やり残したこと?~トーゴへの誘い

2024/11/29 Fri

循環の理

最古参のSNSであるFaceBook.

もちろんKazchariも利用しています.
同じ趣味趣向のグループに入会して,有益なイベント情報を入手したり,メンバーの人に連絡を取ったりするのに便利.

ただし諸般の事情でほぼread only
書き込むなら,ちゃんと記録に残るブログの方が良い.

さて,年末が近づくと「やり残していたことをやりました」的記事が増えてくる.
Kazchariの趣味界隈だと「登った」「走った」「行った」「食べた」「作った」みたいなネタが目に付く.

FaceBookは高齢ユーザーが多いと言われる.
つまり,人生の残り時間そのものが少ない.
その行動には「年内で終わらせる」以上の意味があろう.

そんな中,以前「海外ツーリングツアー」でご一緒したKさんのポストが目に入った.要約すると...

「年末から年始にかけ,海外オートバイツーリングの同行者を募集しています.行き先はトーゴ&ベナン」

こ,これはっ!

Kさんは海外オートバイツーリングマニア
数年かけて世界一周というパターンではなく,数国を1,2週間ぐらいの日程でサクッと行って帰ってくる方法を続けておられる.
かつてご一緒した「3ヵ国横断ボルネオツーリング」も,元々はKさんが旅行会社に持ち込んで実現した企画だった.

レンタルバイク&チャリの思い出

オートバイやチャリなど,公共交通機関を使わない旅は自由だ.
都市部や有名な観光地をつなぐ「点」と「点」の旅ではなく,そこに「線」と「面」が加わる.
観光客が立ち寄らない名も知らぬ町をさまよう,オリジナルな旅となる.

そのKさんが今回はなんと「トーゴ」行きを検討中とな.
はたして,この国の名を知る日本人はどれほどいるのだろうか?

トーゴは西アフリカにある小国である.
「ニャホニャホタクロー」で有名なガーナの隣りと言えば,場所のイメージはつかめるだろうか?(つかめんわ!)

トーゴ共和国

この国とKazchariには縁がある.

時に1987年.大学生だったKazchariは週5日,新聞社の編集部でバイトをしていた.
パソコンや携帯電話はまだ普及していない時代である.
そのような状況の中,スクラップ帳作りや,外回りをしている記者さんからの問い合わせで過去の記事を検索したり,デスクから依頼された雑用をこなしたりと...一見ハードそうに見えるが,その実,かなり緩いバイトだった.

その割には時給も高かったなぁ.
バイト時間中,ヒマにあかせて各新聞や書籍を読みまくり,少々変な方向の社会正義に目覚めたKazchariは,たまたま広告で目に留まった「フォスターペアレント」に申し込んだ.

プラン・インターナショナル

現在とは活動や援助内容が大幅に変わったと思われるが,この団体を通じて月々¥5,000の寄付を行うことにした.
名目上は「対象国の,とある村に住む,とある子供の里親になる」という体を取っている.もちろん正式に養子縁組をするわけではない.
寄付金そのものは,その村全体の利益につながる事業に配分されたそうな.

最大のウリ(?)は,援助対象の子供から年2,3通の手紙が届くこと.
Kazchariの”子供”の名は,10歳のザカール・アビボくん.
彼がトーゴ在住だった.

ちなみにトーゴはフランス語圏.届いた手紙を辞書片手に読んだような記憶がある.いや,スタッフが英語に訳してたかな.古い記憶ゆえ,この辺はあいまい.

そして,事務局の手配でザカールくんに会いに行くこともできた.
ただしトーゴの首都ロメまでは自分の力で行く必要があった.

今なら問題なく(?)渡航可能だが,その時のKazchariは海外旅行初心者.
当時,実際に旅行代理店(◯祖神)に問い合わせたが...

Kazchari「すいません.トーゴまで行きたいんですけど,いくらかかりますか?」

スタッフ 「...お客様,失礼ですが海外旅行にはよく行かれますか?」

Kazchari「ええと,はじめてですぅ」

スタッフ「...申し訳ありませんが,初めてのご旅行で西アフリカはおすすめできません」

と,速攻でたしなめられた.

そらそうだ.アフリカ旅行と言えば「治安」「衛生」「物価」「病気」のリスクが高すぎる,と今ならわかる.
特に「西」やら「中央」アフリカは,ビギナーには無理ゲー.
◯祖神,GJである.

相談の結果,「わかりました.ケニアまではチケットお出ししますので,行けそうだな,と思われたなら,その先はナイロビにて,ご自分で手配ください」ということに.

つーことで,人生初の海外旅行はケニアに.
結局というか,当然のごとくトーゴ行きは諦めた.
自力手配のスキルが無さすぎた.

まぁ,普通にケニアでのサファリやら何やらの旅が楽しかったせいもある.
帰りにはトランジットでインドネパールも旅したし.
バックパッカー最高!うぇーい!

結局,トーゴには行けぬまま,ザカールくんへの援助は3年間ほど続いた.

しかしある日のこと,事務局から「政情不安により,ザカールくんの一家が村から逃げ出してしまいました.これであなたのトーゴへの援助は終了となります.代わりにケニアの〇〇ちゃんを紹介しますが,継続されますか?」という連絡があった.

なんだかなぁ...で,一気にモチベーション低下.
やっぱり,こうした金銭だけの援助って,ちょっとした外因であっさりと無意味になってしまうのだなぁ...と思った(※個人の感想です)

この思いが,やがて後の青年海外協力隊参加につながっていくのだが,それは別の話.

さて,Kさんツアーの話に戻す.
しばらくしてさらに詳細なインフォメーションが出た.
以下はKさんの投稿(概要).

・期間は年末年始の2週間程度
・現地ツアーを利用(4名から可能)
・コース概要:トーゴ(ロメ)→ベナン(ガンビエ等)→トーゴ(ロメ)
・概算費用:40万円+航空券代金+その他になります

なんと! 隣国のベナンにも行きますとな!
あぁ,なんて楽しい,夢のような旅なのだろう(たぶん).

これなら多少費用がかかっても参加したい...ところだが,現実的に考えるとさすがに躊躇.
まず期間.2年連続2週間の休暇はさすがに...

台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

料金も料金.
総額¥70万を越えるのではないか.

とまぁ,「行かない」「行けない」理由を考えている時点で,今回は縁がなかったのだろう.

旅の面白さに気づくきっかけを与えてくれたトーゴ
もし,残りの人生でトーゴに行けたのなら,なんとなく人生の環が閉じる気がする.

モノより経験,これは絶対的な真理.
しかし時間と体力は有限.
キレイに「円」を閉じるための心身両方の闘いは続く(そうなのか?).

ところで,ザカールくんは今どこに?

モンキー125,紅葉を求めて三国峠へ

2024/9/29 Sun

峠と紅葉とオートバイ

iPhone15 Pro

好天の日曜日.
昨日はチャリでグラベル三昧.

Topstoneな川と畑の美瑛グラベル三昧ライド

脚が少々お疲れモードなので,今日はモンキー・ツーリング.

当初はブルベ「旭川400」をなぞるルートを考えていたが,普通に走って10時間近くかかる.出発時間を考えると少々無謀なので,三国峠までの往復とした.

モンキー125,ブルベを走る!?(その1)

この時期の大雪山系と言えば紅葉の最盛期.
さて,今日はどの様な感じだろう.

本州からのライダーは,この時期になるとかなり減る.
大阪在住の頃のKazchariもそうだった.
日中はともかく,朝晩の冷え込みに耐えられなくなってくる.
特にキャンプ時は辛い.

出発前に空気圧をチェック.
ロードバイクほど厳密に管理はしていないが安全のために.
現在の走行距離は約8000km
そろそろリアタイヤの交換時期か.

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トップケースには,いつも通りお風呂セットをin.
とは言え,入浴後に冷えるのは困りもの.
オートバイの弱点やね.
気分が乗れば入りましょう.

さぁ,出発.

ナビ代わりのSIMなしiPhone7
Amazon Musicの楽曲をダウンロード(オフライン再生)して,インカムで聴いているが,しばらく使っていなかったせいか,認証(?)のため,一度サイトに接続しろとの指示.
時すでにお寿司.
家から遠く離れてしまっている.

仕方がない.
今日は音楽なしで,風とエンジンの音を愉しむことにする.

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オーソドックスに国道39号を使って上川方面へ.
道内ライダーのシーズンはまだ終わらない.たまにヤエー

地味な外観&高梨沙羅の実家経営(今も?)&人出不足で閉店したもののすぐに復活で有名なセブンイレブンで休憩(属性多し).

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チャリと違ってカロリーや栄養はあまり考えなくても良いはずが,結局いつもと似たようなメニューを選んでしまう.

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野菜生活スムージー,美味し.

やたらに長くデンジャラスな銀河トンネルを越えて,大函に寄ってみる.

iPhone15 Pro
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旧線路や旧道跡が見える.

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この林道,走ってみたいなぁ.

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うん? 自転車はダメとは書いていない(ダメです)

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徐々にクルマが増えてきた.
のんびり走るクルマが先頭で渋滞が始まる.
(メーター読みの)制限速度を守るのは”正義”だが,後続車からのプレッシャーによく耐えれるものだ,と思ったりなんかしちゃったりして.
案の定,数台のSSが猛スピードで追い抜いていく(ダメです)

分岐にてダムを越え,三国峠方面へ.
紅葉シーズンによる通行制限中の高原温泉を通過.
この熊だらけで有名な撮影スポットに行くには,シャトルバスに乗り換える必要がある.

今日はオートバイなのでさほど気にはならないが,標高が徐々に上がっていく.
この道を通るのは6月の「Flèche」以来か.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

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そういや「Flèche」って完走メダルはないのだろうか?
かなり日が経つものの何も届かない.
まぁ,思い出として楽しかったから別にええけど.

