またしても通販失敗?~電熱グローブを買ったが予断を許さない状況

2023/1/18 Wed

またしてもハズレ?

iPhone11 Pro

年に何度かファットバイクで冬山に登る.
というより近所の旭岳には,つい先日も登った.

ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

厳冬期ヒルクライムでは登りよりも下りの防寒が何より重要である.

登りでたんまりとかいた汗で,びしゃびしゃに濡れたウェアはそうそう乾かない.そのまま下ると凍えて地獄を見る.

かの羽生丈二も劇中にて「(重くなっても)靴下は5足持っていく」と言っていた.

神々の山嶺 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版

つーことで,最近は知恵もついて,山頂のビジターセンターでインナー類を着替えてから下るようにしている.もちろん電熱ベストも着用.

[ARRIS] Vネック電熱ベスト

グローブに関しても,もちろん乾いた予備にはき替えるのだが,それでも寒さはキツイ.
ハンドルカバー越しにもかかわらず,ダウンヒル後半は指がかじかんで動かなくなる.

「我慢すれば良い」という意見もあろうが,愛用のベストをはじめ電熱系への信頼度はそこそこある.
そこで電熱グローブの購入を検討しはじめた.
冬チャリ仲間には実際使っている方もおられる.

ただし高い.

オートバイ用も含め,ちゃんとした(?)メーカーだと¥10,000越え.
さっと出せる値段ではない.

Hompres 電熱グローブ バイク用

そこで検討にあがってくるのが,やっぱり安価な中華製.
もちろん「サクラチェッカー」で事前チェック.
候補を絞る.

結構評価が高めだったのがこれ.

Warm EF 電熱グローブ

参考価格¥9,980が(いつも)30%offで「¥6,980」と中華あるあるの謎の価格設定.

さらに,先日たまたま覗いたところ,なんと¥2,000引きのクーポンが発行されていた.
「こ,これは安い」
色々と不安要素はあるものの,人身御供覚悟でポチった.
で,届いたのがこれ.

iPhone11 Pro

これまた中華あるあるで,やたら立派な収納ケース付き.
こういうのより機能や品質に手間をかけて欲しいものだが...(伏線)
で,中身はこんな感じ.

iPhone11 Pro

グローブ本体も梱包.
振り分けポケットに収納されているバッテリーも...

iPhone11 Pro

もちろん梱包.やりすぎ.
それぞれのビニールをはがす.

iPhone11 Pro
iPhone11 Pro
iPhone11 Pro

グローブのサイズはL.
質感Good.
Kazchariの指の長さにはちょうど良いが,手掌面はやや大きいか.
ただし,説明書を読むと「洗濯不可」とある(減点ポイント).
つまり汗などであまり汚したくないので,インナーグローブを使う予定.
だとするとこのサイズでぴったりかも.

中身の起毛はフカフカ.
電熱を使わなくても,普通にウインターグローブとして優秀.

バッテリーは専用品.
USB-Cで充電する.
使用時はグローブの手首にあるポケットに入れる.

iPhone11 Pro

残念ながらグローブとの接続プラグが特殊形状なので,一般のモバイルバッテリーは使えない(減点ポイント).
ここがむき出しなので洗濯不可ということか.

iPhone11 Pro

ここのスイッチ長押しでON.
同時にバッテリー側も残量が表示されるが,片方は「64」⇒通電.もう片方は「1」⇒X.

両方とも満充電すべくUSB-Cにつなぐ.
「64」の方は徐々にメモリが上がっていくが,「1」の方はうんともすんともの点滅状態.
やや不安なまま1晩放置.
片方は「100」表示になり,ちゃんと通電.
しかし,もう1つの「1」は「1」のまま.

つなげるグローブを入れ替えてもやはり通電しない.
こ,これはうわさのバッテリーの初期不良!?
確かにAmazonのレビューにも「充電できまへん」問題が数件アップされている.
あちゃー,またハズレをひいたか.

海外通販でトラブル!

つーことで,早速メールにてメーカーに問い合わせ.

早々に返事があったのは良いのだが,その中身が意味不明.
要約すると「新しいバッテリー送るから,あなたの住所教えて」とある.

うん?

なぜマケプレのショップに直接住所を提示する必要があるのだろうか?
真意を正すと...

「こちらでは住所の一部しか見えないので,発送のために教えて下さい」

とのこと.

うん?

ナニカ怪しくないか? 全体の日本語も怪しいし(ネイティブではない).
つーことで,とりあえずAmazonにこのメーカーの対応が正しいのかどうか直接問い合わせることにした.

以後の,メーカーとAmazonの返事次第では返品(返金)扱いになるかも.

うーん,冬山で試してみたいけど,しばらくレビューどころではないなぁ...

また報告します.

山岳映画2本~『神々の山嶺』&『イーディ,83歳 はじめての山登り』

2023/1/17 Tue

リアルとファンタジーのあいだ.

Zwiftの友である「Amazon Prime Video」にて山岳映画を2本連続で観た.

まずはこれ.

神々の山嶺

現在,同題名の物語は4つ.
まず原作となる夢枕獏の小説『神々の山嶺』(「いただき」では変換しません).

エヴェレスト 神々の山嶺 (角川文庫)

かなり以前に読んだ.
「発見されたマロリーのカメラは本物か否か」のミステリー仕立てから始まって,とんでもなく自我が肥大した山岳家の「冬季エヴェレスト無酸素南西壁登頂」への挑戦...と,当時の読書録には書いてある.
評価は見事に星5つ.
作者自らが「どうだまいったか!」と言っていた記憶もある.確かに.

次に『孤独のグルメ』で有名な谷口ゴロー...じゃなくてジローさん作画によるコミック版.

神々の山嶺 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

Kindleで購入し読了済み...だったことをすっかり忘れていた.

いまさら再読.これまた素晴らしい.
生涯ベストのコミックに上げる人も多いという.

特に山の画力は圧倒的.
この質感は写真トレースでは絶対に出せないだろう.

そして食事シーンの素晴らしさ.
その詳細な説明と描写も相まってリアリティの鬼.
さすがジローさん.

ただ,原作にもある(?)無理矢理感なアクション要素が玉に瑕.
羽生のモデルになった人(森田勝)に実際にこんなことが起きた? それはないだろう.

個人的にツボなのはカトマンドゥの描写.

Kazchariも1990年,インドからバスでネパールに入国.
ポカラからカトマンドゥまで旅をした.

登山?

ポカラから日帰りで行けるトレッキングはしたなぁ.
つまりマチャプチャレのふもと?

ネパール・ポカラにて / 1990年3月15日撮影
ネパール・ポカラにて 自称ガイドの少年 / 1990年3月19日撮影

途中の山道で巨大なザックを背負った日本の登山隊の人たちに挨拶した記憶がある.すんごい迫力でした.

