既に9時30分.
北上を開始する.
ここから愛と絶望の139kmが始まる.

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もう寄り道していられない.
夜間走行はしたくない.
確実性をとり,Google先生の指示通り来た道を戻ることに.

※ちなみに「けんたさん」は東周りで北上したようだ.

なぜかモアイオブジェ.何つながり?

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墾丁のメインストリート&リゾートエリアを通過.さらばだ.

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信号待ち時,目の前を「環島」中っぽいサイクリストが通過.
この旅で初めて見た.
「追いつくかなぁ」と思ったが,なかなかの豪脚.
すぐに姿が見えなくなった.

そう,一見気軽に見えて「環島」はなかなかハード.
これに挑戦しようとする者は(日数にもよるが),普段から乗り慣れている者がほとんどのはず.

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高雄行きと山越え方面の分岐路に差し掛かる.
コンビニを発見して小休憩.
徐々に気温が上昇してきた.

...だのに,なぁぜ台湾人ライダーはダウンを着るのか?

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海を離れて内陸へ.
軍の駐屯地らしき場所に出る.

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これは国共内戦時のオブジェかな.
どことなくゆるキャラ風味(いいのか?)

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戦車もあった.
『ガルパン』推しの娘にLINEで送ると,大興奮していた.

そして,いよいよ山岳のスタートである.

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渓谷だ.
しばらく進むと博物館風の建物が見えてきた.
牡丹社事件紀念公園らしい.

牡丹社事件とは,日本による台湾統治のきっかけとなった事件である.
正直,アジア近代史というか,日本と台湾の関係についてはあまり詳しくない,いやなかった.
博物館周囲の壁画を見れば,どういう事件かはなんとなく想像がつく.
帰国後,色々調べて知識を吸収中.
一度訪れた国の出来事は,もはや他人事ではなくなるのだ.

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もう一つの有名な事件である「霧社事件」に関しては,映画のおかげで多少は知ってたけどな.

『セデック・バレ』を観た~台湾人って誰のこと?

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この門をくぐると激坂スタート.
たぶんSTRAVAセグメント.

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久々の本格ヒルクライム.
斜度はだいたい7~8%くらい?
平地では気にならなかったSURLYの重さがズシッと脚にくる.
幸いこいつはフロント3枚.
リアも使い切って,一番軽いギアでゆっくりと登る.したたる汗.

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足元にトロピカルなクモの死骸.
こういうのを見ると外国にいることを実感する.

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とりあえずの頂上(?).
ここが惨劇の地,牡丹村らしい.

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つかの間のダウンヒル.
水はまだあるが,カロリーになるモノが欲しい.
もちろん,こんな山奥にはコンビニもなければ自販機もない.

やがて街道沿いの街が見えてきた.
商店は...あった!

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もうこいつさえあれば何もいらない神飲料,赤コーラを購入! 至福.

昼間からたむろってるおっちゃん達.
もちろん,日本人は大歓迎ムード.
つーか,ここに立ち寄る旅行者って,なかなかいないのでは?

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知ってる日本語を懸命に思い出そうとされる.
それが難しい場合はスマホの出番.
こちらも翻訳アプリを駆使し会話.
楽しいね.

腹が減ってきたが,残念ながら食堂などの設備はないようだ.
もう少し進んでみる.

分岐点にて幸運にも食堂発見.
「ここがおそらく最後の食事ポイント」と,Kazchariのゴーストがささやく.

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先にいた中年のお客さん,日本語が非常に流暢.
「私のお父さんとお母さんは日本人でした」と意味深な発言.

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メニューの漢字から,中身を推測.
「咖喱」の文字を見つけたので注文.
しばらくすると「チキンカレー」っぽいモノが出てきた.

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これが想像と違って,全然辛くなくて優しい味だった...って,たぶんボンカレーのルーを使っているような...美味ければヨシ.
(よく見ると,辛いのが苦手な人は先に言ってねみたいな注意書きが貼ってある)

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美猫もいるし,おばちゃんも親切だし(水とチョコレートくれた),カレーも美味いしで良い所でした.
ココロも腹も満たされて,まだまだ続くヒルクライムに挑む.