それにしても,さすがオートバイである.
チャリと違って,あっという間に三国峠に着いた.

駐車場はクルマやバイクでごった返している.
好天かつベストシーズンだけのことはある.

人がいなくなったタイミングでいつもの看板前記念撮影.
遠くにマス・ツーリングのハーレー軍団が登ってくるのが見える.

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さて,ここからどうする?

基本的にチャリ感覚で距離と時間を換算するクセがついてしまっている(時速25km/h)
それゆえか予測時間よりも早く峠に着いてしまった.

このままUターンして上川に戻るのはもったいない.
いっそ,士幌側に下りて狩勝峠周りで帰る?

少し悩んだ後,とりあえず士幌側へ向かうことに.
せっかくなので絶景を見ながら橋上を走らないとね.

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下り終えた後もしばらく進むが,帰宅時間のことを考えて冷静さを取り戻す.
さすがに「旭川400」のトレースは無理無理無理.
モンキーで夜間走行なんぞしたくないし.

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三国峠へターン.
駐車場はスルーしてトンネルをくぐる.

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そういえば近くにグラベルに入る道があったはず.
少し寄ってみますか.

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グラベルと紅葉.映えますなぁ.
これくらい整備されていると,モンキーで問題なく入っていける.

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今年の紅葉にはベストなタイミングで来れた感.

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さて帰りますか.腹も減ったし.

iPhone15 Pro
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ここのシラカバ群,お気にいり.人工的やけどな.

上川の町を越えて,昼食はいつもの「山の食房」へ.
ポークチャップ...ではなく,今日はとんかつ定食.美味し.

iPhone15 Pro

で,家を目指す.
愛別あたりで少し寄り道.

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本日も無事故で帰宅できた.

オートバイの免許を取ったのは19歳の時.
つまり38年間,ライダーを続けている.
この間,日本不在などのブランクがなかったわけではないが,常にバイクを1台は所有している.

今ではチャリ趣味に金や時間などのリソースを費やしているが,オートバイをおりる気はまだない.

チャリと同じ道を走っても違う感覚で景色が見える.
不思議なものだ.

オートバイ・ツーリング時は周囲の環境に目が向けがち.
チャリのライドでは,自分の内面に注意が向く.肺,心臓,筋肉.自分の生を感じる.

方向性は異なるが,いずれもマインドフルネス
今,この瞬間に集中し,かつ楽しむ.

言うまでもなくオートバイは非常に危険な乗り物.
チャリと同じ2輪車=不安定だが,絶対スピードが速い分,オートバイ事故の方がダメージが大きいと思われる.
自分が細心の注意を払っていても,相手のミスで死ぬこともある.

マスコミや世間の注目度が高いためか,クルマよりもオートバイ事故の方が報道の割合が多い気がする(そしてコメント欄が大荒れ).

「相手が悪くても死ぬのは自分」がオートバイ.

Kazchariも長いライダー歴の中,事故ったことも転倒したこともある.
その時の傷もまだ残っている.
今,こうして普通に生活できているのは偶然.
ゆえに,今日という日を無事に楽しく過ごせたことに感謝.

あっ,温泉入ってないわ.今からサ活へGo!

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Topstoneな川と畑の美瑛グラベル三昧ライド

2024/9/28 Sat

消えゆく運命(さだめ)

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晴れ時々曇り.温度:16 ℃,湿度:86%,体感温度:16 ℃,風速:8.3 km/時,風向:N

先週の「NISEKO GRAVEL」および積丹ライドで泥&潮まみれになった我がTopstone
早急に洗車してやらねばなるまい.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

ちょ,待てよ.

どうせ洗うなら,少し走ってからでもええんちゃう?

つーことで,出かけてしまったのが運の尽き,結局はグラベルを求めてうろうろ.自宅に戻って来たのは15時近く.
日没が迫る中,そこからあわてて洗車するはめになる,チャリダーあるあるムーヴをかます.

さて出発.このブログでも度々取り上げているルートをたどる.
自宅をスタートすると,まず田んぼ脇グラベル.

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国道を渡って河川敷に登るとすぐにグラベルが始まる.
ここから美瑛の入口まで,ほぼ全線をグラベルだけで移動できるのだ.

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おや? いつの間にか舗装化作業が進んでいる.
以前は荒れ気味だった道に重機が進入し踏み固められつつある.
走りやすいと言えば走りやすいが,ジャリ感がなく,面白みがない.

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どうやらパークゴルフ場への入口あたりを,まず固めている様子.
近い内に,この河川敷グラベルは消えてしまうのだろう.

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「NISEKO GRAVEL」のトークセッションにて,レジェンドライダーの三船雅彦さんが登壇された時,面白い話をされていた.

林道(グラベル)は,未舗装のままの方が維持費がかかる.
ゆえにあちこちの舗装が進行中.
ただし北海道は例外.
冬期間は積雪・凍結する,つまり使用しないため舗装を行わない.
しかし夏場は作業・生活道路となるため,きちんと整備される.
結果的に走りやすいグラベルが誕生.

とのこと.
こうした河川敷は舗装されても,まだまだ良質なグラベルだらけの北海道.
素晴らしすぎる.

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その昔,Kazchariは静岡の沼津に住んでいた.
伊豆半島にも信州にも遊びに行くのに適した地.
特に伊豆半島の林道はオフロードバイクで走り回った.
詳細はわからないが,今では関東住みの友人に聞くとかなりの林道が通行止めとか.オフ車や四駆が荒らしまわったせいやな.
まっ,北海道ではないやろけどな.

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今日は遠出しないので時間はたっぷりある.
できるだけ新規グラベルを開拓しよう.

少しでもチャリで走れそうな道には即侵入.

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ここは幹線道路を離れたJRの線路わき.
なんとかして踏み切りを渡らず横断できないかと,抜けルートを探すも...断念.それでも,こうした探索作業そのものが楽しい.

ロードでのライド時に気になっていた砂利道に入る.

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絶景が待っていた.
大陸というかヨーロッパ的.

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脳内BGMはベートーヴェンの田園交響曲
こうした隠れグラベルの発見が楽しすぎる.

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丘を越えるとなじみの道に.
線と線,点と点がつながる.
少し進むと「赤羽の丘」である.
いつもとは逆のルートから登る.

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特徴的な3本の木が見えてきた.
シーズンオフなのか,誰の姿もない.

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丘を降りて川沿いの道へ.
とっかかりはちゃんとした砂利だが,すぐに草刈りされていないワイルドな状態に.タイヤのドロを落としましょう.

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「明治の丘」から続くグラベルへ.
今度は林の中.
斜め方向からの日差しが,我がTopstoneを照らす.

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ここまで来たら向かうのは”あの”場所.
ガイドブックには載らない某農道.
まずはサイクリングロードを使って終点まで移動.
そこからのダウンヒルが最高.いつ走ってもハイテンション.

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腹が減ったのでいつものセイコマへ.
チャリをチェーンロックする場所.
座って食事をする場所.
いつも変わらない.

そういや,新コロで閉鎖されたコンビニのイートインがなかなか復活しない.
ずっとこのままなのだろうか?
今はいいけど冬が辛い.
台湾の巨大なイートイン・スペースが懐かしい.

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もう少し走る.
これまた気になっていた未知の道へ.
ここの風景も大当たり.

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にしても,グラベルライドはどうしてここまで楽しいのか.
問われても答えられないけど.

グラベル走行には舗装路と比較すると,約1.5割増しのパワーが必要とされる.
ようするに疲れるのだ.
そして大抵の人間は疲労が嫌いだ.
そこに喜びを見出す一部の変態を除けば.

既述したが,かつてKazchariはオフロードバイクで林道ツーリングを楽しんでいた.あの頃から30年ほど経ったが,今度はチャリで”わざわざ”不整地を走る.

想像していた未来とはまるで異なる.そして,まだまだやめられない.

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帰路につく.
消えゆく河川敷グラベルをもう一度走る.

国道を渡って踏切前.
珍しく汽車(ディーゼルなので電車ではない)に遭遇.
旭川と富良野を結ぶこの路線.
残念ながら,この線路が消滅する日もそう遠くない気がする.

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で,冒頭文にある通り,帰宅後は急いで洗車.
Topstoneは静かに次の出撃を待つ.

秋である.
落葉の森が形成されつつある.
Topstoneのイエローカラーは今の風景にぴったりだと思う(親バカ?)

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Topstoneな積丹&当丸ライド~アフターNISEKO GRAVEL

2024/9/23 Mon

トンネルが長すぎて多すぎる

iPhone15 Pro

晴れ.温度:13 ℃,湿度:75%,体感温度:13 ℃,風速:11.4 km/時,風向:NE

昨日の「ジャリ感」がカラダから抜けきれぬまま,5時過ぎに目が覚めた.

NISEKO GRAVEL AUTUMN RIDE 2024 EX-LONG参戦!(後編)

相変わらずショート・スリーパーやな.
体調は悪くない.
脚もそれほど疲れていない.
今日がレースなら前日に入念にマッサージするところだがな.

MYTREX マイトレックス REBIVE マッサージガン

ただし気になるのが耳の痛み.
別に中耳炎とかではなく,ウレタン耳栓による穴の圧迫痛である.
そろそろアイマスクを含め,睡眠グッズの見直しが必要な時期かも.
以前,レビューを書いた「Anker A10」も,どうにもイマイチで,結局ヤフオクで売ってしまった.

睡眠特化型イヤホン~『Anker Soundcore Sleep A10』を購入

懲りずに新型の「A20」にチャレンジ?(高い!)

Anker Soundcore Sleep A20

さーて,本日の予定は?
昨日とは異なり一日中快晴予報.
このまま帰宅するのはもったいない.