次に邦画の阿部寛&岡田准一主演の『エヴェレスト 神々の山嶺』

エヴェレスト 神々の山嶺

リンクを貼っているものの未鑑賞.
実際にベースキャンプまで登って撮影したという宣伝文句には惹かれるものの,「ギアが全てスポンサーの新品モンベル製で不自然」だとか「ストーリーが変な方向に改ざん」と聞き,すっかり興味をなくした.

レビューを見ると賛否両論(どちらかと言えば否多め).
もともと昨今の邦画の「お涙頂戴過剰演出」と「説明ゼリフだらけ」にイライラさせられることが多いので観る予定なし.すいません.

ただし,原作,コミックにある超有名な羽生のモノローグ.
これはしっかりと描写されているらしい.好ポイント.

やすむな。 足が動かなければ手であるけ。 手が動かなければ指でゆけ。 指が動かなければ歯で雪をかみながら歩け。 歯もだめになったら目で歩け。 本当にだめだったら、本当にもう動けなくなったら、思え。 ありったけの心で思え

で,ようやく本題のアニメ『神々の山嶺』の感想.

神々の山嶺

なぜかフランス製作である.
ざっくり言うと,コミック版を元にして再編集っつーか,上映時間内におさまるように印象的なエピソードをオリジナルでつなげた感じ.

結論.
レビューでの評判は上々だが,Kazchari的にはイマイチだった.

確かにセリフが少なく,BGMが抑え気味なのは好印象.
それを受けてか,ストーリーもものすごくタンパク化.
リアリティと言えばそうなのかもしれんが,熱さはあまり感じず,物足りなかった.

さらに,なんつっても...先程あげた,羽生の”あのモノローグ”が丸々カット.
さすがにこれはない.
フランス人にはわからん感性なのか?(偏見)

日本の描写もそれっぽいというかほぼ違和感なし.
少なくともZwiftの「MAKURI ISLAND」よりずっとジャポネしている.
たぶんスタッフに日本人がいるのだろう.

しかし,なぜか岸の遭難死を伝える新聞だけが変.
わずか数秒の描写だが,岸の写真の周りが「震災直後の福島発関連記事」だった.
なぜ?
チェックミス?

つーことで,手軽さ(再読しやすい)や面白さ,満足度ではコミック版が一番,続いて原作かな.

山岳コミックでは,超美麗な作画と壮絶なストーリー展開の坂本眞一の『孤高の人』が印象に残る.

孤高の人 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

本格的に山やっている人だと,また評価は違ってくるのだろうけど.

で,「次に観る」で上がっていたのが,これ.

イーディ、83歳 はじめての山登り(字幕版)

原題『EDIE』.

脳梗塞で倒れた夫を30年間介護し続け,80歳を越えてしまったイギリス人女性,イーディ.
夫の死後,娘に老人ホームの入居を勧められる.
部屋の片付け中,昔の日記を娘に読まれて関係悪化.
一人残されたイーディは,昔,父からの絵葉書に描かれたスコットランドのスイルンベン山に登ることを思いつく...というお話.

以下,ネタバレ.

まぁ,それにしてもこのばーさん,性格が悪い.
もしくは不幸な人生により悪くなってしまったのか...いずれにせよ非常に頑固.

一方で「正直に生きたいと思いつつも,それを口に出してはいけない」という変な縛り(我慢?)を自分に課してたりする.
そう,めちゃめちゃ面倒くさいのだ.

象徴的なのが冒頭,こっそり肉を焼いていたのを,娘に「こんなの不健康」と咎められ,捨てられてしまう.
ここでばーさん,何も言わない.非常に腹立たしい.
高齢者ほどタンパク質重要なのに!(そっち?)

それらの不満は日記にぶつけてきた.
結婚してから今まで,ずっとこうだったのだろうか?

そういうのは絶対,顔や態度に出る.
夫や娘との関係がよろしくなかったのも,このばーさんの性格が主な要因の一つだろう.

さて,夫が死に娘と離れ,自由になったイーディは,山に登るため列車に乗ってスコットランドに向かう...と思いきや,一旦やめかける.

あーイライラする.

うん? もしかして,視聴者にそう感じさせる時点で監督の術中に,見事にはまっている?
ホームコメディ,ハートフルムービーとは真逆のアプローチ!
実に新鮮.

当然この後「このばーさん,かわいい,かっこいい!」という風にもっていく展開になるはず...と思っていた時期がKazchariにもありました.

その先もジョニィを始め,出会う人々(ついでに自分)に悪態付きまくり,ここまでかわいくないばーさん,邦画では絶対ありえない(たぶん).

なんだかんだで後半.
ジョニィのガイドを断って,一人で登ることを決意.
ドローンを駆使した映像も相まってようやく旅の始まりを予感させる.

ここからはばーさんの逆襲,視聴者の好印象も爆上がり!...になるはずが,いきなりボートを湖に下ろす際に手伝ったもらった他のハイカーを罵倒.
びっくりした.

文句ばっかりでは何なので良かったところ.

終盤も終盤,ザックを置いて這うように崖を登るイーディの姿.
役者の演技も相まって,ここはヘタな雪山映画よりも迫力あった.
ここは,ここのシーンだけは素晴らしかった.
そうまるで,羽生の例のセリフ「想え」がかぶってもおかしくないぐらい.

しかし...この後がよくない.
マジで全て台無し.

電話がつながらないことに不安を覚えたジョニィが,慌ててイーディの後を追う.
まずザックを発見,さらに途中で疲れ果ててひっくり返っているイーディを発見!まだ死んでなかった(失礼な).

そして...ジョニィに支えられながら無事山頂へ...ぐわぁ~全てブチ壊し.
ここはイーディが一人で登らんとアカンやろ~
これまでの意地はなんやったんや~

以下はあくまでKazchariの願望.
ラスト,少なくとも山頂まではイーディは一人で登る.
ジョニィがイーディを発見するのは,山頂で佇む彼女の姿⇒エンドで良いのでは?

それこそファンタジー? 非リアル?
いやいや,それなら一言も話さない山小屋狩人のレスキュー話は不要.

最後の最後までスコットランドの天気のようにすっきりしない映画だった.

やりたいことやる高齢者という視点では『ダージリン急行』が面白かったなぁ.

ダージリン急行 (字幕版)

全然毛色の違う映画やけどな.

さて,山登りと言えば,Kazchari家恒例の高齢の息子と男二人キャンプ.
昨年のGWは日高のアポイ山に登った.

海!山!温泉!~小学生男子とアポイ岳(その1)

登る前も,そして帰宅後も「二度と山は行かねぇ」と文句ばかり言っていた息子だが,結構,事あるごとに山での出来事を話す.