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暑いわ,しんどいわ,脚は終わりかけやらでゾンビ走法に徹する.
それにしても,西側とはまるで異なる台湾である.
あの高層ビル群やらごちゃついた商店街はどこいった?

そしてついに...

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国道との分岐点にあるサイクルセンターに到着.
登りが終わった.
ここまで来ればこっちのものである.
満身創痍でボスキャラを攻略した感.

サイクルセンターは台湾あちこちにある.
ウォーターサーバーで水の補給ができる.素敵.
日本だとジュースの自販機が...(贅沢)

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そしてウルトラご褒美のダウンヒル開始!
ここからは天国.
こんなに楽しい時間はなかなかない.

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ご覧ください! この美しい道を!
永遠に続くかと思われる極上のダウンヒル.
しっかりレーン区分もされていて安心感も半端ない.

なんで日本の道はあんなにボコボコなのだ?

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ついに海,東海岸に到着ぅ!
色が,海の色が超絶に美しい.

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肝心の風向きは...なんと追い風だッ!
このクソ重いSURLYでAve.30km/h越え!

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止まるのがもったいないシチュエーションだが,調子に乗っているとハンガーノックor脱水
東海岸は町が少ない=補給個所も少ないのだ.
コンビニを発見してピットイン.

ちらっと映るプリン
この物価高の台湾において20元(¥100)という良心価格.
サイズも味も「Bigプッチンプリン」とクリソツ.
この旅の間,何個食べたことか.

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アート爆発な台湾.
キレイな浜辺にはオブジェが点在する.

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めずらしく市街地.
歩道橋すらアート.

例によってGoogle先生が気をきかせて,街中のオススメポイントに案内してくるが,さすがに今日はシカト.
細かい脇道は全部パスして,国道をひたすら北上する.

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またしてもオブジェ.
ついつい止まってしまう(えっ,さっきの決意は?)

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東海岸は決して平坦ではない.
結構なアップダウンである.
交通量も多い.

うむ.
この辺りですらこんな状況なら,噂の「花蓮-宜蘭」間の崖沿いルートはやはり避けた方が無難かも.

驚いたのは「歩き環島」の人を何人も見かけたこと.
マジで四国のお遍路並みのブーム?
互いにサムズアップで励まし合う.

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最後の峠を越えて下りきった場所.
いやぁ,疲れた.

後方の道を見る.
よう走ってきたなぁ...人力を最高の効率で推進力に変換する夢のマシン,やっぱりチャリはスゴイわ.

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この地点から本日の宿まではまだ20kmほど残っているのだが,文字通りヤマは越えた.
相変わらずの追い風基調の中,知本温泉エリアを目指す.

途中,G-Mailにて宿のオーナーから「今どこですか? 何時に到着ですか?」という確認メールが届く(中国語を翻訳).
何か不思議なメールやなぁ...と思ったが,「5時過ぎには着くと思います.チャリで行きます」と返しておいた.

後で謎が解ける.

今日のホテル「Chihpen Hot Spring Hotel」はいわゆる通常の宿ではない.
簡単に説明するなら,集合住宅の一室を借りる...ようなシステム.
どうやらフロントのようなモノは存在せず,各部屋のオーナーと契約する形式になっているようだ.不動産投資みたいなもの?

で,国道を離れて少し山側に進むとようやく知本温泉街が現れた.
Google先生の指し示す建物付近でうろちょろしていると「自転車で来た日本人」という目印で気づいたのか,オーナーの李さんが声をかけてきた.

互いに翻訳アプリを駆使.説明を受けつつ部屋に案内される.

ドアを開けて感嘆の声を上げてしまった.
なんつー広さとキレイさ!

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もちろん温泉の出る浴槽付きだ!
うれしさに涙が出た.

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これで1泊1,500元(¥7,500)
何も言うことはありません.

李さんが去った後,汗だくで異臭を放つウェアを脱いでお湯をはる.
そして...Amazon Prime で『姫様』を鑑賞しつつまったり入浴.
太ももの日焼け跡がエグイ.

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たっぷり2時間は入浴.
その後,外に食事に出かける.

ホテル周辺の環境が素晴らしく,食堂の他にコンビニまである.
例によって9時閉店のようなので,急いでこの食堂に入る.