せっかくの遠征ライド.
滅多に来ないこの地域を楽しみましょう.
とは言え,ニセコ・倶知安エリアは...とりあえずええかな.

そこで思いだしたのが,エントリーしながらも雨でDNSしたブルベ「BRM711当丸コースター300」.

もちろん,300kmを丸々トレースする時間も根性もないので,神恵内を起点に積丹半島をぐるっと時計周り,古平から当丸峠を越えて戻るというルートを考えた(一部しかかぶってないやん).
うむ.いけるいける.楽しそうだ.

思えばオートバイやクルマではなく,このルートをチャリで走るのは初である.

行き先が決まれば話は早い.
昨日同様に朝風呂に入りココロとカラダのスイッチを入れる.
ローソンにてコーヒーを購入.
パンとおにぎりの朝食後,パッキングして7時過ぎにはチェックアウトした.

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ナビによると神恵内まではクルマで1時間ほど.
意外に近い.

道の駅があるものの,その手前の市街地でクルマをデポできそうな場所を探す.
地図で確認すると「村立漁村センター」の駐車場がよさそう.
祝日だし,この広さなら迷惑にならないだろう.
ちょうど当丸峠からのダウンヒルの終着点になるし.

で,8時頃無事現着.
Topstoneを降ろす.

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暑くもなく寒くもなくいい気温.
長袖インナーに夏ジャージの昨日と同じ組み合わせである.

もちろん海が左手となる時計回りで出発.
まずは道の駅「オスコイ!かもえない」を目指す.

iPhone15 Pro
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海岸の漁村を通るため気分はすっかり島ライド.
昨年走った「利尻島」を思い出す.

DOMANEなサクッと利尻島一周ライド(その1)

いずれにせよ,初めて走る道はワクワクするねぇ(オートバイと同じ景色だけど何かが違う).

やがて道の駅「オスコイ!かもえない」に到着.
ここは台風被害により,2004年から2010年までの6年間,閉鎖されていたことがある.いわば幻だった駅.

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本日,2024年の再訪ではデジタルスタンプをGet.
めったに来れない場所なので貴重だ.

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道の駅を出るとすぐにトンネルが現れる.
ここを皮切りにトンネルが続く.
そう,このルート最大のネックはこれ.
2km級のトンネルが何個も続く.

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チャリでのトンネル走行は言うまでもなくデンジャラス.
後方からの追突事故や前方からのライトのまぶしさ,路面状況の把握(穴ぼこ,濡れ)が困難なことによる転倒,そして寒さ.

思えばこの積丹半島,車道で一周できるようになったのが1996年と,ごく最近.断崖絶壁を迂回するためには多数のトンネルが必要なのだ.

以下のサイト,こだわりのトンネル愛&旧道愛が素晴らしい.

積丹1周旧道旅1

幸運なことに,積丹半島は気象条件の厳しさゆえ,逆にメンテが頻繁なのか,照明・路面とも良好なトンネルがほとんどだった.

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トンネル通過しつつも,しばらくは平坦路が続く.
向かい風なので抵抗激しく,疾走感はイマイチ.

やがて前方に「神威岬」が見えてきた.
とりあえずの目的地である.
久々のヒルクライム.
さすがに昨日今日では脚が重い.

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で,何年ぶりかの神威岬.
駐車場ってこんなに広かったっけ?

いずれにせよ休憩.
トイレもある.
そして自販機の隣には...ででん! ゴミ箱もあるッ!
ここはリアルゴールドを買わずにいられないッ!

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さて,岬の先端(女人禁制の門があるところ)へは,結構な距離を歩く必要がある.

余談だが,その昔(35年ほど前)に訪れた際,先端のローソク岩を見るためのルートは「山」と「海」の2か所と聞き,Kazchariはよりハードな海ルートを選んだ.
たぶん山ルートは今の遊歩道.

この海ルートは心霊スポットとして当時から有名.
一旦,海岸沿いまで降りて,岩に開けられたトンネルを通るのだが,このトンネルやっかいなことに途中で2か所が90°に曲がっている.
つまり,距離は短いものの,完全に光が閉ざされて漆黒になる瞬間があるのだ.
「ライトを持参すれば良い」との意見もあるが,この暗闇でライトを照らすと何やら見えてはいけないモノが見えるとか...

で,当時21歳のヤングなKazchariは,手で壁を伝いながら,なんとか海岸に出た.その時の写真がこれ.

フィルム写真のスキャンなので,解像に関してはご勘弁.
後に聞いたところでは,そのトンネルは「念仏トンネル」と言われていたそうな.ヤメテー.

つーことで,おっさんになった今では,そんな冒険はしない.
それどころか山ルートすらもたるい.
SPDシューズとはいえ,できるだけ歩きたくない,チャリと離れたくないのが正直なトコロ(チャリダーあるある)

つまりこの駐車場にて岬巡りは終了.
クールに去るぜ.

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先ほどまで苦しめられた向かい風は,進行方向が変わったのでややマシ.
これまた懐かしの道営野塚野営場.なぜに道営?

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

国道ではなく道道913を走る.
積丹岬に通ずる道である.
なんとなく「巨神兵」な岩.

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島武意,幌武意? どこかで聞き覚えが...
ああ,昔ダイビングで来たな,この辺.

iPhone15 Pro

さて,同じような風景が続くこの道.さすがに食傷気味.
腹も減って来た.
寿司屋や海鮮専門店がちらほら現れてきた.
ここは思い切って,ウニ丼,逝く?
ありゃ.よく考えたら現金は¥3,000ほどしか持ってない.
個人店では電子マネーが使えないことが多いし.海鮮系は厳しいかなぁ...

美国を少し超えた頃,「海鮮」「ラーメン」「カレー」などのノボリが見えた.これなら¥3,000あれば大丈夫か,と入ってみることにする.

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みはらし荘」という名の宿だった.
入口のガラス戸には見慣れた「PayPay」ステッカーが.
なんや電子使えるやん.

ビューテラスがおシャな建物だが,席に通されメニューを確認.
それがこれ.

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ウ,ウニがこの値段.
さすがに厳しい.しかし,PayPayが使えるなら...
ここで店のスタッフから「すいませ~ん.もうウニ切らしちゃって,他のでお願いします」とのお達し.
ほっとしたような残念なような複雑な気分.

「仕方なし」と他のメニューをチェック.
あらためて見るとどれもこれもエグイ値段.
隅の方に¥1,980の「磯丼」を発見.
うん.これにしよう ⇒ 注文.

それにしても...すんげー物価高騰やな.

ウニ丼は確かに美味い.だがウン万円,ウン千円払ってまではなぁ...
20年ほど前,チリのサンティアゴの朝市で「ウニ丼」を注文したことがある.

2004/7/8撮影
2004/7/8撮影

この量で確か¥1,000しなかったような...
現地の人はあまり食べないらしく,日本人が注文すると,黙って醤油とワサビが出てきた.
まぁ,量多すぎ&大味であまり美味くなかったような記憶がありおりはべりいまそかり.

同時期,日本でも稚内だったか,せいぜい¥3,000くらいで食べたかなぁ.
いずれにせよ,もう手が出ない.この値段なら高級焼肉にするね.

とまぁ,そんな思い出にひたっていると,やってきました我が「磯丼」

iPhone15 Pro

ほほぉ,これはなかなか.
「活」を売りにしているらしく,食材のツヤが違う.
もちろん,むっちゃ美味い.こんなのでいいんだよ.
この宿,不思議なことにネパール・カレーも推している.なぜ?

つーことで大満足.
妥協してコンビニ飯にしなくて良かった.

腹も膨れたところで出発.
古市市街に入り,海岸を離れ,いよいよ山中に入っていく.
当丸峠越えのスタートである.

iPhone15 Pro

道道に入ってすぐに見かけたコスモス畑.
写真撮影(構図)のためにはサイドスタンドが便利だが,このTopstoneはカーボンフレームなので装着不可.気にしない人も一部いるけど.

iPhone15 Pro

で,当丸峠だが,これがまぁ,結構ダラダラと登る.
休む箇所がほぼない.
ゾンビ走法にてココロを虚無にし,ひたすらペダルを回す.

ケツが痛い.
ダンシングで荷重を逃がす.
こういう時って音楽があるとええね.
交通量もほぼ皆無だし.
骨伝導イヤホン,持って来ればよかった.

Shokz (ショックス) OpenRun 骨伝導イヤホン ワイヤレス Bluetooth5.1

先ほどチェックしたGoogle Mapから,頂上までの距離を計算.
しかし,覆道やらドームトンネルが続いて,頂上らしきモノがなかなか見えてこない.

Kazchariの頭にある「当丸峠」と言えばこれ.

いつまで登っても,この写真の場所が出てこない.
するとドーム状トンネルの反対車線側にぽっかりと穴.
「展望台Pはこちら」とある.
ハイスピード+カーブ箇所なので,対向車に注意しつつドームを出る.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro このあたりが写真の峠?
iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

おお,なんだこのバビルの塔感.

こんな人里離れた場所にとんでもない建築物.
まぁ,ここまで延々とトンネルでカバーし続けないと,通行止めになりまくる道なのだろう(たぶん).

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

とかなんとか,言っているうちにいつの間にかダウンヒル開始.
おお,これが「当丸コースター」の真意か,と思いきや本番では登る方向が逆ななのねん.どちらからでも楽しめそう.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

いやいやすんげー絶景だ.

iPhone15 Pro
iPhone15 Pro

さすがに途中で寒くなって,持参したウインドブレーカーを羽織る.
次々に現れるカーブをクリア.
下り基調を激走.実に走り応えのある道だ.
デポ地点まではあっという間.

iPhone15 Pro

いやぁ,走った走った.天気も最高.
昨日の「NISEKO GRAVEL」もこれくらい晴れてたらなぁ.