そう,辛くて強烈な記憶ほど脳内に残るものなのだ,息子よ.
さて,次はどこを登らせてやろうか...

ファットなアイス&Hokkaider Base訪問ライド

2023/1/15 Sun

我が青春の.

OLYMPUS TG-5

曇り.温度:-9 ℃.湿度:77%,体感温度:-9 ℃,風速:3.5 km/時,風向:SSE

雪が降らんのに低気温=ガッチガッチ.
スノーライドというよりアイスライド日和.
スパイクタイヤが実にありがたい日だった.

10時過ぎに家を出る.
来週のレース会場の下見にすることも考えたが,今日は行きたいところがある.

それは西神楽にある『Hokkaider Base』である.
「ツーリングマップル北海道」の実走調査と写真撮影をやっておられる小原さん経営のカフェ.

その昔は「タイムトンネル」という,オートバイライダー間で非常に有名だったお店を引き継がれたのだ.

Kazchariも昨年,モンキー125で訪問.

モンキー125,美瑛のダートとHOKKAIDER BASE

その時にも話に出ていたが「次は冬営業しますよー」という言葉が実現した.素晴らしい.
ここは行かねば失礼である.

ただ直接向かうのは面白くない.
最近お気に入りの雨紛方面,さらには新開や西神楽の山々を散策しながら目指すことにする(ローカルしかわからんな).

いつも同様「100満ボルト」脇の高架道路を走るが,すぐに気づくこのヤバさ.
カッチンコッチンである.
スパイクタイヤゆえ,かろうじてグリップしているが,少しでも気を抜くとリアタイヤ空転,もしくはスリップする.

うむ.実に楽しい.

あらかじめ「ヤバイ」とわかっている危険な路面を攻略するするのはワクワクする.
カーブ曲がっていきなりスリップ,とかはシャレにならんけどな.

ご覧の通り,国道はアスファルト面露出.
SNSでは「(旭川で)オートバイ初乗り!」という投稿も散見された.

OLYMPUS TG-5

さて,Kazchariが走る幹線道路および歩道はこんな感じ.
雪がない.
またしても数週間前に戻ってしまった.

ファットな『Rapha Festive 500』Day5,雪はどこだライド

OLYMPUS TG-5

スパイクピンへの負荷を考慮し,なるべく氷の残る部分をたどる.
やがて...

OLYMPUS TG-5

舗装面が姿を消し,残るはツルツル凍結道路のみ.
慎重に進む.
時にはドロッパーを駆使し,足も使う.

OLYMPUS TG-5

以前より気になっていた「YOKOHAMAタイヤ」のテストコース前着.
曲がるとすぐに登りが始まる.
完全除雪で異様にキレイ.
どこにも進入禁止と書いていない.

行けるところまで登ってみる.

OLYMPUS TG-5

10%超えの坂を登りきると正門.
もちろんそこまで.
Uターンしてダウンヒル.
完全除雪のツルツル路面.
全然スパイクが噛まない.

左側の雪山に足をかけつつ下る.面白え.

元の幹線道路に戻り,さらに西へ.
完全に雪が消滅.

雪面でも氷面でもいいので避難したい.
反対車線に「西神楽パークゴルフ場」の看板を見つける.

夏でも来たことがない.
一直線のヒルクライム道路.
登るぜっ!

OLYMPUS TG-5

...縦轍に前輪を取られ,見事に転倒.
ヤラレタ.

OLYMPUS TG-5

めげずにさらに登る.
8%越えの坂が延々と続く.
路面のテカリ具合,おわかりになるだろうか?

OLYMPUS TG-5

頂上の個人宅で引き返す.
プライベートで,ここまで除雪されたのだろうか? スゲー.

振り返ると...

OLYMPUS TG-5

旭川の街並みがドーンと.

夏はこの先の道もまだまだ続いてそう.
また楽しい道を発見してしまった.

仕方なしに幹線道路に戻る.

OLYMPUS TG-5

中途半端な凍結状態.
それこそ油断すると滑る.こえー.

OLYMPUS TG-5

「バーサーロペット」コース(クロカン)の橋の下をくぐる.
上のコースって走れるのだろうか?
大会の日以外,勝手に進入したら怒られる?

OLYMPUS TG-5

目印となる水質チェック施設(?)
さて,ここからどうする?

時間はまだまだ余裕.

OLYMPUS TG-5

民家が点在しているせいか,これまた除雪がきちんと入っていて走りやすい.
このコースは好きだ.

OLYMPUS TG-5

この辺りの地域をKazchariは勝手に天外魔境と呼んでいる.
冬はそうでもないが,夏になると樹木が鬱蒼と生い茂て,まるでジャングル.
それに,とりあえず舗装しました的なセミ・グラベルである.

と,しばらく進むとまさかの13%越えの激坂ルートが除雪済み!
これは行かねばなるまい.

ちょうど,家を出る前見ていた動画がこれ.

実に刺激的だ.
以前,暗峠も完走しているしスゲーな.
何かのインタビューで「坂はあまりしんどくない」と答えていたのが印象的.
つまり,パワーではなくコツなのか?

OLYMPUS TG-5

と,登って下りたら馴染みの道に到達.
おお,ここにつながっとったんか,ワレー!

確認できたのでスイッチバック.
最高点の景色が良き.

ダウンヒル後のT字路,右方向からまさかのワンボックスが走ってきてびっくり.
お仕事車ですね.すいません.

で,そのクルマが来た方向,つまり人外魔境の最深部を進む.
真冬に除雪道路でここまで森の奥に入れるのは貴重だと思う.

OLYMPUS TG-5

行き止まりなのは知っているので,途中で引き返す.
”街”へ戻る道を選択.

OLYMPUS TG-5

せっかくミニ三脚を持ってきたので自撮り大会.

走行写真を撮ってたら,まさかのクルマが登場.
しかも札幌ナンバー.
Youは何しに,こんな場所へ?

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

森を抜けて風景が広がる.
全ての季節が美しい.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5 2019年11月撮影

もう少し進んで街を臨む.
少し晴れ間が出てきた.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

川を渡る...ってヤバイよヤバイよ!
ここは,アイススケート場か!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

10mほどは耐えたが,さすがに危険と判断.
写真を撮った後,素直にファットを降りて歩道に上がる.
空気圧を抜けばグリップは上がる...て面倒.

OLYMPUS TG-5

住宅街の中の道もご覧の通り.
危険,危険,注意,注意!
クルマでも絶対ヤバイ.
実はファットバイク最強かも?(そうか)

OLYMPUS TG-5

国道に出て,凍結した歩道を慎重に走る.
そして,ようやく『Hokkaider Base』に到着!

さすがにオートバイの姿は見えない.
クルマで来られた先客(常連さん)が3名ほど.

小原さんに挨拶.
昨年,モンキーで来たことを話すと覚えておられた.