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メニューに「蝦」の文字を見つけたので「久々に海鮮食うか」と注文.
ニンニクが効いていて美味し.エビも殻ごといただきました.

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コンビニでビールとつまみ,明日の朝食を買って2階の部屋に戻る.

1階ロビーにチャリを置く.
一応チェーンロックしたが,台湾では盗まれる気配は全くない(楽観的?)
まぁレンタル品なので,限りなく現地のチャリっぽく見える.
自前のDOMANEやったらこうはいかんな.

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部屋の前の廊下.
前後とも広大.
ホラー映画『シャイニング』っぽい...不気味.

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もちろん,寝る前にもう一度入浴.

OLYMPUS TG-5 俺は犬神家に勝ったんだぁー!

歓喜のあまりスケキヨ遊び.
(安心してください.わいせつ物は写っていません)

つーことで,苦労の甲斐あって至福の時を過ごせた7日目でした.
明日はチェックアウトの11時まで動きません(もったいない)

Day8に続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day8 知本温泉~池上

iPhone15 Pro ホテルの入口 いろいろおかしい

台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

2024/3/23 Sat

ザ・茶番.

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前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

晴れ時々曇り.温度:24 ℃,湿度:85%,体感温度:27 ℃,風速:16.2km/時,風向:SE

昨夜のうちに今日の目的地は決めておいた.
東海岸,台東市の手前にある「知本温泉」(Zhī běn wēnquán)である.

知本温泉

台湾には統治時代に日本人が開発した温泉があちこちにある.
この旅の間,一度くらいはどこかに入りたいとずっと考えていた.

知本温泉は,ここ墾丁から最短距離で140kmほど離れている.
これだけでもかなりの距離なのだが,さらに山越えを含むため獲得標高も1500m近くになるはず.
加えて...これは台湾最南端を経由しない場合の距離でもある.
もし,「最南端」を含めると走行距離は160km近くになる計算.

うーむ.普段の練習で乗っているDOMANEEMONDAなら大したことはないのだが,いかんせんクロモリ+荷物満載の激重SURLY.それに南国の暑さとこれまでの疲労が足かせ.
いずれにせよ,本日がクイーンステージなのは間違いない.

それが心配だったのか5時過ぎに起きてしまった.
疲れているはずなのに睡眠時間が短い.
ホンマ,ショートスリーパーやねー.

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外に出る.
夜間,少し雨が降ったようだ.
チャリが濡れていた.

チェーンルブを挿し,タイヤの空気圧のチェック.
今日になって気付いたが,このチャリ,前輪が仏式,後輪が米式という変則仕様.自前のポンプだと面倒だったかも.

朝食券に書いてある「魔法厨房」まで歩く.
6時には食事を提供してくれるらしい.

実はKazchariは旅好きのクセに方向音痴.
方向感覚が怪しく,店の場所がわからん.
作業車に乗っていたにーちゃんに場所を尋ねる.
親切に探してくれる.このあたりはやはり日本人っぽいな.謝謝.

で,発見.

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いくつかの選択肢のうち一番下のセットを注文(適当).

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「これでいいか?」と言われて出されたドリンクは「甘くない豆乳」だった.

そして出てきたのはサンドイッチっぽいナニカ...不気味なモノがはみ出ているが...

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な,なんとKazchariが地球上で最も苦手とする,いやヒトの食物と認めていないキュウリ山盛りのサンドだった(泣).

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もちろん丁寧に取り除かせていただく...(朝食なしにすれば良かった)

さて宿に戻り,全てのパッキングを終えて宿を出発したのはなぜか7時30分
のんびりしすぎだ.

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実は出発寸前まで最南端を諦めて昨日来た道を戻り,本日の目的地である「知本温泉」までの最短ルートを走るつもりでいた.

だがしかし,細い路地を抜け大通りに出た途端「やっぱり最南端行きに変更!」というまさかのどんでん返しで右折する.
良く言えば柔軟,悪く言えば優柔不断な性格が爆発してしまった.
そんな装備,いやノリで大丈夫か,Kazchariよ?(後にこの性格が大事件を引き起こす)

一応,脳内で演算.
ここから最南端までは往復で約18km.
平均速度および向こうでの滞在時間を含めて1時間もあれば「最南端」までの往復も可能.
それくらいなら問題ない...はず.

