20223/1/30 Mon
新運用と新兵器.
晴れ,温度:-10 ℃,湿度:76%,体感温度:-16 ℃,風速11.2 km/時,風向SSW
振替休日.
昨日の日曜日は悪天候で一旦出かけたものの,道路状況的に諦めた.
一夜明けると,ここ最近なかった超快晴.
これは出かけねばなるまいて.
ただし...定刻に起床したものの,とある場所に寄りたくて出発が遅れてしまった.
そう,欲しいガンプラの再販日と重なっているのだ.
で,近所の「100満ボルト」の10時開店と同時に入店.
残念ながら...なかった.
いわゆる納品日と店頭販売日の時間差か?
はたまた最近の悪天候のせいか?
いずれにせよ,2回目の再販も逃してしまった.
まっ,来月に期待かな.
「身構えている時には,なかなか買えないものだ.来店ポイントだけでももらって出発するか」と,スマホのアプリ画面を端末に読み込ませたが,なぜかエラー表示.
店員さんを呼ぶ.
どうやら,ポイントカードの情報とアプリの登録内容が一致しないためだそうな.
かもな.
旭川に引っ越してきた頃,色々なポイントカードを作ったけど,時々はKazchari,時々はヨメさん名義とごちゃごちゃにしてたツケが,各種アプリ移行により露呈しつつある.
ここはスッキリさせるべく,Kazchariの名義に変更することにした.
この手続きに意外と時間がかかった.
店を出た頃には,当初の赤平方面計画は挫折.
近場ライドに変更することにした.
で,向かったのが...
はい.
クルマ・デポポイントでお馴染みの東川大雪遊水公園到着.
前輪をはめると,時既に11時半.遅い.
今回のライド,新しく試したいことがいくつか.
1つ目はベースレイヤー.
冬ライド,特に北海道のこの厳冬期を乗り切るには何よりベースレイヤーが大事.
Kazchariは2種を使いわけていた.
冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」
いつも役に立つというか,Kazchariの興味と一致する内容の多いチャリ系ブログ『cbnblog』によると,この2枚の合せ技が効果的とのこと.
ミレーのドライナミック・メッシュの性能が異次元すぎた 吸汗速乾インナーの効果を倍増させるチートアイテム
この発想はなかった.
で,今回試してみることに.
これで”ビーチク”が痛くないぞ!
もう一つは先日購入&色々あった「電熱グローブ」.
Warm EF 電熱グローブ
マイナス20℃にせまろうかという厳寒の日.
まさに効果判定のチャンスである.
もっとも,最初からは着用しない.
真打ちはここぞという場面まで登場を待つ.
今日は趣向を変えて,いつもと異なりダム対岸ルートで登っていく.
それにしても...
この美しさよ.
空気が美味い.
それに完璧な除雪.
鼻歌の一つも歌う...いや,顔が痛い.
さて,ある意味冬ライド最大の鬼門.
トンネルである.
全く積雪がないのでスパイクピンがちびる.
盛大な騒音を立てつつ,ファットが走る.
そしてトンネルを抜けると...
見事な大雪山系.
これだから冬ライドはやめられない.
ここも好きなポイント.
青と白.
そこにちっぽけな黒いチャリ.
通称「ユイの壁」を下りてすぐの分岐看板.
この激坂,当然のごとく冬期通行止め.
今日のコースはやたら長い直線が多い.
晴天時はええけど,吹雪いたら絶望しか感じない.
この青看板の手前,別の林道が走れそうだったので進入したら,前方からトラックが走ってきて慌てて退散(Uターン).
どこかの工事現場につながっているようだ.
そう,今日は平日.
トラックを始め,お仕事車両が非常に多い.
観光客のクルマが少ないけど,痛し痒しやね.
予定通り,天人峡を目指す.ここから約10km.
トンネル内.特に暖かくもなし.
スパイクピンがぁー!
そうそうフロントライトはRAVEMEN.
使い勝手良し.
で,我慢の「羽衣トンネル」を抜けるとこの絶景である.
今やたった一軒しかない宿(しきしま荘)のための完璧な除雪.
光のあたる柱状節理と,暗い雪の壁.
コントラストがくっきりしすぎて,”切って貼った”みたいな画になっている.
最後のトンネルを抜ける.