メニューはコーヒー(¥200),もしくはカフェラテ(¥250)の2種.
Kazchariはコーヒーを注文.
残念ながら軽食は提供されていなかったが,お菓子あり.
ありがたい.

OLYMPUS TG-5

で,今回の訪問最大の目的.

「HONDA NX-125」とのご対面である.

OLYMPUS TG-5

もちろん,これはKazchariの所有者ではなく,小原さんのモノ.
完全オーバーホールされて,なんと今でもエンジン始動する(かけてもらった).
いやー何もかもみな懐かしい.

ちなみ背面のモニタではユキヒロ追悼のためYMOのMVが流れていた...(泣)

話によると,この「NX-125」は年間生産台数1500台.しかも1年限定.
うち国内販売されたのは1000台未満にとどまったらしい.
つまり超レア車である.
KazchariのNXも残しておけばよかった...とは言わないが,実に珍しいバイクだったのね.

しかも,近々「NX-125」オーナーズミーティングを開催予定とのこと!
何台集まるのだろう?
面白いのは「AX-1」のオーナーから,「うちの子(AX-1)じゃダメですか?」との問い合わせがあるそうな.
まぁ,横から見れば...ちなみに「NX-650」はアリだそうです.

OLYMPUS TG-5

昔のバイクのカタログを見て盛り上がったり,店の前の線路で撮り鉄してた高校生を呼び込んだりと,色々あって14時半頃,辞去.
あまり遅くなると暗く,冷えてくるのだ.

オートバイ以上に異常なチャリマニアの話をしている間,ファットバイクのキャリアに雪の◯んこを載せられるKazchariであった.

OLYMPUS TG-5

帰路につく.
いつもは下る激坂を登るため,踏切を渡る.

夕刻に近づき,路面のツルツル度もさらにアップ!

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

ここまで来れば,我が家はすぐそこ.
今日もまた充実した1日を過ごすことができた.

よく晴れた日も,雪の日も,ガッチガッチな日も,ホンマ,ファットバイクは常に楽しい.

来週はいよいよ久々のレース!

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

OLYMPUS TG-5

『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた

2023/1/14 Sat

ネバギバ.

いただき画像

1/22に開催される『第2回びえいスノーサイクルフェスティバル』の参加書類が届いた.

第2回びえいスノーサイクルフェスティバル

Kazchariは昨年の第1回大会も出場.

第1回びえいビルケの森スノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース

ファット-ソロ男子部門,3位で表彰台ゲット!
なら今年も...と言いたいところだが,残念なことに「ファット」部門と「MTB」部門が統合されてしまった.
こうなると大会上位常連のTさん(セミファット)とFさん(MTB)の独壇場.
さらに,ここにMTBの猛者が食い込む...

うーん,表彰台が遠のく...
ファットが優位なコンディション,つまり深雪だったとしても,パワー負けしそう...いかんいかん,弱気は禁物.

で,その封筒を開封する.

iPhone11 Pro

エントリー開始直後(深夜0時)に申し込んだので,男子ソロ部門,ゼッケン№101.
こいつは縁起がよい(そうなのか?)

昨年同封されていた新コロ検査キットは無し.
参加者リストもQRコード読み込みでネット閲覧する形式になった.

やはりお二人の名前あり.
他にもSTRAVAでフォロー中の猛者の名前も.

うん? 参加者意外に少ない?

まっ,がんばりますか.

何かの記事で読んだけど,自転車趣味は継続が難しいらしい.
「金がかかる」「あちこち痛い」「飽きる」などがその理由.

逆に続けるにはどうするか?

「チャリを買ったら,まずイベントにエントリーする」こと.

確かにそうかもしれん.
かく言うKazchariも,2006年に初ロードを購入したが,その頃はせいぜい100km未満の週末ライド.

OLYMPUS TG-4 / 2006年5月撮影 新車買いたて
OLYMPUS TG-4 / 2006年7月撮影 ウェアがゆるい

2010年の「第1回美瑛センチュリーライド」にエントリーしてから,ようやくチャリ熱が上がった気がする.

いただき画像 / 2010年10月撮影

そして,それを皮切りに道内のグルメライド系イベントに次々参加.
2018年にブルベを始めてからは...金銭感覚,距離感覚とも完全崩壊.

その代償として,超充実した生活と健康なカラダを手に入れた(気がする).

付け加えるなら,STRAVAへの参加も大きい.
自分のこれまでのライド履歴の見える化.
それに仮想ライバルとの競争(セグメント).
他の有名どころのSNSには全く興味ないが(ほぼRead Only),STRAVAはやめられない.

さて,『第1回びえいー』の記事を読むと「上半身の筋力アップが必要」とかなんとか書いている.
その決意は...はい,特に何もしてまへん.

あかんなぁ.
悔しさを力に変える覚悟が足りへんのとちゃうか? Kazchariよ?

すんまへん.明日から本気出します(^^;

※ 結果はこちら ⇒ 第2回びえいスノーサイクルフェスティバル~120分耐久レース~

iPhone11 Pro

『水星の魔女』第1シーズンの感想と第13話の予想

2023/1/13 Fri

トマト.

衝撃的な展開で第1シーズンの幕を閉じた『水星の魔女』
Kazchari家では通称「水魔」と呼んでいた.

機動戦士ガンダム 水星の魔女

学園モノ,百合モノといった,これまでのガンダムにない要素を打ち出していた本作だが,いざ始まってみると,全編にそこはかとなく漂う不穏な空気や想像を越える展開が続き,一瞬たりとも目が離せなかった.
ここまで真剣にTV番組を見るのは『半沢直樹』以来では?

半沢直樹 -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX

家族四人,毎週日曜5時に居間に集まってリアタイ鑑賞.
アホ息子がお菓子をボリボリ食おうものなら,他の家族から罵詈雑言.
ひどい話や.
何せ,場面やセリフ一つ一つに重要な意味や伏線があって,見逃せない,聴き逃がせない.
※ただし,MSのデザインはあまり好みではない.

さて,先日放送の第12話.
JKの娘はその時間たまたま出かけていて,3人で鑑賞した.

まずKazchariの反応:
ボブの親殺し     ⇒ 「ああ,ガンダムあるあるやな」
エアリアルのケージへ ⇒ 「ああ,エヴァっぽいな」
Cパート        ⇒ 「いつの間にオルフェンズ(もしくはVガン)に!?」

ヨメ:例のシーンで「ヒェッ」

アホ息子:「新エアリアルかっちょええ!」

残酷描写に耐性がないJKの娘は未聴なれど,Twitterで内容を知ったらしく「絶対に観ない」と宣言.

まぁ,従来のガンダムらしさ全開とは言え,いささかやり過ぎなのは確か.