不思議なことにGoogle先生は最南端から東側を進むルートを表示しない.
地図上,細くてカーブだらけなので推奨しない方針なのだろうか.

幸い懸念していた強風はなく,むしろ追い風.
いい感じで進む.

途中「日の丸をバッグに挿すのを忘れてた」と一旦停止.
パニアのフタを開けて取り出す.
そう,この時だ.
パニアのフタのロックをし忘れたのだ.

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次に停止した際にそれに気づき,パニアの中身をチェック.
何かが足りない.

サ,サンダルがないッ!

そう,日本から持ってきた,もう15年以上使っている(要はボロボロ)のKEENサンダルがなくなっていた.

[キーン] サンダルYOGUI(旧モデル) ヨギ メンズ

出発地点から既に5kmは走っている.
その間,寄り道はしていない.
つまり,このまま引き返せば見つかるはず.
ただし反対車線から発見できるか?

「もう新しいヤツ買うたらえーやん」と悪魔のささやき.
あかん! あれだけ足に馴染んだサンダルはあらへん!

そう,迷っているヒマはない.
「絶対見つかるッ!」と祈りながらUターン(北向き)

ロックし忘れた=「日の丸」を装着したポイントまで戻る.

見つからん.

さてどうする? ここで問題だ.

この時間がない中で,どうすべきか?

2択-どちらか選びなさい.

答え①
ハンサムなKazchariはもう一度Uターンし,サンダル探しつつ最南端を目指す.

答え②
サンダルも最南端も諦めて北上,最短距離で東海岸を目指す.現実は非情である.

冷静に判断するなら②だろう.
しかし,Kazchariが選んだのは①!

「『最南端に行く』『サンダルも見つける』『両方』やらなくちゃあならないってのが環島チャリダーのつらいところだな』覚悟はいいか?オレはできてる」

再度Uターン(南向き)し,必死の形相で再び右車線を走る.
数キロ進むと...なんと見つけてしまった!

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思えば,台湾到着初日の「悠遊カード紛失事件」

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

今,そのリベンジを果たした感!(そうか?)

紛失から発見までに要した時間は約30分.
まだUターンして「北上する」という選択肢も残されているが...いいや,行くね,南だ! おっさんは南端を目指す!

遅れを少しでも取り戻すべく,脚を削って回しに回し,無事到着である.

いわゆる鵝鑾鼻灯台はまだオープン前なので,細い歩道のようなところを通って「台灣最南點碑」まで行く.途中の激坂と犬の猛攻は辛かった.

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最南端の碑に着くと,台湾人のカップルがおられた.

いつも通り「撮りましょうか?」⇒「謝謝!(日の丸を見て)日本人?」⇒「リーベンで~す」⇒「あなたの写真も撮ってあげるわ」⇒「一緒に撮りましょう」のルーティン.いい旅だ.

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さて,今回の旅の目標の一つである「台湾最南端」にかろうじて到達.
トラブルに見舞われつつも,この選択は正しかった...はず.

この旅もついに折り返しとなる.
あぁ,なんか既に走り切った感が強いわ(甘かった)

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Day7(その2)へ ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その2)

EMONDAな春の陽気に誘われてライド

2024/4/14 Sun

何が違うのか

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晴れ時々曇り.温度:11 ℃,湿度:75%,体感温度:10 ℃,風速:4.3 km/時,風向:SW

日曜日である.
今日も快晴&気温も上昇するようだ.
絶好のサイクリング日和である.

昨日は充電切れで動かせなかったEMONDA
無事充電完了.
気のせいか一世代前のDi2より“持ち”が悪くなったような気がする.
距離だけでなくギアチェンジの頻度も影響するはずなのでなんとも言えんけど.

つーことで,EMONDAの今季初出撃である.

しばらくアップライトポジションのチャリばかり乗っていたので,この前傾ポジションは新鮮.
ハンドル幅も380mmなので狭い.
道路のジャリや水たまりに気を遣いつつ進む.

多くの地元チャリダーのお気に入りスポットで撮影.

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短足のKazchari,ハンドル位置を目一杯下げてもサドルはこの高さ...シクシクシク36.