とはいえ,グラベルロードだと,ヒルクライムが重くてキツい.
今日みたいなコースはもちろんEMONDA向きだな.

ハスラーではロード2台積みは厳しい.
おっ,ちょうど気になるクルマが...

iPhone15 Pro

Topstoneをハスラーに載せて帰路につく.

時間があるので,例によって常宿の『万葉の湯 ふとみ銘泉』に立ち寄る.
ゆっくりと”サ活”.これで3日連続.

昨日,今日と結構な激闘だったが,グラベルも積丹ブルーも海鮮もダウンヒルも全て楽しめた充実の休暇だった.

なんてパラダイスな人生.全てチャリのおかげ.

モンキー125,開通したての道を走る~道道美唄富良野線

2024/8/30 Fri

夏の終わりの北海道ツーリング

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最近は天気の神様に見放されている気がしてならない.

覚えているだけでも「当丸コースター300」を雨でDNS,旭川自転車愛好会の「和寒グラベル」も雨で中止になった.
今週火曜日に予定されていた開通したての「道道美唄富良野線グループライド」も雨で中止.

そして...明日8/31に参加する予定だった「地球岬400」も雨+台風を鑑みてDNS...

まぁ,ブルベに関しては開催されているので,DNSは完全に自己判断.
だってぇ,雨走行は楽しくないし機材も痛む.そして危険度が増す.

悪いことは言わない。ブルベで雨ならDNSしとけ

で,本日8/30は「地球岬400」のために札幌前日inするつもりで有給取得済み.そして動きの遅い台風10号のおかげで北海道はまだ快晴.
出かけるしかない.

寝起きの頭でいろいろ考え,まずAJ-HokkaidoにDNS連絡.
行先は先日行きそびれた「道道美唄富良野線」,それに今夜の宿泊予定地としていた常宿『ふとみ銘泉 万葉の湯』とする.
『ふとみ』には(後述するが)行かなくてはならない理由があった.

当然だが300km近いこの距離を,チャリでクリアするのは(不可能ではないが)大変なので,久々にモンキー125の出撃である.

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しばらく乗っていなかったのでホコリがすごい.
かろうじて総走行距離7706kmと読める.今年はあまり乗れてないなぁ.

10時頃出発.
まずは国道237号をひたすら南下.
富良野市内のセイコマで休憩かつ軽く補給.

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ついつい手に取る野菜生活のスムージーシリーズ.
これまた秋限定のシャインマスカット味.

カゴメ 野菜生活100 Smoothie(スムージー)シャインマスカット&ラ・フランスMix 330ml×12本 【季節限定品】

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たぶんとんでもない糖分量なので,チャリライド以外ではできるだけ控えないと(今日は?).

ライダーの次はモンキーの補給.
ホクレン・セルフで給油.おそらくこの先,美唄までスタンドはないはず.
昔はホクレンフラッグ集めてたなぁ.
道民となってからはさすがにね.

それにしてもリッター70kmを誇るモンキー.
最近少々燃費が落ちている気がする.回し過ぎ?

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国道38号を右折し芦別方面へ向かう.
「美唄富良野線」は「道道135号線」
しばらく走ると左折の青看板が出てきた.

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ここから国道452号までは既存のルート.
クルマだったかオートバイだったか,なんとなく昔走った記憶がある.

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分岐に到達.
ここを左折ですね.
景勝地,三段滝があるけど興味がないのでパス.

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しばらく進むと手製の青看板が.

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ここからいよいよ開通したての新道が始まる.
チョボチナイゲートを初めて走った時のような高揚感!

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今日はオートバイで来たが,もちろん近いうちにチャリでも走るつもり.
その下調べというか,路面チェックも兼ねている.

開通したてゆえ,御覧の通りしっかりした路肩.
もちろん陥没や崩れもない.
まぁ,それほど交通量の多い道路とは思えないけど.

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下の写真を撮影中,前方からチャリが一台.
今日すれ違ったのはこのチャリのみ.平日やしな.

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この先,少し長めのトンネルが2つほど連続する.
照明がついているので,モンキーの超暗いLEDライトでも問題なかったが,路面がウェット.
雨のせいとは思えないので,常時濡れていると考えた方が良いかも.
おかげでモンキーが泥だらけに(リアフェンダーをショートにしたのは誰や!)

もちろんチャリも走行時の汚れ,覚悟.

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そのトンネルを抜けると高架.
チョボチナイのような高さもなく,絶景でもない.
山の間を縫うように走る感じ.
景色に期待できない.
紅葉時期はどうだろう?

そうそう「祝開通」と言いつつ,まだあちこちで工事中.
何カ所か片側通行になっていた.
崖崩れしやすいのだろうか.

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先ほどの高架からはずっと下り基調.
もしチャリで来るなら富良野側からの方が楽っぽい.
まぁ,美唄との往復だと楽も辛いもないか.

で,その下りもやたら細く,Rのキツイ連続カーブ.
本州っぽいっつーか,地元の走り屋さんが大喜びしそうな道.
夜中とかバトルしてそう.
いずれにせよ,チャリ走行時は要注意.

で,途中見かけた炭鉱跡.
「現役?」ではないよな,たぶん ⇒ 「炭鉱メモリアル森林公園」だった.

炭鉱メモリアル森林公園(旧三菱美唄炭鉱施設)

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少しづつ民家が見えてきた.
実際に住民がいるかどうかは怪しい寂しさ.

右手に以下の看板を発見.
この道道と並行してサイクリングロードが走ってる?
これは要チェック.

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残念ながら見事に廃道化.
そやろうなぁ.付近に何の施設も展望も期待できない.

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しばらく進むと「アルテピアッツァ美唄」が見えてきた.

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄

おお,この道道,ここにつながってたんや.
この施設,その昔「そらちグルメフォンド」のエイドやブルベ「美唄200」のPCとして設定されていたことがある.
懐かしい(寄らないけど).

さて,第一ミッション「道道135号」はクリア.
お次は『ふとみ銘泉』を目指す.

国道12号をクロスして月形へ抜ける道央らしさ全開な道.

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色々な意味で怒りのデスロードな国道275号を無事クリア.
かつて知ったる当別町にin.
時刻は13:30.
『ふとみ』に行く前に腹ごしらえやな.

ここに来たら寄らずにいられない『なかむら』へ.

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平日だしお昼の時間を少し過ぎていたためか,店内まばら.
ここは絶品の「テールラーメン」を...と思ったが,先に店員さんから「テールとホルモン,売り切れで~す」だと!

さすが看板商品.
前回たまたま食べれたのは運が良かったということか.
仕方なくスタンダードな「味噌ラーメン」を注文(¥980).

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やっぱり,にんにくの量がハンパねぇ.美味いけど.
水をがぶ飲みして,『ふとみ』に行きますか.

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で,どうしても『ふとみ』に来なければならなかった理由はウルトラアイに似たコイツ.
前回訪問時に置いてきてしまった愛用のシニアグラスである.

ポッドリーダースマート ブラウン PodReader Smart 折りたたみ式 +1.0~+3.0 携帯 軽量 リーディンググラス スマホ老眼鏡 度数+1.00 BR

帰宅後に紛失に気付いて『ふとみ』に電話したところ「届いてますよ」との返答.
で,8月中に取りに伺うと約束してたのだ.
明日の「地球岬400」に出走なら何も問題なかったのだが,DNSしてしまったので,どうすべきが悩み,今日のツーリングルートに組み込むことにしたのだ.

まぁ,電話で保管延長してもらうとか,ガソリン代などを考えるとAmazonで買い直す方がコスパ的には優位という話もあるが,まぁ”愛用品”なので.
処分されたらもったいないしな.ジュワッ!

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14時着と,予定より早かったので,そこから2時間ほどしっかり”サ活”
さすが平日.ガラガラで快適.
地元じーちゃんのサウナ室での大声会話はいただけんが.

16時.ライト性能が心もとないモンキー125.明るいうちに帰りましょう.

家までの最短ルートは,やはりデスロード(国道275号)
幸い,本州からの大型バイクグループのケツに紛れ込んだので”快適・安全”に快走.
さすが,モンキー,大型の巡航速度に引けを取らないぜッ!(125で十分じゃね?)

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帰宅時のオドメーターは7996km
つまり本日の走行距離は290km.

久しぶりのツーリングらしいツーリングでした.
うむ.充実充実.満足満足.

モンキー125,なんとなく上川まで

2024/7/14 Sun

脚休め

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翌日(7/15)は,チャリでちょっとしたロングライドに出かける予定.
ゆえに今日はレスト日とする.

天気は良い.
ならばモンキーで出かけるべし.

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9:40頃出発.
今季初のメッシュジャケットを着用.

出発がちょっと遅めなのは,ヨメさんが予約した本を図書館に取りに行くため.

現時点の総走行距離は7560km.
次のオイル交換は9000kmを予定しているけど,そろそろタイヤもヤバイかな.
特殊サイズゆえ,選択の幅が少ないとか.
要吟味.

図書館には10時ジャスト着.
そそくさと手続きを済ませる.

リハビリの夜

さて,これからどこに行こうか?
実は決めてなかったりする.

漠然と海が見たいなぁ...と,留萌行きを考えたが,それもワンパターン.
では,紋別はどうだ?
ちょっと遠いか.
とりあえず上川方面に向かいましょう.

街中走行時は,モンキーに不満はないが,やはり広い国道などでは正直パワー不足.ようするに後方から来るクルマの“圧”を感じるのだ.

ゆえに,交通量が少ない道を選びがち.
なんかロードバイクとやってることが同じやな.
気のせいか,こうした田舎道の方が出会ったライダーから”ヤエー”される頻度も高い.