いや,そうでもないか.

日5と言えば『SEED』のフレイのアレ,トオル&ニコル,電子レンジ.それに『オルフェンズ』の「パン!パン!」もたいがい.
下手すると今回もBPOから呼び出し案件?
おっと,肝心なことを忘れていた.同じ脚本家の“血染めのユフィ”もあったな.

おそらく第12話は,スタッフの「これから戦争を描きます」との覚悟表明.

昨今,“やさしい世界”にコミットし,主人公が不殺もしくは不殺化することが多く,結果的に話を盛り上げることが難しくなっていた.
倫理的には正しいのかもしれないが,一方で視聴者にはフラストレーションがたまる(ヒトの闘争本能は拭えない).

さて,今後の展開が全く予測つかない本作だが,第2シーズンのスタートとなる第13話以降はどうなるのかを勝手に予想/妄想.

ハエ叩き時のスレッタは,明らかに人格が変容している.
これまでなかったタメ口かつ場を読まない笑顔.
ただし,これが4歳児エリクトの思考なら納得.

プロスペラによる暗示&新エアリアルの新機能で,エリクトの人格がスレッタにインストールされた...っぽい.
ただし,直前の戦闘ではまだスレッタらしさが残っているようだったので,100%上書きされたわけではなさそう.

もし,直後から第13話が始まるなら「突然,我に返ったスレッタ.やらかしたことの記憶がなくて混乱」からスタート.

納得がいかず,スレッタを拒絶するミオミオだが,その後,徐々にプロスペラの狂気に気づき,自分の知るスレッタを取り戻すために,クワイエット・ゼロ計画(魂のサルベージ?)の秘密に迫っていく...という展開.
最後,スレッタがスレッタに戻って...にしないとエンディングのようなハッピーエンドにはならない.

いや,ちと意外性がなさすぎるか?

状況としては...
いきなり場面が変わって,3年後の世界(『レイズナー』のように).
アーシアンとスペーシアンの戦争は激化している.

株式会社ガンダム地球支社は,敵味方問わず,戦闘で負傷した兵士,民間人をガンド技術により治療する中立的な事業を行っている.

スレッタ(数%エリクト)は(株)ガンダムを退社してスペーシアン軍に所属.アーシアン(フォルドの夜明け)と局地戦闘を繰り広げている

スレッタとミオミオはずっと疎遠.

ボブも仮面をつけてスペーシアン軍に加勢.スレッタの同僚となっている.

素性がバレたニカはシャディクハーレムのメンバーに.
シャディクは相変わらずベネディクト社でスパイ活動.

エランくん(オリジナル&5号)は...よくわからんけど,(株)ガンダムと提携してたははず.

負傷以来,床につきがちのデリング.
スペーシアン(ベネディクトグループ)の指導者は実質プロスペラとなっている.

これ以上は...全く想像がつかない.

謎の黒幕(水星人)が登場し,クズヒロインによって胸糞展開,つまり『ヴァルヴレイヴ』化するのだけはご勘弁.

いずれにせよ4月が楽しみだ.

ちなみに第2シーズンまでのつなぎとして『閃ハサ』『サンボル』『NT』(あえて略称)のTVスペシャルを放送とのこと.
映像,内容的に『サンボル』が一番ヤバイ.正気か?

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

機動戦士ガンダム サンダーボルト 第1話

機動戦士ガンダムNT

あいも変わらず~軽自動車のナンバープレート問題

2023/1/12 Thu

センス? ナニソレ?

よほどニュースバリューがあるのか,またしてもこの話題がニュースにあがっていた.

軽自動車に義務付けの黄色ナンバー 「今の時代、嫌がらせとしか考えられない」辛坊治郎が疑問投げかけ

わざわざ異なる色にすることに意味がないという論旨.
もちろんKazchariは辛坊さんに同意.
そこに異を唱えるのがコメ欄軍団.

「黄色ナンバーが恥ずかしいのなら普通車に乗れ」

という的はずれな意見がやはり散見される.
そうじゃあないんだよなぁ.

軽自動車の白いナンバープレート

うーん,世間的にはやはり「ステイタス(価格)」と「安全性原理主義論」が幅を効かせている?
デザインとか全体の色彩調和にこだわらない人がなんと多いことか.

Kazchariには,形や色に必然性が感じられないものを所有するのは耐えられへんけどな.
『ホットサマー・マーサ』のデザインへの言及は実によくわかる.

岸辺露伴は動かない シーズン3

もちろん,法的に決められている場合は諦める.
それに他人の趣味趣向も尊重する.
選択できるなら,より良いデザインを選ぶのは当然.

しかしながら,行政(国交省?)は「普通車と軽自動車をナンバープレートで見分けられるようにしろ」という側の意見に与したのか,昨秋から交付が始まった「2025年万博特別仕様プレート」ではこんなデザインに...

大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート10月24日交付開始 9月26日から事前申込受付開始

し,醜悪...これなら黄色一色のほうがはるかにマシ.
どこの山岳賞ジャージだ?
いくらなんでもひどすぎる(個人の感想です)

さて,2014年に購入したうちの青ハスラーもいよいよ9年目に突入.
登録10年越え車両の1年車検ルールはいつの間にか撤廃されていたようで一安心(知らんかった).
よって,まだまだ乗リ続けるつもりだが,いずれ買い替える日が来てしまうだろう.

もちろん,次も軽(&鈴菌)にするつもりだが,その際,“まともな”白プレートにする制度は存在しているだろうか? それが気がかり.

旭川もご当地ナンバーつくればいいのに...と思うのだが,図柄が問題らしい.
何せ旭川から稚内まで含まれる区域なので,万人が納得するデザインがなかなか決まらないとか(あくまで噂).

さて,ここからはナンバープレートと関係のない余談.

何かのリンク先で面白い記事に飛んだ.
「しまむら」が,なぜかこのタイミングで変なグッズを...

しまむら「装甲騎兵ボトムズ」グッズ

なぜに今更ボトムズ?
そもそも誰向けの商品?
サイトを除くと,アパレルではないためか全商品残っていた.

硝煙の臭いに惹かれて「しまむら」の会員になり,ごく自然な流れでスコタコクッションを3個ほど(!)カートに入れたものの,決済画面にて正気に戻ってヤメタ.
ヤバイ,ヤバイ.キリコと浪費地獄に付き合わされるところだった.

もしスコープ部分が立体造形だったら...買ってたかも.

https://puchipurabu.com/shimamura-votoms/より引用

北海道冬の運転~無謀と予防

2023/1/11 Wed

何が起きるかわからない.

昨日,上富良野町にて痛ましい交通事故があった.

北海道を観光中か 出会い頭に衝突 死亡はシンガポール国籍の41歳母と生後4か月の女児 上富良野町

異国での旅行中に家族を亡くす.
これほどの悲劇はなかなかない.
ご冥福をお祈りします.