撮影後,4人組のロードバイク・グループが走ってきた.
(たぶん)知り合いじゃない人たち.
会釈する.

Kazchariも参加する6月のFlèche Hokkaido」の詳細が徐々に明らかになってきた.
(とは言っても,各種手続きは函館のPikaさんに任せきりなので.恐縮しきり)

現状4名での出走となる.
参加メンバーとやり取りしているのだが,やはり通常のブルベとは色々と異なるようだ.

1つはフェンダーの取り付け.
集団走行(ドラフティング含む)ゆえ,雨天時の後続車への水撥ね配慮.
日本ではそうでもないが,海外のイベントだとフェンダーなしはむっちゃ嫌われるそうな.

400km近く走ることになるので機材はDOMANE
こいつにはフェンダーをポン付けできるダボ穴なんぞない.
いわゆるアス・セーバーでは意味がない.

そこで,もうじきセールのAmazonで検索.

ROCKBROS(ロックブロス)自転車 泥除け ロードバイク フェンダー 700c マッドガード 角度調整 泥よけ フロント リア 軽量 耐久性 取り付け簡単 柔軟性 PP材質 ブラック

これとかどうだろう? 簡易過ぎる?
テストが難しいね.
一番良いのは当日に雨が降らず無用のグッズになること.

他にはチーム戦ゆえの時間管理の厳しさ.
ブルベの場合,PCに到着したかどうかはレシートの打刻時間でチェックされるのだが,チーム内で15分以上のズレがあると認定されないとか.

うわっ,いつもぼっち走行のKazchari,大丈夫だろうか?

で,この後もぼっちでいつものコースを.
美瑛の丘はいわゆる丘陵コース.
登りと下りを繰り返す.

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後でSTRAVAを確認すると,いくつかのセグメントで自己ベストを更新している.
めちゃめちゃがんばって踏んだ記憶はない.
身体機能が急に伸びるわけはないので,やはりマシンの力によるところが大きいと思われる.さすがEMONDAである.

美瑛市内から青い池まで続くサイクリングロードへ.
相変わらず美しい道だ.

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ただし,残り1/3ぐらいで雪に阻まれてストップ.

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並走する道道に回れば池まで行けそうだが,特に「池」にこだわりがないのでUターン.

代わりに例の農道を爽快にダウンヒル.

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補給のために美瑛のセイコマに立ち寄る.
シュークリームとコーヒーで休憩(カロリー補給).

SNSを確認すると,”上富良野のルイーダ酒場”ことYAMAICHIさんが投稿されていた.
アスパラ人気に押されて魯肉飯があまり出ないこと.
そのせいなのか,特別メニューとして「アスパラパスタと魯肉飯」のセット販売が告知されていた.
これは行かねばと,YAMAICHIへ向け出発.

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沼崎の坂を「はぁはぁぜいぜい」と登ってYAMAICHI着.

目当てのセットをオーダー.

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後から来たチャリダーを交えて台湾話などなど.

台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)

カミヒルも今季初登りの人が徐々に増えてきているようだ.
来週あたり行っとく?

で,国道の西側(裏側)を通って帰路につく.

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15:00頃帰宅.

気が付けば100km越え.
思えば台湾でも毎日ほぼ100kmぐらい走ってたけど,やはり快速マシーンのEMONDA,疲労感が全然違う.余裕.

ただ,フレームの固さのせいか,脚への負担はそこそこ.
それに,ポジション的に頸の後方にも違和感.
まっ,シーズン初めなのでじきに慣れるでしょう.

アマチュアには意味がないだのと,なんだかんだ言われるけど,やはりハイエンド・ロードバイクは乗っているだけで満足感が高い.
それが継続へのモチベーション.

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台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その2)

2024/3/22 Fri

どことなく懐かしい

OLYMPUS TG-5

晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

前回はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

さて,腹も満たされて水も補給した.
走りますか.

Google先生の指示通り,またしても幹線道路を離れる.

ふと「〇〇福徳宮」という看板を見つけた.
なんと,〇〇にはKazchariの名前が入る.
「宮」とは日本で言うところの寺.
「そんな地名もあるのか」と,面白そうなので立ちよってみることに.