それにしても...やはりロードより疲れるのはなぜ?
以前にも書いたが,風の影響だろうか.
深い前傾のロードと異なり,直立座りのモンキーは走行中まともに風を受ける.
つまり常に体幹を緊張させておくことになる.
ある意味,常に向かい風状態を自分で作っている印象.

そんなわけで,当初予定していた紋別なんぞ行けるわけもなく,上川の市街地にあるセイコマにピットイン.

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猛烈にハラが減ってきたので,早くもランチタイム.
一体,何しに来たのやら.

上の写真にも写っているが,入り口付近にバックパッキングのローディ一人.
こちらもチャリだったら話しかけていたのだが...(なぜ遠慮)

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最近お気に入りの「雪印バタープリン」をズルっと流し込み.いざ出発.
でもどこへ?
一応,紋別方面へ向かう国道273号へ左折するものの...

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「まぁ,今日はもうええかな」という気分になり,脇道に入ってUターン.

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「クマ出没注意」の看板がいくつもある森の中を通って,結局上川町に戻り,そのまま帰路についた.

これはどうしたことだろう?

もはやこのマシンでは心が踊らないのか.

キリン(1)

Point of No returnな39歳は,とっくの昔に越えてしまった.
あっち側に渡ってしまったかな(別に命知らずの走り屋だったわけではない).

小排気量車のせい?
もちろん,チャリ,つまり人力に比べるとモンキーですら圧倒的にハイパワーである.
跳ねるように,飛ぶように走る.

年を重ね,これまで好きだったものに興味がなくなっていく.
いや,整理されていく.
これはこれで悲しいこと.

とかなんとか言ってますが,オートバイは”まだ”降りませんよ.
先ほどはオートバイの方が疲れると書いたが,純粋に体力面から考えると,チャリの方が先に乗れなくなるはず.
そしたら...大きいの乗る?

で,とりとめのないモヤモヤを抱えたまま帰宅.
そそくさとハスラーに乗り換えて,常サウナである「花神楽」へ向かう.

入館時の15時頃はまだ空いていたが,夕方に近づくにつれ人が増えてきた.
子供がはしゃぎまわる.
そう,隣接するキャンプ場の客だ.
この時期の夕方からは要注意.

いつも通りのサ活3セット後に『キングダム』の最新刊.

キングダム 72

こうした入浴施設のコミックコーナーが充実してきたおかげで,最近レンタルがすっかりご無沙汰.

次は夕食.
ヨメさんと子供らは法事で大阪に帰省中.
ここは一人でがっつりカーボローディング.

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「かつや」で限定品の「海鮮たまごチキンカツ」
脂肪分,多すぎやろ.

さぁ,明日の過酷なライドに備えて寝ましょう.

Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その2)

2024/6/15 Sat

焼肉と霧雨と

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晴れ時々曇り.温度:23 ℃,湿度:68%,体感温度:23 ℃,風速:9.5km/時,風向:SSW

その1はこちら ⇒ Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その1)

まだ陽が高く暖かい.
特に防寒装備はせずにダウンヒル.

そこそこスピードも出てしまうが,ここは野生動物との接触事故頻発ゾーンである.
チャリだと鹿どころかキツネにぶつかっただけでも大惨事となる.
慎重に下る.リムブレーキやしな.

途中,Pikaさんの提案で「タウシュベツ川橋梁」に立ち寄ることに.
入口にチャリを停めて,100mほど森の中を歩く.
こういう時はやっぱりSPD

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ここから橋を眺めるのはKazchariも初.
あぁ,こんなに遠いのか.

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ファットな糠平湖上ライド(地獄篇)

音がして振り向くと鹿の親子がいた.

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熊だったらブルベどころではない.

幌鹿峠と糠平温泉との分岐点まで下る.

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糠平温泉街にある「ひがし大雪自然館」まで移動.

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トイレ休憩後にチャリまで戻ると,Pikaさんが悲鳴.
なんとリアタイヤがズル剥け.中の繊維が覗いている.
この状態だと,いつバースト,いやその前にスリップしても不思議ではない.

タイヤ交換後,それほど距離は走っていないとのこと.
メーカー名は伏せるが,ちょっと耐久性に難ありと見た.
もしくは...例の八戸の「呪い」が継続しているのか?

オトナの修学旅行~BRM518あまちゃん200km!(その3)

やはり,ブルべは信頼と実績の「Continental GP5000」が安心ですな.

2本セット Continental(コンチネンタル) GRAND PRIX 5000 グランプリ5000 [並行輸入品]

以前に比べ値段が倍以上になったのが大問題だが.

そうそう,パーツ価格と言えば,日本への配送サービスがなくなってしまった“みんな大好き”「wiggle」が,いつの間にか国外配送復活.

wiggle

しかしながら以前に比べると品揃えが悪い上に高い.
上記「GP5000」の700×28cが2本でなんと120ポンド(+送料)もする.
海外から買う意味が全然無ぇ.

さて,現実に戻る.
まだまだ先は長く,Pikaさんの安全も気になるところ.
とは言え,ここでDNFするわけにも行かず(してもどうしようもない),次のPCを目指す.

やっかいなことに,この後,悪名高い“例の道”が控えている.
それは「芽登ダウンヒル」
快適走行の国道を左折して,まずは直登のヒルクライムから.

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いただき画像

そしていよいよ始まる地獄.
別に急坂とか砂利が浮いているわけではない.
何しろこの道,道路の継ぎ目の高低差が激しく,かつその間隔が短いのだ.
ようするに常にドッカンドッカンと下から突き上げがくる.

十勝方面にありがちなのだが,冬期間の地面凍結によりアスファルトが変形,こうした波打ち道路を作る.ここは特にひどい.

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今回は事前に知っていたため,腰を浮かせた“グラベル乗り”で衝撃を吸収しつつ走ったが,5年前の初見ではマジでびっくりした.
ランドヌールの中にも,ボトルが吹っ飛んだり,パーツが破損するケースが続出したらしい.

おまけに長い.
いつ終わるとも知れぬ波状道路.
ようやく記憶にある道路が少し狭くなる場所に到達.
「そろそろ終わるはず」と思いきや,今度は工事中でジャリの上に鉄板が敷いてある.

いただき画像

雨が降ってなくてよかった.
前方に黒い生き物を発見.
まさか...子熊!? ⇒ 猫でした.ただし黒猫だったので不吉.
その後は鉄板なしのグラベルになったりと,やはりハードな道だった.

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国道に合流.
段差がマシになった道に,一同「ようやく文明社会に戻ってきた」と安堵.

さすがに国道は交通量多め.
確かこの付近に道の駅があったはず,と休憩を提案.
それは廃止された道の駅「足寄湖」

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その昔,高台にあるレストランで食べた「鹿肉シチュー」が美味かった記憶がある.
それにしてもこの旧道の駅はレイアウトが悪すぎる.廃止も止むなし.

さて,次のPCはまだ先.
暗くなる前に急ぎましょう.
ありがたいことに追い風マジック継続中.
果てしなく続く直線道路を高速巡行.

いただき画像

徐々に夕闇が迫る中,本別町着.
時刻は19:00になろうとしている.
PCに寄る前に夕食に.

Google先生におすすめを訊く.

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営業中かどうか不明な道の駅をうろうろしたりと,町内をしばし徘徊.
なんだかんだで「COWKING」という焼肉店に決定.

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どうでもよいがこの「COWKINNG」「ガオキング」に聞こえて,脳内にアニキの歌う「百獣合体!ガオキング」がリピートして困る.

ブルベ中に焼肉? 通常ではなかなか考えられないメニューではある.
3人とも「カウキングカルビ焼定食」(¥1,650)を注文.
幸いなことに一人分ずつ皿に分けられた肉が出てきた.

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さらに七輪焼きである.美味し.
これは良い.
タンパク質でパワー回復.
アルコールが飲めないのが残念だが,まだまだブルベは続くのだ.

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夕食タイム終了.
店の外に出る.
すっかり夜だ.それに肌寒い.
ウインドブレーカーとレッグカバーを装着.

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すぐそばの【PC2:184km地点 セイコーマート本別店】へ移動.
5年前のブルベではここで夕食を摂った.

缶コーヒーを購入.
町を離れ,いよいよ本格的な夜間走行に突入する.

店の外でKさんが一言.

「霧雨ですね」

確かに.
三国峠で会ったTraceの人たちも「帯広は霧で大変でした」と言っていた.
やはり,峠を境に天候が異なるようだ.

いずれにせよ,まだレインウェアを着るほどではないと判断.

チャリの前後ライトを点灯.
フロントは「OLIGHT RN1500」を最小ルーメン(300)で.

OLIGHT(オーライト) RN1500 自転車ライト

リアはキャットアイの単4電池仕様の「OMNI5」

キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト [TL-LD155-R] OMNI5

ヘルメットにキャットアイの「HL-EL145」,リアにBikeguyを付ける.

キャットアイ(CAT EYE) 自転車用LEDライト ヘッドライト URBAN アーバン 前照灯 JIS規格 800カンデラ HL-EL145

Bikeguy トライスター充電式 LEDリアライト 防水 強力発光

信頼と実績のギアたちである.

ここからはしばらくKさんを先頭に走る.
本ブルベで最も寂しい地域である.

町と町の距離が遠い.
街灯もほとんどない.
振り向くと完璧な暗闇が広がる.
夜間なのに鳥の声が響く.

雲に覆われているのか,月も星も見えない.
晴れていれば頭上には満天の星.気分は宇宙の旅...なんやけどなぁ...残念.

霧雨がやがて小雨に.そう,明らかに雨に変わった.
路面も濡れている.
先ほどの芽登よりはマシだが,十勝クオリティの凸凹道路,油断すると水たまりに突っ込む.

こんな夜でもメリットはある.
ライトのおかげで後方から迫るクルマに気付きやすいのだ.
ゆえに危険な路肩ではなく,センターライン寄りを走れるしな.
メンバーとのおしゃべりもしやすい.