事故原因は不明だが,乗用車(レンタカー)側に一時停止標識があったことは確からしい.

コメント欄には「南国(シンガポール)の人間が真冬の北海道を運転するなんて無謀」⇒「規制すべき」という意見が多い.

確かに,新コロがやや落ち着き内外問わず観光客が増えた.
道内屈指の観光スポットである美瑛・富良野の丘は「わ」「れ」ナンバーだらけ.
確かに公共交通機関が貧弱な地域はクルマで周るのがベストだろう.
その気持ちはわかる.

しかしながら北海道在住20年近い,つまりそれだけ冬シーズンを体験しているKazchariでも,年に1,2回はヒヤリとする場面がある.
その多くは凍結路でのスリップだ.
止まるはずと思っても止まらない.
幸い事故に至ったことはないが,単に運が良かっただけだろう.

「予測して慎重に運転する」

それしかできることはない.

今回の事故では慣れない冬道走行以外にも「標識の意味を理解していたのか?」という意見もあった.
少し調べてみると驚愕の事実が.
日本の一時停止標識はこれ.

もしくは最近増えてきたのが,外国人向けに「止まれ」の下に「STOP」の追加されたものもある.
これなら守れるはず...というのは楽観しすぎで,実はもう一つ落とし穴があった.

日本以外世界共通!?止まれの道路標識

これは知らなかった.
一時停止標識=八角形という(世界的な)常識があると,日本の逆三角形を即座に正しく認識できないかもしれない.

今後もインバウンドやらなんやらで,外国人観光客を大量に呼び込むつもりなら,否応なく“世界基準”に合わせる必要があるかも.

そんなKazchariは,このブログでも頻繁にアップしているように,冬チャリ愛好者である.

冬の凍結路を走るチャリダーが,一部,いや大多数のドライバーに嫌われていることはわかっている.

冬チャリライダーの言い分

ゆえに,できるだけ迷惑をかけないように心がけている.
まずはコースの選択.

歩道のない国道は走らない.
路肩のない道路を走らざると得ない時は,停車して先に行ってもらう.

やむなく歩道を走る場合も,カウベルの音色によって,歩行者にはできるだけ遠くからチャリの存在に気づいてもらうようにしている(賛否あり).

もちろん,車体にはライト.
リアだけでなくフロント点滅も効果があるという.

チャリのデイライト~RAVEMEN FR160

さらに万全を期すならヘルメットのリアライトと反射ベストも必要.
このあたりはブルベでの経験が役に立つ.

それでも気づかれずに轢かれることもありうるだろうな.
それが怖いからと,冬の間,部屋に閉じこもるのはよろしくない.

新コロまん延を理由に閉じこもってしまった高齢者の「フレイル」が問題になっている.

フレイルとは

さらには雪国の風土病である“冬季うつ”予防にもチャリは最適と思われる.

鬱病には自転車を?

つーことで,北海道に住む以上,冬の活動を支えるクルマやチャリの運転は必須.

さすがに車体の制御が難しすぎるオートバイには乗らない.
無謀とは言わないけど,ご安全に.

OLYMPUS TG-5

復活!Kindle Paperwhite

2023/1/10 Tue

もっと活字を読むべし.

iPhone11 Pro

部屋の隅に転がっていた「Kindle Paperwhite」
ホコリだらけ,かつ充電切れ.

こいつを買ったのは2013年1月.
つまり10年前の一品である.
公式には「Wifi第5世代モデル」となる.

iPhone11 Pro

本体背面の樹脂パーツが少しベタベタする.
いわゆる加水分解だろう.
使えるかどうか怪しかったが,microUSB(!)充電すると,ちゃんと起動した.

発売当時は電子書籍黎明期.
多大なる期待とともに購入.

PCと異なり,モノクロ書籍を読むのに最適化したディスプレイ.
バックライトということを忘れてしまう“紙”らしさ.
古いモデルだが,字(だけ)を読ませるためのチューニングは今でも素晴らしいと思う.

ただし,動作は超もっさり.
ダウンロードや選択書籍の起動が遅いのはもちろんのこと,ページ送り時も一瞬ブラックアウトする.
最新モデルでは,当然このあたりは改善されているだろう.

Kindle Paperwhite シグニチャー エディション (32GB) 6.8インチディスプレイ ワイヤレス充電対応 明るさ自動調節機能つき 広告なし

10年前に買った時は,ほぼ無尽蔵に書籍を持ち運べるという触れ込みがあったように思う.

結果「自炊」という言い回しで,所蔵本を電子書籍化するという行為が一時ブームになったように記憶しているが,最近はあまり聞かなくなった.
裁断してスキャンしてデータ化して...とあまりに手間がかかり,そのうち,全てではないものの,古い本の電子化も進んだため廃れた(個人の感想です).

Kindleは海外へも持っていったなぁ.
長距離移動の飛行機の中で,小説やコミックを読んだ記憶がある.
もちろん日常でも毎日活用していた.

そんな便利なガジェットなのに,徐々に使わなくなったのはなぜか?

やはりしばらく後に購入したiPadのせいだろう.
Kindleアプリを入れて,コミックや大判雑誌,写真集をダウンロード.
これらに関してはiPadの方が「Paperwhite」よりも格段に読みやすい.

そして,使い始めの衝撃はどこへやら.
小説などの活字オンリー本に関しても,やはり「紙がベスト」と気づいた.

ページの手触りや匂い,本の重量を感じながらページをめくる.
必要にかられて読む実用書はともかく,読書とは単に書かれている情報を「知る」ことだけが目的ではなく,やはり全身で感じる「体験」なのだろう.

誰かが言っていたが,バックライトと自然光の読書では後者の方が,より理解度・感銘度が高まるらしい.

電子書籍は記憶に残りにくい?頭に入らない理由を解説

とは言え,電子の手軽さは捨てがたい.
今回,Paperwhiteの復活を確認できたので,小説などはこちらでも読んでいきたい.
既に数冊購入済みの小説もあるし,何よりKindle unlimited(サブスク)を使い倒さないとな.

と,まぁ色々書いているが,一番の問題は,Kazchariの読書量そのものが減っていること.
どうも「安近短」ならぬ「安く」「軽く」「刺激的な」書籍に流されてしまっている.

学生の頃は『カラマーゾフの兄弟』『ジャン・クリストフ』『細雪』,社会人になってからも京極の『陰摩羅鬼の瑕』などのレンガ本をぶっ続けで読破したりしたのになぁ.

Kazchariは1994年より簡単な読書歴をつけている.
2000年代などは毎年100冊を下回ることはなかったのが,徐々に減少.
2022年,つまり昨年はたったの28冊!

由々しき事態である.