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どうやらこのあたりは「〇〇」という地区らしく,お寺だけでなく「〇〇公園」も発見.
バスの停留所名も「〇〇」.
世界広しと言えど,まさか自分と同じ名前の場所を見つけるとは.
漢字圏ならではやね.
偶然,偶然のすんげー確率.
なかなか得難い経験をした.

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幹線道路に戻ると,ルーフやバックにチャリを固定したクルマを何台も見かける.

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この付近で何かの大会が開催されるのだろうか?
そういや明日は土曜日だ.

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あまりに暑いのでセブンにピットイン.

アイスとジュースを買ってベンチに座ると,隣に座る台湾人が話しかけてきた.
おそらく「今日は暑いねぇ~」と言ってきたと思う(空を指さしていたので).
この方,色黒で非常にホリが深かった.
いわゆる「原住民」と呼ばれる人なのだろう.

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この「原住民」という言葉,日本人には”未開の民族”っぽく聞こえて抵抗があるかもしれないが,侮蔑的な意味はない.

日本語の「先住民」と同じニュアンスで使われている.
ただ,中国語で「先住民」だと「絶滅した民族」になってしまうらしい.

台湾の中央山塊には原住民が多く住んでいるという.
これから出会いが増えそうな気がする.

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東海岸(台東)方面への分岐に到着.
左の高架道路を進むと最短距離になる.
南端を目指すKazchariはもちろん直進する.

海岸に時折点在する変なオブジェ.

「そういや三脚もってたわ」と久々に自撮り.
期せずして翼...ではなくツインテール写真になった.

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このあたりでは一番大きい街,恒春(Hêng-chhun)を通過.

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なぜかゴーカート場がたくさんある.
戦場っぽいオブジェとか恐竜の装飾.
後で聞くところによると,ファミリー旅行先としてメジャーな場所らしい.

ゲストハウスの他,ダイビングショップも点在.
潜ります? いやいや今回はパス.

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そして墾丁

今日のうちに「南端まで行って帰って来る」という計画は時間的に断念.
素直に予約した宿に向かいませう.

しかあし,例によってGoogle先生のナビが超絶わかりにくく,指示通りに進んだらコテージだらけの大規模リゾートに進入してしまった.
どう見ても不審者である.

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なんとかそこを抜けだすと墾丁のメインストリートが現れた.
今度こそ到着ぅ...と思ったが,肝心の宿が全然見つからない.

仕方なく,マッサージ店で暇そうにしてたおばちゃんに尋ねる.
さすがリゾート地.
英語が完璧に通じる.
通じたところで,道を聞いて走り出すがやはり見つからない.

計3人ほどに道を聞く.
全然見つからないので,”途上国あるある”の「わからんから適当に指さしとけ」的な扱いを受けているのかと,すっかり不信感(みなさん,すいません).

うろうろしていると,チャリ一台がやっと通れる通路を発見.
まさかと思い進入すると,ようやく宿を発見.

ケンティン ホステル (Kenting Hostel)

いやぁ,苦労した.
白ペンキのいかにもリゾートなホステル(Agodaの写真は盛り過ぎだ)

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受付のねーちゃんは英語ペラペラ.
ただし,困ったことに宿泊代はキャッシュのみ
うげー,これで手持ちの現金がなくなった.

トイレやシャワー,明日の朝食の場所(離れた食堂),チェックアウト時の注意点を聞く.
部屋はまぁまぁ.
使い道がよくわからないロフトがある(後で助かった).

残念ながら洗濯機がない(ゲストは使えない)ので「コインランドリーに行け」と言う.量も少ないので手洗いしますか.

シャワーを浴びて落ち着いたところで洗濯開始.

アルファックス AWAT(アワット) シャカシャカウォッシュバッグ 6Lサイズ 洗濯袋 洗濯バッグ 旅行 アウトドア 防災グッズ 37×62cm AP-437918

足洗い場の水道を拝借.
怒られなかったので無問題.
幸いバスタオルも2枚,それにドライヤーがあるのでいつもの乾燥方法が使えそう.
それにロフトもあるので”巻き巻き作業”もしやすい.

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走行データのSTRAVAへのアップやら何やらを済ませて外へ.