そんな暗闇の田舎走行中,前方に光が見えた.
クルマのハイビームにしてはまぶしくないし,光量も小さい.
横ではなく,前後に並んでいるようだ.
それになかなか近づいてこない.

そう,まさかのチャリ集団だった.
こんな時間,22:30過ぎに走るチャリと言えば...ブルベに違いない.

すれ違いざま互いに「がんばれぇ~」とエールを送る.
立ち止まらないのが“らしい”.

後で調べたところ,おそらく「炎上上等シャーマンズ」というチーム.
よりによってこの名前...だから雨なのか.

我々とは逆回り.
てことはこれから三国峠越え!? タフだ.

しばらく進んでPCでもなんでもない「セイコーマート士幌店」にピットイン.
暖をとる.
そう.もはや完璧に雨.予報が悪い方に外れた.

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ウインドブレーカーでは対応できず,レインウェアに着替える.

モンベル U.L.サイクルレインジャケット

まさかこのような事態になるとは予測できず,レインパンツは持参せず.
ただし最強の対雨天グッズ,「オールラウンドソックス」を着用.
脚部の濡れは仕方がないが,少なくともシューズ内の防水は完璧である.

モンベル GORE-TEX オールラウンド ソックス

少し停まるだけでカラダが冷える.
早く動かして熱を産生しなければ.

一山超えて軽快にダウンヒル.
道の駅「しほろ温泉」への道道で右折に気付かずミスコース.
Kazchariが気づいてダメージを最小限に抑える.

Flèche走破のコツで気づいたことがいくつかある.

まずメンバーの「脚が揃っていること」が最重要.
ペースが異なるランドヌールに追いつくのも,合わせるのも大変.

次に「ルールに精通していること」
かなりややこしいので,経験者がリーダーを担うべき.

我がチームはPikaさんが先日,東京にてFlècheを経験済み.実に助かる.

そして...できれば「コース周辺の地理に明るいこと」
先ほどのミスもそうだが,コース経験者もしくは地元出身者がいるとかなりの確率でリカバリが効く.
これは手前味噌ながらKazchariの役割.
その強みがこの先の最終局面で生かされることになる.

で,とりあえずここでのミスを回避し,鹿追へ向かう.

遠くに見える鹿追は街灯の数も多く,まるで砂漠の中のオアシス.
プライベートやブルベで何度も訪れているので,コンビニの位置も把握している.

ところが...ルート通りに進むと,道の駅やコンビニのある中心街をスルーしてしまう.
街外れでそれに気付いたKazchari,一旦停止して二人と相談.
少し戻ってセブンで休憩するか,それともこのまま進んで次のPCである新得を目指すか...

Pikaさんの「残り16kmです.このまま行きましょう」との意見.
進軍を決意する.

長いようで短いようで長い16km.
しかも山越えだ.
雨も止まない.

それでも漕いでいればいつかは目的地に着くのが世の理.
新得町の明かりが見えてきた.

久々の信号ストップ.
新得のセブンイレブンと言えば,昨年,Kaba3ともオートバイ試走時に立ち寄ったな.

モンキー125,ふたたびブルベを走る!?

確かこのあたりにあったはず...
だが,なじみのセブンイレブン看板が見当たらない.
右折してしばらく進むと新得駅.
そこを過ぎて道は暗闇の中へと入っていく.

こ,これは確実に通り過ぎている.
Uターンし,先ほどの信号まで戻る.
そして目を凝らすと...角にあったのは,消灯して闇にたたずむ【PC3:269.8km地点 セブンイレブン新得町南店】の姿であった...

(その3)に続く  Flèche Hokkaido~おだってるJAPAN,かく戦えり(その3)

週末の残り桜ライド

2024/5/13 Mon

桜散る

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別に受験で不合格になったわけではない.
今週末もライド&ツーリングを楽しんだ.
その備忘録.

【5/11 Sat】

運しだい

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曇り.温度:14 ℃,湿度:62%,体感温度:13 ℃,風速:5.3km/時,風向:SSE

EMONDAで出撃.
本日は14時には帰宅義務あり.

「時間的にちょっとヒルクライムは難しいかな」ということで,忠別川サイクリングロード~旭川層雲峡自転車道を使って上川方面まで行けるところまでライド.

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相変わらずバンピー+枯れ枝が多い道で慎重に走る.
その昔,ハンドルに手を乗せたまま握らずに走って,何度かふっ飛びそうになった.

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橋を渡った「石狩川」看板からパークゴルフ場まではパンク頻発ゾーン(これまで3回!).
どう見てもアスファルトにガラス片が混ぜてあるように思うのだが...なぜ?
無事を祈りながらクリア.

ゴルフ場手前の桜並木.
ほとんど散っていたが,数本だけ残り桜.

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桜は日本人に美しさとはかなさを想起させる.

パークゴルフ場にてコーラ補給.

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当初はこのまま上川-旭ヶ丘まで行く予定が,昼食時間を考慮してやんぺ.
当麻駅近くにある,とある食堂を再訪することに.

ここで書いても問題ないと思われるが,この店,メニュー表や店内写真のSNSへのアップを禁止している.
ネットの口コミを重視する昨今ではめずらしい店だが,たぶん何かあったんやろね.

今回は「チキン南蛮定食」.美味し(写真なし).

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で,14時着を目指して自宅まで爆走...と言いたいところだが結構な向かい風.良いトレーニングとなった.

【5/12 Sun】

し~んぶ~ん

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明けて日曜日は完全フリー.
EMONDAで十勝岳か旭岳か,つまりヒルクライムを考えていたのだが,外は強風.しかも予報によるとこれからどんどん強まるという.

「チャリー週250km」のノルマ達成のためには外ライドしたいところだが,この風では辛いだけで楽しくなさそう.
いや,しんどいだけならまだしも,風にあおられて転倒なんて目も当てられない(昨年のトラウマ)

EMONDAな初クラッシュライド~わりと重傷

ちゃっちゃと諦めて,モンキー125を引っ張り出す.

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先週は西回りで海に出,そこから士別周りで帰って来た.

2024年のGW総括!

なので今日は南に行きましょう.
まずは就実の丘経由で美瑛を通過.

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カミフから富良野へは国道ではなく,信号のほとんどないいわゆる「斜線道路」を使う.

さすがモンキー125,ほぼ制限速度域で走ることになるので,パンダカーに乗った屈強なおじさん達によるカツア...もといサイン会にお呼ばれするリスクは相当低い.

富良野のガソリンスタンドで給油.
リッター70kmのありがたさよ.

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さて,ここから国道38号を使って芦別に抜ける.
何しろスピードが出ないので,こうした広い国道ではクルマや大排気量のバイクにばんばん抜かれる.
むしろ抜いてもらった方がありがたい.
”がんばれば”ついていくことも可能なのだが,前後に誰もいない道をロンリーでのんびりと走る.それがこのモンキーの正しい乗り方.

さぁ,昼飯だ.
芦別と言えばガタタンラーメン.
一番有名な店にハンドルを向けるも,長蛇の列であきらめる.

もう少し進んで「とん勝」という店を発見(とんかつ?).

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表にメニューは出ているが,値段は書いていない.
暖簾をくぐる.先客が5名ほど.
「ポークチャップ定食」を注文.

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このご時世,このボリュームで¥800は安い.美味し.

一方,店内喫煙可なのが残念.
それに,ばーちゃん1名で接客から調理まで行っているので注文してから届くまで時間がかかる(今回1時間近く待った)

後で,レビューを確認するとご主人が体調を崩されているので,一人で切り盛りされているようだ.
元ばあちゃん子のKazchariとしては応援したいところ.

それはさておき,その待ち時間に棚にあったコミック本を手にとる.
あな,懐かしやの『恐怖新聞』ではなくて,なんと『恐怖新聞II』

恐怖新聞II(1)

奥付によると平成3年発行とある.
こんなんあったんや.
『マカロニ2』と同じくらい,いやそれ以上にレアかも.

えー中身ですが...つのだじろう先生,いい意味でブレないね.
現在齢88歳にてまだお元気なようだ.

さて,お会計.
ばあちゃん,Kazchariのアイアンマンチックな胸部プロテクターを見て「おにーさん,それ何? 何する人?」と一言.

コミネ(KOMINE) バイク用 スプリームボディプロテクター XL SK-688 866

Kazchari「プロテクターです.オートバイだとコケた時危ないので...」

ばあちゃん「なーんだ.てっきり,山に入る熊撃ちの人かと思ったよ」

いやいや,この装備で熊と戦うのは無理でしょう.

うん? 待てよ.
実は結構いける?
グラベル走行時にヤツと遭遇しても,背中までカバーしてる分,生存確率は多少上がるかも...(上がりません)

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で,旭川に抜ける道道4号で家を目指す.
途中で唯一咲いていた一本桜.
今年見る最後の桜だろう.

iPhoneにダウンロードした音楽を聴きつつ,快適なツーリング.
チャリもオートバイも二輪車は何しろ楽しい.そして美しい.

2024年のGW総括!

2024/5/7 Tue

その満足度は?

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今年のGWが終わった.

うちの職場は5/2が創立記念日なので,毎年10連休ほどになることが多いのだが,今年は並びがイマイチで「前半3連休+出勤2日+後半5連休」という変則的なものとなった.これでも十分贅沢.

前半はブルベに参加.

2024BRM429日高門別200

そして後半戦の簡単な覚書を.

【5/2 Thu】

晴れ.温度:10 ℃,湿度:56%,体感温度:9 ℃,風速:6.0km/時,風向:SSW

2024年のカミヒルライド一発目.
年末の厳冬期以来である.