これはブログ執筆室内トレーニング(Zwift),そして言うまでもなくYouTube視聴の影響が大きい.
ようするに読む時間がなくなっているのだ.

アウトプットの方が重要と言うけれど,インプット(ネタ)がなければ,ブログも書きようがない.

さて,Kazchari家の次世代,ようするに我が子どもたちだが...ご多分に漏れず,やはり読まない.

既に重度のスマホジャンキーであるJK娘の読書量はおそらく月0冊だろう.
小4の息子は,とりあえず「最強◯◯図鑑」系を嬉々としながら”眺めている”.

Kazchariはその頃,角川映画にはまって,横溝正史に夢中だったぞ!(それもどうかと思うが)

つーことで「Kindle Paperwhite生活復活」の第一弾は『金田一耕助ファイル全22冊合本版』から,日本ミステリー史上,最高傑作の一つに数えられる『獄門島』だ!

金田一耕助ファイル 全22冊合本版 (角川文庫) Kindle版

iPhone11 Pro

この全集,2016年は¥2,592だったけど今現在¥11,880!
なんだ,この価格差?

いずれにせよ,『獄門島』の他,横溝正史シリーズには小説,映画,ドラマを問わず色々と語りたいことがある.
それはまた次回.ちゃんちゃん.

ファットなホームマウンテン旭岳クライムライド

2023/1/8 Sun

まだまだ探究中.

OLYMPUS TG-5

さて,本日は久しぶりに旭岳クライム.
今冬初.もちろん”ぼっち”だ.

なにやら今朝の最低気温はマイナス16℃を記録.
こんな日にさらに気温を下げる山に登るとは...立派に変態.

まっ,今年の目標は「ヒルクライマーとして覚醒する」やしな(いつの間に?).

つーことでまさか家から自走するわけはなく,ハスラーに積んでいつものデポ地「大雪旭岳源泉」へ.

OLYMPUS TG-5

前回ここに来た時は大事件発生.

サイコーな天気とサイテーな運~どうしてこうなった?

ある意味リベンジライド.
修理は完了しているものの,験担ぎで同じウェアにはしなかった.

防寒 長袖 サイクルジャージ サイクルジャケット 上下セット

ただの色違いやけどな.こちらの方が安心・安定.

さて,ここで改めてKazchariの冬チャリウェアを紹介.
厳密にはレース,平地ライド,ヒルクライムと各々装備が異なる.
もちろん本日はヒルクライム.特にダウンヒル時の防寒を考えたヴァージョン.

アウターは既出の「JUNGLEST」製品を長年愛用.
前面防風・防寒,背部は普通のジャージ生地.
一応ケツパッドも付属しているが,パンツに貼り付けるタイプ(まるで巨大なナプキン)なので使用せず.

Goreなどの高級素材ではないので,使用後はネットに入れて普通に洗濯.
価格が安いのが最大のメリット.

一方,止水ファスナーが固くて壊れやすいのが難点(ハズレをひいた?).

次にインナーである.

ヒルクライム時は登り用と下り用で2枚用意.

ファットバイクのリアバッグに入れておく.

ダウンヒル前に着替える.
両者の比較については以下に.

冬のインナー対決~「ミレー」vs「ファイントラック」

ミドルはパールイズミのセーター.

これも登りきった後は汗だくなので頂上で着替える.

シューズはワークマンにて¥2,980で買ったウインターシューズ.
起毛ソールを敷いている.
長年使っているが特に問題はない.丈夫.

ポイントはそのシューズの中.
現状4枚重ね.

インナーにはFINETRACK.

その上にAmazonで買ったノーブランドの厚手ソックス.

[Andake] スキーソックス 防寒

こいつを履いたつま先に,これまたワークマンで買ったネオプレン製のトゥカバーとナイロン製のソックスカバーを履く.
念のため,つま先用の使い捨てカイロを持参(登り時は不要).

足の冷えない不思議な足もとカイロ 上からはるつま先(黒)15枚入函

ファットバイクにはハンドルカバーを付けているので,グローブは何でも良い.
汗をかかなければ...という条件つきで.

[PIROXIS] 防寒グローブ

当然,登り時は手も汗をかく.
ゆえに,ダウンヒル前は乾いたグローブに交換する.

できるだけ手を濡らしたくないのでこれを使う.

濡れない=保温効果もあるようなないような...
あまりにも軽いので単体で置いておくと風でとばされて紛失の恐れあり(経験者...).

次にバラクラバ.
先日のライドでダウンヒル時の寒風による鼻の痛みを防ぎたい,と書いた.

ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド

今使っているバラクラバはこれ.

コミネ(KOMINE) バイク用 防寒フェイスマスク フリー 09-016

頭部部分が薄い生地でできていてヘルメットがかぶりやすい.
前回は生地が鼻まで届かない,と書いたが,ちゃんと調整すれば隠すことができた.
ただし,口元や鼻に何の加工もされていないので,息をする度にサングラスが曇る可能性がある.

そこで追加アイテムとして新たに購入したのがこれ.

フェイスカバー 秋冬用

口と鼻にあたところだけがネオプレン製で穴が開いている.
それ怪しげなパーツも.
こいつは期待できそうだ.
ただし,安すぎるのと評価が...
ちょうど出発時に届いたし,とりあえずダウンヒルでお試し!

最後に最重要アイテム.
電熱ベストだ.

[UPERCT] 電熱防寒ベスト

もうこいつに関しては昔から怪しい製品のオンパレードで,「サクラチェッカー」の評価も,そのほとんどが「要注意」.
3年ほど前に買ったKazchariの愛用品も,すでにメーカー消滅(改名?).
現状,特に問題なく使えているが,完全に自己責任の世界.

一つ言えるのは...これがないとマイナス10℃以下で10kmのダウンヒルは無理.

つーことで,以上の装備でGo!

それにしてもなんつー天気や.

OLYMPUS TG-5
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OLYMPUS TG-5
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旭岳は最初と最後の坂だけがややキツい(といっても8%ぐらい).
途中に平坦や下りもあったりする.

「カミヒル(十勝岳)」に比べるとはるかに難度は低い.

楽とか楽じゃないとかはさておき,地理的に近いというのもあるが,Kazchariは「旭岳」の方が好み.

ちなみに「カミヒル」の厳冬期クライムは「下りて登る」という方式にしないと詰みます(たぶん).

十勝岳アタックライド!

概ね2kmごとに看板があるのも良い.
まぁ,感覚的に残り距離はわかるようになったけど.

OLYMPUS TG-5
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日陰と日向で景色が様変わり.
登り,つまり左車線はクルマに表面の雪が削られてテカテカのアイスバーン.
スパイクが空転してパワーロス.

