2023/8/3 Thu
一応仕事
職場が発行しているメルマガへの執筆依頼があった.
各社員が夢中になっているモノや趣味について紹介するという企画である.
となると,Kazchariが書くべきネタは当然チャリ.
特にインパクトのある「ブルベ」に関して書くことにした.
全然知識や興味のない人にブルベの変...いや楽しさを紹介する.
以下,その草案である.
【長距離サイクリングへのいざない~ブルベの紹介】
Kazchariです.
今回は長年の趣味であるサイクリング,中でも超長距離競技である「ブルベ」について紹介したいと思います.
サイクリングに,みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか.
スポーツ自転車に乗って,快晴のもと,口笛吹きながら川沿いや高原をのんびりと漕ぎ,おしゃれなカフェでランチタイム...でしょうか.
ブルベはこれと真逆です.
ブルベはフランス語で“認定”という意味です.
これは「特定の日に,あらかじめ決められたコースを制限時間内に完走した」と“認定”されることからきています.基本的に雨でも強風でも開催されます.
順位はつけません.時間内に完走さえできれば,誰もが“認定”されます.
これだけだと,ゆるいイベントのように思われるかもしれませんが,そう甘くありません.
まずブルベの最短距離は200kmです.制限時間は13時間半.
時速に換算すると15km/hになりますが,これには信号待ちや休憩時間も含まれます.
参考までに,以前参加した200kmブルベはこんなコースでした.
PCとはチェックポイント.
そこでコンビニのレシートを入手したり,クイズに答える必要があります.
これらがルート通りに走ったという証拠になるわけです.
普通の人が自転車で200km走ることは通常ありえません.
しかもサポートも回収もありません.途中でパンクしようが,疲れて走れなくなっても自力でなんとかしなければなりません.
先程述べた通り,ブルベは最短距離が200kmです.
その上に300km,400km,600km,1000kmのブルベが用意されています(それ以上の距離も).
400km以上になると夜間走行が必須となります.
Kazchariが最近参加した400kmブルベはこんなルートでした.
帯広を起点に北は三国峠,南は大樹町までを8の字で走って400km.
もはや,自転車どころかクルマでも躊躇する距離です.
では,ブルベには屈強な体力を持つ超人しか参加できないのでしょうか.
そんなことはありません.
レースではないので各自のペースで走りきれば良いのです.
つまり,絶対的な体力よりも,ペース配分やトラブル時の対応力があるかどうかの方が重要です.
実際70歳を越えても600kmブルベを涼しい顔で完走される方も多数おられます.
サイクリングは「カラダに優しく健康に良い生涯スポーツ」と言われています.
そこに自己マネジメント能力が加わる超長距離イベント「ブルベ」.
全国,全世界で開催されています.みなさんもいかがでしょうか.
ゴール時は半端ない達成感が得られるでしょう.
ちなみに,Kazchariの最長ブルベは1300km.
4泊5日,105時間の旅でした.楽しかったです.
うむ.
薦めているのか単に自慢しているのか,よくわからん文章になったぞ.
あっ,ブルベ民を見分ける方法を書くのを忘れてた.
それは反射素材の蛍光ベスト.
参加者は着用を義務付けされている.
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夜間ならともかく,日中からこれを付け,1人ないしは集団で走っているチャリダーは99%ブルベ民.
そして「どこから来たの」「どこへ行くの」と尋ねると,とんでもなく離れている土地の名を出すなら,それはブルベ中の人です.