ファットな年忘れ厳冬期カミヒルライド

カミヒル,つまり十勝岳ヒルクライムと言えば,上富良野の日の出公園にクルマをデポし,そこから本番と同じコースで計測するのが正式な作法.

Kazchariは家から自走し,白金温泉を越えて望岳台・吹上温泉経由で登るのがデフォっつーか,明らかにこちらの方が景色が良くて楽しい.

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まぁ,どちらから登っても分岐以降の激坂区間のしんどさは変わらん.
「年々地殻変動によって距離が延びて斜度が上がっている」とは,おっさんチャリダー間で有名な都市伝説.

しかも,今回はグラベルロードだ.
ブルベからの帰宅後,洗車もせずに玄関に置きっぱなしだったのを,そのまま乗って来た次第.
どう考えてもヒルクライム向きではない.

さて,前日には雪が降っているライブ映像だった凌雲閣だが,この日は天気に恵まれて暑いくらい.

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...と,思ってたのもつかの間,何が原因なのか休憩中,急にくしゃみが止まらなくなった.
風邪ひいた? 赤コーラのせい?

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ウインドブレーカーを着て,早々にダウンヒル開始.
上富良野側に下りる.

それでもくしゃみは止まらない.
鼻水のせいで鼻の下もガビガビでヒリヒリである.

これはもしかして...そう,シラカバ花粉だ!

北海道の花粉情報

思えば毎年この時期は攻撃を受けている.

腹が減ったので,かねて噂の第一食堂へ.

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なんつーか,スゴイ所でした.
台湾のローカル食堂風やなぁ...と思っていたら,先客の団体は中国語を話していた.

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美味いことは美味い.

カミヒル詣と言えば,登頂後にヤマイチさんのホワイトボードに本数を書き込むのが通例なのだが,相変わらず鼻水ダラダラ,くしゃみも止まらず,目もかゆい.立ち寄る気力枯渇.

つーことで帰宅.
家で鼻スプレーしまくるも,なかなか改善せず.
辛い.

【5/3 Fri ~ 5/4 Sat】

毎年恒例の息子とのふたりキャンプ.
今回のプラス・アクティビティはラフティングだ.
ちゃんとした場所での経験は初.

Raft&Crew Outdoor Company

場所は南富良野である.
空知川を下る.
当然,川によって激流レベルに差があるわけだが,今回は6歳以上から参加可能な(たぶん)緩いコース.

個人的には中学生以上が参加条件,つまり激流に挑戦したかったが,息子はまだ11歳.残念.

9時集合のため,前日は近くのかなやま湖キャンプ場に泊まる.

途中,国道38号の倒木通行止め事件などもあり,自宅から4時間ほどかけて到着.
結構な人出だが,大人+小学生で利用料¥1,700にびびった.
北海道のキャンプ場代とは思えん.

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で,このキャンプ地.
平地部分が極端に少なく,設営場所探しが大変.
人間,就寝時の水平には敏感なのだ.

ようやく見つけた場所も満足いかず.
崖からの水が集まる場所になっているせいか,地面も湿っている.

設営後,併設している入浴施設へ.ここは良い点.

事前にAコープで購入していた焼肉(ホルモンとカルビ),それにもやしの夕食.

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美味し...と言いたいところだが,急激に気温が低下.
念のためにと持参したウールのセーターを着こむ羽目に.

20時には寝袋に入る.
できるだけ平地を選んだつもりだが,やはり傾斜あり.
うとうとしつつも,やはり気になる.
さらには寒さと花粉症による鼻づまり.
熟睡なんぞできんわー.

こうした点は横になった時間の長さでカバー.
朝5時には起きて朝食の準備.
幸い,肝心の息子は何の問題もなく熟睡.
神経質に育たなくてベネ.

撤収作業後,集合場所へ移動.
定刻の1時間ほど前に着いた.

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ところが,指定時間になってもスタッフ現れず.
あわてて電話するも「今季から集合場所が変更になった」との返事.
聞いてないよー
どうやら直前に送られて来たメールが迷惑ホルダーに分類されてしまい,気付けなかったようだ.

10分遅れで,本来の集合場所へ.
他の参加者の準備が既に終了している中,Kazchariと息子,あわてて着替える.

チャリ用のパッド付タイツとTシャツ,その上にドライスーツを着る.
ダイビング用と比べると,首や手首の締め付け感は緩めやね.

ここからバスに乗り込んで上流へ.
他の4人家族さんと一緒のボートに乗り込むことになった.
ガイドはネパール人のJさん.
カレー屋さんだけじゃなくて,ガイド業界でも働いているのか.
そういやネパールの川もラフティングで有名だっけ.

つーことで,ここから約2時間の川下り.
面白かったのは,同じツアーで3艇が下ったのだが,ガイドの裁量によって中身が異なること.
例えば立ち寄る場所であったり,パドル使用のタイミング,立ったり,水につかるなど.
メンバーの年齢層や体力を見てその場で決めているのだろう.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

で,当初の集合場所と思われた地点あたりでツアーは終了.
最後に子供らだけで水面への飛び込み.
息子,水に流されて笑いをとる.

いただき画像

着がえて帰路へ.
12時を越え,腹が減ったのでセイコマにピットイン.
さすがGW,近所の道の駅ともどもスゴイ人出だ.天気も良し.

途中,ヤマイチさんに立ち寄る.
最近,ファットバイク+カーゴでゴミ拾い活動をされているヤマタケさんもいた.

Natural Born EZOist

息子は寝起きだったのと,フォートナイトのチケットカード(?)が,自分のクオカードで買えなかったことですっかりご機嫌斜め.
ロクに挨拶もしない.日頃の鬼コミュ力はどうした?

16時頃帰宅.
極寒のキャンプとラフティングでさすがに疲労困憊.

おっ,今日からジロ・デ・イタリアスタートやん!

【5/5 Sun】

今日も天気ヨシ.
鼻づまりが解消せず呼吸がしにくい.
つーことで,モンキー125でロングツーリングの日.
本日はお気に入りの海&山,すなわち留萌~霧立~士別ルート

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やっぱりオートバイもいいね.

昼食は約束の地『霧立亭』へ.

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この山かけそばの残り白飯をぶちこみ,おじや風にして食べるのが美味いんよ.

【5/6 Mon】

連休最終日は雨.
台湾一周ブログの続きを書いて午前中は終了.

昼から東川のきとろんへ.
ファーストレビューは”アレ”だったけどな.

『キトウシの森 きとろん』に行ってみた

後払いの入湯料¥1,000は変わらず.
雨のせいか人少な目.

売りのサウナ.
展望の良い方は「マジか?」と思うほどの高温.
特にセルフロウリュウ後は我慢大会.
あれ?前もこんなんだっけ?
Kazchariの知る限り,近辺で最も“熱い”サウナかも.

水風呂も心地よい.
やや狭めの外気浴場だが,端っこなら足を延ばせる.

もう一つの薄暗いフィンランド式(やや低温)サウナと交互に入り,計4セット.
うん.なかなかの“ととのい”だった.

近隣に比べ+¥300か.
高温好きな人は良いかも(よくわからん評価だ)

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つーことで帰宅.
これにて2024年度のGWは終了.
まずまず遊べたかな.
シラカバ花粉症による鼻づまりはいまだに解消せんけど.

次は“オトナの修学旅行”こと,あのイベントが控えている!

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台湾一周(環島)ライド Day0 旭川~台北

2024/3/16 Sat

人生サイコーの旅へ

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いよいよ出発である.

超ピュアホワイトな職場と家族の理解のおかげで,この年度末のドタバタ時期に振休&有給を駆使し,一気に2週間の自由を確保した.まずそこに謝謝.

うむ.毎年,このくらい休めるなら夢の南米再訪も十分可能やな(ええ加減にしなさい)

行き先は台湾
しかも(ほぼ)全旅程を自転車で走る.
世界中あちこち行ったが,このスタイルの旅は初.

台湾訪問そのものは10年ぶり.
前回は2014年1月に3泊4日の(Kazchariにしては)弾丸ツアー.

乳幼児を連れての家族旅行だったため移動範囲が限定されていた.
訪問先は台北動物園九份ぐらい。
さすがの南国も雨の1月はひたすら寒かった思い出がある.
そんな短い旅でも台湾には他国にない居心地の良さは感じた(特に子供に対する親切)
しかしながら,Kazchariの旅はその後,海外ダイビングツアーが中心となり,台湾は行先候補からは外れていた.

そして新コロ禍到来.
その間,どこにも行けずチャリ熱が急上昇.
ブルベやら何やらで北海道はほぼ走りつくした(言い過ぎ).
となれば道外,いやいっそ海外ライドが候補に上がってきた.

色々調べると,目にとまったたのが「環島」なるもの.
国内外のサイクリストに台湾島一周が流行中らしい.
台湾そのものも,その勧誘に力を入れている.
いくつもの記事や個人ブログ,YouTubeを見つけた.

これは面白そう.

バスや列車などの公共交通機関を使うバックパッカー旅も悪くはない.
とは言え,団体ツアーほどではないが意外に自由度がなかったりする.
時間に縛られたり,結局は目的地と目的地,つまり「点と点」を結ぶ旅である.
観光地ではない名もなき場所を尋ねることは難しい.

そんな中,思い出に残るのが2009年の「ボルネオ島縦断ツーリング」
実に楽しかった.

ボルネオ島縦断ツーリング

地に自らの足で自由に線を描いていく.自転車の旅はこいつに近い.

通常の「環島」は約1000km,つまり1日100km走行換算で10日かけるのが標準らしい.
二週間だとかなり余裕.
焦らずにあちこち停滞&寄り道したい.

さて,出発前日はまたしても衝撃展開の『勇気爆発バーンブレイバーン』および笑いと涙のミックスが至高の『不適切にも程がある』を観てから眠りについた.