行き止まりの先には,今や心霊スポット化しつつある『天人閣』.
まだ営業していた頃,日帰り入浴で訪れたことがある.
めっちゃええお湯やったなぁ.特に露天風呂はよく覚えている.
ワンチャン,冬の「羽衣の滝」まで行けるかと思ったが,全く除雪されていないようだ.
猛者たちの歩いた跡はある.
つーことで,ここに来た目的である「足湯」へ.
いい感じに冷えている「メッシュソックス」「ウールソックス」「トゥーカバー」「オーバーソックス」の豪華4層重ねを脱ぎ,湯に足をつける.
至福.
ちょうどどこかの温泉施設なのか,トラックが大量に湯を汲みにきていた.
タイヤの跡が他に何台もあったので,半端ない湯量なのだろう.
つくづく,主要ホテルの廃業がもったいない.
持参した補給食を頬張りつつ,30分ほど滞在.
長時間の休憩は汗冷えの元.
それに日が傾くと一気に気温が低下する.
出発.
天人峡までは2~5%の登り.
そう少し標高が高いのだ.
ゆえに帰路は下りとなる.Avgスピードも25km/hを越える.
すると何が起こるかというと...ひたすら寒い.
数百メートル進んでたまらずストップ.
ついに,新兵器,電熱グローブの登場である.
以下,インプレッション.
素晴らしい製品である.
緑色は一番低い温度なのだが,ハンドルカバー併用のため全く問題ない.
手の甲からMP関節を越えたあたりまで,ほんのりと暖かくなり,冷えて感覚が怪しかった指先の動きが完全復活.
その末端の回復が身体全体に伝わったのか,念のために持参していた電熱ベストは使用する必要がなくなった.
Kazchariの場合,Lサイズだと指が余るので,デジカメの操作がややしづらくなるのと,バッテリーのせいで手首あたりが太くなってしまうので,ハンドルカバーに入れるのに少々コツがいるが...それは些末なこと.良い買い物をした.
ちなみに1時間ほどの使用でバッテリー15%減.十分でしょう.
ただし,以前の記事でも書いたが「洗濯不可」らしい.
できるだけ汗をかきたくないのでヒルクライムなどでの使用は避けたい.
後,ついつい鼻を拭ってしまう癖も...自重しよう.
ここまで下ると,気温も少し高くなる.
と言ってもマイナス10℃ぐらいか?
そうそう「足湯」につけたせいか,足の方は全く寒くない.
ずっとポカポカしている.
さすが温泉,恐るべし.
帰りは往路の対岸を走る.
”みんな大好き”チョボチナイゲートは完全に雪の中.
クロカンの人とか進してそう.
例によって憂鬱なトンネル轟音走行を終えると,忠別ダムの管理所が現れる.
せっかくなのでダム道路ライド...げっ,除雪してへんやん!
ダムからのダウンヒル.
途中でワンボックスがスリップして,道路脇の林に突っ込んでいた.
ドライバーはどこかに電話中.
うーん,この見通しの良い道路でなぜスリップ?
つーことで,無事デポ地点の公園に戻る.
いやいや今日も楽しかったのぉ.
まさかこの年になって,マイナス20℃近い中をチャリで走る変...趣味にはまるとは想像できなかった.
健康の秘訣,細胞内ミトコンドリアを増やすためには,運動のほかにカラダを極限状態,特に寒さにさらすのが良いという.
https://www.youtube.com/watch?v=dQxITznYqEE
確かに昨年末,新コロにかかってしまったが,最大で37.2℃の熱,他には何の症状もなかったのは,我がミトコンドリアの丈夫さのおかげに違いない.
Cの記録~そして残りの人生
さて,本日のライド,最大の収穫は言うまでもなく電熱グローブの有用性.
こいつさえあればもっと寒くても,何なら南極でも大丈夫!(マジで!?)
「ベースレイヤー2枚重ね」作戦は...よくわからん.
いつもと変わらん感じ.
別メーカー,別素材,何より新品でないと効果的でないかもしれぬ.
いつもならこの後,サ活へGo!なのだが,昨日も行ったしな.
HOKKAIDER BASEへの立ち寄りも考えたが,閉店時間近くになっていたので諦めた.
後でSNSで確認すると臨時休業だったとのこと.
うむ.相変わらずツイている...いや,ストフリ買えてへんやん!