すっかり日が落ちて外は暗い.
いや,暗いだけでなく寒いぞ.一旦宿に戻りウインドブレーカーを持ち出す.
3月の台湾は1日の寒暖差が激しい ← 要注意.

先ほどの細い路地を抜けてメインストリートに出ると...いきなり夜市のにぎわい
さすが台湾随一のリゾート地.
西洋人観光客がうじゃうじゃ歩いている.
地元民より多いくらい.
それにエロいっつーか,セクシーな衣装のおねーちゃんがアルコールを提供している屋台(?)も散見.
一方でちゃんとしたレストランもある.

この雰囲気はどこかで...台湾というより,懐かしのタイのカオサンっぽい.
だいぶ小規模やけどな.

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さぁ「メシ食うで」とあちこち見ていると,珍しく英語表記の看板を掲げた食堂を発見.それに一皿100元程度とそれほど高くない.海鮮もある.
ここにしよう.

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豚肉とイカの炒め物と白飯をオーダー.

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味は良いのだが,昼と違って今度は量が少なかった(やはり予測が難しい).
それに...辛い

台湾旅行は楽しいのだが,難点が2つある.

一つは言うまでもなく排ガス.

もう一つは,食堂で水が出ないこと.
確かにビールでもジュースでも店で買えばいいんですよ.
時々は買っているけど,もちろん(日本同様)コンビニや商店で買うより強気の価格設定.

「飲食店での水はタダ」という意識が根付いている日本人は,どうしても「モッタイナイ」が先行してしまう.
世界標準的には「サービス過剰でノーチップ」な日本がレアなのだが.

で,我慢することになるが,今回のように辛い料理だと辛い.
味わうより,かきこむようにして食べてしまう.

周りを見渡すと不思議なことに,飲料がないまま食事している人もけっこういる.
結局は慣れの問題なのだろうか.

ちなみに外からの持ち込みはX,もしくは5元ほどのチャージが必要な場合がある.
ガイジンなので何も言われないこともあるけど.

てな感じで食事を済ませて通りに出る.
口の中がヒーヒーするので,甘く冷たいモノが欲しい...
おっ,ここは...

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少々高いが,台湾スイーツの魅力には抗えない.
で,注文.

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ででん!
「綜合鮮果」180元!
やぱり巨大だが美味し.
食い終わった時,むっちゃ寒かったけどな.

さぁ,腹も落ち着いたし散歩.

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iPhone15 Pro
iPhone15 Pro なぜか海人

ホンマ,iPhoneはよく写る.
夜間撮影でここまで撮れるなら一眼いらんな(芸術性を求めなければ...だが).

夜市のにぎわいはまだまだ続くが,一人旅のKazchariはクールに宿に戻りますか.

ありゃ.せっかくの夜市なのにまーた屋台メシ食ってねーや.
まぁええか.”グルメ”にあまりこだわりがないのだ.

それよりも問題は明日の予定.

最南端周りだと今回の旅の最長距離を走ることになる.
それに山越えもあるため獲得標高もエグくなりそう.
さーて,どう戦い抜くかな.

激闘が確実視される「Day7」へと続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day7 墾丁~知本温泉(その1)

iPhone15 Pro この看板で「ケンティン・ホステル」と認識しろと?

台湾一周(環島)ライド Day6 高雄~墾丁(その1)

2024/3/22 Fri

Go Go リゾート!

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晴れ.温度:19 ℃,湿度:76%,体感温度:19 ℃,風速:5.5km/時,風向:ENE

Day5はこちら ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day5 高雄の休息

今日は走る.
できれば台湾最南端まで行っておきたい.

なぜなら明日の天気はかなり怪しい.
強風マークがついている.

ただ,アプリごとに予報がバラバラ.
きっと良い方に外れるだろう.
なんつってもKazchariは晴れ男なのだ(キリッ)

Audax Japan RM812 Okhotsk 1300km Hokkaido(その3:紋別~釧路)

宿泊地は墾丁(Kĕndīng)
いわゆる最短最速の「環島」から外れたオプションコースとなる.
時間があればこその旅程.

朝食後出発.
本当にいい宿だった.
今後も高雄に来ることがあったら,この宿一択やな.

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大都会だけになかなか脱出できない.
廃線跡のサイクリングロードをつないで走る.