続きは台湾にて視聴予定.

朝4時頃,尿意のために目覚める.
いかんいかん.緊張もプラスされての早起きクセか.
二度寝を決めて6時起床.

いつもの朝ルーチンをこなし,ヨメさんに空港まで送ってもらう.
全然親父らしくない親父の長期不在.
子ども(特にアホ息子)の成長にどう影響するか...て全然気にしていない.
頼むからケンカだけはヤメテ.

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今回のフライトはTigerAir
LCCである.
とは言え,競争のない旭川.
料金は全然安くなかった.往復で10万近かった.

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フィリピンのダイビングツアーと同じ値段...って,すいません.昔の話でした.今はありとあらゆるものが高騰中.
新千歳発着にすればキャリアも選べて料金も安かったと思われるが,やはり地元出発の手軽さには変えられぬ.

ちなみにフライト時間は約5時間だ(時差-1).
LCC最大の懸念事項だったチャリ運送を,現地レンタルに変更したので気分が楽.

それでも意外に荷物が多くて,いつもダイビング旅で使っている大型のトランクを使用.なんだかんだで16kgになった.

チャリがレンタルなので何をどのくらい持っていけばいいのか不明.
念のためと色々詰め込んだが,そのいくつかが後にKazchariを助けることになる.
「ミニマムが正義とは限らない」ことを実感した.

ヨメさん都合で,13:30出発に対し,旭川空港には9時と早めの到着.
チェックインカウンターが開くまで2時間以上ある.
ふっふっふ.ここはクレカ,ゴールドカードの出番である.
ラウンジにてフリードリンク片手にくつろいでいればあっという間だろう...と考えていた時期がKazchariにもありました.

空港のラウンジは保安検査場の向こう側にしかない.
つまりチェックイン後にしか使えないのだったぁ.
なんか空港使うのも久々なので構造をすっかり忘れてたな.

仕方がないので普通のベンチに座りiPadでkindle三昧.
最近続編の連載がスタートした『テルマエ・ロマエ』を読み直す.

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

今思えば,Kazchariの心境は主人公ルシウスと同じ.
(チャリに関する)交通行政やITは,日本の方が何倍も優れている...という思い込みが完全に覆される旅となった.

11時頃にTigerAirのチェックインカウンターに向かうと,既に結構な人.
当然だがほぼほぼ帰国する台湾人.

大声の中国語が飛び交っている。
英語だと多少は聴き取れるが,さすがに中国語は無理.
既に異国感覚.

チェックインを済ませて昼食.

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かつて旭川の道の駅になった「あさひ屋」さんの唐揚げ定食.美味し.

出国検査を済ませる.
結局,国際線ではラウンジは使えず...ぐぬぬ.

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LCCなので飲み物は有料.
ゆえに搭乗前に購入する。
旅慣れた人は空のペットボトルや水筒を持参し給水機で補給.
そういやKazchariもそーしてたな.LCCに限らず.
今回はその方式を度忘れ.
久々の海外旅なのでいろんな感覚が鈍っているようだ(伏線).

自販機があった.
が,なんとCoke-Onが使えない.
札しか持っておらず,一気に小銭が増えてしまった(泣).

で,搭乗開始.

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離陸数時間後に出てくる機内食は事前申し込み.
「シーフードミックス炒め米粉」である.割と美味し.

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現地時間17:35.定刻にて桃園国際空港着.

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何が重要ってまずはネットですよネット.
許可が出るやいなや,機内にてtrifa接続.
無事,電波が立ち,一瞬で現地時間に補正されて感動.

ギガ節約のため,空港内フリーWifiに接続.
ここで登場するのがMillenVPN
決してアマプラが観たいわけでなく,接続の安全確保のためである.
少々設定が面倒だったが完了.
仕組みがよくわらんが,使えればなんでもよかろうなのだぁ(これが後で悲劇を生むことになろうとは).

顔写真と指紋を記録され,入国審査通過.
ターテーブルで預け荷物もGet.
ここまでは順調.

とりあえずATMにて現金3,000元を引き出す(約¥13,500).
さすが空港ATM.懸念していたカード吸い込み事件は起きなかった.

ここからは台湾地下鉄(MRT)を使って宿へ向かうのだが...あれ? 何か大事なことを忘れているような...
そうそう,TAIWAN the LUCKY LANDの抽選だ.

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到着口の目の前にある抽選会場に戻る.
タブレットにQRコードをかざしてゲームスタート.
画面上方から落ちてくるボールを選ぶ.
大当りなら5,000元分のギフトカードをGetできるのだ!

事前の台湾系YouTuberから「スタート後一番最初に落ちてくるボールを選べば必勝!」との情報を得ていたので,実行してみた.
結果は...見事にハズレ.おい!

傷心のままMRT桃園駅まで歩き,台湾旅行の必需品悠遊カード」をGet.
駅の券売機で1,000元チャージ.これでMRTの乗り降りがスムーズとなる.

列車に揺られること40分ほどで台北駅着!
悠遊カードをかざして無事改札通過.こりゃ便利だ.

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ここまではKazchariの旅は快調ロプロス.
6番出口を目印に地上へ.

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早速Google先生を立ち上げて,宿の場所を調べる.

あれ? おかしい.

ナビが全く機能しない。
地図は表示されて自分の位置はわかるが,全然ナビゲートしてくれない.
まさか壊れた!? スマホが壊れただけなのに旅が終了!?

再起動してもダメ.
あせっても仕方がないので「赤い門」が目印との情報だけで,そちらに歩き出す.

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全然目立たない看板を見つけ,エレベーターで上がると,そこは初日の宿May Rooms Taipei Main Station

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「21時までにチェックインしてくれ」との要望に対し,19時半にたどり着いた.
流暢な英語のにーちゃんに,説明を受ける.
今回の旅,初日と最終日だけこのホテルを予約した.
当初は自分のチャリをSciconバッグで移送し,旅行中はそのSciconを預かってもらう必要があったためだ.
幸い,この宿は事前交渉で置かせてもらうことになっていた.
まぁレンタルチャリに計画を変更した今となっては,意味のない話なのだが.

部屋は男女混合ドミトリーである.
宿泊代はシーズンや予約タイミングによって変動するが,今晩は¥3,300ほどだった.
安くはない.

さて,久々のドミであるが,昔に比べるとみんな静か.
新入りが入室してきても,目もくれずスマホ画面を凝視している.

トランクを置いて食事に出かけることにする.
この時,とんでもないことに気づく.
桃園空港駅で買って1,000元チャージした悠遊カードが見当たらない.
どうやら先ほど改札を抜けた際,ポケットに入れたつもりで,実は落としていたことに気づかなかったようだ.
ガーン.単純計算で「100+1000-160」元ということで940元(¥4,230)をいきなり紛失! シクシクシク36.
「LUCKY LAND」抽選のハズレといい,今回の旅は初日からつまづきの連続...ヤバい,ヤバすぎるぞ.

外に出たら出たで,やはりGoogle Mapのナビが起動しない.
まぁ,遠くに行くわけではないので”今は”困らないが,明日以降どうする?

嘆いていても仕方がない.
明日は明日の風が吹く...ということで,周辺を見渡すとなぜかカメラ屋さんだらけ.
昔のアキバや日本橋のような電気店街なのか?
ガイドブックにも載ってそうやな.

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まずは空腹を満たそう.
記念すべき初現地食はこれ.

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地元食堂の魯肉飯とスープだ(80元).
少し辛め.
そうここで海外旅行での常識を思い出す.
基本的にドリンクは別売りなのだ.水を持参しなかったことを後悔.

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さて,食事後,ダメ元で駅方面まで歩くことにする.
どこかで自分の購入した悠遊カードが落ちていないかと期待して...(諦めが悪い)

ここでナビが効かない理由にようやく気づく.
どうやらVPN接続したままだと上手く働かないらしい(たぶん).
WifiとVPNを切断したら,ちゃんとGoogle Mapが起動してくれた.
「理解してないモノを適当に使うとロクなことがない」とイデオンで学んだはずやねんけどな.

駅まで歩くものの,当然カードが落ちているわけはない.
偶然にも1,000元入ったカードを拾った人の幸運を祈りましょう.アーメン(なんでや)

構内のファミマで悠遊カードを再購入し,再び1,000元をチャージ.もう無くさないように.ただし,今思うに買う必要はなかったなぁ.

時間もまだ早いので先ほどの電気店街に戻り散策を再開.

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旅先では路地裏に惹かれる.
危険な香りはまるでしない.

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ファミマにて早速,悠遊カードを使って水とジュースを購入.
台湾のコンビニはどこもかしこもイート・インスペースが広大.
完全に日本は負けている.

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宿に戻り就寝の準備.
ここに限らず台湾のホテルは全般的に遮音性が高め.
ただエアコンの作動音が響き,電子機器のLEDがまぶしいので,いつも通り,耳栓とアイマスクは必須やけどな.

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飛行機の長時間移動,そして徒歩により疲れているはずなのに...全然眠れない.
「こんなところで神経質になってどうする? 明日からチャリ旅やぞ!」と,考えれば考えるほど目が冴えてしまう.
ようするに今日の出来事を反芻,および明日以降の旅程に対して緊張しているのだろう.

眠れないものだから,尿意も頻繁に意識上に上がって来る.

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結局「上段のベッドからハシゴを降りてドアをゆっくりと数回開けてトイレを済ませて戻る行程」をほぼ1時間ごとにするハメになった.
トイレの窓から外を見ると,深夜にもかかわらずクルマとスクーターが走り回ってる.
さすが首都.眠らない街なのだ...などと感心している場合ではない.こっちは眠らなければ.

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なかなかにハードなDay0である.

Day1に続く ⇒ 台湾一周(環島)ライド Day1 台北~新竹(その1)