OLYMPUS TG-5
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もちろんファットにパワーメーターは付いていない.
ペースは心拍数で管理.
だいたい154bpmは越えないようにする.
160近くになったらペースダウンで,Myハートを落ち着かせる.

うん.いつもよりずいぶん楽だ.

最後の(旧)ビジターセンター前の坂を越えて無事ゴール.
冬期無料の駐車場に飛び込む.

OLYMPUS TG-5

毎度のことだが,冬にここまで来るとボーダーやらスキーヤー,それにスタッフの方々からめちゃめちゃ声をかけられる.

本日は高齢男性の二人連れから「どこから?」「スパイクなんてあるの?」「この自転車いくら?」というFAQの後,「孫に見せたいから」と記念撮影を申し込まれた.

OLYMPUS TG-5

いつものルーティンでロープウェイ乗り場周辺を散策.
少し雲がかかってきたが,雪はほとんど降っていない.

そして,オアシスたる(新)ビジターセンターへ.

OLYMPUS TG-5

まずは汗だくのインナーとミドルのセーターをトイレで着替える.

夏だと神の飲料水たる赤コーラでティーブレイクなのだが,さすがに今日は温かい飲み物が欲しい.
缶コーヒーを買う.
手持ちの補給食からは塩羊羹を.美味い.

かし原 塩羊かん 10本入×15袋

さてしばしの休息後,いよいよダウンヒルへ.
新装備の新フェイスマスクを装着.
さらにいつものバラクラバで二重防御.

結果は...ぐわーっあっちゅう間にサングラスが曇ったぁー!
呼吸用の穴,何の役にも立っていませんでしたぁー!

結局,鼻と口元をオープンにしてスピードが乗ってきたところでマスクを引き上げる...いつもと変わらん.

それでも,鼻を立体裁断でカバーしてくれるのでいつもよりマシなような...そうでないような...

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

もちろん電熱ベストは「Hi」で.
おかげで下半身と上半身は快適...ではなく普通の耐寒フィーリング

今日の問題は指先やったなぁ.
ダウンヒル時は,もう少し厚いグローブか,いっそ電熱(かなり安くなった)が有用かも.

防寒テムレス

電熱グローブ

OLYMPUS TG-5

スパイクががっちり氷を噛み,安心.

問題は(指の)寒さ.
残りの距離を頭で数えながら下る.

で,無事に下界着.
気持ち気温高め,および日差し回復.

余裕があれば,もう少し周囲を散策...と思ったが,さすがにキツイ.
カラダが硬直&小刻みに震えている.

ファットバイクをハスラーに積み,ヒーター全開.
時,既に14時過ぎ.

当初はこの後「サ活」するつもりだったが,何しろ腹が減った.

そらそうだ.カロリー大消費ライド.

つーことで...

iPhone11 Pro

健康を願う全ての人類の敵「かつや」へ.

美味い.
それにこのコスパの高さ.なぜこれで¥700なのだ!?

まぁ,良い.

今日はいわゆる「何を食べてもゼロカロリー」な日.

そして,防寒対策は奥深い...と再度思い知らされたライドだった.
次回はいつ登ろうか?

ファットなザクザク雪道は辛いけど楽しいライド

2023/1/7 Sat

体感温度マイナス4℃(暖かい).

OLYMPUS TG-5

自称”天気の神に愛された男”,Kazchari.
しばらくその御利益が怪しくなっていたが,ここ最近また復活.
冒頭写真にあるように今日も快晴である.

とは言え,諸般の事情で出発は午後となった.
クルマ搬送も時間的に不可.
となると...あそこだ!

つーことで,前回行ってその素晴らしさに目覚めた雨紛-共和エリアを再び散策.

ファットな登って下って雨紛-共和スノーライド

OLYMPUS TG-5

橋の上は相変わらずザクザク.
前回よりはマシか.

OLYMPUS TG-5

雨紛中学校(休校中).
旭川も子供の数が減って廃校(休校)相次ぐ.
ここも様々な公的行事に使われているようだ.

で,雨紛TTセグメントへ.

OLYMPUS TG-5
OLYMPUS TG-5

その後,クルマによる圧雪が進んだのか非常に走りやすい.
タイム狙える? いや無理.

前回左折した与党ポスターポイントを過ぎ,次は野党ポスターポイント,そして次は与党ポスターが.
色々と面白い.

そやけど,最近ネット(だけ)で話題のあの件,それにちょっと前の宗教がらみの件.
右も左も思想・信念は所詮口だけ.
全ては金と権力やねんなぁ...

それはさておき,今日もKazchariはチャリを漕ぐ.何が起きても健康第一.

TTゾーンが終わり,住宅街へ.
歩道の除雪が絶妙でファットで走るのにちょうどヨシ.

OLYMPUS TG-5

今日は霊園のある観音台まで登る.
久々だ.

交差点を曲がると...あれ? 雪がない.

なんとロードヒーティングだった.
理由は厳冬期の墓参りのため?

OLYMPUS TG-5
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前半8%の登り.
まぁ,夏だとガチ踏みするけど,ファットやし(言い訳).

それに,ここまでガチガチ圧雪だとたまにスパイクが空転するし.

で,頂上着.
そのまま霊園への道に(通行禁止ではありません).

先程,お参りのためのロードヒーティングかも,と想像したけど,雪が積もり過ぎて無理では?

OLYMPUS TG-5

向こうの方に観音様.
夏だと石碑の隣にチャリを置けるのだが.

OLYMPUS TG-5

遠くに旭川の街並み.
騒音防止のため夜間通行禁止の看板.
いや,普通に怖いやろ.

OLYMPUS TG-5
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数年前,この建物の隣にあったホテルが放火で焼失(痕跡あり).
確か悪ガキどもの仕業だったように思う.
霊園の隣にラブホとは...どういう立地? 生と死?

道路を挟んで向かい側に神社もあるし,何かと色々揃った場所である.

OLYMPUS TG-5

稜線沿いに山の奥へ.
このあたりの道から,かなり怪しくなる.

気温が高く,日当たりが良いせいで雪が半溶け.
驚異のザクザク路面.
チャリがもっとも嫌う縦轍だらけ.
下り場面ではドロッパーを駆使し進む.

OLYMPUS TG-5

このルートの真骨頂.
森林エリアである.
傾きかけた太陽がちょうど良い感じ.

OLYMPUS TG-5
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前回通った道を逆走する形.
見覚えのある十字路で下界に降りる道を選択.
ダウンヒル突入!

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汗をかいた後の長距離ダウンヒルは地獄なのだが,今日は気温高め.
ウェアが凍結してガビガビになることもなかった.

OLYMPUS TG-5

にしても天気ヨシ.
冬ライドに最適な日が続く.

みんなー! 雨紛-共和エリアって,とってもいいところだぞ.早く戻ってこーい!(BGMは月の繭)