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大型車の交通量が多い道路だが(区画された)二輪走行レーンがあるだけで安心感が違う.

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高雄空港を通過.

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MRTで街中とつながっている.
こちらを旅の拠点にしても便利だろう.

途中で変わったスクーターをみた.
やけにスピードが遅い(チャリで抜いた)
不思議に思いつつ確認すると,なんとリアに補助タイヤを付けて4輪化,
さらには車椅子もサイドに積んでる.
もはやクルマで良いのでは?

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工場エリアを抜ける.ぐっと田舎化.

南に向かうにつれ,気温がどんどん上昇中.
幹線道路は面白くないので,懲りずにGoogle先生に頼る.
すると...

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ここは一体どこなんだ?

どうにかラビリンスを抜けだし,とあるファミマで休憩.

ホンマ,コンビニの存在はありがたい.
「環島」がこれだけメジャーなのは,コンビニの多さ=便利さも要因にあるような気がする.他の国ではここまで流行らないかも.

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ホテルの朝食で食べきれなかった肉まんとコーラで補給.
なぜか店内でイヌが寝ていた(めずらしくない).

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これも台湾の日常.
動物にやさしいというか何というか...

そういやここまでの旅では,吠えまくる犬に3回くらい追いかけられたな.
海外旅行で何が怖いってやはり病気だろう.
特に日本では絶滅した感染症群.
犬の場合は狂犬病だ.

台湾では2013年に狂犬病地域から削除されたようで,噛まれたところで大丈夫...って,うんなわけあるかい!

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海沿いに出た.
あちこちの壁に書いてある「南無阿弥陀仏」は何の冗談だ?

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とある公園の横を通る.
説明の看板に「乃木」の文字を見つけ,緊急停車.

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なんと,乃木希典将軍 台湾上陸地点(今は公園)だった.

幹線道路からはかなり離れている.
チャリ旅でなければ絶対に気が付かなかった場所.
つーか...これだけきれいに整備して残していることに驚き.
よくも悪くも日本との強いつながりを感じさせる.

しばらく進むと,枋寮郷(Fāngliáo)に到着.

今や世界中あちこちにある巨大地名オブジェがここにもある.
これ見つける度についつい記念写真を撮ってしまう.旅人の性ですな.

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台湾人の団体さんが写真の撮り方で大騒ぎしていたので,英語で「撮りましょうか?」と話しかける.
すると大喜びで「謝謝!」との返事.

おばちゃんがチャリに挿した日の丸を見て「リーベン?」と聞いてくる.
そこからはさらにテンションアップ!
Kazchariのピン写真を撮ってもらった後は集合写真.
何台のカメラで撮ったことやら.
こういった記念碑的なところだと,だいたいこのパターンやね.

こういう時,スマホは便利だ.
みんな使い方わかってるしな.
一眼カメラを渡すと,たいていの人はビビるし,腕を伸ばして液晶を見ながら撮るのでブレたり,構図が歪んでいることが多い.

つーことで挨拶して先に進む.再見.

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広い道路に出た.
日本のごとく,大規模ドライブインが点在している.

さて,派手派手ドライブインにピットイン.
昼メシにする.

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Googleレンズを駆使し「チャーハン」「ワンタン麺」を注文.

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いや,これ多すぎやろ.
ホンマ,多すぎたり少なすぎたりと量がわからん.
値段だけでは判断できない.

基本的に中華圏の人って大勢でいろんな種類の料理を頼み,みんなで取り分けて食べてるイメージがある.
「ソロ飯」がレアなのかもしれない(たぶん).

それでも,サイクリストは「全ての摂取カロリーを0にする特殊能力」を持っているので平らげてしまった.
余裕余裕と思ってたら後から入って来た台湾人のおっちゃんが,山盛りのカモ肉と焼きそばを注文してた.
すんげー食欲.

そしてマスターらしき人から1リットルの水の差し入れ.
ありがたい.
こんなんなんぼあってもいいですからね.

ボトルに残っていた水で顔を洗い,腕にかけて冷却(効果的).
もらった水をボトルに入れて,さぁ出発.

しつこいようだが,マジで暑い.
3月でこれなら夏はどうなる.
タヒぬぞ,これ.

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Day6(その2)へ続く.